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リーディングサイアー・2歳リーディングサイアー記事考など

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●上半期終了も近いということで

大仰なものではなく何か書きたくなったというだけですが以下で雑多に

競馬記事投稿を少し増やそうかとも考えています。

 

●2歳戦が既にスタートしている

開始前に新種牡馬の有力候補など纏めて置きたかったのですがメンドクセーなというのと「どうせ今年はジャスタだろ?」というようなことで放置していたら始まっていましたが1開催も終了していないので、今からでも。

 

◆2歳戦・総合部門後半展望などを個別に

●ディープインパクト

デビュー年からどうこうとかいうのは省略しまして2010年産駒デビューで2015年のみダイワメジャーに負けて2位というのがこれまでの2歳成績で2歳だけ走るということでもなくて総合部門でも1位、現2歳世代は昨年よりも生産頭数が落ちているのですが現1歳で少し戻していて現状は160前後の生産頭数で、これだと出走頭数は130前後になる世代と思われます。それで繁殖の質がどうたらで(超良質の方ですね)

本年も2歳戦首位種牡馬という見方で進めて行って問題ないでしょう。逆に絶対走らないという確証のデータがあれば何か出しますよ、ないですからそんなの。

既に勝ち馬も出てテレビではダービー候補などと言っていましたが牝馬なのでオークス候補でしょう、そこもまだ微妙ですが。

 

早期デビューした馬だと続かないんじゃね?

早熟というか仕上がり度で勝った函館1000mの新馬戦、これが来週あるのですがそのようなレースだとそれも言えそうなのですが前年度だけと比較すると昨年2歳戦のディープインパクト産駒最初の勝ち馬がケイアイノーテックでNHKマイルカップ勝ち馬。2番目が馬名の通り(?)ジナンボーこの馬はアパパネの2番子ということで期待もしていたのですがこの後は未出走。

 

ということでたまたまケイアイノーテックが走っただけでやっぱり秋の京都・東京もしくは阪神デビュー組などが有力じゃないの?と思わせて3番目、3頭目ですねこの勝ち上がりがダノンプレミアム朝日杯フューチュリティステークスなどの勝ち馬ですか皐月賞引っ込めさせられて狂いが生じたようですが4頭目の勝ち馬も新馬勝ちしたのみで1勝、やっぱりダメかとまた思わせたところで5頭目が中京で勝ち上がったワグネリアン。以降はまだそれほど走っていない様子でトーセンブレスなども早期勝ち上がり組ですが。

 

ケイアイノーテック(2017年2歳戦最初の勝ち馬)

ダノンプレミアム(2017年2歳戦3頭目の勝ち馬)

ワグネリアン(2017年2歳戦5頭目の勝ち馬)

 

牝馬が日本ダービーなどというのはともかく早期デビューだからクラシック(および他のG1戦)で用なしというのは少なくても昨年の傾向だけからは当てはまらないようです。単年データですが古いのを持ち出すよりも有用性はあるかも知れません。

 

もう1つ前の世代2016年2歳戦ぐらいまでは見ておくと、5頭目の勝ち馬がサングレーザー、2歳戦でもソコソコ走ったのですが3歳秋からというタイプでこの馬の場合は未勝利勝ちで、新馬戦で勝ったのがダンビュライト。6頭目がサトノアレスでこの馬も2歳チャンピオン、サトノアレスは3戦目の勝ち上がりですが2戦目の未勝利戦で勝ったのがサングレーザーで2歳G1結局勝ったし良いんじゃないの?ということですかね先日の安田記念ではアレスが先着しましたし。8頭目が京都2歳Sや弥生賞などの勝ち馬カデナ、10頭目がエプソムC勝ちのサトノアーサー、開幕前に書いていたらサトノアーサーのこのデータ出せなかった!重賞連対馬なので出しますが、これ結構良いデータか?

