◆ランキングデータ
◆重賞勝利種牡馬
皐月賞 エフフォーリアの父エピファネイアは10位⇒9位
アーリントンC ホウオウアマゾンの父キングカメハメハは6位⇒6位
アンタレスS テーオーケインズの父シニスターミニスターは27位⇒21位
中山グランドジャンプ メイショウダッサイの父スズカマンボは91位⇒45位
1位(1位)ディープインパクト(19億6948万7000円)(76勝)
アトリビュート(1勝クラス・三国特別)、スマートルシーダ(未)、マイネルミュトス(2勝クラス・鹿野山特別)で3勝
賞金19億円突破
先週は2勝クラス鹿野山特別、1勝クラス三国特別、未勝利で3勝。
G1皐月賞では11番人気ヨーホーレイクが5着、前走G3きさらぎ賞2着から出走し2着とは0秒1差と、そこからの差はなかったが勝ち馬は抜けており、上りの掛かるレースながら36秒6の最速上りで後方から進め良く伸びたが入着確保まで収得賞金から現状では日本ダービー出走に向けて微妙な状況となることも考えられたが優先出走権を獲得。10番人気ディープモンスターは7着、前走OP(L)すみれS1着からの出走も相手が全く違うこともあって着外に、それでもここまでは2着と少差で着順ほど悪くない内容と言えそう。9番人気レッドベルオーブは8着、G1朝日杯フューチュリティステークス3着からの年明け初戦で血統的にもマイル寄り、更に大外16番枠からの発走で、先行勢が押し切る展開を道中早めに動いた割には止まっておらず日本ダービーでは疑問だがここを叩かれ順調にNHKマイルカップへ進めばといったところか。13番人気シュヴァリエローズは11着、前走OP(L)若葉S2着で優先出走権を得ての出走となったが勝ち馬からは離され2歳G1ホープフルSも5着と入着をしたがこれも離された結果でこの辺りが妥当な結果といえそう、ここまでは関西エリアのレースに実績も寄っている。昨年は後に無敗の三冠馬となるコントレイルが勝利し産駒による連覇も懸かっていたが本年は1頭のみが5着になんとか入着という結果に終わった。
G3アーリントンCでは15番人気ノースザワールドが6着、前走1勝クラス7着からと人気はなく入着にもあと一歩というところで届かなかったが後方から脚を伸ばすまずまずのレースぶり。6番人気グレイイングリーンは17着、力を要す馬場も堪えただろうが阪神芝1400m内回りで好走を重ねて来た馬で1ハロン延長や外回りコースも合わなかったように思われる。
OP(L)福島民報杯では11番人気プレシャスブルーが2着。昨年9月の新潟記念最下位18着以来で10キロ増だったが減り続けた馬体重を戻したもので勝ち馬には大きく離されたが2着争いを制して連対確保と昨年同レース9着から場は変わったが着順を大きく上げた。
2勝クラス鹿野山特別では4番人気マイネルミュトスが勝利。前走1勝クラスから中山で連勝し特別戦は初勝利、母マイネヌーヴェルも03年G3フラワーCなど全3勝を中山で挙げたコース巧者。2着1番人気セントオブゴールドで産駒ワン・ツー。
土曜新潟最終レース1勝クラス三国特別では1番人気に応えてアトリビュートが勝利。近2走は1番人気で2桁着順という結果に終わっていたが早め抜け出しから2着馬をクビ差で抑え込み連敗を脱出。特別戦は初勝利。
日曜新潟5レース未勝利では6番人気スマートルシーダが2戦目で勝利。3歳2月阪神でデビューし芝1600m戦を9着、今回は新潟ダート1800m戦に出走し2着に1馬身半差の勝利、3代母サマンサトウショウの一族。
