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週中競馬記事(2024年3月26日)~リーディングサイアー展望・回顧~

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今週は阪神・中山の2場開催

G1大阪杯、G3ダービー卿チャレンジトロフィーの2重賞実施週

本年は今週ドバイミーティングの週間ですが中央獲得賞金分には加算されないので。

 

●1位(1位)キズナ(9億6589万5000円)(47勝)

(8億9142万1000円)(41勝)

先週はOP(L)六甲Sなど6勝。重賞出走馬はマーチSの2頭で着外、6勝中4勝は未勝利などで勝利回数の割に獲得賞金は伸びていないのですが、それでも7000万以上加算の週間で首位をキープしたのは大きいと思われます。

 

2場開催の2重賞実施週でG1大阪杯に産駒出走はありませんが、本年のペースならば今週で獲得賞金10億円突破が有力。昨年の獲得賞金10億円突破は4月30日付のG1天皇賞(春)など実施週、その天皇賞(春)ではディープボンド2着、その他の重賞・OP特別でも入着の多かった週間で8億4000万円台から10億円を突破。日程や番組編成の違いなどはありますが昨年比で1ヶ月ほど早いペースのクリアと見込まれます。

 

大阪杯には産駒登録なし。

 

ダービー卿チャレンジトロフィーにはダディーズビビッド、パラレルビジョンが登録。

ダディーズビビッドは左回り向きで中山も良くないのですが1400mベストという印象もあって条件が合わないかと。

パラレルビジョンはOP(L)ニューイヤーS1着から。当時とは馬場も違うはずですが中山マイルの前走でリステッドレースを勝利しており悪い条件ではないでしょう。ダートでも勝っているので荒れ馬場が向くということでもないのですが2000m戦でも強くオールマイティーなところもり能力でこなしてしまえば。本来はクリストフ・ルメールと思われますが海外遠征ということで想定は戸崎圭太。15年モーリス、23年インダストリアの勝利騎手で連覇および3勝目の懸かるレース。

 

●2位(2位)ロードカナロア(9億1676万円)(47勝)

(8億3473万7000円)(44勝)

昨年ファストフォースが勝利した高松宮記念に産駒出走はなく苦しい週間と見ていましたがG2日経賞クロミナンス2着、G3毎日杯ベラジオボンド3着・スマートワイス5着などの重賞入着もあり獲得賞金9億円突破。順位逆転はありませんでしたが首位キズナとの差を詰めることには成功。

 

クラシック戦線、要は桜花賞・皐月賞の三冠および牝馬三冠の初戦だけを見てもキズナが圧倒的優勢でオークス・日本ダービーでもそれが想定されますので、実際は現状かなりリードを持っていないと苦しいのではないかと。

昨年ロードカナロアの獲得賞金10億円突破はG1高松宮記念など実施の3月26日付。ファストフォースの高松宮記念勝利などで9億3000万円台から11億4000万円台まで伸ばすという結果に。

 

この点だけを取っても高松宮記念の獲得賞金分が昨年から消えており、かつクラシック戦線に多くのキズナ産駒がスタンバイといった情勢なので、どうしてもロードカナロア劣勢という論調にせざるを得ません。

 

大阪杯には23年G2スプリングS・G3チャレンジCで重賞2勝、前走G2京都記念2着、レーティング3位ベラジオオペラが出走予定。

前走OP(L)白富士S1着ロードデルレイは登録時出走馬決定順17位の次点で非抽選馬対象。

 

ベラジオオペラは昨年のG1日本ダービーで勝ち馬タスティエーラと同タイム4着。現4歳世代のレベルはその後のレース結果でかなり怪しくなっていますがベラジオボンドの場合は今回と同じ阪神芝2000mの23年G3チャレンジCを僅差ながら勝利し前走G2京都記念も直線で狭いところを割って出る厳しい競馬で0秒1差2着。日本ダービーで先着を許した昨年のクラシック勝ち馬2頭も登録はありますが、どちらも関東馬で阪神自体は初出走。G2京都記念で敗れたプラダリアの登録もありますが距離短縮で阪神内回りに戻る今回はチャンス十分でしょう、言い換えればG1勝利をするならばこのコースしかないとも。想定は横山和生の継続。

