◆ランキングデータ
◆重賞勝利種牡馬
宝塚記念 イクイノックスの父キタサンブラックは7位⇒7位
東京ジャンプS ジューンベロシティの父ロードカナロアは1位⇒1位
1位(1位)ロードカナロア(22億1975万7000円)(87勝)
(21億3324万2000円)(84勝)
アルタビスタ(未)、ジューンベロシティ(G3東京ジャンプS)、ブレイディヴェーグ(1勝クラス)で3勝
賞金22億円突破
先週はG3東京ジャンプS、1勝クラス1勝、未勝利1勝の3勝。
障害重賞G3東京ジャンプSでは6番人気ジューンベロシティが勝利。前走G1中山グランドジャンプ6着からの出走で障害重賞初制覇は障害戦3勝目の通算5勝目。2番人気ロードアクア5着で出走2頭が入着。
日曜東京メインOP(L)パラダイスSでは13番人気メイショウチタンが2着。休み明けの前走は阪神ダート1200mのOP松風月Sでキャリア30戦目にしてダート初出走と条件が合わず、ここを叩かれた今回は全4勝の芝1400m戦で人気薄ながら先手を取って最後は差されたが勝ち馬と同タイムのハナ差2着に粘り込み。11番人気で2着した22年OP(L)オーロC以来5度目のOPクラス入着。
日曜東京7レースでは単勝1.4倍の1番人気に応えて3歳牝馬ブレイディヴェーグが勝利。2歳8月の新馬戦2着以来6ヶ月ぶりとなった3歳2月の未勝利戦は6馬身差圧勝。今回は4ヶ月ぶりの出走で3歳勢が上位を占めた一戦となったが古馬も含まれる昇級初戦の東京芝2000mを1分57秒9の時計で2着に3馬身半差で連勝。秋には世代の女王リバティアイランドに迫る存在まで成り得ることを期待させる逸材。
日曜阪神2レース未勝利では5番人気アルタビスタが4戦目で勝利。3歳1月中京でデビューし1600m⇒2000m⇒2200mと1走ごとに距離を伸ばしていたがデビュー時の芝1600mに戻して2着に3馬身差の逃げ切り。母は名牝ブエナビスタ。
先週は土曜東京1勝、日曜阪神1勝・東京1勝の週間3勝。上半期最後の大一番G1宝塚記念に産駒出走はなかったが初の障害重賞勝ち馬などを送り出し、前回から8600万ほどの加算で獲得賞金22億円突破。2位ドゥラメンテに3億円近いリードを保ち、初のリーディングサイアー獲得へ向け下半期に突入。
ジューンベロシティが東京ジャンプSを勝利
G3函館スプリントSキミワクイーン以来の本年重賞5勝、通算61勝
ジューンベロシティは2度目の重賞出走で重賞初制覇
過去重賞着順は22年G1中山グランドジャンプ6着
産駒障害重賞初制覇
2位(2位)ドゥラメンテ(19億3518万5000円)(61勝)
(18億9520万4000円)(60勝)
ドゥラドーレス(3勝クラス・江の島S)で1勝
賞金19億円突破
先週は3勝クラス江の島Sで1勝。
G1宝塚記念の7番人気3歳ドゥラエレーデは10着。前走はG2UAEダービー2着以来のG1日本ダービー出走と異例のローテだったがスタート直後に躓き落馬競走中止。今回は大外17番から逃げるユニコーンライオンをやって予定通り2番手からの競馬だったと思われるが直線伸びず。同年のクラシック勝ち馬といった有力馬も勝てなかったレース、53キロの出走と負担重量の恩恵はあったが本年も3歳馬による勝利はならず。
土曜阪神メイン3勝クラス江の島Sでは単勝1.9倍の1番人気に応えてドゥラドーレスが勝利。昨年のG1菊花賞4着以来8ヶ月ぶり12キロ増の出走。最後の直線では苦しいポジションに入ってしまったが狭いスペースを縫うようにして抜け出し2着~6着まで同タイムとなったゴール前の接戦を差し切り。G3毎日杯3着、G1菊花賞4着と世代限定重賞入着という素質馬が長期休養明けの一戦を苦しみながらも勝ち切った。
