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中央競馬2歳リーディングサイアー(11月2日現在)

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ランキングデータ

◆重賞勝利種牡馬
アルテミスS ココロノアイの父ステイゴールドは13位⇒9位

1位(1位)ダイワメジャー(2億1120万8000円)
先週は未勝利
500万きんもくせい特別でレッドオルバースが2着するなどして前回から644万8000円を加算して首位キープ。ディープインパクトが追い上げて来ており苦しくなってきたが今週の東西の2歳重賞にディープインパクト産駒の登録がないのでファンタジーSで賞金加算がほしいところ。

2位(2位)ディープインパクト(2億180万1000円)
アドマイヤスター、ウェルブレッドで2勝
賞金2億円突破
先週は新馬で2勝、OP萩Sでは1番人気ポルトドートウィユが勝ちきれなかったが2着するなどしてダイワメジャーに続いての獲得賞金2億円突破。アルテミスSでは産駒が3頭出走したもののいずれも着外と伸ばしきれなかった印象もあるが首位との賞金差は縮めた。

・アドマイヤスター(牡 友道)
ディープインパクト×アドマイヤマリン(クロフネ)
4回京都8日ダート1800m新馬戦を勝利。
母アドマイヤマリンは2勝。本馬は初子で1つ下もディープインパクト産駒の全弟。祖母ベルベットローブの産駒に北海道スプリントCのアドマイヤサガス。
2番人気で出走となったレースではゲートで遅れて後方からそれでも最初のコーナーまでに中位には取り付き4コーナーでは外を捲って先行集団に取り付き最後は2着馬とのマッチレースになってクビ差振り切って1分56秒9で勝利、2着と3着の差は7馬身。外を捲って3着以下は離したが前がやり合うような所もあって着差ほどは強くなさそうだが連対2頭が抜けていたというのも事実、ディープインパクト産駒だけに芝でもやれそうだが母系からはダート、そろそろダートの上級馬が出てもおかしくはない。
このレースがディープインパクト産駒のダート新馬戦初勝利、福永騎手は年間100勝を達成。

・ウェルブレッド(牡 加藤征)
ディープインパクト×アドアード(ガリレオ)
4回東京9日芝2000m新馬戦を勝利。
母アドアードは08年ブルーウインドS(愛G3)勝利の2勝馬。本馬は3番子できょうだい全て中央で1勝、1つ下も全弟となるディープインパクト産駒。
3番人気で出走となったレースは1完歩目で少しバランスを崩すようなところがあって後方から、1000m通過1分6秒0というスロー、ここでルメール騎手が外目を動いて先行集団に取り付き直線抜けだして2分5秒8の時計で勝利。出負けして捲って出た強さもあるが完全にルメール騎手の手腕で勝ったというレース時計も中間13秒台が何度も刻まれるラップで流れた場合にどうか、きょうだいが1勝止まりなのも気になるところではある。

3位(4位)キングカメハメハ(1億8042万9000円)
先週は未勝利
未勝利週となったがアルテミスSでレッツゴードンキが2着するなどしてハーツクライを僅かに交わして3位に再浮上。重賞2着でG1出走も問題なくなり新潟2歳S勝ち馬のミュゼスルタンがリタイアしているということもあり重賞連続好走のレッツゴードンキに懸かる期待は大きい。

4位(3位)ハーツクライ(1億7957万1000円)
エニグマバリエート、ティーエスクライで2勝
先週は未勝利戦での2勝で勝利回数ではダイワメジャーと並び最多の19となったが重賞連対馬を出したキングカメハメハに交わされ3位から4位へと順位は後退。アルテミスSのタマモルミエールは
12着。

・エニグマバリエート(牡 戸田)
ハーツクライ×ティエッチグレース(カポーティ)
4回東京芝2000m未勝利戦を勝利。
母ティエッチグレースはOP特別2勝の7勝馬、03年アイビスサマーダッシュ2着(1着イルバチオ)。本馬は4番子で祖母Confirmed Dancerは米ダートG3勝ち馬。
初戦は東京芝1800mに出走し5着、今回は2番人気で出走して2着にクビ差の2分1秒3で勝利。ハーツ産駒としては13年日経新春杯のカポーティスターと同じ母父カポーティ、13年金鯱賞を勝って本年の宝塚記念2着のカレンミロティックと同じくシアトルスルー系の配合となる。

