◆ランキングデータ
◆重賞勝利種牡馬
日本ダービー シャフリヤールの父ディープインパクトは1位⇒1位
目黒記念 ウインキートスの父ゴールドシップは14位⇒14位
葵S レイハリアの父ロードカナロアは2位⇒2位
1位(1位)ディープインパクト(32億7903万4000円)(106勝)
カフジジュピター(障・未)、サマービート(1勝クラス)、シャフリヤール(G1・日本ダービー)、スパングルドスター(1勝クラス)、セリユーズ(2勝クラス・葉山特別)、レッドロワ(未)で6勝
賞金30億・31億・32億円突破
先週はG1日本ダービー、2勝クラス葉山特別、1勝クラス2勝、未勝利、障害未勝利の6勝。
G1日本ダービーでは4番人気シャフリヤールが勝利、前走G3毎日杯レコード勝ちから日本ダービー勝ち馬としては異例のローテながら直線2着馬をハナだけ捉える差し切り、勝ち時計2分22秒5は従来の記録を0秒1更新するレースレコード。3番人気グレートマジシャンは4着、こちらはG3毎日杯で勝ち馬と同タイム2着から、後方から良く伸びたが4着まで出走馬では最も遅い5月7日生まれということなどからもこれから大幅な上積みが見込め大健闘の入着と評したい。2番人気サトノレイナスは5着、桜花賞2着からという牝馬の挑戦で外枠から早目に動く競馬も5着まで、距離経験もなく牡馬相手に強気の競馬であったことから非常に良く走っている。
6番人気ヨーホーレイクは7着、前走G1皐月賞は0秒6差5着で今回は0秒6差7着と皐月賞の結果に別路線組が入ったようなもので力は出し切っているといえるだろうか。13番人気レッドジェネシスは11着、G2京都新聞杯勝利から滑り込んだような日本ダービー出走で相手関係による結果だろうが最後方からイン強襲も不発に終わった。7番人気ディープモンスターは16着、G2京都新聞杯にも登録はあったが回避しG1皐月賞7着からとなって前走程度走ればここまで負けることもないが減った馬体重を戻すので手一杯だったか初の関東遠征でもあり大敗を喫してしまった。
本年の日本ダービーは産駒6頭出走で勝ち馬を含む3頭が入着という好結果に、関する記録などは後述。
G2目黒記念の14番人気アイスバブルは8着、19・20年と2年連続2着している得意レースだったが本年は着外に。13番人気サトノルークスは15着、19年G1菊花賞2着馬だがその後は着外が続き前走の59キロから55キロで出走し、中間は障害練習なども採り入れられたようだが結果に繋がらなかった。
日曜中京メインOP(L)安土城Sでは7番人気エントシャイデンが5着。昨年は9番人気から勝利したレースで連覇も懸かっていたが前日に更新されたコースレコードを更に0秒2更新する高速決着で相手も昨年より上がっていたか本年は入着にとどまった。
土曜東京メインOP欅Sでは6番人気グレートウォリアーが2着。前走は昇級初戦のOP(L)コーラルSで6着と着外ではあったが大きく崩れず、ここでは勝ち馬と連れるようにして伸びたがアタマ差及ばず2着もOPクラスで十分にやれるところを見せた。
2勝クラス葉山特別では6番人気セリユーズが勝利。昨年9月以来の出走で大敗明けのレースでもあったが2着馬を半馬身差で差し切り特別戦初勝利。3歳時の19年OP(L)スイートピーSでは勝ち馬のカレンブーケドールを抑えて1番人気(3着)になったほどの実力馬が復調したとすべきか。
土曜中京7レース1勝クラスでは5番人気サマービートが勝利。初勝利は4歳3月の小倉で、差し切っての通算2勝目は1勝クラスで2勝目。
