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週中競馬記事(2023年10月11日)~リーディングサイアー展望・回顧~

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今週も京都・東京・新潟の3場開催

重賞はG1菊花賞・G2富士Sの2重賞

 

●1位(1位)ロードカナロア(31億2904万5000円)(127勝)

(30億4455万3000円)(124勝)

先週はOPもみじSなど3勝で獲得賞金31億円突破。秋華賞出走馬がなく障害重賞で1番人気馬が敗れた割には加算も大きく、OP(L)信越Sの複数頭入着なども効いたようです。

 

菊花賞には産駒登録なし。

これまでも産駒登録はないようで菊花賞に産駒出走がないリーディングサイアーというのも考え難いのですが、このままの順位で推移すればそのようなことになっても。

 

富士Sにはエターナルタイム、タイムトゥへヴン、ダノンタッチダウン、レッドモンレーヴの4頭が登録。

エターナルタイムは6月の3勝クラス多摩川Sを勝利して4ヶ月ぶりの出走。OPクラス初出走がG2戦となりますが左回りにしか出走がなく1走した新潟を除いて他は全て東京なので、よほど自信がある重賞挑戦というよりは夏場の暑さを避けて東京で使うとなるとここからというローテでしょうか。想定はクリストフ・ルメールなので自信がないわけでもないのでしょう。

タイムトゥヘヴンはG2京王杯スプリングC17着以来5ヶ月ぶり。本年は距離1600m以下の芝重賞に出走し全て着外とピークを過ぎた印象も、後方からやるしかないのでそれでよっぽど嵌らない限り厳しいでしょう。富士Sは21年3着・22年7着で3年連続出走予定。

ダノンタッチダウンはG1NHKマイルC4着からの3歳馬。G1皐月賞18着は距離や年明け初出走で使っただけでしょうが、この世代のマイル重賞がイマイチといった具合で朝日杯フューチュリティステークス2着・NHKマイルC4着から負担重量2キロ貰っても通用するかは疑問。3歳馬は近2年連勝中ですがその後もG1勝利したような21年ソングライン、22年セリフォスでこのランクにあるとも思えず。想定は横山典弘。

レッドモンレーヴはG2京王杯スプリングCを勝利してG1安田記念6着から。本年の安田記念でこの程度走っていればここでは上位でしょう。G2京王杯スプリングCで厩舎重賞初制覇となって安田記念では好走も6着だったようにマイルチャンピオンシップでは足りない様にも思えますし新馬戦の中京を除いて東京・中山でしか走っていないので関東エリアのこちらでの出走が勝負なのかも知れません。想定は横山和生。

 

●2位(2位)ドゥラメンテ(27億6417万4000円)(96勝)

(26億322万2000円)(94勝)

先週はG1秋華賞など2勝で獲得賞金27億円突破。ロードカナロアも7500万近く加算した週間なので思ったほど獲得賞金差は詰まらなかったのですがリバティアイランドが断然人気に応える完勝、ドゥーラも3着争いに敗れての4着でしたが堅実に賞金加算と獲るべきところはキッチリ獲り切って逆転リーディングに望みを繋いだということでしょう。リバティアイランドはジャパンカップに出走の運びとなりそうで、出走し勝利となれば一気にドゥラメンテ優位へと傾きますしタイトルホルダーや天皇賞(秋)に2週前登録のあったスターズオンアースなどリバティアイランド以外にも高額賞金のG1レースで有力馬を擁しますので。

 

リバティアイランドに関しては同世代牝馬の中では抜けていたということでしょう、同世代や牝馬ということを外してもイクイノックスぐらいしか相手はいない気もしますが。京都内回りなどの不安もありましたが全くの杞憂で今回は騎手もゲートも決め進路を確保してから早め仕掛けで捻じ伏せてしまったノーミス騎乗のように思います。「最良の安全策」を完遂したとでもすべきでしょうか。そのような動ける状態に仕上げた陣営も含めレースの結果から牝馬三冠最終戦を完勝。

ドゥーラも一時の不振を脱して力を出したでしょう、大幅馬体重増は前走で減ったのを戻したものでとにかく相手が悪かったと。

 

