●1位(1位)ディープインパクト(48億5390万9000円)(177勝)
今週で49億は超えるのかと思ったのですが京成杯オータムハンデキャップでスマイルカナがギリギリ残っていたとしても足りず紫苑Sで勝ち馬が出ないと届かないということでした。
スマイルカナやマジックキャッスルの春も活躍した3歳牝馬勢が先週もカテゴリーは違えど重賞で入着、そこよりも注目は3勝クラスから仕切り直しとなったアドマイヤビルゴで「これは来年の王者が誕生!」などとは全く感じなかったのですが無難に危なげなく勝利の豊さんらしいスマートな騎乗、この後のローテはわかりませんが今後も期待出来そうなレースぶりではありました。
スマイルカナもマイルで先手を取ると安定していてOP(L)米子S使ったのが余計とも考えたのですが、そこで一息入れて今回の結果ですからダメージのようなものはあったとしても回復したのか現状では影響ないようですね。マジックキャッスルに関しては相変わらずスプリンターという評価なので、強いから能力でこの距離でも走ってしまうのがなんとも。
新馬でも1頭勝ち馬は出たのですがここは2歳記事に回すとしまして、面白そうなところでは1勝クラスを勝利して2戦2勝となった3歳牝馬トラストワージー、明らかに同日の紫苑S組より強いんですよね。紫苑Sはよっぽどのことがなければ賞金でアウトですが、こちらも今後楽しみでしょう。
今週はローズS・セントライト記念と障害重賞阪神スプリングジャンプでここから上げてくるというか、この3歳G2から本番も上位独占して一気に積んで来るというのが近年のディープインパクト。昨年もローズSをダノンファンタジーが勝ってセントライト記念でサトノルークスが2着、本番でも秋華賞カレンブーケドール2着、菊花賞ワールドプレミア・サトノルークスでワン・ツーといった具合に。本年の秋華賞は怪しいのですが菊花賞はもう神戸新聞杯から菊花賞とディープインパクト産駒勝利というのが既定路線ですので。
ローズSはオーマイダーリン、ソフトフルート、デゼル、リアアメリア、リリーピュアハートの5頭が登録。紫苑Sも結局春の上位組、もしくは2歳戦の上位とすべきところが勝ってしまったような結果ですのでここも新星が出ないとすればリアアメリアやデゼルが有力ですかね。デゼルはデビューが遅くオークスまで行っただけでも立派だとは思うのでうが上積みがなく勝負にはならず、そこから立て直されてどこまで成長したかとなるでしょうか想定は豊さんのようですが。
リアアメリアは2歳戦の初期で終わってしまったような感もありましたがチームノーザンによるデアリングタクトを潰すためだけのような騎乗をしつつオークス4着なので力を発揮すれば、2歳戦の傾向に戻るのが3歳牝馬戦線秋のトレンドならばこちらでしょうか。
過去6勝と圧倒的な強さを誇るレースで最も強いような重賞でもあるのですが12年ジェンティルドンナ・13年デニムアンドルビー・15年タッチングスピーチ・16年シンハライト・18年カンタービレ・19年ダノンファンタジーと3年置きに勝てず本年がバッチリそこに当てはまってしまう、要は3連覇がないんですね。だから来ないというものでもないのですが、あくまでもデータ上はそのようなことですので。
セントライト記念はサトノフラッグとフィリオアレグロの2頭が登録で。
実績からはG2弥生賞ディープインパクト記念を勝ったサトノフラッグでしょう、ディープインパクト産駒で弥生賞ディープインパクト記念を勝っていますので同じ三冠馬タイトルのセントライト記念も勝てばこれはもう相当なものです。メモリアルウィークに相応しいでしょうとフラグを立てたいのですが皐月賞・日本ダービーの負けぶりが?渋ってチャンスですかね。
フィリオアレグロは400万の1勝馬ですが登録16頭で出走可能。1勝馬ではあるのですが共同通信杯3着、青葉賞3着というこれまでの戦績で2歳10月のデビュー戦を楽に勝ってから太目で共同通信杯を使ったら良くなかったという具合でこの新馬戦しか勝っていないのですが2着はG3フラワーC2着のレッドルレーヴ、4着が紫苑Sから逃げたら自己条件で走らなかったデジマノハナといった感じでした。そこでわざと止めても良いのですがその時の6着がサトノフラッグでフラッグはこの6着時に乗った戸崎騎手に戻るようで。
