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週中競馬記事(2020年6月23日)~総合リーディング回顧・展望~

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●1位(1位)ディープインパクト(38億9802万1000円)(131勝)

前回の週中でやったように先週は重賞出走馬もなかったのですが、OP(L)米子Sスマイルカナ、3勝クラス垂水Sランブリングアレーの勝利などもあり週間1億円は超えてくるのかと思いきや39億円に届かず。

週間1億円を割り込んだといっても9000万はクリアして、39億円にも200万ほどで届くという数値で勝利以外の入着が少なかったですかね。それを強く示すのが日曜東京では産駒出走なし、このようなことが話題になることはまずないでしょうけど相当なレアケースだと思われます。

 

そのようなこともありましたが、数字上で各種キリの良い数値に少し届いていないというだけでリステッドレース勝ち馬も出るなど順調な週間。OP(L)米子S勝ちのスマイルカナに関しては勝ちましたが、もう一杯で夏に一戦多く使ったのが今後どう響くかでしょうね上手くリフレッシュ出来れば良いのですが。まさかサマーマイルシリーズ狙ってフル参戦という夏場に使い倒すということもないでしょうけど。

 

宝塚記念にはワグネリアン、グローリーヴェイズ、カデナ、トーセンカンビーナ、メイショウテンゲンの5頭が出走予定。阪神内回りで元々相性が良くないというか適正があまり高くないというレースで、これまでもマリアライトによる1勝のみ。出走すれば能力が抜けていたので圧勝したとは思うのですが競走馬ディープインパクトが勝利した2006年は京都実施の宝塚記念で、本年も勝ち負けといった感じではないですね。ワグネリアンがそこそこ走ってグローリーヴェイズも前走の香港ヴァーズは異常なほど強かったのですが年明け初戦で阪神初出走。初出走の海外・シャティンであれだけ強かったので初コース云々もなく実績からは京都寄り、今年のメンバーならばとも考えられますが。

 

これらから今週も1億円ベースの40億円クリアで上半期終了。初の年間80億円クリアペースになるというところですかね、宝塚記念次第で40億円オーバー、もう少し跳ねるという見立てで。キャリアハイの昨年は年間76億8000万で終了し宝塚記念終了時では40億800万と40億円を超えていたので、ここをクリアしたからといって単純計算なので超えない場合もあるサンプルとも。昨年は秋の3歳G1も良かったのですが秋古馬三冠の方がもう1つといった成績で秋華賞・菊花賞を獲るのはもちろん、天皇賞(秋)・ジャパンカップ・有馬記念のどこかを勝たないと80億という数字は現状の他種牡馬との兼ね合いもあって超えないのかも知れません。特にジャパンカップ・有馬記念は高額ですので大台突破のためにはここを獲りたいでしょう。

 

●2位(2位)ロードカナロア(19億1877万6000円)(81勝)

ダイアトニックが函館スプリントS制覇、他にも3勝クラス・2勝クラスの勝ち馬が出て未勝利勝ちなしの週間7勝加算。3歳も良くはなかったのですがダート2勝クラスや1勝クラスで勝ち馬が出て一気に19億円突破、これで3位ハーツに4億4000万差という状況に。

 

そして宝塚記念には1番人気が予想されるサートゥルナーリアが出走予定。58キロも前走で克服していますし相手となりそうな牝馬勢が56キロですがアローワンスからこれは仕方なく、なんとかなるでしょう。

これで1億5000万加算出来れば、現状にプラスして6億円近い差になって下半期ロードカナロアが大ブレーキで加算がほばなくなることも考え難く減算もないので2位争いもほぼ決したでしょう。何度か書いていますが本来は昨年こうならないといけなかったわけで。ハーツもサリオスを擁してダートで上級馬がそこそこいますが言ってみればサリオスだけで、アーモンドアイ・サートゥルナーリアの牝馬・牡馬ダブルエース態勢にキングオブコージなどもいるロードカナロアがその点でも上でしょう。

 

