●1位(1位)ロードカナロア(18億3078万1000円)(74勝)
(17億4924万円)(69勝)
先週は重賞出走馬なしという週間も特別戦2勝を含む5勝で獲得賞金18億円突破。内容も悪くはないのですが、出走頭数・回数で圧倒しており数の力で押すのも強さのうちなので。
今週から京都・東京の2場開催となって重賞はG1日本ダービー、G2目黒記念、G3葵Sの3重賞。
日本ダービーにはG2スプリングSで重賞1勝、前走G1皐月賞10着ベラジオオペラ。
前走G1皐月賞6着シャザーンの2頭が出走予定。
ベラジオオペラは2歳新馬⇒1勝クラスセントポーリア賞⇒G2スプリングSと3連勝して挑んだG1皐月賞10着から。芝1800mで3連勝して1ハロンの延長が堪えたというよりは相手関係でしょう、重馬場の差し決着を先行して潰れた感もありますが。距離延長もプラスとは思えませんし前走の内容から巻き返しは疑問。想定はテン乗りの横山和生で日本ダービーでは非常に良くない乗り替わり・テン乗りの予定。
シャザーンはOP(L)すみれSを勝利してG1皐月賞6着から。前走で日本ダービーの優先出走権に届かず出走は難しいとも思われましたが登録19頭中18位の出走馬決定順で滑り込みといった形に。行ったら無理ですし有力馬も差し・追い込み型が多い本年なので前走のように控えて直線どこまで伸びるかというレースになるでしょうか。想定は岩田望来。
目黒記念には産駒登録なし。
葵Sにはグランテスト、スピードオブライトの2頭が出走予定。
グランテストは2歳新馬、3歳1勝クラスを阪神芝1200mで勝利してキャリア3戦2勝2着1回。想定は坂井瑠星。
スピードオブライトは中山芝1200mの2歳新馬、前走の3歳1勝クラスを勝利からですがG2京王杯2歳S3着、G3フェアリーS3着、OP(L)アネモネS4着と重賞・リステッドレースで1200m超の距離でも好走経験あり。想定は石川裕紀人。
登録の産駒2頭は収得賞金900万で登録時11/19抽選で出走可能。
重賞昇格以前の2011年に勝利したレース、21年に産駒レイハリアが勝利して同一レース父子制覇達成済。
●2位(3位)ドゥラメンテ(16億8888万4000円)(46勝)
(14億1907万円)(43勝)
先週はG1オークスなど3勝で獲得賞金17億円に近い16億円台まで伸ばして2位浮上。
G1オークスのリバティアイランドは想像以上の強さというか大苦戦の末に後方から差し切った桜花賞と違い6番手のインに付け直線馬場の真ん中に持ち出され手応え十分に前を捉えると6馬身差の圧勝。
1度使われ前走と違いテンから行かないということもなく距離延長が良かったのか定かではありませんが能力の違いでこの時期の世代牝馬限定12f戦では力が違ったといった結果に。京都内回りに戻る秋華賞は3歳牝馬三冠で1番危険な気もしますが桜花賞のようなレースしか出来ないのならともかく、オークスのような競馬ができるのなら三冠達成も濃厚でしょう。あとは順調に夏を越してベストの状態で出走させる自身との戦いといったことだけかと。
15番人気ドゥーラは近走の結果から厳しいと見ましたがスムーズな競馬で本来の力を出し切れば勝ち馬の強さは別格としても上位に食い込むだけの力はあったのでしょう。
区切りの通算300勝も達成した週間でG1オークス リバティアイランドが産駒通算301勝目。この1・3着で一気に伸ばして仮定の話ですがG1天皇賞(春)1番人気タイトルホルダーが勝利していれば獲得賞金差からドゥラメンテが現在1位でした。オークス時点まで見越してそのような事も以前の記事で書きましたが当時はNHKマイルカップ1着シャンパンカラーは計算に入っていなかったりで。いずれにせよG1レースで強く素晴らしい種牡馬成績ということで良いでしょう。