日曜東京7レース1勝クラスでは1番人気に応えてスパングルドスターが勝利。20年2月の3歳未勝利戦以来の勝利で全2勝は東京芝1800m。半姉に17年G1オークスなどのソウルスターリング、全姉に18年G3アルテミスSのシェーングランツ。2着に19年8月2歳未勝利戦以来で21ヶ月ぶりの出走となった2番人気ゴールデンレシオ2着で産駒ワン・ツー。
日曜東京4レース未勝利では単勝1.9倍の1番人気に応えてレッドロワが4戦目で勝利。2歳11月東京でデビューし新馬戦では同日の日本ダービーにも出走するG3毎日杯2着グレートマジシャンの2着。その後は中山で2戦して勝ちきれなかったが東京に戻って芝1600m戦を外枠から切れ味を見せ勝ち上がり。母プレアヤデシエルタは亜G1連対馬でサトノダイヤモンドなどと同じくディープインパクト×オーペンの母・南米血統という配合。
日曜中京4レース障害未勝利では単勝1.7倍の1番人気に応えてカフジジュピターが勝利。入障初戦の前走2着となって、今回はレース途中からハナに立ちゴール前で2着馬に並ばれるようなシーンもあったが半馬身差で抑えて勝利。平地競馬の20年5月2勝クラス福島放送賞以来の通算4勝目。
今週は東京4勝・中京2勝の週間6勝で2場開催となったが勝利回数も重ね日本ダービーでは勝ち馬だけでなく4・5着馬も出し、このレースだけで2億7700万ほどの賞金加算。週間では3億5800万ほどの加算で獲得賞金30億円を超えて32億円まで突破。昨年同時期は34億5000万円の獲得賞金があり、そのペースには達していないが本年も大幅な獲得賞金の日本ダービーウィークとなった。
安田記念には18年G3サウジアラビアロイヤルC、19年G1桜花賞・G2阪神C、20年G1安田記念・G1スプリンターズステークス・G1マイルチャンピオンシップ、前走21年G1ヴィクトリアマイルでG1レース5勝を含む重賞7勝、前走G1大阪杯4着、レーティング1位グランアレグリア。
17年G3サウジアラビアロイヤルC・G1朝日杯フューチュリティステークス、18年G2弥生賞、19年G2金鯱賞・G2マイラーズCで重賞5勝、安田記念19年16着・20年13着、前走20年G1香港C4着、レーティング4位ダノンプレミアム。
19年G3共同通信杯・G2毎日王冠、20年G2中山記念で重賞3勝、20年安田記念7着、前走20年G1天皇賞(秋)12着ダノンキングリー。
17年G2弥生賞、20年G3小倉大賞典で重賞2勝、前走G1大阪杯6着カデナの4頭が出走予定。
産駒成績(3着内)は11年1着リアルインパクト、13年3着ダノンシャーク、15年2着ヴァンセンヌ、16年3着フィエロ、17年1着サトノアラジン。
競走馬時代は出走なし、本年産駒勝利で3勝目。
産駒成績(3着内)は11年1着リアルインパクト、13年3着ダノンシャーク、15年2着ヴァンセンヌ、16年3着フィエロ、17年1着サトノアラジン、20年1着グランアレグリア。
競走馬時代は出走なし、本年産駒勝利で産駒による連覇達成の4勝目。
グランアレグリア勝利の場合は史上4頭目の連覇達成。
シャフリヤールが日本ダービーを勝利
G1ヴィクトリアマイル グランアレグリア以来の本年重賞14勝、通算262勝
シャフリヤールはG3毎日杯以来の重賞2勝目、G1レースは初出走・初制覇
日本ダービーは12年ディープブリランテ、13年キズナ、16年マカヒキ、18年ワグネリアン、19年ロジャーバローズ、20年コントレイルから4年連続制覇を含む7勝目
日本ダービー7勝はトウルヌソル、父サンデーサイレンスの6勝を上回り歴代種牡馬単独最多勝