●3位(3位)ハーツクライ(14億7519万4000円)(70勝)

ハーツも先週は勝ち馬を出していたのですが未勝利勝ちや1勝クラスの勝利で重賞入着などもないところにロードカナロアが重賞勝利で特別戦勝ち馬などを多く送り出して、アーモンドアイが安田記念を落としたのでその週よりも差が開いたのではないでしょうか、数字よりもアーモンドアイではなくダイアトニックでそれをやられたのが大きい印象も。

 

宝塚記念は昨年1着リスグラシュー・3着スワーヴリチャードで週間2億3000万円ほど獲得。これが重賞未勝利のアドマイヤアルバ1頭で挑む本年、そこに持ってきて昨年まで宝塚記念に産駒出走なしであったロードカナロアが結果はわかりませんが1番人気が予想されるサートゥルナーリア出走で、昨年と立場が逆になっているとでもすべきでしょうか。アドマイヤアルバは出走自体どうかとも思いましたが西村淳也で想定出ていますので出走はするかと。

 

昨年の宝塚記念終了時の上半期ベースの年間獲得賞金想定というのは、書くとしたら今週の結果を受けて次回となりますが19年はハーツ15億4000万でロードカナロア14億2000万。先週時点でロードカナロアが大きくここを上回っていますし今週賞金加算もあるでしょうからハーツ自体はさほど落ちてもいないんですよね。昨秋のリスグラシュー・シュヴァルグラン相当の獲得賞金がないでしょうから秋も伸びずに2位逆転も無理でしょうけど。

 

●4位(4位)オルフェーヴル(12億4592万3000円)(53勝)

オルフェーヴルもこのところ良くなく先週も未勝利1勝、6月に入って未勝利で2勝というのが月間ここまでの勝ち馬なので、無論上のクラスで入着はありますが。

 

その停頓しているところにG1大阪杯を前走で勝利したラッキーライラックが宝塚記念に出走予定。サートゥルナーリアを1番人気という想定なので、こちらが2番人気でしょう。距離などは全く問題なく引き続き内回り、外回りでも強いでしょうけどステゴ系ですし強さをより発揮、そこらから荒れ馬場も強いでしょう(このような決め付けはダメなのですがオルフェーヴル項の論調ということで)。問題はミルコで、その翌週から停止ですが全く乗れていないミルコで大丈夫なのかと。大阪杯も勝っていますしラッキーライラックだけは上手く乗るようなので、こちらを推奨する場合は信じるしかないのでしょうけど。

 

●5位(5位)ルーラーシップ(11億1486万4000円)(70勝)

このところ勝利回数が多く、オルフェーヴルが今月良くないということで追い上げていましたが先週はルーラーシップも未勝利1勝のみ。

 

宝塚記念には昨年2着キセキとダンビュライトが出走で、昨年2着なのだからキセキはチャンスと思いたいのですが周知の通りこのところは例のレースぶりで昨年ほどの期待も難しく、ダンビュライトも去勢手術明け2戦目どちらも距離短縮は良いのですが、ピークの出来にないという評価を。

 

宝塚記念で一気にオルフェーヴル逆転も狙えますがルーラーシップ寄りの立場ではラッキーライラックが勝たないということが大きいと思われます、勝たないとしても掲示板を外すのは考え難く、ルーラーシップ産駒2頭は嵌りさえすれば勝つかも知れないが大敗して最後歩いてしまう可能性の方が大きく、普通に考えて対オルフェーヴルではルーラーシップが非常に厳しいですね、1億3000万ほどリードを許しているので当然そうなりますが。

 

●6位(6位)キングカメハメハ(10億3501万円)(45勝)

3勝クラス勝ち馬が出てなんとか6位を守ったという週間に。3勝クラス夏至Sを勝ったグレートタイムは先週実施のユニコーンS18年2着馬でジャパンダートダービー3着馬なので、今更ここを勝ったところでというのもあるのですが良く立て直したとも。当時勝ったルヴァンスレーヴの相手にはならなかったような重賞好走で、本年のユニコーンS勝ち馬カフェファラオはそれ以上の強さだったと。