阪神スプリングジャンプは2頭登録でフォイヤーヴェルクが1番人気でしょうか、OPケフェウスSという謎レースも本年はありますのでここも多少有力と本年は存外こちらで賞金を積んで来る可能性も。
毎度のことですがこれらの重賞出走馬が勝つかどうかというのが次回の数値に大きく反映され3日間開催ですしその結果次第では次回で50億円突破、ここはクリア出来るのではないかと見ています。現在の数値から49億円は確実に超えて来るでしょう。
●2位(2位)ロードカナロア(26億9111万5000円)(115勝)
先週はG2セントウルSをダノンスマッシュ、G3京成杯オータムハンデキャップをトロワゼトワルが連覇で2重賞制覇。中々勝ち馬が出ない週間でしたが日曜中山の3勝クラス初風Sを勝つとそこから3連勝で一気に伸ばし週間ベースでも有に1億円超えハーツクライとの差も5億円以上となってこちらはもう大丈夫なのですが、やはり年間40億円を超えるかというところがポイント。
ダノンスマッシュもこれまでの例からはこれでスプリンターズS負けるのでしょうけど、ロードカナロア自身はセントウルSだけはなぜか勝てず産駒が勝利。トロワゼトワルの方は連覇で安田隆行フェアのような週間にもなりましたねロードカナロアの管理調教師でもありましたが。
ローズSにはチャイカが登録。400万組なので抽選でしょうけど母ノブレスオブリッジは01年ローズS3着から秋華賞に出走(7着)という馬で母馬は個人的に好きな馬でしたが今となっては社台関連が最も使ってはいけない馬名にも思えます。ということで母19歳時の産駒だとか。
セントライト記念は産駒登録なしで重賞に関して今週はさすがに苦しいようです。
●3位(3位)ハーツクライ(21億5410万3000円)(99勝)
夏競馬が終わったら急に元気がなくなったような週間となりましたが、リスグラシューのような何でも勝つような馬は別として本来は中央4場(京都・阪神・東京・中山)で強く中でも東京のビッグレースで強いというのが産駒傾向なので偶々で片付けては良くないのですが「偶々」でしょう。本年はここまでダートと障害戦しか重賞勝ち馬がいなかったり洋芝の北海道で異様に強かったりと傾向に変化があるのかも知れませんね。
京成杯オータムハンデキャップ勝ち馬のロードカナロア産駒トロワゼトワルの母父なので順位争いのアシストをしてしまったということですね。母父ハーツクライの重賞勝ち馬はロードカナロア産駒しかいませんので。
年間勝利回数100まであと1、これはさすがに行くでしょう。総合記事でマンカフェ1144勝となっていますが実際は1145勝いずれにせよこれを抜くのも時間の問題。来年のこの時期ぐらいにはパーソロンを抜いて
通算勝利回数歴代10位とトップ10入りをするでしょう。
ローズSはウーマンズハート、クラヴァシュドール、ラインオブダンスが登録。春の3歳牝馬クラシックの結果からは厳しいと思いますがマルターズディオサが先週の紫苑Sを勝ったことを引き合いに出せば新馬戦でマルターズディオサに勝って新潟2歳Sを勝ったのがウーマンズハート。阪神Jジュベナイルフィリーズ2着・チューリップ賞1着だったマルターズディオサに対して阪神ジュベナイルフィリーズ3着・チューリップ賞2着だったのがクラヴァシュドール。マルターズディオサがローズSに出るわけではないのですが世代前半の上位馬が復活傾向にあればとディープインパクトのリアアメリアで書きましたが、ならばこの2頭でしょう。
クラヴァシュドールの方は道悪の桜花賞で不利あって4着、オークスはそのダメージや距離でしょうから巻き返しても。ウーマンズハートは早期にかなりの瞬発力を見せられるような仕上がりにしたということでもう終わっているとは思います。
