今週は小倉・福島・札幌の3場開催
3回小倉・2回福島は最終週で小倉は年度最後の実施週、1回札幌は開幕週。
重賞は小倉芝1800mのG3中京記念実施週。
●1位(1位)キズナ(25億6115万1000円)(109勝)
(25億1655万1000円)(106勝)
先週は1勝クラスなど3勝、G3函館記念では1番人気サヴォーナが4着。本年のリーディングを狙える上位3種牡馬が4000万円台の獲得という週間で首位を走るキズナとしてはこれで良いといえる週間でしょう。
函館記念のサヴォーナは4着。最後は良く伸びて来ましたが先行勢が上位に残るようなレースだった事から小回りが合わないようなことを総合記事で書きましたが、騎手コメントによると最内枠が堪えたとのこと。基本的には阪神・京都の主場向きだと思うのですが小回りでも福島は強いので使えるのなら七夕賞の方が良かった気もしますが。
中京記念にはアスクワイルドモアが登録。前走はダートOPスレイプニルSで1年4ヶ月ぶりだった上にダートが合わなかったのか勝ち馬から16秒以上離された最下位でタイムオーバー明けとこれは度外視して良いのでしょうが、この臨戦過程ではさすがに。中京実施のG2京都新聞杯をレコードで勝利したほどですが騎手は騎乗停止になったレースで本年の中京記念を実施する小倉は初出走。2000m未満の距離はジオグリフが勝利した2歳時の21年G3札幌2歳S2着以来で距離はこのぐらいが合うと見ますが、とにかく状態でしょう。想定は小沢大仁。
●2位(2位)ロードカナロア(22億6980万3000円)(96勝)
(22億2485万7000円)(92勝)
先週は1勝クラスなど4勝。2歳世代からも最初の勝ち馬が出て勝利数は多かったのですが平場のレースのみ。G3函館記念出走馬は最下位、OP特別出走馬も断然人気に推され内を掬われたような2着とキズナとの差は極わずかに詰めた程度。
函館記念の5番人気デビットバローズはレース途中で下がってしまい大きく離れた最下位と何かあったとは思うのですが原因は不明らしく馬が自分から止めてしまったのかも知れません。OP巴賞上位組はローテの関係などから不振のレースでしたが本年は巴賞1着ホウオウビスケッツが連勝し2着だったデビットバローズは最下位と明暗を分ける結果に。
ホウオウビスケッツはトップ10圏外のマインドユアビスケッツ産駒なので、ここで触れますと昨年のG2スプリングSを2着してG1皐月賞は馬場も向かなかったか17着も、G1日本ダービーでは0秒2差6着。この日本ダービー組の現4歳というのは評価し難くベラジオオペラやソールオリエンスはそれなりに走っていますが、今回にしても古馬一線級が揃ったとは言い難い夏期のG3ハンデ戦なので。4歳世代全体ということではなくホウオウビスケッツ単体を評価したい点としては6月の遅生まれながら春のクラシックに出走していたほどで、ここに来て本格化の兆しということならば更に良くなるとも。デルマソトガケなどの出るG1ドバイゴールデンシャヒーン連覇のマインドユアビスケッツ産駒ですが芝でしか走ってなくこちらは芝馬、3代母はキングカメハメハなどの母マンファスでこの辺りも強さの下支えとなっているのかも知れません。中央では今回の函館記念で産駒重賞初勝利。
中京記念に産駒登録なし。
●3位(3位)エピファネイア(21億9489万3000円)(54勝)
(21億5322万1000円)(53勝)
先週は新馬1勝でしたが上位2頭との獲得賞金差はそれほど変わらず。差を詰めるに越したことはないのでしょうがエピファネイアはG1での一発が期待できるだけに届かなくなってしまうような差さえ付けられなければ。
先週の勝ち馬と重賞入着馬は2歳馬なので評価などは2歳戦項に回します。
中京記念にはエピファニー、セルバーグ、ワールドリバイバルが登録。
エピファニーはG1大阪杯10着以来3ヶ月ぶり。休み明けは強く小倉芝1800mも本年の小倉大賞典で勝利と今回のメンバーでは実績上位ともいえますが小倉大賞典にしても2月のレースで夏期競馬の実績は乏しく7月の出走は昨年のOP関越S8着のみ。重賞勝利時はハンデ57キロで今回もハンデ次第など買える要素と嫌いたい要素が混在しているとなるでしょうか。想定は杉原誠人の継続。
