今週から3回京都・5回東京の開催替わり、3回福島がスタートの3場開催
G2アルゼンチン共和国杯、G3みやこS、G2京王杯2歳S、G3ファンタジーSの平地4重賞実施週
●1位(1位)ロードカナロア(32億2188万円)(129勝)
(32億758万円)(129勝)
この時期に首位種牡馬が未勝利というのはまだしも1000万円台の加算にとどまるというのは考え難いのですが、まだ1億5000万円以上のリードを保って首位なので。昨年同時期は33億5800万円台の獲得賞金だったので前年比でも減少には転じてしまったようです。
今週の重賞登録馬は2歳重賞2レース
G2京王杯2歳Sにはアスクワンタイム、バロンの2頭が登録。
アスクワンタイムは新馬2着、2戦目の未勝利勝ちからG3小倉2歳Sで重賞勝利。これまで全て芝1200m戦の出走で1ハロン延長、左回り、東京、輸送などクリアすべき課題は多いと思われますが仕上がり度の早さで逃げ勝って来ただけのような小倉2歳S勝ち馬ではなく、ここまで3戦すべて最速上りを計時して差せるタイプなだけに東京のコース自体は合う可能性も、土曜は良馬場となりそうですが渋ってもOKなので。想定はデビューから3戦騎乗の岩田望来継続で勝利すれば東京競馬場の重賞初制覇。
バロンは2戦目の新潟芝1400m未勝利勝ちから。母やおばなどに北米重賞勝ち馬というロードカナロア産駒でレイクヴィラ生産のセレクト高馬、藤田晋オーナー所有馬ということですが同日京都のファンタジーSにも登録されており京王杯2歳Sの想定騎手は入っておらず、ファンタジーSは吉田隼人。ファンタジーSは抽選対象ですが13/14なので牝馬限定重賞のそちらに回るのかも知れません。
ファンタジーSにはバロン、ロータスワンドの2頭が登録。
ロータスワンドは1回函館の開幕週芝1200mで勝利し、きょうだいにブランボヌールやビアンフェとG3函館
2歳S勝ち馬がいることなどで3番人気に推されましたが重馬場の内枠で動けなかったか15着に大敗。それ以来4ヶ月ぶりで前走をノーカウントとしても距離延長が良いとも思えず京都芝1400mの外回りなので良い条件とも言い難く。混戦が予想され、ここだけ勝って以後未勝利のような牝馬も出るレースなのでどの馬にもチャンスがあるような状況とも思われます。想定は藤岡康太。
上記バロン、ロータスワンドともに13/14で抽選対象。登録馬から1頭も回避馬が出ないケースでもロードカナロア産駒1頭は出走となりますが。
●2位(2位)ドゥラメンテ(30億7121万3000円)(101勝)
(30億2760万7000円)(98勝)
先週は3勝加算で年間100勝突破。G2スワンS入着馬なども出てロードカナロアが伸びなかったこともあって獲得賞金差を詰めることには成功。
菊花賞ドゥレッツァ勝利の余勢を駆るような面もあって、前回の天皇賞(秋)項でもスターズオンアースにかなり注力して記事投稿したのですが週中に回避してしまい出走していても上位に来たかはわかりませんが、あの結果なのでスターズオンアースも良くて2着だったとは思います。とはいえ入着賞金も大きくドゥラメンテ逆転リーディングという観点ではこれが影響しなければ良いのですが。女王杯にも登録はなく挫跖なのか蹄を悪くしたとのことなので。
今週の重賞登録馬はみやこSのアスクドゥラメンテ。
4歳11月で6戦目という間隔を取って使われている馬で前走8月の3勝クラス柳都S1着以来3ヶ月ぶり。キャリア5戦4勝2着1回、ここまで唯一敗れたハピの登録もありますが当時は2歳9月の新馬戦勝利以来6ヶ月ぶり12キロ増で2着。その後1年以上の休養に入って条件レースを3連勝の重賞初挑戦と底を見せてなく、ダート1900m戦ですが京都でも1勝。JBC関連の競走が週中に組まれておりG1チャンピオンズCのプレップといったことでもなく手薄な印象もあるのでここも勝利で通過出来るか。想定はテン乗りの西村淳也。北米G1のブリーダーズカップ関連で有力騎手が海外遠征する週にもなっていて有力馬の乗り替わりなども、有力といってもそれはリーディングを争うクリストフ・ルメールと川田将雅が今週は不在というだけとも言えますが。