先週は土曜東京1勝、日曜未勝利の週間1勝。昨年タイトルホルダーがレコード勝ちしたG1宝塚記念の産駒による連覇はならなかったが、3勝クラス特別勝ち馬などが出て前回から4000万ほど加算し獲得賞金19億円突破。
3位(3位)ディープインパクト(18億2033万1000円)(52勝)
(17億2160万1000円)(51勝)
ビューティフルデイ(OP・LパラダイスS)で1勝
賞金18億円突破
先週はOP(L)パラダイスSで1勝。
G1宝塚記念の2番人気ジャスティンパレスは3着。G1天皇賞(春)勝利から出走し4コーナーでかなり外を回されるようなところもあったが勝ち馬は更に外から差し切り、2着馬は直線で不利も受けておりそれらに先着された形としては完敗の3着。それでも完勝の前走に続き上位入着と天皇賞(春)・宝塚記念の春季大レース連続好走を称えたい。16番人気プラダリアは6着。登録時は出走馬決定順最下位の非抽選馬対象だったが決定順上位から回避馬が複数出るフルゲート割れとなって滑り込み出走。その幸運を生かしたということでもないだろうが、展開も向いたか5着馬とクビ差の入着まであと一歩という好走。4番人気アスクビクターモアは11着。昨年のG1菊花賞勝ち馬だが年明け初戦のG2日経賞を不良馬場で出遅れレースにならなかった辺りからリズムも狂ってしまったか不振を脱せず今回も2桁着順。
障害重賞G3東京ハイジャンプでは5番人気グレートバローズが4着。前走で福島の障害OPを勝利して重賞初挑戦。一気に重賞初勝利とはならなかったが掲示板確保の好走。
日曜東京メインOP(L)では2番人気ビューティフルデイが勝利。リステッドレース連続入着からハンデ53キロを生かししゴール前で逃げた2着馬をハナだけ捉える差し切り、OPクラスおよびリステッドレース初勝利。パラダイスSは20年アルーシャ以来の産駒2勝目。
土曜函館メインOP青函Sでは7番人気レッドベルオーブが5着。2歳時のG2デイリー杯2歳S勝ち馬で、近走は中距離で大逃げを打ち止まっていたこともあってか短距離芝1200m戦に出走し入着を果たした。
先週は土曜未勝利、日曜東京1勝の週間1勝。G1宝塚記念3着馬やリステッドレース勝ち馬を出し前回から9800万ほど加算の獲得賞金18億円突破。さすがに本年以降のリーディングサイアー獲得は難しそうだが父サンデーサイレンスの通算勝利回数まであと12に迫り上半期を終了と、大記録更新で史上最多勝利種牡馬となるのは時間の問題。本年は母の父部門で独走しており、同部門で初の首位となることが見込まれる。
4位(4位)キズナ(17億4732万6000円)(65勝)
(16億4352万7000円)(59勝)
イティネラートル(2勝クラス・舞子特別)、イフティファール(3勝クラス・花のみちS)、ギャンブルルーム(新)、ショウナンアレクサ(1勝クラス・城崎特別)、シロン(1勝クラス)、フェステスバント(1勝クラス・恵山特別)で6勝
勝利数60突破
賞金17億円突破
G1宝塚記念の5番人気ディープボンドは5着。1000m通過57秒6、2分9秒7のレコードで決した昨年は勝ち馬を追いかけ過ぎた嫌いもあって4着。本年は1000m通過58秒9の外差し決着。昨年ほど流れても厳しいが本年はこの馬にとって流れが緩すぎたか、阪神内回りの芝2200mというのもベスト条件とは思えず、昨年から出走メンバーもガラリと変わって強い年少馬が新たに台頭する中で2年連続入着の好走。
土曜阪神メインOP天保山Sでは4番人気オーヴァーネクサスが5着。OP特別勝利もある得意の阪神ダート1400m戦だったがここでは入着まで。