日本ダービー4連覇は33~35年シアンモア、98~00年の父サンデーサイレンスを上回り歴代種牡馬単独最多連勝
G1制覇は大阪杯レイパパレ、天皇賞(春)ワールドプレミア、ヴィクトリアマイル グランアレグリア以来の本年4勝目、通算63勝
~日本ダービー6勝以上種牡馬~
・トウルヌソル(6勝)
32年ワカタカ、36年トクマサ、37年ヒサトモ、39年クモハタ、40年イエリユウ、43年クリフジ
・サンデーサイレンス(6勝)
95年タヤスツヨシ、98年スペシャルウィーク、99年アドマイヤベガ、00年アグネスフライト、03年ネオユニヴァース、05年ディープインパクト
・ディープインパクト(7勝)
12年ディープブリランテ、13年キズナ、16年マカヒキ、18年ワグネリアン、19年ロジャーバローズ、20年コントレイル、21年シャフリヤール
~日本ダービー3連覇以上種牡馬~
・シアンモア(3連覇)
33年カブトヤマ、34年フレーモア、35年ガヴアナー
・サンデーサイレンス(3連覇)
98年スペシャルウィーク、99年アドマイヤベガ、00年アグネスフライト
・ディープインパクト(4連覇)
18年ワグネリアン、19年ロジャーバローズ、20年コントレイル、21年シャフリヤール
2位(2位)ロードカナロア(18億7303万2000円)(80勝)
ルコルセール(未)、レイハリア(重賞・葵S)で2勝
勝利数80到達
先週は重賞・葵S、未勝利で2勝。勝利回数80到達。
G1日本ダービーでは17番人気タイムトゥヘヴンが13着、芝2000m戦で重賞連対もあったがNHKマイルカップ6着からの参戦で最低人気から奮闘は見せたが基本はマイラーだろうか。11番人気アドマイヤハダルは最下位17着、前走G1皐月賞では追い上げて2着に迫る4着と好走。今回は距離延長なども堪えたのかも知れないが最終追い切りに失敗したとのことでその影響が如実となったように思われる、これが実力ではないだろう。
G2目黒記念の9番人気ゴールドギアは5着。前走OPクラス(L)メトロポリタンS1着からだったが特殊な非常に速い上りを要求されるような長距離戦で対応し切れなかったか。昨年はキングオブコージが勝利しており産駒による連覇ならず。
重賞葵Sでは13番人気レイハリアが勝利、前走新潟の1勝クラス雪うさぎ賞勝利から人気はなかったが先行して抜け出し最後は2着馬の強襲をハナだけ凌いで鞍上の亀田騎手と人馬ともに重賞初制覇。14番人気テイエムトッキュウは13着、外枠から積極的にハナを切ってそれほど負けてはいないが結果としては2桁着順に。
日曜中京メインOP(L」安土城Sでは1番人気メイショウチタンが3着、前走OP鞍馬S4着から着順を上げる連続好走だがベストの芝1400m戦で連対2頭の決め手に屈した。4番人気ブランノワールは4着、前走G2阪神牝馬Sでは8着でマイルに実績は寄るが距離短縮されたここで入着し勝ち馬は出なかったが出走2頭が入着を果たした。
日曜東京1レース未勝利では単勝1.9倍の1番人気に応えてルコルセールが4戦目で勝利。2歳7月新潟でデビューし休み明けの前走を叩かれた形だが今回初ダートで2番手から2着に8馬身差で勝利。おじにゴールドアリュールやソロルといったダート重賞勝ち馬が出る祖母ニキーヤの一族でダート替わりの圧勝はこの辺りに窺えるか。
先週土曜は珍しく出走頭数が少なく東京では2頭のみ出走で入着馬も1頭だけだったが、その1頭が重賞・葵S勝ち馬のレイハリア。日曜はG2目黒記念やOP(L)安土城Sで入着馬も出たが東京の未勝利1勝に終わった。2場開催で全体の入着数は少なめも重賞勝ち馬も出るなど悪くはない週間といえるか。
