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週中競馬記事(2022年2月15日)~リーディングサイアー展望・回顧~

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●1位(1位)ロードカナロア(6億2808万1000円)(36勝)

先週も6勝と好調、6億円を突破して首位キープ。ディープインパクトも好調の週間で一旦逆転されていたはずですが日曜東京のOPバレンタインSで勝ち馬を出し、小倉メイン北九州短距離Sでも勝ち馬が出て逆転の集計時トップと思われます。

 

共同通信杯はダノンスコーピオンが勝つとも見ていたのですが週中から主戦が泣いて、同一馬主が勝利するという結果に。関西馬で日本ダービーに向かうなら輸送やスクーリングを兼ねてここを使うしかなかったり定年の近い調教師なのでどうしても日本ダービーを獲りたいゆえの無理に使ったような結果でしょうか。東京スポーツ杯2歳Sも使っていませんし、青葉賞を使ったら勝てずなどで共同通信杯しかないんですよね。距離が長いとのことでNHKマイルカップのスクーリングになったようにも思えますが。

 

今週の重賞はG1フェブラリーステークス、G3ダイヤモンドS、G3小倉大賞典、G3京都牝馬Sの4重賞。

 

フェブラリーSには21年G3根岸S・前走G1JBCスプリントで重賞2勝、20年フェブラリーステークス4着レッドルゼルが出走予定。

本年は金沢で実施の21年G1JBCスプリント1着から、昨年同様に距離だけ見ればダート1400m重賞勝利を経ての出走。1ハロン延長が鍵とはいえ昨年も4着で内しか来ないような馬場になった16番枠からと距離よりも枠が堪えたのか。週末に雨予報もあって早い時計になった際も不安ですが取りあえず枠でしょう、JBCスプリントも大外12番から勝っていますが相手関係、回り、形状など全く違うので。

 

ダイヤモンドSには産駒登録なし。

 

小倉大賞典にはアールスターが登録。20年G3小倉記念勝ち馬で昨年4着ですが登録時次点の非抽選馬対象。近走の成績から厳しく夏馬に良い印象。決定順上位に京都牝馬Sとの兼登録馬などもあって出走は可能でしょうか。

 

京都牝馬Sはアスタールビーとドナウデルタの2頭登録。

アスタールビーは平坦の1200m向きという実績から阪神の芝1400mがポイントでしょう、厳しいと思われます。

ドナウデルタは距離・コースはベストとして良く有力でしょうけど56キロで後ろから、先週の京都記念ではないですがそれで届くのか。ノーザンの6歳牝馬でラストランでしょうし最後に仕上げてくるのか無理をしないのか6歳馬自体の成績も良くないので。

昨年イベリスが勝利しており出走馬の勝利で産駒による連覇。

 

●2位(2位)ディープインパクト(6億1363万円)(32勝)

先週は7勝加算で6億円突破も、ロードカナロアも好調週で順位は2位のまま獲得賞金差も僅かながら広げられる結果に。ロードカナロア産駒がOP特別2勝というのもありますがディープインパクト産駒の重賞出走の入着馬がクイーンC4着馬のみで京都記念レッドジェネシスなど他は着外で伸ばし切れなかったと。週間7勝といっても障害未勝利の2勝が含まれていたり、勝利回数の割にはともいえるでしょうか。

 

フェブラリーステークスには16年G3京都2歳S、17年G2弥生賞、20年G3小倉大賞典で重賞3勝、前走G2東海S5着カデナが登録。登録時カデナは出走馬決定順22位で非抽選馬対象。

決定順上位のテーオーケインズとマルシュロレーヌが出ない、社会情勢などもあって渡航できなくなるケースも想定して登録しているだけのようなので、実質20位になるはずですがそれでも決定順16位以内に入らないので兼登録されている小倉大賞典に回ると思われます。

 