3勝クラス花のみちSでは3番人気イフティファールが勝利。昇級後4・5着から出走し最後の直線では2着馬との叩き合いとなったが内でしぶとく抜かせず、ハナ差でクビの上げ下げを制してOP入り。全4勝は阪神ダート1400mと得意コースで勝負強さを発揮した。花のみちSは22年オーヴァーネクサスから産駒による2年連続勝利の2勝目、昨年は2着ローウェルで産駒ワン・ツー、オーヴァーネクサスは22年OPオータムリーフSを勝利。
2勝クラス舞子特別では4番人気の3歳牝馬イティネラートルが勝利。世代の重賞・OPクラスでは着外に敗れていたが過去2勝はいずれも逃げ切り、自己条件に出走した今回は1勝クラス特別も勝利した阪神芝1400m内回りで逃げ切り、自分の形に持ち込めば強いか。
1勝クラス恵山特別では6番人気の3歳牝馬フェステスバントが勝利。2歳10月新潟の未勝利戦以来となる2勝目は8頭立て6番人気から勝ち上がり。
1勝クラス城崎特別では4番人気の3歳ショウナンアレクサが勝利。2月の3歳1勝クラスつばき賞6着以来の出走で2着に4馬身差の勝利。3歳馬で1着~9着を占める10頭立ての特別戦を快勝。
日曜阪神5レース新馬戦では4番人気ギャンブルルームが勝利。7頭立て4番人気とさほど人気はなかったが直線に向くと他馬が内を避けて通る中で空いたインに突っ込み、そのまま突き放し2着に5馬身差を付けて後の活躍馬も多いG1宝塚記念同日の阪神芝1800m戦を圧勝。おじ・おばにエガオヲミセテ、オレハマッテルゼ、フラアンジェリコなど活躍馬多数、3代母ダイナカールからエアグルーヴ、ドゥラメンテなども出る5代母パロクサイドの一族。
日曜函館最終1勝クラスでは2番人気シロンが勝利。出走13頭中10頭が連闘、2頭は中1週というメンバー構成で唯一の前走函館以外の出走となる、京都から出走のシロンが2着に3馬身差の逃げ切り。初勝利は船橋の交流戦で中央では初勝利。現在所属の小栗厩舎転厩後も初勝利。いとこ関係となるアドマイヤムーン、エフフォーリアなど活躍馬多数3代母Katiesの一族。
先週は土曜阪神1勝、日曜阪神4勝・函館1勝の週間6勝。G1宝塚記念でも入着馬の出た日曜阪神は8レースから10レースまでの特別戦を産駒による3連勝を含む4勝し、同一レース複数頭出しで着外馬も出たが出走のあった6レースで全て入着馬が出る顕著な好調ぶり。特別戦4勝、2歳新馬戦勝ち馬などの出る週間1億円超え、前回から1億200万ほど加算の獲得賞金17億円突破。ソングラインによるマイルG1レース2勝などもあったが、勝利回数部門では2位に付けるなど相変わらずの安定ぶりで年度を折り返し。
5位(5位)ハーツクライ(15億2663万6000円)(49勝)
(15億462万4000円)(48勝)
マリアナトレンチ(1勝クラス)で1勝
先週は1勝クラス1勝。
土曜阪神メインOP天保山Sでは1番人気サトノテンペストが4着。1勝クラスから3連勝で挑んだ初のOP戦は差し馬台頭のレースとなって4着まで。着順が人気を下回ったがクラス初出走ということから悪くはない結果か。
土曜函館8レース1勝クラスでは2番人気の3歳マリアナトレンチが勝利。クラス3走連続3着から今開催の函館2走目、中1週の出走で勝ち上がり。
先週は土曜函館1勝、日曜未勝利の週間1勝。昨年はヒシイグアスが2着したG1宝塚記念には産駒出走なし。昨年は日本ダービーをドウデュースで勝利するなど上半期にG1レース勝利も見られたが本年ここまではG1勝利なし、年間勝利回数も産駒デビュー5年目の14年から昨年まで9年連続で100勝以上を継続しているが僅かにそれを下回るペース。最終世代の現2歳も登録数が極端に減少するなど記録継続は難しい状況か。
