Quantcast
Channel: ブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3862

週中競馬記事(2020年10月28日)~今週の2歳戦~

$
0
0

●4回京都7日芝1600m

・アンブレラデート(牝 角居)

エイシンフラッシュ×ダイワスカーレット(アグネスタキオン)

母ダイワスカーレットは2歳新馬戦勝利、07年桜花賞・秋華賞・エリザベス女王杯、08年有馬記念でG1レース4勝、重賞6勝、通算12戦8勝2着4回デビューからオール連対の歴史的名牝。本馬は8番子。全兄ダイワメジャー、近親ヴァーミリアンなど活躍馬多数、本馬の3代母スカーレットインクの一族。

社台ファーム生産、吉田千津氏所有

 

(メモ)

便宜上の「活躍馬多数」ではなくて、そうでもしないとそこだけで1日終わってしまいそうなレベルなので省略しまして母ダイワスカーレットの産駒でコンスタントに走るのですが大物はでないといったところで産駒も全て牝馬で下もロードカナロア産駒の牝馬。

母も所有した大城オーナーが産駒もこれまで所有していたようですが亡くなったということからなのか名義は吉田千津さんで社台オーナーズでもない模様。厩舎も角居さんなので来年の3月までには転厩となるでしょうし能力はわかりませんがオーナーや厩舎関連からは積極的に狙いたくはないタイプとなるでしょうか。

 

・パレドジュスティス(牝 西村)

ロードカナロア×ラブリネスオブパリ(サンデーサイレンス)

母ラブリネスオブパリは地方1勝、中央2勝、500万勝利の通算3勝。本馬は9番子。祖母に96年第1回G1秋華賞の勝ち馬で重賞2勝、96年ジャパンカップ2着(1着シングスピール)のファビラスラフイン。3代母Mercalleは90年G1カドラン賞勝ち馬。おじ12年G2阪神大賞典のギュスターヴクライ。近親に08年英G3ランドトロフィのレディドーヴィルその産駒にレプランシュ、ポールヴァンドルの重賞入着馬。本年の2歳戦では同じく3代母Mercalleのジャガードが4回東京の新馬戦を勝利。

https://www.shadaitc.co.jp/catalog/pdf/93052.pdf

社台ファーム生産、社台レースホース所有

 

(メモ)

先週の新潟芝1600mの牝馬限定戦で非当選馬となってこちらに回るようですが、そこに出ていれば勝ったかも知れないのですが馬場も悪かっただけに出走しなかった事が良い結果に出れば。前回坂のあるコース向きとしたので新潟ならば京都、それならば阪神・中京の方が更に良さそうなので、併せて遅れを取ったという調教過程などからも1度使われた方が良いでしょうか。

 

・ピエトラサンタ(牡 友道)

フランケル×マーゴットディド(エクシードアンクエクセル)

母マーゴットディドは11年英G1ナンソープS勝ち馬で英5勝、他に仏・米で出走。本馬は2019年セレクトセール2019年セレクトセール2億2680万円取引馬。半姉Mission Inpassible(父ガリレオ)は18年仏G2サンドリンガム賞勝ち馬、17年仏G1マルセルブサック賞3着、Magic Attitude(父ガリレオ)は20年米G1ベルモントオークス招待勝ち馬。

https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/cdn.jrha.or.jp/select/2019/pj041.pdf

ノーザンファーム生産、金子真人HD所有

 

(メモ)

セレクトで高額売却された金子さんの友道厩舎で調教でもかなり動いているとのこと。母は5fのG1勝ち馬で姉のミッションインポッシブル(ミッションインパッシブルらしいですが)のような馬やマジックアティテュードやらは全くわからないのですが本年のベルモント招待オークス、昨年ジョディーが5着したレースですが本年は5頭立てでレースレベルなども?言うほど字面の凄さはないかと、むしろ金子オーナーが高値で落としたということが最大のセールスポイントとも。

 

 

・ブリンク(牝 吉岡)

エピファネイア×パッシフローラ(ディープインパクト)

母パッシフローラは500万特別勝利の2勝。本馬は3番子。おばに16年G3ダービー卿チャレンジトロフィーなど重賞2勝のマジックタイム。近親に10年G2京都新聞杯のゲシュタルト。4代母クリスザレディーの産駒に01年G3富士S、他OP特別2勝のクリスザブレイヴ。5代母Azzurrinaは79年伊G1リディアテシオ賞など重賞3勝、78年G1伊ダービー3着。