ダイヤモンドSはセントレオナード、トーセンカンビーナ、レクセランスの3頭登録登録。

レクセランスは前走OP万葉S勝ち馬と同タイム2着から。昨年のG2アルゼンチン共和国杯4着なのでこれを評価すれば今回のメンバーなら、前走の様にOP特別やリステッドレースの好走はあっても重賞では3着内なし。重賞に限ると3歳クラシック3冠とG2重賞にしか出走がなくG3重賞は初出走なのでチャンスも。いわゆる「伝説の新馬戦」勝ち馬が昨年は日本ダービーを勝利しましたが、この馬がシャフリヤールの1年前にその該当レースを勝利。

トーセンカンビーナは前走G2ステイヤーズS4着から。ピークを過ぎていますし京都・阪神で良いということから角居厩舎から関東へ転厩し関東馬になっていますが東京では実績もなく。20年G2阪神大賞典2着など阪神も良いのですが京都の下りが上手いタイプで京都実施がないことも不運だった1頭のように思います。

セントレオナードは格上挑戦。前走で長期休養明けの馬体重増を叩かれましたが強くない重賞メンバーとはいえこの馬では。カウディーリョと堀厩舎は2頭登録でこちらは厳しいかと。

 

小倉大賞典はアイスバブル、カデナ、サトノアーサー、スーパーフェザー、ランブリングアレーの5頭登録。

カデナはこちらに回ると思うのですが20年の小倉大賞典勝ち馬もそれが最後の勝利で昨年6着。2歳重賞勝ち馬でG2弥生賞勝利などもあり、昨年もG1で掲示板を確保したり1桁着順に来てもいますが後方からやって着を拾うようなレースで、この相手で受けて立つような状況では。実績上位もトップハンデ57.5キロ、連続開催で馬場も荒れていて外差しは向きそうですが勝ち切るまでは疑問といったところ。

ランブリングアレーも実績は上位ですが55.5キロでアローワンスを考えればトップハンデ、6歳牝馬でこの馬もラストランと思われます。高齢馬も勝ちますが牝馬勝利は04年メイショウバトラーが最後、メイショウバトラーは当時4歳51キロなどこの辺りはデータ的に良くないでしょう、小倉の開催日割などが以前とは違いますが6歳牝馬の55.5キロで常識的には。

他ではスーパーフェザーで昨年12月の3勝クラス特別勝利から。そこで勝ってはいますが昨年のG3小倉記念3着など厳寒期に強いタイプとも思えず、小倉は昨年の小倉記念など出走は多いのですが勝利もないので。2週後の阪神芝1800mのOP(L)大阪城Sの方が合うように思いますが。

 

京都牝馬Sは産駒テュエールが登録。ピークを過ぎていて忙しい距離の上に内回りも合わないでしょう。

今月で解散の厩舎が使うだけのようにも思えますが相手関係を考慮しなければ次週のG2中山記念の方が条件的には、そちらはコントラチェックが出るようで藤沢和厩舎最後の重賞出走となりそうですが。

 

●3位(3位)ハーツクライ(4億8372万5000円)(22勝)

先週も重賞勝ち馬を出して週間6勝。ロードカナロア、ディープインパクトも好調で順位は変わらなかったのですが昨年までのトップ3で本年ここまで上位を形成。この様相に本年は変動ありと見たのですが、まだそのようにはならないようで。

 

共同通信杯のダノンベルーガは前回も馬名を出したセレシオンの方が上と見ていたのもあって強くはプッシュ出来ず。この2頭は同じハーツ産駒で2歳同日に新馬戦勝利、セレシオンは阪神、ダノンベルーガは東京の新馬戦勝利でこの内容だけならセレシオン優位としてしまったのがなんとも。セレシオンの2走目となった梅花賞は1勝クラスで4頭立て、そこをなんとか勝ったようなレースと現状ではどうみてもダノンベルーガの方が上。昨年の共同通信杯勝ち馬エフフォーリアもここを勝ち世代トップとなって天皇賞(秋)、有馬記念まで勝ちましたからそこまでは無理としても本年のクラシック戦線で有力馬の一角となったことはもう疑いようがないでしょう。きさらぎ賞勝ち馬マテンロウレオ、2歳G1朝日杯フューチュリティステークス勝ち馬ドウデュースとハーツ産駒がこの世代でここまで当たるとは全くの想定外でした。

