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リーディングサイアー記事 上半期終了時点メモなど(2)

◆上半期何かの続き

前回途中で終わったので続きを

 

●6位(8位)ハービンジャー

9億1503万3000円⇒10億6402万3000円(36勝⇒43勝)

 

ハービンジャーは各数値を伸ばして順位も上昇、10億円台に載せたということで9桁から10桁に前半で持ち込み前年比約1億5000万増ということで立派でしょう、世代数は増えていますが出走頭数や回数自体にさほど変化はないようです。

 

前回記事はBIG5である程度順位も固定されているので、あまり考慮しなかったのですが下半期にどの程度伸ばせるかという想定。ハービンジャーは昨年・本年ともに上半期重賞勝利数2なのですが2017年はG3紫苑S・G1秋華賞ディアドラ、エリザベス女王杯モズカッチャン、G1マイルチャンピオンシップ ペルシアンナイトと昨秋(下半期)重賞勝利、京都G1で大爆発を見せたのですが本年ここまでやれるかとなると疑問、4・5回京都開催で限定するとハービンジャーのキャリアハイとなる可能性が非常に強い。

 

3歳牝馬戦線は3強のようでいて1強、ここにハービンジャー産駒が全く割り込めそうもないのでここが昨年と全く違う結果に終わりそうですがペルシアンナイト的存在になりそうなのがブラストワンピース、とはいえローテなども違うのですがこのローテーションというのがブラストワンピース最大の欠陥で面白ローテをわざと採って負けている、シルクというよりもノーザンの使い分け意向でしょうが日本ダービーもふざけたローテで当日10キロ増にしてスタートもわざと失敗して5着、こうでもしないと福永が一生日本ダービー勝てないから、ダノンプレミアムとともに皐月賞出さないというヘンテコローテを取らされた格好。

 

菊花賞でも新潟記念からというローテらしく、福永など関係なく試験的にやっている節もあるのですが既に大失敗していますし、これまた福永関係なくルージュバックでG1未勝利に終わった関東の何かなので、ゆりかもめ賞までのローテも空いていますし単純に使い込めないのかも知れませんね、福永が(主戦:池添)。

 

話が大分逸れましたので強引にまとめると昨年よりも色々と伸びているのがハービンジャー、ただし昨シーズン秋G1ほどの爆発が今年もあるかといえば?

 

●7位(18位)ルーラーシップ

4億350万1000円⇒8億9974万円(28勝⇒43勝)

 

ルーラーシップの場合は「3年目でトップ10入り⇒トップ10内常連」この路線ということで単純に出走世代・頭数・回数増から大幅な上昇。初年度2歳戦の成績からこれは容易に想定され「社台系種牡馬で種付け頭数多いよゲーム」なだけですがそのような条件に合致でこの結果、年始の想定記事などでも書いてあったとは思います。

 

・ディープインパクト

2年目2位⇒3年目~1位

 

・キングカメハメハ

2年目8位⇒3年目~2位以内

 

・ステイゴールド

7年目4位

 

・ハーツクライ

3年目9位⇒4年目~5位以内

 

・ダイワメジャー

2年目7位⇒3年目~5位以内

 

現在のトップ5は2年目からトップ10内に入って来ましてこのような種牡馬が今年もいるのですが、まだ出て来ないので後述するとしまして、産駒デビュー3年目の初めて古馬が走る年度でトップ10入りすれば優秀、優秀ゆえに上位で安定するといったような具合で、ハービンジャーも2016年に産駒デビュー3年目で初のトップ10入りから本年までトップ10内継続となりそうな路線。ステイゴールドに関しては競走能力同様晩成とでもすべきか良くも悪くも掴みどころがない、良い方の振れ幅がものすごいことになっているのですが。

 

