◆リーディングサイアー関連
●1位ディープインパクト(42億1468万4000円)(137勝)
先週は重賞が函館記念のみでポポカテペトルが走らずまたもや重賞勝利なし、総合記事で書いたように1勝クラス以下でしか勝ち馬が出ず。それでも独走は変わらず、しかしこれでは初の80億超えどころかキャリアハイ73億円台すら怪しいか?前半出来過ぎだったので秋も同様に伸びるとは思えませんし。
今週の重賞は函館2歳Sがトップ10内種牡馬出走なしという可能性もありましてディープインパクト産駒登録なし。15年ブランボヌールで勝ち馬も出していますが世代最初の函館スプリント重賞でというタイプではないので。
中京記念に数頭出走予定で中ではプリモシーンでしょう、本年は7月が例年のように暑くはないのですが夏場に実績もありますし55.5キロで0.5が効くとか?負担重量自体はさほど厳しくなさそうですが他馬との比較やセックスアローワンスを考慮すればトップハンデですし。相手関係や負担重量も時計勝負に強そうなので開催最終日で雨天続きの馬場でしょうね負けるなら。昨年の関屋記念が1分31秒6(51キロ)、近2走2着のダービー卿チャレンジトロフィー1分31秒7、ヴィクトリアマイル1分30秒5なので。重以上や力を要す馬場になったとしてもプリモシーンだけ不良で他馬がパンパンの良でやるわけではないですしなんとか、重も走りそうですがこれだけ時計勝負で強いとやはり疑問。こういうタイプが重でどれだけやるか見たいですし良馬場発表でもパンパンの良はないでしょう。
●2位ハーツクライ(17億7346万1000円)(76勝)
ハーツが止まらずついにステゴを抜いて2位に。マイスタイル鞍上の関係で?と前回やりましたが勝利ということで他にも勝ち馬多目でこのところ好調でそれが持続していますね。
函館記念は直線でマイネルファンロンに出られるようなシーンもありましたが前残りを差し返すといったところですかね。元々重賞実績ありますし我慢してきた甲斐があったとなるでしょうか。
中京記念は3歳カテドラルが出走予定、3歳なので53キロと軽く今週もチャンスがありそう。キャリア6戦でマイル未勝利もアーリントンCが出鱈目な位置から追い込んで勝ち馬と同タイムの2着、NHKマイルCも外を通した馬が良い結果のところを内から伸ばして0秒1差3着で勝利はないのですがこれでマイルがダメというのは・・・ダメなら出ないでしょうし。
この論調をやりたくはないのですが、母父ザ・ロックで半兄ジェベルムーサがダート重賞勝ち馬。新馬が中京の重で勝っているのでパワー型、牝系から欧州で活躍している馬も多く出していますし何かと合いそう2戦目でヴェロックスに勝っていたりしますし。そのロックがパワーなどに寄与しているのではなくて気性に悪い影響与えていて近2走の不器用なレースぶりになっていてそれで負けているのではないかと、外国人騎手なのでそれでもなんとか御しているというか、世間ではシュタルケ騎手イマイチ評なのでしょうが明らかに上手い、上手いというか強い騎手ですから。将雅騎手でどうなりますか、御せないといえば当然その通りですし泡喰ってスクワットおっ始めるのをせめてやめていただければ。
ゆえに芝マイルよりもこの馬こそダートじゃないですかね?適正などは別として芝よりは器用さ要求されないでしょうし。
●3位ステイゴールド(17億4944万6000円)(45勝)
ステゴがハーツに抜かれて3位になりましたが2歳戦も始まり3歳がそれなので、これでまだ2位と2400万差ぐらいならむしろ強さが際立つと言えるのではないでしょうか。ハーツが2歳戦序盤好調で3400万ほど獲得賞金ありましてステゴは産駒が現2歳世代から完全にいなくなりましたので現段階ではこの差といっても良いでしょう。
先週も未勝利なのですが9番人気マイネルファンロン2着、ステイフーリッシュは勝たないといけないのかも知れませんが57.5キロで3着とこれでリステッド一発分ぐらいはカバーしていて、先週はディープインパクトより獲得賞金あったはずなんですよね。書き飽きた嫌いもありますが「ステゴしぶとい」。
中京記念はミエノサクシード1頭で6歳牝馬ですがステゴならむしろこれぐらいの方が強いという事も。今年の結果も京都金杯3着、阪神牝馬S3着、ヴィクトリアマイル6着で衰えた感じもないですからね。昨年7着で中京実績ないというかないのですがコースというよりも左回りにやや難アリ?これもそれなりに駆けていますし新潟では勝っていますので。ベストは阪神という実績ですが。
