◆リーディング関連
●1位(1位)ディープインパクト(69億7619万円)(239勝)
先週の週中で取り上げたようにジャパンカップの結果で本年の概要が見えて来るということで、ディープインパクト産駒は勝ち馬こそ出ませんでしたが2~4着馬を出して先週3億円オーバーの3億2600万ほどの加算。これで一気に伸びて年間獲得賞金としては自身2位まで押し上げました。70億円は次回で突破が確実視され最終的には2016年の73億7053万1000円もクリアしてキャリアハイのシーズンとなりそう。
有馬記念を残しているので勝てばまずクリアでしょうがここまで来れば本年の週間加算ペースでなんとかなるだろうと。2歳も有力馬が多くそれ以外の重賞もありますので80億は苦しいとしても75億~程度は、有馬記念の出走馬が確定していませんのでどうなるかわかりませんが勝てば80億まで。
本年死亡して来年以降は無理なので本年超えないとキャリアハイが今後は無理と見ていましたが2歳がとにかく強いのでクラシック戦線で稼ぐようなら、本年に2016年成績を超えないとしても2020年がキャリアハイとなる可能性も。勝利回数は昨年の265なので超えるのは微妙、ここからの上積み次第となるでしょうか。
チャンピオンズカップには産駒登録がなく、今週どれだけ穫れるかもポイントとなりそうですがステイヤーズSにメイショウテンゲンとモンドインテロ、チャレンジCにギベオン、ケイアイノーテック、ブレイステイキングが登録。昨年はモンドインテロがステイヤーズS3着していますがチャレンジCの方が有力でしょうかね今週から週間で1億円ずつ加算すればキャリアハイでホープフルSのある最終日も残りコントレイルが出走予定なので。
日本ダービー後からペースが落ちて夏競馬もそれほど伸びない、他馬よりは当然伸びるのですが記録を狙う上では厳しいペースとなりましたが秋の3歳G1最終戦線では牡牝ともに大きな上積みがあり菊花賞以外はG1を勝っていないのですが上位入着も多く、その最たる例がジャパンカップの2億4000万加算とこれでキャリアハイをほぼ決めたとして良いでしょう。もちろんそれまでの春のG1レースでワン・ツーを重ねたことなど全ての結果があってのことですが。
●2位(2位)ハーツクライ(33億2076万9000円)(139勝)
先週の週中およびディープインパクト項でも述べましたが本年サイアー記事で最大のポイントとなりかねないジャパンカップをスワーヴリチャードが勝利して3億円加算。シュヴァルグランなどは入着しませんでしたがこれだけでも大きく京都2歳Sでもマイラプソディが順当に勝利。
一気に33億円まで伸びて過去32億円までは3度あったものの中々超えられなかった33億円の壁を突破してこれで年間2位ほぼ確定でしょう。有馬記念サートゥルナーリアの一発があればということで「ほぼ」などとせざるを得ないのですがハーツクライもジャパンカップからスワーヴリチャード、シュヴァルグランが
出走するとしてリスグラシューも使うということならば更に離すということもあるでしょう。
2017年・2018年と32億円だったのでこれがハーツクライの天井とでもいうべき数値と見て年間3位予想にしたのですが35億は超えそうで有馬記念次第では40億円も狙えるでしょうか。
チャンピオンズカップには武蔵野S2着からのタイムフライヤー登録で未だにダートではそれほど信頼も置けませんがマーフィー騎手想定でチャンスあり。ハーツ2位に最も貢献したのはマーフィー騎手やレーン騎手という見方も?
