◆ランキングデータ
◆重賞勝利種牡馬
新潟記念 マイネルファンロンの父ステイゴールドは32位⇒30位
札幌2歳S ジオグリフの父ドレフォンは106位⇒91位
小倉2歳S ナムラクレアの父ミッキーアイルは36位⇒35位
1位(1位)ディープインパクト(45億3074万2000円)(152勝)
エスコーラ(1勝クラス)、キャンデセント(新)、ドーブネ(新)、ペドラフォルカ(1勝クラス)で4勝
勝利回数150突破
賞金45億円突破
先週は1勝クラス2勝、新馬2勝の4勝。勝利回数150突破。
G3新潟記念の5番人気ラインベックは5着、実績のない2000m戦で距離も長かったが入着の好走、距離もベストではなく外枠の差し馬上位という決着で脚質的にも難しく6枠11番からの発走だったが先着を許した4頭は全てそれよりも外枠からの発走と上位勢に枠も味方したか。他の出走馬は14番人気プレシャスブルー6着、13番人気サトノアーサー7着、11番人気エフェクトオン8着、6番人気リアアメリア9着、10番人気ギベオン最下位17着の着外で大挙6頭出走も1頭5着の入着にとどまった。
日曜札幌メインOP丹頂Sでは3番人気ボスジラが2着、昨年の勝ち馬でレース連覇も懸かっていたが昨年ほどの出来にはなかったか、それでも勝ち馬とはクビ差の2着と得意条件で連対。4番人気アイスバブルは5着、2500m超の距離は2度目の出走で初入着と勝ち馬は出せなかったが連対を含む2頭入着。
土曜小倉8レース1勝クラスでは単勝1.1倍の1番人気に応えて3歳牡馬エスコーラが勝利。前走未勝利は小倉芝1800mを中央レコード1分43秒8、2着に1秒8差の大差を付けて圧勝。今回は同じく小倉芝1800mで2着に2馬身半差の勝利だったが馬場の良い外目に大きく持ち出される余裕をかなり持っての快勝で順調ならばOPや重賞どころかG1レースでも上位となる素材だろう。
日曜札幌8レース1勝クラスでは3番人気の3歳牝馬ペドラフォルカが勝利。前走未勝利勝ちから14キロ増の出走は初ダートから芝に戻して2着に半馬身差の連勝。
土曜札幌5レース新馬戦では1番人気に応えてドーブネが勝利。2021年千葉サラブレッドセール5億1711万円取引の超高額馬が札幌芝1500mのデビュー戦を2着に2馬身差で快勝。藤田晋オーナーは本馬で中央初勝利。
土曜新潟5レース新馬戦では単勝1.5倍の1番人気に応えてキャンデセントが勝利。断然人気となったレースは中位から進め馬場の外目を通って内を突いた2着馬に1馬身3/4差と着差以上の強さを見せて完勝。母トータルヒートは仏G3重賞勝ち馬。
先週土曜は各場1勝ずつの3勝、日曜は札幌で1勝し勝利回数150突破。G3重賞入着馬やOP特別入着馬を複数出すなどして前回から8600万ほどの加算で獲得賞金45億円突破。それなりの賞金加算は見られ話題の馬や今後に大きな期待の持てる馬も勝ち上がったが一気に爆発とは行かず昨年同時期から数値を大きく落としての夏競馬終了。ビッグレースが実施される秋競馬から再加速を本年も期待したい。
2位(2位)ロードカナロア(26億6742万8000円)(125勝)
ヴィアドロローサ(OP・すずらん賞)、ジュビリーヘッド(2勝クラス・札幌スポニチ賞)で2勝
先週はOPすずらん賞、2勝クラス札幌スポニチ賞で2勝。
G3新潟記念の17番人気レッドサイオンは10着。最低人気の出走で人気より着順も上げたが相手も強い上に外差し決着の内枠から発走と勝ち負けにはならず。
2歳OPすずらん賞では2番人気ヴィアドロローサが勝利。函館芝1200mの新馬戦1着からの出走で舞台は札幌芝1200mに替わったが好位差しといったレースぶりを見せデビューから2連勝。
2勝クラス札幌スポニチ賞では3番人気ジュビリーヘッドが勝利。過去2勝は小倉・福島の芝1200mで今回は札幌芝1200mの勝利となって特別戦は初勝利。
先週は土日1勝ずつ、札幌芝1200mの特別戦で勝利をしたが入着数自体は少なく夏競馬を終了。
3位(3位)ハーツクライ(19億266万3000円)(86勝)
ドウデュース(新)、ペルソナデザイン(1勝クラス)で2勝
賞金19億円突破