日本ダービーにはG1ホープフルステークスで重賞およびG1レース1勝、前走海外重賞G2UAEダービー2着ドゥラエレーデ。
前走G3毎日杯で重賞1勝シーズンリッチの2頭が出走予定。
ドゥラエレーデは2歳G1ホープフルステークスを14番人気勝利。3戦目の未勝利勝ちは札幌ダート1700m戦ということもあったのか前走G2UAEダービーに出走し米G1ケンタッキーダービーにも出走したデルマソトガケの2着からという異例のローテ。ドゥラメンテ×オルフェーヴル配合でそれこそ「事を起こしそう」ですが皐月賞前の戦国クラシックと云われたような状況ならともかく、確固たる核ができたような現状でこのタイプは厳しいでしょうか。芝G1勝ち馬なのでダートでしか走らないということもないでしょうが使われてジャパンダートダービーなどに回るようならば面白いとも思います。想定はテン乗りの坂井瑠星。
シーズンリッチはG3毎日杯1着から。21年シャフリヤールのイメージが強いのか皐月賞以外の組からでは注目されがちの毎日杯組ですが、過去10年で毎日杯から直行の3着内もそのシャフリヤールのみ、21年毎日杯は特にハイレベルのレースでシャフリヤールは後に海外G1も勝利したほどの馬。シャフリヤールもG3共同通信杯はエフフォーリアの3着でしたが、シーズンリッチはG3共同通信杯6着でこの時点で本年皐月賞組との比較でも厳しいでしょう。前走重賞勝利の角田大河は騎乗停止期間で想定は戸崎圭太。未勝利戦勝利時の騎手でテン乗りではありませんが乗り替わりも日本ダービーでは厳しいデータ。
父の父キングカメハメハは04年勝ち馬、父ドゥラメンテは15年勝ち馬で産駒どちらかの勝利で父系3代日本ダービー制覇。ドゥラエレーデは母の父オルフェーヴルも11年の三冠馬。
目黒記念にはバーデンヴァイラーが登録。
ダート交流重賞2勝馬で前走の名古屋大章典3着から。芝出走となると20年10月京都芝1800mの2歳新馬戦3着以来で当時の勝ち馬は先週の2勝クラスオーストラリアトロフィーで勝利したヴアーサ。半姉にマルシュロレーヌですが祖母キョウエイマーチの一族にナミュール、ラヴェルなどのドゥラメンテ産駒なので走る要素もありますがダートでこれだけ走っている馬の距離延長東京芝2500mハンデ58キロでどこまでやれるか。想定は坂井瑠星。
葵Sにはルガルが登録。
前走は連闘でOP(L)橘Sに格上挑戦し5馬身差の勝利。前走はリステッドといってもそれほどレベルの高いメンバーではないですが、厳しいローテで圧勝したダメージのようなものがなければ。未勝利勝ちはダート1200m、前走は芝1400mで芝1200m戦は今回初出走。3代母East of the Moonはルガルの3代父キングマンボの1つ下の全妹でMiesqueの4×4クロス持ち。こちらも前走は角田大河で勝利していますが停止期間で想定は団野大成。
●3位(2位)ディープインパクト(14億6148万5000円)(41勝)
(14億2998万8000円)(40勝)
先週は1勝クラス1勝でオークス1・3着馬を出したドゥラメンテに逆転され獲得賞金差も大きく離される形で3位に後退。
最終世代からG1オークスに1頭出走はありましたがライトクオンタム17着でこれが最後のオークスという残念な成績に。
日本ダービーには産駒登録なし。
産駒成績は12年1着ディープブリランテ・3着トーセンホマレボシ、13年1着キズナ、15年2着サトノラーゼン、16年1着マカヒキ・2着サトノダイヤモンド・3着ディーマジェスティ、17年3着アドミラブル、18年1着ワグネリアン、19年1着ロジャーバローズ・2着ダノンキングリー、20年1着コントレイル、21年1着シャフリヤール、22年3着アスクビクターモア。
