◆リーディング関連
●1位ディープインパクト(62億1929万9000円)(221勝)
アルテミスSでは1着リアアメリア・2着サンクテュエールのワン・ツー、その他の条件戦と合わせ8勝と好調週。アルテミスSについてはリアアメリア強かったという事しかなさそうですが2歳記事で。アルテミスSワン・ツーで4100万ほど、天皇賞(秋)では勝ち馬を出せなかったのですがダノンプレミアム2着とこれだけで6000万、5着ワグネリアンで合わせておよそ7500万と重賞ワン・ツーよりも未勝利の重賞の方が獲得賞金多いという結果にも。2歳牝馬重賞と天皇賞なのでそのようにもなりますが2重賞だけで1億超えの週間2億超えで獲得賞金60億円を突破し62億円台に。2歳重賞がそのようなことでしたので2歳リーディングでも先週でトップに立ちました。
10月終了時点なので単純に1/10の数値にすると月間6億2000万の獲得。残り2ヶ月で12億4000万の加算となって74億クリアでキャリアハイ。単純にそうなるか疑問で実際にはならないと思うのですが開始1ヶ月の数値とも違いますしある程度信頼はあるというか、ここからビッグレースも続きますのでなんとなく合って来るものなんですね。
2018年のディープインパクトは10月終了時56億7518万6000円なので、このペースから残りで11億3000万ほど加算すると68億ほど、実際には67億7000万だったので割とこの見立てで良い?面倒なので前年しか見ず、そこだけ偶々近いのかディープインパクト級の種牡馬のみで通用する指標なのかは不明です。
キャリアハイということで2016年を見ますと10月終了時60億6000万で73億7000万なのでやはり先述の見立てで良いのですが、同時期のここからマイルチャンピオンシップ(ミッキーアイル)、朝日杯フューチュリティステークス(サトノアレス)、有馬記念(サトノダイヤモンド)とG1を3勝。特に有馬記念の1着3億が効いていますので、これが2着でも70億超えだったのですが。これまでも何度か書いていますがジャパンカップか有馬記念の一発がやはり必要で、本年の状況を考えると勝てないでしょうから、無理?
10月終了時のペースでは本年が2016年を上回り、2017年からはホープフルSがG1になっていますので超えるにしても超えないにしても2016年に非常に近い数字になると思われる現状。10月の終盤で一気に伸びたように11月にもこのようなことがあればまた状況も変わるかと。
今週はG1がないのですが4重賞、2歳重賞も2つありますがこれは2歳記事に回すとしてアルゼンチン共和国杯のアイスバブルが有力か、もう1頭ポポカテペトルも登録。3歳上のもう1重賞が昨年はJBC競走中央開催で実施のなかった京都ダート1800mのみやこS、こちらは上位種牡馬も有力馬の登録は少な目でディープインパクト産駒は登録なし。
出走頭数が先週から一気に増えて勝ち馬頭数も増えているように獲得賞金は来週も多いでしょう。残り8週なので週間1億5000万ほど獲ってプラス最終日、これでキャリアハイになるという見立てでも良いでしょうか。条件戦などでどれだけ勝つかですが今週は1億5000万獲れなさそうなので、そうなればどこかでG1なり重賞を獲ってペースを上げられれば。
連続週勝利記録についてはデータを持っていないというか知りませんし調べるのも面倒なので止まった時にでも、247週まで伸びたということで以降止まるまでこちらでカウントするなりしますか未定ですが。
そういえばディープインパクトの「今週は未勝利」と記した明確な記憶はないですね。
●2位(3位)ロードカナロア(27億6454万3000円)(132勝)
●3位(2位)ハーツクライ (27億6398万3000円)(129勝)
ここはまとめて2頭見て行きますが、これまでと前回特に力を入れてやっておいたようにロードカナロアがハーツクライを逆転しました。
ここでひっくり返すには天皇賞(秋)の1着が必須。条件戦で出走馬が全て最良の結果などになればそうでもないのかも知れませんが常識的に考えるとこの線で、実際にアーモンドアイ1着。また内枠に入れてなぜか最後に最内がポッカリ空いていたりしたのは「あくまでも『偶然』」ということでアーモンドアイ強かったですね。
ここでサートゥルナーリアも上位に入って一気に2位争いに断を下すかとも思われましたがサートゥルナーリアは東京に来るとやはりダメな様でアーモンドアイよりも前で進めましたが後方から脚を伸ばしただけのようなところにも交わされて6着。スミヨン騎手を配しての結果ですからレース前で消耗しましたかね。