 

(メモ)

エピファネイア×ディープインパクトでG1菊花賞2着のアリストテレスと時期的になってしまうのですが牡牝の違いがあるとはいえアリストテレスも初勝利は京都マイルでしたので。個人的には非常に好きなクリスザレディーの系統なのですが、おばに近年の重賞勝ち馬はいますが些か古いというか社台オーナーズではない吉田ファミリー所有馬で、角居さんの門下生でしょうから厩舎的にも期待といえばそうなのでしょうけど少し弱いという嫌いも。

 

・ワールドバローズ(牡 石坂公)

ディスクリートキャット×ポーシア(ディープインパクト)

母ポーシアは中央未勝利、地方1勝。本馬は2番子で2019年北海道サマーセール1728万円取引馬。

祖母レディオブヴェニスは07年米G2キャッシュコールマイル(4着コイウタ、5着ディアデラノビア、9着コイウタ)など重賞3勝、G1レース2着1回・3着2回。一族に87年仏2000ギニーなどG1レース6勝の種牡馬Soviet Star。81年米G1サンタバーバラハンデキャップなど重賞7勝、通算22勝、81年G1第1回ジャパンカップ1番人気3着のザベリワン(1着メアジードーツ)。

ノーザンファーム生産、吉田和美氏所有

 

(メモ)

新種牡馬としてのディスクリートキャットも好調ですが現2歳は5頭勝ち上がりでダート1800mで1頭勝ち馬はいますが他はマイル未満の勝ち馬でやはり短距離向きと見るべきでしょう。5頭勝ち上がりで新馬勝ちも1頭といきなりからは難しいように思われます。

 

●4回東京7日ダート1400m

 

●4回京都7日芝2000m

・カツコ(牝 寺島)

ハービンジャー×ギンザヴィクトリア(ゼンノロブロイ)

母ギンザヴィクトリアは中央1勝、地方1勝の通算2勝。本馬は初子。祖母タイムフェアレディは01年G3フラワーC勝ち馬。4代母ダンシングファイタは83年G3中山牝馬S勝ち馬。おじに17年G3ラジオNIKKEI賞2着(1着セダブリランテス)のウインガナドル。本年の2歳戦では同じく祖母タイムフェアレディのカズカポレイは4回新潟で未勝利勝ち。

新冠橋本牧場(新冠)、武田修氏所有

 

・スペキアリス(牝 高野)

エピファネイア×スペルバインド(ゴールドアリュール)

母スペルバインドは1600万特別勝利の4勝。本馬は5番子。祖母デインスカヤは97年仏G2アスタルテ賞勝ち馬。おじに06年G2京都記念勝ち馬で05年G1皐月賞2着・G1日本ダービー3着(いずれも1着ディープインパクト)、G1香港ヴァーズ2着(1着ウィジャボード)のシックスセンス。近親シルヴァースカヤは04年仏G3ロワイヨモン賞など重賞2勝。おじに13年豪G1ザメトロポリタン勝ち馬で11年愛ダービーなどG1レース2着4度のSeville、通算5戦4勝2着1回で1600万特別勝利の種牡馬シルヴァーステート。

https://www.g1tc.co.jp/catalog/pdf/18050.pdf

社台白老生産、G1レーシング所有

 

(メモ)

調教もあまり動いていないらしく評価を下げたいのですが最終調教で変われば、日曜福島芝2000m戦に回る可能性もあるとの事。

 

・ディープモンスター(牡 池江)

ディープインパクト×シスタリーラヴ(ベラミーロード)

母シスタリーラヴは14年G3ダブルドッグデアSなどダートG3重賞2勝、米・加通算7勝。本馬は3番子で全兄ダノンアレーは本年のG3毎日杯3着(1着アドマイヤビルゴ)の現1勝。近親Dexie Brassは92年米G1メトロポリタンハンデキャップ(ダート8f)勝ち馬。

https://banusy.dmm.com/policy/regulation/familyline-1805.pdf

矢野牧場(新ひだか)生産、DMMドリームクラブ所有

 

(メモ)

2回小倉4日の新馬戦でレース前に放馬して除外となったのですが、1勝クラス紫菊賞でも2着し該当の新馬戦で5馬身離して勝ったのがグラティトゥーなので出ていてもいつものように適当に作って余裕残しで勝つのではなく本当にそのまま負ける池江厩舎のディープインパクト産駒でしょうし、それが良かったというと語弊はありますが中間で上がって来たようで今回こそは出走すればソコソコやるのでは?また適当にやっただけで豊さんが散歩して終わりかも知れないのでこの陣営はもうあまり信用しない方が良いとも。

