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週中競馬記事(2020年12月1日)~総合リーディンサイアー回顧・展望~

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●1位(1位)ディープインパクト(72億7654万6000円)(242勝)

ジャパンカップで勝ち馬は出なかったのですが2・4・5着確保。コントレイルのデビュー以来となる連勝はストップしたのですがそれでも、2着コントレイル、4着カレンブーケドール、5着グローリーヴェイズというジャパンカップで大量な獲得賞金加算。勝利ならばこれが74億5000万まで跳ね、OP(L)キャピタルSでかなり獲ると見ていたのですがここも加算なしで72億7000万まで。

 

とはいえ昨年JC終了時は70億に届いていなかったので良いペース。週間ベースや2歳G1の3戦も鍵になりそうですが有馬記念、スーパーG2阪神Cなどもありますし年間獲得賞金キャリアハイがほぼ間違いなく、そこから更に積んで80億クリアとなるか。ディープインパクト項はもうそれしか書いていないのですが

本年ディープインパクトのテーマなので。

通算勝利回数2300まであと4、先週も4勝で3場開催に戻りますからあまりにも不振に嵌らなければ今週でここはクリアでしょう。明らかにダート戦がここから増えますが下級条件なら勝ちますし、芝のレースがないというわけでもなく。

 

今週の重賞ははG1チャンピオンズカップ、G2ステイヤーズS、G3チャレンジC

 

ダートG1のチャンピオンズカップは産駒登録なしでここは例年そのような感じに。

 

ステイヤーズSはシルヴァンシャー、ヘリファルテ、ボスジラ、メイショウテンゲンが登録で中でもボスジラでしょう。横山武史推しデビューが私は遅れてしまったのですが、この騎手は少なくとも関東ではトップに立つでしょう。本年関東リーディングに実際なるはずですが、そういうレベルではなく現段階で関東トップですね。ボスジラが横山武史想定で国枝厩舎が今週もう一発あれば、距離長いのでしょうけど全馬そうなりますし、また全馬がジャパンカップのキセキのような消耗戦をやるわけでもないので。メイショウテンゲンは昨年の4着も19年G2弥生賞から未勝利、シルヴァンシャーも2400mベストと思いますがなんとか、ヘリファルテは登録時出走順最下位ですが2頭回避で出走は可能。

 

チャレンジカップは11頭登録とフルゲート割れていますがレイパパレのみが登録。

「のみ」といっても単勝1倍台の1番人気必定でコントレイルやデアリングタクトのデビューからの連勝はストップしましたがそこはレイパパレが継続すれば。53キロですしちょっと負けようがないと現段階では。

 

G1登録はないのですが両重賞で1億円加算も見込め、週間ベース1億で計2億。現在72億7000万なので75億まで、これだと最良の結果に近くなると思われますので次回の想定としては74億円台には届くということで。73億8000万になると2016年の数値を超えて年間獲得賞金としては自身2位以上が確定、ラスト1ヶ月の80億を目指す戦いに突入し非常に良いペースで来ているでしょう。

 

●2位(2位)ロードカナロア(38億2470万2000円)(154勝)

ジャパンカップにアーモンドアイ参戦の運びとなってキッチリ勝利のラストランということで、3強対決といったことのレース回顧はしませんので「金(かね)」の話に早速行きますと、ジャパンカップ1着で3億300万獲得し先週は京阪杯やOPカノープスS入着馬、3勝クラス勝ち馬も。この3勝クラス立雲峡S勝ち馬サトノウィザードは前記レイパパレが勝利した3勝クラス大原Sの2着で今回上り32秒8とこれは京都金杯勝つということでしょうか?リゲルSかも知れませんが。

そのようなことで一気に38億円台まで伸ばして40億クリアは間違いないでしょう、4週あってロードカナロアなら行くはずです、阪神Cなどもあるので。

 

40億クリアはSS、ディープインパクト、キングカメハメハのみかと思いますが、ついにこの領域に。

しかしこれらの史上TOP3のサイアーと違いアーモンドアイが抜ける来年以降はこのレベルを保てるか怪しいところも、古馬が3世代になりますが現3歳・2歳ともに良くはないので。ジャパンカップ止めたようにサートゥルナーリアもあまり出て来ないのが常で。

 

ジャパンカップダートには産駒登録なし。

ステイヤーズSにはゴールドギアが登録で芝2400mで3勝クラスを勝っていますがさすがに距離が。18年にスウェプトオーヴァーボード産駒も勝っていて、これがなんともやりにくくなったというか。

