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中央競馬2歳リーディングサイアー(9月13日現在)

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1位(1位)モーリス(1億3068万9000)(9勝)※新種牡馬

2位(3位)ドゥラメンテ(1億2048万6000)(11勝)※新種牡馬

3位(4位)エピファネイア(1億908万)(10勝)

4位(2位)キズナ (1億442万6000)(7勝)

5位(5位)ディープインパクト(8680万)(7勝)

6位(11位)リオンディーズ(8502万)(8勝)※新種牡馬

7位(6位)ダイワメジャー(8487万8000)(7勝)

8位(7位)ミッキーアイル(7758万7000)(5勝)※新種牡馬

9位(8位)マツリダゴッホ(7287万3000)(4勝)

10位(9位)ゴールドシップ(7033万6000)(6勝)

 

11位(10位)ハービンジャー(6554万1000)(7勝)

12位(13位)ロードカナロア(6295万1000)(5勝)

13位(12位)スクリーンヒーロー(6244万)(3勝)

14位(15位)ルーラーシップ(6103万)(4勝)

15位(20位)ハーツクライ(5996万6000)(3勝)

16位(17位)マクフィ(5571万)(3勝)※新種牡馬

17位(14位)リーチザクラウン(5447万1000)(4勝)

18位(16位)カレンブラックヒル(5377万1000)(4勝)

19位(18位)エイシンフラッシュ(5156万)(3勝)

20位(19位)パイロ(4423万2000)(3勝)

 

21位(21位)クロフネ(4190万7000)(2勝)

22位(22位)ラブリーデイ(4187万3000)(4勝)※新種牡馬

23位(23位)グレンイーグルズ(4138万5000)(2勝)※海外供用 サドラーズウェルズ系

24位(24位)スクワートルスクワート(4011万6000)(3勝)

25位(27位)サウスヴィグラス(3754万)(4勝)

26位(26位)ヴィクトワールピサ(3612万)(2勝)

27位(25位)ディスクリートキャット(3562万)(3勝)※新種牡馬

28位(35位)オルフェーヴル(3041万)(3勝)

29位(28位)アジアエクスプレス(2977万)(3勝)※新種牡馬

30位(29位)キンシャサノキセキ(2757万)(1勝)

 

31位(30位)マジェスティックウォリアー(2690万)(3勝)

32位(34位)トゥザワールド(2685万1000)(3勝)

33位(31位)フランケル(2520万)(2勝)※海外供用 サドラーズウェルズ系

34位(32位)ダノンレジェンド(2511万)(3勝)※新種牡馬

35位(40位)ヘニーヒューズ(2508万)(1勝)

36位(36位)ブラックタイド(2390万)(1勝)

37位(33位)アグネスデジタル(2386万)(2勝)

38位(37位)ディープブリランテ(2370万)(2勝)

39位(39位)キングカメハメハ(2257万)(2勝)

40位(47位)ジャスタウェイ(2151万)(2勝)

 

41位(38位)ネオユニヴァース(2100万)(2勝)

42位(46位)エイシンヒカリ(1810万)(1勝)※新種牡馬

43位(42位)トランセンド(1756万)(1勝)

44位(41位)エスケンデレヤ(1690万)(2勝)

45位(43位)ノヴェリスト(1657万)(1勝)

46位(44位)メイショウボーラー(1560万)(2勝)

47位(45位)ジョーカプチーノ(1487万)(1勝)

48位(48位)ロードアルティマ(1380万)(1勝)

49位(49位)アドマイヤムーン(1287万)(1勝)

50位(50位)ストロングリターン(1262万)(1勝)

 

51位(51位)テイエムオペラオー(1261万4000)(1勝)

52位(52位)アイルハヴアナザー(1255万)(1勝)

53位(53位)スピルバーグ(1191万)(1勝)

54位(54位)エスポワールシチー(1167万)(1勝)

55位(63位)ローエングリン(1140万)(1勝)

56位(59位)ワールドエース(1121万)

57位(55位)バゴ(1087万)(1勝)

58位(56位)シンボリクリスエス(1061万)(1勝)

59位(57位)シニスターミニスター(990万)(1勝)

60位(58位)リアルインパクト(977万)(1勝)

 

61位(91位)ジャングルポケット(931万)(1勝)

62位(65位)ホッコータルマエ(911万)※新種牡馬

63位(60位)キングマン(900万)(1勝)※海外供用 ダンチヒ系

64位(61位)トーセンファントム(895万)