 

ということで2015年2歳戦まで見ておくと1頭目がプロディガルサン芙蓉SでOP勝ち、東京スポーツ杯2歳S2着、2頭目がブランボヌールでこの馬は函館2歳S勝ち馬、1回函館初日の芝1000m新馬はちょっと微妙ですが2日の芝1200m新馬の方は2016年が函館2歳S2着、京王杯2歳S1着、朝日杯2歳S2着のモンドキャンノ、昨年は2着でしたがカシアスとこの組はマークした方が良いかと。

 

2014年も10頭目まで見るとアヴニールマルシェ(1頭目)、ポルトドートウィユ(7頭目)などで10頭目までは微妙ですが11頭目がショウナンアデラ、12頭目がダノンプラチナと2歳G1勝ち馬、ただしここまで来ると10月の4回東京勝ち上がり組。

 

この項を強引にまとめるとディープインパクト産駒は走るし早い時期に勝ち上がった馬でも大物はいますよということで、相対的に走るので初勝利時期に関わらず後に走る馬が多いだけかも知れません。

本年1頭目の勝ち馬を書いていませんでしたがグランアレグリアでこのレースは2着もディープインパクト産駒でダノンファンタジー、牝馬の早期組はどうかとも思いますが藤沢和厩舎と中内田厩舎ですしマークしておくべき存在なのでしょう、やっぱりダービー候補ですかね?

 

●ロードカナロア

昨年の新種牡馬チャンピオンでいきなり4億円オーバーの獲得賞金、ダイワメジャーから2歳戦ナンバー2の座を奪ったような形ですが、それでも距離に限界あるしさすがに総合でトップ10入りはしないと考えたのです、前年度にそのようなニューカマーが来るというような予想して大失敗したというのもあるのですが。

 

そうしたら周知の通りアーモンドアイが桜花賞、ここまでは良いでしょうマイル戦なので更にオークスまで勝つとはそんなのわかるかよ。という思いですシンザン記念も勝っているのですが、ステルヴィオが2歳戦でも活躍しましたがスプリングS勝っているんですね、ディープインパクト項で記した早期勝ち上がり論に戻るような形で触れると昨年デビューのロードカナロア産駒勝ち馬第一号がステルヴィオでやはり走る。

 

2週終わった段階ですが本年も2歳戦で既に首位となっていて3歳馬も条件戦に回ったり、2世代になる、アーモンドアイが年内は国内戦となりそうなことからも2世代でトップ10入りするでしょう、失敗しました。

 

◆キングカメハメハ・ステイゴールド・ハーツクライ・ダイワメジャー

近年の総合部門では2011年が1位キングカメハメハ・2位ディープインパクトで2012年以降は1位ディープインパクト・2位キングカメハメハというのが昨年まで継続、2015年からはハーツクライ・ダイワメジャー・ステイゴールドが3位~5位を形成してこの5頭を記事では「BIG5」としています。

 

そのキングカメハメハが本年総合2位確保の大ピンチという状況で現在2位ハーツクライ・3位ステイゴールド・4位キングカメハメハの順位。総合部門記事で週毎に書いていますので本年の推移などをここでは書きませんが2歳戦の結果が例年以上に関与しそうな気配、実際はJC・有馬の比重が大きくキタサンブラックを擁したブラックタイドのような馬がトップ10入りしてしまったりもするのですが今回は2歳寄りの記事なので。

 

●キングカメハメハ

2013年にアクシデントがあって種付け頭数が激減、生産頭数150オーバーがデフォだったものの2014年は50頭までに、これではダメだろうなと思いきやこの世代から出たのがレイデオロで当時G2のホープフルS勝つなどしてキングカメハメハも2016年2歳戦8位、翌年は生産頭数も112までは戻したのですが2歳戦不振で2017年は2歳戦15位まで後退、2歳戦で2勝したのもダート部門のビッグスモーキーのみ。

 

この現3歳というのが特に不振で重賞勝ち馬もフィリーズレビューのリバティハイツのみという現状、日本ダービーで3着したコズミックフォースなども出ているので賞金はそれなりに稼いでいるのでしょうが、総合部門2位がピンチになるというのもここが影響しているはずです。本年の2歳世代も生産頭数72頭なので質が問われ大きいところが勝つ馬がいないことには、ディープインパクトの半分もないですからね。

 

早期勝ち上がり馬論では2017年2歳1頭目の勝ち馬がレイエンダ、故障もありましたが復帰戦圧勝でいずれ大きいところ勝つでしょう、コズミックフォースが7頭目ですがこの時点で11月、最初にレイエンダが勝ったのも7月終盤で2頭目ビッグスモーキーが9月の終盤とこの辺りで既に危険水域であったとも。

