●ランキングデータ
◆重賞勝利種牡馬
札幌記念 ソダシの父クロフネは20位⇒17位
北九州記念 ヨカヨカの父スクワートルスクワートは131位⇒102位
1位（1位）ディープインパクト（43億8172万5000円）（144勝）
カイザーバローズ（2勝クラス・宮崎特別）、ジェムフェザー（未）、ジュリアバローズ（1勝クラス）、モクレレ（2勝クラス・阿賀野川特別）で4勝
賞金43億円突破
先週は2阿賀野川特別、宮崎特別で2勝クラス2勝、1勝クラス、未勝利で4勝。
G2札幌記念の1番人気ラヴズオンリーユーは2着、3コーナー付近で早目に動いたブラストワンピースと内から来たサトノセシルの間でやや挟まるような不利を受け、3歳牝馬のソダシとは3キロの負担重量差、それでも最後は差を詰めペルシアンナイトとの2着争いを制したものの勝ち馬には3/4馬身届かなかった。12番人気アイスバブルは7着、前走G3函館記念2着はハンデにも恵まれたが57キロの定量戦で更に軽い牝馬G1勝ち馬などには通用せず。
2勝クラス阿賀野川特別では6番人気モクレレが勝利。4歳時の18年7月新潟の500万以来およそ3年1ヶ月ぶりの勝利。騸馬となってからは初勝利で特別戦は2勝目、全4勝中3勝は新潟競馬場。阿賀野川特別は14年タイセイドリーム、17年ポポカテペトル以来の産駒3勝目。
2勝クラス宮崎特別では単勝1.5倍の人気に応えて3歳牡馬カイザーバローズが勝利。7頭立ての少頭数となったレースは内で粘り込みを計る逃げ馬を捉え最後は差し込んだ2着馬に2馬身半差を付ける勝利となって5月中京の3歳1勝クラスあずさ賞から連勝。宮崎特別は20年アドマイヤジョラスから産駒による連覇の2勝目。
日曜新潟最終レース牝馬限定１勝クラスでは１番人気に応えて3歳ジュリアバローズが勝利。3歳4月東京の未勝利戦で既走馬相手に初戦を勝利、それ以来4ヶ月ぶりの競馬となったが3キロ減で49キロの2着馬をクビ差で振り切っての連勝、デビューからは2戦2勝。
日曜小倉3レース牝馬限定未勝利では1番人気に応えてジェムフェザーが4戦目で勝利。3歳6月中京でデビューし初ダートとなった今回は2番手から進め早目先頭に立ち最後は2着に9馬身差の圧勝。
G2札幌記念でラヴズオンリーユーは1番人気に応えられなかったが2着とスーパーG2で連対確保、2勝クラス特別でも2頭勝ち上がるなど前回から1億400万ほどの加算で獲得賞金43億円突破。
2位（2位）ロードカナロア（25億1763万3000円）（118勝）
アルトシュタット（未）、ララヴァンド（未）、テイエムイダテン（2勝クラス・耶馬渓特別）、ロードエクレール（2勝クラス・大通公園特別）で4勝
賞金25億円突破
先週は耶馬渓特別、大通公園特別で2勝クラス2勝、未勝利2勝の4勝。
G3北九州記念の4番人気ファストフォースは2着、前走G3CBC賞はハンデ52キロで出走し中央レコードの1分6秒0で小倉芝1200m戦を勝利、今回は55キロで出走しハナも切れない中で軽ハンデの3歳牝馬にこそ先着を許したがしぶとく2着確保と時計の掛かる稍重馬場にも対応と本格化の兆し、あとは坂さえこなせばスプリントG1でも勝負になりえるだろう。7番人気ボンボヤージは10着、2桁着順に敗れたがハンデ52キロとはいえ3勝クラス勝利直後の2歳牝馬G1以来の重賞出走でこれならば、もっと軽い相手のOP特別などで十分にやれるだろうか、道中で馬装に変位とのことでこの影響もあったか。
2歳OPクローバー賞では1番人気キングエルメスが5着。昨年は半兄カイザーノヴァが勝利もテンから付いて行けず先行した牝馬2頭に押し切られ掲示板確保が精一杯といった結果に。
2勝クラス耶馬渓特別では6番人気テイエムイダテンが勝利。過去2勝はダート1200m戦で芝レースおよび特別戦は初勝利。
2勝クラス大通公園特別では7番人気の3歳牡馬ロードエクレールが勝利。G2兵庫チャンピオンシップ4着からの出走は早目先頭に立ち2着に3馬身差の押し切り、特別戦は初勝利。
土曜小倉1レース2歳未勝利では1番人気に応えてアルトシュタットが勝利。初戦は4回新潟で同じくロードカナロア産駒ステルナティーアの4着に敗れたがこれは相手があまりにも強すぎただけ、初戦のマイルから距離短縮され小倉芝1200m戦でハナ差ながら逃げ馬をとらえての勝ち上がり。
