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週中競馬記事(2021年4月20日)~リーディングサイアー展望・回顧~

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●1位(1位)ディープインパクト(19億6948万7000円)(76勝)

先週の皐月賞ではヨーホーレイク5着のみが入着し週間で8000万ほどの獲得賞金はありましたが総合記事で皐月賞週のディープインパクトとしては不振としました。着外ですが7着ディープモンスターは展開が合わない上にテン乗り、8着レッドベルオーブは完全に距離不適なところを自ら動いて行ってそれで残せる訳がない騎手という共に弱過ぎる鞍上ということもあっての結果なので良く走っているとは考えます。

昨年は後に無敗で三冠を達成するコントレイルが勝利して5着サトノフラッグ、皐月賞のみで1億4500万ほどの賞金加算がありこれだけで先週の獲得賞金を超え、昨年の皐月賞1着の付加賞は2463万3000円ですから付加賞だけで本年皐月賞の獲得賞金をを上回る要はクラシック5競走はこれが大きく、落とすと年間成績でも響くという毎年書いていることです。

それでもリーディングサイアー獲得は問題ないのですが獲得賞金キャリアハイとなった昨年から数値を落とすことも確定的。アーリントンCでは入着馬なしで連続週重賞勝利もストップしました。

 

本年は番組編成が大きく違うと書くのも毎度ですが昨年皐月賞終了週では23億4467万円同時期比で4億近い減算と、単純にこの数字だけを見てもそれが言えるはず。

日本ダービーに関してはわかりませんが皐月賞不出走組、その中でも特に毎日杯出走馬が有力と思われますので巻き返しも十分に考えられるでしょう。

 

今週の重賞はマイラーズC、フローラS、福島牝馬S

通常実施ではマイラーズCが京都、福島牝馬Sは福島ですが本年はそれぞれ阪神・福島の実施。

 

マイラーズCはアルジャンナ、ギベオン、フォックスクリークの3頭が登録。

この中ではギベオンが最上位人気になると思われますが前走G2金鯱賞を逃げ切って相手が一気に軽くなるとはいえ今度は当然マークをされる立場、マイル戦出走は19年G3ダービー卿チャレンジトロフィー5着以来で過去のマイル戦出走もこの1走のみ。間隔を嫌ったということで大阪杯を回避しましたが馬場や相手を考えてもそれは正解で1着で優先出走権を得られる安田記念も当然勝てないでしょうから最初から出走する気もないのでここを獲りに来るという想定も、とにかくマイルに対応するかと今週は好天が続いて良馬場となりそうでそうなれば桜花賞のように超高速になるか、1回阪神12日間開催後の2回阪神10日目というそれらが通常京都開催のレースでどのようになるかといったことが全馬共通でポイントになるでしょう。

アルジャンナは前走OP(L)洛陽Sが日本ダービー最下位18着以来の出走で5着。2歳重賞でコントレイルの2着、3歳のG3きさらぎ賞時点では1番人気だったことからは随分とスケールダウンした感も否めませんがそこを叩かれマイル戦に転じて調子も戻って来れば。3歳秋も押せ押せで使い倒して惨敗続きといったリザルトでもないので最近の池江厩舎にありがちなG3重賞やリステッドレースの安定勢力になりえるかも知れませんので。

フォックスクリークは前走の3勝クラス春興Sを中山で勝利して来ましたが負担重量も54⇒56でG2レベルにあるかどうかはともかく相手強化、この馬に関しては京都ベストでそれが阪神実施、距離も1800mの方が良いという実績で一発あるならば母クロウキャニオンで金子真人HDというオーナーの豪運に懸けるしかないでしょう。

 