先週は土曜の出走頭数が少なく阪神4頭・中山1頭・新潟4頭でレース数では各場1レースずつ、その土曜新潟から勝ち馬は出たが1勝。日曜は2勝クラス特別ワン・ツーなどはあったが阪神は未勝利で週間3勝。重賞ではG1皐月賞・G3アーリントンCで6頭出走し5着で辛くも1頭が入着したのみ、リステッドレース2着馬なども出て前回から8000万ほど加算し獲得賞金19億円は突破したが20億円には届かず皐月賞ウィークの種牡馬ディープインパクトとしては伸びを欠いた週間とせざるを得ない。
2位(2位)ロードカナロア(14億4390万)(61勝)
ファーストソリスト(未)、レイハリア(1勝クラス・雪うさぎ賞)、ロードトランス(未)で3勝
勝利数60突破
賞金14億円突破
先週は1勝クラス雪うさぎ賞、未勝利2勝の3勝。勝利回数60突破。
G1皐月賞の3番人気アドマイヤハダルは4着。最内枠から差を詰めたが2着争いまでといった結果で最後は3着馬にも内を掬われ4着まで、リステッドレースの皐月賞TR若葉S1着からの出走で賞金は足りていると思われるが日本ダービーの優先出走権も獲得した。
G3アーリントンCでは10番人気リッケンバッカーが2着、前走3月末に阪神芝1600mの未勝利を勝ち上がったばかりで重賞挑戦もこれまでにルークズネストやサルファーコスモスといった重賞・リステッドレース勝ち馬の2着もあり、直線やや狭くなる場面も見られ前で押し切った勝ち馬は捉えられずも2着確保でNHKマイルカップの優先出走権を獲得。もう1頭出走の13番人気バルドルブレインは10着、前走阪神芝1600mの1勝クラス3着からも新馬勝ちは3歳1月の小倉芝1200m戦で距離も長かったか。
G3アンタレスSの5番人気ダノンスプレンダーは4着。前走G2東海S9着から得意の阪神ダートで初めて3着内を外したが入着は果たした。
3歳1勝クラス雪うさぎ賞では5番人気レイハリアが勝利。前走中山ダート1200mの未勝利戦から連勝の特別戦勝利。荒れている新潟芝も良かったのか2歳新馬戦で2着もある芝1200m戦を先行策から押し切った。
土曜阪神1レース牝馬限定未勝利では3番人気ファーストソリストが6戦目で勝利。2歳7月阪神でデビューし着外続きだったが初ダートの前走で2着と好走し2着に1馬身半差の逃げ切り。ゴールドアリュール、ゴールスキー、ペルシアンナイト、ソロルといった重賞勝ち馬が出る祖母ニキーヤの一族。
土曜阪神3レース未勝利では2番人気ロードトランスが4戦目で勝利。3歳1月中京でデビューし連続3着から勝ち上がり。芝レースでも3着していたが前走阪神ダート1800mで3着し今回も同じく阪神ダート1800m戦に出走し上位人気3頭で後続を大きく離す争いから抜け出した。母は02年TCK女王盃など交流重賞2勝のレディバラードで、その14番子。半兄に13年G2アメリカジョッキークラブCなど重賞2勝、13年G1宝塚記念2着のダノンバラード。
先週は土曜に阪神2勝・新潟1勝の3勝で日曜は未勝利。重賞勝ち馬は出なかったが各カテゴリーの平地3重賞で2・4・4着馬とG1皐月賞を含め入着馬を送り出すなど7300万ほど加算し獲得賞金14億円突破。
3位(3位)ハーツクライ(9億3306万5000円)(41勝)
ハニエル(1勝クラス)、マテンロウスパーク(2勝クラス・ラジオ福島賞)、レコレータ(未)で3勝
勝利数40突破
賞金9億円突破
先週は2勝クラスラジオ福島賞、1勝クラス、未勝利の3勝。勝利回数40突破。
G1皐月賞では7番人気グラティアスが6着、同じ舞台の中山芝2000mG3京成杯勝利からの一戦もスローで勝って来ただけにここは相手も違ったか、枠も8枠からと厳しい条件で良く走っているが入着には僅かに届かず、勝ち馬同様に無敗で挑んだが重賞制覇を含むデビューからの連勝は2でストップ。4番人気ヴィクティファルスは9着、重馬場のG2スプリングS1着から挑み前日から未明に掛けてかなりの雨量もあったと思われるが当日稍重まで回復し馬場が乾きすぎてしまったとなるか、G3共同通信杯2着時の勝ち馬にここで更に離される形にも。15番人気イルーシヴパンサーは10着、前走G2スプリングS4着も1勝400万組で本年はフルゲート割れということもあり出走叶ったがさすがに相手も強くここまで、本来はマイル向きで完成はまだ先でこれからどんどん良くなるタイプと思われます。