65位(73位)ロージズインメイ(890万)(1勝)

66位(62位)グラスワンダー(870万)

67位(75位)バトルプラン(840万)

68位(64位)ノーネイネヴァー(820万)(1勝)※海外供用 ストームキャット系

69位(66位)ディープスカイ(780万)(1勝)

70位(67位)タピット(770万)(1勝)※海外供用 シアトルスルー系

 

71位(67位)アメリカンファラオ(700万)(1勝)※海外供用 ミスタープロスペクター系(ファピアノ系)

71位(67位)インヴィシブルスピリット(700万)(1勝)※海外供用 ダンチヒ系

71位(67位)クリーンエコロジー(700万)(1勝)※新種牡馬

71位(67位)ゴールドアリュール(700万)(1勝)

71位(67位)スペイツタウン(700万)(1勝)※海外供用 ミスタープロスペクター系(ゴーンウェスト系)

76位(74位)スマートファルコン(660万)

77位(76位)ドーンアプローチ(635万)(1勝)※海外供用 サドラーズウェルズ系

78位(118位)クリエイターⅡ(561万)(1勝)※新種牡馬

78位(118位)サクラゼウス(561万)(1勝)

80位(77位)ダンカーク(560万)

 

81位(78位)カーリン(554万)※海外供用 ミスタープロスペクター系(スマートストライク系)

82位(79位)ヴァンセンヌ(550万)

83位(80位)トゥザグローリー(537万)

84位(81位)フェノーメノ(508万)

85位(82位)ダノンシャンティ(470万)

86位(83位)プリサイスエンド(451万)

87位(84位)エクシードアンドエクセル(410万)※海外供用 デインヒル系

88位(85位)パドトロワ(361万)

89位(96位)アンライバルド(360万)

89位(86位)トーセンジョーダン(360万)

 

91位(87位)ゴールスキー(355万7000円)※新種牡馬

92位(118位)スウェプトオーヴァーボード(321万)

92位(115位)ベルシャザール(321万)

94位(88位)アンクルモー(280万)※海外供用 カロ系

94位(88位)イントゥミスチーフ(280万)※海外供用 ストームキャット系

94位(88位)グタイファン(280万)※海外供用 ノーザンダンサー系(トライマイベスト系)

97位(92位)タニノギムレット(207万)

97位(92位)トーセンラー(207万)

99位(94位)アポロキングダム(200万)

100位(95位)アーネストリー(187万)

 

101位(118位)ダノンシャーク(181万)※新種牡馬

102位(96位)イフラージ(180万)※海外供用 ミスタープロスペクター系(ゴーンウェスト系)

102位(96位)キングズベスト(180万)

102位(96位)コパノリチャード(180万)

102位(96位)キトゥンズジョイ(180万)※海外供用 サドラーズウェルズ系

102位(96位)ホーリーローマンエンペラー(180万)※海外供用 デインヒル系

102位(96位)ラナウェイアンドハイド(180万)※海外供用 ミスタープロスペクター系(カースンシティ系)

108位(103位)エアーフォースブルー(161万)※海外供用 ダンチヒ系

108位(103位)ローズキングダム(161万)

110位(105位)ラブイズブーシェ(140万)

 

111位(106位)カリフォルニアクローム(130万)※海外供用 シアトルスルー系

111位(106位)トーセンブライト(130万)

113位(-)キャメロット(110万)※海外供用 サドラーズウェルズ系

113位(108位)グランプリボス(110万)

113位(108位)スズカコーズウェイ(110万)

113位(108位)ニューアプローチ(110万)※海外供用 サドラーズウェルズ系

113位(108位)ミュゼスルタン(110万)※新種牡馬

118位(112位)ゼンノロブロイ(77万)

118位(112位)タートルボウル(77万)

118位(112位)ペルーサ(77万)※新種牡馬

 

118位(-)ベーカバド(77万)

122位(115位)ダークエンジェル(70万)※海外供用 ノーザンダンサー系(トライマイベスト系)

122位(115位)トーセンホマレボシ(70万)

124位(-)シビルウォー(51万)

124位(118位)リヤンドファミユ(51万)※新種牡馬

 

 

~今週の2歳戦~

・グランデフィオーレ(牝 藤岡)

ドゥラメンテ×グランデアモーレ(ネオユニヴァース)

2回中京1日芝1400m 未勝利(牝) タイム:1分21秒8(稍重)

