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週中競馬記事(2020年12月22日)~総合リーディングサイアー回顧・展望~

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●1位(1位)ディープインパクト(75億4605万円)(251勝)

前回は未勝利週で伸びを欠いたのですが今回はG3ターコイズS制覇など週間1億円加算はクリアしたものの、土曜に3勝して日曜は未勝利と大台クリアに向けてガンガン伸ばして来るとは決していえない状況。しかし最終週を残すのみで全種牡馬共通ですがここまで来たら獲り切るしかないということなので。

 

年間獲得賞金の過去最高は2019年の76億8176万8000円で最低でもここはクリアしてもらいたいところ、前回か前々回にはクリアして最終週で80億チャレンジという想定でしたがここ2週ディープインパクトとしては停滞してしまったので。

 

最終週の重賞は有馬記念、ホープフルステークス、阪神C、中山大障害の高額G1、2歳G1、スーパーG2、障害G1実施週で本年はホープフルステークスが5回中山7日で、ここ数年の5回阪神9日・5回中山9日はなく6回阪神8日・5回中山8日で終了といった番組。番組編成がどうであろうと獲るしかないということですね。

 

有馬記念には18年G1菊花賞、19・20年天皇賞(春)でG1レース3勝で重賞通算3勝、19年有馬記念4着、前走20年天皇賞(秋)3着、ファン投票4位フィエールマン。

19年G1菊花賞でG1レース1勝、重賞1勝、19年有馬記念3着、前走20年G1ジャパンカップ6着、ファン投票9位ワールドプレミア。

19年オークスなどG1レース3回を含む重賞2着5回、前走G1ジャパンカップ4着、ファン投票19位カレンブーケドール。

19年オークスでG1レース1勝、重賞1勝、前走G1エリザベス女王杯3着、ファン投票24位ラヴズオンリーユー。

20年G2府中牝馬Sで重賞1勝、前走G1エリザベス女王杯2着サラキアの5頭が出走予定。

 

ということで各種記録クリアに向け非常によろしくない状況ですが有馬記念1着で3億加算し年間獲得賞金キャリアハイは確定。2着で1億2000万加算となって76億6000万まで行きますのでこれでもキャリアハイには届くでしょう。つまり80億クリアには有馬記念1着が必須、有馬記念2~5着で他のレースも勝ちまくればその限りではないのですが、実際は有馬記念1着が必要となります出来ればワン・ツーがほしいところでここ2週の停滞でそこまで追い込まれました。

 

有馬記念の入着賞金は1着3億・2着1億2000万・3着7500万・4着4500万・5着3000万

掲示板を産駒が独占してしまえば5億7000万(+付加賞)なので有馬記念のみでも80億はクリアですが、さすがにそれはないだろうと。登録馬を個別に見るとサラキアだけ実績でもやや落ちるのですが前走G1女王杯2着、前走だけを見ればワールドプレミアが着外も昨年は有馬記念6着ですしジャパンカップで掲示板に入った中から有馬記念に出走するのも4着カレンブーケドールのみ、そのカレンブーケドールもディープインパクト産駒。

ルメール騎手想定ということもあってフィエールマンが1番人気と思われ、昨年も凱旋門賞であれだけの大恥を掻いて帰って来た後の有馬記念で4着とG1では京都芝3000m専のような馬ですが距離さえあれば取り敢えずなんとかなるのでしょう(パリロンシャンなどを除きますが)。

勝つかどうかだけで有馬記念獲得賞金なしというのは考えがたい見て良いでしょう、もちろん勝つ可能性も高いと。カレンブーケドールも池添騎手にスイッチして獲りに来た向きもありますので、ラヴズオンリーユーはミルコで厳しい感じですが17年9番人気2着クイーンズリングのようなものだと思えば。

 