G3アンタレスSの13番人気ロードゴラッソは6着。前走G3マーチS11着、昨年のアンタレスS8着から着順を上げたが入着には届かず。
障害G1中山グランドジャンプの4番人気スマートアペックスは4着。トップ10内種牡馬の産駒からは唯一の出走、歴戦の雄ともすべきベテラン年長強豪馬が大半を占める中で4歳世代からも唯一の出走、レースでは積極的な先行策を取ったが最後は力尽き中山グランドジャンプ5連覇中の障害王者オジュウチョウサンには先着したものの4着まで。
OP(L)福島民報杯では7番人気サトノクロニクルが3着、レイパパレが勝利した昨年12月のG3チャレンジC4着以来で勝ち馬が2着に大差で圧勝するレースを踏ん張って入着。12番人気インビジブルレイズ5着で勝ち馬は出なかったが複数頭入着を果たした。
土曜阪神メインラジオ福島賞では2番人気マテンロウスパークが勝利。今回で全3勝がダート1800m戦となって京都・中京・新潟の各場で勝利し特別戦は初勝利。
土曜阪神8レース牝馬限定1勝クラスでは単勝1.5倍の1番人気ハニエルが勝利。前走もクラス2着しており10頭立てのレースを最後方から直線他馬を全て一気に交わし2着に3馬身半差を付ける快勝。
土曜新潟4レース未勝利では2番人気レコレータが4戦目で勝利。2歳9月中山でデビューし2着も2戦目で大敗し年明け初戦の前走で初ダート戦を叩かれて今回2着にクビ差の差し切り。母エヴィータアルゼンティーナは09年米G1ラブレアS勝ち馬。
先週は土曜新潟2勝・阪神1勝の3勝で日曜は未勝利。重賞出走馬は障害G1で1頭が4着に入着したのみ。前回から6800万ほどの加算で獲得賞金9億円突破。
皐月賞勝ち馬エフフォリーアの母父はハーツクライで、母父としてはG1初勝利を記録。
4位(4位)キズナ(8億4685万6000円)(46勝)
シュアゲイト(1勝クラス)、ハギノピリナ(未)で2勝
先週は1勝クラス、未勝利で2勝。
日曜阪神7レース1勝クラスでは6番人気シュアゲイトが勝利。中央再転入後3戦して全て着外だったが先行押し切りで中央初勝利。半兄に08年G3小倉2歳Sのデグラーティア、15年G2京王杯2歳Sのボールライトニング。
土曜阪神5レース未勝利では6番人気ハギノピリナが3戦目で勝利。これまで全て距離芝2000m以上の阪神で使われ今回は阪神芝2200m戦の重馬場を後方から差し切り勝ち上がり。
前回は3歳G2重賞、リステッドレース制覇週でG1桜花賞でも上位入着馬を出すなど一気に伸ばしたが今週はOPクラス出走馬がなく、2勝クラス以上でも1頭が3勝クラス特別に出走し2桁着順に終わるなど大半が平場戦の出走だったが、そこから2頭阪神で勝ち馬を出してそれなりに凌いだ週間となるか。
5位(5位)ルーラーシップ(8億1025万円)(41勝)
アルメイダミノル(未)、ブラックヘイロー(2勝クラス・利根川特別)で2勝
勝利数40突破
賞金8億円突破
G3アーリントンCの9番人気サトノラムセスは7着。前走で阪神芝1600mの未勝利で勝ち上がり、ここでは最後方から決め打ちのようなレースを展開し最速上りも計時しているが、さすがに上位までは届かなかった。
土曜中山最終レース2勝クラス利根川特別では2番人気ブラックヘイローが勝利。昨年7月の福島2勝クラス天の川S2着以来の出走となったが2番手から抜け出し2着に4馬身差の勝利。全3勝は中山ダート1800mで特別戦は初勝利。