ロードデルレイは次点の決定順17位。出走すればある程度やれそうですが現状は回避馬の情報も出ていないので。

ロードカナロア劣勢としましたが大阪杯を勝利すれば2億円の加算、2着8000万、3着5000万の加算でキズナ産駒の出走がないことから現状の獲得賞金差からはそれだけで順位逆転。他レースの結果にも拠りますが大阪杯ベラジオボンドの結果が次回上位2種牡馬の順位に大きく起因するでしょう。

 

ダービー卿チャレンジトロフィーにはキミワクイーン、グランデマーレ、タイムトゥヘヴンが登録。

キミワクイーンはG1高松宮記念で非抽選馬となってこちらに。3歳夏以降は芝1200mにしか出走がなく昨年もG1皐月賞と同日に実施の中山芝1200mOP(L)春雷Sに出走しており適性としてはそちらなのでしょうがダービー卿チャレンジトロフィー、春雷Sともにハンデ戦でどの程度背負うのか計る意味での今週登録とも。

グランデマーレもG1高松宮記念を非抽選馬となっての登録。23年OP(L)オーロC1着以来の4ヶ月ぶり。近走は芝1400mのリステッドレースに出走も条件レースで阪神芝1600mを連勝という実績も。早い時期から素質を見せていた馬で大きな故障がなければG1級とも思われた逸材、ここまで良く立て直したと言えそうですがそのような背景もあり重賞勝利のタイトルを獲得してほしい1頭。想定は田辺裕信。

タイムトゥヘヴンは22年勝ち馬で23年9着とダービー卿チャレンジトロフィー3年連続出走。当日は晴予報ですが週中に雨予報も出ているので馬場次第ともいえますが後方からやってどこまでという競馬が続いておりそれで何頭交わせるかでしょう。想定は停止期間明けの北村友一、23年G1京都金杯以来の騎乗ですが20年12月の中山芝2000m2歳未勝利勝利時の騎手でもあり想定通りならば3度目の騎乗。レース2勝目の場合は3頭目、隔年制覇の場合は初めて。

 

 

●3位(3位)エピファネイア(6億6650万7000円)(25勝)

(6億4163万2000円)(25勝)

未勝利週で上位2種牡馬からまた離されるというよりは4位以下との獲得賞金差の方が少なくトップ3を守れるかといった状況に。クラシック戦線ではエピファネイア産駒も出走予定馬はあり直接対決のような形でキズナを叩いて行くしかないでしょう、表裏一体で叩かれれば更にリードは広がりますが。

 

大阪杯には前走G3小倉大賞典で重賞1勝エピファニーが出走予定。

23年G2紫苑Sで重賞1勝、前走G2アメリカジョッキークラブC4着モリアーナは登録時出走馬決定順18位の非抽選馬対象。

 

古馬のエピファネイアも本年は頑張っておりG3小倉大賞典1着から出走。小倉大賞典勝ち馬は22年7番人気3着アリーヴォが同じパターンでアリーヴォはゴール前で自らクビを上げてしまってそれで勝ち馬ポタジェと0秒1差だったのでそれがなければ勝っていたとも思うのですが全5勝が小倉という小倉大賞典勝ち馬。対してエピファニーは東京・中山で勝利し昨年のOP(L)ケフェウスSでは阪神芝2000mでも勝利しているので。58キロでやれるかというのは定量戦なのであまり木にせず、嫌いたいデータとして関東馬の勝利は99年サイレントハンターが最後ということで20年3着ダノンキングリー、22年2着スターズオンアースなど近年3着内馬も出ていますが関西馬の強いレース。想定は杉原誠人の継続。

 

今週の重賞登録馬は大阪杯の2頭のみ。

回避馬は出ないようなのでエピファニー1頭の出走と思われます。

 

●4位(4位)ドゥラメンテ(6億459万6000円)(27勝)

(5億7936万4000円)(26勝)

先週は3歳1勝クラス特別1勝。その1勝がキタサンブラックの半弟シュガークンでキタサンブラックと同じく清水久詞厩舎の所属で武豊騎手によって産駒400勝目。獲得賞金6億円突破など良い情報を並べましたが週間獲得賞金は3000万円に満たずキズナ・ロードカナロアに離され、何よりもG1高松宮記念に1番人気で出走したルガルが10着と入着賞金すら獲れない結果に。