ホープフルステークスには前走OP(L)萩S1着シュヴァリエローズ。前走OP芙蓉S1着ランドオブリバティ。前走1勝クラス紫菊賞1着ヨーホーレイクの3頭が出走予定。

ここはシュヴァリエローズが落ちてランドオブリバティ、ヨーホーレイクがチャンスありかと、ただし勝つのは1番人気が措定されるジャスタウェイ産駒ダノンザキッドと見ています。こちらも入着なしというのは考え難く嵌れば勝ってもとなるでしょうか。本年2歳G1の3レース中2レース消化で阪神ジュベナイルフィリーズ2着サトノレイナス、朝日杯フューチュリティステークス3着レッドベルオーブと勝ち馬は出ないのですが3着内馬が出ないこともなく本年の2歳世代はこのような傾向にあるとも。そしてダノンザキッドという存在がありここもそのようになる公算が高いと。

 

阪神Cにはサウンドキアラ、ダノンファンタジーが登録。1着6700万のスーパーG2であることからここも獲って置きたいのですが不振期にあるような5歳牝馬2頭なので。昨年はグランアレグリアがここで凄まじい決め手を発揮して本年の大躍進にも繋がったかと、阪神Cに関して本年は厳しいでしょう。

 

中山大障害には前走の阪神ジャンプS2着ケイブルグラムが登録。勝ち負けというのは難しいかと思われますがオジュウチョウサンがいない本年のメンバーならばといったところでしょうか。

 

今週どれぐらい獲るかということで本年の獲得賞金も確定しますが、ここまで書いたように有馬記念勝利で年間獲得賞金キャリアハイとなって80億円超えも有望。有馬記念勝ち馬が出なかったとしても入着はありそうですし77億程度までは獲れる結果になるであろうと。

 

三冠馬も出た年度で遺された産駒も少ないことから来年以降は成績下降が始まるであろうことからなんとしても80億はクリアしてもらいたいです。要はラストチャンスなので本年何度も書き続けて来た訳で楽ではないですが絶望的な状況でもなくディープインパクトならやってくれると信じて結果を待つのみです。

 

●2位(2位)ロードカナロア(40億4059万6000円)(167勝)

1位ディープインパクトは各種記録更新が非常に微妙な状況で最終週突入となったのに対しロードカナロアは年間順位、年間勝利回数、年間獲得賞金などキャリアハイというシーズンが確定し獲得賞金差から順位も動かない状況で特に何もないというと語弊はありますが、本年獲得可能な自己記録をキッチリ獲りきったシーズンといえるでしょう。

本来は昨年から2位になるべきサイアーでしたがハーツ過去最高のシーズンと重なってしまい3位で終わりましたがそのリマッチということでもないのでしょうが、そこもやり返して昨年ハーツも出来なかった獲得賞金40億円クリアも決めました。40億円クリアはSS・キングカメハメハ・ディープインパクトに次ぐ4頭目と思われ、来年以降ディープインパクトの獲得賞金が下降基調となることも想定されますので数年後のリーディングサイアー候補筆頭には違いないのですがアーモンドアイが抜けることもあり2・3歳世代が良くない、2歳成績自体は悪くないのですがリーディングサイアー候補と見た場合には物足りなくロードカナロア

もディープインパクト同様に本年の獲得賞金がキャリアハイとなるケースも。

初年度産駒が本年5歳で来年から5世代の戦いになりますのでそれを考えると本年を上回る可能性もありますが単純にアーモンドアイ分がそっくり消えるので本年から獲得賞金を伸ばすとしても、ここから来年50億を超えるようなことはないかと。

 

その辺りの2021年展望などは本年の結果が出てからまたやるとして、最終週は有馬記念にアールスターが登録も除外対象で相手関係や距離などからも獲得賞金面からは出走しないほうが得策と思われます。芝2000mのG3ハンデ重賞勝ち馬ですしコース適性などを抜きにして考えれば中山金杯の方が合うとも感じます。

 

ホープフルSには新馬戦勝利からアオイショーが登録。ホープフルステークスと同じく中山芝2000mの勝ち馬ですがビックリするほど強い勝ち方をしたようなわけでもなく厳しい一戦と見るのが妥当でしょうか、これが良い経験となって今後に生きれば。

 

阪神Cにはイベリスとステルヴィオの2頭が登録。イベリスは入着級でステルヴィオの方は近2走が京王杯スプリングCとスワンSになっていずれも2着なのですが間違ってG1を勝ってしまったのか、表向きには順調に使えないところがあるとなりますが使い分けの駒にされている、いかにもこの厩舎らしいローテとも、G1ホースでもこの扱いに出来るノーザンの強さとしておきましょう重賞好走歴はありますが18年マイルチャンピオンシップを最後に2年以上未勝利です。