セルバーグはG3エプソムC7着から。昨年の中京記念勝ち馬ですがこちらは中京芝1600m実施の勝ち馬。その後は未勝利ですが小倉は1走して上記エピファニーが勝利したレースを今村聖奈で逃げて3着。昨年はハンデ55キロの勝利でこちらもハンデ次第となりそうですが逃げて粘り込めるかとなるか同型もいるので展開が鍵。3回小倉最終週ですが差し優位ということでもないようなのですんなり行ければ。中京記念連覇の場合は12・13年フラガラッハ以来2頭目、73・75隔年制覇のナオキを含め3頭目の2勝馬。想定は和田竜二。
ワールドリバイバルは巴賞14着から。中京記念こそ巴賞組が良いとも思えませんが22年巴賞でも2着しそれ以来1年1ヶ月ぶりとなった小倉芝1800mの23年小倉日経OPでも2着と夏期競馬には強いと言えそう。3歳1勝クラス特別は小倉で勝利していますが今回の休み明けはダートで3秒6、前走も1秒3と大敗。過去10年で6歳馬の勝利も14年サダムパテックと18年グレーターロンドンの2頭。この2頭も中京芝1600mの中京記念勝ち馬で来年には14年分が過去10年データでは消えるということに。過去5年で見ると19・23年中京芝1600m、20年阪神芝1600m(18番人気メイケイダイハード勝利)、21・22年小倉芝1800m実施とそのようなデータも当てはめにくいレース。想定は小牧太で今週の金曜に兵庫県競馬の二次試験合否が発表されるということで合格でしょうから中央の騎手としては最終日の騎乗になると思われます。本人から騎乗をオファーしたようですが肝心の馬の方が近走の内容からは。
●4位(4位)ハービンジャー(12億5084万6000円)(41勝)
(11億9267万8000円)(39勝)
先週は3歳馬が2勝クラス特別を2勝、G3函館記念では4番人気グランディア2着などで5位ドゥラメンテとの差を広げて獲得賞金12億円突破。
函館記念のグランディアは近走の内容からあってもおかしくないとは見ましたが夏期競馬に実績がなく函館も初出走だったので実際は懐疑的に見ていたのですが連対確保の好走。勝ち馬には3馬身半離されましたが逃げ馬が3着に残って離れた2番手追走が勝ち馬という展開も向かなかったところを良く差し込んでおり、強い競馬をしましたが1頭前にいたということで。
中京記念にはボーデンが登録。
前走3勝クラス錦Sでおよそ2年ぶりの勝利。祖母アドマイヤグルーヴの良血馬でデビュー当初からかなり期待されていたように思いますが3歳時の21年G2スプリングSでは3着、同年7月のG3ラジオNIKKEI賞6着以来の重賞挑戦。良血馬がここに来て突然目覚めたというよりは転厩初戦かつ去勢手術明けの条件レースで強烈な決め手を発揮して勝ち上がって来たとなるでしょうか。過去10年データは信頼し難いレースとしましたが前走1着馬の勝利は17年ウインガニオンが最後、条件レースからの出走馬は湘南S1着からの15年3着ダローネガが唯一の3着内。騸馬勝利の場合は93年アラシ(3月小倉芝2000m実施)以来2頭目。想定は団野大成。
●5位(5位)ドゥラメンテ(11億9356万4000円)(61勝)
(11億7256万4000円)(58勝)
先週は3勝と2週連続の未勝利は回避しましたが獲得賞金12億円に届かずハービンジャーに獲得賞金差を広げられての順位5位。リーディング連覇はもう無理でしょうが昨年のチャンピオンサイアーとして本年の3強に次ぐ位置には付けてほしいところですが。最終世代となる2歳馬からも勝ち馬は出ましたが世代2頭目の出走で種牡馬価値を上げる必要もないことから余裕を持って使われるようになっているのかそれが良い方に出れば。
中京記念に産駒登録なし。
●6位(6位)ルーラーシップ(11億3001万8000円)(47勝)
(11億1726万8000円)(47勝)
2週連続未勝利週と堅実に勝利を重ねるルーラーシップらしからぬ成績となっていますが、それでいて6位にランクしているので本年は好調。ディープインパクト、キングカメハメハ、ダイワメジャー、ハーツクライといったところにかつての強さがなくその中でコンスタントに産駒を送り出したゆえの好成績とも言えそうでうが。