母グランデアモーレは2歳新馬戦勝利、1000万特別勝利の3勝。本馬は2番子で半兄に19年2歳戦で新馬戦勝利、1勝クラス葉牡丹賞レコード勝ちのグランデマーレ(父ロードカナロア)。一族に香港スプリントG1レース2勝のGold-Funなど。

阪神で2戦し4着⇒6着となって5番人気で出走したレースは好スタートも特に無理をすることもなく5番手辺りから、ここで控えたということでもなさそうだが内から更に行かれて一旦8番手付近まで下げることにそのまま直線に向くと逃げ馬が止まって内の先行勢も苦しくなったか外から差し切り2着に1馬身1/4差で勝利。初戦は1番人気に推されたがG3新潟2歳Sでも3着したフラーズダルムの4着、前走で6着と着順を下げたが今回は前回やや減った馬体重も戻して14キロ増で勝ち上がり。相手関係に恵まれた限定戦で順番が回ってきただけとは思うが外を常に回らされ終いもしっかりしていたところは買えるだろうか。初戦はそれで人気したとも思われるが同じキングカメハメハ系の半兄グランデマーレと比べるのはまだ酷だろう。

 

・カレンロマチェンコ(牝 高柳大)

マクフィ×カレンステイシー(アドマイヤジャパン)

2回中京1日ダート1400m 未勝利 タイム:1分24秒7(重)

母カレンステイシーは500万勝利の3勝。本馬は初子。

初戦は小倉芝1200mで4着し今回は1番人気で出走し序盤でやや競られるところはあったが内枠からハナ、2番手で並走していた馬が早々に失速し3番手を進んでいた馬と並ぶ形で直線に向いたがこれも楽に突き離し2着に4馬身差で勝利。初ダートの2戦目となったがダート経験馬も2頭でそのうち1頭は初戦で大敗しておりそこは特に問題なかったか。離して勝ったのでダート馬にも思えるがマクフィ産駒で芝スタート初戦の小倉芝1200mも勝ち馬ウインスーリアは2歳Sに出走しなかったが、かなり強い馬でこれに行き切られた4着ならば芝でもやれるというより本来は芝馬だろう、今回は稍重ダートというの良かったか。とはいえこの勝ち方なので現状は芝・ダート兼用馬といった見立てで。

 

・グローエルディング(牡 尾形)

クリエイターⅡ×ソフィアルージュ(クロフネ)

4回中山1日ダート1800m 未勝利 タイム:Ⅰ分55秒2(良)

母ソフィアルージュは未勝利。本馬は11番子。きょうだいに重賞勝ち馬はなく近親も重賞入着止まりといったところだが、母ソフィアルージュのきょうだいでは本馬が7頭目の中央勝ち馬となった。

初戦は函館芝1800mで9頭立て8着、前走は新潟芝1800mで5着、今回は2番人気で出走しマズマズのスタートから押して2番手、最初のコーナーワークでハナに立ちそのまま流れて早々に2番手が失速し4コーナー手前では完全に出切って、この時点で勝負を決め最後も2着に5馬身差で勝利。離して2戦目を勝った芝からの変わり身だが昨年も見られた早期の大半が芝からの初ダートというメンバーでダート好走馬もいたが、ここはいかにも相手に恵まれ枠順も2枠4番で早目にハナへ立てたことも勝因で次走以降は苦戦が予想される。

新種牡馬クリエイターⅡ産駒初勝利。競走馬時代は16年アーカンソーダービー、ベルモントSで北米ダートG1レースを2勝、16年G1ベルモントSでは日本調教馬として出走したラニを3着に下している。海外調教馬だが初年度から本邦で供用、タピット経由シアトルスルー系種牡馬。

 

・ワールドリバイバル(牡 牧田)

エピファネイア×セシリア(アグネスタキオン)

2回中京1日芝2000m 未勝利 タイム:2分2秒6(良)

母セシリアは500万勝利の2勝。本馬は3番子で2020年JRAブリーズアップセール1760万円取引馬。3代母ヴェイルオブアヴァロンは02年米G3ドラローズハンデキャップ(芝8.5f)勝ち馬。近親にヴォルシェーブやリルダヴァルなどの重賞入着馬、ディープインパクトやブラックタイドなどの出る4代母ウインドインハーヘアのHighclere一族。

