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中央競馬総合リーディングサイアー(1月17日現在)

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◆ランキングデータ

 

 

◆重賞勝利種牡馬

日経新春杯 ショウリュウイクゾの父オルフェーヴルは21位⇒5位

京成杯 グラティアスの父ハーツクライは3位⇒3位

愛知杯 マジックキャッスルの父ディープインパクトは2位⇒2位

 

 

1位(1位)ロードカナロア(2億9238万5000円)(14勝)

勝利数10突破

ゲンパチミーティア(未)、スティクス(未)、タマモティータイム(2勝クラス・小郡特別)、バルドルブレイン(新)、モズレジーナ(2勝クラス・響灘特別)で5勝

先週は小郡特別・響灘特別で2勝クラス2勝、新馬、未勝利2勝の5勝。勝利回数10突破。

G3京成杯の2番人気タイムトゥヘヴンは2着。前走は2歳12月の今回と同じく中山芝2000m未勝利戦を2着に8馬身差の圧勝。勝ち馬が強かった中で今回も良く走っているが前走よりも勝ち時計は遅くテンにラップを落としすぎた嫌いも。

G3愛知杯の12番人気ドナウデルタは13着。1400mベストといった実績で1600m戦のリステッドレース勝利もあるがマイル超の距離には初出走。解散間近の名門厩舎所ゆかりの血統馬でそのような意味合いの出走もあったと思われる。

OPジャニュアリーSでは4番人気ロードラズライトが3着同着。同着ではあったがOPクラスの3着内は今回が初めて。

2勝クラス小郡特別では1番人気に応えてタマモティータイムが勝利。小倉開幕日の馬場で1枠2番を生かし2着に3馬身半差の逃げ切り、特別戦は今回初勝利。この勝利で南井調教師が通算400勝達成。

土曜小倉最終レース牝馬限定2勝クラス響灘特別では4番人気モズレジーナが勝利。20年5月京都の1勝クラス以来の勝利で特別戦は初勝利。

日曜小倉5レース新馬戦では4番人気バルドルブレインが勝利。1週前に中京の新馬戦を非当選となってこちらに回りデビュー戦を勝利。

土曜小倉3レース未勝利では単勝1.6倍の1番人気に応えてゲンパチミーティアが勝利。2歳11月阪神のデビューで芝・ダートの1200m・1600m戦で使われいずれも3着しダート1000m戦に回って2着に3馬身差の勝ち上がり。

日曜小倉2レース未勝利では4番人気スティクスが3戦目で勝利。前走は10着と敗れていたが過去2戦のダートから芝に転じて初勝利。

重賞勝ち馬はなかったがG3京成杯では2着馬を、特別戦勝ち馬も複数出て10勝突破1番乗り。3週目の集計で初めて週間1億円ベースを割り込み3億円突破はならなかったが前回から8000万円ほどの加算があり、先週は重賞勝ち馬を出したディープインパクト、ハーツクライを離して首位キープは変わらず。

先週は土曜4勝・日曜1勝で全て小倉での勝利となった。

 

 

2位(2位)ディープインパクト(2億1243万7000円)(8勝)

イズンシーラブリー(未)、ディスモーメント(1勝クラス)、ディープモンスター(1勝クラス・梅花賞)、マジックキャッスル(G3・愛知杯)で4勝

賞金2億円突破

先週はG3愛知杯、梅花賞など1勝クラス2勝、未勝利で4勝。

G2日経新春杯の6番人気サトノソルタスは5着、入着は果たしたが直線捌き切れないようなところもあり消化不良ともいえる結果に。8番人気サトノインプレッサは7着、昨年のG1菊花賞12着以来で前走は間隔の詰まったローテや距離なども不適と思われそこから着順を上げたが入着には届かず。1番人気アドマイヤビルゴは10着、古馬混合戦も含めリステッドレースを2勝している明け4歳馬だが2度目のG2重賞挑戦でまたもや勝ち切れず今回は初めて2桁着順に敗れてしまった、セレクトセール出身の超高額落札馬ということから人気先行といった面も否めないか。11番人気レクセランスは15着、前走G1菊花賞16着以来でそこからの変わり身も見られず重賞戦線での苦戦は続く。

