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週中競馬記事(2021年6月22日)~リーディングサイアー展望・回顧~

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●1位(1位)ディープインパクト(36億6097万8000円)(115勝)

前回記事で37億円台という想定にしましたが今回も36億円台ということになりました。先週は未勝利の2勝で加算も5000万程度、これが36億6000万円からであれば37億円になったのですが前回36億1000万円から、ディープインパクトとしては明らかに不振週ですがそれでも5000万は獲るということで。

マーメイドSでソフトフルート本命と見たのですがハンデ54キロになると苦しいようで軽量馬が勝つ、格上挑戦の馬が勝つような実質3勝クラス格のレースになりつつあるようにも思います。3勝クラスに格下げはやりすぎでしょうがリステッドレースで十分でしょう、最近は牝馬が強く上位馬は宝塚記念に回りますから。

 

ということで今週の重賞はG1宝塚記念と障害G3東京ジャンプSと強引に。

 

宝塚記念には20年G3チャレンジC、前走21年G1大阪杯で重賞2勝、G1レース1勝、デビューから6戦6勝、ファン投票4位レイパパレ。

19年G1オークス2着・G1秋華賞2着・ジャパンカップ2着でG1レース3回を含む重賞2着6回、前走G1天皇賞(春)3着、ファン投票6位ファン投票カレンブーケドール。

16年G3京都2歳S、17年G2弥生賞、20年G3小倉大賞典で重賞3勝、20年宝塚記念12着、前走G1安田記念6着、ファン投票45位カデナの3頭が出走予定。

 

牝馬が上位という昨今の傾向を反映するように19年リスグラシュー、20年クロノジェネシスと牝馬連勝中。この2頭は牡牝のカテゴライズを抜きにして中央競馬史上で上位の存在といった感じですがディープインパクト産駒の2頭レイパパレ、カレンブーケドールも牝馬。ここにバゴ産駒でレース連覇も懸かる牝馬クロノジェネシスを含めた3強、この3頭で決まるとは思います。1番人気クロノジェネシス・2番人気レイパパレ・3番人気カレンブーケドールであまりにも馬場が悪化すればディープブリランテ産駒のモズベッロが台頭するといった程度で。

 

バゴは11位以下なので産駒クロノジェネシスをここで触れますと、実績などはもう言うまでもないのですが19年オークス3着から負けと勝ちをキッチリ繰り返していて19年オークス3着・秋華賞1着・エリザベス女王杯5着、20年京都記念1着・大阪杯2着・宝塚記念1着・天皇賞(秋)3着・有馬記念1着・21年ドバイシーマクラシック2着という成績でこれまで掲示板を外したこともなく、この他の敗戦も18年阪神ジュベナイルフィリーズ2着、19年桜花賞3着なので大崩れすることもないでしょう。時季的に雨が多く馬場悪化も懸念されますがそうなればむしろ強い上に海外遠征明けでテン乗りですが乗り替わりは明らかにプラスのクリストフ騎乗、よほどのことがなければ勝つでしょう。

ディープインパクト産駒ではレイパパレでこちらはここまで全勝、ヌケヌケ型で今回は勝つパターンのクロノジェネシスに全勝のレイパパレ、2着型のカレンブーケドールでやはりこの3頭かと。

レイパパレは初距離ですが前走の感じからは問題なくこちらも馬場悪化すればむしろ強いようなタイプ。

カレンブーケドールは特に得意な条件も苦手な条件もないような感じで道悪も走りますし勝たずとも崩れることはなさそう。

あとはカデナで多くの馬が外を回すでしょうからギャンブルでピッタリ内を回って直線イン突いて伸びるか、今回騎乗予定の松山弘平が大阪杯サリオスでやったようなレースで6着争いぐらいには、本年は小倉大賞典⇒大阪杯⇒安田記念というローテで全て6着。

 

宝塚記念1着で1億5000万ですが、2・3着でも9800万ほぼ1億入りますのでこのラインが有力でしょうか。

東京ジャンプSにはフォイヤーヴェルクが登録。昨年この時季に好調で新潟ジャンプSを勝ったりもましたが春の中山グランドジャンプや冬の中山大障害では勝負にならないというだけでしょう、ここは有力と思われますが。

 

次回想定としては今週こそ37億円突破で38億円まで超えると思われます。レイパパレとカレンブーケドールの結果次第でしょう。

 

●2位(2位)ロードカナロア(20億1919万8000円)(92勝)