 

ルガルはゲートばかり懸念していたようですが馬場も合わず、未勝利でダート戦の勝利はありましたが左回りや中京が合わなかったのでしょう。不良馬場の勝利もあり前走も緩い馬場で圧勝としてよいレースだったのでこなせると見ましたが近年の2回中京ではなく1回中京の荒れ馬場でも対応できず。調教でも動いていたのでそうは思えないのですが結果からはシルクロードSがピークだったとも。いずれにせよ不可解な敗戦で新馬戦9着が過去最低着順だったことからキャリア初の2桁着順に。ナムラクレアやトウシンマカオといった重賞勝ち馬、今回ラストランとなったメイケイエールも勝てないレースで本年もそのような結果に。

 

今週の重賞に産駒登録なし。

大阪杯は22年3着アリーヴォ、23年2着スターズオンアースとここで賞金加算し昨年はG1桜花賞でリバティアイランド勝利とこの辺りから一気に上げて来たのですが本年は桜花賞も産駒登録なし。昨年は大阪杯実施週に6億2000万⇒7億4000万、桜花賞週にはG2阪神牝馬Sサウンドビバーチェの勝利もあって7億4000万⇒10億1000万とこの時期に一気の賞金加算。年間の長期的視点ではそれも終盤の大逆転にも繋がったのでしょうが本年は該当G1レースに産駒登録なし。

イクイノックスが抜けリバティアイランドが昨秋同様の活躍をすれば、とも考えられますがそれはドウデュースなど他の有力馬も同様なので。

 

●5位(5位)ドレフォン(5億2815万8000円)(25勝)

(4億9447万8000円)(23勝)

先週は未勝利2勝などで獲得賞金5億円突破。重賞出走馬もなく特筆すべきこともないように思いますが「堅調」ということで。敢えて挙げれば初出走で未勝利戦を圧勝したリアンクトワ、この時期の未勝利なのでレベルも高くはないでしょうが次走以降も注目。

 

中央ダート総合ランキング

1位ドレフォン 3億9017万8000円

2位ヘニーヒューズ 3億8506万3000円

 

前回はヘニーヒューズが900万弱上回っていましたが先週の結果でドレフォンが同カテゴリーの首位を奪回。相変わらす両種牡馬とも芝は未勝利で総合19位シニスターミニスター(ダート4位)、20位マジェスティックウォリアー(ダート5位)も本年はここまで芝未勝利。シニスターミニスターに至っては芝で勝利がないというよりも本年の出走回数165回で芝の出走回数1というスタッツ。ダート3位はロードカナロア。

 

大阪杯には21年G3札幌2歳S、22年G1皐月賞でG1レース1勝、重賞2勝、前走G2中山記念3着ジオグリフが出走予定。

 

前走G2中山記念3着と久しぶりに好走。23年G1サウジカップ4着などもあるダートで強いドレフォン産駒ですが22年G1皐月賞では2着イクイノックス、3着ドウデュースを下しての勝利とベストは芝中距離なのでしょう。関西エリアで走るイメージはありませんが前走で復調したのであれば今回の相手で。想定は北村宏司。

 

土曜阪神メインOPポラリスSにはG3根岸S3着、G1フェブラリーS非抽選馬となったサンライズフレイムが登録。

 

●6位(6位)ハーツクライ(5億2071万円)(18勝)

(4億8925万9000円)(18勝)

前回の総合記事、週中記事でG1高松宮記念出走のソーダスリングをディープインパクト産駒扱いとしていましたがハーツクライ産駒でした。該当部分を修正・編集し再投稿しました。

 

そのG1高松宮記念ソーダスリングですが騎手コメントで敗因は道悪ということらしく、脚質や馬場からもそうなのでしょう。私見を加えるなら直線でディヴィーナに蓋をされ外に持ち出せなかったのも響いたかと。インを突いた2頭の決着なのでスムーズに持ち出されても届かなかったはずですが、もう少し前には来ていたようにも思います。

 

G2日経賞ではマテンロウレオが他馬を幻惑するようなレースぶりで入着。思い付きでやっているだけなので特に上手い騎乗とは思いませんが、本来は中距離馬でしょうからそれこそ「馬は頑張ってるよ」ということに。G3毎日杯でもファーヴェントが4着入着などで未勝利週としては加算が多く獲得賞金5億円突破。

