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リーディングサイアー記事 上半期終了時点メモなど

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◆前回記事

前回の宝塚記念思考はまたも不発ということで、キセキの取捨だけは合っていましたが消し馬1頭当たっても何の効果もなく。キングカメハメハ産駒も買うなら今週からとしたのですが宝塚記念と障害重賞勝ち馬を出すなどそんな何かが。

 

◆上半期終了ということで

本年は6月30日が土曜日なので6月はまだ1日施行されますが、宝塚記念終了週、3回阪神・3回東京終了時点なのでトップ10サイアーの前年同時期比などを、これは毎年やるべきで月単位で毎月行っても良い気がしますが、適当に進めますメモなので

 

◆上半期トップ10種牡馬の昨年同時期比

※数値の見方

●2018年現在順位(2017年順位)種牡馬名

2017年宝塚記念週終了時獲得賞金⇒2018年同時期獲得賞金(2017年勝利回数⇒2018年勝利回数)

 

●1位(1位)ディープインパクト

29億3601万9000円⇒32億3398万5000円(120勝⇒105勝)

 

ディープインパクトは本年も首位で開始前から首位が確定しているような近年の状況。

本年は勝利回数が減っているものの獲得賞金増、これは2017年が産駒デビュー後初めて前年から獲得賞金を落としたシーズンとなったのでその分の巻き返し、2016年は38億円台ですので昨年よりは戻しているということでしょう。

 

2016年がキャリアハイとなるかも知れませんし、2017年はその反動というわけでもないのですが落ち込み、父サンデーサイレンスは産駒デビュー9年目に初めて前年成績を下回ったのですがディープインパクトは8年目で初ダウン、SSの場合は9年目ダウンから10~12年に掛けて凄まじい成績を残したのですがSSは年ごとに獲得賞金を上げて初ダウン年も自身2位の年間獲得賞金、これがディープインパクトの場合はダウン年が自身4位の年間獲得賞金で昨年よりは数値を上げるであろう本年もキャリアハイとはならないことが確定的。

 

父SSと年間獲得賞金を比べること自体が無意味に思えますが、新旧チャンピオンサイアー父子の比較といったところで、SSとDIの比較では番組体系や賞金なども違うのですが相手関係が違うということが、数値に開きが出る最大の要因でしょう。SSもトニービンやBTなどライバル種牡馬はいましたが、現在の2位以下勢の方が強力で粒揃い、レースのカテゴリーなども整備されダートや短距離のスペシャリスト的種牡馬、つまりその産駒の使い方のノウハウなどが蓄積され年間首位は揺るがないのですがSS1強当時ほど抜けた存在は出来にくいのでしょう。

 

SS優位点をもう1つ挙げると「サイアーオブダム気質が高い」ということでDIはもちろん、かつてのチャンピオンサイアーであるタキオン、マンカフェなどを出しフジキセキ、スペ、DIDなど多くの上位種牡馬を出して現在でもハーツ、DMなども上位の存在。DIもこれからでしょうがこれらと因果関係もありそうな母父関係で制限もあるでしょうしSSほどのダム的存在には?何がダムなのか知りませんし種牡馬の略称もしたりしなかったり一般的なものであったりなかったりで引き続き進めます。

 

本年が何かというと昨年重賞12勝に対し既に12勝、昨年は同時期で8勝

この辺が盛りデータで昨年はCBC賞、七夕賞と宝塚記念の翌週・翌々週に重賞制覇、盛らないデータとしてはここから秋競馬まで重賞未勝利なのが昨年。

 

昨年2歳戦で圧勝した割にクラシックでダメなのが今年だと思っていたらNHKマイルC、そして日本ダービー制覇と一気に持って来たというのが時期も近く印象強いところ、その間に古馬牝馬のヴィクトリアマイル制覇などもあって本年はここまでG1で3勝、昨年も皐月賞と安田記念はここまで勝っていましたが。