 

フェブラリーステークスには20年G3マーチS、21年エルムS、前走G2東海Sで重賞3勝、G2東海S1着で優先出走権を得たスワーヴアラミス。17年G1ホープフルS、20年エルムSで重賞2勝、20年フェブラリーステークス5着、前走G3根岸S6着タイムフライヤーが出走予定。

 

スワーヴアラミスは東海S勝利からですがマイル戦初出走と、ここまでは全て距離マイル超の出走。小回りダート1700mは強く行かないので鞍上が追っ付け通しで勝つようなタイプでもあるので、距離というよりは芝スタートでワンターンが合わないような気も。

タイムフライヤーは上位馬が回避するでしょうから決定順16位で出走可能になると思われます。20年5着のレースで当時はフォーリー騎手で行き過ぎて止まったようなレース、20年夏場に走ったダメージも抜けたのか前走は直線狭くならなければ伸びて来たようなことも窺え想定横山武が回って来たのでジックリ溜めて展開が向けば。

 

ダイヤモンドSにはアドマイヤアルバ、ゴーストの2頭登録。

有力なのはゴーストの方で前走G2ステイヤーズS5着から、今回のメンバーもG3格にはないように思えますが昨年のステイヤーズSもとてもG2とは思えないようなメンバーでG2入着といってもそれでは。ハーツクライ産駒はこのレース過去4勝も13年アドマイヤラクティ、14・15・18年にフェイムゲームの勝利とフェイムゲームが成績を上げているだけとはいえ過去10年産駒成績[4-2-2-8]ということなので3着内程度なら、あまり推したくはないのですが。

アドマイヤアルバが凡走続き、着順ほど着差は付けられていませんが来ないことは来ないので。この馬も解散厩舎の所属ということもあってそれで使うのもあるのでしょう長丁場のレースでおなじみですし。

 

小倉大賞典にはスカーフェイスが登録。前走G3中山金杯2着は大外17番枠からで外を回してゴチャ付いたところに巻き込まれず恵まれたような面も。強い馬なのですがローカル平坦よりは阪神が良いタイプで初出走の小倉適性もどうか。

 

京都牝馬Sには産駒登録なし。

 

●4位(4位)キングカメハメハ(3億7530万3000円)(19勝)

先週は3歳1勝クラスこぶし賞の1勝。こぶし賞は6頭立てとなってキングカメハメハ産駒2頭、ロードカナロア産駒3頭、シルバーステート産駒1頭の組み合わせでキングカメハメハ産駒が1・3着。1番人気でスタニングローズが勝利し強かったとは思いますがこの頭数ではなんとも。2歳重賞でも好走歴があり次走桜花賞TRなら有力といったランクにはありそうですが。

 

フェブラリーステークスには15年G2デイリー杯2歳S、17年G3京都金杯・G3富士Sで芝重賞3勝、20年G1フェブラリーステークス2着、前走G1チャンピオンズカップ9着エアスピネル。20年G3エプソムCで重賞1勝ダイワキャグニーが出走予定。

エアスピネルは昨年の2着馬で昨年はG1チャンピオンズカップ7着から本年は9着からで前走着順というよりは1走置きに3着内と着外を繰り返しているのか連続好走しないとすべきか、順番だと今回は好走の番。想定はテン乗りのミルコで乗り慣れた鮫島克駿からのスイッチがどうか。

ダイワキャグニーは言わずと知れた東京巧者も当然芝レースの話であって芝スタートとはいえダートG1では。昨年のG3武蔵野S8着で行ったというかダートでも行けた割に踏ん張っており、前走は左回り中京のG3京都金杯2着もベストは東京芝1800mでマイルは忙しい印象も。それ以前にダート適性でダイワキャグニー自身はこなすという程度でスペシャリストの揃うここでは。

 

ダイヤモンドSにはカウディーリョ、ランフォザローゼスが登録。

昨年のOP丹頂S勝利もその後が一息といった結果で東京や左回りでの実績がないことからここでは。OP特別を勝っているので56キロとはいえトップハンデになってしまったのも。重賞連対馬は数頭も重賞勝ち馬がなく、この馬がトップハンデになる本年の登録状況なのでしょう。

