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週中競馬記事(2020年7月14日)~総合リーディング回顧・展望~

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●1位ディープインパクト(41億4294万円)(149勝)

先週は全く伸びずディープインパクトとしては大不振の週間。リーディング首位は動かないでしょうが年間獲得賞金の面などで影響は大きく昨年も夏季に伸びを欠いただけに、やや気になる所。降雨が続いてパワー型の馬場となって阪神は異例の連続開催というのが理由にはならず。重馬場でディープインパクトが走らないということはなく勝ち馬も出てはいるのですが、この結果からは道悪で伸びないというのも一理アリ。同じレースでディープインパクト産駒だけ道悪、ほかの種牡馬が良馬場ではないので獲得賞金に関しては道悪どうこうもなく馬場が重くなれば更に能力を要求されるので産駒は走るようにも考えますが、単純に切れを削がれるといった結果の方に転んだのが先週でしょう。いくらなんでもここまで伸びないのは以外でした、七夕賞で人気のジナンボーなどは絞れないということだったようですが。

 

今週の3重賞も馬場次第となりそうですが、さほど有力馬はなく函館2歳Sは登録なし。このような時に限って勝ったりもしますが次回で42億円がラインの5000万加算程度と見るべきか。今週まで3場開催で来週から新潟・札幌の2場開催。雨もさすがに止む、降雨量やその日数も減るでしょうから開催替わりでまた伸びるようにも思えますが。

 

●2位(2位)ロードカナロア(21億2525万2000円)(90勝) 

プロキオンSで人気馬が走らなかったのですが全体的には好調週でハーツとの差も広げたということから、ロードカナロアとしては良い週間でしょう。対ハーツよりは40億円を超えるかという視点へ完全に切り替えるべきだとは思うのですが。

 

今週は中京記念のトロワゼトワルが有力となるでしょうか、今週の重賞はどれも決め手に欠くように思える登録状況ですが。ヴィクトリアマイルでアレだけ走ったのでそのように見るべきでしょうけど、トロワゼトワルは時計勝負で強いようにも思えるので連続開催最終週の荒れた阪神で動かなくても不思議ではないかも知れませんね、54キロですが。

 

●3位(3位)ハーツクライ(15億9863万7000円)(75勝)

タイムフライヤーがマリーンSを勝ってなんとか格好を付けたというところでしょうか。今年は重賞勝利が依然としてダートで1勝なのでダート馬にまた新たな有力馬が加わったというよりは、2歳G1とはいえ元々芝G1勝ち馬なので。函館⇒札幌ですがエルムS最有力に浮上という評価になるでしょう。

 

今週の重賞登録馬なし。

 

●4位(4位)オルフェーヴル(13億3513万9000円)(59勝)

勝ち馬は出ているのですが大きい所で勝ち馬が出なくなってルーラーシップにジリジリと追い詰められて次回にも4位後退という状況に。5月にG2青葉賞オーソリティ、OP(L)プリンシパルSビターエンダー、1600万パールSアンドラステと5月までは良かったのですが、このパールSを最後に5月後半から勝利だけに限ると1勝クラス以下でしか勝ち馬が出ていないのでそれが原因と思われます。

 

その間にもNHKマイルカップで3着のギルデッドミラーが中京記念登録。阪神マイルのアーリントンCでも好走があってOP(L)米子Sを3歳牝馬スマイルカナが勝ったことなどからも3歳牝馬でやれそうですがとにかく馬場対応出来るかでしょう、51キロなのでそれが生きそうにも思うのですが。稍重のアーリントンC2着ですが阪神芝1400mであまりにも適正を見せたステイゴールド系でこの条件だとどうか?と見ているのが本音ですけど。

 

●5位(5位)ルーラーシップ(13億1698万1000円)(76勝)

そしてルーラーシップがオルフェーヴルとの差を詰めたのですが、本来はまだオルフェーヴルに負けてはいけない種牡馬で勝って当たり前とは見ていますがオルフェーヴル産駒のギルデッドミラー次第でまた離されますかねルーラーシップ産駒は今週重賞登録なし。

 

先週もヴァンケドミンゴやアディラートが重賞・OPで上位に入ってはいますが、イマイチ突き抜けなかったので。前回やったようにヴァンケドミンゴは勝てるとも思ったのですが福島でしか走らないのなら福島記念まで待ったところでまたクレッシェンドラヴが出てきたら負けるでしょうし。未勝利含め条件戦で燻っているところが多いのでそれを待つというのが基本線でしょう。

 

●6位(6位)キングカメハメハ(12億1004万5000円)(54勝)

先週は2勝も日曜メインの2重賞とOPで人気薄が全て2着に入って12億円突破。これまでとは違ったキングカメハメハの強さを見せていると思いますがダイワメジャーとの差は1億円以上に。今週はカウディーリョ、ランフォザローゼス、レイエンダが登録の函館記念が有力となりそうですが全部負けそうにも思える登録状況で。