安田記念には18年G3新潟2歳S、G3京都金杯、G2マイラーズCで重賞3勝、前走G2マイラーズC1着で優先出走権を得たケイデンスコールが出走予定。
産駒成績は19年3着・20年2着アーモンドアイ。
競走馬時代は13年に出走し1着、ケイデンスコール勝利で父子制覇達成。
レイハリアが葵Sを勝利
G2マイラーズCケイデンスコール以来の本年重賞6勝、通算40勝
レイハリアは重賞初出走で初制覇
産駒の葵S制覇は初めて
競走馬時代の11年に勝利しており同一重賞父子(父娘)制覇を達成
(ロードカナロア勝利時の2011年葵SはOP特別)
3位(3位)キズナ(13億562万3000円)(64勝)
セファーラジエル(OP・L白百合S)、ルヴァンギラ(障・未)で2勝
賞金13億円突破
先週はOP(L)白百合S、障害未勝利で2勝。
G1日本ダービーの12番人気バスラットレオンは16着。本年はフルゲート割れとはいえ大外17番枠からの発走で宣言通りハナを切ったものの直線失速。前走G1NHKマイルカップはスタート直後の落馬競走中止でその影響は感じさせなかったものの本質的に距離延長が堪え、相手関係も厳しかったか。勝利ならば父系3代日本ダービー制覇も大偉業達成は来年以降に持ち越し。
重賞葵Sの12番人気スンリは6着、後方から良く追い上げ勝ち馬から0秒2差ではあったが入着に僅か届かず。11番人気マリーナは7着、こちらも勝ち馬から0秒3しか負けてなく最後もジリジリと伸びていたが17番枠からの発走も厳しかったか。2番人気ダディーズビビッドは16着、前走OP(L)橘S圧勝で上位人気となったが道中折り合いを大きく欠く場面も見られ力を全く発揮出来なかったか。昨年は1着ビアアンフェ・2着レジェーロのワン・ツーで産駒による連覇も懸かっていたが本年は出走馬全て着外に。
3歳OP(L)白百合Sでは2番人気セファーラジエルが勝利。大半が1勝馬の8頭立てというメンバーではあったが前走は自己条件で初ダートも合わなかったか1番人気で4着も芝に戻って後方から豪快に差し切り最後は2着に4馬身差の快勝。
土曜中京4レース障害未勝利では3番人気ルヴァンギラが勝利。入障3戦目の勝利は平地戦を通じて初勝利。この勝利がキズナ産駒の障害戦初勝利。
先週は土曜に東京で1勝、日曜に中京で1勝の2勝。今春多くの上位馬を送り出したG1レースを含む重賞で入着馬はなかったが3歳リステッドレース勝ち馬を出すなどして前回から3700万ほど加算し獲得賞金13億円突破と日本ダービー終了週時に3位の座を守った。
安田記念には産駒登録なし。
競走馬時代は出走なし。
4位(4位)ハーツクライ(12億7686万4000円)(56勝)
グレアリングアイ(1勝クラス)、ノワールドゥジェ(未)、ベゼドランジュ(未)、ユナイテッドハーツ(未)で4勝
先週は1勝クラス、未勝利3勝の4勝。
G1日本ダービーの10番人気グラティアスは8着、レース途中から2番手に付け先行策を採ったようだが前目の馬には厳しい決着となったこともあって着外に、前走G1皐月賞6着は不利もあったがそこから着順を下げてしまった。14番人気ヴィクティファルスは14着、前走G1皐月賞9着から着順を下げる結果となったがレース直前にやや降雨はあったもののレースレコードの決着で影響はさほどなく、不良馬場のG2スプリングS勝ち馬ということから、もっと渋ってほしかったというところだろうか。