菊花賞にはG3毎日杯で重賞1勝。前走G2神戸新聞杯10着シーズンリッチ。

前走3勝クラス日本海S1着ドゥレッツァの2頭が出走予定。

 

シーズンリッチはG3毎日杯の勝ち馬でG1日本ダービー0秒4差7着以来の前走G2神戸新聞杯10着から出走。日本ダービーは少差の着外ですが世代レベルどうこうではなく、本年の日本ダービーはレース単体のレベルが低いというだけで休み明けだったとしても前走がそれを証明しているかと。南米のスピード母系といったタイプの中距離型と見れば距離延長がプラスとなるかは。関東馬ですが栗東に入っている

ようで使われて上がればといった程度の評価で。想定は角田大河の継続。

ドゥレッツァは未勝利から前走の3勝クラス特別まで4連勝。春のクラシックどころか条件レースしか走っていないので重賞初挑戦が菊花賞。本年は皐月賞・日本ダービーを分け合った両頭が顔を揃え皐月賞・日本ダービーの1~3着馬(タスティエーラ・ソールオリエンス・ファントムシーフ・ハーツコンチェルトが該当)も出走し、それに加え神戸新聞杯連対馬も登録と、セントライト記念勝ち馬レーベンスティールの登録がない程度でいわゆる上がり馬の割って入る余地がないようにも。買い材料としては4連勝時は全て上り最速なので京都の菊花賞でもそのような展開になれば、凱旋門賞4着と健闘のスルーセブンシーズと同じ尾関厩舎所属馬に想定クリストフ・ルメールのタッグなど。当初は出走しないような話もあったので日本ダービー馬タスティエーラにジョアン・モレイラが決まって、クリストフ・ルメールを確保出来ただけとも?

 

富士Sにはシャンパンカラーが登録。

本年のNHKマイルカップを勝利した3歳ですが9番人気で勝利した稍重馬場のG1NHKマイルカップで重賞初制覇。そこからG1安田記念でローテなども楽ではなかったのでしょうが強い古馬を相手に時計は詰めたものの11着。本年3歳マイル路線のレベルやG1勝ち馬なので57キロの出走と強く推すには難しく。想定は内田博幸の継続。

 

●3位(3位)キズナ(25億7525万7000円)(105勝)

(25億3401万9000円)(102勝)

先週は2勝クラス特別など3勝。秋華賞は抽選が4/5となってキズナ産駒は3頭出走も全て着外に敗れるなど本年はノーチャンスだったのでしょう。グランベルナデットが無理なら無理だったということで。

 

菊花賞には前走G2神戸新聞杯2着で優先出走権を獲得したサヴォーナ。

前走2勝クラス阿賀野川特別1着リビアングラスの2頭が出走予定。

 

サヴォーナはG2神戸新聞杯2着から。前走も負けたといってもレコード勝ちしたサトノグランツと同タイム2着で同じ阪神芝2400mの1勝クラスゆきやなぎ賞でも0秒1差2着だったので、そのコースならばサトノグランツと互角には走れるのでしょう。G3京成杯でソールオリエンスの0秒4差や1勝クラスゆりかもめ賞スキルヴィングの2着がこの馬だったりと、非ノーザン・社台系生産場ということもあって人気の盲点になりやすいタイプなのかも知れません。母の父スニッツェルですが前走の結果から問題ないでしょう、あとは京都に変わるのと春クラシック上位組との力関係で。想定は池添謙一の継続。

リビアングラスは2勝クラス阿賀野川特別1着から。菊花賞は登録時点でフルゲート割れましたので出走可能ですがこのキャリアで勝負になるか。新潟の阿賀野川特別勝ち馬は菊花賞で17年13番人気3着ポポカテペトル、18年10番人気3着ユーキャンスマイルと連続3着内などもありましたがいずれも友道厩舎所属馬で翌年19年にこのデータからなのか阿賀野川特別勝利のホウオウサーベルが5番人気も15着、20・21年は古馬が勝利して昨年は友道厩舎のラセレシオンが勝利も菊花賞9番人気11着。リビアングラスは友道厩舎ではなく矢作厩舎所属馬ですが、本年中央重賞未勝利のトップ厩舎をどう見るか。G2京都新聞杯では逃げてサトノグランツと同タイム3着。前走も逃げ切りですが本年は同型も多いので。想定は坂井瑠星。