フローラSはオヌール、ジェニーアムレット、スノーハレーション、パープルレディーの4頭が登録

ここはオヌールが昨年ウインマリリンで勝利し本年も出走中では実績上位馬を出走させるウイン・BRF陣営(ウインアグライア、ユーバーレーベン)らを抑えて1番人気となることが想定されます。昨年OP(L)スイートピーSを勝利して本年の阪神牝馬Sも勝利したデゼルの全妹、ここまで2戦も1800mということから1ハロン延長・東京初出走これらはさほど問題ないかと。2歳11月デビューでそれ以来となった前走1勝クラスアルメリア賞を連勝中これが418⇒412という馬体重の推移で元から小柄な上に東京へ持って来て更に減るようでは危険、それでもオークスを狙うのであれば2着までに入らないと出走も怪しくなるということからこれらの取捨。アルメリア賞は7頭立ての超スローで究極の瞬発力比べのようになりましたが開幕週東京で強烈な決め手が生きる展開になるか、ソダシ・サトノレイナスを要すノーザンに対して母アヴニールセルタン産駒は社台F産なのでどこまで突っ張るかなど。

友道厩舎所属馬なので次週の天皇賞(春)に出走させる有力馬があまりにもドス黒く引っ込めることなども考えられますからここを必死のパッチで取りに来る?などといった暫くはこの関連も予想に組み込むのが必須でしょうか。

ジェニーアムレット(1勝クラス特別に兼登録)とパープルレディーは東京芝2400mで勝利経験がありジェニーアムレットは前走で東京芝2400mの未勝利戦を勝利、パープルレディーは1勝クラスゆりかもめ勝利。1回東京2週目の3・4日目でともに勝ち上がり時計は未勝利戦ですがジェニーアムレットの方が早く2分26秒台で(2分26秒3と2分26秒9)それなりに優秀とは思うのですがオークス自体も2400m実績というのをほぼ問われないレースでフローラSも2000m実施であって2400m勝利経験があるからプラスにならないというのがこれまでの傾向、あまりそこからの出走馬(フローラS有力馬の出走)もないとは思うのですが。

スノーハレーションは東京のみ3走という成績で前走休み明けの東京芝1800m戦勝利から、セレクト高馬の期待馬と思われますが1600mや1400mの方が合うタイプで良くなるのもまだ先でしょう、もちろん良い馬だとは思います。

ここは結果次第でオヌールが桜花賞の連対2頭に割って入る存在まで昇華するか?といったレースでしょう。

 

福島牝馬Sはアバルラータ、サンクテュエール、ドナアトラエンテの3頭登録。どの馬も近走が良くないのでどこまで変わるか調子が戻って来るかといった辺りがポイントでしょう。福島芝1800mよりは新潟芝1800m

の方がディープインパクト産駒に向きそうですが先週の荒れ馬場がどれほど回復するか、今週は3場が良馬場とは思いますが。

 

3000万円ほどの加算で獲得賞金20億円突破なので、重賞出走馬の結果に関わらずここは当然クリアするはずで、フローラSオヌールの結果を中心にどこまで跳ねるか。

 

●2位(2位)ロードカナロア(14億4390万)(61勝)

先週の皐月賞ではアドマイヤハダルが4着。もう少し際どいところまで行くというかOP(L)若葉Sの結果からではなく甚大な不利を受け厳しい競馬となった2歳OP(L)アイビーSで負けはしましたがここで耐えたというべきか大負けをしなかった辺りで相当強い見て、そこから1勝クラスでディープモンスター辺りに負ける訳がなく若葉S圧勝になったという臨戦過程で、一旦決まっていた騎手をキャンセルしてまでクリストフを乗せた割にはだらしなかったと。

内枠優位になったとは思うのですが最内というのも極端で勝ち馬だけが抜けた結果で2着とも0秒1差なので良く走ってはいるのですがそのような事情もあったので。日本ダービーという観点ではなく東京芝2400mというのは距離実績など関係がない中山芝2000mに比べると相当ヌルいコースで距離延長は問題ないでしょうがそのコースで求められる能力を持ち合わせているか、スタッドイン後のキャンペーンという観点も一応あるでしょうから次走日本ダービーならばあまり狙うこともないでしょう。種牡馬になるかはともかくロードカナロア×ディープインパクト配合なので需要もあまりないかと、それらの上質馬が多い母父の関係から付けられないということもいえるでしょうか。