ラインオブダンスは骨折休養後に使われ1勝クラスを勝っての登録ですがキャサリーンパーの系でここから良くもなりそうなのですがアルテミスS4着でこれはリアアメリアが勝ったレースで2着にシンザン記念勝ちのサンクテュエール、3歳が新潟2歳S3着で既に2勝クラス勝利のビッククインバイオこの馬は東京芝1400mベストなので秋華賞路線では要らないのですが登録もなし。遅れてやって来たような印象もありますがそうでもないというのが実情でしょうか新馬戦5着時の勝ち馬がスマイルカナだったりもします。
セントライト記念は産駒登録なし。3歳牡馬も有力馬はいるのですがサリオスが毎日王冠、ワーケアが新潟記念で振るわず菊花賞回避、アルジャンナも一応いたりしますが菊花賞ではないということでしょうね。
●4位(4位)オルフェーヴル(16億7661万6000円)(79勝)
始めに獲得賞金が前回でキャリアハイとなっていたのですがすっかり忘れていたようでとっくに超えていました。産駒デビュー3年目の昨年が16億3667万5000円で先週終了時点が16億5225万6000円。次回17億を超えるでしょうから、そうなれば初の17億円突破でそのようなことを総合記事でも書こうと思います。忘れたらまたこちらで書くことにしますけど。
その忘れてしまうのはともかく2歳~5歳世代が初めて揃うことになる4年目までは右肩上がりで基本的に伸びるものなんですね種付数などにもよるのですが特にこのランクの種牡馬ですし。オルフェーヴルも実際そうなったので言うほど騒ぐことではなく2歳世代が厳しい感じでラッキーライラックなどが抜ける来年落ちるかといった気配も。そこらの初年度世代やらの活躍で種付数も戻ったようなんですけどね。
紫苑Sはホウオウピースフルがアッサリ落としてこれは厩舎がデタラメなローテというか使い分け陣営なのでそこらの関係でしょう。問題というか案の定やったのがアンドラステの方で女王杯に行くのだとすれば中山マイルに行く意味もイマイチわかりませんし岩田望来から我慢できずにクリストフ乗せてボロ負けさせたのなら陣営が悪いだけだろうと。実績としては1600mなのですがオルフェーヴルですし1600m超に思えますけどね、中山が合わなかっただけでマイルの重賞戦線でもやれるのなら良いのですけど。
2歳で強い勝ち馬が出た空気なのですが、個人的にそうは思わずそこは2歳記事で。
ローズSは前走で阪神の1勝クラスを勝ったセウラサーリ、なのでコース実績も例年ならばありそうですが本年は中京なので。ここも例年とは違うので過去データをあまり持ち出すのもどうかとなりますがサダムパテックやジュールポレールの下ということでG1勝ち馬のきょうだいもいる血統。
セントライト記念は産駒登録なし。
●5位(5位)ルーラーシップ(16億209万2000円) (93勝)
先週は2勝で通算400勝に、これは覚えていたというか忘れなかったようです。
紫苑Sで10番人気パラスアテナが2着で秋華賞の優先出走権を獲得。かなり人気薄で勝ったような印象もありますけどオッズが割れて単勝25.0倍でG3ラジオNIKKEI賞4着からなので。昨年は勝ち馬を出してワン・ツーのレースと産駒との相性も良いですかね。
賞金としてはそこが大きかったのですが同じ3歳牝馬でもダートの1勝クラスですが連勝となったハギノリュクス。未勝利ほどの圧勝ではなかったものの全く本気を出していない感じでここから更に頑張ってもらうしかないでしょう。色々と出来上がったというよりもダート馬を芝に使っていただけ初戦がアドマイヤビルゴ、紫苑Sでは敗れましたが3戦目でラヴズオンリーユーなどの下となるラヴユーライヴに負けていたりと強い相手に負けていたとしましょう、芝では1秒以上負けていたのがほとんででアドマイヤビルゴも何もなくてルーラーシップなんで芝に使っていたけどダート馬だったというだけなので。
ローズSにはフアナが登録。フアナといえば今回名前が出たキャサリーンパーであったりなんと言ってもアドマイヤビルゴが関わって来る訳ですがG2フローラS3着ですし減っていた馬体重も戻して夏の小倉で勝利。デアリングタクトが順調さを欠くようならひょっとしたらこの辺りが勝つとも思うのですがハギノリュクスも調教師が最終年度でその弟子なんですかね角居さんも最後の秋華賞でそこらの一発があれば。