●3位(3位)キズナ(27億2267万4000円)(109勝)
(26億8903万6000円)(108勝)
新馬1勝の週間でしたが2歳重賞入着馬なども出て獲得賞金27億円突破で3位をキープ。天皇賞(秋)に出走馬がなかったところにディープインパクト産駒が上位入着でまた差を詰められましたが抜かせなかったのでまだキズナ優位でしょう。ジャパンカップでも同じようなことになると更に賞金増額なので3位維持も難しくなりますが。
アルゼンチン共和国杯にはセファーラジエルが登録。
4ヶ月ぶりのOP(L)オクトーバーSを8着と叩かれ距離延長のこちらで。OP(L)メトロポリタンSでは勝ち馬と同タイム4着もG2目黒記念は8着。阪神芝2600mの大阪-ハンブルクCでも2着しており距離自体は持つのでしょうしリステッドのメトロポリタンSとG2目黒記念では単に相手が違っただけとも言えますが、東京芝2400mと芝2500mでは100mの距離延長以上にスタート地点と勾配の関係からそれ以上に過酷というかコース適性のようなものを問われますので、このコースが合わないということも。東京は[0-0-0-3]となってしまいますが前記3走、ベストコースとは言い難いのですがリステッドで勝ち馬と同タイムも含まれ数字のマジックといった面も。想定は先週G2スワンS勝利の松岡正海。
もう1頭登録のインプレスは登録時19位の非抽選馬対象。出走の可能性もありそうですが、典型的な阪神芝2400mベストのキズナ産駒で新潟記念3着時のようなスローの瞬発力比べになるレースでもなく、このコースはそれこそ合わないと思われます。
みやこSにはキリンジ、ハピが登録。
3歳キリンジは兵庫チャンピオンシップ、ジャパンダートダービーで2走連続2着して前走シリウスSはハンデ54キロで12着。現状で古馬との力関係もあったような前走ですが地方交流受賞の連対も勝ち馬に大きく離され差し込んでの2着。そこを前走で出して行き過ぎてしまったことや芝スタートの阪神ダート2000mが合わなかった可能性もあるので、来年以降を見据えてとでもすべきか勝ちに行かずジックリ乗るようならば。想定は藤岡祐介。
ハピは昨年3歳で出走し4着。重賞勝利はないのですが不良馬場の中山ダート1800mG3マーチS以外は掲示板を外してなく騎手もこの馬ではデタラメに乗らないのでそれなりには走るでしょう。この馬ではインを突いて伸びないケースが多い印象ですが。想定は横山典弘の継続。
昨年のハピはシリウスS2着からみやこS4着と、キリンジはこの辺りの比較から厳しくも思えますが、この2走は中京ダート1900m⇒阪神ダート1800m、本年は阪神ダート2000m⇒京都ダート1800mなので比較自体が難しくもなっています。
2歳リーディングは現在3位と好調ですが今週の2歳2重賞には産駒登録なし。
●4位(4位)ディープインパクト(27億2084万5000円)(69勝)
(25億4980万2000円)(68勝)
先週は2勝クラス特別1勝でしたが天皇賞(秋)でジャスティンパレス2着、プログノーシス3着で賞金加算し前回の25億円台から獲得賞金27億円突破。
先週唯一の勝ち馬は2勝クラス本栖湖特別のダノンギャラクシー。脚元の関係なのか間隔を取って使われている馬ですが2勝クラス特別東京芝2400mを2分22秒8で勝った辺りで時計も出るといった感アリ。そこで的条件とは思えないジャスティンパレスとプログノーシスともに良く頑張ったでしょう、この2頭も1分55秒台なので勝ち馬が強すぎたとしか言えません。ジャスティンパレス、プログノーシスは香港カップ・香港ヴァーズに登録されており特にQE2Cにも出走したプログノーシスは香港C回りそうですが、今回の結果からジャパンカップでもチャンスはありそうなので出走するようならばまた賞金加算のチャンスとなるでしょう。ジャパンカップもディープインパクト産駒以外の2強対決といったオッズになるとは思うのですが。
アルゼンチン共和国杯にはアーティット、ディアスティマ、レッドバリエンテの3頭が登録。