桜花賞勝つのがデフォでオークスも好成績というのが初年度産駒出走可能となった2年目以降の成績でしたがこの路線がこのところ弱くりつつあるのが過去成績から落ちている一因で、昨年比に戻しますと下半期もG1制覇が朝日杯フューチュリティステークスだけに終わって、本年はここがどうなるかキタサンブラックの忖度もないでしょうが天皇賞(春)や宝塚記念で年初には「これが?」といった感じのG2級競走馬

がG1初制覇、本年は王道系でG1初制覇が多いシーズンで下半期も混迷を続けるのかも知れません。

 

要約すると「酷く落とした昨年よりはUP」というところで、1行で終わりました。

 

●2位(2位)キングカメハメハ

22億3069万3000円⇒18億2400万1000円(73勝⇒71勝)

 

キングカメハメハも昨年から数値を落としていますが、宝塚記念週までは4位でステゴ・ハーツに煽られるとでも言いましょうか指定席の2位が大ピンチといった推移、それを先週の宝塚記念制覇&障害重賞制覇で上昇して散々今年はダメだと書いていたのに急に「キングカメハメハ半端ないって!」的風潮に。

 

昨年も中々G1勝利がなく、この世代から種付けなども制限されておりそれ以前からやや落ちていたのでというところにレイデオロの日本ダービー制覇、今年も3歳世代苦しいところに日本ダービー3着馬を出して宝塚記念ミッキーロケットといった具合、それまで本年重賞勝利はローカル重賞やダート重賞中心だったのですが。

 

キングカメハメハも落ちているのですが、SS・DI関連で記した「サイアーオブダム気質」でルーラーシップやロードカナロアといった後継と同時にトップ10入りとなりそうな本年、今季新種牡馬となるベルシャザールやトゥザグローリーも種付け頭数が多いようですルーラー・カナロアほどは走らんでしょうけど。

 

ハーツ・ステゴとの年間2位争いはそちらの項目で

キングカメハメハが2位争いということが異変、先週でやや抜けましたがまだまだ危険な状況とも言えそうです。

 

●3位(3位)ステイゴールド

15億9414万9000円⇒17億6001万円(71勝⇒53勝)

 

オジュウチョウサンということなのですが昨年は中山グランドジャンプに加え阪神スプリングジャンプ勝っているのでオジュウチョウサンは昨年よりも成績ダウン、勝利回数も激減していてなぜ獲得賞金増?となるとやはりレインボーラインで阪神大賞典と天皇賞(春)の重賞制覇でしょう。

 

昨年同時期も重賞勝利数7で本年は6、オジュウチョウサンとアドマイヤリードのヴィクトリアマイル制覇とG1勝利数もここまでは同じなのですがヴィクトリアマイルと天皇賞(春)ですし、本年の重賞制覇が日経新春杯、中山記念、阪神大賞典、中山グランドジャンプ、天皇賞(春)、京都新聞杯とG1・G2のみでG3 制覇なしとここらでしょうか。OP特別や1600万特別も結構勝っているのでここらか?この「1600万特別」という表記もどうしたものか困っていますが、それは始まったら考えるとしまして。

 

ステゴも先々週まで3位だったのですがって現在も3位ですが、最新版ではキングカメハメハに抜かれたけどハーツを抜いての3位、ここらの入れ替わりが激しい状況。今記事は週中の記事と同じことも書きますが前回記事でも書いたようにステゴの場合は本年2歳が1頭で2歳戦獲得賞金0も十分有り得る、対してハーツ・キングカメハメハが0ということはなく実際既に獲得賞金も僅かながらありますので、ゆえにここで差がついてしまうので苦しくなってしまいそう

 

更にレインボーラインの下半期獲得賞金なしも確定、こちらの場合は他がカバーすれば良いのですがそれも有力とはいえない状況、トップ5種牡馬、当アカウントでいうところの「BIG5」で唯一亡くなっている種牡馬ですしオジュウチョウサンもどこまでやるのかわかりませんし来年以降は一気に落ちる可能性も。

 