G2目黒記念の15番人気アドマイヤアルバは3着、同日実施の19年日本ダービー9着馬で19年G2京都新聞杯2着以来のOPクラス3着内となったが今回は転厩初戦、特殊な形状のブリンカー初装着といった効果も覿面で人気薄ながら好走。11番人気トラストケンシンは9着、休み明けを叩かれた前走3勝クラス5着からの格上挑戦で相手関係を考えれば良く走っているか。
土曜東京7レース3歳1勝クラスでは1番人気に応えてグレアリングアイが勝利。前走G2青葉賞では絞れたのか2走前から14キロ減で出走し最速上りも勝ち馬から0秒3差の7着。今回も東京芝2400m戦で出走は叶わなかった日本ダービー前日に同コースで2分23秒8と好時計で勝ち上がり。
土曜中京1レースでは6番人気ベゼドランジュが3戦目で勝利。3歳5月新潟のデビューで中1週使いの3戦目は先行2頭の決着を2番手から抜け出し最後は2着に8馬身差を付けた。
土曜中京4レース未勝利では4番人気ユナイテッドハーツが2戦目で勝利。3歳2月中京でデビューし当時の時計が掛かる馬場も合わなかったか初戦は1番人気4着、今回は2着と同タイムながらクビ差で抑えて初勝利。
土曜東京5レース未勝利では3番人気ノワールドゥジェが6戦目で勝利。2歳9月中山でデビューし新馬戦ではG2弥生賞ディープインパクト記念勝ち馬タイトルホルダーの12着。その後は芝2000m以上で使われ今回は早目抜け出しから3着まで同タイムの接戦をクビ・クビ差で抑え込んだ。おばに12年G1阪神ジュベナイルフィリーズのローブティサージュ。
先週は土曜に中京・東京で2勝ずつの週間4勝。日曜は未勝利に終わったが日曜東京の出走馬はG1日本ダービーとG2目黒記念に2頭ずつの4頭でその中からG2目黒記念でアドマイヤアルバが3着に奮闘。3位キズナとの差は詰めたが日本ダービーで賞金加算がなかったこともあり順位は前回と変わらず4位。
安田記念には19年G3サウジアラビアロイヤルC・G1朝日杯フューチュリティステークス、20年G2毎日王冠で重賞3勝、前走G1大阪杯5着、レーティング3位サリオス。
前走G3東京新聞杯2着など重賞2着3回、OP特別2勝カテドラルの2頭が出走予定。
産駒成績は14年1着ジャスタウェイ、18年3着スワーヴリチャード。
競走馬時代は出走なし。
いずれかの産駒勝利で2勝目。
5位(5位)ルーラーシップ(11億8556万2000円)(61勝)
先週は未勝利
G1日本ダービーの15番人気バジオウは9着、OP(L)プリンシパルS1着からの出走でここは相手が違ったか、それでも0秒8差の2分23秒台前半で走破しており東京コースでは強いともいえるだろうか。5番人気ワンダフルタウンは10着、G2青葉賞1着からの参戦で、またしてもトライアルの同レースから勝ち馬は出なかったがバジオウとは同タイムで相手が強すぎたという結果に。
G2目黒記念の1番人気グロンディオーズは4着、スローの上り勝負が合わなかったか軽量の上位馬に離される形での入着に終わり前走G3ダイヤモンドSから重賞連勝ならず。7番人気ムイトオブリガードは11着、ダート重賞などを挟みつつ勝利経験もある東京芝2500mG2重賞挑戦も着外に、日本ダービーを1枠1番で敗れた横山武騎手騎乗で、その影響があったとは思えないが結果的に直後のレースも1枠1番で敗れてしまった。
3歳OP(L)白百合Sでは4番人気ウインドリッパーが5着。リステッドレース入着ではあるが8頭立て5着で地方所属馬やダート戦勝ち馬に先着したといったような上位からは大きく大きく離される結果に。
土曜中京では2着馬4頭なども出したが未勝利で土曜東京はともに入着をしたが8レースに2頭が出走したのみ。重賞では目黒記念4着馬が出るなど2場開催の未勝利週としては獲得賞金も多めだが有力馬の出走もあった日本ダービー実施週ということからは伸びを欠いた印象も否めない。