ランフォザローゼスは完全にピークが過ぎたような状態で騙馬となってかソコソコら好走したかと思えば大敗をするような近走。解散間近の厩舎が使うだけと思われます。

 

小倉大賞典にはヴァイスメテオール、ブラヴァスの2頭登録。

ヴァイスメテオールも1走置きに勝ち負けを繰り返して今回は勝利の番。前走はG1菊花賞16着でこれは距離などでしょうから小倉適正がポイントになるでしょうか。昨年のG3ラジオNIKKEI賞勝ち馬で母は重賞勝ち馬シャトーブランシュ、というよりも半弟に同厩舎のイクイノックスといった扱いになりつつあるのでこちらも奮起を。

ブラヴァスは20年のG3チャレンジC2着を最後に不振期となってしまったのか着外続き、ここから巻き返せるか。G3新潟記念の勝利はありますが阪神内回りベストで乗り難しいタイプとも、想定の西村淳どうこうではなくてテン乗りはマイナスでしょう。初の小倉出走も買い材料とはいえず。

 

京都牝馬Sにはタンタラスが登録。

前走3勝クラス六甲アイランドSを阪神芝1400mで勝利。適正などはあるのでしょうが2歳時の18年12月に未勝利勝ちしたクリスチャン・デムーロで勝った前走から想定は川田将雅に、川田将雅でも1勝していますが。母ブエナビスタで繁殖でも期待はされているでしょうから6歳牝馬のラストランでどこまで仕上げてくるか。

 

~母父部門~(前回)

1位キングカメハメハ 4億5700万5000円

2位ディープインパクト 4億589万円

3位フレンチデピュティ 3億5299万8000円

4位クロフネ        2億4663万1000円

5位サンデーサイレンス 2億3519万6000円

 

~母父部門~(今回)

1位キングカメハメハ 5億7422万7000円

2位ディープインパクト 5億224万4000円

3位フレンチデピュティ 3億6492万4000円

4位クロフネ        3億185万1000円

5位サンデーサイレンス 2億7988万2000円

 

キングカメハメハは週間1億円以上の加算で首位キープ。3勝クラス特別メイサウザンアワーなど週間4勝、G2京都記念2着タガノディアマンテ、G3共同通信杯2着ジオグリフ、G3クイーンC4着ラリュエルなどでも賞金加算。

 

ディープインパクトは3勝でキングカメハメハに差を広げられましたが獲得賞金5億円突破、G3クイーンCプレサージュリフトで重賞勝利。母父としては本年重賞初制覇、通算15勝。重賞制覇は21年G2神戸新聞杯ステラヴェローチェ以来。

 

3位~5位は変わらず。

 

他の重賞勝ち馬

G2京都記念は父ステイゴールド、母父ゴーンウェストのアフリカンゴールドが勝利。

母父ゴーンウェストは現在18位で本年重賞初勝利、通算4勝。重賞制覇は20年G3カペラSジャスティン以来。父ステイゴールドに関しては総合記事にて、連続年勝利系や通算勝利回数などで記録更新および歴代順位上昇など。

 

G3共同通信杯は父ハーツクライ、母父ティズウェイのダノンベルーガが勝利。

母父現在43位で産駒中央重賞初勝利、母父としてはこれまでダノンベルーガのみ出走。産駒はこれまで中央で1頭ゴルディオンのみ出走し未勝利。

ティズウェイは父ティズナウのインリアリティ系種牡馬、競走馬時代は11年ホイットニーハンデキャップなど北米ダートG1レース2勝、重賞3勝。

ダノンベルーガの母コーステッドは16年BCジュヴェナイルフィリーズターフ2着、共同通信杯2着ジオグリフの父ドレフォンが16年BCスプリント勝ち馬という関係だそうです。

 

●5位(5位)キズナ(3億933万5000円)(17勝)

1勝クラス2勝で獲得賞金3億円を突破しましたが昨年最後まで3位を争ったハーツクライに勝つどころかキングカメハメハにも上回られる現状なので。

 