G3愛知杯では2番人気マジックキャッスルが勝利、昨年のG1秋華賞デアリングタクトが無敗で牝馬三冠を決めたレースの2着馬で今回はそれ以来のレースとなったが大外18番枠からゴール前で2着馬をクビ差捉える差し切り、20年G1秋華賞など重賞2着はこれまで3回あったが19年7月福島の新馬戦以来となる通算2勝目を挙げ最強の1勝馬候補という看板も返上した。6番人気ランブリングアレー2着で産駒ワン・ツー、こちらはG3ターコイズS6着からで距離延長もプラスとなったようだが昨年の3歳G1で好走して来た4歳馬の決め脚に屈しあと僅かのところで重賞初勝利を逃した。10番人気サトノガーネットは5着で連対2頭を含む3頭が入着という好結果に、19年G3中日新聞杯勝ち馬でその後は勝利から見放されているが実績のあるコースで入着。3番人気サトノダムゼルは6着、前走OP(L)ディセンバーS2着から負担重量も53キロと軽ハンデに思えたが直線伸び切れず。1番人気センテリュオは11着、昨秋G2オールカマー1着からG1エリザベス女王杯でも5着入着と好走しそれ以来の競馬、ルメール騎手ということもあって人気を集めたが年明け初戦の10キロ増も影響したか道中後方に置かれ直線追い上げたが2桁着順と敗れた。5番人気レッドアステルは12着、前走3勝クラス甲斐路S1着から3歳時の19年G1桜花賞14着以来の重賞出走は輸送なども堪えたか同厩舎の勝ち馬とは明暗を分ける結果に。

日曜小倉メインOP門司Sでは7番人気スズカフロンティアが5着。前走は昨年の最終日に3勝クラスフォーチュンCを15番人気で勝利、キャリア2戦目の16年2歳10月萩S以来のOPクラス出走は後方からの競馬も入着は果たした。

1勝クラス梅花賞では1番人気に応えてディープモンスターが勝利。前走2歳1勝クラスエリカ賞2着から特別戦勝利。梅花賞は14年ヤマノウイザード、16年アドマイヤダイオウ、19年サトノラディウス、20年ブルーミングスカイから産駒による3連覇達成の5勝目。通常は2回京都1日芝2400mの3歳1勝クラスとして実施されていたレースで条件は変わったが得意のレースで本年も産駒が強さを示した。

日曜中山6レース1勝クラスでは5番人気ディスモーメントが勝利。初勝利は19年4月京都の3歳未勝利芝2400m戦、今回は中山ダート1200m戦を最内枠からゴール前で差し切り。

日曜中山5レース牝馬限定未勝利では1番人気に応えてイズンシーラブリーが2戦目で勝利。母はOP特別2勝を含む7勝のブルーミンバーできょうだいも全て中央で複数回勝利するなど、大物を出すとは言い難いが堅実に走ってくる一族の牝馬が順当に勝ち上がり。

先週はG2日経新春杯では人気馬が走らず大幅な獲得賞金とはならなかったがG3愛知杯ではワン・ツーを決めるなど好調といえる週間で前回から1億100万ほど加算し獲得賞金2億円突破。まだロードカナロアには届かず重賞ワン・ツーを決めた週間の割には差も詰まらなかったが徐々に調子も上げている。

 

マジックキャッスルが愛知杯を勝利

本年重賞初制覇で産駒デビューの10年から12年連続重賞制覇、通算249勝

重賞制覇は20年G2阪神Cダノンファンタジー以来

マジックキャッスルは7度目の出走で重賞初制覇(20年G1秋華賞など過去重賞2着3回)

産駒の愛知杯制覇は初めて

2着ランブリアンレーで産駒ワン・ツー、重賞ワン・ツーは20年G2オールカマー1着センテリュオ・2着カレンブーケドール以来

 

 

3位(3位)ハーツクライ(1億9291万1000円)(8勝)

オメガロマンス(新)、ハーランズハーツ(1勝クラス)、グラティアス(G3・京成杯)で3勝

先週はG3京成杯、1勝クラス、新馬で3勝。

G3京成杯では1番人気に応えてグラティアスが勝利。2歳10月東京の新馬戦以来3ヶ月ぶりとなる出走で、初戦はスローを逃げ切り相手が後ろから来るとそこからやる気を見せるといった幼さも感じさせる勝ちぶり今回は10キロ増の出走で番手から抜け出し2着に2馬身半差の完勝と心身ともに成長を窺わせた。