先週は7勝加算で獲得賞金20億円突破。本年ここまで獲るとは想定しませんでしたが下半期で落ちるはずなので昨年の宝塚記念も1番人気で敗れましたがサートゥルナーリアが4着は獲っているところ、本年は産駒出走なし。

 

2歳戦が本年はどうなのかと思っていたところ先週日曜に阪神・東京で勝ち馬を出して血統登録数200超えの世代ですからそれなりに稼ぐでしょう。現4歳に重賞勝利がなく3歳は葵Sの1勝ということで落ちている気もしますが産駒の初年度産駒の大活躍を見てから付けたような世代でそれが登録数にも表れているとも取れますし戻して来ても。ディープインパクト実質ラストクロップ、キングカメハメハラストクロップ、後発の有力勢キズナ・エピファネイア、ドゥラメンテ・モーリスとの争いでしょう。本年は新種牡馬苦戦と見ましたがシルバーステート・ドレフォンが好スタートでこの辺りまで加えた2歳上位になるかと、キングカメハメハが上位になることはないでしょうけど。要はわかりませんけど「いつも強い種牡馬が上位」ということで基本OKだろうと、産駒数も多いでしょうし。2歳記事などにも少し書いてありますので。

 

●3位(3位)キズナ(14億5369万6000円)(69勝)

先週は中々勝ち馬が出ず伸びなかったのですが重賞勝ち馬が出て3位をキープと2週連続そのような展開で3位をキープ。

シャムロックヒルはさすがにないだろうと見たのですがマーメイドS逃げ切り、ハンデと枠順でしょう土曜よりは日曜に差しも決まっていたのですがイレギュラー開催の年度とはいえ一応開幕週の本年マーメイドSなのでこれを考慮すべきだったか休み明けで前走も大敗と狙い難かったようにも思うのですが。

出走すれば有力としたアカイイトは非当選馬となってマーメイドS同日の10レース実施3勝クラス垂水Sに回ってこちらも勝利。軽量でしたしマーメイドSでも好走したかも知れませんが結果としては良い方に出たでしょうか。同じくマーメイドS非当選馬になったロータスランドが前日のOP(L)米子S勝利などここらも本年マーメイドSのレベルが怪しいといったことに、今年だけでもないのですが本年は特に。

 

函館スプリントSからマーメイドSと重賞連勝中ですが今週は産駒の重賞登録なし。

 

●4位(4位)ハーツクライ(14億3630万9000円)(64勝)

ハーツも14億円を超えましたがマーメイドS・米子Sで3着馬を出してキズナが産駒はそこで1着・2着。その上キズナが産駒が2週連続重賞制覇の割にほとんど離されずに追走、それどころか先週は少しだけ詰めているのでキズナ産駒がここ2週重賞勝ち馬以外伸びないのかハーツがしぶといのか。今年4世代目で上半期終了近くまでハーツに対してリードするキズナが強いのでしょうけど。

 

宝塚記念には18年G2京都新聞杯2着、20年宝塚記念14着、前走G3目黒記念3着アドマイヤアルバが出走予定。

 

今年のメンバーから昨年よりは前に来そうですが前走にしても53キロ、58キロでこの相手ではどのぐらい負けるのか馬場もまた渋りそうですし。昨年はクロノジェネシスに4秒1負けています。2着キセキも1秒負けるタフなレースでしたが。

 

東京ジャンプSにはスマートアペックスが登録。

 

・ハーツクライが種牡馬引退

本年生産の2023年デビュー2歳馬が最終世代となるようです。

 

 

●5位(5位)ルーラーシップ(13億2219万4000円)(67勝)

これといって特にない週間でしたが獲得賞金13億円突破。先週の出走以外では本年ダイヤモンドSで重賞勝利のグロンディオーズが残念なことになってしまったようですが。

 

宝塚記念には17年G1菊花賞で重賞1勝、宝塚記念18年8着・19年2着・20年2着、前走香港G1QE2C4着、ファン投票8位キセキが出走予定。

 

勝ち負けを繰り返すクロノジェネシス、負けないレイパパレ、2着の多いカレンブーケドールに対して宝塚記念2年連続2着キセキと、その中で何か崩れるのでしょうけど宝塚記念のキセキは19年が川田将雅で逃げて昨年は豊さんが馬場読んで上手く嵌めて2着しただけのようなレース2018年は着外ですし厩舎も替わっていますので。想定の福永騎乗時1戦1勝で3歳時の500万勝利時に乗っていたらしい、人馬の勝率100%はレイパパレの川田将雅6戦6勝とキセキの福永祐一1戦1勝だけ。

