●1位(1位)ロードカナロア(4億1489万1000円)(19勝)
獲得賞金4億円突破で首位をキープしましたがディープインパクトがいよいよ差を詰めて来たという状況に。色々な見方はあると思うのですが詰められたといっても2700万程度詰められたもので依然として首位で結局はディープインパクトに抜かれるわけなので。1月は常に首位を走って月間トップでもありここまでは良くやっているかと、アーモンドアイやサートゥルナーリアが抜けた年度の初月ですし。
先週はレッドルゼルが根岸Sを勝利して産駒のダート重賞初制覇とこの辺りも本年序盤のロードカナロア絶好調を示すような結果でフェブラリーステークスでディープインパクトが賞金加算なし(出走自体なし?)となりそうでレッドルゼルがもう1ハロン我慢すれば、その時点でリードをしても結局は負けるはずですが。ステルヴィオはもうダート使わないですかね、今回の条件を考えれば良く走ったと思うのですが芝の方がやはり良いようなので。
今週の重賞はG3きさらぎ賞とG3東京新聞杯
きさらぎ賞にはディオスバリエンテが登録。母ディアデラノビアの産駒で関西に入りそうな血統ですが関東、といっても堀厩舎なのでそう劣ることもなさそう、堀厩舎の遠征は微妙でしょうか。
さほど強くないと見ていて勝たれることも多い世代限定重賞ですが新馬1戦1勝で開催12日目で相当荒れているであろう中京適正などよりも新馬戦勝利時の2着ボーデンが先週アレなわけでボーデンのコメでも初戦は相手も強かったというなものが。初戦も石橋脩でしたがどこでスイッチするか今年は短期免許の外国人騎手も難しそうでクリストフはグラティアスでしょうし「使い分けでクラシックなど出さない!」ということを平気でやって来ますから。この馬もノーザン生産馬で世代重賞をノーザン生産馬が連勝中、ただし登録13頭中8頭が該当するので。
東京新聞杯はサトノウィザードが登録。前走OP(L)ニューイヤーS4着ですが普通に考えれば厳しいかと。3勝クラス大原Sがレイパパレの2着、変な乗り方をして3勝クラス立雲峡Sを勝利するなど嵌れば勝ちそうにも思えますがその鮫島兄継続で根岸Sタイムフライヤーも走った今月で終了の松国厩舎なども微妙。要は追い一手で伸ばすしかないのでそれで勝つかどうかだけでしょう、マイル版シヴァージみたいなものでしょうか?
●2位(2位)ディープインパクト(3億9028万6000円)(20勝)
先週は9勝加算で一気に突き抜けた印象もあるのですが実際にはまだ2位で、加算自体も1億1000万程度とディープインパクトとしては少ないとしても良く9勝した割にも少ない獲得賞金ではあったと。
日曜東京の芝レースを全勝したりフィエールマンの全妹やらフォイヤーヴェルクの全弟が勝つなど3歳も更にガンガン勝ちだしているのでこの辺りは好材料でしょう。エクランドールはともかくグレートマジシャンの方をフォイヤーヴェルクの下扱いするのもなんですがフォイヤーヴェルクも重賞勝ち馬なので。ナイトマジック産駒は全てディープインパクトでなんというか手堅いことは確か。エクランドールの方はきょうだいすべて新馬勝ちでこちらもフィエールマンの成績が飛び抜けているだけで基本手堅いという印象。ラストヌードルが初戦だけあまりにも切れすぎてそのイメージが強いというか3着フィリアプーラもかなり切れたレースのようですが。ポタジェやら色々あると思うのですが総合記事にあるということで省略。
きさらぎ賞はヨーホーレイクとランドオブリバティが登録。きょうだいの新馬勝ちといえば母クロウキャニオンのヨーホーレイクとなりますがこの2頭がホープフルステークス以来でランドオブリバティは皇成が悪いようなムードですがやったのはヨーホーレイク豊さんの方で、また隣にならなければ良いのですが。
どちらも普通に乗ればというところですが豊さんが全く乗れていませんしランドオブリバティも決してあのような馬ではないはずですが競走中止後の一戦で遠征して初の左回りなど今度は内ラチに突っ込んでしまう恐れも?