日曜阪神2レース未勝利では3番人気アルメイダミノルが5戦目で勝利。2歳9月中京でデビューし2歳戦では芝2000m戦を使われていたが、年明け3歳以降はダート1400m戦に使われ今回阪神ダート1400mで逃げ切り。OP特別勝利の5勝馬メジロサンドラを祖母に持つレイクヴィラファーム生産、2019年セレクトセール5616万円取引馬。
先週は土曜中山1勝、日曜阪神1勝で2勝。前回から3400万ほどの加算で獲得賞金8億円を突破。
6位(6位)キングカメハメハ(7億9098万6000円)(33勝)
アラタ(1勝クラス)、タガノパッション(未)、ホウオウアマゾン(G3・アーリントンC)で3勝
先週はG3アーリントンC、1勝クラス、未勝利の3勝。
G3アーリントンCでは1番人気に応えてホウオウアマゾンが勝利。前走G1朝日杯フューチュリティステークス9着からの年明け初戦で前走後に歩様の乱れもあったようだが立て直され1勝馬も多いメンバーながら
初勝利時と同様の重馬場阪神マイルで重賞制覇。少頭数ではあったが2歳OP特別勝ち馬でG2デイリー杯2歳S2着というここでは実績上位の力を見せた。この勝利で矢作調教師が通算700勝達成。
土曜中山7レース1勝クラスでは1番人気に応えてアラタが勝利。昨年のG2弥生賞ディープインパクト記念6着、G2青葉賞11着とクラシックTRに出走した経験もあり前走のクラス2着から勝ち上がり。
土曜阪神4レース未勝利では2番人気タガノパッションが2戦目で勝利。3歳3月阪神でデビューし3着。今回は重馬場で早めに動く競馬から3着まで同タイムとなったゴール前の接戦をハナ・クビ差で抑えて勝ち上がり。
先週土曜はG3アーリントンC制覇を含め阪神で2勝、中山で1勝の3勝。日曜は出走頭数自体も少なく特別戦連対馬は出たが未勝利に終わった。獲得賞金8億円には僅かに届かず、順位上昇もなかったが重賞勝ち馬を送り出し好調な週間といえそう。
アーリントンCをホウオウアマゾンが勝利
本年重賞初制覇で産駒デビューの2008年から14年連続重賞制覇、通算123勝
重賞制覇は20年G3中日新聞杯ボッケリーニ以来
ホウオウアマゾンは3度目の重賞出走で重賞初制覇
(重賞過去最高着順は20年G2デイリー杯2歳S2着)
アーリントンCは10年コスモセンサー以来の産駒2勝目
18年産現3歳世代重賞初勝利
(17年産現4歳世代は重賞未勝利で初年度産駒の06年産~16年産現5歳まで11世代連続重賞勝利、G3アーリントンCホウオウアマゾンで12世代重賞勝利)
7位(7位)オルフェーヴル(6億6616万3000円)(32勝)
エングレーバー(3勝クラス・心斎橋S)、セイレーン(未)、リオンドール(未)で3勝
勝利数30突破
G1皐月賞の5番人気ラーゴムは13着。本年は中京実施となったG3きさらぎ賞勝ち馬で、ここまで連対も外していなかったがクラシック初戦で大きく崩れてしまった。
G3アンタレスSの12番人気アルドーレは5着。道中最後方から追い込んで掲示板確保しダート重賞で初入着。
3勝クラス心斎橋Sでは4番人気エングレーバーが勝利。これまでは芝中距離を中心に使われ19年OP(L)プリンシパルS2着などもあった馬で今回初めて1800m未満の距離に出走し阪神芝1400mで勝ち上がり。
土曜新潟2レース未勝利では8番人気セイレーンが3戦目で勝利。3歳1月中京でデビューし初のダート戦に回って勝ち上がり。おばにタガノエリザベート、キャットコイン、ワンブレスアウェイ、ロックディスタウンの重賞勝利の牝馬4きょうだい。
