先週に引き続き阪神・中山・福島の3場開催
2回阪神、3回中山は最終週
本年の阪神はスタンド改修工事の関係で2開催のみなので年度最終週の実施
G1皐月賞、G3アーリントンC、G3アンタレスS、G1中山グランドジャンプの障害重賞を含む4重賞実施週
●1位(1位)ロードカナロア(12億4773万1000円)(53勝)
(11億6067万8000円)(50勝)
先週は特別戦2勝、障害OP1勝の3勝。G2阪神牝馬S2着馬なども出て獲得賞金12億円突破。2位キズナとの差は詰まったのですがロードカナロアも8700万ほど加算があり思ったほどは詰められなかったという印象。
皐月賞には産駒登録なし。
アーリントンCにはアスクワンタイム、ワールズエンドが登録。
アスクワンタイムはG3小倉2歳S勝ち馬でG2京王杯2歳S10着、G1朝日杯フューチュリティステークス15着から。芝1200m小倉2歳Sの勝ち馬ですが仕上がり度などで逃げ切ったようなタイプではなく差せるタイプなので距離は持つと見ていましたが近2走の結果からはそれも怪しく。全きょうだいの重賞勝ち馬ファンタジストはもう少し距離も持ちましたがボンボヤージの方は小倉と京都の芝1200mでしか勝っていないので牡牝の違いはあれこちらに近いタイプと見れば前走同様に阪神芝1600mは不安でしょう。賞金は足りているので負けてもNHKマイルカップに出走するかも知れませんがスプリントに向かうかの分岐点にもなりそうな一戦。想定はテン乗りの松若風馬。
ワールズエンドは3歳2月京都芝1600mの新馬戦勝利から。登録時点でフルゲートは割れているので出走は可能。初戦はスローで勝ち時計も早くないのですが当時2着のシュガークンは1勝クラス大寒桜賞を勝利したキタサンブラックの半弟、3着ビダーヤは勝ち上がっていませんがシャケトラの半弟。ワールズエンドも母リラヴァティ、おじアダムスピーク、おばシンハライトが重賞勝ち馬という一族。完成はまだ先とも思えますが年明けデビューの良血馬がキャリア2戦目で連続好走すれば。想定はバウルジャン・ムルザバエフ。
アンタレスSには産駒登録なし。
中山グランドジャンプにはジューンベロシティが登録。
昨年の中山グランドジャンプ6着後に障害重賞を2勝。23年中山大障害も5着と大障害コース適性に疑問も実績からは有力馬の一角でしょう。想定は森一馬。
リーディング争いも気になるところですが通算勝利回数は1035まで伸びて歴代22位アフリートの1040勝まで5勝差。海外でも供用されていたアフリートは中央勝利数のみという数値ですが、上回ればミスタープロスペクター系という括りでは父キングカメハメハに次ぐ中央産駒勝利数ということに。
●2位(2位)キズナ(11億8970万5000円)(55勝)
(10億6956万4000円)(52勝)
先週はリステッドレースを含むOP特別2勝の3勝。週間1億2000万加算の獲得賞金11億円突破で首位ロードカナロアとの差も詰めましたが、この数値でもイマイチ詰め切れず逆転を逃したという印象が強いものに。勝利回数はロードカナロア、キズナともに3勝の週間でキズナの首位は変わらず。
桜花賞は3番人気クイーンズウォーク8着、7番人気ライトバック3着と人気に反するような産駒の結果。ここで勝ち馬を出すか2・3着で逆転だったので失策感があるのはこの結果でしょう。
ライトバックはテンションが高くなるということで最後方から、ひと塊で大きな集団の最後方といった感じで差し決着となったことからここでも良かったのでしょうが直線で大外を回して最速上り32秒8を計時も届かず。前走は不利を克服して勝利も馬混みに入れられないのか出たなりで競馬をしたようですが、この点が弱点なのでしょう。前走OP(L)エルフィンSでもG2チューリップ賞勝ち馬スウィープフィートには先着しており上位馬の臨戦過程から桜花賞TR重賞勝ち馬と他路線の出走馬で差があったレースとも。東京になって距離が伸びたところでオークスもこの競馬しかできないのなら上位逆転は難しい気も。
クイーンズウォークの方はレース前からオークス向きと泣いていましたが内枠も良くなかったか伸び切れない結果に。こちらはG3クイーンCの勝ち馬で東京は合うという可能性も。クイーンCの勝ちぶりからは直線バラけて追い比べになれば。それでもここまで負けてグレナディアガーズの下となると言うほどオークス向きとも思えませんが。