時系列ではその前になる土曜時点でダイアトニックがスワンSを勝利しておりG2の1着賞金確保。更に先週は2勝クラス特別2勝、1勝クラス特別1勝などでサートゥルナーリア分をカバー(?)しておりこれならばもっとハーツを離しての逆転2位となっても良かったのですがハーツも先週は良かったということでハーツに。このダイアトニックのスミヨン騎手を見るに付けやはり騎座が重要と改めて、長いリーチでガンガン追っ付けられるのも安定した騎座ゆえ、中央の騎手ならば勝つことはなかったでしょう。
ハーツはスワーヴリチャードが天皇賞(秋)7着で賞金加算はなかったのですが、前回1400mどうかとしたマイスタイルがスワンS3着と好走して3勝クラス古都Sで勝ち馬、総合記事で書きましたがこのレースはハーツ得意中の得意レースのようです。1勝クラス勝ち馬も3頭出すなどして重賞未勝利かつG1入着なしで9500万ほど加算し前回までのリードもあり逆転を許したといっても僅差で56万なのでほぼ並んでいる状況。ロードカナロア産駒は日曜の最終レースに東京で1頭出走し、このペプチドバンブーが2勝クラス西湖特別勝利だったので実際にはスワンSのダイアトニックをマイスタイルや条件戦などで凌いだものの、天皇賞(秋)アーモンドアイで一気に追い詰めてペプチドバンブーで今回の2位・3位逆転となったはずです。
実質並んだのでここからが本当の勝負で本当も嘘もないのですが、後はアーモンドアイがジャパンカップに行くのか香港Cに行くのかで全く変わるでしょうからこのローテだけでしょう。ジャパンカップに出ればまた馬場をアーモンドアイ仕様にして内枠に入れるでしょうから勝つ、出るならば勝つという見解として仮に出ないのならば2歳に有力馬を多く抱えるハーツ有利となるかも知れません。先週スワンSを勝利したダイアトニックやその他のロードカナロア産駒の動向もありますが11月・12月期の厳寒期に強いかなどよりもノーザンF生産馬のローテがどうなるかだけでしょう、これを言ってしまうと記事の根幹にも関わりますのであまりそうは言いたくもないのですが現代中央競馬の潮流ですので。
2歳ということでは昨年がロードカナロア5億7800万、ハーツクライ2億5300万と2歳部門が効いてロードカナロアがもっと楽に本年の総合2位争いを制すと見ていましたが10月終了時でハーツ2億4200万、ロードカナロア1億4500万なので想定以上に僅差になっているとも。ロードカナロアがこれまでの3世代で最低の出来でハーツがおそらく史上最強世代で昨年の数値を次回に上回るでしょうから、これは全く想定出来ませんでした。
アルゼンチン共和国杯・みやこSではアルゼンチン共和国杯にハーツが数頭登録でロードカナロア登録なし、女王杯もロードカナロアは登録なしなのでその観点だけではハーツ優位。
ハーツに関してですが前回でチャイナロックの通算勝利数を上回っており歴代20位になっていました、集計ミスです。
海外G1ではコックスプレートでリスグラシューが勝利。これは中央分には加算せず宝塚記念1着からのボーナスもあって500万豪ドル、5億4000万ぐらいとなるそうですがボーナスなしの1着300万豪ドルも中央分には入りませんので。メールドグラースのコーフィールドCから中央所属馬の連続週海外G1制覇となったのですが豪のこの路線はレベルがさほど高くなく、ゆえにウィンクスの大連勝もあったようでコックスプレート3連覇の同馬が抜ければこのような結果なのでしょう。超トリッキーなコースで勝ち切ったリスグラシューや2週連続中央馬を豪G1勝利に導いたレーン騎手も立派なのですがタイミングが良かったのも大きいかと。対照的に合わない条件にムキになって挑み続けて失敗続きなのが凱旋門賞ということで。
●4位(4位)ステイゴールド(22億6659万8000円)(61勝)
これといってないのですが相変わらず堅調ではあると。天皇賞(秋)でウインブライトとスティッフェリオが着外でしたが大体こんなもんでしょう。ウインブライトは前走が酷すぎでイレるようになっていますか、香港のG1制覇でバーンアウトした、というよりも燃えすぎなのでそれが悪い方に出ているかと。スティッフェリオは前走騎手同士のラインで退いてもらって逃げ勝っただけ、東京の形状が合わないということもあるでしょうか。合わないのも確かですが東京が合う超G1級があれだけ出ていたら通用しないのでしょう。
アルゼンチン共和国杯にはアフリカンゴールドが登録でルメール騎手想定でもあり有力、前走の3勝クラス六社S組がこのところ良いとか。もう1頭がオジュウチョウサンなのでこちらは取りあえず無理でしょう、平地では弱いメンバーを揃えて勝たせてもらう競馬で2勝クラスまで、今回の負担重量は53キロと大障害やグランドジャンプよりも10キロ軽いのですが別にそこで負けているわけではないので。瞬発力勝負だと無理なので東京は合わない気がするんですよね、次がステイヤーズSなら今回の結果次第ですが一発も?