この馬はバレークイーンの一族でグレースアドマイヤなどを経由してルーラーシップがエアグルーヴの産駒ということからトニービンの3×4持ち。サイアー記事ではクロス関連はあまりやらないようにしているのですがそんなことも書いて置きます、急に気が付いただけでそんなものは競走能力に全く影響ないのですけど。トニービンと言えばジャングルポケットの子で面白そうな馬が出て来たのでそれは2歳記事で書きます、ルーラーシップはトニービン的要素もあまりなさそうですけどね、競走能力や種牡馬としての能力にそんなものはアレで産駒に伝わるわけが…。
セントライト記念は1勝馬のエヒトが登録。昨年リオンリオンが勝っていますので産駒による連覇も懸かりますが厳しいでしょうか。
●6位(6位)キングカメハメハ(14億6553万3000円)(66勝)
先週は伸びない週間でしたが白毛ではない白毛一族から勝ち馬が出たなどその程度。
ローズSは産駒登録がなくセントライト記念はダノンファストが登録。デビュー当初は芝でも走っていますがダート馬なので負けるということで良いでしょう、ダートならかなりの素材でここがムダとしか思えませんが1回使ってボロ負けして気が済めばその方が良いでしょう、これでダートに専念出来そうですし。
~ブルードメアサイアー~
1位キングカメハメハ 23億4498万6000円
2位サンデーサイレンス 20億465万1000円
どちらもあまり伸びていないのですがキングカメハメハがリードをやや広げたようです。
母父キングカメハメハは紫苑S1番人気スカイグルーヴ9着、4番人気ホウオウピースフル13着。京成杯オータムハンデキャップ2番人気ルフトシュトローム16着。一気に離すチャンスと思ったのですがそうでもなかったですね、アーモンドアイさえいなければもう押し切れると思うのですがそれだけに先週のそれがどうなのか。デアリングタクトにもこの点から不安が。
対してSSは京成杯オータムハンデキャップでジャンダルムが10番人気4着もあったのですが未勝利週でもあり離されました。
ローズS・セントライト記念はどちらの母父産駒も登録なしのようです。
●7位(7位)ダイワメジャー(13億8256万9000円)(66勝)
先週は4勝と好調週でダイワメジャーも通算勝利回数の記載にミスがあって気にしていなかったのですが先週でアフリートを超えて歴代20位となったようです。
京成杯オータムハンデキャップのシゲルピンクダイヤはあの程度でしょうけど、この馬の場合はレース前の気性面などで力を発揮できないようなので。人気薄ボンセルヴィーソの方が3着でほとんど勝っていたようなレースでしたが3着、これがG3重賞3着なのでそれなりに大きいものの際どかったですね。
ケープコッドは3勝クラスでどうかと思いましたが一発で通過しましたね、現状では降級制度がないので2歳OP勝ち馬は下級条件出られないんですよねって出てるじゃないですかこれ、しかも2歳OP2勝しているんですよケープコッド。先週のアドマイヤビルゴにしても3歳リステッドレース勝っているのでもう降級出来ないんですよって3勝クラス勝っていますね。札幌記念ブラックホールや新潟記念ワーケアで3歳弱いのようなことになっていますがスマイルカナも今回2着で米子S既に勝っていて割と強いんですよ。そんなに3歳が弱いというのならコントレイルとメイケイダイハードでどっちが強いか東京芝2000mで戦って見れば良いんですよそれぞれに乗ったことある騎手でコントレイルがライアン・ムーア、メイケイダイハードが富田暁で良いですから。というのはともかく早熟でないのならばナックビーナスの跡継ぎまで行ければ、このタイプが出ると長く頑張ってくれるので大きいのですが。