安田記念には産駒登録なし。
過去産駒出走なし。
競走馬時代は出走なし。
6位(6位)キングカメハメハ(10億5995万円)(47勝)
ジュンライトボルト(3勝クラス・むらさき賞)で1勝
先週は3勝クラスむらさき賞で1勝
G2目黒記念の2番人気ヒートオンビートは2着、前走OP大阪-ハンブルクC2着から重賞初挑戦は東京芝2500m戦を32秒4の最速上りという決め手は見せたが勝ち馬も32秒5を計時し牡牝の差はあれど3キロのハンデ差もあって2馬身差を付けられ連対まで。12番人気ダンスディライトは6着、G2重賞6・5着から今回も同じ程度は走っているがもう1つ突き抜けないといったところか。
3勝クラスむらさき賞では2番人気ジュンライトボルトが勝利。馬場の真ん中から伸びて最後は2着馬との争いをハナ差で制し2勝クラス鞍ヶ池特別からの連勝でOP入り。むらさき賞は18年エアウィンザー以来の産駒2勝目、エアウィンザーは同年にむらさき賞から4連勝でG3チャレンジC制覇。
先週は出走頭数が少なく土曜は中京3頭・東京2頭の出走で未勝利。日曜は中京1頭で着外、東京では5頭出走し3勝クラス特別勝ち馬とG3目黒記念2着馬を出すなど数の割に獲得賞金はそれなりに加算した。日本ダービーは本年産駒出走なし、競走馬時代に勝利した日本ダービーは産駒も勝利し父子制覇済ではあるが、次週からスタートする2歳戦に出走の19年産・現2歳が最終世代で2022年度が歴史的大種牡馬キングカメハメハの日本ダービー制覇ラストチャンスとなる。
安田記念には20年G3エプソムCで重賞1勝、前走G2マイラーズC2着、全8勝が東京競馬場のOP特別5勝ダイワキャグニーが出走予定。
産駒成績は12年3着コスモセンサー、13年1着ロードカナロア。
競走馬時代は出走なし、ダイワキャグニー勝利で産駒2勝目。
7位(7位)オルフェーヴル(9億935万7000円)(46勝)
アンセーニュ(1勝クラス)で1勝
賞金9億円突破
G1日本ダービーの16番人気ラーゴムは12着。前走G1皐月賞13着から着順を1つだけ上げたが着差は大きく詰めている。それでもこの着順で重賞勝ち馬でもあるが春季クラシック時点では上位勢との差は否めないか。
G2目黒記念の4番人気ディアマンミノルは14着。決め手もあるタイプだがレース上り32秒8という特殊な展開は向かなかったか直線失速してしまった。
土曜東京メインOP欅Sの3番人気ヘリオスは4着。昨年のOP霜月Sを勝った東京ダート1400m戦で前走OP(L)オアシスS3着から。レースでは2番手から進めたが差し決着になったこともあって4着まで先行勢が総崩れといった中では踏ん張ったものの展開が向かなかったか。
土曜中京6レース3歳1勝クラスでは4番人気アンセーニュが勝利。前走新潟芝1200mの未勝利勝ちから1勝クラスを連勝。同日にG1日本ダービーを勝利したシャフリヤールとは同じ新馬戦に出走しアンセーニュは5着となっている。
先週は1勝クラスの1勝に終わったが前回から2600万ほどの加算で獲得賞金9億円を突破。
安田記念には産駒登録なし。
過去産駒出走なし。
競走馬時代は出走なし。
8位(10位)エピファネイア(8億2206万6000円)(28勝)
先週は未勝利
賞金8億円突破
G1日本ダービーで単勝1.7倍の1番人気となったエフフォーリアは2着。前走G1皐月賞を勝利して無敗の2冠が懸かった大一番は好スタートから内で我慢し直線抜け出し勝利したと思われたところを内から掬われたような形で勝ち馬とは同タイムと着差は僅かながら非常に大きいハナ差の2着でデビューからの連勝も4でストップ。