 

アーリントンCではリッケンバッカーが2着してNHKマイルカップの優先出走権を獲得。前回あるならばこちらと書いて直線せまくなるところから出て来て前目で立ち回った勝ち馬こそ捕まえられませんでしたが強い競馬だったと見ます。ただ不利(というほどでもないですが)を受ける位置で立ち回ることを強いられる時点で弱くメンバー全体も1勝馬が多かったことから本番で勝ち負けはどうかと、強いのに勝ち上がるまで時間を要した2歳6月デビューで年明けも3月以降に3戦と上積みもなさそうなので。なんというかしぶとく頑張る本当に良い馬で個人的にも好きなタイプではあるのですが。

 

アンタレスSでも8番人気ダノンスプレンダーが4着に入着。厩舎がこちらよりも当然皐月賞で、などと書いたら全く逆のような結果でした。良く走っていますが上位には離されなんとか入着を確保したという内容だったでしょうか勝ち馬テーオーケインズがここは強い一戦でした。

 

マイラーズCにはカイザーミノル、ケイデンスコール、パンサラッサの3頭が登録。

本年に入って復調急、G3京都金杯1着・G2中山記念2着からのケイデンスコールが有力で1番人気となるでしょう。距離短縮はプラスのマイラーで懸案の右回りも前走で克服したとはまだ出来ないでしょうし、左回りの東京・安田記念を狙うのかも知れませんが相手関係を考えればここ勝負でしょう。厩舎もロードカナロアマイスターで安田厩舎の安田記念ですがそちらよりはこちら、安田記念の方は同日香港のG1に出走する同じくロードカナロア産駒で安田隆厩舎のダノンスマッシュに任せるとか?そちらもスプリントG1で完全に一皮むけたというか生き残って上位馬が抜けただけにも思うのですが。

他の2頭では厳しいというかパンサラッサの方は重賞2着でOP入りして使いたいところを使えないようなことが多い様で、ここはフルゲート割れていますので出走可能もそのようなことから思ったローテを取れず狙うにも難しいところがあって出走自体もあるかどうか微妙なところ。

 

フローラS、福島牝馬Sは産駒登録なし。

 

●3位(3位)ハーツクライ(9億3306万5000円)(41勝)

皐月賞出走馬は全て着外でグラティアスは枠も厳しかったのですがスローの京成杯を勝っただけで、決まっていた鞍上が停止になってスイッチなど力を出し切っておらずその割には負けていないのですが日本ダービーで巻き返すかとなると懐疑的。ヴィクティファルスはスプリングSと相手が違ったというだけで共同通信杯でも勝ち馬に完敗していますし実力通り、馬場の回復が遅れればもう少し前に来たかも知れませんが。イルーシヴパンサーは晩成寄りのマイラーと見ていましてこれならばマズマズの結果、大事に使えばいずれ適条件(マイルでしょう)で走ってくると思います。だからといって即NHKマイルカップで通用というこでもなく賞金的にも出られないでしょう。

 

マイラーズCにはクラヴァシュドールが登録。福島牝馬Sとの兼登録のようです。牝馬の出走自体が少ないと思われますが牝馬によるマイラーズC勝利も今回と同じく阪神実施当時の99年エガオヲミセテまで遡り、それ以前もノースフライト、ニシノフラワー、インターグロリア、トウメイといった後の勝利も含めてG1勝利の歴史的名牝がズラリ。

 

フローラSはオメガロマンスとララサンスフルが登録。オメガロマンスは14年オークス勝ち馬ヌーヴォレコルトの全妹ですが、それよりも昨年のフローラSをウインマリリンで勝利した横山武史想定ということで鞍上の注目度が高くなるでしょうか。前走は道悪で敗れましたが新馬戦の切れ味は相当で中山の勝ち上がりですが東京向き、開幕週の馬場にフィットするかですがそこは鞍上の凄まじい勢いで。アカイトリノムスメもいますので権利獲ったらどうなんでしょうかね?