チャレンジカップには産駒登録がなく今週の重賞登録馬はステイヤーズS1頭と厳しいのですが40億に向けてどこかで勝ち馬も出て来るでしょうペース的には週間4300万ほど獲得で届きますので。

 

●3位(3位)ハーツクライ(28億7532万円)(125勝)

総合記事で書きましたように先週は内容が非常に良い4勝だったのですがジャパンカップで一気に賞金加算したディープインパクトやロードカナロアとはそれこそインパクトで劣る週間に。

ハーツの場合は2位に届かず4位以下にも落ちませんので30億をクリアするかというだけでクリアすれば4年連続5度目。これはハーツなら届く数値ですが過去の30億クリアは全て32億円以上だったので出来ればここも超えてほしいのですが、そこまでとなると少し厳しい現状。

昨年はジャパンカップ・有馬記念で勝ち馬を出したのですが本年はジャパンカップに出走馬はなく、有馬記念も産駒は勝たないでしょう。それでいて30億ラインの攻防に持ち込む辺りは安定してこの程度の数値を出すトップランクのサイアーになったということでしょう。

 

ジャパンカップダートにはタイムフライヤーが登録。ここで勝ってしまえば1億加算、30億も次回でクリアとなるのですが1頭強い上に前走G3武蔵野Sは8月札幌のG3エルムS以来で16キロ減、函館のOPマリーンSも勝利していたことから完全に夏場のダメージが尾を引いて戻し切れてないとしか。今秋のG1で当たりに当たるルメール騎手にも振られたという点でも。厩舎最後のG1、フェブラリーステークスも無理して出すかも知れませんがその可能性もあるので、壊れなければ良いのですが。

 

ステイヤーズSにはアドマイヤアルバ、タイセイトレイル、ポンデザールの3頭登録。

ポンデザールがルメール騎手想定で札幌記念も距離不適ながら好走していますが牝馬の勝利となれば86年シーナンレディ以来。その間牝馬の出走もそれほどないでしょうし有力となる牝馬もそれほどないレースでしょうから騎手頼りに。

 

チャレンジCにはサトノクロニクルとセントウルが登録。

サトノクロニクルは17年のチャレンジC勝ち馬ですがその後は連敗中で、3年前の勝ち馬で迎えて6歳の12月、これもう実質7歳なので使われていなかったり上がって来たのならまだしも現況からは。

セントウルは2勝クラスでも勝ちあぐねている状況で森厩舎がまた手当目的で登録しているだけ。ジャパンカップ ヨシオの件も言い分は目にしたのですが、だったらこれはどうするんでしょうかね?ヘヴィータンクなど過去にもいくらでもありますし。それがランキング上位のハーツ産駒だったという程度にしておきますが。

 

重賞はポンデザールが一応有力でタイセイトレイルが入着候補という程度かと、それでも早く30億はクリアしてほしいので。

 

●4位(4位)オルフェーヴル(22億1076万3000円)(100勝)

ルーラーシップとの4位争いは完全に決したと見ていたのですが獲得賞金22億は超えたものの未勝利週で差を詰められる結果に。いざとなればというとおかしいですが、ルーラーシップに追い詰められればラッキーライラックの有馬記念もありますので、オーソリティも出走すれば。

 

ステイヤーズSにはオセアグレイトとタガノディアマンテが登録。オセアグレイトは本年のG3ダイヤモンドS3着ですがその後は悪く今回の想定が横山典なのでジャパンカップに照らし合わせるとキセキの20馬身前にいるような競馬をするか1周遅れになるぐらい控えたり、中山から福島県(小笠原諸島)ぐらいの横まで離し兼ねないので。

タガノディアマンテは本年のOP(L)万葉S勝ち馬、ここを楽勝して軌道に乗って天皇賞(春)でもなどと思ったのですが1番人気でG3ダイヤモンドSを落としたのですが今回はその2月の競馬以来。喉の手術明けということで単純に使われてからでしょうけど、この時期の3600m戦でそれでは、コロナ禍の昨今ノドには気をつけてもらいたいものです。

 

チャレンジCは産駒登録なし。

 

●5位(5位)ルーラーシップ(21億3064万1000円)(116勝)

京都2歳Sでワンダフルタウンが勝利などの好調週。オルフェーヴルが未勝利だったこともあって賞金差が再びというか何度目かわかりませんがまた1億を割り込んで8000万ほど。