●4位ロードカナロア(15億7573万2000円)(77勝)
先週は土曜函館メインで勝ち馬が出たのですが、実際2勝クラスなので。バーデンバーデンCもアンヴァルが2着しましたが勝てよなーというメンバーで勝ち切れず。
スーパーサイアーの系譜がどうとか書いていますがあんまりそうでもねーなーという印象。最年長世代が4歳でこれなら強いのですが初年度産駒ほど3歳、2歳が強くなくサートゥナーリアなどいますが日本ダービーがアレで2歳世代の調子(?)がどうにも上がって来ないんですよね。走るのわかったので焦らずに待機していたりセレクト用に新種牡馬産駒勝たせたのでここからと思いたいのですが。
その2歳関係でステゴは抜けますがハーツとほぼ2億円差となってしまいましたので、これ届くのか?
40億超えはもう無理でしょうしアーモンドアイが天皇賞(秋)・JC抜く、昨年のようなインチキ馬場造って番手ゲーやらせれば勝ちますが実際ノームコアにも勝てないような・・・あれはゲートでしたか。ロードカナロアが伸びないのもありますが宝塚記念週からハーツが止まらんのですよね。
中京記念にグルーヴィットが登録していますが、この馬で足りるか?NHKマイルC10着ですが0秒5差なんですよね。微妙だ。
●5位ルーラーシップ(13億5952万3000円)(66勝)
良くはなかったがそれなりに凌いだ週間となるでしょうか。「良くはなかったがそれなりに凌いだ週間力!」が付いてきたのでしょう。
ステゴがどこまで止まるかというのが順位上昇の鍵でしょうが、5位争いをしていたキングカメハメハ・ダイワメジャーを離しつつあってダイワメジャーにほば1億円差を付けてなんとかここには勝てるとしたいのですがダイワメジャーがアドマイヤマーズの一発を持っているだけに。2歳戦もなぜか全然ダメでびっくりするぐらい走っていないんですよね順位は49位だそうで。新馬をポンポンと2つ勝てば一気に順位は上がる時期でそれほどまだ出走していないとはいえ現段階で500万を割り込む(490万円)というのは。新種牡馬が想定よりも元気でして、その想定とやらがそもそも間違っていたとこのままでは。
●6位キングカメハメハ(12億6043万3000円)(50勝)
先週はそれほど勝っていないというか獲得賞金も積んでいないのですがダイワメジャーを交わして、血統的に注目といったところが好走で総合記事の文量としては結果の割に多くなりました。ブエナやドンナの産駒がやりあったということで、ただこれにしても牝馬限定の平場1勝クラスなので。
種牡馬引退というのは先週に週中記事を追加で投稿した通り。これほどのスーパーサイアーなので1記事で精査すべきなのでしょうが相変わらずメンドイ力があまりにも強靭。それが最大の理由ですが数は減ってもまだ2世代走りますので。18歳ということでNHKマイルCや日本ダービーで見せた強さからそれだけの時間経過で隔世の感アリ。このように毎週チョイチョイ触れては行く予定ですので。
●7位ダイワメジャー(12億5718万2000円)(44勝)
先週は3歳未勝利馬が2頭勝ちましたがキングカメハメハに僅かに上回られて7位に。勝った2頭も2着続きでもっと早く勝てたような馬で、これがスンナリ勝つよりも未勝利戦で稼いだのが良かったのかダメージを加えてしまったのか。サイアー記事をやる上で永遠のテーマにもなっています、下級条件なんでそんなに影響ねーかなー?というのも含めてですが。
函館2歳Sにトップ10サイアーから登録されているのがダイワメジャー産駒のケープコッドのみ。ところが未勝利勝ちなので登録時2/4の抽選待ちで2戦目2着0秒9切っているのですが。新馬戦が曰く付きで勝ち馬のレッドヴェイパーが例のグリーンカル騒動の除外馬で補償もあったそうですがこれを八百で勝たせないといけない事情があったとかなかったとかで、それが新馬戦敗退に?抽選もそれほど厳しくはないので出走すれば一発も、メンバー見るとレッドヴェイパーとケープコッドの争いというのも感じられますし。
●8位ハービンジャー(10億6087万5000円)(49勝)
先週は中々良かったのですが、もうこうなったら少しぐらい悪くてもあまり変わりませんし年間獲得賞金20億円クリアを継続するために頑張れ!ということぐらいしかないですね。中京記念にヒーズインラブ登録もこれでは?