オークスとなるとOP(L)忘れな草を勝利したタガノエルピーダの方が桜花賞出走の2頭よりも有力かと。桜花賞とは相手関係も全く違うはずですが3頭が飛ばす展開の離れた4番手に控えマークされていたような2着馬に2馬身半差の完勝。G1朝日杯フューチュリティステークス3着、G2チューリップ賞4着で桜花賞の出走は逃しましたがオークスは桜花賞よりも出走馬決定順賞金のボーダーが下がる傾向にもあり今回は出走可能でしょう。2000mの時点距離に不安もありましたが今回のレースぶりからこの時期のオークスなら東京芝2400mも問題ないでしょう。母タガノレヴェントンの産駒はタガノトネールのようなダートでスピードに富んだような馬も出れば障害重賞勝ち馬、ステイヤーズS連対馬なども出してこれらは全て父も違うので種牡馬の良さを出す傾向と捉えれば日本ダービー勝ち馬キズナの産駒なので。
あとは桜花賞上位組との相手関係。阪神ジュベナイルフィリーズも非当選馬となっており朝日杯フューチュリティステークスに回った馬で、2歳マイルG1の比較や桜花賞の結果も含め阪神ジュベナイルフィリーズ組の方が優勢にも思えますが桜花賞勝ち馬ステレンボッシュとは未対戦なので。
OPモルガナイトSは高松宮記念を非抽選馬となったアサカラキングが勝利。1200m戦は初出走でしたが開幕週福島の最内枠も良かったか負担重量58キロで2馬身差の逃げ切り。G3阪急杯は勝ち馬ウインマーベルと同タイム2着で馬場適性の差もあったような結果でもあったので短距離~マイルカテゴリーの上位馬とそれほど差もないでしょう。それを証明するかのような完勝だったということで。
皐月賞には前走OP(L)若葉S2着で優先出走権を獲得したホウオウプロサンゲ。
前走G3共同通信杯1着で重賞1勝ジャスティンミラノ。
前走OP(L)若駒S1着サンライズジパングの3頭が出走予定。
前走G2弥生賞ディープインパクト記念5着シュバルツクーゲル、前走OP(L)若葉S5着ジューンテイクは登録時非抽選馬対象。本年は20頭登録で登録時非抽選馬対象2頭はキズナ産駒。
ホウオウプロサンゲはOP(L)若葉S2着から。収得賞金400万の1勝馬という時点で既に厳しく2歳OP(L)アイビーS2着も逃げてレガレイラに先着したように行ってどこまでというタイプ、矢作厩舎3頭出しの先兵的役割もあるのでしょうが同型も多く早目に仕掛けたい有力馬も多いことからハナを切ったところで難しい一戦となるでしょう。若葉S組は苦戦傾向ですが09年2着トライアンフマーチ、14年3着ウインフルブルーム、19年2着ヴェロックスと5年周期で3着内に入るというデータも。想定は菱田裕二の継続。
ジャスティンミラノは2歳11月東京の新馬戦勝利から前走G3共同通信杯を連勝して出走。前走は上り32秒6で勝利とスローの東京で上り勝負しか経験がないのは不安ですがG3共同通信杯では朝日杯フューチュリティステークス勝ち馬ジャンタルマンタル以下を下し、新馬戦で2着に下したへデントールは未勝利、1勝クラスを圧勝のキャリア2戦とはいえ無敗馬。前走G3共同通信杯組は過去10年で14年1着イスラボニータ、15年1着ドゥラメンテ、16年1着ディーマジェスティ、19年3着ダノンキングリー、21年1着エフフォーリア・3着ステラヴェローチェ、22年1着ジオグリフ、23年3着ファントムシーフと良績を残し該当期間共同通信杯出走の皐月賞勝ち馬は中山初出走馬も含め皐月賞で中山初勝利でその点は心配ないでしょう。問題はペースでスローになるとは思えないようなメンバー構成なので。想定は戸崎圭太の継続。
サンライズジパングはOP(L)若駒S以来3ヶ月ぶり。2歳時はダート戦にも出走し既にキャリア6戦なので間隔はこの程度あっても良さそうなのですが登録のあったG2弥生賞ディープインパクト記念を回避しての皐月賞出走というのは気になるところ。中山芝2000mの2歳G1ホープフルSでも最後の直線で不利がなければといった内容で順調さを欠いた不安点さえ出なければ、先行勢が多い展開が向く可能性も。想定はG1ホープフルS3着時の菅原明良。
登録時非抽選馬対象の2頭は出走となっても厳しいでしょう。
アーリントンCにはシンドリームシン、ジュンヴァンケットが登録。
シンドリームシンはOP(L)ジュニアC7着から。ジュニアC勝ち馬のキャプテンシーがG2ニュージーランドトロフィーで大敗など足りない感じもしますが、同じくアーリントンCに登録され先週初勝利の福永厩舎に転厩したG2スプリングS4着チャンネルトンネルが勝利した新馬戦3着という結果も。想定は浜中俊。
ジュンヴァンケットは1回阪神4日の芝1600m未勝利戦を既走馬相手に5馬身差の圧勝から。キャリア2戦目ですが前走の勝ちぶりが只者ではなくセレクトセール高馬を2・3着に下す快勝。その上位馬も次走で勝ち上がってなくこの時期の未勝利戦なので過大評価するのも危険ですが、直線で外に持ち出され抜け出してから真っすぐ走っていた体幹の強さといったフォームが魅力。皐月賞には登録されませんでしたが同じキズナ産駒でG2スプリングSを勝利したシックスペンスもこのタイプかと。ピクシーナイトの半弟ですがフェーングロッテンの半弟でもあってスクリーンヒーロー父系の半弟よりも距離は持つ感じでベストは2400mにも思えますが阪神外回りのマイルなら。先週あったようなこの馬も突然に吉田和美オーナーの名義となりそうな要素もありますけど今週は大丈夫でしょう。想定は岩田望来の継続。
