Quantcast
Channel: ブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3862

週中競馬記事(2022年1月25日)~リーディングサイアー展望・回顧~

$
0
0

●1位(2位)ロードカナロア(3億7710万5000円)(20勝)

前回首位を明け渡し、このままシーズン2位で推移するとも思ったのですがG2アメリカジョッキークラブCキングオブコージの勝利など4勝と好調、1週で首位奪還となりました。

 

キングオブコージも骨折明けで戻らないというかオールカマーの内容から中山芝2200mが現状忙しいとして評価を下げましたが馬場で上位人気勢が動けず、21年5日中山から厳寒期の連続開催最終日で外差しになったことが味方したのでしょう。

その他では3歳1勝クラス牝馬シンティレーションが注目といったところ、クラシック戦線に乗ったかという勝ちぶり。2歳女王サークルオブライフ同様にミルコがデタラメに乗って強い勝ち方をしていたようなタイプ。

 

ロードカナロア産駒自体が本年ここまで良いとは想定しなかったのですが初年度産駒レッドガラン、2年め産駒キングオブコージと明け7・6歳世代がここまで重賞勝利。いくらなんでもこれが最後まで続くと思えず3~5歳世代の弱さが影響して年間順位も落とすと見たのですが。昨年同時期も首位で3億3000万獲得、これでも昨年は2020年から数値を落としたので本年も大きく伸ばして獲得賞金40億円に戻すとは考え難く推移を見て行くことに。

 

今週の重賞はG3シルクロードS、G3根岸S。

 

シルクロードSにはカレンモエ、ミッキーワイルドが登録。どちらも安田隆行厩舎の所属馬でレースの中心は1番人気と見られるカレンモエでしょう。スプリント重賞で3連続僅差の2着、これが54キロの出走で今回はハンデ55キロ、中京芝1200mは前走G2セントウルS5着も3勝クラス特別で勝利、休み明けも勝たないのですが[0-3-1-2]という過去成績から連軸といった意味での本命と見るべきでしょうか。

ミッキーワイルドはダートが主戦場で根岸Sにも兼登録され、そちらは出走馬決定順17位の次点で非抽選馬対象。根岸Sの非抽選対象馬で他にどうしても出したい馬がいるようなので決定順上位から謎回避馬が出てミッキーワイルドもこちらに回るのかも知れません。くだんの競走馬はトップ10内種牡馬産駒なので後ほど。

シルクロードSは競走馬時代の12年にロードカナロアが勝利して19年ダノンスマッシュ勝利で父子制覇済。

 

根岸Sは上記ミッキーワイルドが登録で決定順17位の非抽選馬対象、こちらの方がチャンスだと思うのですが色々な絡みでどちらに回るのか不明な状況。根岸Sが本線だとは思いますが。

昨年の根岸Sはレッドルゼルが勝利。

 

●2位(1位)ディープインパクト(3億6990万円)(15勝)

前回首位に立ったディープインパクトが本年もこのまま首位で最後まで行くとも思いましたが未勝利週をやったところにロードカナロアG2制覇週で2位に後退。未勝利週ながら獲得賞金は多く僅差なのでリーディング獲得は危険水域、などといったことも全くない序盤ですしなんとかするでしょう。

昨年同時期は上記の通りロードカナロア首位、ディープインパクト2位で獲得賞金は2億7000万円台だたので9000万円ほど昨年の数値より良いほど。

 

ただ先週の内容は悪くG2アメリカジョッキークラブCの2番人気ポタジェ5着、OP(L)若駒Sで断然人気のリアド7頭立て2着とこの辺りがもう少しなんとかすれば今回も首位でしたが。リアドに関しては豊さんがオーナー関連で負かした乗り方でしたし最内枠に入れた辺りから決まっていたのでしょう。ドウデュースもいますので。G2東海Sのカデナもポタジェ同様5着ですがこちらは初ダートで頑張ったと見るべきでしょう、本来ダートが向くとは思えませんし芝でも後方から着拾いする競馬をすればこれぐらいは走りそうですが。

 

シルクロードSにはショウナンバビアナが登録。ハンデ51キロ据え置きですがOP特別でも51キロで2桁着順続き、1秒未満の差では駆けていますが昨年のシルクロードSも15着まで0秒9差に収まっていますのでスプリント重賞なら着順と着差の関係がそのようになりがちだと。

 

根岸Sには産駒登録なし。

 

今週の登録馬で注目は3歳1勝クラスセントポーリア賞のウィズグレイス。

次回こそ獲得賞金4億円突破でしょう。

 

●3位(3位)キングカメハメハ(2億4616万1000円)(12勝)

先週は障害未勝利の1勝でしたがG2アメリカジョッキークラブCボッケリーニ3着など入着も多く3位をなんとかキープ。さすがに本年トップ3に復帰ということは考え難く年間トップ10入りに向けて良いスタートを切ったと見るべきでしょう。

 

今週の重賞に産駒登録なし。

 

~母父部門~(前回)