毎年の様に書いている気もしますがディープインパクト産駒の強いレースで11年トーセンラー、12年ワールドエース(2着ヒストリカル・3着ベールドインパクト)、14年トーセンスターダム、16年サトノダイヤモンド(2着レプランシュ・3着ロイカバード)、19年ダノンチェイサーで過去5勝うち1着~3着独占2度、他に18年グローリーヴェイズなど2着3回などとにかく強さを見せるレースですがそれも得意の京都芝1800mの話で
20年12月に開催があった1回中京12日目で荒れた芝でディープインパクト産駒は?距離2000m自体は問題ないでしょうけど。言う割に近年はクラシック勝ち馬が出ないレースで11年3着オルフェーヴルぐらいですかね、この年もイレギュラーな年度で東京の皐月賞だったり阪神のスプリングSを勝ったのがオルフェーヴルであれほどの馬が3着になるようなレースだったので。今年もメンバーは揃っていますがホープフルステークスワン・ツーもここからは始動しませんし本番はそこらに任せてここはノーザン生産馬でそこよりも下のランクで獲ろうとしているのかも、ランドオブリバティは社台F産で社台グループオーナーズ馬ですが。
東京新聞杯はヴァンドギャルド、エントシャイデン、サトノアーサー、サトノインプレッサが登録しトラインが登録時1/2で出走可能の決定順17位。
このレースも産駒は非常に強く14年2着エキストラエンド・15年1着ヴァンセンヌ・16年1着スマートレイアー2着エキストラエンド・17年2着プロディガルサン・18年2着サトノアレス・19年2着レッドオルガ・20年1着プリモシーンと7年連続連対中らしく本年もこれだけ出ていれば連対ぐらいはするだろうと。ヴァンドギャルドは凄まじく前が壁にさえならなければ今年こそ、サトノインプレッサも某御守りをやらされてから迷走していますね。
きさらぎ賞と東京新聞杯なので伸ばすとは思うのですが、きさらぎ賞が例年と全く違いますし
今週でディープインパクトがトップに立つとは見ていますが
●3位(3位)キズナ(2億4488万6000円)(17勝)
3位をキープしましたが下位と差が詰まって来たので一気に落ちても不思議ではない状況。4位~6位種牡馬が一気に上げてくるよりもキズナの父でもあるディープインパクトがそれを重賞で防ぎそうな週間なので上位ではまだ踏ん張るでしょう。
きさらぎ賞にはアクセルが登録でスローのG3京成杯8着からで、このような人気薄で勝つのもキズナ産駒ですがとりあえず無理でしょう。そもそも新馬戦が7番人気で逃げ切りとこの辺りからして。
東京新聞杯は産駒登録なし本年から産駒出走可能ですが東京で重賞勝ち馬も出てなく、ここまでの傾向からはあまり良くないですかね。競走成績からは東京・京都のイメージですが産駒の重賞成績は中山が良いようで。
●4位(6位)ルーラーシップ(2億3383万7000円)(13勝)
OP(L)クロッカスSで勝ち馬ストライプを出して混戦を突き4位に。クロッカスSを勝ったところでどうとも思えませんが昨年の勝ち馬は先週のG3シルクロードSでも3着したラウダシオンでG1NHKマイルカップも勝利と全く無視するのもどうかと。
今週の重賞は登録馬なし。
●5位(4位)オルフェーヴル(2億2569万1000円)(12勝)
またルーラーシップとの争いになりそうな本年ですが先週は未勝利1勝でオルフェーヴルが後退。といってもこの差で先は長いですからどうなるか全くわかりません。
今週の重賞はきさらぎ賞にOP(L)アイビーS2着、G2京都2歳S2着のラーゴムが登録。アイビーSの方は加害馬で2着したようなもので前走は重賞といってもかなりレベルは低い感じだったので、よほど荒れ馬場が合うといったことでもない限り難しいかと。
●6位(5位)ハーツクライ(2億2427万8000円)(8勝)
ハーツが6位で1月を終えたのですが出遅れるシーズンがなかったわけでもなく、下位から上げて2月以降3位以内で推移するというのならば現状からは通常のハーツと思えるのですが、既にG3中山金杯・G3京成杯と重賞2勝でそこから未勝利週連続で6位まで落ちたのがどうなのかと。
とはいえ3位キズナまで僅差で1月の推移も未勝利週連続からのスタートで2重賞をそこから勝てばまた印象も違ったといった類で終わってみれば昨年同様3位になることも容易に想定され、まだ推移を見定めた方が良い段階だとは思います。