日曜新潟2レース牝馬限定未勝利では7番人気ララヴァンドが勝利。3歳5月、本年の日本ダービー同日にデビューし初戦は9着に敗れたが2戦目で変わり身を見せ中位から差し切り。
G3北九州記念でファストフォースが2着、2勝クラス特別で2頭勝ち馬を出すなど前回から7600万ほどの加算で獲得賞金25億円突破。
通算勝利回数600まであと5。
3位（3位）ハーツクライ（18億4371万9000円）（84勝）
先週は未勝利
G3北九州記念のノーワンは12着。前走G3CBC賞6着から着順を下げ連敗も止まらないが5歳牝馬で上がり目も薄くベストは1400m戦だろう。18番人気ロジクライは18着、G3アイビスサマーダッシュ取消明けで5月のダートOP特別以来の出走、芝レースには1年5ヶ月ぶりの出走と条件が厳しく重賞勝ち馬だが迎えて8歳の8月でスプリント戦線の重賞では難しいだろう。
未勝利となって入着数も少なく前回からの加算は900万に満たない週間。4位キズナがこのところ伸びず差を広げつつあったが先週はキズナ優勢で、まだ1億4000万近くのリードはあるが獲得賞金差を詰められた。
4位（4位）キズナ（17億465万7000円）（85勝）
イエヴァンポルッカ（未）、イリマ（1勝クラス・都井岬特別）、シュピッツェ（1勝クラス）、シンシアウィッシュ（新）で4勝
賞金17億円突破
先週は都井岬特別など1勝クラス2勝、新馬、未勝利で4勝。
牝馬限定1勝クラス都井岬特別では1番人気に応えてイリマが勝利。前走3歳7月に小倉で未勝利戦を勝利、今回も小倉芝2000m戦の出走で最後は2着馬に4馬身差の差し切りの連勝。特別戦は初出走で初勝利。都井岬特別は20年オールザワールドから連勝で初年度産駒の出走可能年度から2年連続制覇の2勝目（20年都井岬特別は混合戦で3歳牡馬のオールザワールドが勝利）。
日曜新潟最終レース1勝クラスでは5番人気エターナルボンドが勝利。3歳2月東京芝2400mの未勝利戦以来となる勝利でダートでは初勝利、このところダート長距離戦に使われていたが新潟ダート1800m戦に回って3キロ減も効いたようでキックバックにも対応しつつあるとのこと、人気薄の2着馬による強襲をクビ差凌いで勝ち上がり。
日曜新潟5レース新馬戦では2番人気シンシアウィッシュが勝利。8枠13番から発走し中位で進め直線に向くとメンバー中最速33秒5の上りで2着に3馬身を付ける差し切り。
日曜札幌1レース2歳未勝利では1番人気に応えてイエヴァンポルッカが2戦目で勝利。初戦は函館芝18000mで勝ち馬とそれほど差のない5着し今回は札幌芝1500m戦を後方から差し切って勝ち上がり。
先週は1勝クラス特別など4勝、うち2勝は2歳戦でこのカテゴリーがキズナのストロングポイントと言えよう。前回からは4800万ほどの加算で獲得賞金17億円突破。3位ハーツクライ不振週ということもあって再度の追撃態勢に入ったがその差は大きくどこまで詰められるか。
5位（5位）ルーラーシップ（16億2236万1000円）（84勝）
ゲットアップ（未）、スプリエール（未）、トウシンモンブラン（1勝クラス）で3勝
賞金16億円突破
先週は1勝クラス、未勝利2勝の3勝。
日曜小倉最終レース1勝クラスでは単勝1.8倍の1番人気に応えて3歳牝馬トウシンモンブランが勝利。3歳6月の未勝利脱出とそれまでに時間を要したが2着・3着は3回の安定型で昇級初戦となった前走1勝クラス特別2着から7頭立ての少頭数を2着に2馬身差の差し切り。
日曜札幌3レース未勝利では1番人気ゲットアップが12戦目で勝利。2歳9月新潟でデビューし2歳戦では芝に使われ3歳以降はダート戦に出走し前走2着からの勝ち上がり、2歳新馬戦から騸馬として出走。
日曜新潟6レース未勝利では2番人気スプリエールが8戦目で勝利。2歳12月中山でデビューし芝中距離戦に使われ安定し4連続入着から待望の初勝利。
先週土曜は未勝利に終わったが日曜に各場で1勝ずつの3勝。全て平場戦の勝利ではあったが前回から4600万ほど加算し獲得賞金16億円突破。
6位（6位）キングカメハメハ（14億8214万2000円）（71勝）
