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週中競馬記事(2020年6月16 日)~総合リーディング回顧・展望~

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●1位(1位)ディープインパクト(38億679万8000円)(126勝)

馬場も影響したと思うのですが先週は重賞未勝利。エプソムCは出走馬全て着外でしたがマーメイドSではセンテュリオの2着などでもあって週間1億円以上の加算には成功。前回ほぼ37億円に届いていたこともあり38億円までクリア、これに重賞勝利などがあればもっと跳ねて次回40億クリアということもあったのでしょうがこれでは無理でしょう。今週は函館スプリントSとユニコーンSのスプリント・ダートカテのG3戦でディープインパクトも該当しますが上位種牡馬も総じて強いカテではないので今週大きく伸ばすということは考え難く。

 

函館スプリントS、ユニコーンSに本年も登録馬はないのですが、サマーマイルシリーズの対象レースに本年から編成されたOP(L)米子Sに登録馬が多く、中でも注目としては3歳牝馬スマイルカナでG1桜花賞3着の阪神マイルに戻って古馬を相手にどの程度やれるのかとなるでしょうか出走するのかわかりませんが荒れ馬場になりそうなのと負担重量面で恩恵もあるので、出走ならば50キロですね。

 

そのようなことで次回は39億ラインと見て宝塚記念週の上半期終了時で40億円超え、単純計算では自身初の80億円超えペースになるといった論調になると思われます。

 

●2位(2位)ロードカナロア(17億8721万5000円)(74勝)

未勝利週でしたがハーツも同様でその差は殆ど変わらず。こうなると現状上位のロードカナロアがより優位となりますし抱えている有力馬が本年はロードカナロアの方が強い(多くの獲得賞金を望める)ので。

アーモンドアイ・サートゥルナーリアのダブルエース「使い分け政治力お薬のガチでやったらリスグラシューやグランアレグリアには全く敵わないダブルエース」なだけなんですが、これらを擁しておりそこを考慮して年間順位予想でもハーツより上にしていますので。登録馬が出ました宝塚記念に関しては次回以降でまた。

 

今週の注目としては函館スプリントSのダイアトニックで登録馬を見ると1番人気必定ですね。阪急杯も本来勝っていたとは思うのでスムーズな競馬で普通に回ればとなりますかね、昨年G2スワンSを勝利してそのG3阪急杯も3着、加害馬から被害馬になったG1高松宮記念も結果3着ですので。北海道エリア初出走と実績は関西エリア寄り、特に京都専といった向きもあるので小回りやら洋芝適正のようなものを一応考慮しておくべきでしょうか。

競走馬時代の2012年に同じく高松宮記念3着から単勝1.3倍で函館スプリントSに出走して誰かがまたス前に馬を置いて我慢させる調教をレースでやって、これで以降一切乗れなくなったレースでもあるので。先週掴まってさえいれば誰でも勝てる馬で随分と勝っていたダービージョッキーだったとかそのような話も。産駒ダノンスマッシュも父の競走成績をトレースするようなところがあってダイアトニックもここで同じことをする恐れもありますが、ある程度トレースしてもスプリントチャンピオンになったりはしないので。ダイアトニックの想定は豊さんでちょっと危険な気もしますが普通にやれば勝つでしょう。

 

●3位(3位)ハーツクライ(14億3532万6000円)(67勝)

人気薄の重賞出走馬もそのまま大敗するという未勝利週でしたがロードカナロアも未勝利。なので少しだけ差は詰めたのですがこれだけリードされていますし苦しいことには変わりないでしょう。昨年はリスグラシューやスワーヴリチャードが当たって2歳戦でもロードカナロア不振のところにハーツが当たったので勝てましたが本来はこれぐらいが妥当とも。

 

昨年は秋のビッグレース勝利などでキャリアハイも一気にブレイクスルー、ところが本年は33億円が壁になるハーツクライに逆戻り、これだと33億近くまで持って行くのも厳しい状況。秋のビッグレース、要はジャパンカップと有馬記念をスワーヴリチャードとリスグラシューが勝ったのですが昨年は宝塚記念も1着リスグラシュー・3着スワーヴリチャードで本年は重賞未勝利馬が1頭登録。対してロードカナロアは昨年出走がないところにサートゥルナーリアが出走予定(本年サートゥルナーリア出走で宝塚記念に産駒初出走)。これでは差が開く一方でしょうし、安田記念同様にディープインパクト軍団がロードカナロア1着をせめて防げばというのを待つだけで、ロードカナロア産駒でさえなければディープインパクト産駒で良いのですがオルフェーヴルに1着を取られると逆転喰らいそうな状況ということもあり、もうロードカナロアにも勝てないでしょうからオルフェーヴル産駒つまり「ラッキーライラックにさえ勝たれなければ良い」というのがハーツ寄り視点での本年宝塚記念でしょう。

 