アーティットはOP大阪ハンブルクC1着、G2目黒記念10着、OPケフェウスS4着から。この3レースに出走していた馬の再戦といったような本年のアルゼンチン共和国杯で東京出走は本年の目黒記念のみなので東京芝2500mをこなせば。想定は菅原明良のテン乗り。
ディアスティマはG2目黒記念2着以来5ヶ月ぶり。目黒記念の勝ち馬ヒートオンビートも登録していますがG1日本ダービー同日の最終レースで、日本ダービーを勝利したダミアン・レーンが目黒記念も2着と同タイムながら逃げたディアスティマを差し切り勝利したようなレース。ハンデは当時のヒートオンビート58キロ・ディアスティマ57キロからヒートオンビート59キロ・ディアスティマ57.5キロになるので。想定は北村友一の継続、ヒートオンビートの方はダミアン・レーンも乗れず前走の川田将雅も海外遠征で木幡巧也の想定、ヒートオンビートは前走G2京都大賞典9着など本年の目黒記念連対2頭間ではディアスティマが優勢といった見方も。
レッドバリエンテは3勝クラスムーンライトハンデキャップ勝利から。4勝中3勝は芝2200mで前走は阪神芝内回りというのも手を出し難い要素ですが、重賞初挑戦がG2戦と単にこれが壁となっても、連続勝利もないここまでの戦績、東京は未勝利ですが芝2400mの1勝クラスで前記ダノンギャラクシーの2着も。中内田厩舎所属馬でこちらも前走勝利で厩舎主戦の川田将雅は乗れず、このケースで最近は西村淳也ということも見られますが同日のみやこSアスクドゥラメンテ想定で永野猛蔵の想定。大胆騎乗で穴を開けるというのは西村淳也とも共通ですが重賞未勝利の中内田厩舎があまり依頼しない関東の騎手なので。
前走G2オールカマー3着のゼッフィーロは登録時決定順20位の非抽選馬対象。ハンデでも上位にならなかったので回避馬を待つしかないのですがOP(L)メトロポリタンS勝ち馬と同タイム3着、G2目黒記念0秒2差4着、G2オールカマー0秒2差3着。ゲートが良くないので後方からとあって届かずにこのような事態となってしまいましたが出走さえすれば有力でしょう。
みやこSには登録馬なし、現3歳馬が最終世代で重賞登録馬はアルゼンチン共和国杯のみ。
京王杯2歳Sは産駒未勝利、ファンタジーSは15年キャンディバローズ、18年ダノンファンタジーで2勝。
●5位(5位)ハーツクライ(22億4921万1000円)(85勝)
(21億5784万4000円)(82勝)
先週は2歳OP(L)萩Sなど3勝、G1天皇賞(秋)ダノンベルーガ4着、G3アルテミスS2着サフィラなどの入着で獲得賞金22億円突破。
天皇賞(秋)は3頭出走でダノンベルーガのみ4着入着。本調子ではないようなコメントも出ており、2000mでは忙しくなっているようなレースぶりも窺えますが今回に関しては勝ち馬を捕まえに行ったところ後方待機の2頭に差し込まれたもので4着まで落ちたのはその分。時計も時計ですしジョアン・モレイラ騎乗もありましたが左回りはやはり走るという見解で。
2番人気ドウデュースは海外に1度持って行ったのを経た2月の京都記念以来8ヶ月ぶりで敗因としてはそれでしょう。当日に騎手変更となりましたが道中引っ掛けられっぱなしからのガス欠で直線失速。これまで武豊騎手の騎乗しかないキーファーズ所有馬で変に弄るわけにも行かず騎手に関しては不可抗力のようなもの、今回は状態でしょう。同日の東京10レースOPペルセウスSでは同じ乗り替わりでヘリオスも勝利しているので。本年G2戦を圧勝しましたが出走したレースも含め海外遠征でおかしなことになっていたり、2歳G1勝利の日本ダービーを2分21秒台で勝っていることから既に終わっていても不思議ではないので。
ヒシイグアスは7歳馬ですし上がり目もなかったかと、今回の時計ではさすがに。
アルゼンチン共和国杯にはチャックネイト、ハーツイストワールの2頭が登録。
チャックネイトは3勝クラス六社S勝利から。六社Sは16年まで東京芝1600mの六社特別として実施されていましたが、以前のオクトーバーSが現在リステッドの芝2000m戦となって17年以降は六社Sが東京芝2400mの3勝クラスとして実施され
2017年以降