 

・トラウンシュタイン(牡 奥村豊)

オルフェーヴル×トラウム(ダンシリ)

母トラウムは未勝利。本馬は2番子。3代母Brigidの産駒リッスンは07年英G1フィリーズマイルなど2勝、その産駒に15年G2ローズSのタッチングスピーチ、19年G1菊花賞2着(1着ワールドプレミア)のサトノルークス。一族にHenrythenavigator、Magicianなど海外G1および重賞活躍馬多数。本年の2歳戦では祖母リッスンの産駒に、新種牡馬ドゥラメンテ産駒の勝ち馬第1号でOPもみじSを勝利したアスコルターレ。

https://www.g1tc.co.jp/catalog/pdf/18044.pdf

追分ファーム生産、G1レーシング所有

 

(メモ)

先週のいわゆる「伝説の新馬戦」に出走するかも知れないということだったので前回も書いたのですが出馬自体がなくこちらへ、元々こちらにということが前回時も出ていて勝ったシャフリヤールと2着ヴィヴァンが強かったので出なくて良かったとは思います。

本年2歳戦でOPききょうSを勝利したオルフェーヴル産駒のポールネイロンも母父ダンシリでポールネイロンは母母父マキャベリアン、本馬はサドラーズウェルズが母母父とリッスンやヘンリーザナヴィゲーターの母と祖母が全きょうだいになるようです。ポールネイロンの方も4代母の半姉にColor Spinがいてその産駒にオペラハウスとオルフェーヴル×ダンシリ配合に大物の相アリ?といったことを前回も書きましたので再掲。

 

・レッドアストラム(牡 大久保)

オルフェーヴル×オリオンムーン(マンデュロ)

母オリオンムーンは仏米3賞、14年米G3ボーゲイS2着。本馬は2番子。

http://www.tokyo-tc.com/mng_h_pdf/g_p_blood_redastrum.pdf

社台ファーム生産、東京ホースレーシング所有

 

(メモ)

東サラさん所有馬なのでカタログ参照ということだけで良いのですが、近親も欧州重賞入着級ということでエポカドーロやラッキーライラックの馬名が父オルフェーヴルから書かれています。そちらに拠りますと2010年日本ダービー勝ち馬のエイシンフラッシュが母父プラティニ、3代母の父ケーニッヒシュテールという血を持ち本馬が母母父プラティニで母オリオンムーンの3代父がケーニッヒシュテールということだそうで東サラさんのカタログがそういうのならもうそれで良いです。母は仏米で出走もドイツ血統でエイシンフラッシュの母ムーンレディと似たような構成だとか、ムーンレディは独・米で芝G2勝利があります。

 

●4回東京7日芝1400m

・アヴェラーレ(牝 木村)

ドゥラメンテ×アルビアーノ(ハーランズホリデイ)

母アルビアーノは15年G2スワンSなど重賞2勝、16年G1高松宮記念3着(1着ビッグアーサー)。本馬は初子。おじに98年米ダートG1スーパーダービーの種牡馬Arch、01年首G3ゴドルフィンマイルのFestival of Ligut。おばに10年米G1スピンスターSなど重賞7勝Acoma。4代母Altheaは84年アーカンソーダービーなど米G1レース3勝、重賞通算6勝。

https://www.silkhorseclub.jp/hspdf/2019/2018077.pdf

ノーザンファーム生産、シルクレーシング所有

 

(メモ)

重賞2勝アルビアーノの初子ですがルメール騎手を確保ということで翌日の限定戦からこちらに回ったとのこと。血統からは1400mの方が合いそうにも思いますがノーザン-シルクでお抱えの関東厩舎ということから1回勝ってもその後のローテはどうなるか全くわからないといったところでしょう。

 

・ジュストコル(牡 大久保)

シャラー×ジュマイエル(ロペデヴェガ)

母ジュマイエルは16年仏G1サンタラリ賞など仏英2勝。本馬は初子。祖母Nawalの産駒に08年米G1ハリウッドゴールドCなど重賞2勝Mast Track。4代母Tarlaceの産駒に91年仏G3カブール賞勝ち馬でG1レース2着1回・3着2回のケンブ、その産駒に00年G3クリスタルCのスイートオーキッド、98年菩提樹SなどOP特別4勝、G3重賞2着2回のシンボリスウォード。