土曜新潟3レース未勝利では5番人気リオンドールが4戦目で勝利。2歳12月阪神でデビューし過去3戦いずれも着外だったが新潟ダート2500m戦をレース途中からハナを奪う形で押し切って勝ち上がり。ダート2500m以上の距離で産駒勝利は初めて(新潟ダート2500m戦産駒出走2度目)。半兄に19年G2オールカマーなど重賞3勝、20年天皇賞(春)2着スティッフェリオ。
選手は土曜新潟で2勝、日曜阪神で1勝の3勝。ダート重賞G3アンタレスSで5着の入着馬は出たが皐月賞出走馬は着外となったが3勝クラス特別勝ち馬を出し3勝加算と現状のオルフェーヴルとしてはまずまずの週間に。
8位(8位)ダイワメジャー(6億2049万円)(29勝)
ゴールドジャーニー(未)、セレンゲティ(未)、メインターゲット(1勝クラス)で3勝
賞金6億円突破
先週は1勝クラス、未勝利2勝の3勝。
G3アーリントンCの14番人気サンデージャックは最下位18着。短距離指向の出走馬も多かった中で前走小倉芝1800m戦を勝ち上がり半兄にエタリオウということからもダイワメジャー産駒ながら距離もやや忙しかったか大敗を喫した。
OP(L)京葉Sでは5番人気レシプロケイトが4着。最内枠からコースロスなく追走したが前も止まらず入着まで。
土曜中山6レース3歳1勝クラスでは3番人気メインターゲットが勝利。OP(L)クロッカスS4着もあったがG3クイーンC、前走の自己条件1勝クラスは芝マイル戦で着順を落としたことから距離短縮も良かったか今回の芝1200m戦で勝利。未勝利勝ちはダート1200m戦で芝では初勝利。
土曜新潟1レース牝馬限定未勝利では5番人気ゴールドジャーニーが7戦目で勝利。2歳8月小倉の新馬戦では1番人気に推されたが勝ち馬に5馬身離された2着。その後も振るわず前走は初めて芝で使われ2桁着順に敗れ、そこからダートに戻して初勝利。半兄に17年フェブラリーステークス・チャンピオンズカップ
など中央・地方ダートG1レース5勝のゴールドドリーム。
日曜新潟4レース牝馬限定未勝利では2番人気セレンゲティが4戦目で勝利。2歳9月中山でデビューし、芝のマイル近辺で使われていたが今回初のダートとなる新潟ダート1200m戦に出走し先行勢を差し切り。母ザズーは11年ラスヴィルネスSなど米G1レース2勝。
先週は中山1勝・新潟2勝の3しょうで阪神は未勝利。日曜は出走頭数が少なく新潟では2頭、中山では1頭出走にとどまったがその新潟で1頭勝利しもう1頭も入着、中山ではOP特別入着馬を出した。週間では 3700万ほど前回から加算し獲得賞金6億円突破。
通算勝利回数1100まであと4。
9位(10位)エピファネイア(6億871万7000円)(24勝)
エフフォーリア(G1・皐月賞)、セイウンゴールド(未)で2勝
賞金5億・6億円突破
G1皐月賞では2番人気エフフォーリアが勝利、前走G3共同通信杯勝利時から10キロ減デビュー以来最少体重での出走となったがそれでも500キロ超の504キロ、それもあってか稍重までは回復したもののパワーを要される馬場で先行策から2着に3馬身差の快勝、本年も無敗の皐月賞馬誕生となった。もう1頭出走の14番人気ワールドリバイバルは12着、結果的にはこちらが2着馬のハナを叩き同じくエピファネイア産駒である勝ち馬の勝利をアシストするような形に。
G3アーリントンCの3番人気ジャスティンカフェは13着。前走1勝クラスアルメリア賞は少頭数の瞬発力比べを32秒5で上り2着となったが、ここは要求される能力が全く違う重馬場の一戦で伸びを欠き2桁着順に敗れた。
土曜新潟6レース未勝利では2番人気アルスラーンが7戦目で勝利。2歳6月東京の早期デビュー組で新馬戦ではG3札幌2歳S2着、G1阪神ジュベナイルフィリーズ3着などのユーバーレーベンが勝利したレースで4着。以降もダート戦以外は安定した結果といって良く、これまでの内容を考えればやや時間を要したが3キロ減で追い込んできた2着馬をクビ差抑えての初勝利。