17年ソールオリエンス 六社S2着⇒アルゼンチン共和国杯3着
18年ムイトオブリガード 六社S1着⇒アルゼンチン共和国杯2着
18年マコトガラハッド 六社S3着⇒アルゼンチン共和国杯3着
19年アフリカンゴールド 六社1着⇒アルゼンチン共和国杯3着
22年ブレークアップ 六社S1着⇒アルゼンチン共和国杯1着
21年のように勝ち馬がアルゼンチン共和国杯で来なかったケース(コトブキテティス六社S1着⇒アルゼンチン共和国杯12着)もありますが好成績は残していますので。堀厩舎としては珍しく三浦皇成の継続騎乗で前走勝利から想定はジョアン・モレイラ、三浦皇成がどうこうというよりも中央の騎手からならば誰から乗り替わっても鞍上強化なので。
ハーツイストワールは昨年の2着馬で22年G1ジャパンカップ11着以来。昨年のレースは逃げ馬が直線で内ラチに接触しその後の事象で多くの馬に不利もあったレースで、ハーツイストワールも不利はあったのですがそのようないわばノーカウントレースのようなもので休み明けも走るとはいえ11ヶ月ぶりなので。想定の田辺裕信は騎乗時[3-4-0-0]。
今週の重賞登録馬はアルゼンチン共和国杯の2頭のみ。
2歳重賞には登録馬がなく本年最終世代の出走なし。
●6位(6位)モーリス(22億2603万3000円)(92勝)
(21億3802万4000円)(88勝)
先週はOP(L)カシオペアSなど4勝で獲得賞金22億円突破。年間獲得賞金は昨年の数値を上回りキャリアハイに。あと2ヶ月でどこまで伸ばせるか、年間100勝もクリアするでしょう。
OP(L)カシオペアS勝利のアルナシームはもっと早くから出世していたはずの馬で21年G1朝日杯フューチュリティステークス上位馬がそのようになっており、この馬だけ遅れていましたがリステッドレース勝利で多少は。アルナシームは気性面の問題でここまでOP勝利はなかったもので、本来これでも立派な成績ですが
21年G1朝日杯フューチュリティステークス
1着ドウデュース(22年G1日本ダービー1着)
2着セリフォス(22年G1マイルチャンピオンシップ1着)
3着ダノンスコーピオン(22年NHKマイルカップ1着)
4着アルナシーム(23年OP(L)カシオペアS1着)
5着ジオグリフ(22年G1皐月賞1着)
6着トウシンマカオ(22年G3京阪杯1着)
8着プルパレイ(22年G3ファルコンS1着)
このような成績なので。ここに出走していないイクイノックス・ジャスティンパレスの本年天皇賞(秋)1・2着馬も4歳世代で天皇賞(春・秋)、宝塚記念を本年はこの2頭が勝利と現4歳が単に強いだけなのかも知れません。当時7着ドーブネも本年ポートアイランドSでリステッドレース勝利など。
天皇賞(秋)は11頭立てでノースブリッジ10着、ジャックドール11着。どちらも2年連続出走で着順を下げましたがジャックドールは昨年のこともあってハナを切ってもっと離したかったようですがガイアフォースが存外付いて来てしまったようで、昨年のパンサラッサは特殊としても後ろを離せなかったハイペースで直線ガイアフォースに並ばれると抵抗できずその外からイクイノックスが一気に突き離し本年は最下位に。
11頭立てとはいえ10番枠からの発走で難しいところもあったとは思われます。
ノースブリッジは相手関係でしょうし長期の在厩による効用もここではなかったのでしょう、その間に重賞勝利も複数あって立派な[美浦の主」ですが。
今週の重賞登録馬は京王杯2歳Sのミルテンベルク。
G3小倉2歳S2着からの出走で当時の勝ち馬アスクワンタイムの登録もありますが、その前走は勝ち馬と同タイム2着。祖母がドイツオークス馬でこれがどれほどのものかというよりは、他記事でそのようなことも投稿していますが競走能力にそれほど影響があるとは思えず。母のペルレンケッテはディープインパクト産駒で芝1400m戦で全4勝と都合よく捉えるならそちらの方を。小倉2歳Sのレースぶりから有力で想定ジョアン・モレイラなのも大きなプラスでしょう。