 

賞金41億円クリアで終えるのかといった最終週ですが、阪神C次第では42億円まであるでしょう。

41億円ラインの攻防が有力で41億なので超えても超えなくてもという感はやはり否めず、大台突破という観点では先週で区切りも付きましたがアーモンドアイがラストランを飾ったジャパンカップで完遂したようなシーズンでしょう、あのリザルトなので今後の産駒も全て含めロードカナロア産駒のハイライトだったと言えるかも知れません。

 

●3位(3位)ハーツクライ(29億9527万8000円)(132勝)

ハーツクライもロードカナロア同様に本年獲れるような数値は獲ったという状況でハーツクライの場合は30億クリアがノルマともすべき設定になったので実際には届いていないのですが、到達までは500万円を

割り込んでいることからここを超えてくることは間違いないでしょう。

 

昨年はリスグラシューが宝塚記念・有馬記念、スワーヴリチャードがジャパンカップ、サリオスが朝日杯フューチュリティステークスを勝利して39億まで伸びたのですが本年はこれらのG1レースで勝ち馬が出ないどころか軒並み出走馬がなく(該当レースには宝塚記念のみ18番人気アドマイヤアルバが出走し14着)出走がないのですから賞金も伸びなかったともいえるでしょう。

昨年ハーツ史上最強世代ともいえる2歳馬が明け3歳になってサリオスが頑張った程度で芝平地重賞制覇もサリオスのG2毎日王冠制覇のみで有馬記念、ホープフルS、中山大障害に産駒登録がないことから

2016年以来のG1勝利なしも確定しています。阪神Cにも登録馬はなく最終週の重賞に産駒登録がないという状況です。

ここまでの論調では「ハーツ酷いな」となるのですが、昨年が出来過ぎだっただけでこの状況でも30億を獲れるだけの高次安定種牡馬になったともダート重賞ではG3戦を2勝し、初の障害重賞勝ち馬が出たシーズンにもなっています、本年のG3小倉サマージャンプを勝利したスプリングボックスは抹消済ですが。

 

過去3度32億円台のシーズンがありハーツの天井33億を昨年一気にブレイクスルーしましたが、本年32億円に届かなかった(届かないでしょう)一因として上記G1勝ち馬が抜けたこと以外にも2歳戦の成績下降で本年は先週まで2億700万ほど、2019年は4億7000万獲っているのでこれが響いたという面も。2018年が2億5000万なのでそれでいて32億円は獲っていますからここから見ればその論拠も弱いのですが、とにかく落ちているシーズン=昨年が出来過ぎだったということに。

本年2歳リーディングサイアーが有力なディープインパクトが現在4億3000万円ほどの獲得賞金なので昨年2歳2位のハーツの獲得賞金を上回らないで終える可能性も高いです、超えるにはホープフルSで勝ち馬を出すしかないような数値なのでハーツ産駒が1年違えば…となるのですが例年ディープインパクト産駒に付けていた有力繁殖牝馬にお試しでハーツを付けたようなところが2017年産2歳でもあったので、サリオスがその代表格になると思われます。

 

最終週土曜段階で早々に30億円クリアを確定し、どこまで伸ばすかでしょう。

 

●4位(4位)オルフェーヴル(24億5252万6000円)(106勝)

ステイヤーズS、カペラSと対照的なカテゴリーで連続週重賞制覇中でしたが先週はターコイズSで勝ち馬が出ずそれはストップ、とはいえ3勝クラス勝ち馬なども出て昨年を大幅に上回った年間獲得賞金と共に年間勝利回数もキャリアハイというシーズンが確定。

有馬記念がまだ残されており、そこが終了しなければ年間順位は確定しないのが現段階ですが出馬が確定すれば5位キングカメハメハ、6位ルーラーシップの産駒に有馬記念勝ち馬が出ない限り4位は動かないとして良い獲得賞金差。

 