みやこSにはシリウスS2着アングライフェンが登録。この時は直線で閉じ込められて内行ったら弾き飛ばされるようなレースで勝ち馬と同タイム2着ですのでまともならとしたいのですが、そこらよりも京都ダート1900m・阪神ダート2000m・東京ダート2100mといった特殊距離のようなコース(距離)で強く京都ダート1800mが?そもそもこの馬は芝でも底を見せた感じではないのでダートに拘らなくとも良さそうなのですが。
●5位(5位)ルーラーシップ(19億7425万7000円)(89勝)
先週2歳未勝利で連敗を止めたのですが10月の勝利がグリーンチャンネルCと合わせて2勝と全く伸びず。ほぼ20億に届くとキャリアハイなのですがそれもまた届かずステイゴールドを逆転出来そうな勢いも一時あったのですがむしろキングカメハメハに再逆転を許しそうな状況に。9月終了時ステイゴールドと1億4000万ほどの差がおよそ3億円差、同様にキングカメハメハと1億6000万差が6400万差という現状。7位以降には落ちそうもなくこれならば20億も超えるでしょうけど10月の低迷は痛手であったと。
月が変わってツキが変わればということでもないですがアルゼンチン共和国杯にルックトゥワイスとムイトオブリガード、同じ東京芝2500mの目黒記念1・5着馬ですが両馬ともにそれ以来のレース、どちらも休み明けは走りますがどうなりますか。昨年はルックトゥワイス8着、ムイトオブリガード2着。
みやこSには竹田城S圧勝のアドマイヤビクター登録、ダートでリステッドレース勝ち馬(上記グリーンチャンネルC)も出ましたしそろそろダート重賞勝ち馬が出ても。59キロインティや前走レコード勝ちのスマハマ辺りが人気でしょうけどここらをなんとかすれば、4歳でここまで7戦とキャリア自体少ないのですが初京都というのが、阪神向きのような感じも。
●6位(6位)キングカメハメハ(19億1067万2000円)(84勝)
3勝クラス勝ち馬などが出て3勝し獲得賞金19億円突破。天皇賞(秋)ユーキャンスマイル4着の方が3勝クラス特別1着よりも賞金は高いのですが、獲得賞金加算の本賞金では400万ぐらいしか違わずあのメンバーの4着と3勝クラスの1着でその程度か?などとも思うのですがこの辺の感覚を総合記事に上手く落とし込めていないと常々。それほど落とし込む必要もないのでその状況を続けてもいるのですが。
ユーキャンスマイルに関しては最速上りで4着、届かない位置から着拾っただけそれがユーキャンスマイルのスタイルと言われたらそれまでとなりますが、0秒1遅いだけで好位から狭い最内突っ込める(一応ね)アーモンドアイの強さをより際立たせるだけの結果に。ジャパンカップのが合いそうなのでメンバーが軽くなれば、ダノンプレミアムやアエロリットが出るとも思えませんし2400mならそこら相手にな前に来ても、それでもアーモンドアイはさすがに、昨年あの大レコード(やっぱり一応)の勝ち馬ですし。
●7位(7位)ダイワメジャー(17億6359万7000円)(73勝)
ルーラーシップがキングカメハメハに追い詰められているとしましたが、ダイワメジャーもキングカメハメハに離されているように衰えてもさすがキングカメハメハというところなのでしょう。
まだアドマイヤマーズのマイルチャンピオンシップで一発、そのようなこともありそうですが前走が酷く、信頼性に乏しく賞金差が開いてしまい勝っても届かないような状況に。
2歳は好調なのですがそのアドマイヤマーズのような大物も現2歳では見当たらず、このまま7位で終えられれば今シーズンは上等でしょう。ハービンジャーの大レースでの一発さえなければ現在の7位は守れるかと。
●8位(8位)ハービンジャー(15億3831万6000円)(67勝)
例年この辺りから伸びてくるのがハービンジャーですが本年はそのような気配を感じられず。ディアドラは本年中央所属馬で最も頑張っていると言えそうなのですが次走も香港らしく。
アルゼンチン共和国など合いそうな感じもあるのですが登録馬なし、実績もこれまで特にないですね。
●9位(9位)ゴールドアリュール(12億5966万2000円)(74勝)
総合記事で記したように1勝クラスの1勝のみも2着が多くそれなりの賞金加算。下位がそれほど突き上げて来ないのでこのペースでトップ10入りがほぼ確実。
