●1位(1位)ディープインパクト(48億4374万6000円)(164勝)
先週は1勝して連続週未勝利にはならなかったのですが少頭数で単勝1倍台の2歳OP勝利で週間の加算は4000万ほど。千葉サラで5億も出して買われたドーブネで今回は強かったと思うのですが、この馬がここまで勝つのならそれだけ弱いメンバーだったというだけでしょう。
昨年同時期となる2回中京・4回中山開催(本年は5回中京・4回中山開催)ではG2ローズSリアアメリア、G2神戸新聞杯コントレイル、G2オールカマー センテリュオ、スプリンターズSグランアレグリアとG1レース勝利とG2重賞3勝だったのですが、入着馬を出したレースがあったものの今年は全て落としてしまい本年から徐々に成績が落ちて行くとは考えていましたが想定していた以上にそのペースが早くなりそうな気配も。
昨年同時期は獲得賞金54億7113万6000円、195勝と現段階で6億円以上落としてします。神戸新聞杯は2・4着馬を出しましたがそれよりも断然人気の日本ダービー馬シャフリヤールが落としたというレース、昨年勝ち馬を出したスプリンターズステークスが本年に至っては出走馬なしと直近の重賞競走であまりにも印象が悪すぎるところもあるので4・5回東京開催での巻き返しに期待として置きましょう。ただこれも例年実施で得意の4・5回京都開催、これが本年は関西主場が阪神で3連続開催と荒れ馬場も想定される6回阪神で伸びないという危惧も。
昨年も阪神の年度末開催は6回阪神で通常年より多い開催になってそこでも重賞勝ち馬を出しており5回阪神・6回阪神ではG2デイリー杯2歳Sレッドベルオーブ、G1マイルチャンピオンシップ グランアレグリア、G3チャレンジCレイパパレ、G2阪神Cダノンファンタジーが勝利と開催数に関わらず重賞勝ち馬を出しているのでさほど影響もなさそうですが、このような馬が出て来る感じがしないのも事実。秋競馬の阪神開催も5・6回だった昨年と違って4・5・6回阪神となるのもディープインパクトには良くないでしょう。
今週の重賞はG2毎日王冠、G2京都大賞典、G3サウジアラビアロイヤルC。
毎日王冠にはヴァンドギャルド、カデナ、ダノンキングリー、ポタジェの4頭が登録。登録13頭中4頭がディープインパクト産駒なので重賞勝利のチャンス。
中でもヴァンドギャルは有力でG1ドバイターフ2着以来、休み明けも2戦2勝なので良いのですが、その2賞はメンバーが酷く横山典がレース自体をぶっ壊した昨年のG2富士Sと3歳春の重賞戦線で勝てず秋に出走した平場1勝クラスなので実際は休み明けが良いとは特にいえないでしょう。ドバイターフ2着馬に対してなんですがベストも1600m、ここからBCマイルに行く可能性もあるとのことでプレップに使われると、神戸新聞杯でもやった藤原英-福永コンビなので、あれは馬場が敗因ですが。
ダノンキングリーは安田記念1着以来でこちらも休み明けは強いのですが58キロで前哨戦となると?安田記念も58キロでもっと強い相手に勝っていますが今回は56・57キロ馬が相手でどこまで仕上がっているかと本気で獲りに来ているかでしょう。2019年の毎日王冠勝ち馬で隔年制覇も懸かりますが当時は3歳54キロ相手はもっと強く2着アエロリット、3着インディチャンプだったので当時も1番人気でしたがG1勝ち馬となって受けて立つ立場で勝利した3歳時とは状況も違うでしょう。前走は嵌めただけのようなところもあるので。
ポタジェはG3新潟大賞典2着以来で重賞ではG2金鯱賞3着と前走で上位には入っていますが勝ちきれずこれは展開や馬場に泣いたようにも思えますがキャリア10戦で新馬戦1着のみが芝1800m戦で2戦目以降は全て2000m、半姉ルージュバックも16年にこのレースを勝利していますが距離短縮よりは延長の方が良さそうな印象もあって東京芝1800mの開幕週はどうでしょうか。