英国産、吉田照哉氏所有

https://www.shadaigo.jp/catalog/pdf/93284.pdf

 

(メモ)

英国産となっていますが社台生産の外国産馬で社台オーナーズ所有になると思われます。シャラーは現2歳世代が初年度産駒らしく謎も多かったのですが、2回中京芝1200mで新馬勝ちをしてOPもみじSで2着のヒトヨギリが中央でも既に勝利。中央ではヒトヨギリしか出走はないのですがそこから考えると短距離血統で1400mでも長いとなりますが何せサンプル数1なのでそこらはなんとも、基本的にはスプリンターで良いと思うのですが。

 

・ジョージバローズ(牡 清水久)

ダイワメジャー×カワカミプリンセス(キングヘイロー)

母カワカミプリンセスは3歳新馬戦勝利、06年オークス・秋華賞でG1レース2勝、通算5勝。本馬は7番子で2019年北海道セレクションセール1620万円取引馬。3代母Summer Secretaryは89年・91年米G3ボーゲイハンデキャップ勝ち馬。5代母Summeer Guestは72年アラバマS、CCAオークスなどの勝ち馬。

三石川上牧場(新ひだか)生産、猪熊広次氏所有

 

(メモ)

デビューから無敗でG1オークス・秋華賞まで5連勝した勝ち馬カワカミプリンセスの産駒。父がダイワメジャーで本年の2歳戦もサルビアが既に1勝クラス特別勝利などもあるのですが例年のダイワメジャーよりも成績は落ちており母はオークス馬ですが、あまり東京向きと思えないのも気になるところでしょうか。

 

・スパイラルライズ(牡 水野)

ストロングリターン×スパイラルポイント(ディープインパクト)

母スパイラルポイントは未出走。本馬は初子。おじCirrus des aiglesは11年英チャンピオンS、12年ドバイシーマクラシック、12・14・15年ガネー賞などG1レース7勝、重賞通算17勝、G1レース2着5回。

社台ファーム生産、吉田千津氏所有

 

(メモ)

おじシリュスデゼーグルは仏G2ドラール賞3勝などもり、2014年G1ドバイシーマクラシックはジェンティルドンナが1着、2着がシリュスデゼーグル、10着デニムアンドルビーという結果。とはいえストロングリターン産駒ですからやはりマイル近辺で距離などはここが向きそう、母父ディープインパクトですが欧州向きと捉えればどこまでやれるか未知数な点は多いかと思われます。社台オーナーズ所有馬ではないようです。

 

・マイナーズライト(牡 大江原)

スウェプトオーヴァーボード×シャリオドール(ヴィクトワールピサ)

母シャリオドールは未勝利。本馬は初子。祖母サプレザは09~11年英G1サンチャリオットS3連覇など重賞5勝、G1レース2着2回、G1マイルチャンピオンシップ10年4着(1着エーシンフォワード)・11年3着(1着エイシンアポロン)。5代母Skeptic Ladyの産駒に89年米G3サルヴェイターマイルなど重賞3勝Bill E. Shears。

https://www.shadaigo.jp/catalog/pdf/93238.pdf

社台ファーム生産、吉田照哉氏所有

 

(メモ)

こちらは社台オーナーズ所有馬。祖母サプレザですが父スウェプトオーヴァーボードで芝が無理ならダートでもということろでしょうか。

 

●4回東京7日ダート1600m

・アナンシエーション(牡 手塚)

ユニオンラグズ×アクウェイント(ジャイアンツコーズウェイ)

母アクウェイントは米3勝。本馬は2番子。祖母Social QueenはG3ギャロレットハンデキャップなど重賞2勝。おじに15年米G1ベルモントダービー招待Sなど重賞2勝Force the Pass。5代母Nice Galの産駒に03年米G1スティーブンフォスターハンデキャップなど重賞7勝、02年G1ケンタッキーダービー3着、05年G1BCクラシック3着。

https://www.silkhorseclub.jp/hspdf/2019/2018079.pdf

米国産、シルクレーシング所有

 

(メモ)

父ユニオンラグズは12年ベルモントSなど米ダートG1レース2勝、重賞通算3勝、11年BCジェベナイル2着のノディキシーバンドランド経由ーザンダンサー系種牡馬。産駒はこれまで中央で3頭出走し2頭勝ち上がり、どちらも1勝止まりと日本ではあまり産駒が走っていないのですが出走頭数自体が少ないので。