G3愛知杯の7番人気カセドラルベルは8着、OPクラスまでは着外なしで順調に来たが牡馬相手にG2戦などの出走もありこのところ苦戦が続いている。もう1頭出走の15番人気リンディーホップは15着、前走3勝クラスユートピアS勝利から3度目の重賞挑戦となったが過去2戦と同様の2桁着順に終わった。

土曜中山メインOPカーバンクルSでは12番人気ノーワンが5着。19年G2フィリーズレビュー勝ち馬でその後は連敗中だが20年G2セントウルS11着以来4ヶ月ぶりの競馬で入着と好走。

日曜小倉8レース1勝クラスでは5番人気ハーランズハーツが勝利。昨年8月小倉の3歳未勝利戦1着以来5ヶ月ぶりの出走となったが休養を挟む形での連勝。

土曜中山6レース新馬戦では単勝1.7倍の1番人気に応えてオメガロマンスが勝利。2着馬をハナ差で抑え後方からの差し切り。全姉に14年G1オークス、18年G3レッドカーペットHなどで国内外重賞勝利のヌーヴォレコルト。この勝利で横山武史騎手が通算200勝達成。

上位2頭も好調な週間で順位は変わらなかったが重賞勝ち馬を出し本年は早くも重賞2勝目。昨年芝平地重賞では1勝に終わってしまったがそれを1月の段階で既に上回った。

 

グラティアスが京成杯を勝利

G3中山金杯ヒシイグアス以来の本年重賞2勝、通算64勝

グラティアスは重賞初出走・初制覇でデビューから2戦2勝

産駒の京成杯制覇は13年フェイムゲーム以来の2勝目

グラティアスの半姉レシステンシアは19年G3ファンタジーS、G1阪神ジュベナイルフィリーズで現・重賞2勝、きょうだい重賞制覇を達成、半兄ミッキーブラックは重賞未勝利だが18年芙蓉SでOP特別勝利

 

 

4位(4位)キズナ(1億5975万5000円)(9勝)

ソングライン(OP・L紅梅S)、チョーズンワン(1勝クラス)、ホウオウルバン(未)、レジェーロ(OP・カーバンクルS)で4勝

獲得賞金1億円突破

先週はOPカーバンクルS、OP(L)紅梅SでOP特別2勝、1勝クラス、未勝利で4勝。

G3京成杯では11番人気エイカイファントムが6着、前走2歳1勝クラスエリカ賞は勝ち馬から0秒4差だったが8頭立て7着という結果で現状は妥当な結果となるだろうか。9番人気アクセルは8着、2歳12月阪神の新馬戦1着から挑んだが馬場なども合わなかったか逃げ切った初戦とは違い後方からとなって伸び切れず。8番人気ラカンは10着、5戦目で秋の福島未勝利戦を勝ち上がりそこからの出走となったが1勝馬のみのメンバーとはいえここは相手も強かったか。昨年は初年度産駒クリスタルブラックが勝利し産駒による連覇も懸かっていたが本年は出走3頭が全て着外に敗れた。

G3愛知杯では14番人気アブレイズが4着。昨年のG3フラワーC勝利後はG1レースなどで2桁着順を続けていたが人気薄から好走。

土曜中山メインOPカーバンクルSでは10番人気レジェーロが勝利。51キロの軽ハンデではあったがOPクラスで初勝利。3歳1勝クラスかささぎ賞は8番人気、重賞葵Sでは11番人気2着などもあり連続2桁着順から今回も2桁人気での一発。

OP(L)紅梅Sでは1番人気に応えてソングラインが勝利。前走2歳11月東京の未勝利戦を好時計で勝ち上がりそれ以来の出走。G3函館2歳S勝ち馬リンゴアメの出走もあったが大半は1勝馬というメンバー、それでも馬場の内目から力強く抜け出し2着に3馬身差の完勝で桜花賞戦線における有力候補の1頭として数えられるだろう。

土曜中山8レース1勝クラスでは1番人気に応えてチョーズンワンが勝利。中山ダート1800m戦では2戦2勝、今回は3着まで同タイムのクビ・ハナ差というゴール前の接戦を差し切り。