カデナは昨年4着と時折そのように好走も見せますが20年G3小倉大賞典後は未勝利で迎えて7歳の秋。インに潜り込んで突っ込んでくる印象もあって想定の田辺騎手ならそれもやりそうですが開幕週でそれが有効になるとも思えないので。
京都大賞典にはマカヒキが登録。2016年日本ダービー馬も8歳となって休み休み使っているような状況ですからここも苦戦でしょう。現状では京都実施でも厳しいはずですが阪神は走らないので。
昨年もグローリーヴェイズが勝利して過去4勝と得意レースですがそれも京都実施なので。
サウジアラビアロイヤルCにはコマンドラインが登録。本年の関東エリア最初の2歳新馬戦を勝利してここから再始動というのは予定通り、要はノーザンが勝たせる馬で1番人気になるとも思うのですが1頭強いノーザンの牝馬がいるのでそちらの方が上かと個人的には。アルジャンナの下というのはマイナスデータになりそうですがディープインパクト産駒は17年ダノンプレミアム、18年グランアレグリアと勝利でこのランクになれるか。
今週は毎日王冠で上位独占も考えられ、サウジアラビアロイヤルCも有力。2週不振だったところに秋の東京開催開幕週、新潟開催もスタートして3場開催にもなるので49億円はクリア、重賞次第で50億クリアまで51億円突破までありそうですが強敵も出走しますので51億円ラインの攻防というのを獲得賞金の次回想定とします。
●2位(2位)ロードカナロア(28億1152万3000円)(133勝)
先週は2勝クラス特別勝利など3勝で獲得賞金28億円突破。ただしスプリンターズステークスで19年3着・20年2着の1番人気ダノンスマッシュが本年はまさかの着外(6着)、他の産駒出走馬も大敗を喫しました。
ファストフォースは平坦向きでしょうが夏競馬を頑張り過ぎた分でしょう。
昨年はOP(L)ポートアイランドSも勝利した週間で前年同時期は28億6719万3000円とついに前年の獲得賞金ペースを割り込みました。何度も書くように、昨年比ではここからのアーモンドアイによる天皇賞(秋)・ジャパンC分をカバーできるとは思えないので初の獲得賞金前年割れが確定的でしょう、ゆえに昨年が出来すぎで本年が適正値とも考えられ勝利回数では同時期比124⇒133と世代数が増えたのは強み。
毎日王冠にはカイザーミノル、ケイデンスコールの2頭が登録。
カイザーミノルはOP(L)朱鷺S1着から、OP昇級後はG3オーシャンS5着、G2マイラーズC3着、京王杯SC3着と勝ち切れずリステッドレースに回って賞金を加算し1400mのレースを勝ってこれでスプリントにもマイルにも回れるということでしたが実績もない1800m戦で相手も強くここでは。1400m・1600m向きでしょう。
ケイデンスコールはG1安田記念10着以来。G2マイラーズCでは急遽の乗り替わりも右回りで重賞制覇しましたが得意の左回りで。しかし休み明けは走らずこちらも過去実績からは1ハロン長く、ここは使うだけで勝利した本年のマイラーズCと同じ舞台のマイルチャンピオンシップ狙いでしょうか。
京都大賞典は産駒登録なし。
サウジアラビアロイヤルCにはステルナティーアが登録。本来の厩舎に戻した場合どうなんでしょうかね?というのはともかく世代の既走馬では牡馬を含めこの馬がトップと見ているので上記コマンドラインではなく勝つのはこちらではないかと、一騎打ちとは見ますが。全兄ステルヴィオは17年にダノンプレミアの2着したレースで朝日杯フューチュリティステークスでもダノンプレミアの2着。といってもコマンドラインがダノンプレミアであったりステルヴィオの全妹というだけなのでそのようになるかは、かなりのキレ者牝馬といった印象で相当強いとは思います。
●3位(3位)ハーツクライ(20億3322万5000円)(90勝)
ハーツは全く伸びない週間でしたが、2場・2日開催ということもあって先週は上位陣が総じて不振。これが本年はさほど珍しくもないのですが、かといってラインナップがガラリと変わることもなく上位は昨年と同じ10頭で推移しており上位勢の顔ぶれは変わらないものの年長種牡馬や死亡種牡馬の数値が落ちるシーズンとなりそうでハーツも本年は30億円割れが濃厚。
