◆重賞勝利種牡馬
大阪杯 スワーヴリチャードの父ハーツクライは4位⇒2位
ダービー卿チャレンジトロフィー ヒーズインラブの父ハービンジャーは6位⇒6位
1位(1位)ディープインパクト(13億8534万6000)(56勝)
サトノディード(未)、スーパーフェザー(500万・アザレア賞)で2勝
先週は500万アザレア賞、未勝利で2勝。
大阪杯ではアルアイン3着、2番人気サトノダイヤモンド8着、スマートレイアー9着、サトノノブレス15着。
ダービー卿チャレンジトロフィーで1番人気となったグレーターロンドンは5着、アデイインザライフは10着。
500万アザレア賞ではスーパーフェザーが勝利し産駒3連覇、同レース過去3年の勝ち馬はいずれも次走G2青葉賞に出走して勝利。G1入着馬を送り出すなどして首位の座は当然、譲らなかったが前回から6200万ほどの賞金加算で絶対王者ディープインパクトとしては物足りない結果の週間となっ。た
海外G1ドバイターフでは昨年の勝ち馬ヴィブロスが2着、連覇は成らなかったが本年も連対は確保、16年勝ち馬のリアルスティールは3着同着、隔年制覇はならなかったが出走2頭が3着内。
桜花賞にはG2チューリップ賞2着で優先出走権を得た阪神ジュベナイルフィリーズ3着マウレア、フィリーズレビュー2着で優先出走権を得たアンコールプリュ(母オイスターチケット桜花賞6着)、G3フェアリーS勝ち馬プリモシーン、OPエルフィンS勝ち馬レッドサクヤの4頭が出走予定、フラワーC2着トーセンブレス・クイーンC2着フィニフティは登録時2/3の抽選対象で最大6頭、登録段階で5頭が出走確定。
産駒成績は(3着内・トップ10内種牡馬以下同様)11年1着マルセリーナ、12年1着ジェンティルドンナ・2着ヴィルシーナ、13年1着アユサン・2着レッドオーヴァル、14年1着ハープスター、15年2着クルミナル・3着コンテッサトゥーレ、16年2着シンハライト。
産駒出走可能年度から4連覇でワン・ツー2度含め通算4勝、2着2回、本年いずれかの産駒が勝利で5勝目、連続年連対記録が6年で昨年途切れたが圧倒的な強さを誇るレース、本年は1頭強敵がいるものの大幅な獲得賞金加算も十分可能だろう。父サンデーサイレンスも桜花賞5勝で父子制覇達成済、本年産駒勝利で父に並び父子種牡馬合計10勝目となる。
2位(4位)ハーツクライ(9億233万6000円)(38勝)
サトノグラン(1000万・明石特別)、スワーヴリチャード(G1・大阪杯)で2勝
賞金8億・9億円突破
先週はG1大阪杯、1000万明石特別で2勝。
大阪杯ではスワーヴリチャードが1番人気に応え勝利、ゲートで後手を踏み後方からの競馬を強いられたがレース途中からハナを奪って押し切った、昨年のジャパンカップ以来2度目の重賞制覇を狙ったシュヴァルグランは13着と自身最低着順となる結果で大敗、ボウマン騎手に戻って昨年2着した次走予定の天皇賞(春)が狙いだろうか。G1レース勝利週で前回から1億5000万円以上の加算で賞金8億円を超えて9億円も僅かながら突破してステイゴールドとキングカメハメハまで交わして前回の4位から2位まで一気に浮上した。
桜花賞には産駒登録なし。
産駒成績は14年3着ヌーヴォレコルト、17年2着リスグラシュー。
スワーヴリチャードが大阪杯を勝利
G2金鯱賞スワーヴリチャード以来の本年重賞4勝、通算45勝
スワーヴリチャードは17年G3共同通信杯・G2アルゼンチン共和国杯、18年G2金鯱賞以来の重賞4勝目
G1レースは4度目の出走で初制覇(17年日本ダービー 2着)
産駒の大阪杯制覇は初めて
本年G1初制覇で17年から2年連続G1制覇達成、通算7勝
G1制覇は17年ホープフルSタイムフライヤー以来
3位(2位)キングカメハメハ(8億8612万1000円)(37勝)
ウォーターロレンス(未)、グットクルサマー(未)、シーリア(未)、ワイドリーザワン(1000万)で4勝