土曜札幌8レース1勝クラスでは10番人気ペルソナデザインが勝利。18年10月東京の2歳未勝利以来の勝利で騸馬となってからは今回が初勝利。
日曜小倉5レース新馬戦では単勝1.7倍の1番人気に応えてドウデュースが勝利。本年夏開催で小倉最後の新馬戦はドウデュースが直線長く続いた2着馬との争いを馬体を併せ外からクビ差で競り落としてデビュー戦勝利。
先週は土曜に札幌で1勝、日曜に小倉で1勝いずれも平場戦で大きくは伸ばせなかったが2週続いた未勝利もストップ、前回からは4800万ほどの加算で獲得賞金19億円も突破。
4位(4位)キズナ(17億7686万6000円)(86勝)
クロパラントゥ(1勝クラス)で1勝。
先週は1勝クラスで1勝。
G3新潟記念の8番人気ヤシャマルは4着。左回りで全4勝という過去成績も全て東京競馬場の勝利であって新潟ではどうかと見ていたが勝ち馬と0秒1差の好走、東京ならばもう一押しも効きそうだがハンデG3重賞でも通用する力は見せた。
G3札幌2歳Sでは4番人気アスクワイルドモアが2着。未勝利勝ちまでに3戦を要し今回も圧勝した勝ち馬には離されたが差し込んで2着を確保しデビューから4戦してオール連対。7番人気オンリーオピニオンは4着、福島芝1800m新馬戦勝利からの出走は2番手を追走し4着に粘り込む好走。
G3小倉2歳Sでは8番人気アネゴハダが3着。前走は新潟ダート1200mの新馬勝ちということもあったか人気はなかったが直線後方2番手から鋭く追い込み3着まで押し上げた。
土曜札幌9レース1勝クラスでは3番人気の3歳騸馬クロパラントゥが勝利。再転入馬で中央では初勝利。
先週は1勝クラス1勝に終わったが3重賞全てに入着馬を送り出し連対馬を含め重賞出走4頭が全て入着と勝ち馬は出なかったものの好成績が目立った。
5位(5位)ルーラーシップ(17億3278万6000円)(92勝)
サンバデジャネイロ(1勝クラス)、ペイルライダー(1勝クラス)、ミスミルドレッド(2勝クラス・釧路湿原特別)、メイショウラツワン(1勝クラス)で4勝
勝利数90突破
賞金17億円突破
先週は2勝クラス釧路湿原特別、1勝クラス3勝の4勝。勝利回数90突破
日曜札幌最終レース2勝クラス釧路湿原特別では3番人気ミスミルドレッドが勝利。前走1勝クラス十勝岳特別からの連勝、3歳8月末に未勝利を勝ち上がってそこから充実期に入ったかここに来て札幌で特別戦を連勝し本年札幌および北海道地区の最終実施レースを勝利。4歳夏に遅咲きメジロの血が開花といったところか。
土曜札幌6レース牝馬限定1勝クラスでは1番人気に応えて3歳牝馬ペイルライダーが勝利。3歳6月札幌で初勝利し以後4走連続の札幌ダート1700m戦出走で通算2勝目。新馬戦ではG1レース2勝の白毛馬ソダシの7着という成績。
土曜小倉最終レース1勝クラスでは10番人気の3歳牝馬サンバデジャネイロが勝利。3歳4月の未勝利勝ちから昇級後は連続5着と入着し早目にマクって3コーナー先頭から2着にクビ差の押し切り。
日曜小倉最終1勝クラスでは2番人気メイショウラツワンが勝利。2歳時の19年8月小倉芝2000m未勝利戦以来およそ2年ぶりの勝利で今回は小倉芝2600m戦を2着馬と長く併せ差させずにクビ差で振り切って本年小倉の最終実施レースを勝利。
先週は土日とも札幌・小倉で2勝ずつの4勝。2勝クラス特別勝利もあったが土日最終6レースのうち3レースを勝利して本年最終日となった小倉・札幌のレースで勝ち馬も送り出すなど好調で前回から5000万ほど加算し獲得賞金17億円突破。
6位(6位)キングカメハメハ(15億7753万6000円)(77勝)
アップストリーム(1勝クラス)、カウディーリョ(OP・丹頂S)、ファーストフォリオ(3勝クラス・日高S)で3勝
先週はOP丹頂S、3勝クラス日高S、1勝クラスで3勝。
日曜札幌メインOP丹頂Sでは1番人気に応えてカウディーリョが勝利。前走の函館芝2600mのOP(L)札幌日経OPで2着から今回は人気に応える快勝でOPクラス初勝利。
2歳OPすずらん賞では1番人気ポメランチェが2着。前走G3函館2歳Sは1番人気の出走も逃げて7着に失速。今回はOP特別に回って人気こそ下回ったが連対確保の巻き返し。