ローズS・セントライト記念は産駒登録なし。3歳世代の重賞勝ち馬がここまでレシステンシアしかいないので年明けは重賞勝ち馬なし、そのレシステンシアも秋華賞間に合わず回避濃厚というかもう回避ですね距離など微妙ですが出ていたらキングカメハメハ逆転にも繋がった可能性はあったかと。3歳が弱いというなら完全に戻ったレシステンシアとナルハヤで京都芝1600mで戦えば良いんですよね京都芝1400mでも良いですよ、乗ったことある騎手というのが条件なのでレシステンシアはクリストフか豊さんナルハヤは菜七子ちゃんで良いでしょう。レシステンシアが勝ちますので3歳は強いですね、これはもう終わりにします。
※前走で1勝クラスを勝利したシャレードが登録されています。
●8位(8位)キズナ(11億4007万6000円)(73勝)
紫苑Sをマルターズディオサが勝利して2勝クラス特別をハギノアレグリアスが勝ちました。先週はハギノが良かったようで。
マルターズディオサはチューリップ賞も勝っているのでTR型だと困るのですが桜花賞は馬場なんでしょうけどチューリップ賞の反動とでも見るべきか馬体維持で一杯でしたか、今回は一息入れて馬体重も戻った状態の出走で中山⇒京都なので春のローテよりは。初京都ですが鞍上も開催場を勘違いしていたようですが阪神よりは良いようなことを言っていたので平坦で先行力が生きるようなことなのでしょう。デアリングタクトが順調さを欠くなら逆転もレシステンシアもいませんし。900万組は無理でしたね自己条件ならば巻き返せそうですが。
重賞勝利週間ということで暫くはこれでトップ10内安全圏ですかね、13億ぐらい取れば本年は大丈夫かとも思うのですがここから賞金の大きいレースがあって順位を争うところに一発ありそうな馬も多いので。デアリングタクトやオジュウチョウサン・インディチャンプ、クリソベリル・ゴールドドリームといった辺りですが。
ローズSはアカイイト、アブレイズ、シャムロックヒル、フィオリキアリの4頭が登録。アブレイズはG3フラワーC1着の重賞勝ち馬ですが強風で実施という特殊コンディションのレース、オークスTRのG2フローラSもそのような感じでしたがそこから桜花賞パスでオークス17着。アカイイトやシャムロックヒルは使い倒しているような戦績で敢えて取り上げるならフィオリキアリですかねアネモネS2着で桜花賞に出走してオークスにも出たのですが関東に輸送しては馬体重減らす⇒戻すといったようなところから前走大幅馬体重増で小倉の2勝クラス勝利。
馬体重増えれば良いというものでもないでしょうけど減っていたのが戻ったもので成長分などもあるでしょうから悪くもないのでしょうけど、紋切型で「馬体重増」連呼するのも良くないですかねこの時期はそういう論調になりがちですが。
セントライト記念は産駒登録なし。
●9位(9位)キンシャサノキセキ(10億4707万2000円)(50勝)
馬体重増といえば京成杯オータムハンデキャップのルフトシュトロームで前走のNHKマイルCから24キロ増。これまでのローテなどは前回も書きましたので省略して全く太く見えずむしろ間違いなく勝てる!と思ったのですが最下位でした。ここまで崩れたこともなく得意の中山マイルなのであそこまで動けないとは全く考えなかったのですが。これはもうルフトシュトロームとアクションスターで中山芝1600mの対戦しかないですねルフトシュトロームはもちろんレーンなのですが。
馬体重に敗因を求めないとすると重賞勝利時の鞍上でもありますがここも今回はなしにして、先行勢で決まった開幕週を最内で捌けず、展開となるでしょうか?ウインドインハーヘア一族でフジキセキ系ならばこれからとも思いたいのですがだったら早熟とも言えそうなので。とにかく良くわからず敗因はあろうとも負けすぎには変わらないので、どこか故障でもしていなければ良いのですが復活を待ちましょう。
ローズSは産駒登録なし。セントライト記念にガロアクリークが登録。
G2スプリングS勝ち馬でG1皐月賞3着、日本ダービーもここに出走のない連対2頭が抜けていただけで6着ならば。中山自体は強いですしキンシャサノキセキ産駒で距離不安は常に付き纏いますが春の結果から大丈夫と見るしか。ちょっと嫌なところを挙げると中山芝2200mの水仙賞で4着、勝ったクロスセルが紫苑Sで通用せずヒューイットソン騎手が合っていたという印象も強いので。4代母が凱旋門賞馬でそれどころか4000mのG1カドラン賞も勝っているのでむしろここまでが短かっただけで菊花賞こそ適距離としましょう。常に書いているように4代母のそんなの影響するわけないのですが。ルフトシュトロームがやってしまったのでガロアクリークが頑張るしかないでしょう。