先週は1000万、未勝利3勝の4勝。
大阪杯では昨年3着ヤマカツエースが本年は10番人気ながら4着と好走。土曜阪神3レース未勝利のシーリアは4戦目で勝ち上がり、母シーザリオ、半兄エピファネイア、全兄リオンディーズという良血牝馬。日曜阪神3レース未勝利では12番人気のウォーターロレンスが勝利、このレースで中井騎手が通算100勝達成。G1制覇で一気に伸ばしたハーツクライに交わされ3位に後退、その差は僅かで最終的に2位は確保するだろうが、この時期3位に落ちる辺り例年とは傾向が異なる。
海外G1ドバイシーマクラシックのレイデオロは4着。
桜花賞にはG2フィリーズレビュー1着で優先出走権を得たリバティハイツが出走予定。
産駒成績は10年1着アパパネ・3着エーシンリターンズ、15年1着レッツゴードンキ、16年3着アットザシーサイド。リバティハイツ勝利で産駒通算3勝目。
4位(3位)ステイゴールド(8億3321万9000円)(28勝)
先週は未勝利
大阪杯のウインブライトは12着、前走G2中山記念からの重賞連勝もならず2桁着順に敗れた。ダービー卿チャレンジトロフィーで昨年4着のマイネルアウラートは8着。賞金加算は前回から1400万ほどで前回の3位から4位に後退。
海外G1ドバイターフのクロコスミアは7着。
桜花賞にはフィリーズレビュー3着で優先出走権を得たデルニエオールが出走予定。
産駒成績は14年2着レッドリヴェール。デルニエオール勝利で全兄ドリームジャーニー、オルフェーヴルに続き母オリエンタルアートのきょうだいとして3頭目のG1勝ち馬となる。
5位(5位)ダイワメジャー(6億6042万3000円)(26勝)
ダノンレーザー(500万)で1勝
先週は500万で1勝。
ダービー卿チャレンジトロフィーではダイワリベラル11着、昨年の勝ち馬ロジチャリスは12着で連覇ならず、ソルヴェイグ14着、サンライズメジャー15着といずれも2桁着順で産駒による連覇もならず。
桜花賞にはG3新潟2歳S2着・G3ファンタジーS2着で重賞2着2度のコーディエライト、OP中京2歳S勝ち馬アマルフィコーストの2頭が出走予定、アリアは登録時除外対象。
産駒成績は17年1着レーヌミノル。本年いずれかの産駒勝利で連覇達成の2勝目、半妹ダイワスカーレットは07年桜花賞勝ち馬。
6位(6位)ハービンジャー(6億3232万2000円)(24勝)
ティーブラッサム(500万)、ヒーズインラブ(G3・ダービー卿チャレンジトロフィー)、レイエスプランドル(500万・山吹賞)で3勝
賞金6億円突破
先週はG3ダービー卿チャレンジトロフィー、山吹賞など500万2勝の3勝。
大阪杯のペルシアンナイトは6番人気2着、過去4勝は全てマイル戦で1600m超の距離では未勝利だが17年皐月賞でも2着、昨年のマイルチャンピオンシップ以来のG1レース2勝目はならなかったがこの距離でも実力を発揮、レース最速上り33秒7も計時した。ダービー卿チャレンジトロフィーではヒーズインラブが勝利、今回の勝利で通算6勝中5勝がマイル戦、もう1頭出走のテオドールも4着と入着。土曜阪神6レース500万ティーブラッサムの勝利でルーキー西村淳騎手が初勝利。G3重賞制覇週で前回から約1億4000万を加算して獲得賞金6億円突破。
海外G1ドバイターフのディアドラは3着、上記リアルスティールと同着ながら3着内と好走。ドバイシーマクラシックのモズカッチャンは6着。
桜花賞には産駒登録なし。
産駒成績は昨年6着ディアドラが過去唯一の出走。
ヒーズインラブがダービー卿チャレンジトロフィーを勝利
毎日杯ブラストワンピースから2週連続の本年重賞2勝、通算11勝
ヒーズインラブは重賞初出走・初制覇
産駒のダービー卿チャレンジトロフィー制覇は初めて