 

今週の重賞登録馬は菊花賞の2頭。

 

●4位(4位)ディープインパクト(25億3506万6000円)(68勝)

(25億1078万7000円)(68勝)

前回は産駒勝利数で歴代トップとなりましたが先週は重賞入着馬を出すも未勝利週。

 

菊花賞には産駒出走なし。

最終世代の登録なしで本年以降は菊花賞に産駒出走なしとなりますが過去5勝。昨年はアスクビクターモアが勝利して3着ジャスティンパレスは天皇賞(春)でG1勝利。

 

富士Sにはキラーアビリティが登録。

21年2歳G1ホープフルSを勝利して22年G3中日新聞杯を勝利の2000m重賞勝ち馬で、2歳時に芝1800mに出走はありますが1600m以下の距離は初出走。前走G3新潟大賞典は59キロを背負って不良馬場という条件でそれよりは良いのでしょうが5ヶ月ぶり、距離が持たないということはないのでしょうが初距離になって中距離戦で見せたような決め手を発揮できるか。想定は横山武史。

 

●5位(5位)モーリス(21億905万1000円)(86勝)

(20億2920万3000)(84勝)

先週はG2府中牝馬Sなど2勝し獲得賞金21億円突破。

 

府中牝馬Sのディヴィーナは掛かって御せなくなって逃げたらスローの単騎逃げになって最後は2着以下の猛追に合うもなんとか押し切って重賞制覇。これなので距離延長が良いとは思えませんが次走は女王杯らしく、距離延長も不安ですが本年は京都に戻るので外回り競馬も向かないと見ますがどこまで我慢できるか。昨年の勝ち馬ジェラルディーナも女王杯に向かうとのことで、同世代のライバルであった母ジェンティルドンナと母ヴィルシーナのモーリス産駒対決ということにもなりそうですが。

 

菊花賞には前走G3新潟記念で重賞1勝ノッキングポイントが出走予定。

G3毎日杯2着もマイラーという印象だったのですがG1日本ダービーで0秒2差5着。これはマイル寄りのノッキングポイントが入着するようなレースで前走も2000mで古馬を相手に重賞勝利して来ましたがハンデ54キロでスローの新潟外回り直線勝負になっただけ。今年の菊花賞は行きたい馬も多くスローとは思えませんし京都芝3000mでも年明け重賞で見せた好走が続くか。想定は北村宏司の継続で15年キタサンブラックの勝利騎手。

 

今週の重賞登録馬はノッキングポイントのみ。

 

●6位(6位)ハーツクライ(20億8982万1000円)(79勝)

(20億843万7000円)(77勝)

先週はOP太秦Sなど2勝で通算勝利回数1500をクリア。

 

OP太秦Sのヴィクティファルスは5歳10月のダート初出走で勝ち切るぐらいなのでダートが悪いということはないのでしょうけど騙馬となっているように、気性に難ありということで輸送時間の短い京都が良かったとも。他場のダートでも走れるようならそのようなことではなく、ダートが本当に合うということなのでしょう。

 

先週は勝ち馬よりも獲得賞金面で大きかったのは秋華賞3着ハーパーで牝馬3冠4・2・3着。三冠牝馬の出た年度で、その次に安定していたのはハーパーだったのでしょう。リバティアイランドを負かす感じも全くなかったのですが崩れるようなこともなく。1頭抜けて強い馬がいる中で良く走ったという評価に。

 

菊花賞にはG2京都新聞杯2着、前走3勝クラス日本海S8着ダノントルネード。

G2青葉賞2着、前走G2神戸新聞杯5着ハーツコンチェルトの2頭が出走予定。

 

ダノントルネードはG2京都新聞杯でサトノグランツと同タイム2着。それ以来3ヶ月ぶりの前走3勝クラス日本海S8着から、これが古馬相手とはいえ負け過ぎで勝ったのは3歳ですが菊花賞に登録のあるドゥレッツァ、更に他の有力馬も逆転せねばならず常識では厳しいでしょう。想定は西村淳也の継続。中内田厩舎は勝利すれば2週連続重賞制覇。