G1エリザベス女王杯の2週前登録には昨年勝利したモーリス産駒ジェラルディーナが本年も登録。本年はレーティング1位の出走ですがライアン・ムーア想定とのことで、こちらも騎手による大きなアドバンテージは得たかと。府中牝馬Sを勝って優先出走権を獲得したディヴィーナを含め次回に。
●7位(7位)キタサンブラック(20億5861万円)(68勝)
(17億7391万9000円)(65勝)
先週はG1天皇賞(秋)など3勝。順位は変わりませんでしたが獲得賞金を一気に20億円台に載せ、産駒デビュー3年目で初の年間獲得賞金20億円クリア。
基本的にはリーディングの数値推移などを追う記事なのでイクイノックスに関しては時計面なども含め「強い」、「あまりにも強い」というだけで良いでしょう。
逃げたジャックドールが止まったというよりはもう1頭の産駒ガイアフォースが付かず離れずの2番手から追走し直線に入って潰したようなところも、こちらは5着に踏ん張って入着。
無敗の皐月賞馬ソールオリエンスが上位入着こそ果たしましたが日本ダービー、菊花賞と落として嫌な感じもあったところにイクイノックスがキッチリ賞金加算。ドゥラメンテ産駒の3歳牝馬リバティアイランドもいますが、G1ジャパンカップでの5億円加算も有力となってそうなれば年間獲得賞金25億円をクリア、30億円までは厳しい状況ですがもう一発を期待したいところです。
今週の重賞登録馬はみやこSのマリオロード。
前走OP太秦S4着からで重賞初出走。前走は武豊騎手の騎乗で想定が入っていないので、情報を全く持っていないので定かではありませんが、本来は武豊騎手で騎乗だったところ先週の負傷で今週は乗れないのかも知れません。
障害のJ・G3に出走馬は1頭いますが、3歳上の平地G3重賞はマリオロード出走で産駒初出走ということになると思われます。最年長世代が現4歳なので該当条件の出走馬もこれから増えてくるはずですが。
●8位(8位)エピファネイア(16億4706万3000円)(84勝)
(16億1092万1000円)(81勝)
先週は3勝加算し2歳OP(L)萩S2着馬なども出て8位をキープ。
アルゼンチン共和国杯にはアリストテレスが登録。
20年G1菊花賞2着、21年G2アメリカジョッキークラブCで重賞勝利も近走は2桁着順が多くG2目黒記念15着以来。音無厩舎から上村厩舎への転厩初戦でこのような競走成績となった場合に上位厩舎から下位厩舎への転厩などは良く見ますが通算勝利数1000勝に迫ろうかという現役2位の名門から先週まで本年全国5位の厩舎への転厩。その事情などはわかりませんが近走不振のエピファネイア6歳11月で上がり目は疑問。
京王杯2歳Sにはセントメモリーズが登録。
福島芝1200m新馬戦を勝利して前走OPききょうS2着から。6頭立ての1勝馬しかいないような前走2着なので今回のメンバーでどこまでやれるかでしょう。
●9位(9位)ルーラーシップ(16億4466万1000円)(77勝)
(16億814万円)(76勝)
先週は障害OPで1勝。2歳重賞入着馬なども出て前回も僅差だったエピファネイアとの差を更に縮めましたが順位は変わらず。
今週の重賞に産駒登録なし。
●10位(10位)ハービンジャー(16億2700万6000円)(69勝)
(15億7693万1000円)(67勝)
先週はG3アルテミスSなど2勝で獲得賞金16億円突破。2週連続重賞制覇で前回はG2富士Sのナミュールのみ入着という週間でしたが先週は他に新馬勝ち馬が出て2歳馬の活躍が顕著。
アルテミスS勝利のチェルヴィニアは初戦こそ落としましたが勝ったのはボンドガール、出走した新馬戦からは後の勝ち馬も多く重賞勝ち馬も送り出すことに。ここもルメール騎手による勝利でしたがレース内容も良く世代牝馬のトップクラスなのでしょう、ハービンジャー産駒がクラシックシーズンでもトップを張るとは思えませんが今後も注目の存在に。
アルゼンチン共和国杯にはジャンカズマが登録。
前走OP丹頂S1着からの出走。3勝クラスで2桁着順を続けていた馬が格上挑戦のハンデ51キロで勝ったような本年のOP特別だった前走ということでハンデ54キロでもこの相手では。ソニンク一族でこの条件に合うとも思えませんが距離自体はこなしているので。想定は小沢大仁の継続。