・ティーエスクライ(牝 岩元)
ハーツクライ×レイナワルツ(ブラックタイアフェアー)
4回京都9日芝1600m未勝利戦を勝利。
母レイナワルツは中央で2勝し03年フィリーズレビュー3着。転出先の地方で15勝し通算60戦17勝、05年JBCクラシック3着(1着タイムパラドックス)07年スパーキングレディーSで2着。本馬は3番子で近親ブラックシェルは08年NHKマイルC2着、日本ダービー3着(いずれも1着ディープスカイ)。
初戦は阪神芝1600mで2着、2戦目は京都芝1600mで2着と勝ちきれなかったが今回は1番人気で出走し2番手から抜けだして1分34秒7の時計で未勝利脱出。


5位(5位)マンハッタンカフェ(1億6478万2000円)
エイシンライダー(萩S)で1勝
OP萩Sでエイシンライダーが新馬から連勝、マンハッタンカフェ産駒世代初の2勝馬が出て5位キープ。ここから首位というのは厳しいが今季は上位で安定しておりトップ10内復帰は確定的といってよさそう。アルテミスSに出走した野路菊S2着のシングウィズジョイは6着で惜しくも賞金加算ならず。

・エイシンライダー(牡 沖)
4回京都8日芝1800mOP萩Sを勝利。
6頭立てのレースで5番人気だったが2番手に付け抜け出し1番人気のポルトドートウィユを抑えて勝利、相手がモタモタしているところを外国人騎手が積極的に進め最後は体を投げ出すように押してゴールする見事なファイトで騎手の差で少頭数の実質500万を勝っただけ、昨年は日本ダービー馬ワンアンドオンリーがここで2着したが相手が上がってどうかだろう、前で競馬出来るのは魅力。


6位(9位)ゼンノロブロイ(1億4268万円万円)
ベルウッドクラルテ、ラブミーテンダーで2勝
勝利回数10突破
先週は新馬で2勝し勝利回数を2桁11勝まで伸ばした。新馬勝ち以来のアルテミスSに2番人気で出走したシャルールは8着と敗れたが、新たに2頭勝ち馬を出すなどして今季前半は遅れ気味トップ10内安全圏に入っただろうか。

・ラブミーテンダー(牝 高野)
ゼンノロブロイ×フォーチュンワード(デヒア)
4回東京8日ダート1400m新馬戦を勝利。
母フォーチュンワードは07年芙蓉Sで2歳OP勝ちの3勝馬。本馬は2番子で3代母ビクトリアクラウンは82年エリザベス女王杯勝利のオーハヤブサ系千代田牧場生産馬。この世代で勝ち上がったノースヒーローも同じ一族。
1番人気で出走となったレースは非常に鋭いスタートで飛び出しハナ、4コーナーで並ばれるようなところもあったが直線向いてそのまま2着に1馬身3/4差1分27秒5で逃げ切り勝ち。今回は絶好のスタートで内枠と恵まれたところもあったがセンスの塊のようなレースぶりで初戦を解消、母父がデヒアなので早熟と思われ先々までとなると疑問。

・ベルウッドクラルテ(牡 坂口)
ゼンノロブロイ×エフィシェットフロンティア(マウントリヴァーモア)
4回京都8日芝1600m新馬戦を勝利。
母エフィシェットフロンティアは5勝。本馬は5番子で2013年北海道サマーセール630万円取引馬、3代母Gulls Cryは重賞3勝の8勝馬。一族から12年京成杯のベストディールなど。
レースは好スタートで2番手から、そのまま直線に向いて逃げ馬をアタマ差捕らえて外から迫る3着馬も凌いで1分38秒7の時計で12頭立ての11番人気ながら勝利、単勝配当は144.2倍。大荒れとなったレースだがリディルやクラレントの下となる母エリモピクシーの1番人気レッドベルダが直線で前を詰まらせて5着に敗れ本来はこの馬が勝っていたようなレース、負けた馬のほうが強いという評価はしたくないが今回のケースは別で勝ち馬はあまりにも恵まれた。


7位(6位)ネオユニヴァース(1億4149万4000円)
先週は未勝利
前回からの賞金加算は580万円あったがゼンノロブロイに交わされ7位に後退。トップ10内で最も勝利回数が少ないここまで7勝でこの位置に付けているだけに今後の結果は重賞勝ち馬ブライトエンブレム次第ということになりそう。