1位キングカメハメハ 2億5545万円

2位ディープインパクト 1億9277万1000円

3位フレンチデピュティ 1億7641万2000円

4位シンボリクリスエス 1億3497万2000円

5位クロフネ        1億2658万円

 

~母父部門~(今回)

1位キングカメハメハ 3億2632万2000円

2位ディープインパクト 2億7426万3000円

3位フレンチデピュティ 2億743万2000円

4位クロフネ        1億7603万1000円

5位シンボリクリスエス 1億5303万8000円

 

1位キングカメハメハは変わらず3勝クラス特別ロードベイリーフ、2勝クラス特別サトノロイヤルなど4勝、入着数も多い週間。

2位ディープインパクトは3勝クラス初富士Sレッドライデンなど6勝。勝利回数は多い週間も平場戦が多く4頭出走のあったG2アメリカジョッキークラブCでは1番人気オーソクレースなど全て着外と母父部門でも本年は首位が狙える状況ながら2位止まり。

3位~5位もそれぞれ好調で数値を伸ばし4・5位で順位交代があり僅差の6位にサンデーサイレンスが続く状況。

 

先週の重賞勝ち馬ではG2アメリカジョッキークラブCを勝利した父ロードカナロアのキングオブコージは母父ガリレオ(13位)。本年重賞初勝利で20年から3年連続重賞制覇、通算6勝。重賞勝利は21年G2スプリングSのヴィクティファルス以来。

 

G2東海Sスワーヴアラミスを勝利した父ハーツクライのスワーヴアラミスは母父スライゴーベイ(17位)。

本年重賞初勝利で20年から3年連続重賞制覇、通算3勝。重賞勝利は21年G3エルムSスワーヴアラミス以来で中央重賞勝ち馬はスワーヴアラミスのみ。ガリレオ同様にこちらもサドラーズウェルズ直子。

 

●4位(4位)ハーツクライ(2億3203万2000円)(11勝)

先週はG2東海Sをスワーヴアラミスが勝利。順位は変わりませんでしたがキングカメハメハとの差を詰め3位が狙える状況に。

 

スワーヴアラミスは昨夏に好走したので、そのダメージが響いて苦戦した同じく父ハーツクライのタイムフライヤーのようになると見て評価を下げましたがタイムフライヤーとは違ったということでしょう。松田騎手が合っている追われてしぶいタイプというかあまりテンから行こうとしないようなので、ガンガン追っつけるような騎手が合うのかと。

 

シルクロードSにはマイスタイルが登録。前走OPタンザナイトS0秒4差ですが8着、2走前のG2スワンSでも0秒5差ながら10着なのでそのような感じなのでしょう。横山典想定で本年は序盤当たっていますがマイスタイルはさすがに1200mでは忙しいでしょう。

 

根岸Sにはタイムフライヤーが登録。スワーヴアラミスは復調しましたがこちらは復調しないようでここでも厳しいとは考えますが昨年の根岸Sは3着、56キロで走れますし想定のミルコ・デムーロで嵌れば。伸びないからダメとわかればそこで捨てた乗り方になることも危惧されますが。

 

●5位(5位)ダイワメジャー(1億9924万8000円)(11勝)

本年序盤好調で、ここまで想定と最も違ったのがダイワメジャーでしょう。過去の実績を考えればこのぐらいはやれるのですが近年は下降傾向にあり昨年末が特に悪かったものですから本年序盤にこの位置で推移することは全く考えられませんでした。その直近で走っていなかった分で跳ねているようなところもあるでしょうから近い内に止まって順位も下がって行くものと思われます、それが下がらないので想定と違った状況に。

 

シルクロードSにはサヴォワールエメが登録。中京実績もないのですが左回りも良くないので左回りの中京芝1200mでは苦戦でしょう。

 

根岸Sには産駒登録なし。

 

●6位(6位)キズナ(1億8278万3000円)(12勝)

本年この位置ではいけないのですがここから上げてくるでしょう、上位5頭とは重賞勝ち馬を出したかどうかの差なので。

 

シルクロードSにはビアンフェとレジェーロが登録。この2頭は20年葵Sの1・2着馬で前走はビアンフェが564キロ、レジェーロが426キロと馬体重の対比なども話題に。有力なのは重賞2勝ビアンフェの方で昨年のスプリンターズステークス7着以来、ハンデ57.5キロなども不安ですがゲートに入るか入らないかといったことからクリアしないといけない馬で去勢手術後もそのような状況と、実力は十分なので力を発揮出来るかだけ。レジェーロの方は足りないと思われますが2桁人気で好走するようなタイプ、前走は16着も内枠決着の8枠16番からだったので度外視しても、馬券的にこのタイプは常に買って来なければ仕方ないとも。

 

根岸Sにはクロパラントゥが登録。この馬が出走馬決定順18位の次々点で登録時は非抽選馬対象という状況。再転入後3連勝で前走東京ダート1400mの3勝クラスシャングリラ賞勝利、ロードカナロア項でやったミッキーワイルドとの絡みもあって17位と見るべきなのか。藤沢和厩舎所属馬で最後にG1出走させたいような空気でもあり何か1頭止めて出走といった運びになるとは見ます。ルメール騎手の想定も入っていないのでこの馬になると思われます。あくまでも出走すればとなってしまいますが本命という評価で、トビーズコーナー産駒ソリストサンダーかクロパラントゥではないかと見ます。