初戦は小倉芝2000mで3着、1番人気で出走した今回は好スタートから並走するような形の2番手、そのままスローで流れ逃げ馬を中々捉えられなかったがゴール前で交わし最後は追い込んだ人気薄の2着馬を3/4凌いで勝利。前走小倉の中距離戦に出走していた馬の再戦といったメンバーで、前走の小倉芝2000m出走馬としては再先着を果たしており初戦はダッシュが付かず差し競馬を突っ込んできたものでここは先行出来たことも大きく最後もかなりフラついていた辺りも課題か。ブリーズアップ出身である程度仕上がっていたと思われ相手関係からもう少し楽に離して勝ってほしかったが初戦の内容からもやや期待ハズレとなるだろうか、負けた初戦の方が強くも感じます。

 

・ヒロインカラーズ(牝 高橋祥)

リオンディーズ×コスモカラーズ(クロフネ)

4回中山1日芝1200m 未勝利 タイム:1分09秒8(良)

母コスモカラーズは500万勝利の2勝。本馬は6番子。4代母Winning Colorsは88年G1ケンタッキーダービーなど北米ダートG1レース3勝の名牝、その孫に06年G3キーンランドCのチアフルスマイル。74年ニューヨーク牝馬三冠Chris Evertやタップダンスシチーなど活躍馬多数Twice Overの一族。

ここまで福島・新潟で3戦し3・5・4着、1番人気で出走した今回はマズマズのスタートからダッシュ良くハナと思われます(この辺り雨の影響で良く見えません)。そのままマイペースに持ち込んで4コーナーでは1馬身ほどのリード直線でも後続を離して楽に勝つように見えたが最後はムチもかなり入れられて2着馬の追い込みをなんとかクビ差凌いだ勝利。初戦はOPダリア賞を勝ったブルーバードの3着で差して届かず行って押し切れずといったレースぶりで今回もそのようになりそうだったが、良発表とはいえ降雨がなかりある中でのレースでそのようなところにも救われたか。坂のある中山で押し切ったのは立派だがここからは更に成長がないと難しいか、ダート向きの血統にも思えそちらで決め手不足を補うようなレースをした方が良いようにも思えるが。

 

・サトノルーチェ(牝 吉村)

ディープインパクト×シアードラマ(バーニングローマ)

2回中京1日芝1600m 新馬(牝) タイム:1分35秒5(稍重)

母シアードラマは15年パーソナルエンスンSなど米ダートG1レース3勝、重賞4勝、通算7勝本馬は初子。おじに10年米G1BCスプリントのBig Drama。

6番人気で出走したレースは好スタートから特に無理をすることもなく中位の7~8番手といった位置取り、4コーナーから直線へ向く際にスムーズに持ち出されアッサリ抜けて最後は2着に2馬身差の快勝。本馬を含めディープインパクト産駒が5頭出走し母ジェンティルドンナのジェラルディーナ(3着)などかなりの良血馬が揃い、この血統でも6番人気での出走となったが終わってみれば全く危なげのないレースぶり、スムーズに持ち出して最後脚を伸ばすといったものですがそれも前半スムーズに折り合って脚が残っているからこそ、操縦性が非常に良いレースセンスに優れた牝馬といったタイプか。古馬になってからとも感じますがこの血統でいきなりからこれでは相応のマークが当然必要となり、非常に良い馬だと思います。馬体重418キロのデビューでここはもう少し増えて来てほしいところでしょうか。

 

・ジェセニア(牝 伊藤圭)

サウスヴィグラス×スズカグルーム(スキャターザゴールド)

4回中山1日ダート1200m 新馬 タイム:1分13秒6(稍重)

母スズカブルームは2歳新馬戦勝利、500万勝利の3勝。本馬は9番子。全兄スマートアヴァロンはOP特別2勝の現7勝、20年G3根岸S3着。半兄メイショウダッサイ(父スズカマンボ)は19年G3小倉サマージャンプで障害重賞勝利の現6勝、20年G1中山グランドジャンプ2着。おばに02年G3フェアリーSのホワイトカーニバル、その産駒に14年JBCレディスクラシック、15年チャンピオンズCでG1レース2勝、重賞通算6勝のサンビスタ。祖母イエローブルームは92年G2 4歳牝馬特別(現フィリーズレビュー)2着。

2番人気で出走したレースはゲートの出もあまり良くなく後方10番手辺りから、中間点を過ぎた辺りで行き脚が付いたかグングン上がって行き3コーナーでは6番手、4コーナーでは4番手といった位置取りで直線楽に前を捉えると最後は突き離して2着に3馬身半差の勝利。芝スタートが良くなかったのか前半は置かれ気味だったがそれでも圧勝で最後はクビを上手く使った非常に良いフォームで最後に差を付けた要因にもなったか。この一戦だけ見れば非常に強いのですが血統からも短距離ダート向きで牝馬クラシックでということでもないでしょう。