「函館2歳Sガチ勢!」というような種牡馬でもないのですが2歳戦の酷さがルーラーシップどころの話ではなくて180万獲得で66位って弱すぎでしょこれ?ローレルゲレイロとかジョーカプチーノと間違ってんじゃないの?といいたいところですがこの2頭は今年序盤そこそこ好調。
中京の牝馬限定の新馬戦で重馬場をエピファネ産駒がなぜか番手抜け出しから勝っちゃったようなレースで1頭3着した180万獲得なのですが出走自体がまだ5頭、ゆえにここから有力馬がデビューすればと思いたいのですがこの世代産駒数少なくて出られないだけなんでしょうね。シンボリクリスエスが急激に終わったようにハービンジャーも突然終了する可能性が。シンボリクリスエスも昨年G1勝ち馬出したり言うほどは終わっていないのですが。
●9位ゴールドアリュール(8億4669万6000円)(49勝)
トップ10入り争いから先週一気に抜けて「やられたなー」というのが正直な感想でしたが先週は未勝利週で1000万の獲得賞金しかありませんでした。先週は3歳未勝利でしか獲得賞金がなく2着4回・5着4回なので(200万×4)+(50万×4)=1000万。キリが良く計算しやすい!
ゆえにここで一気に冷たかったのですが例のヘニーなんとかが未勝利って先々週よりも先週詰められなかったことの方が痛手ですかね。2勝クラス2着・1勝クラス3着馬などが出て差は詰めているのですが7億円も突破しましたし。
クロフネも例年ほど伸びませんが上記函館2歳S有力と見られるレッドがキンシャサ産駒で、オルフェーヴル2歳がソコソコ良い感じで3歳も条件戦で良いところがあってヘニーと違い芝の長い所で一発あってもおかしくないのでゴルアが変に止まればヘニーではなくてオルフェーヴルにやられるということも。
総合記事でも書きましたがクリソベリルがジャパンダートダービー楽勝とゴルアの場合このち方分反映されませんよがありますので。そして早くも使い分けするから次がチャンピオンズカップとか?さすがにどこか使いそうですがむしろ地方無双してくれて良いんですよ、こんなヤバイのに中央G1出られたら本当に終わりますので。その時期までに勝負付いてそうな気もしますが対ヘニーではなくて対クロフネ・キンシャサ・オルフェーヴル・ピサ・ジャスタ対策にはなるでしょう。
ヘニーも2歳戦走らないんすよね、同じ様なタイプのマジェスティックウォリアーが強かったりでしかも芝で好調とか。
●10位マンハッタンカフェ(8億3989万5000円)(29勝)
もう仕方ないのですが止まってしまいまして、総合記事でもやりました通り先週における大き目のレースで入着馬を出したのでそれでもゴルアと差を詰めたとか。ジャスタまでは抜けそうなので16位までおちますかね?メイショウテッコンやレッドアンシェルが走れば別ですが、これもう手薄の京都大賞典と阪神C狙いですか?レッドはスプリンターズS直行でしょうが。
◆2歳戦
1位(1位)リアルインパクト(5210万)(5勝)※新種牡馬
2位(2位)ダイワメジャー(4375万)(4勝)
3位(3位)キズナ(4255万)(4勝)※新種牡馬
4位(4位)ディープインパクト(4150万)(5勝)
5位(5位)ハーツクライ(3465万)(3勝)
6位(6位)エピファネイア(3050万)(2勝)※新種牡馬
7位(7位)ロードカナロア(2810万)(1勝)
8位(11位)サウスヴィグラス(2620万)(2勝)
9位(16位)オルフェーヴル(2455万)(3勝)
10位(8位)ヴィクトワールピサ(2325万)(1勝)