 

東京ジャンプSにはザメイダンとマイブルーヘブンが登録。

 

●6位(6位)キングカメハメハ(11億8313万9000円)(55勝)

先週はハヤヤッコがOPスレイプニルS勝利、このところ白毛軍団が強いです。最終世代の2歳から早くも勝ち馬が出てポメランチェは相当強かったというか速いタイプですねこの馬は、今更というのもなんですがバッフドオレンジの一族が大成するとも思えませんし最晩年のキングカメハメハからこのようなスピードタイプが出るとは。時計自体は馬場によるものでそれほど価値はないでしょうけどポメランチェ自体は強いでしょう、函館2歳Sは今年も函館実施なのでコースが替わってどうかもそれで急にダメになりそうもないですし有力など。

 

総合記事で宝塚記念には産駒登録なしと書いていますがシロニイが登録ですね、白毛軍団が…登録だけあるような修正をしました。

東京ジャンプSにグローブシアターが登録。白毛軍団も強いですがシーザリオ軍団はもっと強いでしょうから。

 

~母父部門~

1位キングカメハメハ   17億5001万4000円

2位ディープインパクト  13億9362万7000円

3位シンボリクリスエス  11億6193万円

4位クロフネ         11億894万円

5位サンデーサイレンス 10億7679万3000円

 

キングカメハメハが一気に伸びてユニコーンS勝ち馬スマッシャー、マーメイドS2着クラヴェルの重賞連対馬。クラヴェルはエピファネイア×キングカメハメハの良く走る配合ですがスカイグルーヴは相変わらず負けました、マーメイドSでやっぱりのイズジョーもこの配合。他にもヒロノタイリクが障害OP勝利、シャーレイポピーやレガトゥスが1勝クラス勝利など、この2頭って1勝クラスにまだいたのかというレベルでもっと上のクラスで走らないとダメでしょうけど。キタサンブラック産駒で中央初出走のコナブラックが母コナブリュワーズなので母父キングカメハメハ、スローに嵌っての3着でしたし距離伸ばしたりすれば直ぐ勝てそうですが。

 

上位勢はSS以外良く伸びてディープインパクトでは母クルミナルのアライバルが新馬勝ち、ククナの下で父がハービンジャーになっていてあまり強くないと見たのですがクリストフでガッチリ折りあい勝たせてしまった印象。

 

シンボリクリスエスは上記のキズナ産駒アカイイト、オルフェーヴル項で書きますが母ソーマジックなのでソーヴァリアントの母父でもありこれがちょっと「来たな」という勝ち方でG1級のそれ(カフェイン)。カフェインではないですが今後大注目でしょう。他ではサクラロワが3歳未勝利戦デビュー勝ちでスワンズウッドグローヴ要は谷岡牧場のサクラ馬、がんばってほしい血統、堀厩舎所属馬なのでドゥラメンテぐらい強いと見ておきましょう父ダイワメジャーでダート中~長距離ですかね。

 

母父クロフネはユニコーンSでケイアイロベージ3着、ルーチェドーロ4着。そこよりもスレイプニルS勝ち馬のヤッコさんが母マシュマロなので先週はこれが大きかったようです。

 

宝塚記念ではアリストテレス、キセキが母父ディープインパクトこの2頭も有力でしょうが母父クロフネはクロノジェネシス、レイパパレとワン・ツーも十分ありえますしそうなれば宝塚記念だけで2億1000万円以上加算して3位まで浮上も、登録あるので無理矢理書くようなことでもなく1-2番人気でしょうから。

母父SSも2頭登録ですがシロニイとミスマンマミーアなので常識では厳しいと思われます。

 

●7位(7位)オルフェーヴル(10億1354万9000円)(52勝)

先週は2頭1勝クラス勝利で獲得賞金10億円突破。総合記事にも書きましたが昨年は青葉賞オーソリティの勝利週に10億円突破。秋にもラッキーライラックのG1勝利などもありましたので大きく数値を落とすことになりそうです。

 