 

●7位(7位)ダイワメジャー(10億9999万7000円)(51勝)

勝ち馬も出て順調といえるのですがキングカメハメハが重賞で獲得賞金が多く離されて、11億円に僅か3000円届かないというレアケースの勝負弱さ。

 

2歳に関しては2歳記事でやろうと思うのですが函館2歳Sがあるということで総合トップ10内の種牡馬からはロードカナロアとダイワメジャーの産駒のみがここに登録。結論から言ってしまうと勝たないのですが

グレイトミッションは恵まれたメンバーで東京の勝利と函館以外のデビュー馬は当地の2歳Sで大きく割り引いた方が良いでしょう、仮に東京でやったとしてもグレイトミッションでは函館デビュー組に勝てないレベルでしょうし。もう1頭のレディステディゴーはメディアのものと違い個人的に高く評価しているのですが

阪神デビューでダート馬なので、ナック姉さんの下なので芝でもとは思いますが、その姉さんの下なので古馬になってからということも言えそうで。現状使う所ないのでそのローテ(出走ならば)でしょうけど出来れば使ってほしくないんですよね陣営の判断が正しく出ることを願いますが。

 

●8位(11位)ステイゴールド(8億6707万円)(22勝)

またしてもステイゴールドが8位でトップ10内に復帰。前回に一応「内田博幸注意報」のようなものを出したのですが本当に勝ち切るとは思いませんでした。前回の論調でもそうだっったのですがヴァンケドミンゴが勝ってクレッシェンドラヴが入着までと見ていたので、一応過去七夕賞で印象に残る内田博幸騎乗の動画なども貼ってはいたのですが。

 

今年に関しては本来4コーナーで外に抜けたかったと思うのですがパッシングスルーがいて出せずに内からということになって、外に抜ければもっと楽に勝ったかと。それでもあの勝ち方なのでクレッシェンドラヴに関しては騎手よりも福島や今回の馬場がよっぽどあったのだろうと、いずれにせよ強かったですね。

 

ここまで順位を上げて、ボーダーとの差がここ数週では開いたものとなりましたが、この程度ではキズナやキンシャサにまた抜かれますので、今後また僅差に8位~11位が収まるための重賞勝利に過ぎないと。それにしてもステゴの強さよ・・・と何度目でしょうかこれ?

 

●9位(10位)ゴールドアリュール(8億6380万8000円)(44勝)

ゴールドアリュールもサンライズノヴァがプロキオンSで重賞勝利。こちらは右回り59キロと相当厳しい条件ながら勝ち切った辺りに強さを見ましたが、これも今後の混戦に拍車を掛けるというだけで2歳で獲得賞金の期待出来ないステイゴールド・ゴールドアリュールが重賞勝ち馬を出して一旦キズナ・キンシャサノキセキをリードしただけと見ています。混戦を望むのであれば非常に理想的な展開で、記事投稿の上では非常に理想的な展開ということです。

 

●10位(9位)キズナ(8億4306万1000円)(53勝)

未勝利週でしたがキンシャサノキセキを交わしてキズナが10位に。キンシャサノキセキも差がない状況で上述したように一時的なもの、また8位~11位間で順位変動が何度も起きるようになるはずでここからステゴ・ゴルアがドンドン離してトップ10内入りを強固なものとするということはないはず。逆ならまだ考えられるのですが。

 

キンシャサに関しては先週プロキオンSでサクセスエナジーが人気を裏切ってそこで勝ったのがゴールドアリュール産駒。仮に最終的にも僅少差の獲得賞金でゴルアに負けるとなったらこの一戦が最大の要因となるでしょう、予定ではそうならないはずなのですがクリソベリルいるんですよね。そこらもこれまで書いてはいますが。

 

キズナに関しては2歳戦好調でしたが先週でディープインパクトに捉えられ今年も2歳リーディングが早くも決してしまったような感じですが函館2歳Sにキズナ産駒の登録なし。昨年ビアンフェが勝利して初年度産駒からの産駒による連覇も懸かってはいましたが登録時点でそれもなし。とにかく2歳戦ではステゴの獲得賞金なしが確定、ゴルアも0に近いでしょうからここは先輩種牡馬(亡くなっていますが)に一旦リードを許しても。この点で行くとキンシャサにまだ勝ち馬が出ていないのが気掛かりですが、産駒数激減した本年のキンシャサ2歳はやはり良くないですね昨年は函館2歳S終了週で3045万獲得の同時点で2歳10位、本年は先週まで631万円獲得の未勝利で45位。函館2歳Sは17年に旧カシアスが勝利したレースでもあるのですが。

 

 

●今回は以上です

以上


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