特筆すべきこともないのですが函館記念ホウオウビスケッツの母の父はルーラーシップ。未勝利週なので勝ち馬ではないのですが2歳戦で取り上げたい馬もいるので後述。
中京記念に産駒登録なし。
●7位(7位)ドレフォン(10億6206万9000円)(45勝)
(10億3405万7000円)(43勝)
先週は1勝クラスなど2勝。未勝利週の翌週は相変わらずキッチリ勝ち馬を出して来ますが、それならばその翌週に勝ち馬を出せるのかとなりますが毎回書いているように不振週を続けないのがドレフォンの強さでしょう。
中京記念に産駒登録なし。
日曜札幌メインのOPしらかばSにカルネアサーダ、マスクオールウィンの2頭が登録。
・ダートランキング
1位ドレフォン 7億9605万3000円
2位ヘニーヒューズ 6億7479万3000円
3位ロードカナロア 6億2537万4000円
上位3頭の順位変動なし。1位~3位の順位は動かなくなっていますがロードカナロアは先週ダートの賞金加算なし。
●8位(8位)モーリス(10億260万5000円)(48勝)
(9億8884万1000円)(48勝)
未勝利週ながら獲得賞金10億円突破。ハービンジャーが4位になるような年度ならモーリスが4位にならないといけないとは思うのですがトップ10争いからなんとか抜け出したような現状なので今後の産駒による奮起を期待したいところ。
中京記念にはアルナシームが登録。
2走前のOP(L)都大路S2着時に先着を許したセオも登録していますが前走G3エプソムCは5着で当時6着のグランディアが先週の函館記念で2着など勝ち馬レーベンスティールが抜けて強かったようにも思いますがレースのレベルもそれなりに高いと見れば、上記4歳世代論でいえばレーベンスティールが1番強いような気もしますが。小倉では1走して[0-0-0-1]とこの表記ではそのようになりますが1着エピファニー、3着セルバーグのG3小倉大賞典0秒3差4着なのでハンデ次第では逆転があっても。昨年はG3函館記念6着など夏期実績はありませんが、そのようなことばかり書いているので大半の登録馬にないでしょうしこの馬の場合は気性面に左右される面も大きいので鞍上含めその悪癖が出なければ。ということで想定は横山典弘の継続。
母の父部門で母の父ディープインパクトが小倉重賞で特に強いということを何度か書いていますが本年の登録馬ではアルナシームとエピファニーが母の父ディープインパクト。
小倉競馬場の重賞は23年小倉サマージャンプ テーオーソクラテス、23年小倉2歳Sアスクワンタイム、24年愛知杯ミッキーゴージャス、24年G3小倉大賞典エピファニー、24年G3北九州記念ピューロマジックで母の父として実施機会5連勝中。
過去記事によるとそのようになっているらしく、本年小倉ダート1700m実施のG3プロキオンSには母の父ディープインパクトの出走がなかったことから該当レースの出走機会6連勝も懸かる一戦。
●9位(9位)ディープインパクト(9億6084万5000円)(19勝)
(9億3705万8000円)(18勝)
ディープインパクトはこちらで触れれば良かったような気もしますが先週は障害OP1勝で9位をキープ。2歳戦もレース数が増えて苦しくなることは想定されますがなんとか耐えてほしいものです。
中京記念にはエスコーラが登録。
過去4勝中3勝は小倉芝1800mで21年7月・9月、22年8月の3勝なのでコースや夏期競馬に強いことからドンピシャの条件に思われますが全て条件レースの勝利でOPクラスではリステッドレースを3走して23年リゲルS3着が過去最高着順の重賞初出走予定。ナツコクの芝1800mで強いと見るかOPでは足りないと見て嫌うかでしょう。想定は坂井瑠星。中内田厩舎所属馬で過去3勝の川田将雅が主戦とも思えますが来週復帰予定とのことで休業中、そうなると過去2度騎乗の西村淳也に回ると思われますがエルトンバローズ想定ということから坂井瑠星に回った気配でリーディング上位騎手とはいえ勝負度合いは?