先週はG3根岸Sでタイムフライヤーが3着と芝G1勝ち馬でダートG3重賞も勝利している馬に対してなんですがこれでも良く走った方だと。明らかに東京ダート1400m向きではないですしフェブラリーステークスで距離延長になれば条件は更に良くなるのでしょうけど根岸Sよりは良いというだけで前回書いたようにワンターンの東京自体が向かず先行すれば差され小回りダート1700mで差し切るような競馬が出来ないのではないかと。昨年のフェブラリーステークスと同じ様な負け方をして20年フェブラリーステークス4着ワンダーリーデル・5着タイムフライヤー、21年根岸S2着ワンダーリーデル・3着タイムフライヤーと結局ここまでかと。昨年と違いチャンピオンズカップから直行ではなく1走挟み、これだけ走ったことから上積みもなくなり相手が多少なりとも上がるでしょうから次も狙いたくはないとでもすべきかリーディングサイアー記事視点としてはハーツ上昇の特効薬にタイムフライヤーはならないかと。後は解散厩舎のなんらかがあるかだけでしょう、名馬を散々壊して来た厩舎なのでないとは思いますしフェブラリーステークスが人事の入れ替わりとなる2月最終週でもないので。
きさらぎ賞には産駒登録なし。1勝の収得賞金400万という組も数頭登録していますがハーツの2勝馬が世代では現時点でG3京成杯勝利のグラティアスだけ、終わってみればそうでもなかった昨年の3歳世代と比べるのも良くないのですが今年も3歳はそれほど良くないのでしょう。昨年はサリオスが出たのですが。
東京新聞杯は昨年2着のシャドウディーヴァが本年も登録。その後は未勝利ですが昨年のG2府中牝馬Sは8頭立て6番人気で2着し1着は7番人気のサラキアという酷いレースだったのですが、そのサラキアが嵌めただけとはいえ女王杯や有馬記念でも2着だったので。シャドウディーヴァ自身も女王杯からというローテは昨年と同様で女王杯15着の昨年に対し女王杯8着からの本年なので。
カテドラルも登録され左回り良さそうなのですが夏季に強い、これは夏季に強い馬などいるわけなく「夏季の弱さ度が自己比で低く他馬に比べると多少低い」というのが実情でしょうけど2月実施ですし、今週は比較的温暖なようですがそれでも。夏にこのメンバーでやって走る保証も全くないですが。
●7位(7位)エピファネイア(1億8791万3000円)(8勝)
先週も特別戦勝ち馬が出てこの辺りの順位で推移と序盤の現段階やトップ10内に本年も入れば良いというだけの見方ならばこれでも良いのでしょうが同期のキズナに本年もここまでリードされていますし、もう少し上位で戦ってほしいのが本音ですが。
それを裏付けるということでもないのですが今週の重賞には産駒登録なし。デアリングタクトが金鯱賞スタートでアリストテレスが天皇賞(春)の前に1走挟むということなので重賞で大量獲得賞金の見込みも合って古馬勢もこれから更に勝ち上がって来るでしょうから上がり目も多いとは見ていますが。
昨年デアリングタクトが勝利したOP(L)エルフィンSにはディヴァインラヴが登録
シーズインクルーデッドの系で古馬・牡馬寄りとしたようにも思うのですがサンデーウィザードやヒーズインラブがおじのSS系に良績ありといったもので、ディヴァインラヴもまだ1勝なのでその見立てで良いのかも知れませんが本年もここから勝ち馬が出ればそうも言っていられなくなりそうで。
登録メンバーからは豊さんがエリザベスタワーに割と気があるようでこの辺りかと、世代の牡馬でシュネルマイスターも出すキングマン産駒なので3歳マイル戦線となるのかそのカテで注目種牡馬なのかも知れません。
●8位(8位)ヘニーヒューズ(1億6847万3000円)(13勝)
昨年より良い状態で推移と総合記事でやって、それ自体はその通りなのですが結果的に少し盛ったというか総合記事で精査しきれずそこは週中でやれば良いのですが単純に昨年の1月開催がアメリカジョッキークラブCや日経新春杯までの週間で本年はシルクロードS・根岸Sまでが1月という4週実施なのか5週実施なのかという差で、いうほどヘニーヒューズも良くはなかったかと。
単純比較で数字も良いですしダート戦の多いこの時期なのでその辺りも好成績に繋がっているのでしょう。そのダート重賞、フェブラリーステークスのプレップG2東海Sは産駒出走なし、G3根岸Sは1頭出走で最下位とこの辺りがヘニーヒューズの弱さともいえますがそれでいて昨年トップ10入りし現在もこの位置にいるのが不思議というかヘニーヒューズの強さ。
先週はタガノビューティーが3勝クラス特別を勝ちましたが、まだ3勝クラスだったのかという重賞・OP特別好走実績ありの馬で和田竜二や松山弘平騎乗時は勝たず石橋脩のみで勝っているようですが。左回りや東京コースが合うだけとも思われますが。
きさらぎ賞と東京新聞杯は例の如く産駒登録なし。
●9位(11位)キングカメハメハ(1億5290万1000円)(8勝)