競走馬時代は05年に出走し1着で父子制覇達成済。
最終世代の登録なし、産駒通算勝利数7で確定。
総合記事から持って来ましたが日本ダービーは産駒登録なし。本年は安田記念2週前登録にも産駒登録なし。G1天皇賞(春)をジャスティンパレスが勝利してロードカナロアに一旦迫りましたが本年のリーディングサイアー獲得はやはり難しいようです。
目黒記念にはアーティット、カントル、サリエラ、ゼッフィーロ、ダンディズム、ディアスティマ、プラダリア、メイショウテンゲン、モズベッロ、レクセランスの10頭登録。こちらに大挙登録となりましたがダンディズムは出走馬決定順19位、レクセランスは出走馬決定順22位で登録時非抽選馬対象。
近走の結果から昨年のG2青葉賞勝ち馬プラダリア、OP(L)白富士S勝利のサリエラ辺りは上位人気が想定され有力馬の一角でしょう。
葵Sには産駒登録なし。
スプリント重賞ということもあって重賞昇格後の18年以降産駒勝利なし。
●4位(4位)キズナ(13億4486万2000円)(53勝)
(12億6000万7000円)(50勝)
先週はG3平安Sでハギノアレグリアス2着、3勝クラス特別・2勝クラス特別勝ち馬など3勝で獲得賞金13億円突破。ハーツクライが伸ばして来ましたがキズナも好調で順位4位をキープ。
平安Sのハギノアレグリアスは勝ち馬グロリアムンディが強すぎたということでしょう、調子が良くないようなコメも出ていてあの強さなので。ハギノアレグリアスも脚元さえ問題なければ現状のダート戦線で上位にランクされるかと。
日本ダービーには産駒登録なし。
2013年日本ダービー勝ち馬なので寂しい限りです、20年産現3歳はここまで重賞勝利なし。
目黒記念にはセファーラジエルが登録。前走OP(L)メトロポリタンS4着から。21年日本ダービー同日のOP(L)白百合S勝ち馬で21年G1菊花賞11着以来の重賞挑戦。おじにサウスヴィグラスなどもっと短いところが向きそうですが中長距離に良績。想定は吉田隼人。
葵Sには産駒登録なし。
20年には1着ビアンフェ・2着レジェーロで産駒ワン・ツー。
●5位(5位)ハーツクライ(13億927万4000)(43勝)
(11億8142万9000円)(40勝)
先週はG1オークス2着ハーパーの獲得賞金も大きかったのですが、3勝クラス特別も2勝。順位は変わりませんでしたが獲得賞金を11億円台から13億円台に乗せる好調週。
G1オークス2番人気2着ハーパーは距離が伸びて本領発揮といったところですが勝ち馬リバティアイランドあまりにも強くドゥアイズとの争いとなった2着争いを良く凌いだとなるでしょうか。普通の年度ならオークス馬と言いたいところですが09年ブエナビスタ以降ニ冠牝馬・三冠牝馬が多く出ているので、谷間的なレベルの低い年度であればオークス馬だったということに。
日本ダービーには前走G2青葉賞2着で優先出走権を得たハーツコンチェルトが出走予定。
青葉賞組が勝たないというのは、日本ダービーを勝たない馬が青葉賞に出ているだけで青葉賞からのローテなどが悪いとは考えないのですが前走0秒1差2着といっても勝ち馬と最後の直線で通ったところが違いますし着差以上に実力差はあるでしょう。新馬戦こそ圧勝しましたが2戦目以降の結果から上位に来るとは思えないので、TRに出走も皐月賞に出走が叶わなかった青葉賞組。想定は松山弘平の継続。皐月賞2着タスティエーラよりこちらをチョイスしたのではなくタスティエーラ外国人騎手起用の関係でしょう。
昨年は産駒ドウデュースが勝利してハーツコンチェルト勝利の場合は産駒による連覇。14年ワンアンドオンリーと合わせて通算3勝目。