有馬記念には17年G3アルテミスS・G1阪神ジュベナイルフィリーズ、18年G2チューリップ賞、19年G1エリザベス女王杯、20年G1大阪杯・G1エリザベス女王杯でG1レース4勝を含む重賞6勝、ファン投票2位ラッキーライラック。

20年G2青葉賞・前走G2アルゼンチン共和国杯で重賞2勝オーソリティ。

前走20年G2ステイヤーズSで重賞1勝オセアグレイトの3頭が出走予定。

ということで、さすがにないとは思うのですが出走3頭でワン・ツー・スリーを決めて2日間開催でハーツが

あまりにも伸びず有馬記念以外でも賞金加算をして来れば30億円を超えて3位まで浮上する可能性は残されています。ラッキーライラックはG1エリザベス女王杯連覇からで既にG1レース4勝という実績、オセアグレイト、オーソリティはそこまでの実績がなくG2戦からというのはデータ的に良くないらしいのですがこの2頭もG2で2桁着順に歩いて記念出走的に出るといったローテでもなく、それぞれステイヤーズSとアルゼンチン共和国杯を勝利してというローテ、過去10年という謎括りでは15年ゴールドアクターが唯一の前走G2から有馬記念勝ち馬となっていてゴールドアクターもアルゼンチン共和国杯勝利からというのはオーソリティも共通。

勝たないとは思いますがキセキ、ユーキャンスマイルが勝った場合でも2着を獲れば4位というケースもあり常識的な見解では25億ラインの攻防となって、有馬記念次第で大きく跳ねるということに。有馬記念以外の3重賞に登録馬はないのでここで獲り切るしかないでしょう。

 

上半期もラッキーライラックの大阪杯などG1レースを含め重賞3勝はあったのですが、下半期にはなりますが7月~10月まで重賞勝利は一切なかったものの11月以降にG2アルゼンチン共和国杯、G1エリザベス女王杯、G3福島記念、G2ステイヤーズS(産駒ワン・ツーで1・2・5着)、G3カペラSと一気に5勝加算と終盤ということもあって印象にも残りやすくオルフェーヴル大躍進のシーズンになり、もちろん想定外でした。

 

オルフェーヴルもラッキーライラックが抜け、2歳が良くないことから来シーズンは怪しいのですが上位常連という地位は完全に築いたと思われます。

 

●5位(5位)キングカメハメハ(22億9225万9000円)(99勝)

先週も2勝加算で勝利回数は99まで、「さすがに今年は無理」とした年間100勝もどうやらクリアとしたいのですが最終週は2日間開催でかつてと違い未勝利週もさほど珍しくはなくなっていることから微妙な状況。しかしキングカメハメハなので100勝するでしょう、なんでも良いから1つ勝てばOKですし。

昨年は101勝で最終週とすべきか5回阪神・中山7~9日は未勝利でクリアして産駒デビュー2年前の09年から11年連続年間100勝となっていますので本年あと1勝で12年連続クリアとなります。

先週で昨年の年間獲得賞金も上回ったように下げ止まったというか晩年の産駒がここに来て好調といえるでしょう。

12月にG1のチャンピオンズカップ勝利やG3中日新聞杯の勝利があるのでキングカメハメハもその時期的な印象度に引っ張られるところもありますが、11月は1勝クラス2勝・障害未勝利2勝の全て平場で4勝だったのに対し12月に入ると先週まで既に13勝し前記の2重賞制覇、3勝クラス特別2勝の特別勝ちで先月は出なかった2歳戦も3勝など、ひと月でここまで激変するとは。年間単位の集計なのでどこで勝っても

決められた賞金に差異はないのですが4位オルフェーヴル、5位キングカメハメハともに終盤怒涛のラッシュがあまりにも鮮やかに決まったシーズンともいえそうです。

 

 

有馬記念には19年G3ダイヤモンドS・G3新潟記念、20年G2阪神大賞典で重賞3勝、前走20年G1ジャパンカップ12着ユーキャンスマイルが出走予定。

ホープフルステークスには前走1勝クラス葉牡丹賞11着のテンカハル、前走未勝利戦1着セイハロートゥユーの2頭が出走予定。

 

