●1位(1位)ディープインパクト(29億2019万2000円)(100勝)
前回29億届かないという想定でしたがアカイトリノムスメがオークス2着で約5200万獲得とこれが効いて29億円クリア。ディープインパクト産駒で勝負になるというか入着するのは人気通りアカイトリノムスメだけとは見ていたのですが2着まで来るとは思わずその辺りが想定外でした。
トップ10圏外種牡馬のクロフネ産駒ソダシが勝利すると見て同じくトップ10圏外種牡馬ゴールドシップ産駒ユーバーレーベンが勝つとは思わず予想記事ではないのですが、想定としては完敗ということで。
トップ10圏外種牡馬産駒ですが、この項でこのまま進めますと
ノーザンがサトノレイナスとソングラインを引っ込めてソングラインはオークスというタイプではないとしてもNHKマイルカップでわざと負けさせるような競馬をしたことなどから相当強い馬でサトノレイナスは日本ダービーにチャレンジといったことから白毛のアイドルホースであるソダシを勝たせる、昨年は新冠のデアリングタクトに2つ獲られたので3つ目は獲らせた辺りからも今年はノーザンが勝つなどという考えだったのですが、まさかまた新冠で岡田さん追悼関連の馬を勝たせるという考えはなく大惨敗予想になってしまいました。芝2400mG1といってもソダシやユーバーレーベンの血統背景などは全く関係なく、ここ数年のビッグレースはこのようなブックの読み合いだけなので(といった論調で記事を進めています)。
ユーバーレーベンに関してはソダシとやっても僅差でしたがフローラSも僅差の敗戦で相手なりということで低評価に、札幌2歳S、アルテミスS、フラワーCはアマチュアライダーで挑んでいましたがフローラSはオークスの勝利ジョッキーにもなったミルコで良くわからず、フローラS組自体まったく評価していなかったというか、とにかく本年はダメでした。阪神ジュベナイルフィリーズから馬体重が減っていて今回戻して来たのでちょっと怖いなとは思ったのですが当日の馬体重発表から切り換えるような柔軟性もなく。
ディープインパクトに戻りまして勝利回数100到達で日本ダービーウィーク突入など、あらためて本年の首位種牡馬というのは間違いないでしょう。
今週の重賞はG1日本ダービー、G2目黒記念、重賞葵S
日本ダービーにはG3きさらぎ賞2着、前走G1皐月賞5着で優先出走権を得たヨーホーレイク。
G1阪神ジュベナイルフィリーズ2着、前走G1桜花賞2着の牝馬サトノレイナス。
前走G2京都新聞杯1着レッドジェネシス。
前走G3毎日杯1着シャフリヤール。
OP(L)すみれS1着、前走G1皐月賞7着ディープモンスター。
前走G3毎日杯2着グレートマジシャンの6頭が出走予定。
この出走馬をどう扱うかということですが逆転ならば皐月賞組は勝負付けが済んでいるということで皐月賞不出走組。そうなるとディープインパクト勢が有力で先に書いてしまうと皐月賞圧勝のエフフォーリアここらが逆転出来るかだけでしょう。
今回は良くある過去10年データのようなものを重視するスタイルを(記事を進行しやすいので)、日本ダービーというのはそのような傾向が出やすいようにも思います。日本ダービー勝ち馬というのは過去10年で前走皐月賞か京都新聞杯組のみ、連対まで広げると青葉賞組も2頭いますが過去10年の2011年と2012年で引っ掛かってくるだけ、本年もイレギュラー開催ではあるのですが2011年も阪神大震災の影響で皐月賞が東京実施などそのような年でこれを外すことも可能で、そもそも2012年から現行の日本ダービー翌週から2歳戦スタートとなったのでこの手のデータはここから拾うべき、本年でようやくそれが10年になるということもいえるかと。要は8年連続で皐月賞か京都新聞杯出走馬しか勝ってなく中京の京都新聞杯組など合致しないわけで本年はメンバーも相当ヌルくルペルカーリアで引っ掛けられて最後真っ直ぐ走らせられなかった例の大先生がいつものアレでそこを勝った京都新聞杯レッドジェネシスも不要と見れば皐月賞組で、そうなればやはりエフフォーリアだろうと。乗り替わりも良くなくテン乗りは更に良くないというレースでゲートで大出遅れカマして「馬は頑張ってるよ」で済ませられても困りますので、今回は息子さんが勝負懸かりですし何の根拠もなく偶に思いつきだけでやるハナを叩きに来るパターンもないかと。