他の注目としてはバトルプラン産駒モジアナフレイバーで交流重賞の結果などから足りそうで20年G1フェブラリーステークスも6着も、あと1ハロンほしい感じで東京コースが本来合うかは疑問も。

 

●7位(7位)ドゥラメンテ(1億4042万7000円)(10勝)

産駒デビュー3年目の2世代のみ出走という期間で本年初の年間トップ10入りを狙うということでは良くやっていますが、これぐらいやっても当然なので特に驚きもないといったところ。先週は単勝1倍台の3勝で1.2倍、1.3倍、1.7倍の3勝と勝って当然の1勝クラス、未勝利勝ちではありますがこのようなところを確実に勝って行くのも大切なので。1勝クラス勝利のスワーヴエルメ、カフェプリンセスは2勝クラスで止まるような感じでもないので今後も期待大でしょう。

 

今週の重賞に産駒登録なし。

本年ここまで10勝中9勝が芝・ダート1800m以上(1勝は芝1600m)と、芝スプリントやダート短距離向きでもなさそうですが初年度産駒4歳がこの時期に出走しなければ、そのような状況になるので。

 

●8位(8位)オルフェーヴル(1億3299万3000円)(5勝)

先週は2勝クラス2勝で8位キープ。重賞勝利する馬も出て来るはずですが本年はこのような順位で推移することになると思われます。

 

シルクロードSにはシャインガーネットが登録。左回り1400mベストなのでスプリント対応するか、昨年のG2セントウルS6着なのでこの程度走ればここでは勝負になりそうですが。

 

根岸Sにはジャスティン、ヘリオスが登録。ジャスティンは昨年のセントウルSからで、この大敗は度外視出来ますがベストはダート1200mで左回り適性も疑問でしょうか。昨年も出走したサウジのリヤドダートスプリントに登録がありマルシュロレーヌの帯同扱いなのかわかりませんがそこからドバイに回ったように本年もそちらが本線ではないかと入着賞金も大きいので。

東京ダート1400mということでは産駒2頭ではヘリオスの方が向くでしょう。20・21年霜月S連覇で昨年はグリーンチャンネルCも勝利の得意コース。ハナを切って踏ん張る競馬になるとは考えますが横山武史と松田大作で連勝して来たところから想定が豊さんなのでタイプ的には違うようにも思えますが政治力でスンナリハナから残せれば。フェブラリーステークスということではインティもいますので。

 

●9位(9位)ヘニーヒューズ(1億2978万8000円)(6勝)

3勝クラス、2勝クラスの特別戦勝利と好調というか冬場のダートで堅実に勝利を重ねつつもダートG2東海Sには出走馬なしというヘニーヒューズらしい週間。

 

シルクロードSには産駒登録なし。

 

根岸Sにはタガノビューティー、レピアーウィットが登録。ダート戦であっても重賞には登録馬なしということは多いものの非抽選馬対象ながらフルデプスリーダー、ゲンパチフォルツァ、スマッシングハーツも登録。

フルデプスリーダーとスマッシングハーツは出走ならば一発ありそうですが決定順下位なので。

 

レピアーウィットは不振期のダート1800m型でタガノビューティーが有力でしょう。東京ダート1400mも走りますが東京ダート1600mベストでなぜか石橋脩と相性が良いので乗れるようならば。新型コロナウイルス関連で先週乗らなかったので今週どうなるか、ただ上手くはない騎手なのでクロパラントゥで空いたルメール騎手でも回ってくるようなら、これまでの後方一気から前付けして一発で勝たせても。

 

●10位(12位)エイシンフラッシュ(1億1992万5000円)(6勝)

オニャンコポンG3京成杯制覇の翌週に3勝クラス特別2勝でトップ10入り。そのオニャンコポンなども擁しますがさすがに年間トップ10入りというのはないでしょう。昨年同時期も9位だったのですが終わってみれば20位台前半の年間順位で冬場は強いのかも知れません。

 

今週の重賞に産駒登録なし。

 

・11位以下

総合記事にあるので多くは割きませんが14位エピファネイアの出遅れが顕著。G2アメリカジョッキークラブCオーソクレースで上がって来ると見ましたが6着で賞金加算なし、13位ルーラーシップも含め上がって来るとは思われます。これが50位台で全く出て来ないといったことでもなくルーラーシップは獲得賞金1億円を超えており、エピファネイアも9800万の獲得賞金はあるので。

 

オーソクレースに関して太めとの騎手コメなども出ていますが、これまでの馬体重推移や古馬になってということを考えればもっと増えても良いはずなので馬場が合わなかったものと思われます。エピファネイア産駒なのであのような馬場も合いそうですし、実際はよくわかリませんが。

 

 

●今回は以上です

以上


Viewing all articles
Browse latest Browse all 3862

Trending Articles