ララサンスフルは2月末に中山芝2000mで未勝利勝ち、おばにロートシルト賞連覇の照哉さんが持っていたらしいイルーシヴケイトといったこちらも超良血、ハーツ×ガリレオは皐月賞にも出走した本年のスプリングS勝ち馬ヴィクティファルスもこの組み合わせ。

 

福島牝馬Sはアフランシールとクラヴァシュドールが登録。クラヴァシュドールはマイラーズCが騎手未定でこちらは藤岡佑介騎手想定なので福島牝馬Sが本線なのかも知れませんが自身の実績としては阪神マイル寄りなので、早熟として良く2歳時のような強さも見られないことからどちらにせよ厳しいとは思うのですが。

 

●4位(4位)キズナ(8億4685万6000円)(46勝)

重賞制覇の翌週となった先週は小休止といった週間で、先週は競走馬として同期、種牡馬としても同期のエピファネイアが主役といった週間に。といってもその3年目種牡馬対決では獲得賞金ではキズナがまだ大きくリードしていますし年間獲得賞金で過去2年において上回られたこともありません。

 

マイラーズCは産駒登録なし。

 

フローラSはグローリアスサルムが登録。G3フラワーC8着からで人気もないでしょうし有力馬とはいえないでしょう。新馬戦は5着で2~4着馬も既に勝ち上がったという一戦で2着ボーデン、3着アサマノイタズラというメンバー相手に離されながらも入着。メジロ一族のボトムラインでSS3×4という狙いたい要素もあるのですが。前日の1勝クラス新緑賞にも登録。

 

福島牝馬Sにはアブレイズが登録。G3愛知杯で4着入着もありますが勝つか2桁着順に大敗するかのようなタイプで新潟・福島はどちらも出走経験なしですが、どちらかといえば福島の方が合っていたようなタイプかと。

 

●5位(5位)ルーラーシップ(8億1025万円)(41勝)

先週は特別戦勝ち馬も出ましたが相変わらずの良くも悪くも安定といった成績。

 

マイラーズCにはワールドウインズが登録。ワールドでもプレミアではないのでとりあえず怪しいことはないでしょうけど母エイジアンウインズ産駒の騸馬。小倉のOP関門橋Sを格上挑戦で勝利して前走OP(L)六甲Sでは1番人気でしたが8着。平坦向きといった実績なので消すならそこでしょうか、これから良くなるタイプにも思われますが重賞は初出走でもあるので。

 

フローラSはG3フラワーC6着エトワールマタンが登録。18年13番人気2着パイオニアバイオ、20年5番人気3着フアナと産駒成績はマズマズ。

 

福島牝馬Sはディアンドル、パッシングスルー、パラスアテナの3頭登録。登録時パラスアテナが次点で非抽選馬対象なので出走馬決定賞金順上位から1頭回避で出走可能。

ディアンドルは完全に終わった早熟短距離馬と思っていたところ前走の小倉大賞典で見せ場十分の3着。ハンデ53キロから負担重量55キロというのはやや気になるところで前走の復調を本物とみるべきなのか。

パッシングスルーは19年G3紫苑S勝ち馬ですが昨年は交流重賞に出走していたりで年明け初出走。こちらも復調が待たれるといえそうですが1勝クラス勝利は福島で福島実施だったらとも。新潟は未出走なのでなんとも言えませんが実績からは新潟よりも福島向き。

昨年はフェアリーポルカで勝利したレース、やや強引ですがその産駒傾向からも本年はコースが合わないと見るべきでしょうか。

 

●6位(6位)キングカメハメハ(7億9098万6000円)(33勝)