昨年同時期は今週JBC競走が京都で実施されスプリントでグレイスフルリープが勝利。本年その分の加算はないのですがJBCスプリントだけでなく同週7勝と一気に伸ばす結果に。そこで13億突破しても11位というのが昨年同時期、10位マンハッタンカフェとは300万程度の差でしたが当時9位クロフネとマンカフェが今季落ち込んでいますので、JBCをカウントしなければ今週で昨年同時期よりも本年の方がペースは良くなりボーダー近辺他種牡馬との比較でゴールドアリュール自体がなんともしぶといですね。ほぼダートのみでこの推移ですから。
みやこSにリアンヴェリテの登録はありますが夏場で無理使いしたので厳しいでしょう。マリーンSを捨てるかエルムSをスキップすべきだったとは思いますが陣営にも思惑があるでしょうからなんとも。ハナ切れないとこのクラスではどうにもならないのもバレていますし。
●10位(10位)オルフェーヴル(12億165万9000円)(79勝)
獲得賞金12億円を超えて勝ち馬は出ましたがこのところ良くはないですね。重賞での結果が振るわずG3マーメイドSでサラスが本年1勝していますが、その後の重賞入着がG2府中牝馬Sラッキーライラック3着と菊花賞メロディーレーンの5着だけなので。
EI.がトップ10内唯一の1未満でトップ20まで見てもブラックタイドの次に低い0.84と3年目サイアーとはいえこれで良くトップ10内にいるものだと。2歳が好調で産駒数も増えクロフネやマンカフェが巻き返すこともなくキングカメハメハが落ちてステイゴールドもさすがに来年は下げることが想定され来年はもっと楽にトップ10入り出来るでしょう。今後は上位常連にもなりそうなので本年もっと良い形で結果を出してほしいのですが。現役時のパフォーマンスがサイアーランクに関係ないとしてもそれだけの思いを抱かせるスーパーホースなので。
●11位以下
11位キンシャサ未勝利週で伸びず。とはいえ1勝したオルフェーヴルよりも先週分の獲得賞金は上、それでも大きく詰めた訳でもなく逆転は依然として厳しい状況。
12位クロフネはアエロリットが天皇賞(秋)で3着と非常に健闘したのですが言うなれば先週はそれっきりで土曜に至っては2頭の出走で共に着外、日曜はアエロリットの他に京都1レース未勝利で3・4着馬が出ただけなのでアエロリット3848万6000円の他に330万だけ。G1レース3着馬が出て未勝利週ながら4100万の加算となりますのでこれは多いのですが逆転トップ入りを狙うには不十分。仮にですがアエロリットがあのまま押し切れば先週で10位となっていましたが、さすがにあのアーモンドアイに勝つというのは・・・。正しくない表現でしょうが万策尽きたか。
13位マンハッタンカフェは土曜6頭・日曜5頭の出走で1勝クラス3着馬が土・日で1頭ずつ出ただけという結果に終わり前回から380万の賞金加算。ルーラーシップが10月勝たないと書きましたがマンカフェに至っては9月16日に障害未勝利と1勝クラスで勝ち馬が出てこの後は未勝利。2歳馬もいませんし前半で稼いだアドバンテージも尽きたか。
14位ヘニーヒューズは前回から1つ順位を上げたのですがトップ10内を狙うという状況には至らず。2歳戦好調で日曜京都で2歳戦を2勝、1つは平場1勝クラスで2着を離して勝ったのですがメンバーがいかにも軽くむしろ勝ったことでOP入りして苦しくなりそうな?そのようなことで2歳戦では10位に入って来たのですがこの部門でもオルフェーヴルやキンシャサよりも下。みやこSにワイドファラオ登録、JBCスプリントには登録がなくこちらに回った模様。JBCスプリントのモーニンが補欠1番手でスワンSに回ったのかも知れませんが順当に18着、17年阪神Cで6着していたので芝1400mなら、などとコメもあり確かに当時の上位を見ればそのようなことも考えられますが結果は。ダートに回っても背負わされるでしょうしモーニンに過度の期待が良くないのでしょうけど。
15位ヴィクトワールピサは未勝利週で2歳新馬・未勝利や1勝クラスで数頭入着があっただけの先週は丁度500万加算にとどまる。エリザベス女王杯にスカーレットカラーの登録があったのでここで一発やってどれだけ伸ばすかだけでしょう、それでも10位には届きませんか、中1週で登録のあった天皇賞(秋)があの結果でしたので女王杯に回ったのはプラスと思われますが。
16位ジャスタウェイも伸びていませんがヴェロックスが菊花賞でやって完全にアウト、ジャパンカップや有馬記念に出るとも思えませんし勝ってもこれでは届かないですね。上位常連と入れ替わりの時期なので3年目サイアーとなる来年はチャンスですが現2歳が悪いので。オルフェーヴルがそのような感じで本年トップ10入りを狙えそうなので嵌まればというところですが依然として重賞勝利なしというのも。
●今回は以上です
2歳戦は今回も次記事予定ということで。
以上