 

大阪杯には23年G3クイーンCで重賞1勝、前走G1有馬記念9着ハーパー。

21年G3京成杯オータムハンデキャップで重賞1勝、前走G3小倉大賞典7着カテドラルの2頭が出走予定。

 

ハーパーはG1有馬記念9着から。前走は牡馬勢を相手に勝負とはならなかったのですが中山芝2500mはベストとも思えませんし54キロだったとはいえ捲りを決めてしまったドウデュースから0秒7差。大阪杯に登録のあるタスティエーラからは0秒1差、ソールオリエンスには同タイムクビ差とこの2頭にはそれほど負けていなかったので。阪神内回りの芝2000mは新馬戦2着時のコースで悪くはないと見ますが、有馬記念はG1エリザベス女王杯3着時から10キロ減。

オークス468⇒秋華賞482⇒エリザベス女王杯484⇒有馬記念474という推移だったので、これをどう見るかですが秋華賞は一息入れられた3歳秋の成長分。有馬記念は昨秋3走目でもう上積みがなかったと捉えれば3ヶ月ぶり関西のレースということからも増えていてほしいところ。その状態で今回の相手にどこまでやれるかという古馬初戦。想定は岩田望来の継続。

カテドラルはG3小倉大賞典7着から。小倉大賞典は2年連続出走で23年は重馬場を最速上りで2着、本年も最速上りでしたが7着。23年は小倉大賞典後にダートへ出走しこれで結果は出ず芝に戻って来た8歳ということからさすがに厳しいでしょう。想定は藤岡康太のテン乗り。

ハーパーは22年ポタジェで大阪杯を勝利の友道厩舎、カテドラルは先週の高松宮記念をマッドクールで勝利の池添厩舎にそれぞれ所属。

 

今週の重賞登録馬は大阪杯の2頭。

 

●7位(7位)ディープインパクト(4億8751万9000円)(13勝)

(4億5334万6000円)(11勝)

先週は3勝クラス特別など2勝。現状で良く耐えているとして良いでしょう。

 

大阪杯には22年G2青葉賞、23年G2京都大賞典、24年G2京都記念で重賞3勝、前走24年G2京都記念1着、レーティング4位プラダリア。

21年G1ホープフルステークス、22年G3中日新聞杯でG1レース1勝、重賞2勝、23年大阪杯13着、前走G2ネオムターフC2着キラーアビリティの2頭が出走予定。

 

プラダリアはG2京都記念1着から。23年G2京都記念は阪神芝2200m実施で3着、G1宝塚記念6着。昨秋の京都大賞典を勝利し京都に戻った本年の京都記念は勝利と阪神よりも京都向きと重賞実績からは考えますが23年京都記念はドウデュース、23年宝塚記念はイクイノックスが勝ち馬など単純に相手関係による結果とも。ディープインパクト産駒ということからも結局は阪神内回りより京都と見ており、G1宝塚記念が本年は京都実施なので大阪杯よりはそちらがチャンスではないかと。直近の京都実施となった宝塚記念、2006年の勝ち馬もディープインパクトなので。プラダリアではなくジャスティンパレスやプログノーシスなのかも知れませんが。想定は池添謙一の継続、こちらも池添厩舎所属馬。

キラーアビリティは昨年13着でG2ネオムターフC2着から。前走はクリスチャン・デムーロの好騎乗もあって好走。2歳時にG1ホープフルステークス勝利はありますが22年中日新聞杯勝利など左回りが良い印象もあって阪神内回りで連続好走なるか。想定は北村友一で23年G3新潟大賞典5着時以来2度目の騎乗。

 

ダービー卿チャレンジトロフィーにはラインベックが登録。

7歳騸馬ということでコントレイル世代。コントレイルが勝利したホープフルSや皐月賞にも出走し敗れていますが、騸馬ということもあってムラ馬なのか突然走るようなところも。本年は騸馬が強くアメリカジョッキークラブCチャックネイト、中山記念マテンロウオリオン、日経賞シュトルーヴェで3月時点で中山の重賞を3勝。中山G2重賞の勝ち馬でダービー卿チャレンジトロフィー実施のG3重賞ではなく人気もないでしょうから推しにくい1頭ですが。想定は石橋脩。