目黒記念にはプリマヴィスタが登録。
近走も振るわず昨年の目黒記念は8着。速い時計の中距離馬と見ますが日本ダービー同日、直後の最終レースでどのような馬場になっているか。今週も良馬場と思われますが中間に降雨があった中でレースもかなり使われ連続開催ではないといっても2回東京開催最終日の12日目、今週からCコース替わりで日本ダービー用に馬場を造って昨年も2分21秒台で決していますがその昨年の目黒記念でも上位には来なかったので。出走馬決定順も登録時21位の非抽選馬対象。
葵Sは産駒登録なし。
●6位(6位)モーリス(11億3735万7000円)(40勝)
(10億8800万9000円)(38勝)
先週は2勝クラス特別など2勝、OP特別2着馬や3歳ダートリステッドを人気薄が2・3着などで獲得賞金11億円突破。
G1オークス8番人気ペリファーニアは12着。G1桜花賞3着馬ですが収得賞金400万の1勝馬でキャリアも浅くノドに不安を抱える中の出走。そこへ持ってきて勝ち馬があまりにも強くキャリア初の凡走。1勝クラスに出られるので適距離の自己条件ならまず勝ち負けでしょうが、どの路線に向かうのか。ノドも良くないのでしょうがG2チューリップ賞・G1桜花賞の結果から今回は距離が敗因でしょう。
日本ダービーには前走G3毎日杯2着ノッキングポイントが出走予定。
前走で芝1800mをこなし母は16年G2フローラSを勝利してG1オークス2着チェッキーノとはいえハッピートレイルズ一族のマイラーでしょう。昨年イクイノックスで2着の木村厩舎所属馬ですが出走馬決定順上位18頭中本馬だけ騎手想定は現段階で未定。決定順19位トーセントラム出走の場合は藤田菜七子騎手想定という報も。
目黒記念には産駒登録なし。
葵Sにはテラステラが登録。4戦目の2歳未勝利勝ちから2歳1勝クラス万両賞を連勝。年明け2戦はG3ファルコンS6着、前走OP(L)橘S2着。母ステラリードは09年G3函館2歳S勝ち馬、半兄に21年G2京王杯2歳Sのキングエルメス。想定は岩田康誠で登録時11/19抽選対象。
●7位(7位)キタサンブラック(9億2238万2000円)(36勝)
(8億8936万2000円)(36勝)
未勝利週でしたがG1オークス10番人気ラヴェル4着などの入着で獲得賞金9億円突破。
G1オークスのラヴェルはこれまでの外枠から最内を引いて先行策から直線押し切りを狙って4着。さすがにオークスで直線早め先頭から勝ち切るのは難しかったようですが、これまでリバティアイランドに唯一の先着というキャリアの持ち主。3着ドゥーラ同様にスムーズならばこれだけ走るということでしょう、昨年3着の半姉ナミュールに続ききょうだい馬がオークス2年連続入着。
14番人気ヒッポホップソウルは6着。前走G1桜花賞非出走馬としては再先着で良く伸びましたが5着にハナ差で掲示板には届かず。
3番人気コナコーストは7着。この着順でも出走した産駒3頭では最も悪い着順。G1桜花賞2着からも距離不安もあってオークスは難しいと見ましたがスタート直後に接触されて終了。それでいてこの着順なので普通に出ていれば、それでも2着争いまでだったと思いますが。
日本ダービーにはG3京成杯・G1皐月賞で重賞2勝、G1レース1勝、前走G1皐月賞1着で優先出走権を得たソールオリエンス。
G2青葉賞で重賞1勝、前走G2青葉賞1着で優先出走権を得たスキルヴィングの2頭が出走予定。
無敗の皐月賞馬ソールオリエンスは1番人気が想定され、G3京成杯のレースぶりから左回りに替わるのもプラスでしょうし今回は良馬場いなりそうですが渋っても巧者の部類でしょう。距離延長もプラスとなりそうで、ここも無敗で通過の二冠達成という可能性も十分。想定は横山武史。