G1はこのような登録状況で根拠は薄いのですが無理でしょう、ユーキャンスマイルが勝ってホープフルステークスでワン・ツーでもありオルフェーヴルが伸びなければ4位を逆転しますが有馬記念も産駒は勝利実績がなくトゥザグローリー、トゥザワールド、レイデオロなど3着内はあるのですがユーキャンスマイルの今秋の結果からは。

ホープフルステークスのテンカハルもセレクトでかなり高値で落札されたのですがその割に、前走の1勝クラス葉牡丹賞で既にギブアップしていて相手が更に上がりますので、セイハロートゥユーにしてもキャリア1戦の参戦で昨年の勝ち馬と比較しては拙いのですが本年もここまで安定した成績を残しているここまでの世代上位を張る牡馬がエントリーしていますので、レコード勝ちでしたが前走未勝利勝ち馬がそのまま連勝するような朝日杯フューチュリティステークスよりメンバーは上です。昨年もコントレイルが突出していただけでホープフルステークスに関して全体レベルでは本年の方が上でしょう、3歳牡馬クラシック戦線全体で見てもそのように見ています。コントレイル、サリオスの少し下となるランクがゴロゴロいるようなのが2021年3歳牡馬クラシックかと。

 

阪神Cは登録馬なしですが中山大障害にスズカデヴィアスとビッグスモーキーが登録。

 

~ブルードメアサイアー~

1位キングカメハメハ 34億7328万9000円

2位サンデーサイレンス 31億2090万万8000円

 

先週サンデーサイレンスが少し詰めましたが3億5000万ほどのリードを保って最終週に。

この差なのでキングカメハメハ逃げ切りが有力、その場合は初のブルードメアサイアー部門首位で2006年から昨年2019年まで続いたサンデーサイレンスをついに首位から降ろすことに。

 

有馬記念は母父キングカメハメハがブラストワンピース、母父キングカメハメハがペルシアンナイト出走決定順16位以内、キングカメハメハはサンアップルトンとブラックホールの母父でもあるのですが非抽選馬ということなので。ここでブラストワンピース着外、ペルシアンナイト勝利という91年ダイユウサク的な展開が待ち受けていると逆転もあるのですが、ペルシアンナイトはダイユウサクよりも強いとは思いますしダイユウサクもダイユウサクでよくぞ勝ったなという。ダイユウサクも同年の現・京都金杯勝ち馬でG2だった大阪杯2着で阪神のOP特別勝利からだったのでいうほど一発屋でもないのですがそういう扱いなので、ちょっと諌めておこうと、しかしこれも30年近くまえで当時と状況が違い本年は社会情勢を含め過去に例のない特殊な年度なので、ダイユウサクは母父ダイコーターで母父父でヒンドスタンという時代なので、豊さんがメジロマックイーンの天皇賞(秋)でやってそこから全く乗れていなかったシーズン終盤だったと92年有馬記念に最もスペースを割く記事になってしまいました。

 

閑話休題ホープフルステークスはセイハロートゥユーが母父サンデーサイレンスで、キングカメハメハ産駒なので先に書いていますが出走回避と思われます。出走になれば連闘で中山ダート1800mの未勝利勝ちなので出たところでさすがに。母父キングカメハメハはヴィゴーレが登録。

 

阪神Cは母父サンデーサイレンス産駒の登録はなく、母父キングカメハメハは1番人気での出走も予想されるインディチャンプが登録。ここを獲ってしまえばペルシアンナイトがダイユウサクだったとしてもそのまま逃げ切るケースも、そもそもペルシアンナイトはダイユウサクではないので。バビットの方がまだメジロパーマーであるかと。

 

中山大障害はキングカメハメハ産駒のスズカデヴィアスが母父サンデーサイレンス、海外キャンペーンを敢行した9歳馬ながら大障害出走ならば偉い馬です。

母父キングカメハメハは前走でオジュウチョウサンの連勝記録をストップした芝平地重賞勝ち馬でもあるタガノエスプレッソとヒロノタイリクの2頭が登録とスズカデヴィアスは偉いのですがタガノエスプレッソも偉い馬でここもキングカメハメハ優位でしょう。

 

母父サンデーサイレンスを首位から降ろすことになれば母父キングカメハメハのデアリングタクトやソダシが頑張ったシーズンということになるでしょう。無敗の3歳牝馬三冠、白毛のG1勝ち馬などは史上初だったとかキングカメハメハが1番偉いですね、そうなると金子さんでしょうか?