母の父部門で小倉重賞は強いとしましたが中京記念ということでは16年ガリバルディ、18年グレーターロンドンで産駒も過去2勝。
●10位(12位)キタサンブラック(9億4557万8000円)(44勝)
(8億7601万1000円)(40勝)
先週はG3函館2歳Sなど4勝でトップ10内復帰。順位を争うことになりそうなハーツクライやディープインパクトに2歳世代の出走がなく本年はキタサンブラック産駒の2歳がかなり良さそうなことからそれもあって10位以内には入りそうな気配でしたが、まさか函館2歳Sを勝つとは全く想定していませんでした。
初重賞勝利がイクイノックスのG2東京スポーツ杯2歳Sで2歳から走らなくもなくラヴェルのG3アルテミスS勝利もありましたが、そのアルテミスSの芝1600mが過去最短距離の重賞制覇で1400mを超えて1200mの2歳重賞を勝利。かつ東京芝1400mデビューの函館2歳S勝ち馬と異例中の異例。ミオスタチン遺伝子の関連でそのようなローテになったなどと書かれていますが、さすが堀調教師ということでしょう。鞍上の佐々木大輔も重賞初制覇。
そのサトノカルナバルの勝利が本年重賞初勝利でイクイノックスの23年ジャパンカップ以来の重賞制覇。11位ハーツクライも先週は好調で3勝クラス・2勝クラス特別で勝ち馬を出すなど3勝加算でその差は1500万ほどでしかないのですが対ハーツではキタサンブラック優位で2歳戦のアドバンテージがあればディープインパクトを逆転しても。前回10位から12位となってしまったリオンディーズも先週2勝クラス特別勝ち馬を出しましたが、これ以上は苦しいでしょう。11位以下になってしまったというよりも上位常連種牡馬に対して7月に入ってもトップ10内で推移したことがを称賛すべきでしょう。
中京記念にはニホンピロキーフが登録。
小倉では3勝しており未勝利・1勝クラスは芝1800m、3月の関門橋Sは小倉芝2000mの勝利。重賞初挑戦のG2マイラーズCではソウルラッシュの0秒4差3着と好走も前走G3鳴尾記念は1秒8差12着。距離も1600mよりは2000mの方が良いはずですが良くわからない敗戦で距離短縮、得意の小倉で巻き返しがあっても。想定は田口貫太。
・2歳部門
1位(13位)キタサンブラック(4772万5000)(3勝)
2位(1位)キズナ(4355万)(4勝)
3位(4位)エピファネイア(4322万)(3勝)
4位(2位)モーリス(3987万)(4勝)
5位(5位)アドマイヤマーズ(3184万)(3勝)※新種牡馬
6位(3位)ナダル(3102万)(3勝)※新種牡馬
7位(6位)タワーオブロンドン(2859万)(2勝)※新種牡馬
8位(19位)サトノアラジン(2697万)(2勝)
9位(10位)サートゥルナーリア(2552万)(3勝)※新種牡馬
10位(7位)リオンディーズ(2195万)(2勝)
11位(8位)デクラレーションオブウォー(2118万)(2勝)
12位(12位)ウインブライト(2019万)(2勝)※新種牡馬
13位(52位)ダノンバラード(1931万)(2勝)
14位(31位)シルバーステート(1912万)(2勝)
14位(9位)バゴ(1912万)(2勝)
16位(14位)ビッグアーサー(1910万)(1勝)
17位(17位)ミスターメロディ(1768万)(1勝)※新種牡馬
18位(10位)アレスバローズ(1730万)(2勝)
19位(33位)アルアイン(1687万5000)(1勝)
20位(16位)モズアスコット(1554万)(1勝)※新種牡馬
G3函館2歳S勝ち馬サトノカルナバルを出したキタサンブラックが13位から一気に首位。函館2歳S2着ニシノラヴァンダを出したサトノアラジンが19位⇒8位。新種牡馬サートゥルナーリアも1頭新馬勝ちで9位にランクアップ。
G3函館2歳S勝利のサトノカルナバルは東京芝1400mで距離というよりは函館以外から出走の馬が勝たないというデータを前回推したところアッサリ勝たれました。新馬戦の7馬身差勝利というような楽勝にはさすがになりませんでしたが逃げ馬が2着・2番手から進めた馬が3着に残るレースを4番手から差し切りと今回に関しては完勝。
惜しまれるのは4着のヤンキーバローズ。ゲートをやや立ち上がるように出てそれほど大きな出遅れとはならなかったが大外枠からの発走ということもあって内に入れられず最後も外を回って最速34秒2の上りを計時も上位には届かず。1番強い競馬をしたのは間違いないのでしょうがそのような競技ではなく最初にゴールすることを競うので。勝ち馬もキタサンブラック産駒ですが上記のようにミオスタチンのアレでしょうし、こちらもエピファネイア産駒でレースぶりからは距離延長で将来的にはメンバー中トップという可能性も。サトノカルナバルはミックスセール出身馬でこちらは浦河の生産馬なのでそれを考え難くもあるのですが。