本項ルーラーシップの場合は年間トップ10入り経験がないのですが、本年トップ10入りしますのでこのような論調に。BIG5は崩せないまでもハービンジャーは上回ってほしいという期待込みで本年6位予想としたのですが昨年の菊花賞馬で産駒初の重賞勝ち馬であるキセキが本年入着しておらず先日の宝塚記念でも2番人気8着、ダンビュライトも初の古馬重賞勝ち馬でG2勝ちをしましたがG1では勝てず。3歳牝馬路線でリリーノーブル、3歳牡馬路線でサンリヴァルなどが頑張った分が大きいでしょう、実際にキセキは日経賞9着、宝塚記念8着で入着賞金0ですから未勝利戦5着1回よりも本年上半期に関しては悪くなってしまうので。

 

本年初トップ10入りでキングカメハメハ後継軍団の一角ということで。

 

●7位(8位)クロフネ

10億5151万9000円⇒8億7692万円(53勝⇒46勝)

 

クロフネも稀有といわれればそのような種牡馬ですが1300近く勝っている大種牡馬で、かつて何度か記事でも書いていますが年間トップ10入りは4年目が初めて、とはいえ3年目11位で10位とは800万円差でしたから3年目で初トップ10入りとしても良さそうな結果。当時この10位はアドマイヤベガ、エルコンドルパサー同様に若くして亡くならなければ2000年台後半、2005~2009年のディープインパクト産駒出走前のランキングも変わっていたとは思います。当たり前の話ですが亡くなってしまうとどうしようもなく、この辺りは数値的にも心情的にも、母系に入る数も減るので、などなど残念なことだらけですが。

 

そのようなことで4年目でトップ10入り、その後1度11位を経験、この11位も当時10位ゴールドアリュールと700万円差しかなかったので2007年~2017年まで連続トップ10入りに非常に近い成績を収めています(2007年と2014年が実際は11位)

 

とにかく息の長い種牡馬で短距離・ダートといったカテゴリーで強いのがディープインパクトなど上位勢と違うところでしょう、キングカメハメハはここも強いですが。本年の数値は落ちていますが種牡馬の入れ替わりもある中で7位か8位で推移するのが現状のクロフネでテイエムジンソクに限ると昨年は下半期型、本年はG2東海Sで勝利したので上半期型、G1レース2着2度と走ってはいますがアエロリットがこれでも昨年上半期よりも落ちていますのでここらの減少分が響いたでしょうか、単純に勝利回数も減っていますしアップトゥデイトも相変わらずオジュウチョウサンには敵わないといった具合で。

 

本年はトップ10入りするでしょうけど、来年以降は微妙な状況で2歳成績も非常に悪くなっています。重賞勝ち馬でも出れば別ですが本年も2歳戦20位以下、もっと落ちて30位以下まで行くかも知れませんし、この結果次第で来年以降の想定がある程度出来るかも知れません。

 

●9位(-)ロードカナロア

7億9653万9000円(39勝)

 

ロードカナロアの場合は産駒出走2年目で、昨年成績となると2歳新馬戦スタートの2017年6月分しかないのですが獲得賞金は1350万で1勝、この1勝が後の重賞勝ち馬ステルヴィオなどと最近の記事でも書いていますが、年始記事でこの種牡馬のトップ10入りを想定出来なかったのがとにかく大失敗であまり触れたくないというのが本音「マンカフェとゴルア(ゴールドアリュール)頼むから抜け!」という思いもありますが、アーモンドアイなどがあまりにも強いのでもう無理でしょう。

 

上記の2年目トップ10入り系で超サイヤ人ならぬスーパーサイアー路線。

距離が?と思っていたのですがいくらなんでもオークスで勝ち馬が出るとは、アーモンドアイは母がフサイチパンドラでそこらの影響が強い、そうなるとSex Appealがどうこうなどとなっていくのですがヌレエフのクロスガーなどなど・・・。

 

この話になると母父サクラバクシンオーが天皇賞(春)・JC・有馬記念などぶっこ抜いて最多獲得賞金、内枠でしか走らないから内枠入れて大昔強かった老害乗せた忖度競馬なだけなのですがそのようなキタサンブラックでバクシンオーがどうとかロードカナロアがといったことなど関係ない、血統が全部関係ないとすると暴論ですが「距離適性」といったものに関してはそのようなスプリントチャンピオンだったから産駒が距離持たないということもないようです。

 