土曜中山2レース未勝利では1番人気に応えてホウオウルバンが3戦目で勝利。2歳11月東京のデビュー戦で3着、前走はG3京成杯にも出走したタイムトゥヘヴンから離された11着と敗れたが初ダートの今回2着に2馬身差で勝利した。

先週はOP特別2勝など好調で前回から6800万ほどの加算で獲得賞金1億円突破。上位常連種牡馬が重賞勝ち馬を送り出し例年と同様のランキングになりつつあるがその中で産駒デビュー3年目の現状では2世代による戦いのキズナがトップ5に割って入る健闘を見せている。

先週は土曜中山が4頭出走でOP特別を含む3勝、中京でも3歳OP特別勝利となったが、日曜はG3京成杯で出走馬が全て着外になったのをはじめとして好調週の中でもう一つ伸びを欠く結果に終わった。

 

 

5位(21位)オルフェーヴル(1億4080万1000円)(6勝)

ウォーターアンク(未)、クーファピーカブー(1勝クラス)、ショウリュウイクゾ(G2・日経新春杯)、スライリー(1勝クラス・菜の花賞)、ロスコフ(未)で5勝

賞金1億円突破

先週はG2日経新春杯、菜の花賞など1勝クラス2勝、未勝利2勝の5勝。

G2日経新春杯では7番人気ショウリュウイクゾが勝利。前走20年10月の3勝クラス関ヶ原S8着以来の3ヶ月ぶりという格上挑戦で左回りや中京が得意というタイプでもなく3勝クラス特別でも今回2着したミスマンマミーア、1番人気に推されたアドマイヤビルゴにも先着を許す2着となっていたが53キロというハンデも生かし一気にG2重賞制覇まで突き抜け鞍上の団野騎手と人馬ともに重賞初制覇。

3歳牝馬限定1勝クラス菜の花賞では8番人気スライリーが勝利。2歳6月東京の新馬戦で早々に勝ち上がったがG3札幌2歳S、1勝クラス赤松賞では勝負にならず人気も落としていたが年明け初戦の今回は初の中山出走で直線切れ味を発揮し鮮やかに差し切った。

日曜小倉3レース1勝クラスでは6番人気クーファピーカブーが勝利。再転入馬で中央では今回初勝利、転出以前も2着4回・3着2回と好走歴は多くコース実績もあった小倉ダート1000mでの勝利となった。

日曜小倉1レース牝馬限定未勝利では7番人気ウォーターアンクが3戦目で勝利。初戦は2歳7月の阪神芝、前走は10月の京都でいずれも2桁着順に敗れ今回も8頭立て7番人気と人気はなかったが後方から差し切って初勝利。

日曜中京2レース未勝利では5番人気ロスコフが4戦目で勝利。2歳7月福島のデビューで当初は上位入着を果たしていたが前走は2桁着順、ここからダートに転じたのが功を奏したか2番手から早目に抜け出し2着に4馬身差の勝ち上がり。

先週土曜は中山で1勝も小倉では1番人気馬がメインレースの3勝クラス虹の松原S、最終レース2勝クラス響灘特別で着外に敗れるなど開幕からの2週に続き不振から脱せないといった様相だったが、日曜は小倉1レースでいきなり勝ち馬が出て午前中だけで3勝、中京メインではG2日経新春杯勝ち馬も出るなど週間5勝と一気に不振を払拭し前回から1億1400万ほどの加算で獲得賞金1億円を突破。トップ10内に入らないどころか20位以内にも入っていなかった状態から一気に5位まで浮上し昨年4位まで躍進した勢いを取り戻したか。先週1番人気馬は2頭とも特別戦で敗れ勝ち馬5頭は実施順に8・7・5・6・7番人気と人気薄から勝ち上がったもので、この辺りもオルフェーヴルらしさといえるだろう。

 

ショウリュウイクゾが日経新春杯を勝利

本年重賞初制覇で産駒デビューの2017年から5年連続重賞制覇、重賞通算16勝

重賞制覇は20年G3カペラSジャスティン以来

ショウリュウイクゾは2度目の出走で重賞制覇(19年G3京都2歳S5着以来の重賞出走)

