◆ランキングデータ
◆重賞勝利種牡馬
スプリンターズステークス ピクシーナイトの父モーリスは12位⇒11位
シリウスS サンライズホープの父マジェスティックウォリアーは28位⇒27位
1位(1位)ディープインパクト(48億4374万6000円)(164勝)
ドーブネ(OP・ききょうS)で1勝
2歳OPききょうSでは単勝1.7倍の1番人気に応えてドーブネが勝利。新馬の札幌芝1500mから距離短縮、初の左回りとなったが特に問題もなく2着に1馬身半差の連勝でデビューから2戦2勝。
前回は本年初の未勝利週でさすがに連続週で未勝利にはならなかったが土曜中京で未勝利馬も出走した7頭立ての2歳OPききょうSで1番人気馬が勝利したのみ。先週は出走頭数も少なく日曜は中山で1番人気馬2頭のみ出走、中京では5頭出走も2つのレースにしか出走がなくともに2着馬は出たものの日曜は未勝利に終わった。ここから得意の4・5回京都・東京開催というのが通常年も本年は京都開催がなく阪神でも産駒は強いがどのような影響が出るのか。
海外重賞G1凱旋門賞の海外調教馬スノーフォールは6着。G1フォレ賞のエントシャイデンは積極的なレース運びで3着と健闘。オペラ賞のイカットは13着に敗れた。
2位(2位)ロードカナロア(28億1152万3000円)(133勝)
サトノファビュラス(2勝クラス・勝浦特別)、フォレブルート(2勝クラス)、ロードカテドラル(未)で3勝
賞金28億円突破
G1スプリンターズステークスの1番人気ダノンスマッシュは6着、4月の香港G1チェアマンズスプリントプライズ6着以来の出走、休み明けは滅法強かったが今回は振るわず、19年3着・20年2着とスプリンターズステークスで好走も続いていたが結果的に前走の海外G1と同じ着順となって春秋スプリントG1制覇ならず。8番人気ファストフォースは15着、初の中山出走で平坦向きとも思えるが本年のサマースプリントシリーズチャンピオンということから熱暑に連続好走を見せ、それ以上を大一番で望むのも酷だったか。16番人気ロードアクアは16着、出走馬決定順の状況が二転三転したような形で結局は出走の運びとなったが、着差は僅かでもOP特別で2桁着順を繰り返していたような臨戦過程から当日のイレ込みも目立ち最下位に。
G3シリウスSでは3番人気ダノンスプレンダーが4着。直線伸びかけたところで止まってしまい勝ち馬を交わせず2着馬には交わされるような形となってダートG3重賞で3走連続4着。堅実にに賞金を獲って来る好走も勝ち切れないレースが続く。
日曜中京メインOP(L)ポートアイランドSでは5番人気レッドガランが3着。このところ1走置きに3着と6着を繰り返しているような結果でリステッドレース勝利や重賞入着を含め7度目のOPクラス入着。
2勝クラス勝浦特別では9番人気サトノファビュラスが勝利。昇級初戦の前走は掛かって15着に敗れたが距離短縮され先行からの抜け出しで特別戦初勝利。
土曜中山最終レース2勝クラスでは8番人気フォレブルートが勝利。20年7月札幌の2勝クラス知床特別以来およそ1年2ヶ月ぶりの出走となったが2番手から抜け出し最後は2着馬をクビ差で抑えて19年5月東京の500万以来となるダート戦を勝ち切った。勝利は19年6月函館の1勝クラス以来。
日曜中山2レース未勝利では1番人気に応えてロードカテドラルが2戦目で勝利。中山芝1600mの新馬戦で同タイム2着し中1週で前走と同じく中山芝1600m戦に出走し今回は2着と同タイムながらクビ差で差し切っての勝ち上がり。
先週は中山で土曜2勝、日曜1勝の3勝、中京は未勝利に終わった。特別戦勝ち馬も出て前回から4600万ほどの加算で獲得賞金28億円を突破したがG1スプリンターズステークス1番人気ダノンスマッシュの着外が非常に痛手の週間という印象も。
3位(3位)ハーツクライ(20億3322万5000円)(90勝)
先週は未勝利
G3シリウスSの12番人気ロードリバーサルは6着。前走3勝クラス特別勝利から3歳時のG3レパードS以来2年1ヶ月ぶり2度目の重賞出走は人気よりも大きく着順を上げたが入着まであと一歩の6着まで。
日曜中京メインOP(L)ポートアイランドSでは7番人気マイラプソディが5着。2歳重賞勝ち馬で3歳時から不振に陥ってしまったような成績だが5月のOP(L)都大路Sでも2着してリステッドレースならば上位の存在と言えるだろうか。
先週は出走頭数も少なく土日とも2場で6頭ずつの出走で日曜は中山10レースに2頭の出走のみなど入着馬は出ているが1000万ほどの加算と伸びを欠く週間に。
4位(4位)キズナ(19億606万7000円)(91勝)
先週は未勝利