先週はG1皐月賞含む2勝。皐月賞のみで1億3600万円ほどを獲得するなど前回から1億5200万ほど加算し獲得賞金5億円を超えて6億円突破。ヘニーヒューズを交わしてダイワメジャーに迫る形で前回の10位から9位に浮上。勝利回数ではここまでトップ10内最少となっているが昨年も産駒デアリングタクトが牝馬三冠制すなど大レースでの一発があるタイプで本年もそのような推移を見せるか。先月はG2重賞で確勝級の断然人気馬が複数回敗れるなどトップ10内維持も危うくなったが、皐月賞の勝ちぶりからエフフォーリアによる日本ダービーでの大幅な賞金加算も見込めピンチから一転し再浮上の契機になる週間となっただろうか。
エフフォーリアが皐月賞を勝利
G3共同通信杯エフフォーリア以来の本年重賞3勝、通算6勝
エフフォーリアはG3共同通信杯以来の重賞2勝目、デビューから4戦4勝
産駒の皐月賞制覇は初めて
(産駒デビュー2世代目で昨年は初年度産駒の出走がなく本年出走の2頭が初出走)
競走馬時代の13年に出走した皐月賞は2着(1着キズナ)
年間重賞3勝以上は20年に並ぶ最多勝
(2020年はデアリングタクトによる牝馬3冠で重賞およびG1レース3勝)
本年G1初制覇で20年から2年連続G1制覇
G1制覇は20年秋華賞デアリングタクト以来
18年産現3歳世代G1初制覇で初年度産駒から2世代連続G1制覇
10位(9位)ヘニーヒューズ(4億8707万6000円)(32勝)
チャペルレーン(未)で1勝
先週は未勝利で1勝。
G3アーリントンCのバクシンは15着。2歳1勝クラスオキザリス賞勝ち馬で芝のレースには初出走となったが、ダート1400mに実績があり芝適正自体に疑問も残るが距離も長かっただろうか。
G3アンタレスSの4番人気レピアーウィットは8着。前走G3マーチSから重賞連勝も懸かっていたが、前走から12キロ減の出走これは休み明けで16キロ増だったマーチSを考えれば問題ないとしても阪神適正や関西への輸送も堪えたか着外に敗れた。
土曜中山1レース牝馬限定未勝利では3番人気チャペルレーンが3戦目で勝利。2歳7月新潟でデビューし新馬戦はOPすずらん賞勝ち馬ラストリージョの7着。2戦目の前走はそれ以来7ヶ月ぶりとなってここを2着と叩かれ2着に1馬身半差の勝ち上がり。
先週は芝でも重賞出走馬があり芝・ダートで重賞出走馬のある珍しい週間となったが共に着外。新潟では土日4頭の出走で出走レース数は2と少なく全て着外。中山は土曜3頭で1頭勝ち馬を出し日曜は1頭出走で着外。阪神は未勝利週だったが3勝クラス特別を含め2着馬を4頭出すなどしてクラシックレース勝ち馬を出したエピファネイアには一気に交わされたものの11位に9000万以上のリードを保ってトップ10内の10位にとどまっている。
・11位以下注目種牡馬など
前回11位モーリスはG3アーリントンCで入着馬を出したが未勝利週でG3シンザン記念勝ち馬ピクシーナイトの4着で落としたという感もあり、初年度産駒から皐月賞への出走馬もなく順位11位は変わらず。
前回ソダシのG1桜花賞勝利で一気に13位まで浮上したクロフネは土曜に3勝クラス特別勝ち馬を含む各場で1勝と好調が持続し前回の13位から12位に浮上。
前回14位スクリーンヒーローは土曜未勝利だったが日曜に新潟メインのリステッドレース福島民報杯で5番人気マイネルウィルトスが2着に大差を付ける圧勝など3勝し13位に浮上。