今週の重賞登録馬はジャンカズマのみ。
・11位以下
11位ヘニーヒューズ、12位ドレフォンから勝ち馬も出ましたが順位逆転には至らず。
ドレフォンは特別戦2勝の週間3勝で京都芝3000mの3勝クラス古都Sで勝ち馬も。この勝ち馬ワープスピードはドレフォン産駒唯一の芝2400m以上の距離で勝ち馬となっており3000mでも勝利となりました。
アルゼンチン共和国杯の登録馬ではキングカメハメハ産駒のヒートオンビート、ユーキャンスマイル。
22年G1天皇賞(春)で3着のリオンディーズ産駒テーオーロイヤルも22年G1ジャパンカップ14着以来の出走予定。アルゼンチン共和国杯は昨年6着。
みやこSはヘニーヒューズ産駒の3歳セラフィックコールが登録。
父の影響かハルーワスウィート一族のダート馬で本年2月のデビューから無傷の4連勝でOP入り。ここまで全て最速上りを重・良を問わず計時しており京都ダート1800mでも勝利と今回のメンバーから断然人気での出走になると思われます。ヘニーヒューズの逆転トップ10入りにはこの馬のみやこS・G1チャンピオンズカップ制覇しかないような状況で、チャンピオンズカップは相手も強くなりますがここは5連勝で突破してもらいたいところ。3歳馬がみやこSを勝利すればレース史上初めて。
京王杯2歳SにはG3函館2歳S勝ち馬ゼルトザームも登録。こちらはローザネイの薔薇一族で産駒としては珍しい芝重賞勝ち馬ですが、重馬場の洋芝函館芝1200m重賞勝ち馬で良の東京、ましてや超高速のレコードも出たような翌週でも走れるか。ヘニーヒューズ本年78勝のうち芝レース勝利は函館2歳Sゼルトザームのみ。
・2歳部門
1位(1位)エピファネイア(2億4692万7000)(22勝)
2位(4位)キズナ(2億992万2000)(18勝)
3位(2位)スワーヴリチャード(2億923万6000)(18勝)※新種牡馬
4位(3位)モーリス(1億9650万4000円)(12勝)
5位(5位)ロードカナロア(1億8548万9000)(13勝)
6位(6位)ブリックスアンドモルタル(1億5494万)(11勝)※新種牡馬
7位(7位)ドレフォン(1億5356万9000)(13勝)
8位(8位)ダイワメジャー(1億3643万8000)(8勝)
9位(9位)リアルスティール(1億3381万9000)(10勝)
10位(11位)ニューイヤーズデイ(1億2811万5000)(10勝)※新種牡馬
11位(10位)ヘニーヒューズ(1億2188万5000)(9勝)
12位(12位)ルーラーシップ(1億1009万1000)(10勝)
13位(13位)レイデオロ(1億216万4000円)(9勝)※新種牡馬
14位(14位)マジェスティックウォリアー(9177万7000)(7勝)
15位(15位)リオンディーズ(8783万)(7勝)
16位(33位)ハービンジャー(8595万7000)(4勝)
17位(16位)デクラレーションオブウォー(8358万8000)(4勝)
18位(37位)ハーツクライ(7784万9000)(7勝)
19位(18位)ゴールドシップ(7770万)(5勝)
20位(25位)ドゥラメンテ(7592万8000)(6勝)
先週も2勝しOP(L)萩Sを出したエピファネイアが首位をキープ。やや抜け出した感もありますが昨年は有り得ないような逆転負けを最終日に食らったのでまだ決まりではないでしょう。リードも確定的といったところまでは開いていないので。
2位に1頭新馬勝ち馬を出し入着馬も多かったキズナが浮上。
新種牡馬スワーヴリチャードは3位まで後退しましたが2週ぶりに勝ち馬も出し、上位3頭までが獲得賞金2億円突破。まだ2ヶ月ありますが新種牡馬の初年度2億円突破は大成功の部類でしょう。
他に新種牡馬ニューイヤーズデイも1億円突破でトップ10入り、レイデオロも1億円突破で新種牡馬が好調な年度に。
G3アルテミスS勝ち馬などを出したハービンジャーは33位⇒16位に浮上。