皐月賞ということではエフフォーリアが抜けてしまったのですが2着からは5着ヨーホーレイクで0秒1差、7着ディープモンスターで0秒3差とここまでは2着争いならばということがいえそうです。ディープモンスターに関しては京都新聞杯を使う予定で止めたことがどうなるかでしょう、日本ダービー勝てないのでそこを拾いに行ったと見ますが使えず、ここでは勝負にならないと考えますがクラブの馬ですし使わないわけに行かないといっただけでしょう。
問題は別路線組で毎日杯の2頭をどうするか、毎日杯は恐ろしいほどに強かったとすべきか速かったのですが前段の前走は皐月賞組か京都新聞杯組といった観点からはアウト。共同通信杯時点でシャフリヤールは2戦目でしたがエフフォーリアに完敗して今回テン乗りでこそないですが日本ダービーは乗り替わりが良くないということからも1着というのはデータ上ないかと皐月賞を1分57秒8で勝ったアルアインの全弟でアルアインも日本ダービーは5着でしたから下げるのならばその辺りも頼りに。菊花賞同日「伝説の新馬戦」勝ち馬でここから非常に強い勝ち方、この当時の着差は僅かでしたが結構な不利を喰らいつつの新馬戦勝利、そのようなことからも頑張ってほしいのですがデータ上から苦戦は否めないと。毎日杯2着グレートマジシャンに関しても同様でクリストフが捨てたということからも下げるべきかと。2013年キズナは毎日杯⇒京都新聞杯連勝からの日本ダービー馬なのでこれを持ち出されるとデータも弱まりますがキズナの日本ダービー勝利もやはり大先生がこれでもかというぐらいヘタクソに乗ってエピファネイアを負かしてしまったもの。大先生の日本ダービー2勝、ワグネリアンはブラストワンピース池添のアシスト、コントレイルはアシストなしでも勝ったと思いますが和田竜二がアシストしての結果なので。
サトノレイナスはソダシがオークスも勝てば信頼度も高まりましたが、オークスに行っていれば間違いなく勝ったのにこちらへ回ったということでまた難しく。前走桜花賞組の勝ち馬など過去10年ではいないのですがそのローテからほとんど出走していないというだけで、14年レッドデイヴィスが桜花賞2着から日本ダービー12着、桜花賞後は全敗のレッドデイヴィス(大先生の騎乗)よりも07年桜花賞2着から日本ダービー勝利のウオッカを出すべきで、レッドデイヴィスにしてもハープスターから逃げた形で結果はヌーヴォレコルトのオークス勝利、ウオッカもダイワスカーレットから逃げた形でダイワスカーレットはオークス不出走でウオッカが日本ダービー勝利。ウオッカの日本ダービーにしても2着は後の菊花賞馬アサクサキングスでしたが皐月賞は7番人気のヴィクトリーと15番人気のサンツェッペリンで決まったレースでアドマイヤオーラ(日本ダービー3着)が皐月賞で豊さんのドヘタクソぶりに利一オーナーがガチギレしてこれでアドマイヤと長期間切れたなどもありました。この年の日本ダービー馬、ウオッカは阪神ジュベナイルフィリーズやチューリップ賞の勝ち馬で一応重賞未勝利という身分になってしまうサトノレイナスでどこまでやれるか、レッドデイヴィスよりは強そうな気配ですが。アーモンドアイで散々勝たせてもらってカレンブーケドールでワールドプレミアのアシストをする厩舎、騎乗予定のクリストフも昨年の菊花賞で三冠達成を大アシストするなどその辺りは心得ているでしょうからエフフォーリア勝利のブックがあればもうどうにもならないかと、NHKマイルカップで藤岡佑介がやったようにいざとなったらいきなり飛び降りれば(これはないでしょう)。サトノフラッグの全妹で南米牝系などやるだけムダですので、ノーザンの生産馬ですし特にそうなります。
目黒記念はアイスバブルとサトノルークスが登録。これもまた厄介というか扱いが非常に難しい2頭で2頭とも池江厩舎の管理馬、サトノルークスは19年菊花賞2着馬ですがその後サッパリと近走不振から消すのがセオリーと思いますがサトノレイナスの日本ダービー出走後となる同日・同場で当然レイナスが本線でしょうけどこの辺りの絡みが。