OPバレンタインSに1番人気で出走したクロパラントゥは15着。再転入後1勝クラスから3連勝でG3根岸S⇒G1フェブラリーステークスという目論見もあったのでしょうが根岸S非抽選馬で出走ならず、今回これではフェブラリーステークスに出走していても無理だったでしょう。藤沢和厩舎なので無理に使って来たのか不良馬場が合わなかったのか最内枠の逃げ馬が残るレースで外枠から全く伸びず。

 

フェブラリーステークスには前走21年3勝クラスシャングリラ賞1着クロパラントゥが登録。登録時23位で非抽選馬対象。

登録時はそのような状況でしたがOPバレンタインSを勝利していても決定順16位には届かず、出走ならば連闘なので。

 

他の重賞登録馬は京都牝馬Sのクリスティ。

近走は地方の牝馬限定ダート重賞に出走で大敗、G2関東オークス3着などもありますがこれは参考外で良いでしょう。阪神も悪くはなくリステッドレース勝利もありますが芝ではマイル未満の距離に出走がなく1400mが忙しくも感じますが、内枠からハナを切って踏ん張るタイプなので阪神内回りが向けば。想定が豊さんなので行って政治力で残ることも考えたいところですが連続年重賞勝利のミッションも豊さんではなく他の騎手が勝たせてクリアしていますので(豊さん以外の騎手によるノルマなのでしょう)それも考え難いかと。

 

●6位(7位)オルフェーヴル(2億6725万2000円)(8勝)

先週は未勝利でしたがG2京都記念2着タガノディアマンテなどが出て順位は6位に上昇。

ここまで8勝はトップ10内最少、勝利回数では14位。それでも重賞ではG3フェアリーSをラッキーライラックが勝利しG3シルクロードSシャインガーネット、G3根岸Sヘリオス、G2京都記念タガノディアマンテと2着も2回あり6位まで順位上昇。

 

フェブラリーステークスには産駒登録なし。

 

ダイヤモンドSにはメロディーレーンが登録。

前走G1有馬記念は15着。距離などはここまで長いと微妙ですが東京コースに合うイメージがなく中京を含めた左回りも良くないので。中京でも万葉Sに出ていれば勝負にはなりそうでしたが。

 

小倉大賞典にはクリノプレミアムが登録。前走G3京都金杯5着から、芝1800mでも勝利はありますがベストはマイルでしょう。

 

京都牝馬Sにはギルデッドミラーとクリノプレミアム2頭登録。

昨年2着で距離などは違いますが先週の京都記念でも父は1着ステイゴールド・2着オルフェーヴルと阪神内回りで強さを見せたようにマイル実績もありますが、この馬はこのコースがベストでしょう。阪神芝1400mの21年G2スワンSは11着ですが0秒5差とここは都合よく捉えて。想定は昨年2着時と同じく福永祐一。

クリノプレミアムはこちらにも登録で京都牝馬S出走でしょうか。

 

●7位(10位)ドゥラメンテ(2億6537万3000円)(15勝)

先週は3勝加算で前回の10位から7位まで浮上。本年初の年間トップ10入りを狙う種牡馬で上位常連相手に良く戦っていますが、昨年までの成績からこれぐらいやってくれて当然とも。

 

先週は勝ち馬の他にG3クイーンCでスターズオンアース2着、ベルクレスタ3着とこれも順位上昇に貢献。勝ち馬の決め手にやられましたが、どちらもまともに走っていないレースでこれが普通に走れば。普通に走れないのが弱みなのでしょうしスターズオンアースは回りに関係なく最後右にもたれるようなので。次は桜花賞ということで馬具などなんらかの対策はしてくるでしょうけど。

ベルクレスタは内枠が仇になってしまったのか位置取りが悪くなって直線では最後方から、これで3着まで押し上げたのだから強いのですが位置を取れないだけとも。共同通信杯のアサヒもですがこのようなタイプは位置を取ったら取ったで今度は伸びないもので。

 

今週の重賞に産駒登録なし。

古馬の重賞のみという週間で初年度産駒の登録がなければこのように。

 