G1日本ダービーエピファネイアの2着のみで約8700万の賞金加算で週間では9300万ほどの加算。獲得賞金8億円を突破して順位も前回の10位から8位まで上げたが日本ダービー勝利の更に大きな上積みも期待されただけになんとも残念な週間に。2回阪神12日(5月2日)の4レース3歳未勝利の1着後に延べ78頭が出走、その間にG1天皇賞(春)4着アリストテレス、OP(L)スイートピーS2・3着馬、G1日本ダービー2着エフフォーリアなどは出ているが3週連続で勝ち馬を出せない結果にもなっている。
安田記念には産駒登録なし。
過去産駒出走なし。
競走馬時代は出走なし。
9位(9位)ヘニーヒューズ(7億9776万6000円)(47勝)
アサカディオネ(1勝クラス)タガノビューティー(OP・欅S)、フルールドネージュ(1勝クラス)で3勝
先週はOP欅S、1勝クラス2勝の3勝。
土曜東京メインOP欅Sでは2番人気タガノビューティーが勝利。前走OP(L)オアシスSから連勝でOP特別2勝目。関西馬ながら全6勝中東京で5勝、新潟で1勝という左回り巧者が得意コースで鮮やかな差し切りを決めた。
土曜中京最終レース2勝クラスでは1番人気に応えてアサカディオネが勝利。直線で他馬に一旦抜け出されたが3キロ減も効いたかそこから差し返すようにしてクビ差の勝利。
土曜中京8レース1勝クラスでは2番人気フルールドネージュが勝利。前走も同じく中京ダート1200m戦で勝ち馬と同タイムのクビ差2着、その前走は勝ち馬が3キロ減ということもあったがここでは2着馬をアタマ差で抑えて勝ち上がり。
先週は土曜に中京で3頭出走し2頭勝利、1頭4着、土曜東京では1頭のみの出走もOP欅Sを勝利で2場3勝、タガノビューティーによる欅Sの勝利で3週連続を含む今月のダートOP特別5勝目。日曜は7頭出走も1頭が4着のみとなった。G1日本ダービーで大きな獲得賞金のあったエフフォーリアには逆転されたがダイワメジャーを交わして順位は前回と変わらず9位。
安田記念には産駒登録なし。
過去産駒出走なし。
競走馬時代は中央出走なし。
10位(8位)ダイワメジャー(7億7905万9000円)(38勝)
先週は未勝利
重賞葵Sの1番人気モントライゼは5着、1200m戦に戻って1番人気での出走だったが最後は内を突いて捌けなかったような競馬で5着まで。4番人気サルビアは8着、距離も1400m向きで中京コースよりも平坦向きでここは条件不適と思われるが大きく崩れてはおらず降級後の自己条件ならば。
先週は未勝利で入着数も少なく連対馬はなく3着が最高着順で3着1頭、重賞葵Sのモントライゼは含むが5着3頭の4頭入着のみ。エピファネイア、ヘニーヒューズにかわされ順位は前回の8位から10位まで後退。
安田記念には産駒登録なし。
競走馬時代は3度出走し05年8着(1着アサクサデンエン)・06年4着(1着ブリッシュラック)・07年1着。
昨年はアドマイヤマーズが6着。
・11位以下産駒重賞勝利・安田記念登録注目種牡馬
14位(14位)ゴールドシップ(5億1509万1000円)(16勝)
ウインキートスが目黒記念を勝利
G1オークス ユーバーレーベンから2週連続重賞制覇の本年2勝、通算3勝
ウインキートスは2度目の重賞出走で重賞初制覇
(重賞過去成績はG2日経賞15着)
年間重賞2勝以上、2週連続重賞制覇、G2重賞制覇などは初めて
牝馬による目黒記念制覇は88年メジロフルマー以来、98年の5月(6月)開催以降および現行の日本ダービー同日最終レース実施後の牝馬による勝利は初めて