先週は産駒の新種牡馬スワーヴリチャードが中央初勝利を記録するなど週間2勝、2歳部門で3位に付ける好調なスタートの序盤戦。
6位(6位)モーリス(14億5988万7000円)(57勝)
(13億8843万9000円)(53勝)
カレン(未)、コルデアニル(未)、バロックダンス(未)、フェンダー(未)で4勝
獲得賞金14億円突破
先週は未勝利4勝。
G1宝塚記念の3番人気ジェラルディーナは4着。前走の海外G1QE2Cは7頭立て6着に敗れていたが昨年のエリザベス女王杯を勝利した阪神芝2200mで出走。3コーナーで自分から動きそこで一気に仕掛けたが離し切ることは出来ず最後は外から伸びた上位馬に差し込まれ入着まで。牡馬のG1勝ち馬と最後方から決め打ちをした2着の牝馬スルーセブンシーズにここでは先着を許したが力は見せただろう。
土曜阪神1レース2歳未勝利では3番人気フェンダーが勝利。初戦の阪神芝1600m新馬戦では1番人気ながら10頭立て10着の最下位と大敗を喫してしまったが、叩き2戦目の初ブリンカーで一変したか逃げ切って2着に4馬身差の勝利。半姉に22年函館2歳Sのブトンドール。
土曜阪神3レース未勝利では6番人気カズキが10戦目で勝利。2歳10月新潟でデビュー、勝ち上がるのに苦労していたが、かなり詰めて使われていたローテの近3走連続入着から阪神芝2400mで勝ち上がり。祖母は00年G1桜花賞のチアズグレイス。
土曜函館4レース未勝利では5番人気コルデニアルが7戦目で勝利。2歳10月東京でデビューし新馬戦はG1NHKマイルカップ勝ち馬シャンパンカラーの勝利したレースで8着。その後も入着はなかったが前走の函館芝2600m戦から連闘で初ダート、函館ダート2400m戦に出走し勝ち上がり。ダート2400mは産駒2勝目、函館ダート2400mでは産駒初勝利。
日曜函館4レースでは2番人気バロックダンスが10戦目で勝利。2歳6月東京の世代2歳戦開幕週にデビューし新馬戦は1着ノッキングポイント、2着オールパルフェというレースで3着。2戦目は重賞2勝キタウイングの2着という2歳戦初期の結果からは存外キャリアを要したが、3歳夏の函館芝1800m戦で勝ち上がり。おばにスティンガーなど活躍馬多数レガシーオブストレングスの一族。
先週は土曜阪神2勝・函館1勝、日曜函館1勝の週間4勝。2歳戦1勝を含む未勝利戦勝利のみによる4勝の週間となったが、G1宝塚記念で4着馬を出すなど前回から7100万ほどの加算で獲得賞金14億円突破。スタートから1ヶ月が経過した2歳部門では先週も1勝加算するなど好調を持続し、開幕週から首位を守り続けている。
7位(7位)キタサンブラック(13億8160万5000円)(45勝)
(11億2193万6000円)(41勝)
イクイノックス(G1・宝塚記念)、ヴェールランス(2勝クラス・八ヶ岳特別)、カプラローラ(1勝クラス)、ロスティチェーレ(未)で4勝
賞金12億・13億円突破
先週はG1宝塚記念、2勝クラス八ヶ岳特別う、1勝クラス1勝、未勝利1勝の週間4勝。
G1宝塚記念では単勝1.3倍の1番人気に応えてイクイノックスが勝利。前走G1ドバイシーマクラシック逃げ切りから一転して後方待機策。当日は前残り頻発かつ阪神内回りで大ピンチとも思われたが4コーナーで馬群の大外を回すロスもありながら豪快に差し切って昨年の天皇賞(秋)から海外レースも含めG1レース4連勝。レーティング世界ランク1位に燦然と輝く現役最強馬が上半期の掉尾を飾った。
日曜函館メインOP(L)大沼Sでは10番人気オディロンが4着。これまで1800m以上の距離にしか出走はなくダート1700mや函館は初出走だったが、小回りコースなどにも対応しOPクラス初入着。