サトノファイター（障・OP）、スカイフォール（新）、ペプチドヒミコ（1勝クラス）で3勝
勝利数70突破
先週は障害OP、1勝クラス、新馬で3勝。勝利回数70突破。
G2札幌記念のユーキャンスマイルは6着。休み明け自体は走るが本調子と思えず現状この距離も忙しいだろう。
土曜新潟4レース障害OPでは5番人気サトノファイターが勝利。入障初戦の前走を12番人気で勝利し障害OPで連勝、平地競馬で2勝しており通算4勝目。
土曜札幌9レース牝馬限定1勝クラスでは1番人気に応えてペプチドヒミコが勝利。ダート戦は初出走だったが2着に7馬身差の圧勝。
日曜札幌5レース新馬戦では4番人気スカイフォールが勝利。トゥザヴィクトリーなど活躍馬が輩出の祖母フェアリードール一族、2020年セレクトセール6160万円取引馬。
先週もシュッ相当数が少なく土曜は新潟と札幌で3頭ずつの出走で勝ち馬を1頭ずつ送り出し新潟は1勝2着2回の好成績。日曜は札幌で新馬1勝、先週小倉では土日で1頭の出走のみ（12着）となった。このところ極端に出走頭数は減少しているがコンスタントに勝ち馬は出しており、これが本年中盤以降キングカメハメハの推移といえそう、堪えつつどこかである爆発週を待ちたいところ。
7位（7位）オルフェーヴル（13億6633万円）（72勝）
アルママ（1勝クラス・千歳特別）で1勝
先週は千歳特別で1勝クラス1勝。
G2札幌記念のディアマンミノルは8着、前走G3函館記念は54キロで追い込み4着まで来たが定量戦のここはG1勝ち馬が上位を占める結果で着外に。13番人気バイオスパークは競走中止、馬具が口の中で絡み制御不能という事由で発走後に減速し競走中止。
G3北九州記念の8番人気エングレーバーは9着。前走G2京王杯スプリングC13着は左回りにも苦しんだか大敗を喫し、更に距離を縮めて初の1200m戦がG3のハンデ重賞としてはかなり強い相手ということから適条件とは思えずこれでもよく走っているだろう。
土曜札幌最終レース1勝クラス千歳特別では1番人気に応えてアルママが勝利。3歳時の19年3月中山の未勝利戦以来となる勝利で通算2勝目、特別戦は初勝利。千歳特別は19年ミモザイエロー以来の産駒2勝目。
先週は特別戦勝ち馬こそ出たが、出走頭数は少なく土曜新潟は障害戦に1頭の出走で着外。日曜札幌
8位（8位）エピファネイア（11億6194万1000円）（53勝）
ルージュブラン（未）で1勝
先週は未勝利で1勝。
日曜札幌3レース牝馬限定未勝利では6番人気ルージュブランが7戦目で勝利。3歳2月中山でデビューし2戦目以降はダート、ここまで3着内はなかったが前走同じく札幌ダート1700m戦からの連闘策を後方から早目に動くレースで差し切った。
先週は土曜札幌で未勝利の1勝。日曜は特に出走数が少なく札幌1頭、新潟2頭、小倉1頭の出走でここからは小倉で1頭が4着に入着したのみとなった。
9位（9位）ダイワメジャー（11億1252万2000円）（58勝）
ナリタローゼ（未）で1勝
賞金11億円突破
G3北九州記念の12番人気ボンセルヴィーソは6着、本来は忙しいと思われるスプリント重賞に久しぶりの出走は外差し決着の最内枠からと厳しい条件も入着にあと僅かまで迫る好走。13番人気メイショウキョウジは16着、昨年の10着から着順を下げてしまい相手も強かったがこの時季はもう一つ。15番人気ファンタジステラは17着、3勝クラス勝利からの重賞初挑戦で跳ね返された結果に小倉で勝利経験もあるが条件戦のもので平坦向きでもないだろう。
日曜新潟メインOP NST賞では11番人気レシプロケイトが5着、昨年も5着したレースでOP特別で勝利はないが6度目の入着。
土曜小倉3レース牝馬限定未勝利では3番人気ナリタローゼが4戦目で勝利。2歳12月阪神でデビューし休養明けの前走を叩かれ2着にクビ差で逃げ切り。
先週は新潟が土日で1頭ずつの出走、日曜札幌も1頭とダイワメジャーとしては出走頭数が少ない週間に。小倉は土日で18頭と出走頭数も多目でそこから未勝利勝ち馬も1頭。前回500万円ほどに迫っていたこともあり1700万ほどの加算で獲得賞金11億円を突破。
10位（10位）ヘニーヒューズ（11億233万2000円）（65勝）
コースタルテラス（未）で1勝
賞金11億円突破