獲得賞金19億円突破
G1スプリンターズステークスの9番人気ビアンフェは7着。先入れのゲートでも騎手を振り落とすような場面がありモズスーパーフレアにハナを叩かれ着外に、最下位だった昨年より着順は上げたが騸馬となってから滞在競馬の重賞勝利を経てもこの結果と輸送などを含め中山も合わないだろうか。
先週は土曜4頭、日曜6頭の合計10頭の出走で6頭入着と入着率は良いか2着馬は1頭で平場のレースが中心と3位ハーツクライ同様に4位キズナも伸ばせず、それでも1200万ほどの加算で前回600万ほどに迫っていた獲得賞金19億円を突破した。
海外重賞G1凱旋門賞のディープボンドは出走14頭中最下位の14着。前哨戦の仏G2フォワ賞は快勝したが当日の馬場は合わなかったか大きく敗れてしまった。
5位(5位)ルーラーシップ(18億4004万1000円)(99勝)
先週は未勝利
重賞出走馬もない未勝利週で特別戦出走も3勝クラスに1頭のみで着外。2場2日間開催で上位勢も総じて苦戦傾向にあったがルーラーシップもそれに漏れず、前回からの加算は1000万円を割り込む600万円。あと1まで迫っている年間勝利回数100にも届かなかった。
6位(6位)キングカメハメハ(17億3462万2000円)(82勝)
ダンテスヴュー(未)で1勝
先週は未勝利で1勝
G3シリウスSの6番人気ハヤヤッコは10着。前走OPスレイプニルS1着以来の競馬で敗れたが良績は関東エリアに集中しており輸送を含めた中京競馬向きではなかったのだろう。
土曜中京2レース未勝利では単勝1.4倍の1番人気に応えてダンテスヴューが2戦目で勝利。4回新潟の新馬戦では単勝1.4倍の1番人気に推され人気薄の逃げ馬を交わせず2着となったが距離延長された2戦目でキッチリ変わって2着に2馬身半差で初勝利。半兄にボレアス、カミノタサハラといった重賞勝ち馬など本馬を含めきょうだい13頭全てが勝ち上がった母クロウキャニオンの産駒。
先週土曜は中山で障害戦に1頭、中京は2頭の出走で未勝利戦から勝ち馬。日曜中山は3頭出走で2頭入着、中京は3レースに6頭出走で全て着外に終わるなど勝ち馬は出たが前回からの加算は1000万円を割り込んだ。
7位(7位)オルフェーヴル(15億4420万2000円)(79勝)
先週は未勝利
出走頭数も少ない週間だったが土日11頭の出走で土曜中京最終レース2勝クラスで3着馬が1頭出たのみ、前回からの加算は280万円にとどまった。
8位(9位)ダイワメジャー(14億1937万2000円)(68勝)
レッドフラヴィア(3勝クラス・秋風S)、レディステディゴー(1勝クラス)で2勝
賞金14億円突破
先週は3勝クラス秋風S、1勝クラスで2勝
G1スプリンターズステークスの2番人気レシステンシアは2着、前走のG2セントウルS勝利からの出走で内枠から発走しインから抜けて来た勝ち馬とは枠順の差が出てしまったか、2歳G1勝利を含む重賞4勝という実績も20年桜花賞・NHKマイルカップ、21年高松宮記念に続く4度目のG1レース2着、本年は春秋スプリントG1両レースで2着。15番人気ラヴィングアンサーは10着、OP特別3勝馬もG1初挑戦で勝ち馬と0秒9差ならば強敵がそろったここで健闘した結果とも言えるか。
G3シリウスSの16番人気テンザワールドは7着。3歳時の17年G3レパードS以来4年2ヶ月ぶりの重賞首相は最低人気から1桁着順まで押し上げたが入着には届かず。
日曜中京メインOP(L)ポートアイランドSでは11番人気ガゼボが4着。2月のOP(L)洛陽S以来2度目のリステッドレース入着。
土曜中山メイン3勝クラス秋風Sでは5番人気レッドフラヴィアが勝利。3勝クラス昇級後2桁着順続きとなっていたが今回は直線で最内の狭いところから抜けて2着を半馬身離し、そこからクビ差の3着が同着という接戦のゴール前を制した。産駒の秋風S制覇は13年ブレイズアトレイル以来2勝目。この勝利が産駒通算1154勝目となってステイゴールドと並び通算勝利回数歴代15位タイに。
日曜中京8レース1勝クラスでは6番人気レディステディゴーが勝利。2歳6月阪神の新馬戦以来となる2勝目。この勝利が産駒通算1155勝目となってトサミドリと並び通算勝利回数14位タイに。
先週は土曜中山・日曜中京で1勝ずつの2勝。日曜中山はスプリンターズSに2頭の出走馬しかなく勝ち馬は出せなかったがレシステンシアが2着に入るなど入着数も多目の週間で前回から9700万ほど加算し獲得賞金14億円突破。前回30万円ほどエピファネイアに逆転を許したが1週で8位に復帰と該当2頭間で順位変動の週間が続く。
9位(8位)エピファネイア(13億5386万6000円)(65勝)