2勝クラス八ヶ岳特別では4番人気ヴェールランスが勝利。2勝クラス昇級後は崩れないものの勝ち切れないといった状況だったが初出走の東京で2着に1馬身差を付けて勝ち上がり、特別戦は初勝利。
土曜東京7レース1勝クラスでは6番人気カプラローラが勝利。中央再転入後は13・6着と敗れていたが再ブリンカーにホライゾネット着用などの効果もあったか一変を見せ2着に3馬身差の勝利。中央では初勝利。
土曜阪神7レース未勝利では5番人気ロスティチェーレが3戦目で勝利。3歳3月中京未勝利戦でデビュー、過去2走の芝2000mから距離短縮された阪神芝1800m戦に出走。最後の直線では逃げた2着馬との差はかなりあったが、徐々にその差を詰めゴール前で捉えると半馬身差し切り。半姉に19・20年G3京成杯オータムハンデキャップ連覇のトロワゼトワル。
先週は土曜阪神1勝・東京1勝、日曜阪神1勝・東京1勝の週間4勝。G1宝塚記念イクイノックス1着のみで2億2300万ほど加算。その他にも2勝クラス特別勝ち馬などが出て週間では2億6000万ほど加算し獲得賞金12億円を超えて13億円まで突破、15頭の出走で8頭入着と入着率も高い週間成績。前回は伸び悩む不振週となったが1週でそれを十分に取り戻し、産駒デビュー2年目の昨年に記録した獲得賞金15億2000万円台に早くも迫る勢いで上半期最終週を締めた。
イクイノックスが宝塚記念を勝利
G2青葉賞スキルヴィング以来の本年重賞4勝、通算9勝
イクイノックスは21年G2東京スポーツ杯2歳S、22年G1天皇賞(秋)・G1有馬記念、23年G1ドバイシーマクラシック以来の国内外重賞5勝目・G1レース4勝目
産駒の宝塚記念制覇は初めて
G1レース制覇は皐月賞ソールオリエンス以来の本年2勝目、通算4勝
競走馬時代のキタサンブラックは宝塚記念に2度出走し16年3着(1着マリアライト)、17年9着(1着サトノクラウン)
8位(8位)ルーラーシップ(10億2712万7000円)(53勝)
(9億9865万7000円)(50勝)
アワビキング(未)、コントラポスト(未)、シルバーニース(未)で3勝
賞金10億円突破
先週は未勝利3勝。
土曜東京1レース未勝利では8番人気アワビキングが7戦目で勝利。3歳1月中山でデビューし2戦目を除き全て着外だったが、これまでの中距離からダート1600m戦に距離短縮され2着に5馬身差で勝ち上がり。
土曜東京4レース未勝利では単勝1.7倍の1番人気に応えてコントラポストが5戦目で勝利。2歳12月中山でデビューし新馬戦ではG2スプリングS2着、G1日本ダービー6着ホウオウビスケッツが勝利したレースで3着。その後も全て入着し前走2着から1馬身半差で勝ち上がり。
日曜東京2レース牝馬限定未勝利では2番人気シルバーニースが9戦目で勝利。2歳7月福島でデビューし2歳戦では勝ち上がれなかったが、2走前にダートへ転じると連続3着し東京ダート1600mで勝ち上がり。祖母シルヴァースカヤ、近親に21年G2スプリングSのヴィクティファルス。この勝利で産駒通算700勝、田村調教師が通算600勝をそれぞれ達成。
先週は土曜東京2勝、日曜東京1勝の週間3勝。全て東京の3歳未勝利戦という週間になったが前回から2800万ほど加算し130万円ほどに迫っていた獲得賞金10億円の大台を上半期最終週に突破。
9位(9位)ハービンジャー(9億5699万円)(42勝)
(9億480万3000円)(37勝)
アスクビギンアゲン(1勝クラス)、エーデルブルーメ(2勝クラス・北海ハンデキャップ)、スズノンデシコ(1勝クラス)、プリマヴィータ(1勝クラス)、ポーレット(未)で5勝
勝利数40突破