先週の日経賞は72回の歴史で初の騸馬による勝利でしたが、ダービー卿チャレンジトロフィー騸馬の勝利となれば99年ケイワンバイキング以来2頭目。

 

●8位(8位)モーリス(4億4417万7000円)(15勝)

(4億2585万1000円)(15勝)

先週は未勝利で週によって成績のバラ付きが大きく本年のモーリスはこのような成績なのかも知れません。2年連続年間100勝をクリアしていますがペース的に本年はそれも厳しくなりそう。109勝した昨年同時期は23勝。

 

大阪杯には産駒登録なし。

昨年は産駒ジャックドールが勝利。

 

ダービー卿チャレンジトロフィーにはアルナシームが登録。

G3小倉大賞典4着から出走。近走は芝1800mを中心に使われていますがマイルの方が良いという気も。中山は22年G2スプリングS7着1走のみでコース実績もないのですが気性の問題で結果を出せなかっただけで実力は重賞級。2走前のG3京都金杯は芝1600m戦で2番人気11着も外枠が堪えたもので今回の相手ならアッサリというケースも。競走馬として15年に勝利しており父子同一重賞制覇も懸かる一戦に。想定はテン乗りの横山和生。父・横山典弘騎手は08年サイレントプライドで勝利しており父子騎手の同一重賞制覇も懸かり、おじの横山賀一騎手も前記ケイワンバイキングで勝利しているレース。

 

●9位(11位)キングカメハメハ(4億3176万1000円)(8勝)

(3億4424万7000円)(6勝)

先週はG2日経賞など2勝でトップ10内復帰。

 

日経賞2年連続2着、重賞3走連続2着の1番人気ボッケリーニの出走があり、22年3着ヒートオンビートの出走もある10頭立てで相手関係からも重賞勝利でトップ10内復帰も見えていましたが勝利したのは重賞初出走の4番人気5歳騸馬シュトルーヴェ。乱ペースに良く対応し最後も厳しいところから割って出て強い勝ちぶり。実績馬の勝利もありますが、勝ち馬を見ると出世馬とそうではない馬の差も激しくどちらへ振れることになるか。

1番人気ボッケリーニもは5着入着まで。乱ペースに持ち込んだマテンロウレオを捕まえに行ったところ交わせず後続にも交わされたような結果。重賞2着も多くゴール前でこのような結果になることもしばしばですが8歳となっても衰えた感はなくどこかでまたチャンスはあるでしょう。

 

大阪杯には22年G3フラワーC・G3紫苑S・G1秋華賞でG1レース1勝、重賞3勝、前走23年G1ヴィクトリアマイル12着スタニングローズ。

19年G3レパードS、22年G3函館記念で芝・ダート重賞2勝、前走24年G2金鯱賞4着ハヤヤッコの2頭が出走予定。

 

スタニングローズは23年G1ヴィクトリアマイル12着から。前走はイレ込んでしまい終わったとのことですが負け過ぎで休み明けは走るといってもこれだけの長期休養明けは初めてで屈腱の負傷明け、阪神芝2000mは22年秋華賞勝利の舞台もさすがにこの臨戦過程では。想定は西村淳也。

ハヤヤッコはG2金鯱賞4着から。金鯱賞は2年連続4着で2走前の中日新聞杯2着など中京は走るので阪神内回りや右回りになってどこまで。阪神芝は22年G1天皇賞(春)15着以来2度目の出走。想定は幸英明の継続。

 

今週の重賞登録馬は大阪杯の2頭。

 

●10位(9位)ルーラーシップ(4億2970万2000円)(20勝)

(3億8265万2000円)(18勝)

先週は1勝クラスなど2勝で獲得賞金4億円突破。キングカメハメハに逆転されましたが10位以内はキープ。11位とは少し差も開きましたが今週以降も春のG1レースが続き激しい順位変動があっても。

 

今週の重賞登録馬はダービー卿チャレンジトロフィーのドルチェモア。

22年G1朝日杯フューチュリティステークス勝ち馬も3歳以降は連敗中。芝1200mや2000mにも使われましたが大敗続きでマイルに戻っても状況は変わらず。ただ負けているだけではなく2桁着順で1秒以上離される連敗中、コンスタントに使われていますが2歳時で終わってしまったという評価に。