8位(12位)ハービンジャー(1億3957万8000円)
ダイワミランダ、ロカで2勝
先週は新馬で2勝、牝馬限定重賞G3アルテミスSでフローレスダンサーが4着、OP萩Sでスティーグリッツが4着、500万きんもくせい特別でチャリシーが5着と入着するなどして賞金加算し前回の
12位から9位に浮上しトップ10復帰。萩Sやきんもくせい特別の入着馬は少頭数で後ろから数えたほうが早い着順であったがそのような堅実ぶりもあって好調。トップ10内では唯一2勝馬を出していないが新種牡馬としてはここまで唯一の1億円超えでトップ10入りしておりファーストシーズンチャンピオンは確定的。

・ダイワミランダ(牝 国枝)
ハービンジャー×ダイワスカーレット(アグネスタキオン)
4回東京8日芝1600m新馬戦を勝利。
母ダイワスカーレットは07年桜花賞・秋華賞・エリザベス女王杯、08年有馬記念でG1レース4勝、通算12戦8勝で全てのレースで連対。本馬は3番子で母の全兄ダイワメジャーなど重賞勝ち馬多数輩出のスカーレットインク一族。
2番人気で出走となったレースはさほど良いスタートではなかったが押してハナ、直線で並ばれるような場面もあったが最後は2馬身半離して1分36秒9で勝利。最後にもう一伸びというレースを見せ今回は強かったが雨降り馬場だったにせよ時計も平凡、馬体も牝馬にしてはあまりにも筋肉質、2番子のダイワレジェンドも2歳時は強かったが後が続かず血統背景で人気しそうだが過度の期待は懸け難い。

・ロカ(牝 今野)
ハービンジャー×ランズエッジ(ダンスインザダーク)
4回京都9日芝1800m新馬戦を勝利。
母ランズエッジは初戦(6着)でブロードストリートの2番人気になったりもしたが8戦して未勝利。本馬は2番子で祖母ウインドインハーヘアの産駒に説明不要の名馬・大種牡馬のディープインパクト、近親にも活躍馬多数のハイクレア一族。
1番人気で出走となったレースはスタートがそれほど悪くはなかったが良いということもなく10番手辺りから。レースは淡々と流れて1000m通過1分4秒1のスローでレース上り33秒8という決め手比べになったが直線進路が開くと33秒2の上りを繰り出してあっという間に2着に3馬身差を付け勝ち時計1分50秒4で快勝。ド派手なデビュー勝ちとなり、いずれ確実に出るだろうが上記したように依然として2勝馬がいないという状況で本馬のような一瞬にして他馬を置き去りにするようなレースを見せた馬が次戦で苦戦を強いられている現状だけに手放しで高評価はし難いがこのレースぶりで血糖背景からも注目の1頭となる。


9位(13位)ステイゴールド(1億3618万3000円)
ココロノアイ(アルテミスS)で1勝
先週はG3アルテミスSをココロノアイが勝利してトップ10内復帰。ここまでの上位9頭のうち新種牡馬のハービンジャーを除いて総合部門でもトップ10入り種牡馬で今季の2歳戦でいずれもこのまま10位以内をキープして終了すると思われる。牡馬よりの種牡馬という印象のステイゴールドで基本はそれに違いないだろうが昨年も札幌2歳S、阪神JFと2歳重賞を勝利し2歳女王となったレッドリヴェールを出した様に今年も牝馬の2歳重賞勝ち馬を出して2年連続で2歳牝馬女王を送り出す可能性も出て来た。

・ココロノアイ(牝 尾関)
4回東京8日芝1600m牝馬限定G3アルテミスSを勝利。
初戦は札幌2歳Sで4着したミュゼエイリアンの4着、同じレースにはアスター賞とアイビーSを勝利したコスモナインボールなども出走していたが2戦目を上りだけの新潟外回りの競馬で勝っただけとノーマークだったが、レースで前半かなり引っ掛かったにも関わらず最後まで踏ん張って連勝で重賞勝利とここらはさすがステイゴールド産駒といったところか。内が荒れていて内枠の有力馬が苦戦する中を17番枠と恵まれた面もあったが中々前を壁にできずガツンと行ったのがどうなのか、それでも勝ち切ったのだから一定レベルにはあるのだろう。