アンタレスSにはハギノアレグリアスが登録。
ダイオライト記念3着からの出走で昨年のG3シリウスS勝利など1800m超の距離が向くようにも思えますが阪神実施の23年Op太秦S1着、G3みやこS2着など阪神ダート1800mで良績も。脚部不安で長期休養のあったというだけの遅咲きで順調に使えるようならばダートカテゴリーで上位の存在なのでしょう、想定は岩田望来の継続。
中山グランドジャンプにはタマモワカムシャが登録。
障害OPクラス勝利もなく中山は平地戦を含め初出走。
中山グランドジャンプは厳しい登録状況ですが、本年の障害リーディングは現在キズナで勝利回数6もトップ。獲得賞金8400万ほどの首位で中山グランドジャンプは1着6600万なので今週で首位交代というケースも。
リーディング観点に戻ると
皐月賞1着2億(2538万2000)、2着8000万(725万2000)、3着5000万(362万6000)、4着3000万、5着2000万
※( )内数値は2023年の付加賞
現在の数値のみからは皐月賞で2着以上馬が出れば逆転、3着以下馬を含む2頭入着でも逆転。他の重賞にも有力な登録馬の多い週間で今週こそ逆転と思われますが桜花賞のように勝たないのがキズナ、層の厚さから耐えるのはロードカナロアという側面もあるので。
皐月賞はシックスペンスが無事に出走していればとも思えますがジャスティンミラノ次第でしょう。他重賞に登録のハギノアレグリアス、ジュンヴァンケットも有力。
●3位(3位)エピファネイア(8億9680万5000円)(28勝)
(6億7906万9000円)(26勝)
先週はG1桜花賞など2勝で獲得賞金2億1700万ほど加算。獲得賞金6億円台から9億円に程近い数値で獲得賞金8億円突破。総合記事ではこれだけ勝ってもまだロードカナロアと3億5000万以上の差としましたが勝たなかったらもっと開いていたのでステレンボッシュも良い仕事をしたでしょう。
G1桜花賞のステレンボッシュは今週から短期免許で騎乗のジョアン・モレイラの効用も大きかったのですが2歳G1阪神ジュベナイルフィリーズの1-2着が入れ替わり3着はOP(L)エルフィンSのライトバック。結果論にもなりますがTR組は3着内に入らず、ある程度間隔を取るのが近年の最適ローテ。本年はG3アルテミスSからの直行馬もいて結果を出せませんでしたがこのローテになるということはどこかで使いたかったところを使えなかったということなので。TR組が全くダメかというとG2チューリップ賞1着スウィープフィート4着、G2フィリーズレビュー1着エトヴプレ5着、アネモネS組こそ振るいませんでしたがTR重賞勝ち馬2頭は入着。
これがオークスになってどうかですが他の上位馬は距離延長で良いとはあまり思えないのもあって距離が伸びても良さそうなステレンボッシュ有力でしょう。キズナ項でも書きましたが次の相手はタガノエルピーダではないか、というのが先週の結果を見た段階での見解。ジョアン・モレイラを本年の短期免許期間中にG1レース2勝させるというミッションもあるので。ステレンボッシュでオークスも勝てば直近2年の中央G1レース2勝という条件もクリア、同一馬でG1レース2勝ならば秋華賞は短期免許でなくてもジョアン・モレイラは乗れるので。ミルコ・デムーロの菊花賞ネオユニヴァース、ダミアン・レーンの有馬記念リスグラシューがこのケース。
もう1頭出走のイフェイオンは11着。G3フェアリーSから直行で本年フェアリーS連対馬はこのローテでしたが、勝ち時計は同日の未勝利戦より遅いなどレースレベル自体が懐疑的でしたが結果もそのように。
G2阪神牝馬Sではモリアーナが3着。2000mから距離延長よりはマイルでといったタイプで横山典弘が後方から溜めて嵌めたようなレース。G2紫苑Sもそのようなレースで展開待ちといったところもあるのでしょう。桜花賞だけでなくこの結果も今回の大幅な賞金加算に貢献。
皐月賞には前走G3京成杯1着で重賞1勝ダノンデサイル。
前走G3きさらぎ賞1着で重賞1勝ビザンチンドリームの2頭が出走予定。
ダノンデサイルは本年のポイントレースにもなっているG3京都2歳S4着馬でこれはレースで不利があって4着に落としただけで前走のG3京成杯を勝利。前走は例の事象でダノンデサイルが他馬に不利を与えたりもしましたが中山芝2000mの京成杯勝ち馬ということで。この組は不振でしたが昨年はソールオリエンスが勝利。