アイスバブルも近走は酷いのですが19・20年と目黒記念2着で昨年も19年目黒記念後は着外続きからメトロポリタンS経由で2着して本年もこのローテ。3年連続連対はないとすれば消せますし過去2年は外国人騎手で19年はアブドゥラ騎手で2着して昨年はレーン騎手ですから消すのならばここでしょうか、本年は石川騎手想定なので、他項にて書きますがオークスでドヘタクソに乗ってユーバーレーベンを勝たせたのはこの騎手です。
葵Sは登録馬なし。通常開催の京都芝1200m実施でも良くはないでしょうけど本年は中京芝1200m実施なので更に良くないでしょう。
次回想定としては日本ダービーで仮に2・3着馬が出るとこれだけで1億4000万ほどの加算、4着3000万、5着2000万でこの辺りをどれだけ穫れるかと見るべきかと。日本ダービー1着一発で2億2500万ほどになるはずですがそれはディープインパクトではないと見ていますので。ディープインパクトから勝ち馬が出れば7頭目の勝ち馬になって父SS超えの産駒4連覇なのですが。
昨年の同週は日本ダービー1着コントレイル・4着サトノインプレッサ、目黒記念2着アイスバブル、安土城S1着エントシャイデンや3勝クラス、2勝クラス特別で勝ち馬を出すなど週間3億7000万ほどの加算で34億円台まで持っていったのですが本年は日本ダービー次第ですが獲って2億円程度の31億円台までが良いところかと。2場開催になる週間ですが30億円は有に超えてくると思われます。
●2位(2位)ロードカナロア(18億803万5000円)(78勝)
先週は未勝利勝ちのみでしたがOP特別2着馬なども出て獲得賞金18億円突破。
日本ダービーにはOP(L)若葉S1着、前走G1皐月賞4着で優先出走権を得たアドマイヤハダル。
G3京成杯2着、G2ニュージーランドトロフィー2着、前走G1NHKマイルカップマイルカップ6着タイムトゥヘヴンの2頭が出走予定。
皐月賞で先着もしていますしアドマイヤハダルがこの2頭では有力で本年のデータ上ではかなり有力となるようです。ディープインパクト項で記したものなどに加え、前走は3枠以内に入っていないと勝てないというのが近年のデータで前走が4枠より外枠から出走し日本ダービーで勝利したのは11年6枠12番皐月賞1着のオルフェーヴルが最後で前走3枠より内から出走した馬が9連勝中。これは前走4枠7番でギリギリ該当してしまうエフフォーリアを無理に消すためのデータと思われますし、日本ダービーの出走枠ではないのであまり気にすることはないと思うのですがアドマイヤハダルはこれらのデータもクリアして有力。無理に出しているデータを証明するように11年前のエイシンフラシュは皐月賞6枠11番だったりもします。テン乗り不振なのでそれらも全て吹っ飛びそうですがミルコに変えたのがどうか、当初騎乗予定だったと思われる某騎手だと色々マズイので、本年のオークス4着騎手ですかね。
前走は勝利が望ましいのですが皐月賞5着レイデオロや皐月賞7着ワグネリアンも勝利していますので皐月賞4着のアドマイヤハダルはセーフということに、前走皐月賞1枠1番から4着で日本ダービー勝利というのは14年ワンアンドオンリーがこのパターン。母父ディープインパクトから日本ダービーが出ても、勝てばミルコが同年オークス・日本ダービー制覇にも。エフフォーリアのケイティーズ一族も強い世代ですがアドマイヤハダルのサマンサトウショウ一族も強い世代ではあるので。
タイムトゥヘヴンの方はNHKマイルカップからで変則2冠馬などもそこから出ていますがよほど強くないと無理でNHKマイルカップ6着からでは、2000m実績はありますしスプリント寄りのマイラーとも思えませんが。母は06年桜花賞馬キストゥヘヴン。
目黒記念はキングオブコージが昨年勝利して連覇も懸かりますが昨年5着のゴールドギアが本年も登録。昨年は3勝クラス特別勝利からの入着で本年はOP(L)メトロポリタンS勝利から、その分もあってハンデは53⇒55キロに増量。