10位(7位)スウェプトオーヴァーボード(1億3089万2000円)
コスモシュアー、シルヴァーコードで2勝
勝利数10突破
先週は未勝利で2頭が勝ち上がり勝利回数10を突破、順位は下げたがトップ10内キープと総合部門の上位常連種牡馬や新種牡馬首位のハービンジャーに混じってここまで大健闘している。

・コスモシュアー(牡 高木)
スウェプトオーヴァーボード×コハルタイム(キャプテンスティーヴ)
4回東京8日ダート1400m未勝利戦を勝利。
母コハルタイムは地方で3勝。本馬は3番子で221万円北海道サマーセール取引馬、近親に02年愛知杯のトウカイパルサーなど。
ここまで4戦して9⇒5⇒9⇒3着。最初の3戦は函館の芝短距離で前走の3着が東京で初ダートとある程度この条件に目途はついていたが2番人気でゴチャついた2着以下の争いを尻目に4馬身差、1分27秒4で差し切り勝ち。

・シルヴァーコード(牝 木村)
スウェプトオーヴァーボード×クラックコード(ダンスインザダーク)
4回東京9日芝1400m未勝利戦を勝利。
母クラックコードは1勝。本馬は4番子で祖母マジックコードの産駒に06年阪神JF2着(1着テイエムプリキュア)のシークレットコード。
ここまで新潟で3戦して10⇒2⇒3着と勝ちきれなかったが初戦を除いては安定、今回は4番人気で出走し3着まで同タイムの決着となったがハナ・アタマ差で退け稍重馬場を1分23秒5で初勝利。鞍上の北村宏騎手は2着イキオイを降した勢いで(?)同日にG1勝利した。


・11位以下産駒勝利種牡馬
11位(10位)サクラバクシンオー(1億2886万円)
・ショウナンライコウ(牡 古河)
サクラバクシンオー×ジュアンレパン(ダイナフォーマー)
3回福島6日芝1200m未勝利戦を勝利。
母ジュアンレパンは未勝利。本馬は初子で祖母Mulrainyは02年ダッチェスS(米G3ダート7f)の勝ちの4勝馬でG1レース3着2度。
初戦は東京芝1400mで4着、2戦目は新潟芝1400mで9着となっていたが今回は3番人気で出走し1分9秒9の時計で差し切り勝ち。距離短縮、小回り、右回りなどに変わったのが良かったのかはわからないが2着14番人気、3着12番人気という大波乱のレースで初勝利。

・コンテナ(牡 牧浦)
サクラバクシンオー×ベルグラーノ(サンデーサイレンス)
4回東京9日芝1400m新馬戦を勝利。
母ベルグラーノは地方で2勝し再転入した中央で500万勝利の3勝馬。本馬は4番子で近親に10年青葉賞・天皇賞(秋)2着、11年天皇賞(秋)3着のペルーサなど。
3番人気となったデビュー戦は578キロでの出走、ゲートも速くなく行き脚が付かずに後方から、そのまま直線を迎えて徐々に進出したが手応え十分の結果2着となる馬が抜け出し勝負あったと思われたところにベリー騎手がファイトさせてキッチリ捕らえてゴール前では流すようなところもあった差し切り勝ち、時計は1分24秒0。馬体同様にスケールの大きい勝ち方をしたがバクシンオー産駒だけに距離はここまで晩年となる近年の産駒にグランプリボスのようなマイラーや1800mの条件戦を勝つ馬もチラホラいるが基本としては1400m以下向きだろうか。


14位(14位)クロフネ(9341万円)
・シラユキ(牝 高野)
クロフネ×アドマイヤフッキー(フジキセキ)
3回福島5日芝1200m牝馬限定未勝利戦を勝利。
母アドマイヤフッキーは500万特別勝利の3勝馬。本馬は2番子で兄サトノテイオウ(父キングカメハメハ)は新馬勝ちの1勝馬、祖母トキオリアリティーの産駒に11年安田記念のリアルインパクト、07年オーシャンSのアイルラヴァゲイン。
函館、札幌の芝1200mで2戦していずれも2着、今回は8月以来のレースとなったが初戦と同じく限定戦に戻って単勝1.6倍の1番人気に応えて1分9秒1の時計で勝利。