ハーツコンチェルトはG1日本ダービー勝ち馬と同タイムの3着。といっても賞金1500万でそれ以来のG2神戸新聞杯で権利を獲りに行ったのでしょうが1番人気に推されるも5着。結局はフルゲート割れで抽選もなく出走予定ですがG2青葉賞2着なども含め左回りでしか走らないので京都になってもその点は厳しいでしょう。全10場で中京デビュー馬のみ菊花賞馬を出していないらしく、左回りの中京で衝撃定期な強さの新馬勝ちがこれまで唯一の勝利とデータ的にはこれも良くないので。想定はデビューから全て騎乗の松山弘平。本年の登録馬でデビューから全て同じ騎手が騎乗しているのはハーツコンチェルトの松山弘平のみ。

 

富士Sにはイルーシヴパンサーが登録。

G1安田記念10着から。この馬も左回りでしか勝利がなく東京で相手が軽くなったここなら。右回りでも強かったリスグラシューもいますしハーツ産駒全体の傾向とはしたくないのですがダノンベルーガのような馬もいて左回りで強いというより、右回りがダメな馬が多いのも事実なので。想定は岩田望来の継続。

 

●7位(7位)キタサンブラック(17億365万7000円)(63勝)

(16億9067万7000円)(62勝)

先週は3週ぶりに勝ち馬も出て獲得賞金17億円を突破しましたが2歳未勝利の1勝で前回から1300万弱の加算。秋華賞出走馬も勝つのは無理としても賞金を獲るチャンスは十分にあると見ましたが出走3頭は全て着外に敗れる結果に。

 

菊花賞にはG3京成杯、G1皐月賞でG1レース1勝・重賞2勝、G1日本ダービー2着、前走G2セントライト記念2着で優先出走権を獲得したソールオリエンスが出走予定。

 

皐月賞馬で日本ダービー同タイム2着ということからこの馬で良いとは思いますし、前走G2セントライト記念2着も休み明けでいきなりから勝負に行った訳でもなく4コーナーで張られる不利もある中で2着。当時の勝ち馬も出走せず使われた上積みもあるでしょうから。京成杯や皐月賞の競馬を見る限りでは中山の急坂で他馬が苦しむところを破壊力でブチ抜くようなレースをしており、これを3コーナーの下りで勢いが付いて直線平坦の京都でも発揮できるか。想定は横山武史の継続。

 

富士Sにはジャスティンスカイが登録。

OP(L)米子S1番人気8着以来。重賞勝ち馬も揃っていますが不振期に入ったような馬も多く重賞未勝利の本馬で通用してしまっても、間隔を取った方が良さそうなので休み明けでも。想定は戸崎圭太。

 

 

●8位(8位)エピファネイア(15億8738万1000円)(80勝)

(15億1421万8000円)(76勝)

先週は2勝クラス特別など4勝加算で8位をキープ。

 

G1秋華賞のモリアーナは5着。またデタラメに乗ってかなり下げたりするのかと思いましたが下げることは下げたのですが徹底してインを突くようなレースで5着。勝ち馬とは力差もありますが、アレをやっても距離ロスなく乗るというだけで加速して勝つというレースではないので。上位馬は強く力を出した入着とは思いますが。

 

先週の勝ち馬で注目は2勝クラス菅名岳特別を勝ったルクスフロンティア。ダートで走る産駒も少しずつ出て来たようで総合記事でも書きましたが本年のG3レパードS上位馬はその後も強く、3着だったルクスフロンティアがレパードSと同じ新潟ダート1800mの自己条件に回れば。次走以降も注目でしょう。

 

菊花賞にはG3新潟2歳S2着、前走G2セントライト記念6着ウインオーディンが出走予定。

G2セントライト記念6着からの出走。新馬戦でダノントルネードに敗れ、G3共同通信杯5着、G1皐月賞8着、2勝クラス阿賀野川特別2着からの前走とここに登録のあるメンバーにほとんど敗れており連闘で出走したG3新潟2歳S2着で収得賞金を加算しての収得賞金1000万で出走。最低人気かそれに近い人気の出走になると思われますが20年2着アリストテレス、21年2着オーソクレース・3着ディヴァインラヴなど菊花賞の産駒成績は悪くないので。想定は三浦皇成。

 

今週の重賞登録馬はウインオーディンのみ。

 

●9位(9位)ルーラーシップ(15億7074万8000円)(74勝)