ステイヤーズSチェスナットコート、チャレンジCゴーフォザサミットの1頭ずつ登録で厳しいかも知れませんがロードカナロア産駒はそこに登録がないので少なくとも次回で大きく詰められることはないでしょう。
●3位(3位)ロードカナロア(29億7521万8000円)(142勝)
未勝利週となってしまいハーツ産駒が上記のような結果でロードカナロア産駒にチャンスがあると思われた京阪杯では2頭が着外。ファンタジストに至っては残念な結果となってハーツクライとロードカナロアの明暗がクッキリ分かれた週間になったようにも思います。
年間2位予想としたのでロードカナロア寄りの視点では重馬場だったとはいえアーモンドアイが使えていれば…ということですね。サートゥルナーリアの有馬記念が残っていて勝ったとしてもハーツ産駒が上位入着しそうですし逆のケースになりそうなのでもう無理でしょう。3年目サイアーの30億円突破は可能でしょうから次回にも。
アテがハズレたといえば現段階で2歳戦においてハーツに1億円以上リードを許していること。これが更に開きそうで昨年2億7000万ほど2歳戦でハーツより稼いだのでここを重要視しすぎましたかね。
●4位(4位)ステイゴールド(26億307万5000)(66勝)
ジャパンカップ出走馬は入着なし。未勝利週も獲得賞金26億円突破で4位が確定として良いかと思います。有馬記念で勝ち馬が出るかも知れませんが、結局は出ないでしょうしハーツにはもう届かずロードカナロアも伸びるでしょうからいずれにせよ届かず。下位から現在4位ステイゴールドの現段階での賞金を
超えそうもないので4位でしょう。
ハーツ-ロードカナロア間で2歳の目論見を誤ったとしましたがステゴは2歳産駒がなく、3歳もほぼそのような状況で獲得賞金がないという状況でこの獲得賞金・順位ですから本年何度も書きましたがステイゴールドは本当に強い。言葉にし難いというか常識で計り知れない恐ろしさのようなもの、畏怖するしかないでしょう。
ステイヤーズSにオジュウチョウサン登録で距離延長や中山ならと思いたいのですが結局無理でしょう、もうオジュウチョウサンで商売しようという気がJRAもないよなので。ミシェル騎手が中央騎手試験を受けるなどといった報もありますし。チャレンジCにはステイフーリッシュでこちらが勝たずともそれなりに走る(2着ですかね)そのようなことで以降本年で重賞勝利があってもなくても順位は変わらないように思います。
●5位(5位)ルーラーシップ(21億7014万3000円)(97勝)
ルーラーもジャパンカップで入着なしとなってこれでステゴ逆転が実質不可能。上位種牡馬で書いておりますが有馬記念が、ということですが勝たないから無理だろうと。ジャパンカップも上位種牡馬産駒でほぼ占めてハーツ、ディープインパクト、キングカメハメハしか賞金加算がなく有馬記念もそこにサートゥルナーリアのロードカナロアが入るぐらいで各種牡馬の賞金差から年間順位はあまり変わらないだろうと。
本年はジャパンカップ時点で決してしまったように思います。
ルーラーシップのラスト開催では年間100勝をクリアしてもらいたいというだけ、出来れば5位も確保してもらいたいのですがあと3勝だけでもなんとか。
●6位(6位)キングカメハメハ(21億2922万4000円)(97勝)
ジャパンカップでユーキャンスマイルが5着。良馬場で時計勝負にでもなれば違ったのかも知れませんが重馬場で昨年よりも5秒以上遅い決着で良く5着まで来たとなりますかね3000万加算ですので、序盤でリズム崩して位置も取れなかったようですが取りに行くタイプでもないので。先週はそれ以外でも2歳戦中心に好調で6勝。以降は年間順位に変動がないとしましたがあるならばルーラーシップとキングカメハメハの5位・6位でしょう(もう1ヶ所ありますが)。
チャンピオンズカップにJBCクラシック1着のチュウワウィザード登録。ここで勝てば1億加算、ルーラーが伸びそうもないことから勝てば次回で5位でしょう。想定の福永騎手復帰でここがどうなのかでしょうね。チャンピオンズカップがダメでもこの差ならばチャンスは残るでしょう。