 

・ポールネイロン(牝 矢作)

オルフェーヴル×イングランドローズ(ダンシリ)

2回中京1日芝1400m 新馬 タイム:1分21秒5(良)

母イングランドローズは未勝利。本馬は2番子。4代母Bella Coloraは85年仏G2オペラ賞勝ち馬で85年G1英1000ギニー3着。

4番人気で出走したレースは他にゲートだけ速い馬もいたことからさほど良くも見えなかったが4番枠からダッシュ良くハナ、そのまま直線に向くと後方を大きく突き離し2着に8馬身差の圧勝、タイムは12年2歳未勝利でレッドオーヴァルが残したレコードと同タイム。この勝ち方なので評価しないわけには行かないのですが、今回のレースではハナを切れなかった場合がまだわかりませんし本年の2歳戦でも初戦レコード勝ちをして2戦目でアッサリ敗れるケースが何度もあり2着以下が弱かった可能性も否定出来ず、着差や時計だけで比較するのは危険と思えます。レッドオーヴァルのタイムは12月の未勝利戦を2戦目で出したもの、今回は当日稍重スタートで野芝開催の9月中京という異例の開催で比較自体も難しいのですが。

オルフェーヴル産駒の母父ミスプロで母母父シャーリーハイツが18年G1皐月賞1着・日本ダービー2着のエポカドーロでこれを持ち出す例があるようなのですが、本馬は母母父ミスプロで母母母父シャーリーハイツなので些か強引というか、ここから行くとエポカドーロの方がスピード色は強く思え、その逆に出ているようでもありこれは参考程度で良いかと思われます。

 

・マーサーアン(牡 大和田)

ルーラーシップ×セラフィックロンプ(マンハッタンカフェ)

4回中山1日芝2000m 新馬 タイム:2分6秒0(稍重)

母セラフィックロンプは格上挑戦の08年愛知杯を16番人気で勝利、小倉で実施の10年愛知杯も勝利して同一重賞隔年制覇の通算5勝。本馬は4番子。

8番人気で出走したレースは好スタートから本馬も速かったが他馬が行きたくないような抑えるような格好になってハナ、そのまま淡々と流れていたが最後方を進んでいた馬が外目に出して一気に上がって行き一旦ハナを奪われたが内から3~4コーナー中間でハナを奪い返し、最後は追い込んで来た2着馬をクビだけ凌いで結果逃げ切りの新馬勝ち。午前中からかなりの降雨があり稍重発表以上に悪い馬場と思われ時計なども遅くなっているが道中突っ掛けて来た馬がデタラメな競馬をしてこれが13着に敗れており、それがなければもっと楽に勝っていたかと。勝ち馬もこれで苦しくなったのですが1番被害を受けたのが2着馬で、その失速したクラックステソーロが4コーナーも曲がれず2着フェアビアンカはこれに張られるような形となって最後は追い詰めてクビ差で着差が着差だけに本来はこちらが勝っていたかも知れず連対2頭は見た目以上に厳しいレースをしているとも。ただし出走馬全体のレベルも疑問で次走以降に繋がるかは微妙でしょうか。

 

・ドゥラモンド(牡 手塚)

ドゥラメンテ×シーズインクルーデッド(インクルード)

4回中山1日芝1600m 1勝クラスアスター賞 タイム:1分37秒1(稍重)

2019年主な出走馬

1着サクセッション

OP(L)ジュニアC1着、G2スプリングS3着

2着ヴェスターヴァルト

G3ファルコンS3着、OP(L)橘S3着

 

1着ドゥラモンド

福島芝1800mの新馬戦勝利から1番人気で出走し後方からのレースとなったが差し切って勝利。世代初の1勝クラスという中山マイルの1戦で結果も1600mと1800mで勝って来た3頭の決着、それを後方から差し切ったものですが実質3頭立ての2歳早期1勝クラスを勝ったというもの。

ただしこのレースが出来る決め手があって、きょうだいは古馬になってからという血統、これもドゥラメンテの分で早くから走っているとなるでしょうか。良くなるのはまだ先とあまり評価していなかったのですがそれよりは明らかに強く、これで即クラシックとはしませんが賞金を加算するか権利を取れば面白い存在に成り得るかといった評価を。距離はもっと長い方が本来は良いと見ます。