ジャスティンカフェ(1勝クラス)、タナザウィング(新)で2勝
先週は1勝クラス、新馬で2勝。
土曜中京7レース1勝クラスでは1番人気に応えて3歳牡馬のジャスティンカフェが勝利。5月東京の1勝クラス3着以来の出走となって、翌日の中京メインOP(L)ポートアイランドSの勝ち時計と同じく1分32秒6で勝ち上がり。
日曜中京5レース新馬戦では2番人気タナザウィングが勝利。好位追走からの抜け出しで2着に3/4馬身差でデビュー戦を勝利。
先週は土日に中京で1勝ずつの2勝。中山は土日とも1頭ずつの出走でどちらも入着はしたが未勝利に終わった。上位種牡馬も未勝利が多い週間にキッチリ2勝を加算して来たが前回9位ダイワメジャーがG1レース2着馬や3勝クラス勝ち馬などを出したことでこれに交わされ9位に後退、このところダイワメジャーと極僅かの獲得賞金差で順位争いを続けていたが一旦離される形に。
10位(10位)ヘニーヒューズ(12億3546万5000円)(74勝)
フルヴォート(2勝クラス)で1勝
先週は2勝クラスで1勝。
日曜中京最終レース2勝クラスでは1番人気に応えて3歳牡馬のフルヴォートが勝利。3歳未勝利、1勝クラスと連勝し1番人気で挑んだOP端午Sは9着、2勝クラスで出走した前走岩国特別は2着だったが得意の1400mに戻って2着に2馬身半差で快勝。
先週土曜は中山で出走馬がなく中京に3頭出走で1頭2着入着の未勝利。日曜も未勝利に終わりそうだったが中京の最終レースで勝ち馬を出して未勝利週を回避した。
前回はG2重賞勝ち馬を出したスクリーンヒーローが11位に浮上し差を詰められたが、今回はスクリーンヒーロー産駒の種牡馬モーリスがG1スプリンターズSで勝ち馬を出すなど前回から1億8400万ほど加算し獲得賞金10億円を超えて11億円も突破。G1レース勝利の一撃で一時は11位に2億3000万円以上のリードを付けていた獲得賞金差は今回で1億円を一気に割り込んだ。
・11位以下産駒重賞勝利種牡馬
11位(12位)モーリス(11億3669万6000円)(67勝)
ピクシーナイトがスプリンターズステークスを勝利
G3ファルコンSルークズネスト以来の本年重賞4勝、通算4勝
ピクシーナイトはG3シンザン記念以来の重賞2勝目
産駒のG1制覇およびスプリンターズステークス制覇は初めて
初年度産駒ピクシーナイトがG1勝利して3代父グラスワンダー、祖父スクリーンヒーロー、父モーリス、ピクシーナイトで父系4代中央G1制覇を達成
27位(28位)マジェスティックウォリアー(5億2162万円)(26勝)
サンライズホープがシリウスSを勝利
G3ユニコーンSスマッシャー以来の本年重賞2勝、通算6勝
サンライズホープは重賞3度目の出走で重賞初制覇(重賞過去最高着順は21年G3プロキオンS6着)、
他OP特別1勝
産駒のシリウスS制覇は初めて
年間重賞2勝以上および複数頭の重賞制覇などは初めて
◆中央競馬歴代勝利数1000以上種牡馬
1位サンデーサイレンス2749勝
2位ディープインパクト2465勝(1)
3位キングカメハメハ2055勝(1)
4位ノーザンテースト1757勝
5位ブライアンズタイム1711勝
6位フジキセキ1527勝
7位クロフネ1455勝(1)
8位サクラバクシンオー1435勝(0)
9位ライジングフレーム1379勝
10位パーソロン1272勝
11位ハーツクライ1267勝(0)
12位ヒンドスタン1258勝
13位マンハッタンカフェ1156勝(0)
14位トサミドリ1135勝
14位ダイワメジャー1135勝(2)
16位ステイゴールド1134勝(0)
17位ダンスインザダーク1110勝(0)
18位シンボリクリスエス1074勝(0)
19位ネヴァービート1064勝
20位トニービン1054勝
21位ゴールドアリュール1044勝(0)
22位アフリート1040勝
23位チャイナロック1012勝
ネオユニヴァース922勝(0)
ロードカナロア610勝(3)
ルーラーシップ527勝(0)
ハービンジャー518勝(2)
キンシャサノキセキ435勝(0)
へニューヒューズ367勝(1)
オルフェーヴル366勝(0)
キズナ235勝(0)
エピファネイア163勝(2)
ドゥラメンテ99勝(3)
モーリス96勝(1)
※2021年10月3日現在
◆今週の重賞
●京都大賞典(G2 阪神芝2400m)
●毎日王冠(G2 東京芝1800m)
●サウジアラビアロイヤルC(G3 東京芝1600m)
◆他OP特別
●阪神
オパールS(L・芝1200m)
●東京
グリーンチャンネルC(L・ダート1400m)
●新潟
なし