(15億20万9000円)(72勝)

先週は2歳未勝利で2勝。

獲得賞金としてはG1秋華賞2着マスクトディーヴァが大きく、8位エピファネイアに離されずその差を詰めての追走。

 

G1秋華賞のマスクトディーヴァはG2ローズS日本レコードの反動というよりは阪神外回りであのような競馬をして京都内回りが合わないという見立てを前回に。ゲートでやって4コーナーもスムーズに捌けずそのような見立てで合っていたとは思うのですが稍重馬場でも最速上りで追い込み京都内回りは合わないのですが熟してしまう能力の持ち主だったと。それを遥かに上回る存在がリバティアイランドだったという本年の秋華賞ですが。

マスクトディーヴァも立派なのですが中位から早めに動いて同じような脚を使うリバティアイランドが結果からも当然上で最後も流したゆえの1馬身差と、京都内回りでスムーズに立ち回れるか否かの差も含めて実力差はかなりあるように思われます。不利のあった馬を次走で狙うような予想スタイルならあのようなレースを高評価するのでしょうけど、あのようなレースをせざるを得ない時点で勝ち馬に劣ると考えますので。

 

今週の重賞に産駒登録なし。

 

●10位(10位)ハービンジャー(15億1707万7000円)(66勝)

(14億8036万9000円)(65勝)

先週は1勝クラス1勝などで獲得賞金15億円突破。

 

G1秋華賞のエミューはもう少し位置を獲りたかったようなのですが枠も悪く行けずに後方から、前も止まらず7着まで。馬場回復が早かったのもこの馬には良くなかったでしょうか。

府中牝馬Sではプレサージリフトが入着、休み明けで1ハロン長く展開も向かなかったか。

G2東京ハイジャンプのニシノデイジーは道悪が全くダメなタイプで先行決着に。

 

菊花賞にはG3共同通信杯で重賞1勝、前走G2神戸新聞杯で優先出走権を獲得したファントムシーフが出走予定。

 

強い馬だとは考えますが前走G2神戸新聞杯は騎手が御せないのでハナを切って最後に止まって3着。これも真っ直ぐ走らせられずかなり蛇行しての結果なのでまともに走ればとは言えますが騎手を替えて来なかったので。前走でアレをやってしまっては菊花賞に繋がらないと見ます、プレップとはいえG2重賞なのでその3着賞金を獲るということならばあの騎乗でも良いのでしょうけど。逃げ切りというのも難しいレースで同型も多く行けなかった際の番手では更に厳しくなると見ます。想定は武豊の継続。

 

富士Sにはナミュールが登録。

G1ヴィクトリアマイル・安田記念は相手も強かったのでしょうがスタート後や直線で不利のあるレースになっておりスムーズなレースをしてどこまでやれるのか見たい1頭。半妹ラヴェルもそのような状況にありますが母サンブルエミューズの産駒が総じて早熟とも決めつけたくないので。想定はジョアン・モレイラ、これで前目にでも付けて変わるようなら。

 

 

・11位以下

菊花賞の注目馬としては当然サトノクラウン産駒のG1日本ダービー勝ち馬タスティエーラ。日本ダービー・菊花賞のニ冠となればそれ自体が異例で日本ダービーからのぶっつけというのも狙いにくいのですがテン乗りで勝てない日本ダービーのデータなども覆したので。想定はジョアン・モレイラ、京都の長距離戦でという印象はないものの腕は確かなので、6戦目で5人目の騎乗予定。

サトノダイヤモンド産駒サトノグランツはG2京都新聞杯を勝ってG1皐月賞では11着。休み明けの前走G2神戸新聞杯を勝利しての出走。過去4勝中3勝は阪神ですが京都でも重賞勝利があり登録中唯一の京都重賞勝ち馬、京都勝利経験があるのも本年の登録馬ではサトノグランツのみ(京都出走経験があるのもG2京都新聞に出走し杯1・2・3・5着の4頭)。後日記事投稿するかも知れませんがいわゆる「伝説の新馬戦」と呼ばれるレースの嚆矢となった菊花賞同日京都芝1800m(本年は2000m)の新馬戦出走馬で過去にはエピファネイアや同じく友道厩舎所属のワールドプレミアが菊花賞同日の新馬戦を勝利して翌年の菊花賞を勝利。サトノグランツの場合は阪神実施の菊花賞同日・同場デビューで当時11頭立て8着。