31位(31位)リアルインパクト
20年G1NHKマイルカップ、21年G2京王杯スプリングCで重賞2勝、前走G2京王杯スプリングC1着で優先出走権を得たラウダシオンが出走予定。
競走馬時代は11年にレース史上唯一の3歳馬による勝利、ラウダシオン勝利で父子制覇達成。NHKマイルカップ勝ち馬が勝利の場合は史上初。
40位(38位)キングマン
前走G1NHKマイルカップ1着、レーティング5位シュネルマイスターが出走予定。
3歳馬による勝利の場合は11年リアルインパクト以来2頭目、NHKマイルカップ勝ち馬が勝利の場合は史上初。
◆中央競馬歴代勝利数1000以上種牡馬
1位サンデーサイレンス2749勝
2位ディープインパクト2417勝(6)
3位キングカメハメハ2020勝(1)
4位ノーザンテースト1757勝
5位ブライアンズタイム1711勝
6位フジキセキ1527勝(0)
7位クロフネ1449勝(0)
8位サクラバクシンオー1435勝(0)
9位ライジングフレーム1379勝
10位パーソロン1272勝
11位ヒンドスタン1258勝
12位ハーツクライ1233勝(4)
13位マンハッタンカフェ1154勝(0)
14位トサミドリ1135勝
15位ステイゴールド1129勝(0)
16位ダンスインザダーク1110勝(0)
17位ダイワメジャー1105勝(0)
18位シンボリクリスエス1070勝(0)
19位ネヴァービート1064勝
20位トニービン1054勝
21位アフリート1040勝
22位ゴールドアリュール1038勝(2)
23位チャイナロック1012勝
アグネスタキオン967勝(0)
ネオユニヴァース916勝(0)
ロードカナロア557勝(2)
ハービンジャー488勝(0)
ルーラーシップ485勝(0)
キンシャサノキセキ422勝(1)
へニューヒューズ340勝(3)
オルフェーヴル332勝(1)
キズナ208勝(2)
エピファネイア130勝(0)
モーリス68勝(2)
ドゥラメンテ60勝(0)
※2021年5月30日現在
◆今週の重賞
●安田記念(G1 東京芝1600m)
・出走馬決定順
1位グランアレグリア(レーティング1位 9億100万)(1位ディープインパクト)
2位インディチャンプ(レーティング2位 3億7100万)(29位ステイゴールド)
3位サリオス(レーティング3位 2億8100万)(4位ハーツクライ)
4位ダノンプレミアム(レーティング4位 2億4700万)(1位ディープインパクト)
5位シュネルマイスター(レーティング5位 1億9750万)(40位キングマン)
6位ラウダシオン(京王杯スプリングC1着 2億1750万)(31位リアルインパクト)
7位ケイデンスコール(マイラーズC1着 1億6750万)(2位ロードカナロア)
8位ダノンキングリー(1億3500万)(1位ディープインパクト)
9位ギベオン(1億2500万)(1位ディープインパクト)
10位ダイワキャグニー(1億1550万)(6位キングカメハメハ)
11位トーラスジェミニ(1億400万)(71位キングズベスト)
12位カラテ(8300万)(41位トゥザグローリー)
13位カテドラル(7950万)(4位ハーツクライ)
14位カデナ(5225万)(1位ディープインパクト)
15位ビッククインバイオ(3900万)(71位キングズベスト)
・15頭登録
●鳴尾記念(G3 中京芝2000m)
◆他OP特別
●中京
なし
●東京
アハルテケS(ダート1600m)