産駒の日経新春杯制覇は初めて

母ショウリュウムーンは10年G3チューリップ賞、11年G3京都牝馬S、12年G3朝日チャレンジCで重賞3勝、その初子がショウリュウイクゾ、2番子ショウリュウハルは現3勝、3番子ショウリュウレーヴは現1勝とこれまで出走したきょうだいも全て中央勝利を記録している。

 

 

6位(5位)ルーラーシップ(1億2901万4000円)(8勝)

ウィンドリッパー(未)、エヒト(1勝クラス・呼子特別)、シューラヴァラ(未)、ビルボードクィーン(未)、ワールドウインズ(2勝クラス・宇佐特別)で5勝

獲得賞金1億円突破

G2日経新春杯の14番人気ロサグラウカは11着。距離を考慮してG3愛知杯ではなくこちらに回ったようだが結果は振るわず。

G3京成杯では7番人気ディクテイターが最下位12着。輸送なども堪えたのか昨年11月の未勝利戦からは14キロ減、前走は10キロ増だったのでそれを考えれば単純に大幅減とはできないが3歳1月という時期の成長度などを考えれば良い傾向とはいえなかったか。

G3愛知杯では8番人気ウラヌスチャームが3着、19年愛知杯は4着でその間に重賞2着やOP特別2勝などもある実力馬が昨年G1エリザベス女王杯13着の大敗からの一戦で変わり身を見せた。18番人気ディアンドルは10着、フルゲート最低人気からの出走で一時の不振からは脱したようだが短距離に実績のある馬でもあり注文競馬で先手は取れたが距離も堪えたか。

日曜中京最終レース2勝クラス宇佐特別では1番人気に応えてワールドウインズが勝利。道中競り込まれる展開で競った相手は最下位に敗れるレースを2着に1馬身1/4差で押し切った。

1勝クラス呼子特別では4番人気エヒトが勝利。前走はG3チャレンジCに挑戦したがG3戦でもレベルの高いメンバー構成で通用しなかったが自己条件に戻って芝2600mの特別戦を勝ち上がり。

土曜中京1レース牝馬限定未勝利では単勝1.2倍の1番人気に応えてビルボードクィーンが勝利。ダート1800mの限定戦ということもあってメンバー構成にもかなり恵まれ2着に5馬身差を付け初勝利。半兄に15年G2兵庫チャンピオンシップ、G3レパードSで中央・地方重賞制覇、15年G1ジャパンダートダービー2着のクロスクリーガー。

土曜中京2レース未勝利では3番人気シューラヴァラが12戦目で勝利。勝ち上がりにキャリアを要したがこれまで入着も8回あり初戦はヨカヨカの5着、2戦目はモントライゼの3着と世代の2歳OP特別・重賞勝ち馬相手に健闘していたもので遅ればせながら勝ち上がり、土曜中京は1レースからルーラーシップ産駒が連勝。

土曜中京5レース未勝利では3番人気ウィンドリッパーが4戦目で勝利。これまで好走は目立つものの勝ち切れなかったが今回は好位のインで脚を溜め直線抜け出し2着を半馬身振り切った。

先週の重賞出走馬は1頭3着となったが全般的には不振の週間、それでも中京では未勝利戦ながら3頭勝ち馬を出し、日曜小倉ではメインレースこそ落としたが特別戦2勝と週間5勝で好調の週間。前回からは5100万ほどの加算で獲得賞金1億円を突破。昨年終盤に大逆転を喰らったオルフェーヴルにまた逆転を許し順位を下げたがその差は僅か。本年もオルフェーヴルとは激しい順位争いになるだろうか。

 

 

7位(6位)ヘニーヒューズ(1億300万6000円)(8勝)

アメージングラン(1勝クラス)、マローネメタリコ(2勝クラス・頌春賞)、ララシャルロット(新)で3勝

賞金1億円突破

先週は2勝クラス頌春賞、1勝クラス、新馬で3勝。

日曜小倉メインOP門司Sでは2番人気サトノギャロスが3着。前走OP(L)ベテルギウスS3着から連続3着内と連対2頭からやや離されたものの後方から良く追い上げる好走を見せた。

2勝クラス頌春賞では5番人気マローネメタリコが勝利。前走は初となる関西エリアへの出走で5着に敗れていたが過去2勝し今回で3勝全てを記録した中山ダート1200mの勝ち上がり、特別戦は初勝利。この勝利で産駒中央通算300勝。