札幌2レース2歳未勝利では1番人気に応えてコースタルテラスが2戦目で勝利。初戦は3回東京の芝で産駒得意のダートに回って2着に5馬身差で勝利。祖母は北米ダートG1勝ち馬アイランドファッション。
先週は土曜札幌で2歳未勝利の1勝に終わったが前回900万円ほどに迫っていたこともあり1100万ほどの加算で獲得賞金11億円を突破した。
前回13位モーリスは1勝しG3シゲルピンクルビーがG3北九州記念で4着、古馬を相手に大健闘だがG2フィリーズレビューでは先着し勝利した同じく3歳牝馬のヨカヨカが勝ち馬ということからもう少し上の着順がほしかったか、混戦ながら11位まで浮上し10位ヘニーヒューズとの差はおよそ3億円。
前回14位ドゥラメンテは3勝と好調も順位は変わらず、年間勝利回数50に到達。
前回16位ハービンジャーは昨年産駒ワン・ツーのG2札幌記念で昨年2着ペルシアンナイトが3着と本年は勝ち馬を出せず、週間では4勝と好調で15位に浮上。本年は2歳世代も復調傾向。
20位クロフネはソダシが前走G1オークスで初黒星のショックを払拭する快勝、スーパーG2制覇週で17位まで浮上も10位とは5億円近い差で逆転トップ10入りは非常に厳しい状況、ソダシの秋期ビッグレース次第ではとなるが現実的には絶望的。
・11位以下産駒重賞勝利種牡馬
17位（20位）クロフネ（6億1146万7000円）（24勝）
ソダシが札幌記念を勝利
G1桜花賞ソダシ以来の本年重賞2勝、通算48勝
ソダシは20年G3札幌記念・G3アルテミスS・G1阪神ジュベナイルフィリーズ、21年G1桜花賞以来の重賞5勝目
産駒の札幌記念制覇は初めて、芝2000m以上の距離では重賞初制覇
クロフネ産駒の平地重賞5勝はカレンチャンと並び最多勝（障害重賞をアップトゥデイトが6勝）
102位（131位）スクワートルスクワート（8009万8000円）（1勝）
ヨカヨカが北九州記念を勝利
産駒中央重賞初制覇
ヨカヨカは7度目の重賞出走で重賞初制覇（過去重賞最高着順はG2フィリーズレビューなど2着2回）
スクワートルスクワート産駒は重賞述べ39頭目の出走で初制覇（産駒過去重賞最高着順2着は前記ヨカヨカの他にジェイケイセラヴィが2回記録）
九州産馬の重賞制覇は8度目、これまでの九州産馬による重賞制覇は全て鹿児島県産でヨカヨカによる熊本県産馬の重賞制覇は初めて
競走馬時代は01年BCスプリントなど米ダートG1レース2勝、マーケトリー経由ミスタープロスペクター系種牡馬
◆中央競馬歴代勝利数1000以上種牡馬
1位サンデーサイレンス2749勝
2位ディープインパクト2455勝（4）
3位キングカメハメハ2044勝（3）
4位ノーザンテースト1757勝
5位ブライアンズタイム1711勝
6位フジキセキ1527勝
7位クロフネ1453勝（1）
8位サクラバクシンオー1435勝（0）
9位ライジングフレーム1379勝
10位パーソロン1272勝
11位ハーツクライ1261勝（0）
12位ヒンドスタン1258勝
13位マンハッタンカフェ1154勝（0）
14位トサミドリ1135勝
15位ステイゴールド1132勝（0）
16位ダイワメジャー1125勝（1）
17位ダンスインザダーク1110勝（0）
18位シンボリクリスエス1073勝（0）
19位ネヴァービート1064勝
20位トニービン1054勝
21位ゴールドアリュール1043勝（0）
22位アフリート1040勝
23位チャイナロック1012勝
ネオユニヴァース922勝（1）
ロードカナロア595勝（4）
ルーラーシップ513勝（3）
ハービンジャー511勝（4）
キンシャサノキセキ430勝（0）
へニューヒューズ358勝（1）
オルフェーヴル358勝（1）
キズナ229勝（4）
エピファネイア151勝（1）
ドゥラメンテ87勝（3）
モーリス85勝（1）
※2021年8月22日現在
◆今週の重賞
●キーンランドC（G3 札幌芝1200m）
●新潟2歳S（G3 新潟芝1600m）
●小倉サマージャンプ（G3 小倉芝3390m）
◆他OP特別
●小倉
小倉日経オープン（芝1800m）
ひまわり賞（芝1200m）
●新潟
朱鷺S（L・芝1400m）
BSN賞（L・ダート1800m）
●札幌
なし