 

2着イルーシヴパンサー

こちらが勝つと見ていたのですが、1度使われて煩さも出てきたようでテンから出して行く訳にも行かず、インで前を壁にして我慢せざるを得なかったようで最後もスペースが出来ないところを勝ち馬が蓋をするような形で一気に突き抜け直線で待たされた分の半馬身差。最後は詰めているのですが1着馬は勝負を決めた後で相手も4コーナーかなり外を回しての競馬、こちらはそれが出来なかった分で今回に関しては完敗でしょう。敗因は明らで弱点のようなところも見せ初戦の捌きやすい新潟外回りから少頭数とはいえ中山マイルに変わったのもコース適性として合わない、勝ち馬よりは劣ったとなるでしょうか。

これならばハーツ産駒が得意でもある東京で、という気もしますし横山典騎手継続なら時折見せる極端な位置取りの競馬が合うような気も。

 

3着モメントグスタール

連対2頭から2馬身差で明らかに現時点では劣りますが、1200mで勝って来た組や未勝利馬には先着していますしメンバーに恵まれればこのクラスでも。初戦は負担重量52キロでの勝利でもあったので同じ54キロの今回も良く走っているとは思います。ここは相手が悪すぎたでしょう、4着以下は現時点で特に評価なし1200mに戻してもどうかといったメンバーと思われます。

 

・リルブラーヴ(牡 加藤征)

サクラゼウス×サクラフォンテーヌ(ゼンノロブロイ)

4回中山2日ダート1200m 未勝利 タイム:1分13秒4(稍重)

母サクラフォンテーヌは未勝利。本馬は初子で2019年北海道サマーセール291万円取引馬。おじに13年G3きさらぎ賞2着(1着タマモベストプレイ)のマズルファイヤー。99年米G1ヘムステッドハンデキャップ(ダ8.5f)などのSister Act。

函館芝1200mの新馬戦9着、札幌ダート1000m未勝利5着から3番人気で出走したレースは大外12番枠からポンと出る絶好のスタートで中から出て来た1番人気馬と並走する形の2番手、そのまま流れて直線に向くと前を捉えて上がって来た2着馬を1馬身半振り切って勝利。ダート替わりの多いこの時期の2歳未勝利戦で本馬は札幌でダート経験がありそれも生きたか、いずれにせよ現状では短距離向き。迫りそうだった2着馬が直線内にササりっぱなしでクビを上げるなどメンバー的にも相当恵まれており上のクラスでは苦戦だろう。

サクラゼウス産駒初勝利。中央2歳戦は初勝利で中央勝利は16年1月京都の3歳未勝利ヒナワジュウ以来3勝目。本馬が15年産現5歳以来の出走で現3・4歳世代は産駒中央出走なし。2014年新種牡馬リーディング17位(1位ハービンジャー、該当年のサクラゼウス産駒は2歳戦出走1回で新馬5着)。

 

・レイニーデイ(矢野)

ジャスタウェイ×マスターチアフル(ボストンハーバー)

2回中京2日ダート1800m 未勝利 タイム:1分55秒4(稍重)※レコード

母マスターチアフルは1勝。本馬は4番子で2018年セレクトセール1944万円取引馬。祖母ホッコービューティは97年G3シンザン記念、G3フラワーCで重賞2着2回(いずれも1着シーキングザパール)。3代母Contredanceは84年米G1アーリントンワシントンラッシーS勝ち馬。近親に01年G2浦和記念など重賞3勝レイズスズランなど。

これまで東京・新潟で3戦して9・7・8着、4戦目の今回は3番人気で出走し好スタートからダッシュ良くハナ、そのまま直線に向いて追われると後続を離し最後は流して5馬身差。勝ち時計は15年ダノンスパークが未勝利で記録した従来の時計を0秒4更新するレコード。初ダートの今回がレコードの圧勝でマスターフェンサーのようにダートで走るジャスタウェイもいますがこれをどこまで評価するか、初戦が東京芝1800mで勝ったユーバーレーベンはG3札幌2歳S2着、当時6着レガトゥス、8着でコスモス賞3着コスモアシュラに続いて同レースからは4頭目の勝ち馬。芝でもやれるとは思うのですが母父ボストンハーバーで今回の時計や着差ですし現状ではダートとなるでしょうか。

 

・アドマイヤハレー(牡 宮田)

モーリス×アドマイヤシーマ(ディープインパクト)