 

海外供用種牡馬アメリカンファラオの産駒で先週も特に取り上げず他にやるところもないので書きますと、とにかく「強い」でもう良いと思います。KYダービーのなんとかポイントでトップ確定したそうですが、本年は事情も事情ですし行くかどうかは。ベルモントSはもう終わったそうですが。

 

宝塚記念はレッドジェニアルが登録で、こちらも出走どうかと見ていましたが前走に引き続き酒井騎手で登録。常識では要らないでしょうけどレッドジェニアルの前走鳴尾記念4番人気3着もここには出走しない連対2頭でしたが0秒1差まで持ってきて、G3マーメイドSサマーセント7番人気で勝利、G3ユニコーンS単勝162.5倍11番人気ケンシンコウ3着とやたらと乗れている印象。

重賞騎乗機会3連続3着内なので「乗れている印象」ではなくて「乗れています!」夏男で夏に強いということもないのでしょうけど(2月生まれだそうです)ここが怖いか、騎手の中でも小柄で軽量ハンデ重賞に強いイメージもあるんですけどね59キロニホンピロアワーズの重賞勝利もあってそれもまたイメージだけなんでしょうけど58キロ以上での重賞制覇もその1度だけ、騎手記事ではないのでこれぐらいで。

 

~ブルードメアサイアー~

1位キングカメハメハ 17億1638万4000円

2位サンデーサイレンス 14億7524万7000円

 

また差が詰まったのですが前回書いた様に函館スプリントSのダイアトニックで母父がSS。

宝塚記念は母父キングカメハメハがブラストワンピース・ワグネリアン。SSがペルシアンナイト・ダンビュライトということで今週はキングカメハメハ優勢でしょうか。SSはアーモンドアイを擁すだけに離せるところで離して置きたいとは思うのですが、母父キングカメハメハも勝ちそうにないので母父SSが勝つような事故(?)が起きなければ。

 

●8位(8位)ステイゴールド(8億494万2000円)(21勝)

OP特別入着馬が出て獲得賞金8億円は突破したのですが先週は出走頭数も4頭と非常に厳しく、週間の加算は500万円台。順位8位もキープはしたのですがこれが続くようだとさすがに無理でしょうと書くと勝ちだすのがステゴで、現役の中央在籍馬が60数頭のようですが(65頭でしょうか?)5歳上のみ、この頭数でトップ10争いするのは不可能。そこは「不可能を可能にする種牡馬ステイゴールド」なので闘ってしまっているのですが。

 

宝塚記念にはスティッフェリオとアフリカンゴールドが登録しており、この比較では当然スティッフェリオが有力。昨年は大阪杯7着から宝塚記念7着でしたが本年はG2日経賞3着⇒G2天皇賞(春)2着から。ここに出ると言っていた天皇賞(春)の勝ち馬が相変わらずの使い分けで結局出走せず実施年の天皇賞(春)最先着馬なので出走メンバー全体でも有力馬の1頭として良いでしょう。昨年は天皇賞(春)4着エタリオウが最先着馬として出走して宝塚記念9着だったり言うほど良くもなさそうですが。

ステイゴールド自体も宝塚記念の成績が良く過去10年4勝と相変わらずの2010年~14年の間にナカヤマフェスタ・オルフェーヴル・ゴールドシップ(2勝)ということで近年良くないんですね09年もドリームジャーニー勝利ですが。

前走天皇賞(春)が過去10年で4勝とステップ別最多勝だそうなのですがこれもかなりそこと被っていましてオルフェーヴルとゴールドシップ2勝に18年ミッキーロケットで4勝。

これで本気でスティッフェリオ推して来るところがあるのですが、年齢別6歳馬も11年アーネストリーのみで1勝なのですがこれがあるから大丈夫ということだそうです・・・大丈夫ではないのですが一応5歳馬6連勝中で他4歳馬3勝。この手のデータはどれを採用してどれを消去するのか難しいものですが自分の都合に合わせて持ち出すのはやめましょうと言いたいですね。そもそもステゴはこういうも枠に収まる訳がない種牡馬ですので。