ビザンチンドリームはG3きさらぎ賞勝利の2戦2勝。前走きさらぎ賞組も不振で過去10年の3着内は16年3着サトノダイヤモンドのみ。3冠馬オルフェーヴルは11年にきさらぎ賞からスプリングSを使って東京開催の皐月賞を勝利していたり全くダメとも思えませんし、近年は中京実施のきさらぎ賞でこの組が特に良くなく京都実施に戻ったきさらぎ賞で不器用ながら凄まじい破壊力を持つビザンチンドリームの能力を信用するのなら。この馬は最初から吉田和美オーナーの名義なのでその点も問題ないでしょう。想定はバウルジャン・ムルザバエフで2歳11月阪神の新馬戦勝利時以来の騎乗。当時も豪胆なレースぶりでした。
今週の重賞登録馬は皐月賞の2頭のみ。
ワン・ツーならば3億1000万ほど加算、リーディングを獲るのならやるしかないでしょう。桜花賞では見事に勝ち馬を出したので今週も続けば。
●4位(4位)ドゥラメンテ(6億6000万円)(29勝)
(6億1347万3000円)(27勝)
先週は2勝。G2阪神牝馬Sで入着馬も出て年度がこれだけ進んだ時期の上位種牡馬としては非常に珍しい区切りの良い獲得賞金となりましたが、昨年はG1桜花賞リバティアイランド、G2阪神牝馬Sサウンドビバーチェの勝利で大きく獲得賞金を伸ばした週間。ダブルスコアとはなっていませんが首位ロードカナロアとは6億円近く差を付けられており無理でしょう。昨年はジャパンカップ・有馬記念の大量賞金加算で逆転も、それが可能な推移をしていたことに他ならず本年それとは違うでしょう。
皐月賞には前走OP(L)若葉S1着で優先出走権を獲得したミスタージーティーが出走予定。
前走は同厩のホウオウプロサンゲが行ってそれを差すという形に。そのホウオウプロサンゲ項でも書いたように若葉S組が全く来ないこともないのですが新馬戦は8頭立て、前走は9頭立て、G1ホープフルステークスでは捌けずに5着となったように多頭数で不安も。ホープフルステークスはそれでいてレガレイラから0秒5差という見方もできますが。想定は藤岡佑介の継続。桜花賞で乗り替わりとなったように藤岡康太騎手も心配ですが本年は既にG1勝利など好調ですし、そのような意味でも藤岡佑介騎手の健闘を祈念。
今週の重賞登録馬は皐月賞のミスタージーティーのみ。
勝利すれば父子制覇に。
●5位(5位)ドレフォン(6億440万1000円)(26勝)
(5億7525万3000円)(26勝)
未勝利週でしたが獲得賞金は6億円突破。
桜花賞にも出走馬はありましたがマスクオールウィン14着とフェアリーS組が本年は苦戦という結果に。未勝利週だったので本年芝レース勝ち馬は出ていませんが2勝クラス花見山特別など芝レースで2着馬2頭も出た週間、そのうち芝でも勝ち馬は出るでしょう。ダート部門首位は変わりません。
皐月賞には前走G2スプリングS9着ウォーターリヒトが出走予定。
前走は後方からやってスローに嵌ったといった結果ですがG3シンザン記念17番人気3着、G2きさらぎ賞10番人気2着も後方からの競馬で人気薄ながら連対。前走は2番人気になった途端走りませんでしたが今回は下から数えたほうが早い人気でしょうし、そのような時に走るタイプなら。産駒から皐月賞馬も出しておりイクイノックスとドウデュースほどの馬を下して勝利したジオグリフ。本馬の未勝利勝ちも2000mでこなせないこともないのでしょうが、前走こそ敗れましたが1800mベストのような血統ということもあって1ハロン我慢が利けば。厩舎のクラシック最終年度で日本ダービーにも出したいようでここで5着内がほしいところでしょうから後方から着狙いとなりそう、行く馬も多いはずなのでそれが嵌れば。想定は幸英明の継続、牝馬のイメージが強い騎手とはいえ大レースも勝利しているベテランなのでその辺りは心得ているでしょう。
今週もう1頭の重賞登録馬はアンタレスSのテーオードレフォン。
本年はダート戦のみ勝利ですが中央ダート重賞となると過去未勝利。中央重賞勝ち馬はジオグリフだけなのでそのようになりますが前走OP名古屋城Sは2馬身差の勝利。通過順通りに上位を占めたような先行決着で2番手を進んだ2着馬はテーオーリカードと同一馬主、3着は先週芝のOPで敗れていた勝ち味に遅いハピと着差ほどの信用は置けませんが先行力は魅力、ハナを切らないとどうにもならないというタイプでもないので。想定は丸山元気の継続。
●6位(6位)ハーツクライ(5億6094万円)(19勝)
(5億2681万)(18勝)
先週は未勝利1勝。
皐月賞には産駒登録なし。
最終年度の産駒から皐月賞出走馬なし、産駒も未勝利ですが母の父としては21年エフフォーリアで勝利。