 

●キングカメハメハからの視点

ディープインパクトに勝つことはもうありませんし、総合2位も危ういのですがキングカメハメハの場合は後継が順調に育っており上記のロードカナロア、2016年の新種牡馬首位で本年初の総合トップ10入りが確定的なルーラーシップと自身を含め3頭の父子、いわばキングカメハメハ系が本年は(本年から)年間トップ10入りとなりそうで、そちらの方向にしシフト、更に本年はベルシャザールやトゥザグローリー産駒がデビュー、後にホッコータルマエやコパノリッキーの産駒なども出て来るでしょうから、さすがにそろそろ落ちてくるということも考えられます。先述の生産頭数の関係から確実に落ちるでしょう。

 

父父へシフト論としましたが本年の日本ダービー勝ち馬ワグネリアンの母父がキングカメハメハなのでそういった部門へ移りつつあるのでしょう、日本ダービー出走馬では他にブラストワンピースやステイフーリッシュといった重賞勝ち馬の母父で、昨年はモズカッチャンも既にG1勝ちしてこれが母父として初めてのG1制覇となっています。

 

●ステイゴールド

昨年総合3位がステイゴールドで4位ハーツクライとは僅差だったのですが、かつてのオルフェーヴルやゴールドシップとは違う路線のオジュウチョウサンが軸に、1番不安定なカテゴリーというか出走しても入着賞金なしになる可能性が高いはずですが(落馬による競走中止ですね)、とにかく負けないので。来月は平地条件戦に出るようですが本年も既に中山グランドジャンプで圧勝と衰える気配どころか更に強くなっている感すらも。本年に関しては天皇賞(春)でレインボーラインも勝利、レース後に下馬して経過観察中とのことでしたが引退、種牡馬入りということで賞金は加算しませんが阪神大賞典も勝っていますし多大な貢献をしたとして良いはずです。

 

ステイゴールドで触れて置きたいのは本年産駒が1頭しかいないということで、1頭いるので何が起きるからはわからないのですが牝馬産駒の上に牝馬実績は牡馬に比べ劣るもののステイゴールド系実績で圧倒的な池江厩舎、定年前の早期解散予定があるものの未だに上位の角居厩舎、本年異様なほどに強い藤原英厩舎、友道、中内田、矢作と行った厩舎ではなく高橋義忠厩舎所属ということでさすがに列記したような厩舎よりは劣るだろうと。母がサダムパテックやジュールポレールのきょうだいらしいのですがさすがに1頭では本年の2歳戦で獲得賞金期待薄でしょう、昨年は2歳戦で2億円獲得しているのでこれがそっくりそのまま消えると見ても良いかと。

 

キングカメハメハの父父シフト論になぞらえるとステイゴールドは既に死亡しており、上記の事柄から本年3歳が実質最終世代、ただしこちらもオルフェーヴル産駒が初年度から走ってラッキーライラックが2歳G1勝利、桜花賞・オークスでも好走、エポカドーロが皐月賞1着・日本ダービー2着と総合トップ10入りが狙えなくもない状況の現在11位。オルフェーヴルも勝ち馬2頭目が重賞勝ち馬ロックディスタウン、4頭目がラッキーライラックで共に2歳8月の勝ち上がり、これは近年のトレンドなのかも知れません早くから仕上げられ且つ持続する技術、実際は怪しげなお薬関連(サプリメントですか)の効用などもあるのでしょう。オルフェーヴルも生産頭数多いですね本年産はやや落ちそうですが、初年度の活躍見てまた上がる

でしょうし実際に走るかどうかは別として4年後にそのようになるサイクルはこれまでもあります、

 

●ハーツクライ

ステイゴールドもですがハーツクライはさすがにキングカメハメハには勝たないだろうと考えていましたが昨年のジャパンカップをシュヴァルグランが勝ったことなどもあり、これで3位がハーツと見たのですが安田記念こそ落としましたが大阪杯勝利などスワーヴリチャードが実質現役トップというような状態に。

 