・クロフネビームス(牝 尾形充)
クロフネ×カレンバレリーナ(サンデーサイレンス)
3回福島6日ダート1700m未勝利戦を勝利。
母カレンバレリーナは3勝。本馬は5番子できょうだいでは3頭目の中央勝ち馬。
初戦は東京芝1400mで11着、今回は7番人気で初戦の結果からも納得だがダート替わりが良かったのか使われて上積みがあったのか2着に5馬身差を付ける1分47秒7の時計で圧勝、出走15頭中唯一の牝馬でもあった。


16位(17位)キンシャサノキセキ(8168万6000円)
・ユキノカトレア(牝 坂口)
4回京都9日芝1400m500万を勝利。
今季初となる平場500万のレースで勝利したのはOPもみじSで4着していたユキノカトレア。もみじSは同じ京都芝1400mでも外回りだったので内回りの今回どうかと思ったが外回りでいわば切れ負けをしていただけに内回りが向いたのかも知れないし前走は新馬勝ち直後の2戦目でキャリア差も出たとも取れるが相手の軽くなったここでキッチリ勝利した。


18位(21位)ブラックタイド(7466万8000万円)
・コメート(牡 土田)
3回福島6日芝1800m500万きんもくせい特別を勝利。
7頭立ての少頭数となったレースで前走の新潟2歳S4着が評価されたのか1番人気で出走、好スタートから先行、2番手から押し切って2着にクビ差1分50秒4で2勝目を挙げた。2着のレッドオルバースが直線挟まれて非常に厳しいレースとなってクビ差まで追い上げられたので2着馬のが強くも感るがスッと好位に付けられたからこそ本馬が先着しておりそのことも評価したい。近年の新潟マイル戦からは後の出世馬を送り出していたがかつての福島に戻っての1800m戦で今後どのように繋がって行くか、少頭数でもあり未知数だが過度の期待は懸け難い。
新潟2歳S3着のニシノラッシュもくるみ賞で勝利しており上位4頭が既にOP入り、6着ナヴィオンもその後OPききょうSを勝利して、ダリア賞を勝って当時既にOP入していた8着ワキノヒビキはもみじSで2着と昨年ほどという訳にはいかないだろうが本年も新潟2歳S組はここまでの2歳戦で好結果を残している。

・エンドオブジアース(牡 高橋亮)
ブラックタイド×ワンダフルスキル(ヴィンディケイション)
4回京都9日ダート1800m未勝利戦を勝利。
母ワンダフルスキルは未勝利。本馬は3番子できょうだい2頭は地方で勝利していたが中央勝ち馬は本馬が初めて。近親に93年ニュージーランドトロフィー、ダート重賞も2勝し95年フェブラリーS2着(当時G2 1着ライブリマウント)などのトーヨーリファール。
初戦は3着馬までが既に勝ち上がっているレースでサトノフラムの10着、2戦目は京都芝1800mに出走し単勝200倍オーバーの11番人気で9着と振るわず今回も10番人気での出走となったがダート替わりが良かったのか離れた後方からのレースとなるも徐々に進出して1分55秒6の時計で勝利。
 

21位(33位)サウスヴィグラス(6206万円)
・グローリアスヴォレ(牝 土田)
サウスヴィグラス×エアヘイリー(エアジハード)
3回福島5日ダート1150m新馬戦を勝利。
母エアヘイリーは地方で4勝。本馬は4番子、近親に96年中京記念など重賞3勝のイナズマタカオー
9番人気で出走となったレースは好スタートを切ったが外枠に速い馬が多く内目の5番手を追走、直線で前に取り付き最後は逃げ馬を半馬身捕らえて1分10秒7で勝利。この条件の勝ち馬で血統からも早い時期のダート短距離でという程度の評価で。

・スマートアヴァロン(牡 西園)
サウスヴィグラス×スズカブルーム(スキャターザゴールド)
4回京都9日ダート1200m新馬戦を勝利。
母スズカブルームは04年最初の中央2歳勝ち馬で3勝馬。本馬は4番子で2012年セレクトセール630万円取引馬、きょうだいでは3頭目の中央勝ち馬。祖母イエローブルームは92年4歳牝馬特別2着(1着ディスコホール)、その産駒に02年フェアリーSのホワイトカーニバル、ホワイトカーニバルの産駒に本年のブリーダーズゴールドCのサンビスタ。
3番人気で出走となったレースは好スタートだったが他に速い馬もいて押して少し行ってから行き脚が突いて3番手から、そのまま直線向いて小気味良いピッチ走法で抜け出し2着に1馬身3/4差1分13秒9の時計で勝利した。ミスタープロスペクター系同士の組み合わせで血統からも短距離馬と思えるがレース振りから1200mは忙しい感じで1400mの方が向くだろうか。