今週の重賞登録馬は中山グランドジャンプのポルタフォリオ。21年12月の障害未勝利1着を最後に連敗中でOPクラス未勝利の大障害コース初出走。想定は小牧加矢太。
●7位(11位)ルーラーシップ(5億5591万1000円)(24勝)
(4億4380万2000円)(21勝)
先週はG2阪神牝馬Sなど3勝。週間1億円超えの加算で獲得賞金5億円突破のトップ10内再浮上は7位にランクイン。前回11以下となったので触れずにいましたが1200万ほどしか10位とも差のない11位で前回記して置くべきでした。
阪神牝馬Sでは断然人気に応えマスクオールウィンが勝利。こちらもジョアン・モレイラの騎乗でしたがゲートで大きく出遅れた前走G3東京新聞杯とは異なりゲートも決め、直線では狭いところを割って最後は2着ウンブライルに併せるようにして押し切り。桜花賞ステレンボッシュ、23年G2府中牝馬Sナミュールもこのような競馬でジョアン・モレイラが勝たせたようなレース。G2ローズSやG1秋華賞の結果からも普通に走ればこれぐらいはやれなくもないのですが。
次走はヴィクトリアマイルでしょうしジョアン・モレイラがそこで本年G1レース2勝目を決めそうな気もしますし皐月賞も出走予定なので。東京実績はありませんがヴィクトリアマイルはゲートでやっただけなのでそれさえでなければ。阪神牝馬Sではドゥアイズも5着で出走5頭の4歳馬で掲示板を独占。
OP(L)忘れな草賞2着のステラクラウンは最後に離されたのは不満ですが勝ったのはタガノエルピーダ、3歳3月デビューのキャリア2戦目で中1週ということを考慮すればこちらもかなりの素材でしょう。重賞勝ち馬の祖母ロンドンブリッジでおばダイワエルシエーロ、おじビッグプラネット、グレーターロンドンといった血統も魅力な好調、上村洋行厩舎の所属馬。
皐月賞には産駒登録なし。
皐月賞は出走馬なしですがジャスティンミラノ項でも記したへデントールが次週G2青葉賞予定でおそらく1番人気の出走。日本ダービーで勝てないというデータの前走となってしまいますが優先出走権を獲得すれば注目の存在に。現時点でもかなり注目されているとは思いますが。
今週の重賞登録馬はアーリントンCのディスペランツァ、トップオブザロック。
ディスペランツァはG3京都2歳S0秒2差6着、G1ホープフルS9着とこれだけ走っていれば菊花賞でもある程度はやれそうですが、年明け初戦となった前走は阪神芝1600mに距離短縮して最後方11番手から最速上り33秒1を計時して直線で他馬をすべて差し切り。ソウルラッシュやマスクトディーヴァのように驚異的な決め手を持つマイラーが近年の産駒に多くこの馬もその1頭でしょう。昨年の皐月賞3着ファントムシーフの半弟で兄は近交のクロス所有も話題となりましたがこちらは5代血統表内にノーザンダンサー5×5×5を持つ程度。想定はジョアン・モレイラ、権利を取ればこの馬で本年の中央G1レース2勝目も?
トップオブザロックは2歳12月の阪神芝1800m新馬戦以来の出走。G3ターコイズS連覇ミスニューヨークの半弟。想定はミルコ・デムーロの継続。前走ディスペランツァでも勝利のミルコ・デムーロがこちらをチョイスしたとは思えませんが半姉ミスニューヨークの主戦でもあったので。
●8位(7位)ディープインパクト(5億2816万5000円)(14勝)
(4億9217万4000円)(13勝)
先週はOP大阪ーハンブルクCの1勝で獲得賞金5億円突破。大阪ーハンブルクCでは格上挑戦馬も3着と好走。順位を1つ下げ3歳世代の出走もない中でのクラシックシーズンスタートと厳しい時期ですが良く耐えているでしょう。
皐月賞、アーリントンCは3歳馬がいないので産駒登録なし。
本年の皐月賞はキズナ、ディープブリランテ、アルアイン産駒の出走があり父の父として初勝利も懸かりますが中でもアルアイン産駒コスモキュランダが勝利の場合は父系3代制覇に。コスモキュランダはG2弥生賞ディープインパクト記念を現行条件のレースレコードで勝利し優先出走権を獲得しての出走。想定はジョアン・モレイラ。
アンタレスSにはダノンマデイラが登録。
2勝クラス・3勝クラスの特別戦を中山ダート1800mで連勝の重賞初挑戦。3歳10月に新潟の1勝クラスで初勝利を挙げ1勝クラス2勝目は阪神ダート1800mの勝利。想定はテン乗りの鮫島克駿。
今週の重賞登録馬はダノンマデイラのみ。
●9位(16位)ダイワメジャー(5億1880万円)(19勝)
(3億6410万1000円)(18勝)
先週はG2ニュージーランドトロフィーをエコロブルームが勝利、2着は桜花賞を非当選馬となってこちらに回ったボンドガールで産駒ワン・ツー。G1桜花賞はアスコリピチェーノがデビューからの連勝はストップも2着確保で大幅な賞金加算。前回3億円台から5億円突破の順位は16位から9位とジャンプアップ。ダイワメジャーが本年トップ10内に復帰するとは全く考えていませんでしたが3歳世代が未だにここまで強いとは。