神戸新聞杯時も話題となりましたが菊花賞勝利の場合も父の父ディープインパクト・父サトノダイヤモンドから父系3代菊花賞制覇達成。想定は先週の秋華賞で三冠達成の川田将雅が継続。

デクラレーションオブウォー産駒トップナイフはクラシック2冠では振るいませんでしたが、前走G2札幌記念2着と強い古馬を相手に好走し復調気配。

グレーターロンドン産駒ナイトインロンドンはここまで芝2400m2勝、芝2600m1勝で97年ステイゴールド、01年菊花賞馬マンハッタンカフェ、02年ファインモーションといった名馬も勝利した札幌芝2600mの阿寒湖特別勝ち馬。母の父メジロマックイーンは90年菊花賞勝ち馬。

 

富士Sは上記キラーアビリティも中距離からの参戦ですが本年はこのようなタイプも多くオルフェーヴル産駒ソーヴァリアント、ノーネイネヴァー産駒アフリカンゴールドなども登録。バゴ産駒ステラヴェローチェは出走すれば22年3月G1ドバイシーマクラシック以来の出走。

 

 

・2歳部門

1位(1位)エピファネイア(2億1460万5000)(19勝)

2位(2位)スワーヴリチャード(1億9081万7000)(17勝)※新種牡馬

3位(4位)ロードカナロア(1億7818万9000)(13勝)

4位(3位)モーリス(1億7492万1000円)(11勝)

5位(5位)キズナ(1億7107万2000)(16勝)

6位(7位)ブリックスアンドモルタル(1億3930万)(10勝)※新種牡馬

7位(8位)ドレフォン(1億3031万9000)(12勝)

8位(6位)ダイワメジャー(1億2590万8000)(7勝)

9位(9位)ヘニーヒューズ(1億1450万5000)(9勝)

10位(10位)リアルスティール(1億437万3000)(8勝)

 

11位(11位)ニューイヤーズデイ(9931万5000)(7勝)※新種牡馬

12位(12位)ルーラーシップ(9278万)(9勝)

13位(13位)レイデオロ(8952万)(8勝)※新種牡馬

14位(14位)マジェスティックウォリアー(7864万7000)(6勝)

15位(15位)デクラレーションオブウォー(7725万8000)(3勝)

16位(16位)リアルインパクト(7452万8000)(4勝)

17位(19位)リオンディーズ(7263万)(6勝)

18位(17位)ビッグアーサー(6920万1000)(6勝)

19位(18位)ゴールドシップ(6872万)(5勝)

20位(20位)シルバーステート(6670万)(4勝)

 

首位エピファネイアは変わらず1勝クラス紫菊賞ジュンゴールドの勝利などで現在唯一の獲得賞金2億円突破。キズナが一旦3位となる場面もありましたがOPもみじSでロードカナロア産駒ナナオが勝利して2着モーリス産駒フェンダーでトップ5は上記の順位に。

 

特別戦勝ち馬1勝クラス紫菊賞のジュンゴールドは強かったのですが軽い相手の6頭立てで直線インを突いての逃げ切り。OPもみじSも6頭立てでG3函館2歳S2着ナナオの逃げ切り。今回はどちらも少頭数のレースを手堅く逃げ切ったというだけで、ジュンゴールドに関してはクラシック路線に乗って来ても。ナナオはスプリント型のロードカナロア牝馬でしょう。

 

ダート1勝クラスプラタナス賞はイーグルノワールが勝利。ここは上位人気の白毛馬アマンテビアンコとライジンマルの争いと見ましたがブリックスアンドモルタル産駒イーグルノワールが勝利。G3サウジアラビアロイヤルCでもゴンバデカーブースが2強を倒すような結果で、どちらも2強が凡走したわけでもなく2・3着に入ったレースを勝利。ブリックスアンドモルタルの競走馬時代は北米調教馬ですが芝レースの出走のみ、それでも初年度から芝・ダートで特別戦勝ち馬を出しており芝寄りのダートでも走るタイプとなって行くでしょうか。