函館スプリントSにスイープセレリタス登録と今週はこれぐらいでしょうか、05年宝塚記念1着スイープトウショウが母で父は同年2着ハーツクライなのでそれこそ宝塚記念血統にも思えますが。管理するのが当時3着だったゼンノロブロイの藤沢さんというのも不思議な気はしますがスイープトウショウの鶴留さんもハーツの橋口弘次郎さんも既に退かれていますので、藤沢さんも2022年2月、実際は現状のルールで3月始めまでなんでしょうけど。ロマン派なので宝塚記念のそのような話をしたところで次に。

 

●4位(4位)オルフェーヴル(12億3113万9000円)(52勝)

先週勝ち馬は出たのですが未勝利戦の1頭。マーメイドSは産駒およびサラスの連覇が懸かっていたのですが完全に調整ミスというか前走の感じから無理でしたね、これに関しては前回書いた通りだったと思うのですが偶にはそういうこともあるというより新潟大賞典で狙って馬券外していましたので・

 

エプソムCで4着した産駒アンドラステですが、こちらをマーメイドSに使ったらどうだったかというのが。社台RHの馬なので色々都合もあったのでしょうけど岩田望騎手で見せ場たっぷりの4着。人馬ともにこれから楽しみな存在ですが本年のパールS勝ち馬で左回り芝1800mに拘ったのかも知れませんね。

パールS出走馬がマーメイドSと相性が良く菜七子ちゃんがナルハヤに乗るものだから無理やりパールS3着・51キロが好条件とこじつけていたいたのには驚きましたが。データ上はそうなのですが本年は新潟実施のパールSで通常の京都実施と相違点があり、パールS組本年は馬券内に入らずということで。ナルハヤも最後は騎手もバテた感じで4着ですし本年パールSが京都実施でもここから3着内馬が出たかとなるとそれはわからないのですが。

 

今週は重賞登録馬なし、カテ的には仕方ないでしょう。交流重賞勝ち馬など出ていますしダートも走ることは走るのですが。

 

●5位(5位)ルーラーシップ(11億153万4000円)(69勝)

先週も勝ち馬は多く獲得賞金11億円突破とそれなりの週間に。相変わらず数が多かったのに2歳戦やここまで勝てなかった3歳未勝利馬が勝っているのが殆どなのですが先週は土曜3場の2レースが終わった段階で障害未勝利戦も含め6レース実施時点で4勝。今週どれだけ勝つのか?と思いきやもう1つ加算の5勝でした。土曜阪神・東京の1・2レースを産駒が連勝して逆算で考える先週ルーラーシップは5勝するところに勝つレースのうち4つがその段階で組まれていたというものですね、勢いの割に止まってしまったから凄くないというのではなくて週間5勝という結果があるところそのような勝ち方になったと捉えたいですね。函館開催スタートで3週ぶりに3場開催となったのもありますが週間5勝自体がディープインパクト以外では容易に出来ないものでもありますし。パールS-マーメイドSの件もそうなのですがデータなどを扱うのなら薄っぺらいものでやるなと自戒も込めて。

 

ルーラーシップも重賞登録馬なしの週間ですね。宝塚記念はルーラーシップこそラッキーライラックに勝たれたらマズイとも思いますがその辺りは次回で。

 

●6位(6位)キングカメハメハ(10億1170万2000円)(44勝)

前回で昨年レイデオロが勝っていてダイワキャグニーは東京だけ走るけど重賞勝たないからレイデオロが勝つんじゃないの?と適当にやったら全く逆の結果でレイデオロ全く走らずダイワキャグニー勝利でした。G3エプソムC勝利が効いてキングカメハメハも10億円突破と相変わらず強いですね。

 

ダイワキャグニーのリザルトは見れば分かるということで書きませんが(面倒なので)、週中に大城オーナーが亡くなっていたとのことで、それでしたかね。左回りというか東京巧者で昨年のジャパンカップでも逃げたら6着に入ったほどなのですが急に重賞勝つとは、あれほどの大オーナーでちょっと書き難いことも色々ある某界隈の大物らしく、その方が亡くなったとなると。センテニアルも近かった方でそれでセンテュリオがが来たというのは強引としても。

このところ「ダイワ」馬が元気ないと思って重賞勝利見たらダイワマッジョーレの15年3月阪急杯を最後に重賞勝利がなかったところにそれなので、走ったり走らなかったりわからないところもあるタイプですが。

エプソムCの初代勝ち馬がサクラ馬で、今回出走していたサトノアーサーが一昨年の勝ち馬とそちら関係のオーナーが強いレースなんでしょうかね。

 

~ブルードメアサイアー~

1位キングカメハメハ 16億902万4000円

2位サンデーサイレンス 14億693万円

 