先週は2勝クラス北海ハンデキャップ、1勝クラス3勝、未勝利1勝の週間5勝。
2勝クラス北海ハンデキャップでは1番人気に応えてエーデルブルーメが勝利。昨年10月新潟の1勝クラス松島特別1着以来8ヶ月ぶりの出走だったが2戦目以降は全て3着内という安定した成績が示すように、長期休養を挟む形で昇級初戦も連勝。北海ハンデキャップは17年クラシックエース、18年マサハヤダイヤ以来の産駒3勝目、初勝利の17年以降は3勝2着1回3着3回と産駒得意のレース。
土曜阪神8レース1勝クラスでは10番人気アスクビギンアゲンが勝利。昇級後は2桁着順が続き前走はダート戦初出走で9頭立て7着。その効果もあったか芝に戻してゴール前は空馬にこそ先着されたが2着にクビ差で勝ち上がり。半兄に18年G2京王杯2歳Sなど重賞2勝ファンタジスト、半姉に22年G3北九州記念16番人気で勝利のボンボヤージ。
土曜函館7レース1勝クラスでは3番人気スズノナデシコが勝利。20年11月東京の2歳未勝利以来2年7ヶ月ぶりの勝利となったが、その間も2着2回・3着5回と入着を重ねており前走3着から2馬身半差で勝利。
日曜阪神7レース1勝クラスでは10番人気プリマヴィータが勝利。G1宝塚記念と同日・同場・同コースの阪神芝2200m戦は10頭立て10番人気プリマヴィータが大逃げを打ち、そのまま逃げ切って2着に5馬身差の勝利。中央再転入後の初勝利。
土曜函館6レースでは3番人気ポーレットが6戦目で勝利。2歳12月阪神の新馬戦でデビューし3着などこれまで3着3回、掲示板を外していない安定した成績から函館芝2000mで勝ち上がり。3週連続未勝利となっていたハービンジャー産駒の連敗をストップし本年6月の産駒初勝利を記録。
先週は土曜阪神1勝・函館2勝、日曜阪神1勝・函館1勝の週間5勝。今月は先週まで未勝利と暦の関係もあって月間未勝利の可能性すらあったが土曜函館6レースでこれをストップすると、土曜函館7レースも連勝。終わってみれば10番人気馬で2勝、2勝クラス特別勝ち馬などを含む週間5勝の好調週。獲得賞金10億円には届かず、3歳クラシック戦線で有力馬がもう一つ弾けなかった印象は残ったものの2019年以来3年ぶりの年間トップ10内復帰に向け順位9位の折り返し。
10位(10位)ヘニーヒューズ(8億7131万8000円)(46勝)
(8億4532万3000円)(46勝)
先週は未勝利
日曜函館メインOP(L)大沼Sではセキフウが2着。負担重量59キロ、ダート1700m・函館初出走など楽な条件ではなかったが2着確保と地力の高さを見せた。
未勝利週となったがダートリステッドレース2着、3勝クラス特別2着馬などを出して前回と変わらず順位10位で上半期終了。ダート戦のみ出走の最終週は未勝利となったが上半期の芝レースは未勝利、期間内332走のダート戦に対し芝レースは16走の出走しかなくタマモダイジョッキの2着2回が最高着順。
・11位以下
11位(11位)ドレフォン(8億6786万5000円)(53勝)
(8億3986万1000円)(52勝)
ローズスター(1勝クラス)で1勝
先週は1勝クラス1勝。
G1宝塚記念の11番人気ジオグリフは9着。本年は中東のダートG1レースを2走、ドバイワールドカップ11着以来3ヶ月ぶりの出走。休み明けから走るタイプでもなくローテ自体もこのレースに向くとは思えないが、同じく栗東で調整された勝ち馬となった僚馬イクイノックスの帯同馬的役割もあっただろうか。
日曜東京メインOP(L)パラダイスSでは1番人気サーマルウインドが4着。2勝クラスから連勝で1番人気の出走は、22年G2ニュージーランドトロフィー(8着)以来のOPクラス挑戦。未勝利勝ちは東京芝1400mだが4勝中3勝の中山芝1600mベストと思われ、着順が人気を下回ったがハンデ差などを考慮すれば良く走ったとなるか。