桜花賞2着アスコリピチェーノは阪神ジュベナイルフィリーズ勝利から。当時2着のステレンボッシュとここでは着順が入れ替わりましたが、4コーナーで勝ち馬がコーナリングの遠心力を利して割って出たところを弾かれたような場面もあって0秒1差ならその差でしょう。クリストフ・ルメール休業中で更に強い騎手が相手に乗ってしまった不運も。ダイワメジャー産駒なのでNHKマイルカップに向かうかも知れませんがオークスでも距離さえ持てば。
ニュージーランドトロフィーのエコロブルームはG3シンザン記念2着から重賞制覇でNHKマイルカップの優先出走権を獲得。賞金は足りていた気もしますが今後に向けても大きな勝利。直線の進路取りでインを突いて開かずに切り換えての勝利でしたが最下位に沈んだキャプテンシーの脚がなくなったために道が出来てラッキーなところも、それでもスムーズに行かず勝ち切った辺りは地力でしょう。今回は稍重馬場で速い時計の決着になった際は不安もありますが未勝利勝ちは東京芝1600mで次走NHKマイルカップならば該当コースは勝利経験済。
ボンドガールは桜花賞を非当選馬になるとは考えていませんでしたが1/3を引いたというよりは桜花賞もノーザンワン・ツーでニュージーランドトロフィーもノーザンワン・ツー。結果的にもこちらで良かったような気もしますし次走はオークスではなくNHKマイルカップでしょうから休み明けを叩かれて上昇があれば、強敵相手に2歳新馬戦を勝利し重賞連対の東京の方が向くかと。今回の敗因は休み明けでしょうが、報道にあったような例のトラブルで桜花賞や他のレースも含め武豊騎手があまり乗れていなかったような週間だったとも。
今週の重賞は産駒登録なし
G1皐月賞は04年競走馬時代に勝利。
●10位(8位)ハービンジャー(5億942万6000円)(20勝)
(4億8362万9000円)(19勝)
先週は3勝クラス特別勝利の1勝。順位は2つ下げましたがトップ10内をキープ。
G1桜花賞のチェルヴィニアは13着。休み明けの大外18番枠と不利な条件も重なりましたが初の右回りに対応出来なかったような面も。1度使われた状態でオークスの方が条件は合いそうですが桜花賞でここまで負けてしまっては巻き返しも難しいでしょうか。
今週の重賞登録馬は中山グランドジャンプのニシノデイジー。
22年中山大障害勝ち馬で昨年の中山グランドジャンプは1番人気9着。23年中山大障害も3着と好走も時季的に中山大障害が良いという訳でもなく、平地競馬出走当時もそうだったように典型的な道悪に弱いタイプで良馬場実施になって力を発揮できるかだけでしょう。平地重賞勝利時の鞍上勝浦正樹が今週で引退という報も。中山グランドジャンプの想定は五十嵐雄祐。
・11位以下
モーリスが11位となってしまいましたがモーリスも先週で5億円突破の獲得賞金5億76万9000円と10位ハービンジャーとは800万円ほどの僅少差。直ぐにでもトップ10内復帰もありそうですが桜花賞終了時にモーリスがトップ10内にいないというのは問題でしょう。昨年同時期は8億9717万4000円(30勝)の順位4位なので他種牡馬の動向よりもモーリス自身の落ち込みが激しい本年ここまでの推移。
今週の重賞登録馬はアーリトンCのシヴァース。
G3きさらぎ賞3着からの出走。きさらぎ賞は勝ち馬ビザンチンドリームと同タイム3着でほとんど負けていないのですが新馬戦もクリストフ・ルメールが狭いインを上手く突いて1勝クラスで勝ち上がれないナイトスラッガーと同タイムの勝利。ナイトスラッガーも強いのですがシヴァースも現状はその程度かと。非常に良い馬だとも思いますが母ヴィブロスの産駒なので完成はまだ先とも。想定は川田将雅。
13位ゴールドシップ(4億4479万円)(17勝)
皐月賞には前走G3毎日杯1着で重賞1勝メイショウタバルが出走予定。
競走馬時代は12年に出走し1着。
メイショウタバル勝利で父子制覇達成。
前走G3毎日杯は道悪適性もあったかG3シンザン記念勝ち馬ノーブルロジャーに6馬身差の逃げ切り。若駒S競走除外やスプリングS回避などもありましたが結果的に毎日杯出走で良かったのでしょう、ノーブルロジャー勝利のG3シンザン記念2着エコロブルームがG2ニュージーランドトロフィーを勝利で評価はまた上がるようなことに。毎日杯は年度によってレベルのバラ付きも大きく間隔が詰まることから皐月賞よりは日本ダービーに向くようなところもありますが勝利すれば17年アルアイン以来の毎日杯から連勝。道悪になれば大きくプラスと思われますが今週は週末に雨の予報はなく連続開催最終日で芝が掘れるような状況ながら時計は速い馬場となるでしょうか、それならそれで合いそうな気も。