葵Sは3頭登録で900万組の2頭が登録時11/14抽選、もう1頭は4頭登録されている400万組の非抽選馬対象。
●3位(4位)キズナ(12億6829万円)(62勝)
先週はOPメイSでアブレイズが復活の勝利、2勝クラス特別ワン・ツーなどもあったのですがオークス16番人気3着ハギノピリナでしょう。この一発で賞金3200万加算でもありますし好調週でハーツクライをまた交わして3位となってリードを5000万ほど。
またしてもG1勝ち馬は出なかったのですが天皇賞(春)2着ディープボンド、NHKマイルカップ2着ソングライン、オークス3着ハギノピリナと今春はG1上位入着馬を次々と送り出しここまではハーツクライを抑える好調ぶりで一気に年間トップ3内も狙える状況に。
日本ダービーにはG2ニュージーランドトロフィー1着、前走G1NHKマイルカップをスタート後の落馬によって競走中止のバスラットレオンが出走予定。
この臨戦過程なのでなんともいえないというか前走の疲労といったものはないと思われますが、怖いところもありますし弱い相手に勝って来たマイラーということで。札幌2歳Sが1着ソダシ、2着ユーバーレーベン、3着バスラットレオンではあるので買い材料にするならここらでしょう。父父ディープインパクト・父ディープインパクトからの父系3代制覇なども懸かりますが厳しいという評価で、とにかく今回は完走してもらってどの程度距離対応出来るか、全くしないで今後マイル路線に戻るとは見ていますが。
目黒記念は産駒登録なし、ディープボンドなどから考えれば今後勝つような馬も出てきそうですが。
葵Sはダディーズビビッド、スンリ、マリーナが登録。ダディーズビビッドは前走のOP(L)橘S圧勝でこれまでの実績からはスプリントよりもマイル寄りといった具合で中京芝1200mに対応すればとなるでしょうか。前走は竹之下騎手で大楽勝でしたが今回は豊さん想定で鞍上大強化となるでしょう。
スンリは900万の抽選組でOP(L)エルフィンSで人気薄から2着と中京実績もありますが阪神で2勝のマイル寄りといった実績。
もう1頭のマリーナも900万の抽選対象で橘S4着から、この馬の場合は能力よりもオーナーの本業がズタボロで交流戦開始でダメぶりが加速すること必死なのでそちらが心配というか、マリーナも前走4着といっても勝ち馬が突き抜けたので1秒以上離された結果で、ここはちょっと厳しいですかね。
昨年1着ビアンフェ・2着レジェーロの産駒ワン・ツーで連覇も懸かりますしダディーズビビッドでチャンスありでしょうか。
●4位(3位)ハーツクライ(12億1933万4000円)(52勝)
ハーツも悪くない週間でしたがオークスの結果で差が付いたかキズナに交わされ4位に後退。まだキズナには負けないというか全くそのような状況も想定していませんでしたがオークス終了時にリードを奪われてしまうとは。
日本ダービーにはG3共同通信杯2着、G2スプリングS1着、前走G1皐月賞9着ヴィクティファルス。
G3京成杯1着、前走G1皐月賞6着グラティアスの2頭が出走予定。
この2頭でもう単純に皐月賞の結果からエフフォーリア逆転は無理とせざるを得ないかと、本年の場合はエフフォーリアの母父なのでそちらの部門で有力ということに。
目黒記念はアドマイヤアルバとトラストケンシンが登録。
こちらもともに厳しいでしょうか。
葵Sは産駒登録なし。
●5位(5位)ルーラーシップ(11億5730万2000円)(61勝)
ルーラーシップは順位を争っていたキズナ・ハーツクライにやや置かれ気味でここが踏ん張りどころでしょう。
日本ダービーにはG3京都2歳S、G2青葉賞で重賞2勝、前走G2青葉賞1着で優先出走権を得たワンダフルタウン。
前走OP(L)プリンシパルS1着で優先出走権を得たバジオウの2頭が出走予定。
本年の日本ダービーTRはルーラーシップ産駒が勝利とこれで有力になってもおかしくないのですが日本ダービーの場合はこの2競走から勝ち馬が出ず、青葉賞に関してはこの間隔で東京芝2400mを2回走るというよりは皐月賞組がローテからも出ないので強い馬が出ないというだけだと思われます。過去の勝ち馬でエアダブリンやウインバリアシオンは三冠馬が相手でフェノーメノなどはかなり勝利に近づきシンボリクリスエス、ゼンノロブロイ、ハイアーゲームなど相手が強かったケースも多々ありサマーサスピションなどは出走すれば勝っていたとも思われますが近年苦戦の向が強まっていますので。