4回中山2日芝2000m 未勝利 タイム:2分03秒7(良)

母アドマイヤシーマは1000万特別勝利の3勝。本馬は初子。おじに15年重賞サウジアラビアロイヤルC2着、16年G3共同通信杯2着などのイモータル。4代母Sedulousは88年愛G3キラヴランS(芝8f)勝ち馬。近親に04年独ダービー、05年BCターフなどG1レース4勝のShirocco。

新潟芝1800m新馬戦4着から今回は2番人気で出走し、最内枠からマズマズのスタートも控えて中位7番手のインから、3~4コーナー中間辺りから動き出しコーナーワークで前との差を詰め最後は先行2頭がやや止まったところを差し込んで2着に半馬身差で勝利。最内枠から最内を通って最後も道が出来たところを伸びて来たもので特に強くはないでしょう、先行2頭でやり合って断然人気のグアドループが4着に落ちた分もあるかと思います。決め手は確かで距離2000mをこなしたがこれでは高い評価を与えることは出来ない、今回は内枠も良かったでしょう。

 

・シャドウエリス(牝 友道)

ハーツクライ×パールシャドウ(クロフネ)

2回中京2日芝1600m 未勝利 タイム:1分36秒2(良)

母パールシャドウは2歳新馬戦勝利、1600万特別勝利の5勝。本馬は6番子。近親に07年英G1サンチャリオットSのMajestic Roi、その産駒に18年仏G3ヴィシー大賞(芝2000m)などのNoor Al Hawa(父マクフィ)。

小倉芝1200m新馬戦3着から2番人気で出走したレースはゲートで後手を踏み最後方10番手から、3~4コーナー中間辺りから行き出して6番手辺りから直線に向くと、やや内にササるようなところもあったが内で粘り込みを計る1番人気ヴェルナーを捉えて差し切り、最後は3番人気チカリヨンガ2着に上がってハーツクライ産駒のワン・ツー。

新馬戦は小倉芝1200mで勝ち馬に逃げ切られてしまったがこの血統だけに距離延長も良かったのだろう。今回ゲートが悪かった点は気になるが外を回して差し切りと強かったが上のクラスでこれは通用しないのでゲートを含めスムーズな競馬で力を発揮できるようになれば。

 

・ティアップリオン(牡 高橋亮)

リオンディーズ×ティアップレーヴ(クロフネ)

4回中山2日ダート1800m 新馬 タイム:1分56秒2(稍重)

母ティアップレーヴは1000万勝利の4勝。本馬は初子。

5番人気で出走したレースは好スタートを切ったが7枠14番からということもあってか控える方となって5番手で最初のコーナーに進入、3~4コーナー中間辺りで動き出し4コーナーでは外から先行集団を飲み込むような形で2番手、連れて上がって行った内のブルーガーデニアを捻じ伏せると今度は外からレッドウッドヒルが上がって来て最後はこの2頭のマッチレース、直線長く競り合って外から交わされそうなところを踏ん張ってクビ差の勝利、2着と3着は大差で1秒7差が付いた。早目に動く競馬から後ろを離したもので連対2頭は強いのだろうが競り合ったからこそ付いた差で3着以下のレベルは疑問と見るべきか序盤のダート戦では上位とすべきか難しいところ。

 

・ケイサンフリーゼ(牝 杉山晴)

リオンディーズ×カウントオンミー(バブルガムフェロー)

2回中京2日ダート1400m 新馬 タイム:1分26秒1(稍重)

母カウントオンミーは地方2勝、再転入後中央500万1勝の通算3勝。本馬は6番子で2018年セレクトセール1728万円取引馬。半兄に18年OPすばるSのドライブナイト(父カジノドライヴ)。3代母スカーレットリボンは88年G2 4歳牝馬特別(現フィリーズレビュー)勝ち馬。ダイワメジャー、ダイワスカーレットきょうだいなど活躍馬多数で本馬の4代母スカーレットインク一族。

2番人気で出走したレースは好スタートから2番手、先行3頭が後ろを離すような形となって直線に向き逃げたキャンユーキッスを交わして最後は2着ビーアイフェリペに1馬身1/4差で勝利。番手の競馬から勝ち上がった格好だが本来は2着したビーアイフェリペが勝ったような内容で、この馬が外から2頭に入られてテンにブレーキを踏むような形となったことが最後まで響いたと思われる。枠順やゲートの差が出たような勝利でもあるがその先行力は魅力となるか、無理をしてハナにも行かず今回の上位3頭で1番スムーズなレースをした結果だろう。