今週の重賞に産駒登録なし。
●4位(4位)キズナ(19億606万7000円)(91勝)
獲得賞金19億円突破の週間ですがキズナも未勝利週でビアンフェがスプリンターズSで本年は行けずに敗退。平坦向きではないでしょうけど中山自体良くないかと、騸馬になっても難しいところがあるように見受けられます。
海外重賞は賞金加算対象外でディープインパクト項でも触れませんでしたが総合記事にはあるので。キズナ産駒ディープボンドは凱旋門賞で歩いて来ただけの結果になりましたが前哨戦で勝利したフォワ賞
とは全く違う馬場になってしまったようで、同様の馬場でも相手関係で負けたでしょうが直前の乗り替わりなど欧州騎手の専属契約などではなく、そのようなことも飲む陣営でコントレイルの場合は同じ陣営ですが昨年の三冠戦で全てこの馬に勝たせるレースをして本年の天皇賞(春)でも曰く付きの競走馬を勝たせたりしたので今回のような結果となっても、要行間ということで。あまりにも歩いてたのですが嫌になってやめてしまっただけのようなので立て直されればまたなんらかのアシスト役などはできると思われます。
今週の重賞に産駒登録なし。
●5位(5位)ルーラーシップ(18億4004万1000円)(99勝)
ルーラーシップも未勝利週で伸ばせない週間でした。ハーツには届きそうもないですがキズナとはそれほど差がないので勝っていけば逆転もできそうな状況なのですが。年間勝利回数100まであと1は変わらず、3場開催になりますし今週こそ決めるでしょう。
毎日王冠には産駒登録なし。
京都大賞典にはキセキ、ダンビュライト、ムイトオブリガードの3頭が登録。
中ではキセキが最有力となって2番人気だとは思うのですが昨年も2着、7歳になっても衰えているような感もないというか馬齢的にもここからは上がらないのでしょうが57キロでこのメンバーならば、割と手薄でもあるかと。2400mで勝っていないのですが3歳時の2017年菊花賞勝利を最後に勝っていないので、この馬の場合は距離やらコース以外が原因で勝てないのでしょうし普通に走るかだけでしょう、阪神芝2400mでは17年神戸新聞杯でレイデオロの2着もありますが。
ダンビュライトは2019年の2着馬で逃げ残ったようなレース、昨年は7着。休み明けは良くなくこちらも2年以上勝っていない7歳馬なのですが騸馬となって良くなってきたようなところもあるので。厩舎がG1制覇
翌週の勢いをといいたいのですがスプリンターズSも2頭出しで1頭行かせて勝ち馬が抜けて来たようなレースでここも同じ厩舎の馬が1番人気でしょうし、こちらが中心とも思えませんので。
ムイトオブリガードも7歳馬で登録3頭の産駒は全て7歳、この馬も2019年アルゼンチン共和国杯を最後に勝利がなくダートで勝利もあるのですが本年はダート重賞スタートだったり迷走しているよな面も。距離は良いのでしょうがベストは東京といった感の関西馬で休み明けを叩いてアルゼンチン共和国杯狙いでしょうか。
サウジアラビアロイヤルCには産駒登録なし。
●6位(6位)キングカメハメハ(17億3462万2000円)(82勝)
キングカメハメハは先週1勝でしたが、こちらも賞金加算は1000万円に届いていない週間。勝ったのは2歳ダンテスヴューで母クロウキャニオンの産駒。新馬戦では人気薄に逃げ切られましたが今回はなんとか勝利といったことできょうだいに重賞勝ち馬もいますが10頭以上出走して全て勝利など。
毎日王冠にはダイワキャグニーが登録。毎日王冠は17年4着・18年7着・20年2着。左回り、それも東京競馬場しか勝たないという馬で距離もベストなのでエプソムCなどもありますが走るならこのレースなのでしょう。相手が強いので得意条件でどこまでやれるか、得意条件というよりは東京芝1800mが一番マシといった用に感じますが。