プリンシパルSも18年にコズミックフォースが16番人気3着で大荒れになりましたが過去10年の3着内もこの1頭で常識では難しいかと。どちらも入着、といっても良くて5着ぐらいの候補かと、皐月賞組は2~7着までは差がない状態で皐月賞の1着~9着馬が全て登録されておりワンダフルタウン・バジオウならば皐月賞不出走組でも京都新聞杯、毎日杯や牝馬サトノレイナスを狙いたいということに。
目黒記念はムイトオブリガードとグロンディオーズが登録。
ムイトオブリガードはトップハンデ57キロ、ダートなどを使われ前走新潟大賞典で芝2000mを使われここが本線と思われる19年5着馬。
グロンディオーズは前走G3ダイヤモンドS勝利から56キロで重賞連勝が懸かりどちらも有力として良さそうですが、想定騎手がムイトオブリガードがエフフォーリアの横山武、グロンディオーズがサトノレイナスのクリストフ・ルメールとこれが。日本ダービー同日の最終レースとなってから2017年に日本ダービー レイデオロ・目黒記念フェイムゲームでクリストフ・ルメールの勝利はありますがこの1例のみ。唯一の前例もルメさんなのでサトノレイナス・グロンディオーズで、またあってもおかしくはなさそうですが。
葵Sは産駒登録なし。2019年にディアンドルがここを勝って後に不振期もありましたが本年になって復調して重賞勝利なども。
●6位(6位)キングカメハメハ(10億1536万8000円)(46勝)
4勝加算で10億円突破ですがオークスで10番人気タガノパッション4着、7番人気アールドヴィーヴルが5着と2頭入着。もう1頭出走したククナも7着と着外でしたがこちらも大崩れはせず。
日本ダービーは産駒登録なしですが父父としてドゥラメンテ産駒の皐月賞2着タイトルホルダーが登録で
04年キングカメハメハ・15年ドゥラメンテからの父系3代日本ダービー制覇もキズナ同様に懸かる本年でドゥラメンテ産駒勝利ならば新種牡馬産駒の勝利に、モーリスやリオンディーズ産駒などの登録はなく昨年産駒デビューの2年目種牡馬産駒としてはタイトルホルダーが唯一の出走。
この馬の場合はハナを切るかどうかだけで前走は途中から行きましたが行くだけの馬にハナを叩かれてそれでもエフフォーリア以外には負けなかったように強いことは強いです。ダノンザキッドは回避で皐月賞も勝負になっていませんでしたが2歳チャンピオンであったそのダノンザキッドやNHKマイルカップ勝ち馬でマイラーとは思われますがシュネルマイスターを弥生賞ディープインパクト記念で完封もしていますので、スローで相手が伸びずに勝ったというよりこの馬自身が行くかどうかなので。他に行きそうなのはバスラットレオンなので実に微妙であると、まともならバスラットがハナでしょうけどゲートでまたやるとアレですし出せるか微妙で出して行ったらまず止まるでしょうから。バスラットにハナ叩かれたら終了、エフフォーリアにはもう勝てないでしょうから内枠がほしいかと、外枠ならばサニーブライアンパターンもありますけど97年の勝ち馬であって干支が2回経過とか、丑年ダービーでこのパターン?サニーブライアンも皐月賞は逃げ切りではないのですがタイトルホルダーは2着ですしドゥラメンテ項ではないのでこれぐらいで。
目黒記念はダンスディライトとヒートオンビートが登録。ダンスディライトは京都記念や阪神大賞典で好走していますがいずれも完敗のレースで6・5着とここらの着順を拾ったようなケースで東京芝2500mでタフなレースに対応できるか。母はヴィクトリアマイル勝ち馬のダンスインザムード。
ヒートオンビートは有力と思われますが東京初出走で関東エリアも初、重賞も初出走ですが力さえ発揮すれば上位の存在でしょう。こちらは母桜花賞馬のマルセリーナ。
葵Sは産駒登録なし。
~母父部門~
1位キングカメハメハ 14億6818万4000円