23位(24位)アドマイヤムーン(6083万2000円)
・ムーンマジェスティ(牡 尾形充)
アドマイヤムーン×ベストオブミー(ブライアンズタイム)
3回福島5日芝1800m未勝利戦を勝利。
母ベストオブミーは2勝し08年フィリーズレビュー2着(1着マイネレーツェル)。本馬は初子で2014年千葉サラブレッドセール1080万円取引馬。一族から11・12年ブリーダーズゴールドC連覇など重賞5勝のシビルウォーなど。
ここまで3戦して6⇒6⇒2着。今回は2番人気の出走で中位から早目進出して1分48秒9で差し切り勝ち、前走で敗れたダノンプラチナは物が違うといった勝ち方でその2着ならば福島に回ってというところだろう。


29位(28位)フレンチデピュティ(5482万2000円)
・メイショウヒマワリ(牝 荒川)
フレンチデピュティ×ベア(サンデーサイレンス)
4回京都8日ダート1400m牝馬限定未勝利戦を勝利。
母ベアは未勝利。本馬は6番子で2013年北海道サマーセール473万円取引馬、祖母Parfait Amourは亜G1レース4勝の6勝馬。
ここまで3戦して8⇒8⇒3着。初ダートとなった前走で3着、今回は牝馬限定のダート戦に回って1分26秒1で2番手から2着にクビ差の勝利。


33位(33位)タイキシャトル(4510万円)
・ラホーヤビーチ(牝 松永昌)
タイキシャトル×エアラホーヤ(ボストンハーバー)
4回京都8日芝1400m未勝利戦を勝利。
母エアラホーヤは新馬勝ちの1勝馬。本馬は3番子で兄2頭も中央で勝利、2番子エアマジェスティ(父ハーツクライ)は1000万特別勝利の3勝馬で13年神戸新聞杯などで重賞2着2度。祖母テンザンストームは97年OP菩提樹Sで本馬の父で史上に残る名マイラーのタイキシャトルに先着している。
初戦は牝馬限定の京都芝1600m未勝利戦に出走し16番人気で14着と特に見せ場もなく今回も10番人気での出走となったが1分22秒1で2着に1馬身1/4差を付けて逃げ切り勝ち、単勝配当は133.1倍。


43位(53位)パイロ(3670万円)
・スカーボロフェア(牝 手塚)
パイロ×ヘニーズソング(アンブライドルズソング)
4回東京9日ダート1600m牝馬限定未勝利戦を勝利。
母ヘニーズソングは5勝。本馬は6番子できょうだいでは3頭目の中央勝ち馬、祖母Zama Hummerは米ダートG2勝ち馬。
初戦は新潟芝1200mで10着、2戦目は東京ダート1600mで5着、今回は4番人気で出走し後方からのレースとなったが1分38秒8の時計で差し切り勝ち、血統からもダート馬と思われる。


46位(51位)タピット(3199万4000円)
・シンボリラピット(牡 久保田)
タピット×ミスエマ(キーオブラック)
4回東京9日芝1600m未勝利戦を勝利。
母ミスエマは04・05年セーネオワーズ賞(仏G3)連覇など仏・愛で重賞3勝の5勝馬。本馬は6番子で兄シンボリエンパイア(父エンパイアメーカー)は1600万特別勝利の現5勝馬。
初戦は新潟芝1600mに出走し、きんもくせい特別2着のレッドルバースの3着。今回は2番人気で出走し稍重馬場を1分35秒8で勝利。初戦は完全な上りだけのスローの競馬で切れ負けしたが2戦目でキッチリ変わり身を見せた。同じく外国産馬のタピット産駒としてはタップザットがプラタナス勝を勝利して2勝目を挙げているが本馬ではグラブザフラッグも合わせ世代3頭目の中央勝ち馬。
今回でタピット産駒の中央30勝目となったが芝の勝利は3頭目で3勝目、タピット産駒の中央初勝利は12年フェブラリーS勝ちのテスタマッタによる京都芝16000m新馬戦。