これならば逆転も狙えそうですが、残り4週な上に有馬記念でオルフェーヴル優位という状況がいかにも苦しく。そのワンダフルタウンがホープフルSを勝てばとなるのですが、昨年の勝ち馬コントレイル級の馬はいないとしても(このランクが2年続くかまず疑問)全体のレベルとしては本年も相当高くワンダフルタウンレベルでは太刀打ち出来ないとも、2歳記事などでやりますが翌日の芝2000m戦よりも勝ち時計遅かったりもするので。ここで2着だったオルフェーヴル産駒ラーゴムを叩けたのは大きかったのかも知れませんが。

ワンダフルタウンを持ち出すのならばオルフェーヴルには阪神ジュベナイルフィリーズのポールネイロンもいますので。レースの質や牡牝の違いもありますがワンダフルタウンとポールネイロンが2歳G1で同じようなランクにあるかと、どちらも強いのですが本命となるような強い馬が他にいるといった具合で。ダノンザキッドやソダシになるのですが、どちらも勝たないと見れば現状リードのオルフェーヴルがこの点からも優位。

 

ジャパンカップのキセキに関しては「もういいでしょう」

行き過ぎに決まっているだろうと、その割に結構踏ん張ってもいるのでもう少し加減すれば展開的にも5着争いありそうでしたけどね。豊さんが休み明けでもワールドプレミア優先したように、次年度の解散ということから角居厩舎にもう拘る必要が有力騎手にはないでしょうし。

 

ジャパンカップダートは産駒登録なし。ここで勝ち負けというほどではなくてもダート重賞で勝ち負けするような馬もそろそろ出て良さそうなのですが、

 

ステイヤーズSにはダンビュライトが登録。長いとは思うのですが去勢手術後でソロソロ一発があっても、使って勝利経験もあるアメリカジョッキークラブCという気もしますがそれでは本年ルーラーシップの対オルフェーヴルで間に合わず。

 

チャレンジCはエヒトが登録で3歳馬ですが未勝利をなんとか1つ勝って1勝クラスを勝てないと現状。

厩舎はもう書かなくてもわかりますね。

 

距離が長かろうとなんだろうと、もうダンビュライトが勝つしかないです。もしくはこのままオルフェーヴルが止まり続けるしか。

 

●6位(6位)キングカメハメハ(19億6319万8000円)(86勝)

グロリアムンディがG3京都2歳S勝利で20億クリアと見ていたのですが、勝ちませんし2週連続未勝利で伸びない週間に。グロリアムンディの言い訳は2歳記事でやるというか、もうダメなので完敗を認めるだけですが年間100勝の方もここに来ての連続週未勝利で無理でしょう。

20億は超えますのでそちらはなんとか、これならば来年ルーラーシップとオルフェーヴル食うところまであるとも考えたのですが3歳戦(現2歳)はもう大きい所で産駒が勝ち負けということではなく、むしろオルフェーヴルやルーラーシップに一発ありそうな産駒も出て来たので。このまま推移するならば来春のクラシックは牝馬がクロフネVSディープインパクト、牡馬がジャスタウェイVSディープインパクトでこのようになるとも思えず。そろそろ総合サイアー記事関連でも来年を見据えたことをやって行く時季なのですが。

 

チャンピオンズカップはエアスピネルとチュウワウィザードが登録。エアスピネル-福永、チュウワウィザード-戸崎と東西の横綱(何の?)が想定騎手、エアスピネルは走ったり走らなかったりでだったらまだ芝でやれるんじゃないの?といった具合。チュウワウィザードは昨年も4着、昨年は福永さんで中央重賞勝利もありますが地方のダート向きとすべきでしょうか。

 

ステイヤーズSには産駒登録なし。

 

チャレンジCにはブラヴァスが登録。レイパパレが強いので他は出て来なかったのか、なんらかの谷間となるG3中距離重賞なのか2番人気となるでしょう。G3新潟記念1着からでこの点でも有力といえそうですが、夏の新潟外回りで勝った馬がこの時季の阪神内回りという不安も。

 

~ブルードメアサイアー~

・今回

1位キングカメハメハ 32億7809万5000円 

2位サンデーサイレンス 29億6694万5000円

 

キングカメハメハが首位を守って、これでほぼ決まりでしょう。アーモンドアイのジャパンカップ勝利で母父SSが一気に3億以上加算しましたが母父キングカメハメハもデアリングタクト3着で7500万獲って3億キッチリ詰められたわけでもなく、先週母父SSの勝利はアーモンドアイのみ。対してキングカメハメハは2勝クラス特別勝ち馬など3勝と入着数も多く、言ってみればアーモンドアイ分だけで上手く凌いだと、前回のキングカメハメハの数値もSSは超えていないので。