2位ディープインパクト 11億6387万6000円
3位シンボリクリスエス 10億4505万4000円
4位サンデーサイレンス 9億5350万6000円
想定通りキングカメハメハは伸びたのですがオークスの1番人気ソダシは8着でアカイトリノムスメが2着とこれで大きく伸ばすことに、ソダシはデビューからの連勝もストップ。その直後の東京最終レースでソダシと同じくクロフネ×キングカメハメハ配合のリッターシュラークが3勝クラス丹沢S勝利とクロフネは東京ダート2100mでこそだったのでしょうか。他にはメイサウザンアワーなどが勝ち上がり、母はディナシー。
ディープインパクトは離されましたがこの部門では父モーリスで母ヴィルシーナのディヴィーナが未勝利戦でかなり切れてこの時期のデビューでしたがいきなり勝利と順調に行けば面白い存在となるでしょうか。
シンボリクリスエスは先週勝ち馬も出していますが、ヴィクトリアマイルでは2・3着馬を出したようにオークスでもタガノパッションが4着にG1でまたもや好走。
サンデーサイレンスは未勝利で既にキングカメハメハから5億円以上離されており、もうこの部門で首位に返り咲くこともないのでしょう。
ユーバーレーベンの母父ロージズインメイは16位に浮上。母の父として重賞勝利は19年小倉2歳Sマイネルグリット以来2頭目となる2勝目でG1勝利は今回が初めて。
日本ダービーでは母父ディープインパクトがアドマイヤハダル、ステラヴェローチェ、ワンダフルタウン。
目黒記念は母父キングカメハメハがアイスバブル、サンアップルトン。ディープインパクトがヒートオンビート。サンデーサイレンスがグロンディオーズ、ミスマンマミーア、ムイトオブリガード。
エフフォーリアの母父ハーツクライは現在13位で日本ダービー勝利の場合はトップ10内に入って来ると思われます。
●7位(7位)オルフェーヴル(8億8310万5000円)(45勝)
先週は3勝クラス、2勝クラスの特別戦で勝ち馬が出るなどマズマズの週間に。オークスのスライリーは元から無理だったのでしょうけど上記で少しやったように石川裕紀人が引っ掛けられて上がっていって直線内にササってユーバーレーベンの進路を作ったようなところも見受けられたのでこれが大きかったのではないかと、行けたら行きたかったとは思うのですが8枠で行けなかったのもあるとは思いますが。
抜けてからユーバーレーベンも外にヨレっぱなしで更にそのユーバーレーベンが通った道から上がって来ただけなのがサトノパッションでここらはそれほど強くはないかと。3歳牝馬のレベルは高いと見ますがオークスに関してはそうでもなくサトノレイナス出走ならばやはり勝っていたと圧勝まであったのではないかと。
日本ダービーは産駒登録なし。
目黒記念はディアマンミノルが登録。OP(L)メトロポリタンS3着からで祖母は91年オークス馬イソノルーブルでもう20年前ですか、幹夫さんですね。裸足がどうとか。
葵Sは産駒登録なし。
●8位(8位)ダイワメジャー(7億6909万9000円)(38勝)
先週は特別戦勝ち馬なども出て順位8位をキープ、特に書くこともないのですが。
日本ダービーには産駒登録なし、目黒記念も産駒登録なし。
葵Sにモントライゼとサルビアが登録で注目はモントライゼでしょう。モントライゼは朝日杯フューチュリティステークスでクリストフを持ってして引っ掛けられ房総して大敗を喫したのでマイルでは厳しいということでスプリント路線に行くと思われるのですが京王杯2歳Sを勝っていて前走のファルコンSも差してくる競馬が出来たのでNHKマイルカップに行くとも思ったのですが登録もなくこちらということで、試金石などではなくスプリント路線で行くのでしょうから落とせない一戦だろうと。57キロ自体は問題なさそうですが54キロの牝馬もいるのでこの時期の3キロ差でどうか。
サルビアは抽選組ですが突破率も高く通ると見て、初戦でグレナディアガーズに勝ったことで評価の難しい馬なのですが基本としては平坦芝1400m向きで荒れ馬場であろう中京芝1200mは向かないと見ます。