勝ち上がるのに3戦を要し圧勝の毎日杯から中2週というのも、これまでの競走除外や重賞登録回避といった面からも心配ですが1週前に馬なりとはいえ凄まじい調教時計が出ておりやれるだけ状態は良いのか反動が出てしまうのかといった不安も。勝つなら前走のように圧勝で負けるなら全く走らないようにも思え、父もそうでしたがこの馬もそのようになりそう。想定は浜中俊に
戻る形で騎乗時2戦2勝。
中山グランドジャンプにはマイネルグロンとワンダークローバーが登録。
皐月賞メイショウタバルの勝利ならば次回トップ10入りでしょうが、確実性といった点ではこちらのマイネルグロンでしょう。障害戦なので落馬の不安も付きまといますが近年の障害レースは飛越の技術よりも障害を突っ切って行きスピード優先なので。現在5連勝中で重賞3連勝、その中には昨年のG1中山大障害10馬身差の圧勝も含まれる現役のトップハードラー。よほどのことがない限り負けないでしょう。想定はオジュウチョウサンで中山グランドジャンプ6勝、石神深一の継続。
ワンダークローバーは前走G2阪神スプリングジャンプでマイネルグロンの6着から。想定は難波剛健。
32位スワーヴリチャード(1億9926万9000円)(6勝)
桜花賞ではスウィープフィート4着、コラソンビート16着。G1レースで入着馬こそ出ましたがリーディング観点では現状初年度産駒の出走のみとはいえ苦しい状況は変わらず。
スウィープフィートは後方からの競馬で突き抜けそうなところもありましたが最後方からやった3着ライトバックに蓋をされ外に出せず勝負が決してから伸びて来たような4着。上記のように先週の武豊騎手なので仕方ないのですがOP(L)エルフィンSでも永島まなみ騎手騎乗でしたが大きな不利のあったライトバックには先着されており、阪神ジュベナイルフィリーズ連対の2頭がここでも上位だっただけとも。オークスに行くといった向きもありますがマイラー寄りのようなアスコリピチェーノはともかくオークスでもステレンボッシュやライトバックよりは下ではないかと。母の繁殖セールや本馬がサマーセールでは安値で取引されているのでノーザンの生産馬相手に良くやっているとは思います。
コラソンビートの方は横山武史をして引っ掛けられて終了とのこと。阪神ジュベナイルフィリーズ3着は今回の上位2頭にも食らいついているのでマイルでもやれなくはなさそうですが使われて煩い面なども出てきているのでしょう。
皐月賞には前走G1ホープフルステークスで重賞およびG1レース1勝レガレイラ。
前走G3京成杯2着アーバンシックの2頭が出走予定。
初年度産駒から2頭出走予定。
レガレイラ勝利で47年トキツカゼ、48年ヒデヒカリ以来3頭目の牝馬による皐月賞制覇。
今回の皐月賞で最大の注目は牝馬レガレイラの勝利なるかという点で17年1番人気7着の牝馬ファンディーナのような例もありますがG1ホープフルSで中山芝2000mの2歳G1を牡馬相手に勝利済。78年ぶり牝馬の制覇なるかというのも話題ですが戦後初実施となったのが47年、48年まで5月開催の東京芝2000m戦で49年から中山実施となり当時の状況なども考えればレガレイラ勝利で実質牝馬の初勝利でしょう。特に48年ヒデヒカリの方は7頭立てで3頭は牝馬だったので。
問題はクリストフ・ルメールが乗れなくなり鞍上の不安。クリストフ・ルメールが乗れなくなった桜花賞ステレンボッシュはジョアン・モレイラとなって勝利しましたが、こちらはジョアン・モレイラもバウルジャン・ムルザバエフも埋まっており、リーディング上位騎手も埋まっている状況。調教でも乗っており所属の木村厩舎ノッキングポイントなどにも騎乗している北村宏司しかもうないと思うのですがクリストフ・ルメールから変わるとなると騎乗可能な騎手ではジョアン・モレイラ以外誰になっても大きなマイナス。仮に北村宏司としてホープフルステークスこそ勝利しましたが、それでも牡馬相手の皐月賞でも勝てる能力かだけでしょう。
アーバンシックはG3京成杯2着から。昨年の勝ち馬ソールオリエンスのような脚質で京成杯からのローテなどからもそれを彷彿とさせますがソールオリエンスは京成杯勝利からの出走で重馬場になった皐月賞勝ち馬で日本ダービーも含め昨年春のクラシック2冠のレベルがその後の状況からも懐疑的。G1大阪杯で明け4歳ベラジオオペラこそ勝利しましたが得意の阪神内回りでドバイミーティング関連との兼ね合いでかなり低レベルの一戦を勝利したもの。それらを勘案すればこちらの評価はやや下げたいところ。想定は21年エフフォーリア、23年ソールオリエンスで勝利の横山武史。
