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週中競馬記事(2021年1月8日)~リーディングサイアー回顧・展望~

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本年は1月5日開催1日の集計分からスタートでさほど動きもないのですが早くも昨年のトップ3が上位3頭となって、4位以下も開催が進むに連れイツメンによって形成されて行くでしょう。

1位ロードカナロア・2位ハーツクライ・3位ディープインパクトの順になった開幕日集計で金杯勝ち馬を出したロードカナロアとハーツが上位でハーツはどちらも1番人気馬を出走させ中山金杯は獲ったが京都金杯を落とし、そこに左回り専のロードカナロア産駒にやられたといったところでしょうか。開幕日の京都金杯やOP万葉Sは左回り巧者や中京巧者の活躍が目立ったようにも思います、これも該当条件で強いというよりは右回りや中京以外で弱いとした方が適切でしょうけど通常の京都開催ではないところに乗じたかと。

 

以下今週の両重賞などを少し、今回は出馬確定後の投稿なので確定後の回避がなければそのまま出走することにはなると思います。

 

●シンザン記念

ここも左回りや中京巧者を狙うべきなのかも知れませんが先週の古馬G3重賞やOP特別とは違う3歳重賞、3歳といっても3歳になってから10日という段階なのでここはあまり左回り・中京適正は考えなくて良いでしょうか。

 

シンザン記念が京都以外で実施となるのは94年阪神開催1着ナムラコクオー以来で80年1着ノトダイバーもありますが過去はその2回のみが京都以外の実施で中京実施、左回りのシンザン記念は初めて、本年はフルゲート16頭らしいのですが15頭立ての予定。

 

リーディングから逸れたことを書きますと1965年の有馬記念で競争生活を終えたシンザンの馬名がレース名に冠されたのが1967年と当時の方が、このような点では迅速果断であったということですね。三冠馬名が冠されたレースで昨年も三冠馬が牡牝で誕生しましたがこのレースからもジェンティルドンナ・アーモンドアイといった牝馬三冠馬が勝ち馬に名を連ね牝馬で勝利すると出世するというのは1つのテーマ、昨年のサンクテュエールのようなこともありますが。

 

本年の出走馬からは1番人気がG3アルテミスSでソダシの2着、ルメール騎手で出走予定のククナでしょう。母も15年桜花賞2着・オークス3着のクルミナルでこの辺りも母が06年オークス2着フサイチパンドラのアーモンドアイと重なるとか(このような場合に桜花賞13着だったことは書きません)。といっても明らかにアーモンドアイ級ではないのですが、この馬が勝てばリーディング観点では父キングカメハメハが浮上して来るでしょう。昨年に獲得賞金が前年度増となったキングカメハメハですが現3歳も粒が揃っている印象、なので早くも重賞勝ちがあっても。

 

相手となりそうなのがG1朝日杯フューチュリティステークス6着からのロードマックスでこちらはディープインパクト産駒。勝利ならば12年ジェンティルドンナ・14年ミッキーアイル・19年サンクテュエールから産駒に

よる連覇達成の4勝目に。ククナも東京のG3アルテミスS2着馬ですがロードマックスは東京で新馬戦勝利、G3新潟2歳S2着なので左回り巧者傾向がここでも出るのならばそれに合致はするかと、個人的にはあまり強くないと見ていますが。

 

現状のリーディング上位からは18年アーモンドアイ・19年ヴァルディゼールで3世代で2勝の1位ロードカナロア産駒は本年出走なし、2位ハーツクライはレソンドゥスリールが新馬戦勝利から出走でソダシと同じく須貝厩舎所属馬では母同じく須貝厩舎所属で12年G1阪神ジュベナイルフィリーズ勝ち馬のローブティサージュ、あまり強くはないと思うのですが。

 

他では産駒デビュー2年目で8位と早くもトップ10入りし現在も6位に付けるキズナ産駒からはダディーズビビッドとバスラットレオンの2頭。この2頭も弱いというか、この後に出世するかは別として現段階で本年は低調なメンバーとせざるを得ないのですが未勝利勝ちに3戦掛かってその未勝利勝ち直後から勝ち馬が出たのが本年の朝日杯フューチュリティステークスでレコード決着でしたが連続開催となる6回阪神で価値があるというよりは、その影響で造られた馬場によるもので時計はそれほど価値がなくレース自体がかなり低調だったと思われます。2019年もそのような傾向で勝ち馬サリオスだけが抜けて強いところにライアン・ムーアの超絶技巧騎乗があったということで。

その昨年朝日杯フューチュリティステークス4着バスラットレオンがここでも上位になるようならばそれだけのレベルでバスラットレオンもG3札幌2歳SやG3京都2歳Sからの距離短縮で将来的にはスプリントに行くことになると思われます。昨年の3歳牝馬戦線でマジックキャッスルをスプリンターだと書き続けたところそうでもなかったのでこの辺りは怪しいのですが。