前回16位の2年目種牡馬ドゥラメンテは日曜に阪神で1勝に終わったが、G1皐月賞では8番人気タイトルホルダーが2着となってこのレースのみで5100万ほど賞金加算するなど14位まで順位上昇。
これらの結果を受けて前回12位キンシャサノキセキが15位まで後退も12位~15位は2000万円以内の僅差に収まっている。
前回21位ジャスタウェイはG1皐月賞に1番人気ダノンザキッドが出走し大幅な獲得賞金も期待されたが、ダノンザキッドは15着に大敗。直後の日曜中山最終レース3勝クラス特別で勝ち馬を出すなど週間2勝で19位に順位を上げて20位以内には復帰したがダノンザキッドの今後も含め4月半ば段階ではあるがトップ10内を狙うには非常に厳しい状況となった。
スペシャルウィークは日曜阪神の障害未勝利戦で勝ち馬が出て本年初勝利し産駒デビューの03年から19年連続となる中央勝利を継続。現在の順位は155位で通算勝利回数は863、中央在籍の現役産駒は4頭。
・11位以下産駒重賞勝利種牡馬
21位(27位)シニスターミニスター(2億7245万円)(16勝)
テーオーケインズがアンタレスSを勝利
本年重賞初制覇、通算8勝
重賞制覇は20年重賞葵Sラブカンプー以来
テーオーケインズは中央重賞初出走・初制覇(地方実施重賞の20年G1東京大賞典6着)
産駒のアンタレスS制覇は初めて、産駒による中央ダートG3重賞7レース目の制覇
45位(91位)スズカマンボ(1億1077万4000円)(2勝)
メイショウダッサイが中山グランドジャンプを勝利
G2阪神スプリングジャンプ メイショウダッサイ以来の本年重賞2勝、通算10勝
メイショウダッサイは20年G3小倉サマージャンプ・G2東京ハイジャンプ・G1中山大障害、21年G2阪神スプリングジャンプ以来の重賞5勝目、中央障害G1完全制覇を達成
産駒の中山大障害制覇は初めて
メイショウダッサイは重賞5勝目でメイショウマンボの4勝を上回り産駒重賞単独最多勝
本年G1初制覇、で20年から2年連続G1制覇、G1通算6勝
G1制覇は20年G1中山大障害メイショウダッサイ以来
◆中央競馬歴代勝利数1000以上種牡馬
1位サンデーサイレンス2749勝
2位ディープインパクト2387勝(3)
3位キングカメハメハ2006勝(3)
4位ノーザンテースト1757勝
5位ブライアンズタイム1711勝
6位フジキセキ1527勝(0)
7位クロフネ1448勝(3)
8位サクラバクシンオー1435勝(0)
9位ライジングフレーム1379勝
10位パーソロン1272勝
11位ヒンドスタン1258勝
12位ハーツクライ1218勝(3)
13位マンハッタンカフェ1152勝(0)
14位トサミドリ1135勝
15位ステイゴールド1128勝(0)
16位ダンスインザダーク1110勝(0)
17位ダイワメジャー1096勝(3)
18位シンボリクリスエス1069勝(0)
19位ネヴァービート1064勝
20位トニービン1054勝
21位アフリート1040勝
22位ゴールドアリュール1032勝(0)
23位チャイナロック1012勝
アグネスタキオン967勝(0)
ネオユニヴァース914勝(0)
ロードカナロア538勝(3)
ハービンジャー486勝(0)
ルーラーシップ468勝(2)
キンシャサノキセキ411勝(0)
へニューヒューズ325勝(1)
オルフェーヴル318勝(3)
キズナ190勝(2)
エピファネイア126勝(2)
モーリス57勝(0)
ドゥラメンテ56勝(1)
※2021年4月18日現在
◆今週の重賞
●マイラーズC(G2 阪神芝1600m)
●フローラS(G2 東京芝2000m)
●福島牝馬S(G3 新潟芝1800m)
◆他OP特別
●阪神
なし
●東京
オアシスS(L・ダート1600m)
●新潟
なし