 

●6位(6位)ルーラーシップ(22億3996万4000円)(122勝)

今回は長めの記事になっていますがオルフェーヴル・キングカメハメハ怒涛のラッシュにやられたのがルーラーシップでこれだけ離されてしまっては逆転も無理でしょう。

 

有馬記念には17年G1菊花賞でG1レース1勝、重賞1勝、有馬記念18年5着・19年5着、前走20年G1ジャパンカップ6着、ファン投票6位キセキが出走予定。

もうキセキが勝ってオルフェーヴルとキングカメハメハが止まるしか逆転はないです。ここにメジロパーマーがいたようですがオルフェーヴル逆転まではそれこそ奇跡、しかし5位キングカメハメハならば5200万ほどなので有馬記念3着でも逆転は可能、ただあのやり方だと勝つか最後ビックリするぐらい歩いて着外しかなさそうなのですが。本年は天皇賞(春)、ジャパンカップも逃げて最後止まった割には実際いうほど大きくは負けてなく宝塚記念は馬場や枠も良かったのでしょうが2着には来ているので。昨年もまたゲートでやりつつライアン・ムーアで5着していたりとルーラーシップもそのようなレースぶりでしたが普通に走りさえすれば結構強いはずなんですよね、ただどう見てもスローの2番手や3番手から我慢して抜け出す14年ジェンティルドンナ型のようには思えないので、向こう正面で大きく離し直線歩いて負けてこそキセキだろうと。

 

昨年は24億1000万の獲得で、このままでは初の年間獲得賞金前年割れなのですがこれを避けるのもキセキ有馬記念勝利、最低でも2着は必要になるでしょう。

年間順位も初年度から65位⇒12位⇒8位⇒5位と来ていますので6位で終えるとこちらも初めて前年度を下回ることになってしまいます。

 

●7位(7位)ダイワメジャー(19億4731万5000円)(89勝)

ダイワメジャーも20億円超えなかったシーズンとするには微妙ですが、超えないでしょう。中山大障害に1頭登録はありますが有馬記念、阪神Cに登録はなくホープフルステークスにも登録なし、阪神Cに出走馬がないと大体そうなりますね。

 

先週で言えばモントライゼが朝日杯フューチュリティステークスでまさかの暴走から着外。ここを勝っていれば20億円クリアでしたが2場2日間開催ですし現状のダイワメジャーで5300万加算は難しいでしょう。

20億円割れとなれば産駒デビュー3年目の2013年から継続していた記録が7年でストップします。

 

本年はG1入着馬は出ているのですが先日引退が発表されたアドマイヤマーズ、レシステンシアなどが結果としては未勝利で平地重賞勝利もモントライゼのG2京王杯2歳Sのみというシーズンで、その割には落ちていないとも。27億円台まで獲ったシーズンもありそこがピークだったようで落ちているのですがいうほど落ちてなく、キズナやエピファネイアにまだ勝てたのはさすがでしょう。

 

●8位(8位)キズナ(17億232万4000円)(110勝)

産駒デビュー2年目でトップ10入りが確定的、トップ10入りといってもギリギリではなく8位が確定でしょう。

上半期に重賞5勝も下半期はG3紫苑Sのマルターズディオサのみで、そのマルターズディオサにしてもG2チューリップ賞で既に重賞勝利があり新興勢力のような馬があまり出て来なかったと。

本年も2歳戦は好調で朝日杯フューチュリティステークス4着バスラットレオンなどもいるのですが特別戦勝ち馬は1勝クラスこうやまき賞を勝ったダディーズビビッドのみで年明けにどれだけ出て来るかでしょう。

 

有馬記念にはディープボンド登録も非抽選対象、ホープフルステークスはヴィゴーレ登録も相手関係で苦戦必死かと。

この状況では18億に届かないでしょうし17億円台で終了ということになりそうです。

 