もう1頭のダディーズビビッドはOP野路菊S2着、前走1勝クラスこうやまき賞1着からでこの2レースは中京実施ということからコース巧者傾向ならば?不良馬場だったとはいえ東京のG3サウジアラビアロイヤルCで全く動けませんでしたしOPとはいえ野路菊Sは6頭立て、前走にしてもレベルとしては高が知れたものでこの馬が来るようならばそれこそかなりの低レベルでしょう、豊さんのデビュー以来何年連続重賞勝利とかをやらないといけないので(※豊さん3日間開催騎乗キャンセルとのこと)。

 

他では昨年の新種牡馬ワン・ツーのドゥラメンテ・モーリス産駒がチラホラと、どちらも重賞勝利がまだないのでどこかで出るはずなのですがいつになるのか。ドゥラメンテがファルヴォーレ・ルースの2頭モーリスがカスティーリャ・ピクシーナイト・ルークズネストの3頭。

ルースはフェアリーSでまた薄いところの非当選を引いてこちらに回ったようで前走も阪神ジュベナイルフィリーズの薄い非抽選を引いてより良い条件と思われた芝1400mのつわぶき賞に回って4着だったことから取り敢えず厳しいかと。モーリス3頭も厳しいと思われますがピクシーナイトがどのような競馬をするかで前走は完全に勝っていたレースを出負けして逃げ切られたものなのでゲートを含めまともに乗って来るかだけでしょう。

 

●フェアリーS

シンザン記念はG3アルテミスS2着ククナが人気となりそうですがこちらもG3アルテミスS3・5着出走で上位人気となるでしょうか、アルテミスSがハイレベルといったことではなくて勝ち馬ソダシが抜けているだけだったらこの辺りの立論も成り立たないのですが。

 

G3アルテミスS3着テンハッピーローズが1番人気となりそうで、これまで先着されたのがG1阪神ジュベナイルフィリーズ2着のサトノレイナス、G3アルテミスSのソダシ・ククナだけで騎手が・・・とまたなってしまうのですがとりあえず上位でしょう。白毛のソダシをアイドルホースとするため万全を期して2歳G1を回避させられたようなところもあるので、こちらはノーザン生産馬ではなくて社台F産ですが。

札幌2歳Sソダシ・小倉2歳Sメイケイエール・サウジアラビアロイヤルCステラヴェローチェ・アルテミスSソダシ・ファンタジーSメイケイエール・京王杯2歳Sモントライゼ・デイリー杯2歳Sレッドベルオーブ・東京スポーツ杯2歳Sダノンザキッド・京都2歳Sワンダフルタウン・阪神ジュベナイルフィリーズ ソダシ・朝日杯フューチュリティステークス グレナディアガーズ・ホープフルステークス ワンダフルタウン(書くのメンドイ!)

と札幌2歳Sからノーザン生産馬が2歳重賞連勝で最後まで突き抜け世代重賞連勝中、シンザン記念を挟むのでどうなっているかわかりませんがそういった点ではここもノーザン生産馬からチョイスするのが良いのかもと社台F生産馬で書いてしまいました。

テンハッピーローズ勝利ならばエピファネイア産駒勝利で、さすがにデアリングタクトからも重賞勝ち馬も出て良さそうですし、とにかく騎手さえ普通に乗ってくれれば。エピファネイア産駒からはベッラノーヴァも登録。

 

こちらは特にないというかほぼ1勝クラスのメンバーでOP馬もラストリージョのみなのですが個人的に注目したいのはシャドウファックスで前走の敗因はイレ込みでアルテミスS7着。新馬で勝利した中山マイルに戻って巻き返しがあれば、注目というか必ず出て来る宮田調教師(ノーザンだかで従事経験アリだとか)の管理馬なので。こちらも社台産でスウェプトオーヴァーボード産駒、ただし嫌いたいデータとしては母父ハーツでケイデンスコールが京都金杯で重賞2勝目となってOP(L)ジュニアC勝利のヴェイルネビュラなどもそうなのですが母父ハーツの重賞勝ち馬はここまでロードカナロア産駒のみなので。

 

デアリングタクト以外重賞を勝たないエピファネイア産駒VS父ロードカナロア以外は重賞を勝たない母父ロードカナロア産駒で世代重賞連勝中のノーザン生産馬ではない2頭(社台Fですが)といった具合でシンザン記念含めて何らかの記録がそろそろストップしても良い時期かも知れません。1回止まってノーザンの連勝が始まるかも知れませんし。

 

●今回は以上です

今回は年始ゆえに取りあえず投稿といった程度で。順位などが固まってくれば昨年同様のスタイルでそちらに沿って書き進めて行く予定です。

 

以上


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