アーモンドアイという大エースを要するSSに対してキングカメハメハもデアリングタクトなどを中心に本年は上回ったということで、阪神ジュベナイルフィリーズソダシやインディチャンプが阪神Cに回りそうなので

キングカメハメハが尚更有利でしょう。

 

チャンピオンズカップは父キングカメハメハのエアスピネルが母父SS。

ステイヤーズSはダンビュライトが母父SS。

チャレンジCは母父キングカメハメハ・SS産駒登録なし。

 

●7位(7位)ダイワメジャー(17億6493万4000円)(80勝)

先週1頭勝ち馬は出たのですが出走頭数が少なく、未勝利のキングカメハメハにも週間の獲得賞金で下回る結果に。もうキングカメハメハには届かないのですがジャパンカップの結果、要はデアリングタクトが勝たなかったことで8位以下に落ちることもないでしょう。仮にデアリングタクトが勝っていても現段階でダイワメジャーが6000万ほどはリードがあって、エピファネイアも上積みがそれほどなさそうなので結局7位だったようには思うのですが。キズナも大きくは伸ばせず現状の差から抜かれることはないと見るべきでしょう。

 

今週の産駒重賞登録はありません。

 

●8位(8位)キズナ(15億8917万7000円)(102勝)

ジャパンカップのデアリングタクト3着でキズナも8位が確定といったところですが、デアリングタクトが2着でも今回8位、勝っていれば1億円以上リードを許してしまったのですが。

 

産駒デビュー2年目のつまり2世代、といっても2歳は通年走るわけではなく3歳も4歳上のレースに出走しないので2年目でのこの記録は非常に優秀と言えそうです。初年度産駒がパワーダウン気味で古馬になってどうかというのが来年以降もキズナ産駒のテーマとなりそうですが。

 

今週の重賞に産駒登録はありません。ダートも走りますし来年以降この時期に重賞登録馬もあるとは思うのですが。

 

●9位(9位)エピファネイア(14億7955万9000円)(96勝)

ここまで何度か出て来たようにデアリングタクトがジャパンカップ3着まで、良くやったというよりは負担重量やローテ面でアドバンテージがあっての結果で道中不利もありましたが、3歳牝馬同士のトップで思っていたよりも強かったというのが正直な感想です。勝ち馬や2着馬もそう強いとは思えないのですが、そのようなことを書く風潮ではないようでリーディングサイアー記事という都合上この辺で。

 

獲得賞金を見ると大体8位キズナと10位キンシャサノキセキとも1億円程度の差で年間9位が有力。

G1菊花賞2着アリストテレスなど重賞2着馬は出ていますが、重賞勝ち馬は依然としてデアリングタクトのみで先週はジャパンカップで大きな賞金加算こそありましたが2週連続未勝利でここに来て停滞気味なのはやや気になる所。それだけにデアリングタクトのジャパンカップ3着は良く取ったとも。

 

今週の重賞に産駒登録はありません。

 

その他の話題としてはア-モンドアイの初子となるであろう来年の交配相手はエピファネイアが有力だそうで。

 

●10位(10位)キンシャサノキセキ(13億7359万円)(60勝)

●11位(11位)ヘニーヒューズ(13億2505万6000円)(77勝)

●12位(12位)ゴールドアリュール(12億1927万5,000)(60勝)

 

キンシャサノキセキが全く伸びないと言っても良い週間でヘニーヒューズに詰められる結果に。キンシャサはあと300万ほどでキャリアハイなのでさすがに今週は超えるでしょうがとにかく賞金を積まないと逆転される状況となって来たので。ヘニーヒューズとしては一気には伸びないのでキンシャサが伸びを欠くことも逆転の条件となるでしょうか。

 

ゴールドアリュールは、やや離されていますがチャンピオンズカップのクリソベリルが断然人気となることも想定され、勝利すれば1億円加算。17年勝ち馬で昨年2着のゴールドドリーム、前走G3武蔵野S勝利のサンライズノヴァも出走予定で一気に賞金加算してくれば逆転トップ10入りも。

その後の賞金加算なども必要で、ダートOP特別などもありダート戦も増える時期ですがゴールドアリュールとしてはチャンピオンズカップに懸けるしかないといった状況で特に有力なクリソベリルの勝利が必須となるでしょう。

 

13位ハービンジャーは有馬記念の一発待ちでそこまでにどの程度の差で推移するか、チャレンジカップにはヒンドゥタイムズが出走予定。

14位ステイゴールドはジャパンカップ出走の2頭が2桁着順、まだインディチャンプの阪神Cや有馬記念はありますがオジュウチョウサンの年内休養などもあり、もう届かないでしょう。

 

●今回は以上です

以上


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