日本調教馬も出走していた18年G1ドバイシーマクラシック勝ち馬Hawkbillの半弟Free Drop Billyの父がユニオンラグズで17年米ダートG1ブリーダーズフューチュリティ(ダート8.5f)勝ち馬。

 

・シザースフェイント(牡 稲垣)

フェノーメノ×アドマイヤダンサー(エルコンドルパサー)

母アドマイヤダンサーは500万勝利の2勝。本馬は7番子。おじに06年G1ジャパンカップダートのアロンダイト。3代母Regal Eceptionは72年愛オークス勝ち馬、英オークス2着。4代母Rajput Princessは64年仏1000ギニー勝ち馬。クリソライト、マリアライト、リアファル、ダンビュライトなど祖母キャサリーンパーからG1および重賞勝ち馬など活躍馬多数。本年の2歳戦では3代母キャサリーンパーで母マリアライトのオーソクレースがOP(L)アイビーSを勝利。

 

(メモ)

きょうだいの中央勝ち馬はアドマイヤムーンやハーツクライの産駒で芝で3勝・2勝といったところで現3歳のラインオブダンスなど、この一族だけにダートも走るのでしょうけどフェノーメノもイメージとは違ってダートの方が産駒中央勝ち馬は多いので。

 

●4回京都8日ダート1400m

・ジェネレイトヒート(牝 藤原英)

ディープインパクト×トータルヒート(ストリートクライ)

母トータルヒートは1600万特別勝利の5勝。本馬は初子。祖母リーサルヒートは08年米G2ハリウッドオークスなど重賞2勝。

https://www.g1tc.co.jp/catalog/pdf/18031.pdf

社台白老生産、G1レーシング所有

 

(メモ)

新潟と東京で1度ずつ既に2度除外になっているので今回は出られると思うのですが次週の東京ダート1300m戦に回る可能性もあるとのこと。新潟は芝1400mで前回除外の東京はダート1300m適性よりも所属騎手を乗せたいような節があってそれに併せて失敗しがちのような?先週大敗を喫したサヴァニャンがそれなのですが。ダート血統の母系でもディープインパクトだとやはり芝のようでこれは先週勝ったアルコディオーサがそうなりますが、鞍上も誰になるかわかりませんし一応出たとこ勝負と見ておきましょう。

 

●4回東京8日芝1800m

・ウィズザベスト(牡 勢司)

モーリス×ウィズザフロウ(アグネスタキオン)

母ウィズザフロウは未出走。本馬は3番子で2019年セレクトセール2160万円取引馬。おばに12年G1阪神ジュベナイルフィリーズなど重賞2勝ローブティサージュ。4代母Much Too Riskyの産駒に97年仏G2ポモーヌ賞など重賞2勝、愛G1ヨークシャーオークス2着ホワイトウォーターアフェア、その産駒に05年G1安田記念など重賞2勝アサクサデンエン、06年G3小倉記念勝ち馬でG1天皇賞(秋)2着のスウィフトカレント、10年皐月賞、有馬記念、11年ドバイワールドカップで国内外G1レース3勝のヴィクトワールピサ。同じく4代母Much Too Riskyの産駒に06年英G3ミュージドラ賞など重賞2勝、英オークス3着Short Skirt、その孫に19年G3兵庫ゴールドトロフィーなど現5勝デュープロセス

https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/cdn.jrha.or.jp/select/2019/pj017.pdf

ノーザンファーム生産、キャロットファーム所有

 

(メモ)

モーリス産駒がまた勝たなくなって来たといっても2週勝ち馬が出ていない状況で序盤の全く勝ち馬を出せない状況を思えばそれほど心配もなさそうですが、その序盤の不振もあるのか東京では未勝利。今開催の4回東京に限るとG3サウジアラビアロイヤルCのインフィナイトなど2着は5回あるので全く走らないということでもないようですが。

 

・グレートマジシャン(牡 宮田)

ディープインパクト×ナイトマジック(ショロコフ)

母ナイトマジックは09年独オークス、10年バーデン大賞でG1レース2勝、重賞通算5勝、他G1レース2着4回、独7勝(仏・伊出走あり)。本馬は6番子。全兄に20年G3新潟ジャンプSの平地4勝、障害3勝の現7勝フォイヤーベルク。4代母Novelleは83年G2独オークス勝ち馬。近親Night Musicは18年伊G2ミラノ大賞など重賞2勝。