京都大賞典にはヒートオンビートが登録。OPでも大阪-ハンブルクC2着、G2目黒記念2着と好走していますが阪神芝2600mや本年の目黒記念はかなり特殊なレースであまり信用を置けないでしょうか。難しいところのある馬で戸崎圭太想定なのも、ダノンキングリー降ろされただけで特にプラスとも思えず。
サウジアラビアロイヤルCにはスタングローズが登録。2強以外ではこの馬がマシといった程度の3番手で上位人気が想定される2頭の逆転は難しいと見ます。
~母父部門~
1位キングカメハメハ 25億2920万3000円
2位ディープインパクト 22億5242万5000円
3位クロフネ 17億9253万8000円
4位サンデーサイレンス 17億2014万8000円
5位シンボリクリスエス 15億3162万2000円
キングカメハメハは3勝で首位をガッチリキープ。
ディープインパクトは1勝でしたが入着多め。
クロフネは3勝クラス勝利を含む5勝。
サンデーサイレンスは3勝クラス特別など2勝、スプリンターズSのジャンダルムは着外。
上位勢は順調だったのですが先週はスプリンターズSを母父キングヘイローのピクシーナイトが勝利で、キングヘイローは母父部門で現在15位。本年は重賞で特に強くG3シンザン記念ピクシーナイト、G2阪神大賞典ディープボンド、G3ラジオNIKKEI賞ヴァイスメテオール、G3レパードSメイショウムラクモ、G2セントライト記念アサマノイタズラ、G1スプリンターズSピクシーナイトで本年重賞6勝目。凱旋門賞のディープボンドはふるいませんでしたがピクシーナイトで母父としてはG1初制覇。重賞6勝は母父部門1位キングカメハメハ・2位ディープインパクトと並んで本年ここまで最多勝にもなっています。上位では出走頭数・回数が圧倒的に少ないので15位になっていますがE.I.や重賞に限定したE.I.では高い数値になっています。
●7位(7位)オルフェーヴル(15億4420万2000円)(79勝)
先週は2勝クラスで3着馬が1頭という入着で獲得賞金300万円に満たない加算。これでも順位変動などもなく7位で推移していますので。ここまで悪いのは極端ですが本年は上位種牡馬にこのような週間も珍しくなくかといってトップ10内経験がない種牡馬に割って入られるでもなく、これが本年1つの特徴ともいえるのでしょう。
2歳戦に1頭出走はありましたが依然として未勝利、この状態で秋の東京開催を迎えるとは。述べ44回出走で2着もないので。
毎日王冠には産駒登録なし。
京都大賞典にはアイアンバローズ、オセアグレイト、ディアマンミノル、ヒュミドールが登録。
アイアンバローズは芝2400mの2勝クラス・3勝クラスを連勝して5ヶ月ぶり。半兄にベルモントS勝ち馬がいるセレクト高馬で新馬戦は1番人気にもなったほど、そこではスマイルカナに大惨敗したりもしていますがこの距離で本領発揮してきたというところでしょう、2勝クラス特別は阪神芝2400mで勝利。
オセアグレイトは昨年のG2ステイヤーズS勝ち馬。超スローのステイヤーズSを勝った馬でそこまで距離が長くなくても良いのでしょうがスローの上り勝負向きでしょうか、人気薄のベレヌスが行ってキセキが突くでしょうからそのような流れになるかは。横山典が毎日王冠カイザーミノル想定で野中悠太郎想定、乗りなれている騎手に戻るといったことでしょう。
ディアマンミノルはG2札幌記念8着から。阪神芝2400mの3勝クラス御堂筋S勝ち馬で当時の2着がG3小倉記念勝ち馬モズナガレボシ。リステッドレースやG3函館記念でも好走しているのですが後方一気の嵌り待ちといったタイプで展開の助けも必要。
ヒュミドールはモズナガレボシ勝利のG3小倉記念2着から。距離コースを問わず走るというか距離コースを問わず少し足りないといった馬で決め手はあるのですがもう1つ突き抜けないタイプ。阪神・芝2400mともに初出走ですが勝たないとしても崩れることはないかと。
サウジアラビアロイヤルCには産駒登録なし。2歳戦はそのような状況ですので。
●8位(9位)ダイワメジャー(14億1937万2000円)(68勝)