前回3億4000万差だったのが2億ぐらいの差まで詰まっていまして何が起きたのかといえばキングカメハメハ産駒ダイワキャグニーの母父がサンデーサイレンス、マーメイドSを勝ったハービンジャー産駒サマーセントの母父がサンデーサイレンス。一気に来られたなということで秋のアーモンドアイがズドン・ズドンと2発でこれひっくり返される壮大な前フリだっただけでしょうか?キングカメハメハもデアリングタクトなどいるのですが。2重賞勝たれてこの差なので本年はそれだけキングカメハメハが優位に展開している裏返し、これだけ勝ったら暫く止まるでしょうというところにロードカナロア項でやったダイアトニックの母父がサンデーサイレンス。キングカメハメハ系と相性が抜群で返しニックスのサンデーサイレンス×キングカメハメハ馬はいないので。出走回数自体もSSのが多く微妙になって来ましたか。宝塚記念登録馬でもキングカメハメハがブラストワンピース・ワグネリアン、サンデーサイレンスがダンビュライト・ペルシアンナイトが登録とこれまた微妙。

 

●7位(7位)ダイワメジャー(9億6258万6000円)(39勝)

ダイワといえばダイワキャグニーが真っ先に出て来るわけではなくてダイワメジャーやダイワスカーレットだと思うのですが、その割にこちらは伸びませんでしたね。キングカメハメハにまた離されつつありますがどこかで追いついて来るでしょう。昨年辺りからキングカメハメハVSダイワメジャーはそのような傾向なので、競走馬としては同世代でもありますし。

 

今週は函館スプリントSにメイショウショウブの登録はありますがこのところ大敗続き、芝に戻って初の1200m戦で変わり身あれば。

 

●8位(8位)ステイゴールド(7億9939万1000円)(21勝)

鳴尾記念から2週連続重賞制覇とはならなかったのですが、あいも変わらずソーグリッタリングが堅実でG3エプソムC2着と昨年3着から着順を上げたほど。8億円には少しだけ届きませんでしたが、G3重賞連対も効いて勝ち馬の出たキンシャサやキズナよりも先週獲得賞金多いぐらいなので。

 

宝塚記念のスティッフェリオは勝たないと思いますが、阪神内回りで時節柄雨も続くとなると怖いというか単に本年の天皇賞(春)最先着馬になりますし。スティッフェリオ自体は良馬場の方が良いようですが、かつてほどの強さはないものの宝塚記念といえばステゴ産駒のようなところもあるので。

 

2歳戦始まって止まると見ていましたが、むしろ古馬勢が強さを発揮しているような?とにかく「強い」ということしかないです。

 

●9位(9位)キンシャサノキセキ(7億7219万円)(36勝)

1頭勝ち馬が出て9位変わらず。良くもなく悪くもないといった週間でしょうか、トップ10内種牡馬としては良くないですがキンシャサならこの程度でしょうし。2歳馬が本年は例年より少なく、本年は新種牡馬へ更にシフトしているようなところもあるので2歳の出足が鈍いですかね。早いところの短距離というのはキンシャサが強いカテでしょうけど。

 

●10位(10位)キズナ(7億5075万1000円)(48勝)

キズナもコンスタントに勝ち馬を出して10位キープ、先週はトップ10内の順位変動はありませんでした。

こちらは2歳戦出足好調で先週は一旦首位から落ちたのですが、日曜に勝ち馬が出て先週終了時点では今回もキズナが2歳戦首位。既に2000万獲得がありますのでこれがなければ11位という数値ですが、ありますし含めますので。3歳馬が古馬混合戦でも走ってくるようなら更に安定しそうですが。

 

 

・11位以下

11位ゴールドアリュール

ゴールドアリュールに漸く勝ち馬が出てこれが通算999勝目。いよいよあと1勝で通算1000勝ですが

先週の勝利はそれだけで出走頭数も少なくキズナにリードを広げられました。まだ差は少ないのですが2歳戦もスタートしてキズナが好調とこれで更に離れて行くのが濃厚です。

 

12位ハービンジャー

サマーセントのマーメイドS勝利などで12位に浮上。それでもまだキズナやキンシャサと差がありますしマーメイドSではエアジーンも5着しましたが7番人気サマーセントが勝ったとはいえエアジーンは大混戦の単勝オッズとはいえ1番人気でしたし、フィリアプーラや牝馬限定重賞では手堅いレイホーロマンス着外と現状からはここらも賞金獲って来ないと届かないので。宝塚記念にブラストワンピースとペルシアンナイト登録で少し希望も出てきましたがブラストワンピースの場合は出るかどうかもわからない「使い分けアシスト命!」のようなところもあってペルシアンナイトはさすがにもう無理でしょうから。ブラストワンピースが勝てば春秋グランプリ制覇となるんでしょうかねこれ?しっかりとしたローテ組んでオーナサイドの意向なしに走ればかなり強い馬なんでしょうけど。

 

 

●今回は以上です

今回は登録馬が出たこともあって宝塚記念を多目に書きましたが、重複しつつ次回展望はここを中心に。2歳記事は別記事で、本年週中記事2歳項は別記事で投稿して行く予定です。

 

以上


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