ノーザンファーム生産、サンデーレーシング所有

 

(メモ)

フォイヤーベルクの全弟とういうことでネタ要素も多分にあるとは思うのですがそのフォイヤーベルクも平地芝で1000万特別勝利もあり障害重賞まで勝利。他のきょうだいも全て全兄・全姉のディープインパクト産駒で全て2勝以上、全姉2頭は3勝馬ですしフォイヤーベルクで妙なキャラ設定があるだけで母は競走成績ほどではないにしても相当優秀な繁殖と思われます。これがまたフォイヤーベルクの池江厩舎にでも入ればまた太ったまま出して全く走らないか放馬させて終わりでしょうけど関東とはいえ宮田厩舎なので期待も大きいのでしょう。天皇賞(秋)同日の東京でルメール騎手想定とそこからも勝負懸かりかと。

 

・ゲヴィナー(牡 藤原英)

オルフェーヴル×カウアイレーン(キングカメハメハ)

母カウアイレーンは10年OPターコイズSなど5勝、10年G3クイーンS3着(1着アプリコットフィズ)、本馬は6番子で2018年セレクトセール6912万円取引馬(同セールのオルフェーヴル産駒購買額5位、当歳セッション3位)。半兄に18年G2京都新聞杯勝ち馬で重賞2着4回・3着7回の現2勝ステイフーリッシュ。祖母シルバーレーンは88年仏G3グロット賞1着・G1愛オークス3着。おじに99年スプリンターズS、01年安田記念でG1レース2勝、重賞5勝のブラックホーク。おばに07年G1NHKマイルカップ17番人気で勝利のピンクカメオ。近親にロジチャリス、グッドスカイ、グレイルの重賞勝ち馬3きょうだい。本年の2歳戦では同じく祖母シルバーレーンでOP特別3着2回のゴールドチャリスが既に勝ち上がり。

https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/cdn.jrha.or.jp/select/2018/pj358.pdf

社台ファーム生産、金子真人HD所有

 

(メモ)

ステイフーリッシュをどのような扱いにするかですがそれも含めて手堅い血統ということで。ステイフーリッシュ成分に金子真人HDエッセンスが加われば大きいところもガンガン勝ちそうですがステイゴールドからオルフェーヴルということでそのようなことでも。調教も良いらしくこちらも初戦からやれそうですが。

 

・ミッキーセサミ(牡 菊沢)

エピファネイア×ロザリウム(キングカメハメハ)

母ロザリウムは3歳新馬1勝、地方1勝の通算2勝。本馬は2番子で2019年セレクトセール7992万円取引馬(同セールのエピファネイア産駒購買額2位、1歳セッション2位、同1位も野田みづき氏が所有の現2歳未勝利のミッキートレーゼ)。祖母ローズバドは01年G2フィリーズレビューなど重賞2勝、01年オークスなどG1レース2着3回。祖母ロゼカラーは95年G2デイリー杯3歳Sで重賞1勝、96年G1秋華賞3着(1着ファビラスラフイン)。おじに09年朝日杯フューチュリティステークス、10年ジャパンカップでG1レース2勝、重賞通算5勝、10年G1日本ダービー2着・菊花賞2着のローズキングダム。活躍馬多数4代母ローザネイの薔薇一族。

https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/cdn.jrha.or.jp/select/2019/pj060.pdf

ノーザンファーム生産、野田みづき氏所有

 

・リエヴェメンテ(牝 萩原)

ドゥラメンテ×ヒルダズパッション(カナディアンフロンティア)

母ヒルダズパッションは11年米G1バレリーナSなど重賞通算5勝、米8勝。本馬は6番子。半兄に18年ターフクラシックS(芝9f)、18年ウッドワードS(ダート9f)で米芝ダートG1レース制覇、重賞通算3勝のYoshida(父ハーツクライ)。半姉に20年G3シンザン記念のサンクテュエール(父ディープインパクト)。

https://carrotclub.net/upfile/1920/2019family1920.pdf

ノーザンファーム生産、キャロットファーム所有

 

(メモ)