・2年目種牡馬年間獲得賞金

サンデーサイレンス25億0120万7000円 
ディープインパクト24億5909万4000円
ダイワメジャー19億0233万5000円
キングカメハメハ17億2186万6000円
シンボリクリスエス14億3438万1000円
ネオユニヴァース13億9489万7000円
トニービン13億3282万5000円
ゼンノロブロイ13億0971万4000円
ブライアンズタイム12億9652万6000円
ルーラーシップ12億8672万4000円
アグネスタキオン12億6944万9000円
ハーツクライ10億9505万5000円
ハービンジャー10億4624万6000円

 

サンデーサイレンス(100勝)

ディープインパクト(135勝)

ダイワメジャー(111勝)

キングカメハメハ(119勝)

シンボリクリスエス(102勝)

ネオユニヴァース(61勝)

トニービン(53勝)

ゼンノロブロイ(61勝)

ブライアンズタイム(51勝)

ルーラーシップ(78勝)

アグネスタキオン(91勝)

ハーツクライ(62勝)

ハービンジャー(69勝)

 

この信憑性の希薄な表によりますと史上5頭目の2年目種牡馬として17億円超えは確定でキングカメハメハを上回るチャンスも勝利回数110は現在4位で1勝すればダイワメジャーと並び3位タイ、2勝以上で単独3位となるようです。

 

●9位(9位)エピファネアイア(15億5075万3000円)(70勝)

ジャパンカップ3着デアリングタクトの年内出走なしで完全に止まったような終盤ですが、こちらはキズナと対象的にここまでの重賞勝ち馬はデアリングタクトのみでその重賞勝利も桜花賞・オークス・秋華賞のG1のみという成績。菊花賞アリストテレスなどG1で連対した馬もいますがやはり無敗で牝馬三冠を達成したデアリングタクトの功績に拠る所が大でしょう。

来年もデアリングタクト次第でアリストテレスなど古馬になって良くなりそうな馬も多いのですが3世代になることから来年も上位には来るでしょう。

 

総合記事でも書きましたが生年などもキズナと同じくこちらも産駒デビュー2年目で、この2年目でのトップ10入りというのは上位常連の第一歩でSS・キングカメハメハ・ディープインパクト・ダイワメジャー・ロードカナロアなどもクリアして来た条件ですが、同一年度に2頭の2年目種牡馬がトップ10入りとなれば近年ではないように思います。10位以下との獲得賞金差から逆転される可能性も低いでしょう。

 

ホープフルステークスに前走OP(L)アイビーS1着のオーソクレースが出走予定。競走馬時代に前身の12年G3ラジオNIKKEI杯2歳Sを勝利しており父子制覇なども懸かる、12年G3ラジオNIKKEI杯2歳Sの3着馬が現在リーディング8位のキズナ、19年5月のG2目黒記念以来出走はないが当時4着アクションスターが現在10歳で唯一となる現役のアグネスタキオン産駒。

 

 

●10位(10位)キンシャサノキセキ(14億6041万9000円)(63勝)

●11位(11位)ヘニーヒューズ(14億5986万2000円)(87勝)

本年はトップ10内最後の枠となる10位争いが非常に激しく最終週を迎えて55万7000円差と記事投稿をするようになってからここまでの僅少差によるボーダー争いで最終週を迎えることはなかったと思います。

 

この差なので10位争いの帰趨するところは全くわかりません、あえて書けばわからないことだけがわかっています。どちらが10位となっても初の年間トップ10入りで本年は8位~10位が初の年間トップ10入りとなりそうです。

 

12位以下からの逆転では総合記事で書いたようにブラストワンピース、ペルシアンナイトが有馬記念に登録のハービンジャーのみ。ステイゴールドは出走決定順の状況からクレッシェンドラヴ非抽選馬となってその時点で阪神Cのインディチャンプはいますが本年トップ10内陥落が確定すると思われます。

 

 

●今回は以上です

いつも密には校了していないのですが今回は特にしないでそのまま投稿します。

次回は年間全レース終了時の結果を受けて過去記録との対比などを中心に投稿する予定です。

 

それを経て2020年大反省会(反省はしませんが)と2021年トップ10予想(毎年当たらない記事)を投稿予定。

 

以上

 

 


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