土曜札幌最終レース3勝クラス日高Sでは2番人気ファーストフォリオが勝利。昨年札幌芝1200mで1勝クラス・2勝クラスを連勝し3勝クラスで連敗は続いていたが初の1500m以上の距離に出走は直線不利がありながらも差し切りの快勝と距離もマイル近辺の方が合うか、母シーザリオ牝馬がOP入り。
土曜新潟最終レース1勝クラスでは1番人気に応えて3歳牝馬アップストリームが勝利。今回と同じく新潟芝1600mの昇級初戦となった前走は3着に敗れたが差し込んできた2着馬を3/4馬身抑えてクラス初勝利。
先週も少ない出走頭数からOP特別勝ち馬、3勝クラス勝ち馬を出すなど好調。札幌は特に好調で土曜は1頭出走で3勝クラス特別勝利、日曜は4頭出走で1勝2着2回の好成績。
7位(7位)オルフェーヴル(14億3663万8000円)(76勝)
パワポケプリメーロ(1勝クラス)で1勝
先週は1勝クラスで1勝。
G3新潟記念の7番人気ラーゴムは12着。3歳馬として唯一の出走で本年は左回り中京実施のG3きさらぎ賞を勝利しているが古馬勢に及ばず。春のクラシック2戦13着・12着から今回も似たような着順となって成長期の休養期間で大きく力を付けたとは言い難い結果に。
日曜新潟8レース1勝クラスでは8番人気パワポケプリメーロが勝利。逃げ馬が早々に失速する3コーナー早目先頭から2・3着馬の追走をクビ・クビ差で凌いで押し切り、再転入馬で中央では初勝利。
先週は日曜新潟に人気薄から1勝クラスで勝ち馬を送り出し未勝利週を回避したような結果に。札幌は連対馬も出したが土日で1頭ずつと少ない出走頭数に終わった。
8位(8位)エピファネイア(12億3183万円)(57勝)
先週は未勝利
G3新潟記念の2番人気クラヴェルは3着。軽ハンデ52キロだったが重賞で3連続3着内の好走、外枠も良かったがより外枠の外ラチ一杯から抜けたベテラン牡馬2頭に先着を許してしまった。
未勝利週が多いのも本年のエピファネイアの特徴ではあるが土曜は新潟の未勝利で4着馬1頭、他10頭の出走馬は全て着外に。日曜はG3新潟記念など上位入着馬も出たが2着1頭、3着2頭程度に終わった。
9位(9位)ダイワメジャー(12億1564万8000円)(62勝)
サヴォワールエメ(3勝クラス・テレQ杯)、トーセンシュシュ(新)で2勝
賞金12億円突破
G3札幌2歳Sの2番人気トップキャストは5着。函館芝1800mの新馬戦を速い時計で逃げ切っての出走もここでは直線伸びを欠きなんとか掲示板を確保するにとどまった。
G3小倉2歳Sの2番人気インプロバイザーは5着、3回小倉開幕週では未勝利戦を今回の勝ち時計と同じ1分7秒9で勝利したがレコード連発であった当時の馬場とは違い相手も強く持ち時計ほど走れず、2ヶ月ぶりで馬体重10キロ減も響いたか。6番人気ソリッドグロウは9着、初戦を7馬身差で圧勝して来たが函館芝1200m戦と小倉2歳Sでこの臨戦過程はやはり厳しかったか、昨年2着した半兄モントライゼに続く好走ならず、本年出走の産駒は共に先行型で外枠の差し馬優位に働いたのも厳しかった。
土曜小倉メインレース3勝クラステレQ杯では10番人気サヴォワールエメが勝利。19年12月阪神のクリスマスキャロル賞以来の勝利で過去3勝は芝1600m以上の阪神芝で1200m戦および小倉競馬場では初勝利。
日曜新潟5レース新馬戦では2番人気トーセンシュシュが勝利。断然人気となった2着サトノアヴァロンを直線差し切って最後は1馬身3/4差でデビュー戦を勝利。
先週は土曜小倉1勝、日曜新潟1勝の2勝。3勝クラス特別勝ち馬を出すなど前回から4300万ほどの加算で獲得賞金12億円突破も、G3札幌2歳S・小倉2歳Sでそれぞれ2番人気に推された両馬はともに5着止まりと得意カテゴリーで大きく伸ばせず。
10位(10位)ヘニーヒューズ(11億2927万2000円)(67勝)
テイエムアトム(未)で1勝
先週は未勝利で1勝。
日曜新潟3レース未勝利では1番人気に応えてテイエムアトムが勝利。2歳10月東京でデビューしこれまで着外は1度という安定型で前走2着から3歳未勝利戦最終日にはなってしまったが待望の初勝利。