アーリントンCでホウオウアマゾンが勝利。全く評価していない馬なので見解のようなものとしては甚だ酷かったとなりますが、馬場も向いたのかこの馬が勝つ程度のメンバーだったかと。朝日杯フューチュリティステークスも全く評価していないのですがそこでは勝負にならなかったようにNHKマイルカップでは要らないと思われます。ほぼ阪神で出走していて関東エリアや東京コースでは?矢作厩舎もバスラットレオンの方が本線と思われますがNHKマイルカップTR両獲りはさすが現在のトップステイブルだと。

 

マイラーズCにはエアスピネル、エアロロノア、ダイワキャグニーの3頭が登録。

エアスピネルはG1フェブラリーS2着からで同じマイル戦のG1で2着からということで有力・・・とはさすがにやる訳には行かず有力には違いないでしょうが19年7月G3函館記念13着以来の芝レース出走、2019年は出走自体がこのレースのみ、マイラーズCは17年2着・18年3着と京都実施ですが上位入着経験あり。

17年G3富士S1着を最後に連敗中ですが17年G1マイルチャンピオンシップや前走のフェブラリーS2着とこれらをどのように評価すべきか。

エアロロノアはエアスピネルと同一馬主・厩舎・生産者ということになる2頭出し、条件戦3連勝からですが近2走はノルカソルカが2着でこの馬と接戦なのでそれよりはやや強い程度とも。決め手は強烈なので良の瞬発力勝負になってこそでしょう。

もう1頭はダイワキャグニーでケイデンスコールよりも更に左回り向きというよりも東京オンリーに近いような成績で阪神では。19年G3ダービー卿チャレンジトロフィー9着以来の右回り出走で29戦目にして初の関西出走、中京好走経験はありますが中京も左回りで関西エリアの実績も乏しいことから常識では消しでしょう。

 

フローラS・福島牝馬Sは産駒出走なし。

 

~母父部門~

1位キングカメハメハ   10億8785万1000円

2位ディープインパクト   8億5168万8000円

3位サンデーサイレンス  7億8589万7000円

 

これといって目立った勝ち馬はなかったものの5勝加算、障害G1中山グランドジャンプ3着タガノエスプレッソなどを出してキングカメハメハが首位キープ。2位には前回3位のディープインパクトが上がって皐月賞3着ステラヴェローチェ・4着アドマイヤハダルと本年は母父としての成績が良かった皐月賞となるでしょうか。母父SSは皐月賞出走馬もなく先週は未勝利でした。

 

皐月賞勝利のエフフォーリアは母父ハーツクライで現在同部門12位。今回のエフフォーリア皐月賞勝利が母父ハーツクライのG1初勝利でした。

 

●7位(7位)オルフェーヴル(6億6616万3000円)(32勝)

皐月賞ではラーゴムが5番人気でしたが13着。この世代は2歳記事を多目に投稿していた世代で結局途中でギブアップしましたがラーゴムの評価に関しては合っていたというか皐月賞では合いました、強くないので妥当な結果と考えます。G3きさらぎ賞勝ち馬ですが荒れ馬場で本年は中京開催ということもあり直結しなかったと。絶対能力が足りないので日本ダービーで足りるとも思いません、引いては2着したG3京都2歳Sも相当レベルは低かったと思われます。アイビーS2着に関してはアドマイヤハダル項やこれまでの記事で書いた通りラーゴムが加害馬です。

 

マイラーズC、福島牝馬Sは産駒登録なし。

 

フローラSにはスライリーが登録。1勝クラス菜の花賞でOP(L)アネモネSを勝利したアナザーリリックを2着に下して勝利していますが1勝クラス赤松賞・G3クイーンCとアカイトリノムスメが勝利したレースで1秒程度負けていることから、この馬が通用してしまうようではこの組はオークスで望み薄としても。

 

●8位(8位)ダイワメジャー(6億2049万円)(29勝)