56位(62位)ダンスインザダーク(2170万円)
・フクノグリュック(牡 杉浦)
ダンスインザダーク×チヨノビンコ(フレンチデピュティ)
4回東京8日ダート1600m未勝利戦を勝利。
母チヨノビンコは未出走。本馬は6番子できょうだいでは3頭目の中央勝ち馬。祖母パルブライトは97年新潟記念、98年函館記念で重賞2勝。
ここまで3戦して7⇒6⇒2着。初ダートとなった前走で2着して今回は1番人気となって1分39秒0で1番人気に応えて差し切り勝ち。


57位(63位)カンパニー(2140万円)
・ナムラカモン(牡 目野)
カンパニー×ナムラシャルマン(ジャングルポケット)
4回京都9日ダート1200m未勝利戦を勝利。
母ナムラシャルマンは未勝利。本馬は初子で3代母メローフルーツは93年札幌3歳Sを勝利し94年桜花賞4着(1着オグリローマン)。
初戦は京都ダート1200mで連闘でなでしこ賞に出走し2着したブルドッグボスに1秒7離された4着、今回は6番人気での出走となったが1分13秒7で差し切り勝ち。


84位(116位)ヴリル(805万円)
・アイオシルケン(牡 西橋)
ヴリル×メモリージュエル(アーミジャー)
4回京都8日芝1800m未勝利戦を勝利。
母メモリージュエルは97年旧3歳新馬戦勝ちの1勝馬。本馬は10番子できょうだいでは2頭目の中央勝ち馬。祖母バラワキの産駒に94年阪神牝馬特別のメモリージャスパー、04年愛知杯のメモリーキアヌ。
ここまで5戦して11⇒5⇒7⇒7⇒4着と勝ち切れず今回は4番人気での出走となったが1分48秒7の時計で2着にクビ差勝利した。
父ヴリルは平地・障害で8勝し障害重賞での2着もあるサンデーサイレンス直子の南半球産の外国産馬として中央で出走、中央では昨年から産駒が出走していたがアイオシルケンの今回の勝利が産駒による中央初勝利。


◆今週の2歳戦
●京都(OP1 500万1 新馬4 未勝利6)
●東京(OP1 500万1 新馬5 未勝利6)
●福島(新馬1 未勝利5)


◆特別戦
●京王杯2歳S(G2 東京芝1400m)
5位マンハッタンカフェ
ロンバルディア

フルゲート18頭に14頭登録
他に函館2歳S1着のアクティブミノル、カンナS1着のサフィロス、くるみ賞1着のニシノラッシュ、ダリア賞1着・もみじS2着のワキノヒビキなどが登録

現在のトップ10内種牡馬からはマンハッタンカフェ産駒が1頭登録、ニシノラッシュなど3頭が登録している11位のサクラバクシンオー産駒が2歳G2のここで賞金を大きく加算出来ればトップ10入りも見えてくる。
昨年はカラダレジェンドが勝利、4着マイネルディアベルはクロッカスSでOP特別を勝利した。

●ファンタジーS(G3 京都芝1400m)
1位ダイワメジャー
オールオブユー、ダイワプロパー
5位マンハッタンカフェ
ダノングラシアス、ルアンジュ
6位ゼンノロブロイ
ペルフィカ

フルゲート18頭に15頭登録
他にひまわり賞1着のエフェクト、フェニックス賞2着クールホタルビ、ききょうS3着・もみじS3着のシゲルチャグチャグ、500万勝ちで出走なら連闘となるユキノカトレア、フェニックス賞1着・小倉2歳S2着のレオパルディナなどが登録。
昨年は小倉2歳S2着からのベルカントが勝利、本年フィリーズレビューを勝利しスプリンターズSで5着。3着アドマイヤビジンは紅梅S、8着フクノドリームは地方ダート重賞も勝利していたOP馬としての出走だったが本年のアイビスサマーダッシュで2着と古馬相手に重賞で連対。


●百日草特別(500万 東京芝2000m)
4位ハーツクライ
ドラゴンストーム
5位マンハッタンカフェ
コアプライド、フォワードカフェ、ルージュバック
6位ゼンノロブロイ
ギンザヴィクトリア
8位ハービンジャー
ベルーフ
9位ステイゴールド
ゴッドバローズ

フルゲート16頭に地方馬1頭含め11頭登録
他に札幌2歳S4着ミュゼエイリアンなどが登録

昨年までは東京芝1800mで施行されていたレースで本年は東京芝2000mのレース。
昨年の勝ち馬はピオネロ、13着エキマエは兵庫CSで勝利。


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