 

・テリオスルイ(牡 松下)

ジャングルポケット×モモイロアゲハ(ダンスインザダーク)

2回中京2日芝2000m 新馬 タイム:2分3秒6(良)

母モモイロアゲハは中央未勝利、地方5勝。本馬は2番子。4代母ヘザーテンは84年ラフィアンハンデキャップなど北米G1レース5勝、重賞7勝、通算21勝。一族に90年G2ニュージーランドトロフィーのミュージックタイム。15年G3白山大賞典のマイネルバイカなど。

8番人気で出走したレースはゲートを出ていてソコソコ行くような素振りもあったが他が早かったのか行けずに9番手辺りから、ただこれが良かったのか6枠7番からの発走も直ぐにインを取れて前後に馬を置き周りに馬を置かないで走るような状況に。ここから中間点辺りで動き出し3~4コーナー中間で一気に上げて4コーナーでは2番手に、直線に向いて早目に先頭へ立つとそのまま抜けて2着に3馬身差の勝利。

序盤の位置取りに恵まれスローで切れただけのようにも思うが早目に外を捲くって行き35秒7とはいえメンバー中最速の上りで後ろを離しての勝利と強いことは間違いないが、非ノーザン・社台系生産馬でジャングルポケット×ダンスインザークというこの配合、そういった意味でも面白い存在となりそうだがもっと流れて馬込みで苦しくなった時や超スローの瞬発力勝負などになればどこまでやれるか。まだ未知数な面も多く近代の競馬向きとは言えないようなディープインパクトやキングカメハメハに取って代わられるような10年ほど前に主流だったような血統の本馬がどこまでやれるか注目もしたい。将来的には古馬になって中長距離重賞で活躍しそうにも思うが。

ジャングルポケット今季初勝利で産駒デビューの2006年から15世代連続勝利。2019年2歳戦3085万円獲得、リーディング57位、、2006年新種牡馬4位(1位アドマイヤコジーン)。

 

2019年該当レース(2019年4回阪神2日芝2000m)

1着アルジャンナ

G3東京スポーツ杯2着、G3きさらぎ賞3着、G3毎日杯2着

 

・アヴァノス(牡 和田正)

ダイワメジャー×エセンテペ(オラトリオ)

4回中山2日芝1600m 新馬 タイム:1分37秒7(良)

母エセンテペは12年英G3ネルグウィンSなど英愛米3勝。本馬は4番子。59年モルニ賞勝ち馬でカブラヤオーなどの父ファラモンド、60年二冠馬コダマの父ブッフラーなどが出る一族と思われます。

3番人気で出走したレースは好スタートも7枠14番で内の速いところに行かせて8番手辺りから、徐々にポジションを上げ4コーナーでは6番手といった位置取り直線に向くと上手く持ち出され最後は内から伸びたスマートルグランを半馬身抑えて勝利。中山マイルの外枠でも差し馬なら問題といった典型のような勝ち方で基本的には非常に良い馬だと思います。敢えて不満点のようなものを挙げると馬込みを上手に追走出来ていたとはいえ、ややムキになっていたように見えたのと最後に持ち出せたのは同じような位置にいたラッキートゥユー(14着)が脚をなくして進路が出来て4着となったコーヒーソフトも勝負所で動けず蓋をされなかったというのが大きく、スムーズな競馬ではあるのですが自分から動いて行ったとはいえないもの。ただ内枠先行で決まるようなレースを差し込んでもおり動きたいところで動ける自在性があるからこそ、ダイワメジャーなのであまりそのようなタイプにも思えませんが、ここまでデビューした中でも何頭かいる操作性の良いレースセンスに優れたタイプでしょう。良い馬ということでもう少し書くと相手と見られた1番人気のゴスホーククレストが全く出来ていない状態の上に出負けして走れず、2・4番人気の外国産馬もいかにも子どもでメンバーに恵まれたとも、もっと強い相手でもこのレースが出来れば本物でしょうしその可能性もあるとは考えます。

 

2019年該当レース

1着シャインガーネット

G3ファルコンS1着

 

 

◆今週の2歳戦(3日間開催)

●中京(OP1 新馬5 未勝利8)

●中山(新馬5 未勝利10)

 

◆特別戦

●野路菊S(OP 阪神芝1600m)

2019年主な出走馬

1着マイラプソディ

G3京都2歳S1着


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