2週連続重賞制覇は17年G1エリザベス女王杯モズカッチャン・G1マイルチャンピオンシップ ペルシアンナイト以来
7位(7位)クロフネ(4億8824万9000円)(24勝)
先週は未勝利。
ダービー卿チャレンジトロフィーのクラリティスカイは13着。今週は2場開催で出走頭数自体が少なめの週ではあったが500万で5着に1頭入着したのみ、順位は変わらなかったが前回からの賞金加算は100万円に満たない不振の週間となってしまった。
桜花賞には産駒登録なし。
産駒成績は11年2着ホエールキャプチャ。
8位(8位)ルーラーシップ(4億5930万9000円)(25勝)
ホウオウドリーム(1600万・御堂筋S)、メイショウラプター(未)で2勝
大阪杯のダンビュライトは6着、外枠からスムーズに先手を取れたように映ったが早目に勝ち馬が動く展開にも対応し切れなかったか力負けという印象、それでも大きくは崩れておらず重賞戦線で今後も上位勢力と成り得る存在だろう。1600万御堂筋Sではホウオウドリームが勝利してOP入り、今回で通算4勝は全て芝2400mとなったが母は97年オークスなどでG1レース5勝のメジロドーベルと、この距離における強さの一端がそこにも窺える。
海外重賞G3ゴドルフィンマイルのアディラートは3着と好走、1600万クラスの条件馬なので帰国後に自己条件に戻り遠征のダメージがなければ活躍が見込める。
桜花賞にはG2チューリップ賞3着で優先出走権を得たG1阪神ジュベナイルフィリーズ2着リリーノーブル
が出走予定。
産駒成績は初年度となる14年産に出走がなく今回初出走。上記、父キングカメハメハ産駒が2勝しておりリリーノーブル勝利で父子種牡馬同一G1制覇達成。
9位(9位)マンハッタンカフェ(4億4950万4000円)(26勝)
ハーベストムーン(500万)で1勝
先週は500万で1勝。
ダービー卿チャレンジトロフィーのレッドアンシェルは7着。重賞・OPの出走自体も前記1頭のみだったが他に2着4回、1600万特別では複数入着馬を出すなどして前回から3000万円以上の加算、2場開催の平場1勝週にこの結果ならば上々、さすが安定のマンハッタンカフェといったところか。
桜花賞には産駒登録なし。
産駒成績は09年2着レッドディザイア、11年3着トレンドハンター。
10位(10位)エンパイアメーカー(3億9722万7000円)(32勝)
ダノンロイヤル(未)、ナスノカンザン(500万)、ブライティアレディ(500万)、ミトノクイーン(未)で4勝
勝利数30突破
先週は500万、未勝利3勝の4勝で勝利回数30突破。
3歳ダートOP伏竜Sではコマビショウが3着。獲得賞金4億円には僅かに届かなかったが次回で突破が確実。勝利回数ではトップ3に次ぐ現在4位だがE.I.ではトップ10内最下位、これが勝利回数ほど順位が上昇しない原因だろうか。
桜花賞には産駒登録なし。
過去桜花賞出走産駒なし。
・11位以下種牡馬、桜花賞産駒出走注目種牡馬
13位ロードカナロア
桜花賞にはアネモネS2着で優先出走権を得たレッドレグナント、G3シンザン記念勝ち馬アーモンドアイ、OP福島2歳S勝ち馬アンヴァルの3頭が出走予定。
初年度産駒から複数頭が出走予定、産駒勝利で父キングカメハメハ産駒も勝利しており父子種牡馬同一G1勝利達成。初年度産駒の桜花賞勝利ならば16年ジュエラーのヴィクトワールピサ以来。
先週は9頭の出走で4勝2着1回、そのうちダート戦も含め阪神で3勝とコース相性も良く昇り調子、上位種牡馬の結果に拠るが次回トップ10入りも可能。
19位オルフェーヴル
桜花賞にはG2チューリップ賞1着で優先出走権を得たラッキーライラックが出走予定、G3アルテミスS、G1阪神ジュベナイルフィリーズも勝利しておりデビューから4戦4勝、本番でも断然人気が予想される。
35位ヴィクトワールピサ