日曜中京7レース1勝クラスでは2番人気アメージングランが勝利。初勝利は地方交流戦で中央勝利は今回が初めて。

土曜中山4レース牝馬限定新馬戦では1番人気に応えてララシャルロットが勝利。2着にアタマ差の勝利となったが2着から3着は4馬身、3着から4着は10馬身と3着以下を大きく離してのデビュー戦勝利となった。

先週は特別戦を含む中山で2勝、中京で1勝の3勝。小倉では未勝利だったがOP特別入着馬や決して得意とはいえない芝レースで入着馬も複数出すなど悪い内容ではなく前回から4200mんほどの加算で獲得賞金1億円突破。順位は前回から1つ下げたが序盤から好調を持続しており7位ヘニーヒューズまでが現時点で獲得賞金1億円突破となっている。

 

 

8位(9位)エイシンフラッシュ(8818万9000円)(5勝)

アーデントリー(3勝クラス・虹の松原S)、ホーリーライン(1勝クラス)

先週は3勝クラス虹の松原S、1勝クラスで2勝

土曜小倉メイン3勝クラス虹の松原Sでは13番人気アーデントリーが勝利。今回で4勝中3勝が小倉、2歳時のOPフェニックス賞でも3着など得意コースで単勝オッズ120.4倍の高配当。

日曜小倉9レース1勝クラスでは2番人気ホーリーラインが勝利。19年6月東京の3歳未勝利戦以来の勝利となったが入着率は高く今回で10連続入着を果たす通算2勝目。

先週は土日に小倉で1勝ずつ勝利の2勝。重賞出走馬などはなかったが開幕週からトップ10内をキープし順位は前回の9位から8位と上昇も見せている。

 

 

9位(8位)モーリス(8356万8000円)(2勝)

インフィニタス(新)

先週は新馬で1勝。

G3京成杯のテンバガーは3着、2戦目となる2歳8月小倉の未勝利戦1着以来でこの内容ならばマズマズといえるだろうか、新馬戦はG3東京スポーツ杯2歳S・G1ホープフルSの勝ち馬ダノンザキッド1着、G3京都2歳S勝ち馬ワンダフルタウン2着、その3着がテンバガーというメンバー構成。3番人気タイソウは6着、全てが1勝の収得賞金400万円というメンバーで勝ち馬も同じく新馬戦1着からという相手関係ではあったが、先行し最後は力尽きて失速といった結果に。

日曜中京6レース新馬戦では3番人気インフィニタスが勝利。母は11年G3ファンタジーS2着のアンチュラス、近親に06年米G1CCAオークスなどのWonder Lady Anne L。

3歳重賞G3京成杯で入着馬を出し新馬戦で1頭勝ち馬も出たが順位は前回から1つ下げて9位に。2年目種牡馬の1世代という現状では3歳馬のみ出走という状況では大健闘しているとしても良いが本年トップ10入りを目指すということであれば、良いペースとはいえず上位常連種牡馬はそれだけ強い。

 

 

10位(19位)キングカメハメハ(7451万6000円)(2勝)

エアロロノア(2勝クラス)で1勝

G2日経新春杯では4番人気クラージュゲリエが3着。馬場入場後に落鉄し発走時間が遅れ他馬を待たせることになったが、鉄を打ち替えたということで自身にもかなりの不利は生じたはずだが上位入着と地力を見せた。昨年はサンデーサイレンスを降ろして母父部門でリーディングサイアーとなったが本年の日経新春杯は父オルフェーヴル・母父キングカメハメハの7番人気ショウリュウイクゾが1着、父タニノギムレット・母父サンデーサイレンスの13番人気ミスマンマミーアが2着、父キングカメハメハ・母父タニノギムレットの4番人気クラージュゲリエが3着。

G3京成杯では4番人気ヴァイスメテオールが4着、5番人気プラチナトレジャーが5着と勝ち馬は出せなかったか出走2頭が入着。競走馬時代は2004年に出走し3着と日本ダービーなどG1レース2勝を含む重賞4勝のキャリア8戦で唯一敗れたレース。

日曜中京最終レース2勝クラスでは1番人気に応えてエアロロノアが勝利。最後の直線ゴール前は2番人気馬との叩き合いとなったが同タイムながらハナ差で制し1勝クラスから連勝。