ヨシダやサンクテュエールの半妹となるドゥラメンテ産駒ですが、これまで出走した他のきょうだいもすべて中央で勝利。兄弟はディープインパクト産駒が多く半弟もディープインパクト産駒ですが他にヨシダがハーツで1つ上の現1勝シェドゥーブルがオルフェーヴル産駒とキングカメハメハ系に関しては未知数。兄弟の活躍馬は牡馬寄りですが初めて牝馬に出たサンクテュエールも重賞勝利し牡牝やらも問わないようなので交配相手の系統なども問わなければ。

天皇賞(秋)に出走予定のダノンキングリーなどと併せて調教が一息ということや、ここはかなりのメンバーも揃いそうなので、この血統ですし使われつつどこかで、いくらなんでも1つは勝つのではないかと。

 

・レッドロワ(牡 木村)

ディープインパクト×プラヤデシエルタ(オーペン)

母プラヤデシエルタは亜1勝、14年G1ホルヘデアトゥーチャ大賞2着。3代母La Costa Azulは93年G1亜1000ギニーなど重賞2勝、その産駒01年亜グランクリテリウムなど重賞2勝、G1レース2着1回・3着4回のLac Azur。4代母Riviereの孫に11年ヒルベルトレレナ大賞など亜G1レース3勝のマルペンサ、その産駒に16年菊花賞・有馬記念でG1レース2勝、重賞通算6勝のサトノダイヤモンド。

http://www.tokyo-tc.com/mng_h_pdf/g_p_blood_redroi.pdf

社台牧場(白老)生産、東京ホースレーシング所有

 

(メモ)

本馬の4代母がサトノダイヤモンドと同一で母父が同じくオーペンという血統。木村・大竹・手塚あたりの関東厩舎でサンデーレーシング・シルク・キャロット辺りならデタラメなローテなのでしょうが東サラですのでどこまで普通に使って来るかとそれだけでしょう、東サラを悪く書きたくないのですがこうなるともうそれだけで南米牝系も何も関係ないので。

社台牧場というのは社台ファームや白老とありますが社台白老とは異なり、これまでにダービーレグノやユウトウセイといった重賞勝ち馬を出している生産者のようです。吉田善哉さんではなくその兄弟の吉田善助さんの息子さんからの流れを受け継がれているらしいのですが。

 

●3回福島2日芝2000m

・セナリスト(牡 金成)

ブラックタイド×リアリサトリス(ニューメラス)

母リアリサトリスは仏3勝。本馬は5番子。おじに02年仏G1ジャンプラ賞など重賞2勝のRouvers、11年米G3ジャイプールSのRight One。

https://www.sundaytc.co.jp/catalog/pdf/93137.pdf

ノーザンファーム生産、サンデーレーシング所有

 

・ロックオブエイジズ(牡 尾関)

スクリーンヒーロー×ロカ(ハービンジャー)

母ロカは2歳新馬1勝、11年OP忘れな草賞2着、G3クイーンC3着(1着キャットコイン)。本馬は初子。3代母ウインドインハーヘアは95年独G1アラルポカル勝ち馬。その産駒にディープインパクト、ブラックタイドなど活躍馬多数、本馬の5代母Highclereの一族。

https://www.shadaigo.jp/catalog/pdf/93224.pdf

ノーザンファーム生産、吉田勝己氏所有

 

(メモ)

新馬戦で凄まじい切れ味を見せて勝利しG1阪神ジュベナイルフィリーズでも1番人気となったものの出遅れて8着、重賞入着などはあったものの1勝で終わったロカの初子。1つ上はジャスタウェイを付けられていたようなのですが付かなかったのか理由はわかりませんが、本馬が初子となるようです。

 

●4回京都8日芝1400m

 

●4回東京8日芝1600m(牝)

・アップストリーム(牝 手塚)

キングカメハメハ×アユサン(ディープインパクト)

母アユサンは2歳新馬戦勝利、13年G1桜花賞勝ち馬で通算2勝。本馬は3番子。おばに18年G2チューリップ賞など重賞2着2回、17年G1阪神ジュベナイルフィリーズ3着のマウレア。3代母Buy the Firmは91年米G1トップフライトハンデキャップなど重賞5勝、G1レース2着2回・3着2回。

下河辺牧場(日高)生産、下河辺隆行氏所有

 

(メモ)

下河辺牧場の桜花賞馬アユサン産駒。キングカメハメハとルーラーシップ産駒を交互に付けられているようで上2頭は牝馬で未勝利と本馬も牝馬に出ており、きょうだいの血統からは推しにくく、1歳と当歳は半弟となるルーラーシップ牡馬のようですが。