他では新馬戦から日曜函館5レース芝1800mのアスクシュタイン。このレースも逃げ切りを決めた勝ち馬よりも2着のリアライズオーラムで出遅れから最後は外を回して最速上り34秒4で届かず。ここもリアライズオーラムが1番強い競馬をしたとは思うのですが先手を獲って押し切ったアスクシュタインがここでは上だったということに。リアライズオーラムはゲートの問題もありますが騎手が最後の直線で右ムチばかり入れるので反抗したのか入線後に外ラチ沿いへすっ飛んでいくようなところも見られたのでまだそれだけ元気があり余っている辺りは良くも悪くもオルフェーヴル産駒だと。
日曜小倉5レース芝2000mの新馬戦は2着センツブラッド。7頭立て不良馬場の超スローを逃げ切られてしまったのですが勝ち馬が何度も他馬の進路をカットしたようなレースで実際に制裁も発生していますが向こう正面で外に逃避して他馬の進路をカットしてこれでやる気がなくなってしまったのか真っ直ぐ下がってしまうような馬が出て、それを捌くのに手間取ったのがセンツブラッド。これでクビ差なのですから実際は勝っていたでしょう。勝ったトップオンザヒルは最後の直線でもヨレて他馬の進路をカットしてこれで立て直さずにもう1度ヨレているのですから降着でも良さそうなのですが現行のルールでは着順変更なしということに。2番人気センツブラッド、1番人気グティに関してはノーカウントで勝ったトップオンザヒルは強くないでしょう、気性面に問題アリかと。
日曜福島5レース芝1800mの牝馬限定新馬戦はホウオウガイアが勝利。ここは勝ち馬が強く最後の直線だけで3馬身離してしまったようなレースですが2着サルーポルティは4コーナーで他馬にぶつけられたようなところもありホウオウガイアも手前の替え方がぎこちなかった印象も。それでいてこの着差なので強いというか一瞬の脚を使えるタイプでしょうがこの時期の限定戦勝ち馬なので過度の期待というのも。昨年の該当レース勝ち馬はOPコスモス賞で2着し連闘で出走したOPクローバー賞を勝利したコスモディナー。本年のG2スプリングS2着アレグロブリランテの下で父がシルバーステートに変わってどこまでやれるか。
もう1頭挙げると未勝利戦で小倉ダート1000mなのでクラシックということではないでしょうが稍重馬場で57秒2とレコード勝ちしたアメリカンビキニ。従来のレコードを0秒5更新して2着に7馬身差、3着はそこから8馬身差の圧勝。京都ダート1200mの初戦は3馬身半負けていたので馬場や相手関係もあるのでしょうがこの勝ちぶりから芝もこなせなるような早期の短距離戦でというアメリカンファラオ産駒。今回は3キロ減の吉村誠之助起用で負担重量の恩恵もあったはずですが非常に上手く乗ったというか、地方競馬所属の父の印象とは違い非常にキレイな騎乗をしていたのでどちらかといえばそちらを今後も注目したいようなことで取り上げた次第。
・母の父部門
(前回)
1位ディープインパクト 24億7958万円
2位キングカメハメハ 21億6922万4000円
3位マンハッタンカフェ 14億7718万円
4位クロフネ 11億1626万4000円
5位シンボリクリスエス 9億1768万8000円
(今回)
1位ディープインパクト 25億1531万円
2位キングカメハメハ 22億369万5000円
3位マンハッタンカフェ 15億487万6000円
4位クロフネ 11億7557万3000円
5位シンボリクリスエス 9億3072万8000円
首位ディープインパクトは未勝利2勝。獲得賞金25億円突破。
2位キングカメハメハは障害OPなど2勝。獲得賞金22億円突破。
3位マンハッタンカフェは2勝クラス特別など2勝。獲得賞金15億円突破。
4位クロフネは2勝クラス特別など4勝。
5位シンボリクリスエスは障害未勝利1勝。
・函館記念
父マインドユアビスケッツのホウオウビスケッツが勝利。母の父ルーラーシップは14位。
母の父ルーラーシップはG1桜花賞ステレンボッシュ以来の本年重賞2勝、通算3勝。
函館記念は初制覇。
年間重賞2勝以上は初めて。
母の父として中央重賞勝ち馬はオールパルフェ、ステレンボッシュ、ホウオウビスケッツの3頭。
・函館2歳S
父キタサンブラックのサトノカルナバルが勝利。母の父ニューメラスは72位。
母の父ニューメラスはG2フローラSアドマイヤベル以来の本年重賞2勝、通算3勝。
函館2歳Sは初制覇。
年間重賞2勝以上は初めて。
母の父として中央重賞勝ち馬はアドマイヤリード、アドマイヤベル、サトノカルナバルの3頭。