阪神ジュベナイルフィリーズ、クイーンC、ファルコンSとそれほど負けていないのでここも崩れないとは思いますが1200mに距離短縮で1200m~1400mというよりは1400m~1600m向きの1400mベストといったタイプかと。ここに登録のあるヨカヨカと同一オーナーでサルビアならばこのコースではヨカヨカかと。
●9位(10位)ヘニーヒューズ(7億5240万9000円)(44勝)
先週もOP特別勝利など4勝と好調で獲得賞金7億円を突破して9位に浮上。3歳OPの青竜S・鳳雛Sを6番人気と5馬人気で2週連続勝利など。平安Sサトノギャロスこそ着外でしたが今月に入ってOP特別で4勝、4月末のオアシスSもタガノビューティーが勝利などこのカテゴリーでとにかく強く、今週で10位にまた戻る想定ではあるのですがボーダーをかなり上げることになって11位以下の種牡馬による逆転を難しくしていると思われます。
今週の重賞登録馬はありませんがOP欅SにオアシスS勝ち馬タガノビューティーが登録で得意の東京ダート1400mですから有力でしょう。
●10位(9位)エピファネイア(7億2808万3000円)(28勝)
3週連続未勝利でついに10位まで順位は落ちて日本ダービー週に。
日本ダービーにはG3共同通信杯、G1皐月賞で重賞2勝、前走G1皐月賞1着で優先出走権を得たデビューから4戦4勝のエフフォーリアが出走予定。
3週連続産駒未勝利やら優先出走権がどうということよりも最高峰の日本ダービーで1番人気馬を送り出すということで、もうここを勝つしかないでしょう。エフフォーリア勝利だけで9億5000万以上まで伸びますから8位まで浮上してオルフェーヴルが伸びなければ7位まで一気に行くでしょう。オルフェーヴル、ダイワメジャーともに今週は重賞に上位人気馬が出走予定なのでその辺りとの兼ね合いで次回順位も決まりそうですが今週は大変動が起きるでしょう。これによってヘニーヒューズ(orダイワメジャー)が10位となって11位以下が苦しくなるのではないかと。
タイトルホルダー勝利ならば現在15位ドゥラメンテも上げて来るのですが加えてファルコンS勝利があっても次回でトップ10入りということはないでしょう。
エフフォーリアですがこれまでのキャリアと皐月賞の結果からほぼ勝負付けが済んでおり2冠濃厚と見ます。オークスで無敗のソダシは敗れましたが1600m⇒2400mの桜花賞⇒オークスと違い2000m⇒2400mというか中山芝2000mの方が日本ダービーの東京芝2400mの方がタフであの着差ですから。逆転ならばハナ切って押し切った際の皐月賞2着タイトルホルダー、別路線組で牝馬55キロのサトノレイナス、京都新聞杯のレッドジェネシスでしょうけど個人的にはエフフォーリア有力という想定、ここまで全く評価せず今更の本命ですが。
02年父父シンボリクリスエス、13年父エピファネイアで父系3代日本ダービー2着のような記録も懸かってしまいますが、これらの父父・父が不出走の皐月賞圧勝ですしここで断ち切れば。母父ハーツクライも04年2着ですがそれぞれタニノギムレット・キズナ・キングカメハメハのような歴史的名馬が勝ち馬の日本ダービー2着でエフフォーリアがそれらのランクに並ぶ名馬になれるかというゾーンに足を踏み入れそうなので。シンボリクリスエスの父クリスエスはダービーステークスといったレースに不出走ですが4代父ロベルトが1972年の英ダービー馬なので大丈夫でしょう。6代父ネアルコが1938年の伊ダービー馬でもありますが7代父ファロスまで行くと1923年英ダービー2着のようです。ファロスも17代ダービー伯のオーナーブリード馬とかでそこまで行くとSS系などもファロスというかターントゥが祖なので同じ「祖だし」ということで。
ファロス・ネアルコ論はともかく、あらためて日本ダービーはエフフォーリア本命です、これだけ未勝利週が続いたら勝たないとマズイので。現在産駒は中央出走63連敗中、スイートピーSに4頭出しだったり同一レースの複数頭出しもありますが延べ出走頭数ではそのようになっており日本ダービーまでには大連敗も止まっているのではないかとも。止まっていなければ日本ダービーで止めれば良いので。
●今週は以上です
以上