11位(12位)マジェスティックウォリアー(2280万)(2勝)※新種牡馬
12位(9位)タートルボウル(2230万)(2勝)
13位(14位)パイロ(2115万)(1勝)
14位(15位)ワールドエース(2055万)(2勝)※新種牡馬
15位(10位)キンシャサノキセキ(2035万)(1勝)
16位(20位)スクリーンヒーロー(1945万)(2勝)
17位(13位)ノヴェリスト(1570万)(1勝)
18位(19位)クロフネ(1455万)(1勝)
19位(17位)ヘニーヒューズ(1450万)(1勝)
20位(18位)キングズベスト(1365万)(1勝)
2歳記事でもそれなりに何か書いていますし総合トップ10サイアーの出遅れ勢も書きましたので順位推移などを書くと相変わらずリアルインパクトが強い。これもうある程度本物と見て良いでしょうね距離が伸びたらというのはやはりありますが2歳成績ならさほど拘るところでもないので。
母父など見ておきますかこの時期なので5頭しか勝ち馬いませんが。この時期の新種牡馬で5頭勝ち上がりは相当優秀ですがサンプル少ないよということで。
・トライフォーリアル(クロフネ)
・ラウダシオン(ソングアンドプレイヤー)
・インザムービー(インヴィスヴルスピリット)
・フジマサリアルエルコンドルパサー)
・テリオスヒメ(フォーティナイナー)
一応ミスプロ系と好相性となるでしょうか?当然母父ディープインパクトなどには付けないでしょうからこのような感じでしょうし母父ミスプロ系全体のデータなどあればまた違ったことも見えそうですが。やらなきゃ良かったですねこれ、福島で2勝ですが東京や阪神でも勝ち馬出ていますので。安田記念勝ち馬ですが1400mベストっぽいところもあったので産駒もそうなりますかね?
フジマサリアルやテリオスヒメ自身は強そうなのですが福島で相当相手に恵まれた感じなのでここらが?この観点では当然ディープインパクト産駒に将来性ありそうなところが多くその筆頭がリアアメリアではなくてブルトガングだったと思うのですがマジックキャッスルもスプリントでやりそうな気配でして。
それで行くとハーツも良いのですがオルフェーヴルが良くてモーベットはもちろんのこと、ギルテッドミラーが相当しぶとい感じで一般的に評価が高そうなオーソリティよりは牝馬2頭がここまでは良い。
先週の勝ち馬で行くと2歳記事でやりましたがキズナ産駒のクリアサウンド、非ノーザンで厩舎などもトップランクではないですがかなり良かったんですよね。不安点を2歳記事などで書きましたが個人的に少し注目という存在です。
他ではゴールドシップに勝ち馬が出て新種牡馬からまた勝ち馬。ここまで本当に新種牡馬好調でゴールドシップは勝ち馬が出た週の時点(先週ですね)で1位リアルインパクト、3位キズナ、6位エピファネイア、11位マジェスティックウォリアー、14位ワールドエース、21位ゴールドシップという状況。更に27位トゥザワールドにも勝ち馬が出ていましてカレンブラックヒルも近々という気配、43位と順位は低いのですがフェノーメノも勝ち馬出ていますね低いというか普通の新種牡馬ならこの時期こんなもんでしょうよ。
今年はキズナVSエピファネの一騎打ちで、粒は揃っているが他はどうかなー?と見ていたのですがリアルインパクトVSキズナでここまではリアルインパクト優勢、エピファネイアはやや苦しいかといったところでステゴ後継は苦しい、ここらはもっと後からでしょう距離ほしいでしょうし。
●今回は以上です
以上です。