桜花賞にはフェアリーS2着スカーレットカラーが登録時2/3で抽選対象、出走して勝利すれば16年ジュエラー以来2勝目。
53位スペイツタウン
桜花賞にはOP紅梅S勝ち馬モルトアレグロが出走予定、海外供用種牡馬産駒および外国産馬の勝利ならば史上初。
86位ストロングリターン
桜花賞にはシンザン記念2着ツヅミモンが出走予定、初年度産駒の出走で勝利すれば初重賞制覇がG1桜花賞となる。
◆中央競馬歴代勝利数1000以上種牡馬
1位サンデーサイレンス2749勝
2位ノーザンテースト1757勝
3位ブライアンズタイム1710勝(0)
4位キングカメハメハ1672勝(4)
5位ディープインパクト1588勝(2)
6位フジキセキ1525勝(0)
7位サクラバクシンオー1431勝(0)
8位ライジングフレーム1379勝
9位パーソロン1272勝
10位クロフネ1266勝(0)
11位ヒンドスタン1258勝
12位トサミドリ1135勝
13位ダンスインザダーク1103勝(0)
14位ネヴァービート1064勝
15位トニービン1054勝
16位マンハッタンカフェ1043勝(1)
17位アフリート1040勝
18位チャイナロック1012勝
シンボリクリスエス992勝(1)
アグネスタキオン967勝(0)
ステイゴールド952勝(0)
ネオユニヴァース821勝(0)
ダイワメジャー803勝(1)
ゴールドアリュール795勝(1)
ハーツクライ784勝(2)
ゼンノロブロイ626勝(0)
アドマイヤムーン357勝(1)
ハービンジャー289勝(2)
エンパイアメーカー287勝(4)
ブラックタイド201勝(0)
ルーラーシップ123勝(2)
ロードカナロア60勝(4)
※2018年4月1日現在
◆今週の重賞
●桜花賞(G1 阪神芝1600m)
・出走馬決定順
優ラッキーライラック(チューリップ賞1着 7700万)(19位オルフェーヴル)
優マウレア(チューリップ賞2着 1950万)(1位ディープインパクト)
優リリーノーブル(チューリップ賞3着 2200万)(8位ルーラーシップ)
優リバティハイツ(フィリーズレビュー1着 3000万)(3位キングカメハメハ)
優アンコールプリュ(フィリーズレビュー2着 1950万)(1位ディープインパクト)
優デルニエオール(フィリーズレビュー3着 900万)(4位ステイゴールド)
優ハーレムライン(アネモネS1着 1900万)(9位マンハッタンカフェ)
優レッドレグナント(アネモネS2着 900万)(13位ロードカナロア)
9位アーモンドアイ(2300万)(13位ロードカナロア)
10位プリモシーン(2150万)(1位ディープインパクト)
11位モルトアレグロ(1900万)(53位スペイツタウン)
12位アンヴァル(1700万)(13位ロードカナロア)
13位コーディエライト(1600万)(5位ダイワメジャー)
14位レッドサクヤ(1400万)(1位ディープインパクト)
15位アマルフィコースト(1200万)(5位ダイワメジャー)
16位ツヅミモン(1150万)(86位ストロングリターン)
17位スカーレットカラー(1100万)(35位ヴィクトワールピサ)
17位トーセンブレス(1100万)(1位ディープインパクト)
17位フィニフティ(1100万)(1位ディープインパクト)
20位サヤカチャン(1000万)(リーチザクラウン)
21位アリア(900万)(ダイワメジャー)
21位イサチルルンルン(900万)(パイロ)
21位シグナライズ(900万)(フランケル)
21位ラブカンプー(900万)(ショウナンカンプ)
25位ファストライフ(400万)(スーパーホーネット)
・25頭登録
●ニュージーランドトロフィー(G2 中山芝1600m)
●阪神牝馬S(G2 阪神芝1600m)
◆他OP特別
●阪神
忘れな草賞(芝2000m)
●中山
春雷S(芝1200m)
●福島
なし