2位は早くから無理になっていますがハーツとの差から明らかに無理で上がっても5位までですね。
2010・2011年にリーディングサイアーとなって12年~18年まで2位と9年に渡って年間2位以内を保持したキングカメハメハがその座から一気に陥落する年度となるでしょう。ディープインパクト同様に本年亡くなっており昨年の結果からも予想出来たとはいえ残念ではあります。2歳戦が今年は良いので来年少し戻しそうな気もするのですが。
●7位(7位)ダイワメジャー(19億384万3000円)(77勝)
一時キングカメハメハと競り合っていたダイワメジャーですが、いつの間にか2億円以上の差を付けられて現況から逆転は不可能として良く、8位とは3億円差で下位もそれほど伸びないでしょうから年間7位確定的。
あとは産駒デビュー3年目の13年から続く年間20億円突破ぐらいが見どころで、これがあと何億もあったら無理でしょうけど1億切っていますので。本年のペースからはやや怪しいですがダイワメジャーもそこらの三流種牡馬でもないのですからなんとかするでしょう。かといって年間30億突破したこともなくこのところ微妙な位置づけとなっていますが。
2歳G1でチャンスもありそうなのですが本年はディープインパクトとハーツクライが牡牝ともあまりにも強いのでさほど加算出来ないでしょう。
●8位(8位)ハービンジャー(16億103万2000円)(68勝)
総合記事でも書きましたが今月サッパリで、例年女王杯とマイルチャンピオンシップ(要はペルシアンナイト)で稼ぐのですが。マイルチャンピオンシップは本年もペルシアンナイトが頑張りましたが。例年より悪いペースで来て伸びるところで伸びないのだから年間獲得賞金初の前年割れも仕方ないですね。2020・2021はトップ10入りを維持する戦いとなるでしょう。
有馬記念ブラストワンピースの一発があればダイワメジャーとの争いに持ち込めそうでしたが、来年のアメリカジョッキークラブCスタートということらしく8位以下確定でしょう、現段階のダイワメジャーさえ超えないかと、まさかの20億円割れとなりそうです。
●9位(9位)オルフェーヴル(14億7636万3000円)(93勝)
このところハイペースで賞金加算が見られたので2場開催の先週はこの結果も仕方ないか。未勝利馬も出た2歳戦のみの賞金加算という谷間のような週間で来年にはジャパンカップに出走するような産駒が出れば。
ハービンジャーがこのまま止まれば逆転もありそうですがオルフェーヴルも以降はそれほど伸びそうもなく条件戦でどれだけ勝つか、100勝もクリアしてほしいところですが。
●10位(10位)ゴールドアリュール(13億6308万8000円)(77勝)
新馬1勝とOP2着馬が出てそれなりに加算はあったのですが11位キンシャサノキセキとの差が僅かに縮まることに。ほぼ1億円差と状況はさほど変わりませんが。
このまま完全に止まってもキンシャサノキセキ産駒の結果次第では逃げ切れそうですが、今開催からダート戦も増えるはずですのでそのような利も。
そこに持ってきて今週のチャンピオンズカップにゴールドドリームとクリソベリルの2頭が登録。2頭のみで大挙登録とは言えないのですがインティが前走で大敗したこともあって1-2番人気になっても。2頭の実績などは省略しますがここでワン・ツーという可能性も十分で1億4000万加算すれば今週オルフェーヴルの伸び次第では上回る可能性も。そのようなことで今週トップ10の10頭が決まるでしょう。現状の10頭で決まりだとも思いますが。
11位以下ではヘニーヒューズのワイドファラオ登録で勝つしかないのですが、1億加算でもまだ1億以上の差でその後に大きな賞金加算もないでしょうから無理。あとはクロフネのアエロリットが有馬記念でラストランということで出走するのでしょうが距離もありますし、この前にゴールドアリュール産駒のチャンピオンズカップで決められてしまう可能性も。
●今回は以上です
以上