上位陣不振の週間でしたがダイワメジャーは好調で獲得賞金14億円突破、順位も8位に浮上し接戦の続いていたエピファネイアを引き離しました。3勝クラス勝ち馬が出て週間2勝、通算勝利回数でも変動など。
スプリンターズステークスではレシステンシアが2着。今回の結果から前走G2セントウルSは枠順の差で勝ったようなレース、それが今回は逆になったということでしょう。前走は勝ちましたが1200mでは忙しいとのコメでしたが今回は枠だと思います。開催を通じて中山芝は内が良かったようにも。
今週の重賞は産駒登録なし。
●9位(8位)エピファネイア(13億5386万6000円)(65勝)
先週は2勝しましたがダイワメジャー好調週で9位に後退。先週勝利のジャスティンカフェは1勝クラス勝利でしたが翌日のOP(L)ポートアイランドSと同じ勝ち時計の1分32秒6でこれをどう評価すべきなのか。
ポートアイランドSに出ていれば当然負けたとは思うのですが、道中クビを上げるようなところもあって内枠で前を壁にして、シュライエンという2桁着順に終わる馬が止まって最後に道が出来たところなどもあって恵まれているのですが土・日で馬場の違いはあるとしても同じ良馬場でその時計、終いなどは加速しているこちらの方が優秀とも取れ2勝クラスでも勝つようならば、とりあえず3勝クラスが壁になるでしょう。三木正浩オーナーの所有馬で高馬だけ掴まされて走らない印象でしたがトーセンやダノンのように所有馬が走りつつあるようにも感じます。
毎日王冠には産駒登録なし。
京都大賞典にはアリストテレスが登録。メンバー的に1番人気となるはずですが昨年の菊花賞は例の競馬をして最後は必死で抜かないようにして三冠馬を作り出し、年明けのG2アメリカジョッキークラブカップを道悪で勝ったことから今年トップまで行くかと思われたところ、実は道悪が良くないらしく阪神大賞典で30馬身さんに2秒2も離される7着、天皇賞(春)も勝ってはいけないレースだったらしく4着、宝塚記念も9着と結局はあまり強くなかった?というような近走で秋競馬になってどこまで戻せるか。2400m自体はこなすでしょうけど阪神があまり良くなく想定がミルコ、条件戦をミルコで連勝していますが本来はルメールが主戦で宝塚記念はクロノジェネシス、今回は毎日王冠のシュネルマイスター想定なので乗らないと思われます。豊さんは今週乗れないのでしょうけど前走何も出来なかった豊さんよりはミルコの方が現状良いはずで、音無厩舎2頭出しから勝負にならない方は(今回はダンビュライトがモズスーパーフレア枠)松若風真特攻するパターンで嵌まれば。勝っても負けても納得といったところではないでしょうか。
リーディング争いとしてはレシステンシアでダイワメジャーに離されましたので今週アリストテレスで取り返せば。本賞金はスプリンタースS2着5200万、京都大賞典1着6700万なので。
サウジアラビアロイヤルCには産駒登録なし。
●10位(10位)ヘニーヒューズ(12億3546万5000円)(74勝)
先週は日曜中京の最終レースで勝ち馬が出て未勝利週を脱出。勝ったフルヴォートは3歳でまだまだ稼ぎそうですがダート1400mのスペシャリストのような成績なのでとりあえずはここで、マイルまでは十分に対応しそうですが。
今週の産駒重賞登録なし。
勝ち馬こそ出ましたがあまり伸ばせず、それでも11位との差があったので全く問題はなかったのですが先週は動きアリということで次項に。
●11位(12位)モーリス(11億3669万6000円)(67勝)
先週はピクシーナイトがスプリンターズS制覇、これだけで1億3300万ほどの加算があって先週は他に2歳OP芙蓉S、2勝クラス浜名湖特別勝利、OP(L)ポートアイランドSではルークズネスト2着など前回から1億8400万ほど加算し順位も11位に上げて10位ヘニーヒューズとの差が1億円ない状況に。
それでもまだ差は大きいのでピクシーナイトのマイルチャンピオンシップ勝利でもあればというところですが次走行くなら香港ということで、ここから他馬でどこまで差を詰めて逆転まで持って行けるかでしょう。