土曜函館メインOP青函Sでは3番人気カルネアサーダが2着。前走は久しぶりの芝レース出走で重賞挑戦し枠順も大外枠と厳しかったか12着。今回はOP特別で相手も軽くなったか芝レースに連続出走で勝ち馬の決め手にこそ屈したが2着確保の好走。
日曜函館8レース1勝クラスでは8番人気の3歳ローズスターが勝利。3歳2月阪神の3歳未勝利戦1着以来4ヶ月ぶりの出走で昇級初戦ということで人気はなかったが、後方から2着に2馬身半差の差し切り。祖母ローザネイの薔薇一族。
先週は日曜函館で1勝、リステッドレースなどで入着馬も出て10位ヘニーヒューズとの差を前回から詰めたが400万円弱及ばず、順位は変わらず11位のまま折り返し。10位とはほぼ並んだ状態の後半勝負となるが12位以下に上位常連種牡馬も名を連ねており容易な争いではないだろう。
12位に2010・11年リーディングサイアーで09年から昨年まで14年連続トップ10入り、2022年順位6位のキングカメハメハ。先週は日曜函館メインOP(L)大沼Sで勝ち馬を出すなどして獲得賞金8億円突破。10位ヘニーヒューズとは現在3800万円ほどの獲得賞金差。
13位に20年から昨年まで3年連続トップ10入り、2022年順位9位のエピファネイア。
14位に12年から昨年まで11年連続トップ10入り、2022年順位10位のダイワメジャー。
産駒デビュー2年目にトップ10入りを果たし、昨年まで連続年で年間10位以内を継続中の上記3種牡馬が本年は苦戦中。下半期で逆転トップ10入りなるか注目されるところ。
15位には本年のG1日本ダービーをタスティエーラで勝利したサトノクラウン、16位に2019年~2021年まで4年連続トップ10入りのオルフェーヴル、以下17位シルバーステート、18位シニスターミニスター、19位ゴールドシップ、20位スクリーンヒーローと続く状況のトップ20で上半期を終了。
◆中央競馬歴代勝利数1000以上種牡馬
1位サンデーサイレンス2749勝
2位ディープインパクト2737勝(2)
3位キングカメハメハ2195勝(1)
4位ノーザンテースト1757勝
5位ブライアンズタイム1711勝
6位フジキセキ1527勝
7位クロフネ1482勝(0)
8位ハーツクライ1471勝(1)
9位サクラバクシンオー1435勝
10位ライジングフレーム1379勝
11位パーソロン1272勝
12位ダイワメジャー1271勝(1)
13位ヒンドスタン1258勝
14位マンハッタンカフェ1162勝(0)
15位ステイゴールド1142勝(0)
16位トサミドリ1135勝
17位ダンスインザダーク1110勝
18位シンボリクリスエス1085勝(0)
19位ネヴァービート1064勝
20位ゴールドアリュール1057勝(0)
21位トニービン1054勝
22位アフリート1040勝
23位チャイナロック1012勝
ネオユニヴァース929勝(0)
ロードカナロア912勝(3)
ルーラーシップ700勝(3)
ハービンジャー643勝(5)
へニューヒューズ519勝(0)
オルフェーヴル476勝(1)
キズナ459勝(6)
エピファネイア327勝(1)
ドゥラメンテ316勝(1)
モーリス289勝(4)
ドレフォン161勝(1)
キタサンブラック115勝(4)
※2023年6月25日現在
※一部種牡馬の勝利回数を修正
◆今週の重賞
●ラジオNIKKEI賞(G3 福島芝1800m)
●CBC賞(G3 中京芝1200m)
◆他OP特別
●中京
なし
●福島
なし
●函館
巴賞(芝1800m)