ダム論、後継種牡馬の観点ではオルフェーヴルが初年度からエポカドーロで皐月賞1着・日本ダービー2着、牝馬のラッキーライラックといきなりの強さ、オルフェーヴルの場合は2400mいかにも向きそうですしステゴ産駒はマイルも走るので、言ってみれば障害もダートも強いので。競走馬としての距離適性と種牡馬としての適正の関連性が希薄になりつつあるのでこのような事は論外なのですが。

 

●4位(4位)ハーツクライ

14億9236万6000円⇒17億3451万9000円(60勝⇒71勝)

 

ハーツは上位3頭と違い各数値を上げているのですが順位は昨年同時期と同様4位、2位で推移する時期もあってステゴとは僅差、そのステゴの2歳戦がそのような状況ということで。昨年も最終的にステゴ3位、ハーツ4位でしたが本年はステゴに負けることはないでしょうしキングカメハメハを上回るかどうか、先週1回で断じるのも危険ですが順調に来ていたものが一気に瓦解した印象も。

 

ハーツ本年のエースというよりも現役馬最強の座に就きそうであってスワーヴリチャード、この馬が金鯱賞から大阪杯とG2・G1で連勝しここまでは良かったのですが安田記念に矛先を向けて、距離適性のようなものだけで負けたのなら良いのですが当日10キロ減で3着、これが秋まで響くと危険でしょうが日本ダービーでも当日12キロ減で2着、3歳クラシック路線と古馬春のG1戦線を比較して良いのかわかりませんがこのローテがどちらに出るのか、ノーザンの生産馬なので色々あるでしょうしNICKSの考えなのかそれは知りません。

 

オークス・日本ダービー・安田記念で3週連続G1制覇の2014年を僅かに上回り年間獲得賞金でキャリアハイとなったのが昨年ですが、これはシュヴァルグランのジャパンカップが効いて最終日にG1昇格したタイムフライヤーのホープフルSなど非常に上手く回った結果の成績で、本年はこれを上回るペース、2014・2017年が32億円台で本年は単純に倍にすると34億円ペースというものですがジャパンカップか有馬記念を勝たないと昨年の獲得賞金を上回るのは無理かと思われます。

 

近いところではゴーフォザサミットが海外遠征取りやめて秋は神戸新聞杯からスタート、遠征しても神戸新聞杯からとなったかも知れませんが行ってもどうせ勝てないでダメージもらうだけ、そもそも中央分の賞金しか加算されないのでハーツ上積み分に関しては遠征取りやめがプラスとなりそう、ここよりもシュヴァルグランが昨秋ほど走るか、G1で2着ばかりのリスグラシューが着順上げられるかなどが焦点とも思われますが。

 

後継論ではハーツもジャスタウェイ産駒が本年デビューで既に1頭勝ち上がり、セレクト用にわざと勝たせたのだとは思いますが本年の新種牡馬リーディングがジャスタウェイで確定的。昨年のロードカナロアほど賞金積むとは思えませんがキングカメハメハからルーラーシップ・ロードカナロア、ステイゴールドからオルフェーヴル、ハーツクライからジャスタウェイという端境期に差し掛かって昨年辺りからそれが顕著になっているようです。

 

●5位(5位)ダイワメジャー

13億5025万4000円⇒12億4184万4000円(63勝⇒53勝)

 

ダイワメジャーも落ちてはいるのですが5位の座は確保、ここも危ぶまれましたがハービンジャーやルーラーシップが思ったよりは伸びない、伸びないというよりもこの上位5頭が蓋をしているような感じで突き抜けられないのでしょう。

 

ダイワメジャーといえば2歳戦なのでここを見たいのですが、本年は始まったばかり。昨年の傾向からは2歳戦でロードカナロアに獲得賞金で上になることはなさそうで現3歳世代から種付け頭数自体が落ちているので苦戦傾向にありそう、ということでBIG5は今年までステイゴールドも出走世代数が減ることから来年以降はここが崩れるでしょう。

 

●ここまで

以下ハービンジャー、ルーラーシップ、クロフネ、ロードカナロア、マンハッタンカフェと続きますが上位5頭まで簡単に昨年と比較して見たということで。週中の記事でもこのようなことを書いておりますし記事投稿も継続予定ですので何かあればそこで。


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