実際持ちませんし(どっちだよ?)母系がというのもありますが「個体」と「調教・育成・医療能力」などの進歩というのがあって「ロードカナロアだから2400m消し」というのは通用しない時代なのではないかと、母父サクラバクシンオーだからも同様で、実際は「違法なお薬」だからどこかの厩舎は鼻出血で取消が多いというのはまた怪しい情報なので書きませんが

 

「個体」要はロードカナロアだから2400mというのもロードカナロア産駒全体で捉えるのではなくて「アーモンドアイだけ飛び抜けてクッソ強いから2400mでも関係ない」というのが、実際に2400m戦では東京だけですが未勝利戦で1頭5着、あとは日本ダービーのステルヴィオ8着で全部来ているということでもないので個体(アーモンドアイ)これだけでしょう。母系云々もありますがだったらそれこそディープインパクトとブラックタイドが同じだけ走ったのか?オンファイアどうよ?という話で。

 

ロードカナロアについて長くなってしまいましたがここまでの成績がそれだけ衝撃的ということで、2017年頃からの種牡馬界・転換期を象徴する1頭の種牡馬になっていくものと思われます、スーパーサイアー人ですので。初年度だけ売り出すために多く付けるというかロードカナロアの場合、2年目産駒の現2歳の方が昨年よりも頭数は多く種付頭数250は確保しているようなのでここらが強みでしょう、キングカメハメハが落ちているというか年齢的なものも含めて入れ替わる、SSの血というよりもDIの血を持たず母父DIと交配可能なども強み、こんなのも「個体」なのでアーモンドアイのような馬が何かのクロスを持っていたとか後付けなだけなのだと、ノーザンダンサーやヌレエフのクロスがあるようですが「ノーザンダンサーの4×5だからどうこう」ってバカ過ぎだろこんなの?ゲームじゃねーんだから。

 

クロスがあるのは事実なのでそこは否定しませんがあるというだけで、ショウナンパーリオが走らなかったりこのようなことはクロスが、というのもわかるのですが極論ですね。

「創業何年秘伝のタレ」みたいなものでそんなのもう消えてんだよ、ノーザンダンサーは60年近く前の生まれで競走馬の60年といったら相当な年度経過でこれのしかも4×5がなんだっていうのか、そもそもノーザンダンサーの4×5だからアーモンドアイ強いと誰も言ってはないのですが。

 

そういうことよりもエクイノムなんたらでCC、CT、TTがどう(良く知らない)の方が重要ということを言いたいのでアーモンドアイとキタサンブラックを取っ掛かりに長々と書いて見ました、どこかで書いて置きたかったので。

 

ということで今年も2歳成績要チェックでしょう、1ヶ月終了時点ですが現在トップはロードカナロアです。

 

●10位(6位)マンハッタンカフェ

10億5902万2000円⇒7億7726万1000円(48勝⇒45勝)

 

マンハッタンカフェは落ちているのですが年齢的なもの、現2歳が最終世代でこのカテもソコソコ走りますのでそれが消える来年度はトップ10圏外、後継の強い種牡馬も多く出て来ていますし本年が最後のトップ10入り、もしくは昨年が最後のトップ10入りとなるでしょう。

 

サイアー記事関係を始めた、といっても当時も今も私的なもので校了もせず適当にやっているだからこそここまで続いたとも思うのですが、その当時トップになったのがタキオン、マンカフェ項でタキオンなのですが、当時もSSもからタキオンに入れ替わる時期でそこで始めた、ブログサービスというのがこの頃から世間一般でも・・・といった具合ですがそのタキオンがリーディングサイアーになった2008年の翌年にマンハッタンカフェがリーディングサイアーになったので思い入れなども多少あります、週間の記事内でそのような忖度もあります。

 

実際タキオン・マンカフェはSS・BT・TB~ディープインパクト・キングカメハメハ時代への繋ぎだったともいえそうですがマンカフェも3年目初トップ10入りで4年目にリーディングサイアーで3年目以降はトップ10落ちがありません2012年10位で危なかったのですがこの辺がクロフネと違うところ、勝利回数も1000超えで来年以降はトップ10に入らないでしょうから書くことも少なくなると思いますが偉大な種牡馬ということに変わりありません。