重賞入着馬を複数送り出し1勝加算で前回の19位から10位に浮上しトップ10入り。本年はやや出遅れていた感もあったがまだトップ10内から陥落する状況でもなく、ここから更に上げてくるだろう。

 

 

・11位以下

前回トップ10内から11位以下となったのは前回7位ディープブリランテが7位⇒12位。年間最終順位でトップ10内キープは厳しくこれ以上は無理と思われるが昨年G2日経新春杯を制し、G2日経賞2着、G1宝塚記念でも12番人気から3着と上半期に活躍を見せたモズベッロが今週のG2アメリカジョッキークラブCに出走予定で結果次第では一時的にトップ10復帰も。

前回10位ドリームジャーニーは土曜小倉で2頭しか出走がない週間でいずれも着外の賞金加算なしで18位まで順位は後退。

 

他では昨年7位ダイワメジャーが前回と順位は変わらず11位。

昨年9位エピファネイアは先週漸く勝ち馬が出て現在16位。今週はG2アメリカジョッキークラブCに昨年のG1菊花賞2着馬アリストテレスが出走予定、デアリングタクトは控えるものの初年度産駒牡馬のトップと思われるアリストテレスの結果は古馬となっての始動戦とはいえ非常に重要となる。

 

ステイゴールドは1頭勝ち馬を出し、この勝利が本年産駒初勝利となって産駒デビューの2005年から17年連続中央産駒勝利を達成。現在60位とさすがのステイゴールドもトップ10争いという状況にないが、G2アメリカジョッキークラブCには昨年の2着馬で昨年重賞で上位入着を繰り返したステイフーリッシュが登録されている。

 

 

●クロフネが死亡

先週も2頭勝ち馬を出し現在リーディング25位。通算勝利回数1434は現在歴代8位で7位サクラバクシンオーに1勝差と迫っている。

産駒成績は先週終了時G1レース10勝、重賞46勝、昨年のG1阪神ジュベナイルフィリーズ勝ち馬で白毛馬ソダシなどが現在も活躍中。産駒デビュー4年目の2008年~2013年、2015年~2018年の年間トップ10入り10度(2014年は11位)、過去最高の年間順位は2008・2010年の4位。

競走馬時代は01年G3毎日杯、G1NHKマイルカップ、G3武蔵野S、G1ジャパンカップダートでG1レース2勝を含む重賞4勝、芝・ダートG1レース制覇。

フレンチデピュティ経由デピュティミニスター系(ノーザンダンサー系)種牡馬。

 

 

◆中央競馬歴代勝利数1000以上種牡馬 
1位サンデーサイレンス2749勝
2位ディープインパクト2319勝(4)
3位キングカメハメハ1972勝(1)
4位ノーザンテースト1757勝
5位ブライアンズタイム1711勝
6位フジキセキ1527勝(0)
7位サクラバクシンオー1435勝(0)
8位クロフネ1434勝(2)
9位ライジングフレーム1379勝
10位パーソロン1272勝
11位ヒンドスタン1258勝
12位ハーツクライ1185勝(3)
13位マンハッタンカフェ1149勝(0)
14位トサミドリ1135勝
15位ステイゴールド1124勝(1)
16位ダンスインザダーク1110勝(0)
17位シンボリクリスエス1069勝(0)
17位ダイワメジャー1069勝(0)

19位ネヴァービート1064勝

20位トニービン1054勝
21位アフリート1040勝
22位ゴールドアリュール1021勝(0)
23位チャイナロック1012勝

アグネスタキオン967勝(0)
ネオユニヴァース911勝(1)
ロードカナロア491勝(5)

ハービンジャー477勝(0)
ルーラーシップ437勝(5)
キンシャサノキセキ401勝(1)

へニューヒューズ301勝(3)
オルフェーヴル292勝(5)
キズナ153勝(4)
エピファネイア103勝(1)
※2021年1月17日現在

※一部種牡馬の通算勝利回数を修正

 

 

◆今週の重賞

●アメリカジョッキークラブC(G2 中山芝2200m)

●東海S(G2 中京ダート1800m)

 

 

◆他OP特別

●中京

若駒S(L・芝2000m)

●中山

なし

●小倉

なし


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