ディープインパクトなども出る3代母ウインドインハーヘア、5代母Highclereの一族でレガレイラの母ロカは12年産、アーバンシックの母エッジースタイルは13年産、桜花賞勝ち馬ステレンボッシュの母ブルークランズは14年産それぞれ1歳違いとなる祖母ランズエッジのきょうだい、ロカとエッジースタイルは父ハービンジャーの全きょうだい。
産駒デビュー2年目のトップ10内を狙うにはここでワン・ツーは理想ですが、レガレイラの方だけでも勝ってG1日本ダービーも勝利するような展開に繋げられれば。オークスはもうステレンボッシュでしょうから牝馬に日本ダービーを勝たせるのか、どうやってもここまで勝てない国枝厩舎のシックスペンスに勝たせるようなことをしたら最初からノーチャンスですが。シックスペンスが間に合わないようなら国枝厩舎の牝馬ステレンボッシュに獲らせてアロンズロッドのクラシックラストイヤーは楽な立場で挑めるという手もなくはなさそうですが、牝馬三冠は2回獲っていますしステレンボッシュでもうそのタイトルは要らない...など仮定の話も多分に書いてしまいましたが。
閑話休題、産駒デビュー2年目ということではリーディングサイアーを獲得したサンデーサイレンスは傑出度といった点で別格としてもキングカメハメハ、ダイワメジャー、ディープインパクト、ロードカナロア、キズナ、エピファネイアなどもトップ10入りは果たしているので。列記した種牡馬も歴史的大種牡馬やそのような地位が確約されているような現役種牡馬なのでハードルは非常に高いのですがスワーヴリチャードがそのランクにあるのかといった点で期待しています。
他の皐月賞有力馬ではリーディング上位ということにはならないと思われますがアルアイ産駒コスモキュランダ、シユーニ産駒シンエンペラーのG2弥生賞ディープインパクト記念の上位2頭。G1朝日杯フューチュリティステークス勝ち馬のパレスマリス産駒ジャンタルマンタルなど。
・3歳戦
週中記事の3歳戦注目馬はもう不要な時期となっていますが既に記しているステレンボッシュなど桜花賞上位馬。あとは忘れな草賞上位の2頭ということに。
それでも挙げれば初出走で阪神芝1800mの未勝利戦を2馬身差勝利のウエストナウ。時期的に日本ダービーも間に合わないでしょうが直線で進路を何度か切り換えられ外に持ち出されての勝利は見事。現段階では今後も要注目といった程度で。
・母の父部門
(前回)
1位ディープインパクト 11億6398万1000円
2位キングカメハメハ 9億1447万8000円
3位マンハッタンカフェ 6億7499万8000円
4位シンボリクリスエス 5億567万9000円
5位クロフネ 5億134万5000円
(今回)
1位ディープインパクト 12億7371万8000円
2位キングカメハメハ 10億932万5000円
3位マンハッタンカフェ 6億8603万7000円
4位シンボリクリスエス 5億4156万7000円
5位クロフネ 5億3964万2000円
首位ディープインパクトはG2阪神牝馬Sマスクトディーヴァなど4勝。週間1億円にほど近い加算で獲得賞金12億円突破。
2位キングカメハメハはOP(L)忘れな草賞タガノエルピーダなど5勝。前回から8400万ほど加算し獲得賞金10億円突破。本年も堅調の高水準で安定していますがここまでは重賞勝利なし。
3位マンハッタンカフェは未勝利も順位は変わらず。皐月賞にはサンライズアース、ルカランフィーストの2頭が出走予定。
4位シンボリクリスエスは1勝クラスなど3勝。
5位クロフネは2勝クラスなど2勝。
・桜花賞
父エピファネイアのステレンボッシュが勝利、母の父ルーラーシップは17位。
母の父ルーラーシップは本年重賞初制覇、通算2勝。
重賞制覇は22年G2デイリー杯2歳Sオールパルフェ以来。
桜花賞は初制覇。
G1レース9度目の出走で初制覇
G1レース過去最高着順は23年G1阪神ジュベナイルフィリーズ ステレンボッシュ2着。
・ニュージーランドトロフィー
父ダイワメジャーのエコロブルームが勝利、母の父キャンディライドは52位。
母の父キャンディライドは本年重賞初制覇、通算2勝。
重賞制覇は21年G3きさらぎ賞ラーゴム以来。
ニュージーランドトロフィーは初制覇。
中央重賞制覇の2頭は母シュガーショックのラーゴム、エコロブルームきょうだい。
・阪神牝馬S
父ルーラーシップのマスクトディーヴァが勝利、母の父ディープインパクトは1位。
G2日経賞シュトルーヴェ以来の本年重賞4勝、通算41勝。
阪神牝馬Sは初制覇。
産駒は14・16年スマートレイアー、17年ミッキークイーン、19年ミッキーチャーム、20年サウンドキアラ、21年デゼルで6勝しており同一重賞を父・母の父として制覇。