 

本年に戻りまして上半期の重賞勝利を見ると0、先週の函館スプリントSでもヒルノデイバローが勝ち馬と同タイム2着など2着4度あるのですが勝ち切れず。トップ10内に入るには重賞を勝たなくても、ジャパンカップ・有馬記念・日本ダービーなどは2着の方がちょっとした重賞よりも大幅に賞金が上回ったりもしますので、ただマンカフェの場合産駒デビュー2年目から重賞勝利しているのでこれを継続してもらいたい、シャケトラが今年も順調だったらなーという話ですね、レインボーラインやミッキーロケットがG1勝ってんだぞと。

 

「マンカフェ産駒がんばれ!」と応援して締めましょう

 

●11位以下

週間記事でもこの部門が非常に弱い、ここまで手が回らないのですがオルフェーヴルですね、下半期のG1次第ではトップ10入りもこの種牡馬も産駒デビュー2年目のステイゴールド後継。

 

他ではダートのゴールドアリュール、チャンピオンズカップのゴールドドリーム次第でしょうかこの種牡馬は毎年のことで地方交流重賞に流れる(?)そのような傾向があるので。

 

キンシャサノキセキやアドマイヤムーンは結局足りないので無理でしょう、アドマイヤムーンに関しては昨年あれだけトップ10内で推移しながらキタサンブラック分でブラックタイドにやられてトップ10入り出来ず、本年それがなくなればロードカナロアやオルフェーヴル躍進でここに敵わないなどタイミングのようなものが悪かったとしか、今年のアドマイヤムーンはここまで18勝とこれがもう無理、出走回数などが減っているからですがその18勝中5勝が重賞という不思議な成績でもあります、1400m1勝・1200m4勝という内訳で距離が、それこそ競走馬時代は宝塚記念やジャパンカップ勝っていますのでロードカナロアなどとは逆、個体というよりは気性?この話だとまた長くなりますので。

 

クリ・ネオ・ポケ・ロブロイなどのかつてのトップ10常連組はもう無理でシンボリクリスエスは今年1000勝に到達、エピファネイアが実質来年新種牡馬デビュー(色々メンドイので来年で)、ネオも一応後継はいますしヴィクトワールピサが本年2歳戦ここまで好調ですね、それほど続かないでしょうけど。

 

頑張っているといえばジャングルポケットで昨年重賞未勝利でデビュー以来の産駒重賞勝利が11年で止まり、20位以内にも入りませんでしたがノーブルマーズなどが奮闘して本年は現在18位。トップ10入りもジャガーメイルやトーセンジョーダンが走った当時の2度(2年)しかなくトニービン系で東京・非東京がどうこうというのをブログ開始当初良く書いていたのですがそれも今や昔、時代はミオスタチン遺伝子ですので、何がミオスタチンなのかオルニチンがどうこうでサンプル2箱無料なのか知らないですけど。

 

キタサンブラックが抜けたブラックタイドは現在22位、キタサンブラックオンリーのようにも書きましたが20位前後には入るような種牡馬でそこに超弩級の競走馬が出たということですね、忖度や内枠バカなどと書きましたが間違いなく強いことは強いです、あの実績ですし。

 

 

●かつての上位

ブライアンズタイム87位

ダンスインザダーク96位

サクラバクシンオー109位

フジキセキ115位

アグネスタキオン285位(獲得賞金なし)

 

偶に勝ったりもしてBTなどは先週1頭勝ちましたが、この寂しい成績

いずれも亡くなっていますので、タキオンは昨年未勝利で2年以上勝っていません産駒は走っているのですがアクションスターが重賞で負けて、ボストンビリーヴがダートで負けて、トーコーグリーンが障害で負けてそのような現況。いまのところ最後の勝利がトーコーグリーンで中央通算967勝、1000勝どうやっても行かずここからこの3頭で33勝というのが、967で終了でしょうか。

 

●大体終了

来週からも競馬が続くでしょうから、以降は週間のサイアー記事で


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