4勝加算であっさりトップ10内復帰となったのですが3勝クラス特別美濃S勝利のヒートオンビートが着順変更なしで騎手が停止。今更パトロールフィルムを見ましたが当然やってはいるのですがミルコも結構入って来ているようなところに被害馬が入ってしまったかなと、被害馬は入ってしまっただけで当然悪くなく脚勢からも制裁の内容も妥当でしょう、勝ち馬が決定的な不利を受けたわけでもないので勝っていますし勝ち馬も最後寄せていますね。
制裁内容は妥当ということでキングカメハメハも漸く出て来たといったところでしょうか、かつてのチャンピオンサイアーで歴代でも3番手の種牡馬ですからまだまだ低いともいえますがトップ3に入るという状況ではない晩年なのでこの程度であろうと。
きさらぎ賞は産駒登録なし。3歳世代は粒が揃っているなという2歳戦線と見ていたのですが2戦目以降伸び悩むというか全部グロリアムンディの某先生ということで。ホウオウアマゾンなどハナから大したことないというかこれまで何度も書いたようにこのタイプは早期に回収するタイプの優秀な馬ということでダメでもないのですがクラシックやリーディングの獲得賞金源という意味ではイマイチというだけで。牝馬もククナがひょっとしたらソダシ食うような勢いのシンザン記念がダメでアールドヴィーヴルが最後の砦のようなところもあるのですが厩舎がちょっと・・・ということでクイーンCの結果待ちなのですが無理でしょう、昨年でいえばアカノニジュウイチ的役割を担ってしなうかも。グロリアムンディもククナもパンパンの良ならとも思えますがキングカメハメハ産駒なのでそこで泣くとはあまり、テンカハルなどもどうなるのか行方は見えず。
東京新聞杯はダイワキャグニーが登録で左回りオンリーというか東京オンリーなので負担重量58キロでマイル対応するかだけでしょうか。3歳のレースで相当速い時計が出た開幕週東京の芝だったので渋った方がダイワキャグニーには良いとも思われますしマイルの時計勝負には向かないはずなので。
産駒のトゥザグローリーが父のカラテが条件戦連勝中でこちらが鞍上込みで穴人気に無理やりさせられそうな気もショウリュウイクゾの団野大成と同じく35期生の菅原明良想定で馬名がなんか面白いとかその程度でしょうし東京でも勝っていますがダービー卿チャレンジトロフィー向きのような実績にも思えるので。
母父部門では依然として1位ディープインパクト2位シンボリクリスエスで3位にキングカメハメハが浮上
くだんのヒートオンビートが母父ディープインパクトで母父キングカメハメハはボーデンなど3頭が勝利、ハービンジャー産駒でさほど強くない、この「さほど強くない」が結構強かったりする新発見も。
●10位(15位)ダイワメジャー(1億2973万4000円)(7勝)
本年はトップ10陥落とも思えるような出足でしたが先週5勝加算でトップ10入り。さすがにもうステゴ・ハービンジャー・ゴールドアリュールといったこともなくこれらは現在30位台であるようにやられるならモーリスかドゥラメンテもしくはダノンザキッドのジャスタウェイか昨年僅差で11位のキンシャサぐらいでしょうし今回10位に浮上したからということでなくダイワメジャー優勢と見るべきでしょう。
後出し云々ではなく1月終了時の集計で順不同ですが昨年のトップ10種牡馬が上位10頭を占める形となりましたので
1位(2位)ロードカナロア
2位(1位)ディープインパクト
3位(8位)キズナ
4位(6位)ルーラーシップ
5位(4位)オルフェーヴル
6位(3位)ハーツクライ
7位(9位)エピファネイア
8位(10位)ヘニーヒューズ
9位(5位)キングカメハメハ
10位(7位)ダイワメジャー
( )内が昨年の最終順位で順不同というか1頭も合致していないのですが早い段階で首位交代しますのでそこがまず昨年と同じ順位になってくるかと、ここが1番意外な滑り出しでもあったのですが。
今週の重賞には東京新聞杯にショウナンライズが登録。リステッドレース勝利などもありますが2桁着順続きの状況で着順の割には負けていまいのですがこれだけ不振が続くと、明らかに1400m向きですし昨年のG2京王杯スプリングCも2桁着順といっても10着(13頭立て)勝ったダノンスマッシュとは0秒8差で逃げ勝ったダミアン・レーンが逃げて嵌めたようなレースなので。出走しないかも知れませんし明けて8歳と上積みも考え難いですかね。
通算勝利回数の歴代順位に変動はありましたが総合記事内にあるので省略ということでクロフネとダイワメジャーですね。
上位10頭の順がこのまま行くとは思えませんがこのようなメンツで推移していく本年と思われます。先に書いた通り昨年とほぼ同一になって来たといえるでしょう。
●今回は以上です
以上