2歳戦も昨年ディープインパクト、ロードカナロアの次がハーツクライでダイワメジャーを大きく上回る結果に、その割に3歳走らなかったのですがゴーフォザサミットが青葉賞勝ちなど。2歳G1ホープフルS勝ち馬タイムフライヤーが6頭目、ゴーフォザサミットが7頭目の昨年2歳勝ち馬。他にグレイルも2歳重賞勝ちなどで2歳首位ディープインパクトや新種牡馬首位ロードカナロアに隠れがちでしたがハーツクライも相当な成績を残していたと改めて。

 

後継種牡馬産駒が走っていないのでハーツクライに関してはまだここに入らないとしたかったのですが、ジャスタウェイ産駒アウィルアウェイが芝1200mに断然人気で出て来て1200mで大丈夫なのか?と思ったらいつものミルコ出遅れ「やっぱなー」と見ていたら直線ブチ切れて楽勝でまたもや「やっぱなー」。

 

本年の新種牡馬リーディングはジャスタウェイで確定とのこと、まだ6月で確定も何もないですけど今年は他が弱いようなので上記ベルシャザールが2番手であとはダンカークやらケープブランコ辺りが目玉らしくこの2頭の産駒も既に入着馬出ていますが海外調教馬で本年から本邦繋養後の産駒がデビューするというだけですし。

 

●ダイワメジャー(とハービンジャー)

ダイワメジャーも生産頭数が落ち気味で後継種牡馬もいるのですがトーセンロレンスでディープインパクト系とは付けられないでしょうから今後どうするのかと、それこそキングカメハメハ系がハーツ・ステゴ系に行けば良さそうですが。

 

頭数が減っているので2歳戦もソコソコ走るでしょうがダイワメジャーは総合5位で確定でしょう、ハービンジャーにはまだ抜かれないかと、ハービンジャーも昨年の秋が出来過ぎだっただけで今年はそんなに走らないだろうとペルシアンナイトやブラストワンピースなどもいますし根拠はありませんが5位・6位争いはこのぐらいで。

 

●ルーラーシップとクロフネ

ここが6位で産駒デビュー3年目の年間トップ10入りからトップ10内常連路線と見ていましたが7位ですかね、クロフネと7位争いを繰り広げている状況。ルーラーは種付け頭数が多い、つまり生産頭数や血統登録数も多くなるので暫く安泰でしょう。

 

クロフネも昨年の2歳世代から頭数が減ったのですが現2歳・1歳は100頭ほどの生産頭数は維持していますので、これが登録数および中央登録数にどこまで直結して何頭デビューするかですが母数をみておくということで。現在の0歳、2017年から種付け頭数が激減しているので数年後からさすがに落ちるでしょう1300近く勝利しているベテラン大種牡馬ですので、産駒デビューはステイゴールドと同じく2005年。

 

●マンハッタンカフェ

ここが本年のボーダー、つまり総合10位争いをすることになりそうで本年2歳が最終世代、このことからも本年が最後の年間トップ10入り、オルフェーヴルもしくはゴールドアリュール、アドマイヤムーン辺りに逆転されれば昨年が最後となるでしょう。2008年にトップ10入りして2009年にはリーディングサイアー、その後危険な年度もありましたがトップ10内はキープしていただけに本年もなんとかトップ10入りしてほしいものです。

 

産駒もまだ走っているので2019年以降もトップ10入りの可能性はありますが、2015年産現3歳から種付頭数が激減、現2歳はそこから種付頭数は少し増えたのですが受胎率が悪かったのか更に頭数が減って現3歳66から現2歳46に生産頭数も減少、ここよりもこれまで記して来た現在トップ10入りしている種牡馬の後継種牡馬の成長が著しいことからも厳しい状況、実際2019年以降はもう無理です。

 

トップ10入りしないからダメということではなくて1000勝もクリアしていますし、その偉大なマンハッタンカフェを年次成績で上回る種牡馬が出るのは喜ばしいことと考えます、このようなことはサイアー記事でも何度も書いていますが声を大にして何度でも述べておきたいことですので。

 

●他

特にないのですがグランプリボス産駒デビューということでバクシンオーのこれまた後継世代、ここに関してはプリンスリーギフト系を残す戦いもありますのでなんとしてでも走ってもらわないと。

 

新種牡馬も少し触れましたので以降は総合記事や2歳記事で機会があれば記して行くことに。


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