そこでソーヴァリアントなのですが1勝クラス勝ち馬ですしちょっと書きすぎましたかね。G2弥生賞ディープインパクト記念4着なので1勝クラスならばともいえますし元々は新馬戦後の色々があって出世遅れただけのようなところも。いわゆる「夏の上がり馬」とも些か違う気もしますが菊花賞まで行ければ、京都芝3000mでも勝つでしょうけど阪神の方が更に良いイメージ。シャフリヤールが出るのかわかりませんがシャフリヤールは京都向きのような?昨年の菊花賞同日デビュー馬ですし。あとはエフフォーリアで渋ればまたステラヴェローチェと春のクラシック上位馬も強そうなので、弥生賞ディープインパクト記念でも勝っていますしタイトルホルダーがハナ切れば勝つでしょうってソーヴァリアントは?次走注目ということでそこでまた強ければ改めて。

 

先週もう1頭勝ち上がったオンザフェーヴルは4歳でダート戦の勝利でしたがこちらもかなり強かったですね。途中からハナ奪ってそのまま押し切ってしまうような良い意味での乱暴なレースぶり、スワンズウッドグローヴなどと記しましたがこちらはスターロッチ系で令和の時代はスワンズウッドグローヴやスターロッチが熱いのでしょう。

 

宝塚記念にはメロディーレーンが登録。2014年にオルフェーヴル自身が勝利していますので勝てば父娘制覇。馬体重云々でいえばレイパパレも小柄ですがメロディーレーンはそいうレベルではないので。

東京ジャンプSにトゥルボーが登録。

 

●8位(8位)エピファネイア(9億3205万6000円)(36勝)

また未勝利週が始まってしまいましたが今回は直ぐに止まると思います、ちなみに根拠は全くありません。「3場開催で洋芝とか強そうだから」こんなところで良いでしょうか。

 

未勝利週でしたがマーメイドSでクラヴェル2着。横山典ガチャが嵌ったようであと少しで差し切ったと思うのですが安田翔伍厩舎とは相性が良いようで。

 

宝塚記念には20年G1菊花賞2着、21年G2アメリカジョッキークラブCで重賞1勝、前走G1天皇賞(春)4着、ファン投票12位アリストテレスが出走予定。

 

阪神大賞典と天皇賞(春)でもう無理なのが露呈、クリストフもクロノ回って来たというのもあるでしょうが豊さんなんですよね。上手くごまかして偶に勝ったりで関東オークスも勝っていますがどうにも厳しいようで、今の豊さんとアリストテレスでクロノやレイパパレに勝てるかとなると。クロノとレイパパレが道悪で全く動けないタイプなら豊さんが馬場の良いところ通らせて一角崩したりもしそうですがどちらもただでさえ強いところに道悪になったらもっと強いような感じ、その上2キロもらっているので。負担重量クロノ・レイパパレ56、アリストテレス54でも負けるのでは?豊さん52(馬齢)ですから。

 

●9位(9位)ヘニーヒューズ(9億2464万9000円)(55勝)

先週はユニコーンSでケイアイロベージが3着。普通にゲートに入って走れば勝ったかも知れないのですが時計が恐ろしく早い決着。馬場だとは思いますが1分34秒1ですから勝ったスラッシャーが強っしゃーなのでしょう。ケイアイロベージは騸馬なので種牡馬にはなりませんがハッピートレイルズの系なのでこの馬もがんばってほしいところです。

 

ユニコーンSが終わった時点では未勝利週でしたがそこから最終レース全て勝利の週間3勝。最終レースが全てダートだったのも良かったとは思いますがなんというか計り知れない強さがヘニーヒューズにはあるようです。

 

宝塚記念には登録馬なし、これは仕方ないでしょう登録のあるヨシオよりダートで強いヘニーヒューズ産駒は多いでしょうけど。今週はダートOP天保山Sもありますがここにも産駒登録なし。

 

●10位(10位)ダイワメジャー(8億6555万7000円)(45勝)

先週は3勝加算。10位は変わらないのですがダイワメジャーがボーダーになるようでは11位以下の逆転は相当厳しいと思います、モーリスやドゥラメンテがどこまで2歳戦や3歳馬で詰めてくるかになりそうですが近年激戦になる10位争いが本年は早い段階で決してしまう可能性も。現在11位はキンシャサノキセキでダイワメジャーがここにやられるということはないでしょう。

 

宝塚記念には前走G3鳴尾記念5着ワイプティアーズが出走予定。

無理だとは思うのですが堅実駆けするタイプなので、ただ58キロでこの相手ですからもしも勝ったらそれこそ「涙がキラリ☆」ですよ。

 

東京ジャンプSにはホッコーメヴィウスが登録。

 

 

●今回は以上です

以上


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