2着ライジンマルは新潟ダート1800mの新馬戦勝ち馬で芝スタートのワンターンが合わなかったか、といっても勝ち馬とはクビ差で逃げて目標となった分も。

3着アマンテビアンコは新馬戦東京ダート1400mの勝利で当時もレイジーな印象はありましたが距離延長でもそのような競馬ぶり、新馬はそれでも勝てましたがここでは3着まで。1600mでもまだ距離不足といった印象も。

 

新馬戦で注目は、強い勝ち方とは思えませんでしたが好メンバーの揃った中で東京芝1800mを勝ったルカランフィースト。土曜東京の新馬戦を勝利したイスラボニータ産駒で翌日の東京ではイスラボニータ産駒がメインのOP(L)オクトーバーSを含め4勝と今週は大活躍。

京都芝1800mで2着馬との争いをハナ差で制したエルサビオは祖母フェアリードールのレイデオロ産駒。

京都芝1600mで勝利した母タガノレヴェントンの牝馬タガノエルピーダ。半兄にダート重賞勝ち馬タガノトネールや障害重賞勝利のタガノエスプレッソもいますがタガノエスプレッソの方は2歳重賞勝利も。キズナ産駒でダートで走っても不思議ではないのですが初戦の勝ちぶりから現状では芝でしょう。

2着を大きく離して勝ったシュークリームやトニーテソーロは芝・ダートの短距離戦勝ち馬。短距離で7馬身離したのは立派ですが相手関係ということも。

 

 

・母の父部門

(前回)

1位ディープインパクト 33億3475万6000円

2位キングカメハメハ  28億8636万6000円

3位マンハッタンカフェ 18億1746万円

4位シンボリクリスエス 18億916万7000円

5位クロフネ       17億9750万5000円

 

(今回)

1位ディープインパクト 34億5615万4000円

2位キングカメハメハ  29億5432万9000円

3位マンハッタンカフェ 18億5848万5000円

4位シンボリクリスエス 18億5567万7000円

5位クロフネ       18億3358万9000円

 

首位ディープインパクトはG2府中牝馬Sディヴィーナなど2勝。G1秋華賞ではマスクトディーヴァ2着で週間1億円超えの1億2000万ほど加算で獲得賞金34億円突破。

2位キングカメハメハは1勝クラスなど5勝。うち2勝は障害未勝利、2勝は2歳戦。G2府中牝馬Sでは10番人気ライラック3着などで獲得賞金29億円突破。

3位マンハッタンカフェは3勝クラスなど2勝。G2東京ハイジャンプではニューツーリズムが3着。

4位シンボリクリスエスは3勝クラスなど2勝。G2東京ハイジャンプではジューンベロシティが4着。

5位クロフネは1勝クラス2勝など獲得賞金18億円突破。上位5頭に順位変動なかったものの3~5位は依然として大接戦という状況。

 

G1秋華賞では父ドゥラメンテのリバティアイランドが勝利。母の父オールアメリカンは22位。

母の父オールアメリカンはG1オークス リバティアイランド以来の本年重賞3勝。

産駒の秋華賞制覇は初めて。

本年G1よび重賞勝利は全てリバティアイランドによるものでG1桜花賞・オークス・秋華賞を3勝。

産駒中央重賞勝利はリバティアイランドのみ、これまで中央出走もリバティアイランドと半姉ロムネヤの2頭のみ。

 

G2府中牝馬Sは父モーリスのディヴィーナが勝利。母の父ディープインパクトは1位。

母の父ディープインパクトはG3サウジアラビアロイヤルCから2週連続重賞制覇、本年重賞12勝、通算36勝。

府中牝馬Sは初制覇。

2週連続重賞制覇はG3小倉サマージャンプ テーオーソクラテス・G3小倉2歳Sアスクワンタイム以来。

 

G2東京ハイジャンプは父ゴールドシップのマイネルグロンが勝利。母の父ブライアンズタイムは13位。

母の父ブライアンズタイムはG2エルトンバローズから2週連続重賞制覇、本年重賞3勝、通算42勝。

東京ハイジャンプは初制覇で障害重賞初制覇。

2週連続重賞制覇は17年G3ラジオNIKKEI賞セダブリランテス・G3七夕賞ゼーヴィント以来。


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