 

・11位以下

今回は11位~20位辺りも見ようと思うので別記事に回します。

 

・3歳戦

G3毎日杯のメイショウタバルで6馬身差の圧勝。道悪の逃げ切りでこれをどこまで信用するかですが2着はG3シンザン記念勝ち馬ノーブルロジャーで皐月賞出走ならば再現性があるのか。

ニュージーズやナイトスラッガーの1勝400万組も期待していましたが道悪に対応できなかったのか振るわず。

 

他では1勝クラス大寒桜賞勝利のシュガークン。血統からも注目されますが芝2200mの1勝クラス特別勝ち馬で近年は関連度も薄れていますがG2青葉賞やG2京都新聞杯に出走すればその結果次第で日本ダービーでも。今週実施の阪神芝2400m1勝クラスアザレア賞もそのような意味で注目のレース。

 

ダートOP伏竜Sはテーオーパスワードが逃げ切ってデビューから2戦目2勝としましたが4コーナーで後続がゴチャついた大荒れの決着で信用度は?

 

・母の父部門

(前回)

1位ディープインパクト 9億7129万3000円

2位キングカメハメハ  6億9689万1000円

3位マンハッタンカフェ 6億1240万7000円

4位シンボリクリスエス 4億5111万5000円

5位クロフネ      4億4626万9000円

 

(今回)

1位ディープインパクト 11億535万1000円

2位キングカメハメハ  7億8048万9000円

3位マンハッタンカフェ 6億7185万8000円

4位シンボリクリスエス 4億6404万5000円

5位クロフネ      4億5910万9000円

 

首位ディープインパクトはG2日経賞シュトルーヴェなど3勝。3勝クラス特別勝ち馬なども出て前回の9億円台から10億円を超えて11億円まで突破。G1大阪杯にはエピファニー、ステラヴェローチェ、ミッキーゴージャスが登録。

2位キングカメハメハはOP伏竜Sなど6勝。3勝クラス特別も2勝など獲得賞金7億円突破。G1大阪杯にはジオグリフ、ローシャムパークが登録。

3位マンハッタンカフェは2勝クラス特別など2勝。G2日経賞2着クロミナンス、OP伏竜S3着アンバードールなどの入着馬。大阪杯にはタスティエーラが出走予定。

4位シンボリクリスエスは未勝利。入着馬は出ており順位4位は変わらずも3週連続未勝利。

5位クロフネは未勝利。大阪杯にはスタニングローズ、ハヤヤッコ、プラダリアが出走予定。

 

・高松宮記念

父ダークエンジェルのマッドクールが勝利。母の父インディアンリッジは24位。

本年重賞初制覇、通算4勝。

重賞制覇は11年G2府中牝馬Sイタリアンレッド以来。

高松宮記念は初制覇。

過去中央重賞3勝は全てイタリアンレッドによるものでマッドクールは2頭目の中央重賞勝ち馬。

中央G1レース5度目の出走で初制覇

過去G1レース最高着順は23年スプリンターズステークス2着マッドクール

競走馬時代は89年英G2キングズスタンドSなど重賞3勝、アホヌーラ経由トウルビヨン系種牡馬

 

・日経賞

父キングカメハメハのシュトルーヴェが勝利。母の父ディープインパクトは1位。

母の父ディープインパクトはG3小倉大賞典エピファニー以来の本年重賞3勝、通算40勝。

日経賞は初制覇。

 

・毎日杯

父ゴールドシップのメイショウタバルが勝利。母の父フレンチデピュティは8位。

母の父フレンチデピュティは本年重賞初制覇で13年から12年連続重賞制覇、通算36勝。

重賞制覇は23年G3新潟大賞典カラテ以来。

毎日杯は初制覇。

産駒クロフネは01年に毎日杯を勝利しており父・母の父として同一重賞制覇。

 

・マーチS

父マクフィのヴァルツァーシャルが勝利。母の父エンパイアメーカーは11位。

母の父エンパイアメーカーは本年重賞初制覇、通算2勝。

重賞制覇は20年G2東海Sエアアルマス以来。

マーチSは初制覇。

2011年から本邦で供用され年間種牡馬成績の最高順位は17・18年15位。


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