これといって特にありませんが勝利回数を重ね、獲得賞金も微妙に伸ばしたのでエピファネイアの急進も凌ぎ順位8位は変わらず。通算勝利回数1100も近いということで。

皐月賞馬なのですが産駒出走は本年もなく、産駒傾向としては桜花賞の方が強いですかね。

 

マイラーズCにはボンセルヴィーソが登録。OPクラスで勝利はないのですが入着数がやたらと多い馬券的には非常に厄介な存在でG3ダービー卿チャレンジトロフィー3着から。関西馬ですが阪神の出走は19年大阪-ハンブルクC12着以来、しょっちゅう条件が変わるレースで当時は1600万条件の芝1400m戦。

阪神マイルはG1朝日杯フューチュリティステークス3着もありますが2歳戦の2016年。

 

フローラSは産駒登録なし。

 

福島牝馬Sにはシゲルピンクダイヤが登録。1勝馬ですが桜花賞2着・秋華賞3着といった実績もあって半妹も先日G2フィリーズレビュー勝利。左回りどうかというところもあって昨年の中日新聞杯2着ですが右回りよりは良くない印象。それよりもイレるかどうかという馬で、まずはそこでしょう。

 

●9位(10位)エピファネイア(6億871万7000円)(24勝)

色々データを持ち出したりして皐月賞のエフフォーリアを下げた、強くないと見ていたのでそのような論調にしたところ圧勝といって良い勝ちぶりでさすがにもう認めざるを得ないでしょう、遅いですが。

皐月賞組に関してはこの馬だけが抜けていた感じで日本ダービーはエフフォーリアVS皐月賞未出走組と見ます。2着タイトルホルダーは展開に左右されますので行けるかどうか。

 

リーディング記事ですしそちらの観点で進めますと、皐月賞のみで1億3600万ほど加算し獲得賞金6億円突破で9位浮上。同じくエピファネイア産駒のワールドリバイバルが2着馬のハナを叩いての勝利でしたがノーザンの生産馬でもなくそれは偶然であって、G2金鯱賞を2着に落としたデアリングタクト、G2阪神大賞典で着外のアリストテレスなどよもやの敗戦を喫した分もこれである程度はカバーしたでしょう。その勝利プラス皐月賞なら非常に大きかったのですが、危険水域に踏み込んでしまったようなところもありましたがこれでトップ10内は暫く安泰。デアリングタクトは今週海外G1出走ですがアリストテレスの天皇賞(春)登録もありましたし今度こそ。

 

今週の重賞は福島牝馬Sにムジカが出走予定。イズジョーノキセキも登録されていますが次々点で非抽選馬対象、新潟適性はともかく能力はあるのに勝ちきれないタイプで出走すればチャンスとして置きますが。ムジカは昨年のG2ローズS2着馬でこちらもその後は3勝クラスで好走も勝ち切れず、大物も出しますが昨年のフローラSで1番人気になったスカイグルーヴなど微妙に勝たないタイプも多いでしょうか。

 

●10位(9位)ヘニーヒューズ(4億8707万6000円)(32勝)

先週はアーリントンCで芝重賞にも出走はありましたがダート1勝クラス勝利もあるバクシンで、これで芝はもう諦めるでしょう。アジアエクスプレスやワイドファラオなど芝重賞勝ち馬も出していますが基本はダートでしょう。

ダートも重賞となると出走馬は少ないのですがマーチS勝利のレピアーウィットがアンタレスSに出走も8着まで。以前ほどではないですが堀厩舎の関西遠征が出てしまいましたか。

 

11位以下は大混戦ですが10位とはやや差が開いており今週の重賞登録状況からも次回で逆転トップ入りということもなさそうで総合記事で大体記した通り。ダノンザキッドの大敗でジャスタウェイが今年も終了ムードといったところ、立て直すのが先決ですしアレでは日本ダービーも無理でしょう、近年トレンドの2歳G1ホープフルステークス1着から直行ではなくガス抜きをしたということだったらしいのですが。

 

●今回は以上です

以上


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