手塚厩舎でも非ノーザン生産馬でそこは良いのですが同日の天皇賞(秋)に出走するフィエールマンの調教相手だったようで今週はこのパターンの新馬出走馬も多く何らかのポイントになるでしょうか。大きく追走して古馬G1勝ち馬に先着などでもないのであまり考慮しない方が良いとも思うのですが。

 

・ヴァンデスプワール(牝 高橋文)

モーリス×ピュアブリーゼ(モンズン)

母ピュアブリーゼは2歳未勝利1勝、11年G1オークス2着(1着エリンコート)。本馬は4番子。4代母Page Bleueの産駒に99年独G3デュッセルドルフ大賞のPage's King。

https://carrotclub.net/upfile/1923/2019family1923.pdf

ノーザンファーム生産、キャロットファーム所有

 

(メモ)

あまり追っていないとのことで想定の福永騎手で回って来て、吉田豊騎手にでもなった時が高橋文雅厩舎の勝負所だとは思います。血統からは渋った方が合うでしょうか。

 

・クイーンズキトゥン(牝 藤沢和)

ディープインパクト×ステファニーズキトゥン(キトゥンズジョイ)

母ステファニーズキトゥンは母ステファニーズキトゥンは15年BCフィリー&メアターフ、14・15年フラワーボウルSなど米G1レース5勝、重賞9勝、通算11勝。本馬は2番子。3代母Bail Out Beckyは95年G1デルマーオークス勝ち馬。

https://www.sundaytc.co.jp/catalog/pdf/93103.pdf

ノーザンファーム生産、サンデーレーシング所有

 

(メモ)

2週前の東京芝1600m戦で非当選馬となってこちらに回るようですが藤沢和雄厩舎なので作って出して来るかどうかだけでしょう。以前の投稿時も書いたのですが1つ上の全姉カトゥルスフェリスも2歳新馬戦を夏の新潟で勝ったのですが現1勝ということで母の競走実績ばかりがクロースアップされ、本馬がまだ2番子ですがそこまでの実績はないといった状況。1つ下はディープインパクト産駒の全妹、当歳はドゥラメンテ牝馬のようです。

 

・クライミングリリー(牝 国枝)

ディープインパクト×コンテスティッド(ゴーストザッパー)

母コンテスティッドは12年エイコーンS、テストSなど米ダートG1レース2勝、通算5勝。本馬は5番子。全兄ギベオンは18年G3中日新聞杯勝ち馬の現3勝、18年G1NHKマイルカップ2着(1着ケイアイノーテック)。

3代母Questressの産駒に06年フォアゴーSなど米ダートG1レース2勝、重賞通算4勝のPomeroy。

https://www.shadaitc.co.jp/catalog/pdf/93002.pdf

社台ファーム生産、社台レースホース所有

 

(メモ)

本馬も含めきょうだいは全てディープインパクトが付けられて中央で出走した3頭は全て3勝、ギベオンの他に現3歳で2勝クラス勝利のサトノフウジンなど高次元安定といったところなのですが全て牡馬(騸馬)で本馬は牝馬に出たのがどうかでしょう。中央勝利の全兄も新馬戦勝ち馬が2頭でもう1頭の初子サトノルーラーも3歳デビューで2戦目の勝ち上がりと新馬では強いといえる傾向。

 

・プレフェリータ(牝 萩原)

モーリス×レジネッタ(フレンチデピュティ)

母レジネッタは08年G1桜花賞など重賞2勝、通算3勝、G1オークス3着。本馬は7番子。4代母Northern Aspenは87年米G1ゲイムリーハンデキャップなど重賞2勝。5代母Fall Aspenは78年米G1メイトロンS勝ち馬。一族にドバイミレニアム、ティンバーカントリーなどの海外G1レース勝ち馬および種牡馬や99年G2京都大賞典勝ち馬ツルマルツヨシなど。本年の2歳戦では同じく5代母Fall Aspenのドゥラヴェルデが2回新潟で新馬戦勝利。

https://www.g1tc.co.jp/catalog/pdf/18019.pdf

追分ファーム生産、G1レーシング所有

 

(メモ)

きょうだい6頭中4頭勝ち上がりの桜花賞馬母レジネッタの産駒ですが、キングカメハメハが多く付けられロードカナロア産駒の3歳ライフレッスンズも現2勝とキングカメハメハ系との相性が良い傾向でモーリス産駒なのがポイントとなるでしょうか。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 3862

Trending Articles