●8位(8位)ヘニーヒューズ(2億4437万7000円)(9勝)

先週は1勝、OP特別2着など出てドゥラメンテには交わされましたがダイワメジャーを交わして順位は8位のまま。年間10位が2年続くダート種牡馬で2月半ばとはいえ続き8位キープは立派ですがルーラーシップとエピファネイアが出遅れている分もあるでしょう。

 

今週の重賞登録馬はフェブラリーステークスのタガノビューティー。

ベストの東京ダート1600m、昨年のG3武蔵野Sでやってしまい賞金を上積み出来なかったのが全てで上位馬回避も決定順18位の非抽選馬対象。

タガノビューティー自身が東京ダート1600mがベストというだけで、出走してもこのメンバーでは勝てないとも思います。アフリカンゴールドの西園厩舎所属馬で厩舎の勢いなどはあっても出られないことには。

 

●9位(6位)ダイワメジャー(2億3965万2000円)(11勝)

先週も未勝利で3週連続未勝利となって順位は9位まで後退。まだ7位まで差はありませんが下位とも差がないので次回トップ10陥落も。序盤が良すぎたというのはあってもここまで悪いのも極端過ぎでそろそろ産駒は勝ちだす時期にもあると思えますが。

 

今週の重賞登録馬は小倉大賞典のレッドフラヴィア。

小倉芝1800mで勝利もありますが1勝クラスの成績で前走G3ターコイズS10着から。条件は中山マイルより良さそうでハンデ52キロも相手関係で苦戦かと。

 

●10位(12位)ハービンジャー(2億3594万9000円)(15勝)

先週はG3クイーンCプレサージュリフトを含め3歳馬による4勝でトップ10入り。ここに来てハービンジャー復活は考え難かったのですが3歳勢好調。古馬が弱いというかG1勝ち馬などが抜けてしまった状況とそこからも活躍馬が出てくるようなら。ヘニーヒューズでも書きましたがルーラーシップとエピファネイアが出遅れエピファネイアの方が特に酷すぎなのでその分もあるかと。

 

プレサージュリフトに関しては強かったので桜花賞でも勝負というか外厩がどこまで頑張るかだけでしょう。どちらが外厩なのかもわからない厩舎ですし。

 

今週の重賞登録馬はダイヤモンドSにカレンルシェルブル、グレンガリーの2頭登録。

カレンルシェルブルは格上挑戦でハンデ53キロ、もう少し軽くても良さそうですがG2セントライト記念4着も評価されたでしょうか?3勝クラス馬が53キロになっているようですが。中京・小倉が良いタイプで初出走の東京と輸送などもネックでしょうか。

グレンガリーはOP(L)アンドロメダS15着から。こちらは東京向きでしょうけど負ける時は物凄く負けるタイプで勝つか大きく負けるかになると思われます。どちらになるかは想定される人気通りの評価ということに。

 

・その他重賞有力馬

ルーラーシップやエピファネイア産駒も重賞登録馬がありそろそろ上がって来てもらわないと困るのですが、ダイヤモンドSではリオンディーズ産駒の3連勝中テーオーロイヤル、京都牝馬Sはロータスランド、今回12位でトップ10陥落となったモーリスのシゲルピンクルビーなど。

 

G1フェブラリーSは昨年の勝ち馬カフェファラオ、19年勝ち馬インティ、マイルチャンピオンシップ南部杯1着からのアルクトス、ソリストサンダー、根岸S1着テイエムサウスダン、テオレーマ、昨年のJBCクラシック勝ち馬で地方馬ミューチャリーなど11位以下種牡馬から有力産駒も数多く登録されていますが、注目はなんといってもクロフネ産駒の白毛馬ソダシでしょう。

昨年のチャンピオンズカップ12着からで2度目のダート、芝スタートの距離短縮など。東京もオークスは8着でしたがG3アルテミスS勝利と回り自体は問題なく。様々な要素は考えられますが煩くなってしまっている白毛馬特有の難しさといったものでよほどの変わり身がなければ厳しいという評価で。

 

 

●今回は以上です

以上


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