 

アフリカンゴールドの出走は微妙かも知れませんが、ともかくスティッフェリオに懸けるしかないでしょう。

これが岩田康誠辺りならばぶっ壊してでも勝ちに行くので(18年天皇賞(春)勝ち馬のステゴ産駒レインボーラインなど)今の荒れ馬場にも合いそうなのですが。

 

●9位(9位)キンシャサノキセキ(7億9685万1000円)(38勝)

獲得賞金8億円に届かず、ギリギリで届いたステゴを逆転出来なかったのですが1000万円差もない状況。宝塚記念のスティッフェリオ次第でまた離されるかも知れませんがほぼ並んでいますので。2歳戦を考えればキンシャサ圧倒的優位なのですが2歳戦は出足鈍いですかね、2歳戦は早目に稼ぐのがキンシャサのように思いますが本年は良くないことも予想されるので。

 

●10位(10位)キズナ(7億7578万1000円)(50勝)

先週も2頭勝ち馬が出て順調といえるでしょうか。好調だった2歳戦は勝ち馬なしの週間に、2歳戦については2歳記事でやりますので。

 

上半期最終週を待たずに50勝到達。勝ち切ってしまった3歳馬もいるでしょうからこれで単純に100勝ペースと出来るのか2年目種牡馬は微妙で現在のトップ10種牡馬で見ると

 

1位ディープインパクト135、2位ロードカナロア110、3位ハーツクライ62、4位オルフェーヴル67、5位ルーラーシップ78、6位キングカメハメハ119、7位ダイワメジャー111、8位ステイゴールド44、9位キンシャサノキセキ53(100勝到達・年間10位以内なし)

 

このような数値で2年目でトップ10内に入るような種牡馬でないと超えない数値でダイワメジャーは2年目までだけなら歴代でもトップクラスなので。ディープインパクト・キングカメハメハ全盛で2年目を迎えたりステゴやクロフネ、マンカフェといったところが強い時期が2年目になると状況も違うのですが単純な数値だけを拾うとキズナも相当な種牡馬となる可能性を秘めているとして良さそうです、それをいうならロードカナロアなのですが。2年目100勝というのは相当厳しいハードルで他にはサンデーサイレンスが2年目100勝ジャストで上記種牡馬とSSしかいないと思われます、タキオンで91です。種付数が過去種牡馬よりも近年が多いのが因ともいえそうなデータですが。

 

・11位以下

11位ゴールドアリュールが1000勝に届いて「1000勝サイアー」の仲間入り。これも種付数などが関係するのですが偉業には違いないです。総合部門で書きましたが1000勝中873勝がダートで1000勝到達時のダート占拠率のようなものではトップかも知れませんね。おそらくダントツだろうと、2位でクロフネじゃないでしょうかね?ちょっとわかりませんが。

 

12位ハービンジャーは宝塚記念に2頭登録でブラストワンピース、ペルシアンナイトが出走予定。どちらかが勝てばというか、普通に考えましてブラストワンピースが勝てばそれだけでトップ10復帰しますが出来ればワン・ツーほしいところ。現状のペルシアンナイトがこのレースで勝ち負けとは全く思えませんし2000m超の距離に出走するのが17年日本ダービー7着以来なので、強い・弱いでいうと現状「弱い」のですがそれ以前の問題であろうと。あまりペルシアンナイトを掘り下げないでブラストワンピースの一発待ちという見立てで。トップ10内予想に入れた種牡馬ですし、ここで1着獲るとランキングが混戦になって10位争いが更に激化はしますのであれば記事投稿的には、ネタに事欠かなくなります。

 

●今回は以上です

次回は宝塚記念の結果を受けて上半期総括と下半期展望などを・・・面倒なのでやりませんが、そのようなことを中心に進めようと思います。

 

以上


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