ヘニーヒューズに勢いはありませんが東京のダート短距離で走るところもあるのでここから伸びることも想定されこの賞金差があることからもまだ厳しいと思われますが、一発のある12位スクリーンヒーローも含めて少しチャンスは出て来たでしょうか。
少し古くなりますが2008年のグラスワンダーで11月以降にG2スワンSマイネルレーニア、G2アルゼンチン共和国杯・G1ジャパンカップ スクリーンヒーロー、G3鳴尾記念サクラメガワンダー、G1朝日杯フューチュリティステークス セイウンワンダーと重賞を勝ちまくって大逆転トップ10入りを果たしたこともあって、今回ピクシーナイトのG1勝利によって産駒デビュー2年目の種牡馬モーリスがG1初制覇したことによってグラスワンダー・スクリーンヒーロー・モーリス・ピクシーナイトの父系4代中央G1制覇も達成。母父部門項でキングヘイローについても少し触れましたが先週はトップ10内種牡馬よりもこれらが強烈な印象を残しました。この一族は逆転気質もあるだけに前回G2オールカマーをウインマリリンで勝利したスクリーンヒーローも含め面白くなって来たということです、もう一発大きいところの勝利はほしいのが実情ですが。
ピクシーナイトの勝利に関してはダイワメジャー産駒のレシステンシアで書いたように枠と厩舎の作戦勝ちでしょう。2番手を進んだビアンフェの脚がなかったというのもありますがモズスーパーフレアの直後に付けて最後も道が空きましたら、モズスーパーフレアがラチを頼ったという味方も出来ますがピクシーナイトとは同厩舎なので、その更に後ろを通った最内のシヴァージ3着と結局は内枠優位の4回中山の傾向が出たような決着。馬券的には枠が出た時点でそのようにすべきだったのでしょう。
・他産駒重賞登録有力種牡馬
ステゴやジャスタウェイが両G2で登録あり、ステゴは毎日王冠のマイネルファンロン、京都大賞典のステイフーリッシュ、ジャスタウェイは毎日王冠のヴェロックスなどですが、ここで触れたいのは毎日王冠のキングマン産駒シュネルマイスター。
リーディングとしては海外供用種牡馬なので上位には来ませんが本年のNHKマイルカップ勝ち馬で安田記念3着から、ヴァンドギャルドかこちらが1番人気でしょう。近2年がダノンキングリー、サリオスと3歳関東馬の勝利、18年も2着ステルヴィオと最近の傾向からも良いのですが19・20年の勝ち馬は日本ダービー2着で54キロ、シュネルマイスターはG1勝ち馬なので56キロ相手も骨っぽく古馬のG1勝ち馬もいますしG2弥生賞ディープインパクト記念2着はありますがマイルG1で連続好走とここも同じ関東の出走時3歳の牡馬ですがダノンキングリーやサリオスとは違うところ、前走安田記念で先着もされたそのダノンキングリーも出走して負担重量差も58キロ・54キロの4キロ差から58キロ・56キロの2キロ差に。
本年の第100回凱旋門賞馬も出したドイツ血統なので極度の道悪ではなく開幕週の時計勝負になっても強いはずで、そのようなことも。昨年の凱旋門賞2着馬で独ダービー勝ち馬インスウープ、本年の凱旋門賞勝ち馬トルカータータッソは父が同じアドラーフルク、インスウープは全きょうだいにジャパンカップにも出走したイトウなどもいますがこちらはインザウイングスが祖父のサドラーズウェルズ系でキングマンはインヴィンシブルスピリットやグリーンデート経由のダンジグ系とマイル色がより強くドイツ血統といってもキングマン自体は英国の競走馬なので。シュネルマイスターは母のセリエンホルデがドイツ馬でこの馬の母父ソルジャーホロウがインザウイングスの産駒、セリエンホルデは独オークス馬だそうです、このセリエンホルデが5着となった16年バーデン大賞の勝ち馬がアドラーフルク産駒のイキートスでこの馬もジャパンカップに出走。本年の凱旋門賞と毎日王冠に相関はないでしょうし凱旋門賞前に書くべきだったのですが海外重賞は触れる機会も少ないので。
●今回は以上です
以上