上記でも触れましたが出世レースの東京芝1600m戦を勝利し、先週は凄まじい時計も出た東京ですが勝ち時計1分33秒6はレースレコード。時計よりも馬込みで我慢して直線一気に抜け出したレースぶりが見事だったでしょう。阪神ジュベナイルフィリーズも出走すれば新馬で1・2着したボンドガールとこの馬が有力かと、過去の例からも今週実施のファンタジーSよりもこちらでしょう。
2着サリエラ、3着スティールブルー、4着ライトバックまで含め強かったのですが今回は勝ち馬がその上を行く強さだったということで。
1着ボンドガール、2着チェルヴィニアの新馬戦3着でOPダリア賞勝利の新種牡馬スワーヴリチャード産駒コラソンビートは今週のG2京王杯2歳Sに登録でこの結果次第では該当新馬戦の注目度が更に高まるでしょう。
OP(L)萩Sは有力馬ボルケーノが競走除外となった6頭立てで代わって1番人気となったような牝馬ルシフェルが勝利。逃げた2着馬をキッチリ差し切るレースぶりでしたが今回のメンバーなので次走以降で再評価ということに。
新馬戦勝ち馬では京都芝2000mを2着に4馬身差で勝利したリオンディーズ産駒ブエナオンダを注目馬として挙げて置きます。
・母の父部門
(前回)
1位ディープインパクト 35億3535万円
2位キングカメハメハ 30億4084万6000円
3位マンハッタンカフェ 20億361万8000円
4位シンボリクリスエス 19億2262万万1000円
5位クロフネ 18億7877万6000円
(今回)
1位ディープインパクト 36億3174万1000円
2位キングカメハメハ 31億8861万3000円
3位マンハッタンカフェ 20億1161万8000円
4位シンボリクリスエス 19億6163万円
5位クロフネ 19億1822万6000円
首位ディープインパクトはOP(L)カシオペアSアルナシームなど3勝。獲得賞金36億円突破。母の父として年間獲得賞金は昨年の36億8763万4000円が過去最高で次回にもこの記録を更新し本年は40億円を突破して初の母の父部門首位を獲得することが見込まれます。
2位キングカメハメハはG3アルテミスSチェルヴィニアなど8勝加算。2歳G3重賞に加え、3勝クラス1勝、2勝クラス特別2勝などを含む好調週で前回から1億円超え1億4700万ほど加算の獲得賞金31億円突破。
3位マンハッタンカフェは1勝クラス1勝。先週は14頭出走で入着は1勝クラス勝利インスタキングのみ。
4位シンボリクリスエスは2歳新馬戦など3勝。先週の3勝は全て2歳戦、2歳戦ではG3アルテミス、OP(L)萩Sでも5着入着馬を送り出し順位4位をキープ。
5位クロフネは1勝クラス1勝。G1天皇賞(秋)ではガイアフォースが5着入着など獲得賞金19億円突破。
上位5頭が抜けている中でG1天皇賞(秋)勝ち馬を出したキングヘイローが6位まで浮上。現在12億円台の獲得賞金で5位クロフネとは6億4000万ほどの差。
G1天皇賞(秋)は父キタサンブラックのイクイノックスが勝利。母の父キングヘイローは6位。
母の父キングヘイローはG3クイーンSドゥーラ以来の本年重賞3勝、通算19勝。
天皇賞(秋)は22年イクイノックスから連覇達成の2勝目。
宝塚記念イクイノックス以来の本年G1レース2勝目、G1レース通算5勝。
母の父としてG1レース勝ち馬はイクイノックス(4勝)の他に21年G1スプリンターズステークスのピクシーナイト。
G2スワンSは父スクリーンヒーローのウイングレイテストが勝利。母の父サクラユタカオーは101位。
本年重賞初制覇、通算23勝。
重賞制覇は15年G3京都金杯ウインフルブルーム以来。
スワンSは08年マイネルレーニア以来の産駒2勝目。
スワンSは94年サクラバクシンオーで産駒勝利しており父・母の父として同一重賞制覇。
母の父サクラユタカオー産駒は本年3頭出走があり、中央勝利は22年以降ウイングレイテストのみ。
G3アルテミスSは父キングカメハメハのチェルヴィニアが勝利。母の父キングカメハメハは2位。
母の父キングカメハメハはG1スプリンターズステークス ママコチャ以来の本年重賞7勝、通算54勝。
アルテミスSは20年ソダシ以来の産駒2勝目。