●10位(10位)ハービンジャー(10億1165万5000円)(42勝)
先週は出走頭数が少なく賞金加算も僅か。急に好調期も訪れましたが終わるのも早かったというかハーツクライ同様にハービンジャーも洋芝オンリーではないので、強いですけど。昨年はそうでもなかったのですが5回京都で異様に強くそうなると今年は日程上どうなのか。どこに使うかわかりませんけどノームコア待ちとなりますか。ブラストワンピースやペルシアンナイトもいるのでしょうけど。
ローズSとセントライト記念も産駒登録なしです。3歳世代はとにかく酷いですから、この時期になってもこれが解消されておらず本当にダメな世代なのでしょうE.I.なども17年産だけ飛び抜けて悪いんですよね、紫苑Sにコトブキテティスが出ていましたね1勝馬で10着で大体そのような世代。コトブキテティスはブラストワンピースと同じハービンジャー×キングカメハメハ配合、4代母マガロでタヤスツヨシの母ですよこれ
マガロはカドラン賞というかBCクラシック3連覇したりしていなく3歳が弱いというならコトブキテティスとエネイブルをパリロンシャン2400mで戦わせれば、50馬身以内の差ならコトブキテティスの勝ちで良いでしょうこれでも負けそうですが。
・11位以下
ゴルアが10億超えたりもしましたが未勝利週で伸びず。ステゴも2ヶ月勝ち馬が出ないという状況でオジュウやらインディチャンプ待ちでインディがおかしなことになって来たというかなんでもないのに使い分け&種牡馬としてあまり使えそうもないSS系×キングカメハメハに対する扱い。
ここでエピファネイアがステゴをなんとか交わして12位に、ただしスカイグルーヴがまたやってシーズンズギフトがなんとか3着で秋華賞の優先出走権獲得。シーズンズギフトも秋華賞に使わないようなコメも出ていて(回避確定ではないようですが)本当にスカイグルーヴなんですよ、デアリングタクトこそ出ましたがこちらも怪しいローテのぶっつけ秋華賞でスカイグルーヴさえ友道厩舎か藤原英昭厩舎辺りなら違ったかと、もうそういう問題でしょう。
ローズSはムジカが登録で1勝馬。SSとサドラーズウェルズのクロス持ちなので大丈夫なんですがって全く大丈夫じゃないですよこれデアリングタクトがいればここを勝って一気に上がってくるはずでしたが、まずそこからなくなっているので。ムジカも新馬戦は後の重賞勝ち馬サトノインプレッサが勝ったレースでフアナ初勝利時のレースにも出ているので大丈夫でしょう。デアリングタクトはいなくても結局エピファネイア産駒が勝ちました。この辺りの1勝馬だと登録だけで終わりそうでもあるのですが。
セントライト記念はリスペクトが登録。それだけ尊敬されているのならこちらも勝ったでしょう、なぜそうなるかといえばあのオジュウチョウサンも勝った開成山特別の勝ち馬。オジュウチョウサンといえば4000m以上のG1をもう7勝もしている馬で同じレースを勝ったのならこれはもう菊花賞など勝ったも同然でしょう。これはガロアクリークのカドラン賞理論より菊花賞に直結するデータ。
というのはともかくこちらもSSとマルゼンスキーのクロス持ちでこういう馬は強いので大丈夫でしょう、とにかく大丈夫なんです。母父がステゴで母はナカヤマナイトの全妹ということだそうです、ステゴなのでオジュウチョウサンぐらいやっぱり強いのでしょう。
普通に書くと今週の重賞は厳しいですね自己条件回った方が良いとか?エピファネイアがハービンジャーやキンシャサノキセキをもうちょっと突く位置に来ないとイカンということですね。
今回は久しぶりに逸脱も多かったのですが纏めますと「ガリレオ産駒のLoveがいるので3歳馬のレベルは高い!」ということで終わりにします。
●今回は以上です
以上