夏競馬最終週も平場の1勝に終わりローカル開催で存外伸びず。本年関西エリアは中京実施からの秋競馬スタートだが2場開催で主場に戻るここから再び勝ち馬をコンスタントに出して来るか。
・11位以下重賞勝利種牡馬
30位(32位)ステイゴールド(4億3138万7000円)(11勝)
マイネファンロンが新潟記念を勝利
本年重賞初制覇で産駒デビュー2年目の06年から16年連続重賞制覇、通算113勝
重賞制覇は20年G3七夕賞クレッシェンドラヴ以来
マイネルファンロンは11度目の重賞出走で重賞初制覇(過去重賞最高着順は19年G3函館記念2着)
産駒の新潟記念制覇は08年アルコセニョーラ以来2勝目
通算勝利数は1134となって歴代14位トサミドリに1勝差と迫った
35位(36位)ミッキーアイル(3億5068万5000円)(22勝)
ナムラクレアが小倉2歳Sを勝利
G2チューリップ賞メイケイエール以来の本年重賞2勝、通算4勝
ナムラクレアは重賞初出走・初制覇(他にOPフェニックス賞を勝利)
産駒の小倉2歳S制覇は20年メイケイエールから産駒による連覇達成の2勝目
2着スリーパーダで重賞産駒ワン・ツーは初めて(産駒重賞2着はスリーパーダが初めて)
小倉2歳Sは初年度産駒から2年連続勝利、産駒年間重賞2勝は20年に並び自身最多勝
過去重賞3勝はメイケイエールによるものでナムラクレアは産駒2頭目の重賞勝ち馬
91位(106位)ドレフォン(1億1066万4000円)(7勝)
ジオグリフが札幌2歳Sを勝利
産駒重賞初制覇
本年の新種牡馬で初年度産駒から重賞初制覇
(産駒重賞出走3回目の勝利、重賞過去最高着順は21年G3函館2歳Sカワキタレブリー5着)
ジオグリフは重賞初出走でデビューから2戦2勝
競走馬時代は16年BCスプリントなどG1レースおよび重賞3勝
ジオポンティ経由ストームキャット系種牡馬
・ドゥラメンテが死亡
昨年の新種牡馬首位で先週も2勝、本年総合部門では14位に付けているドゥラメンテが先週死亡。
2012年産の9歳と若く、近い将来のトップ10内上位常連、1000勝以上種牡馬などの有力候補であったことなども非常に惜しまれます。
本年も131頭の種付けで22年産2024年デビューの2歳が最終世代、産駒は4世代のみという出走に。
現3歳の初年度産駒からは21年G2弥生賞ディープインパクト記念をタイトルホルダーが勝利しG1皐月賞で2着。
競走馬時代は15年皐月賞、日本ダービーでG1レース2勝、16年G2中山記念を含め重賞3勝、16年G1ドバイシーマクラシック2着・宝塚記念2着。
◆中央競馬歴代勝利数1000以上種牡馬
1位サンデーサイレンス2749勝
2位ディープインパクト2453勝(4)
3位キングカメハメハ2050勝(3)
4位ノーザンテースト1757勝
5位ブライアンズタイム1711勝
6位フジキセキ1527勝
7位クロフネ1453勝(0)
8位サクラバクシンオー1435勝(0)
9位ライジングフレーム1379勝
10位パーソロン1272勝
11位ハーツクライ1263勝(2)
12位ヒンドスタン1258勝
13位マンハッタンカフェ1154勝(0)
14位トサミドリ1135勝
15位ステイゴールド1134勝(2)
16位ダイワメジャー1129勝(2)
17位ダンスインザダーク1110勝(0)
18位シンボリクリスエス1073勝(0)
19位ネヴァービート1064勝
20位トニービン1054勝
21位ゴールドアリュール1044勝(1)
22位アフリート1040勝
23位チャイナロック1012勝
ネオユニヴァース922勝(1)
ロードカナロア602勝(2)
ルーラーシップ521勝(4)
ハービンジャー512勝(0)
キンシャサノキセキ433勝(1)
オルフェーヴル363勝(1)
へニューヒューズ360勝(1)
キズナ230勝(1)
エピファネイア155勝(0)
ドゥラメンテ91勝(2)
モーリス91勝(1)
※2021年9月5日現在
◆今週の重賞
●セントウルS(G2 中京芝1200m)
●京成杯オータムハンデキャップ(G3 中山芝1600m)
●紫苑S(G3 中山芝2000m)
◆他OP特別
●中京
エニフS(ダート1400m)
●中山
なし