スキルヴィングはG2青葉賞1着から、このローテで勝ち馬は出ていませんし上記ハーツコンチェルト相手に直線で待たされた上に外を回してとはいえ少差なので皐月賞上位勢に勝てるか。ソールオリエンス以外には勝てそうな気もしますしキタサンブラック産駒ワン・ツーもあり得るかと。想定はクリストフ・ルメール。
昨年の1着2億、2億8000万という本賞金から本年は1着3億、2着1億2000万と賞金も増額され付加賞が昨年は1着2700万、2着770万ほどなのでワン・ツーの場合は4億5000万ほどの加算が想定され上位種牡馬の今週成績にも寄りますが4位まで浮上する可能性も。
今週の重賞登録馬は日本ダービーの2頭のみですが、いずれも大注目となる存在でしょう。
●8位(8位)ルーラーシップ(8億4518万7000円)(41勝)
(8億2903万7000円)(40勝)
先週は1勝クラス1勝。
G1オークス6番人気ドゥアイズはこれまでの安定した成績から初めて掲示板を外してしまいましたがスタンド前発走の影響でイレてしまったとの事。週中からゲート入り後の歓声について色々とあったレースですがそれでも影響が出てしまったようで。
日本ダービーにはG3きさらぎ賞で重賞1勝、前走G1皐月賞9着フリームファクシが出走予定。
中京実施となった近年のG3きさらぎ賞勝ち馬は成績が良くなく
21年ラーゴム 皐月賞13着⇒日本ダービー12着
22年マテンロウレオ 皐月賞12着⇒日本ダービー13着
23年フリームファクシ 皐月賞9着⇒
ということなので、皐月賞着順で軽視したいのですが本年のきさらぎ賞も少頭数でかなり恵まれたメンバーということから逆転は難しいでしょう。ここで仮にまた敗れたとしても軽い相手の3歳G3戦をキッチリ獲ったというように見たいと思いますしラーゴム、マテンロウレオともに日本ダービー後のレースで勝利も。ともに同年秋の阪神実施OP(L)アンドロメダS勝ち馬ということから中距離ベストの馬が日本ダービーだからと出走してくるようなものかと。ラーゴムはダートでも頑張っていたりマテンロウレオは古馬G2重賞連対などその後活躍しているので。想定はテン乗りの吉田隼人。
今週の重賞登録馬はフリームファクシのみ。
●9位(9位)ハービンジャー(8億1305万3000円)(35勝)
(7億9709万5000円)(34勝)
先週は1勝クラス特別1勝で獲得賞金8億円突破。
オークス出走の2頭エミュー、キミノナハマリアは人気もありませんでしたが距離も長かったようで着外に。
日本ダービーにはG3共同通信杯で重賞1勝、前走G1皐月賞3着で優先出走権を得たファントムシーフが出走予定。
ファントムシーフの皐月賞は落鉄があった上に直線スムーズに捌けなかったところから3着まで追い上げたようにスムーズならG3共同通信杯勝利の東京競馬場で。21年2着エフフォーリア、22年4着ダノンベルーガと近2年は共同通信杯勝ち馬が1番人気になって上位入着も勝てず、14年イスラボニータ、17年スワーヴリチャード、19年ダノンキングリーなどの2着馬や入着馬も多いのですが共同通信杯勝ち馬の日本ダービー馬は01年ジャングルポケットまで遡ることに。想定はテン乗りの武豊。言うまでもなく日本ダービー最多勝騎手で昨年も皐月賞3着からドウデュースで勝利もテン乗り不振のデータを覆せるか。
11位以下の上位常連種牡馬もこのところ好調で差を詰められており年間トップ10入り復帰という観点でも、ここで大きな賞金加算がほしいところ。
目黒記念にはコトブキテティスが登録。登録時出走馬決定順20位の非抽選馬対象。
葵Sには産駒登録なし。
●10位(10位)ドレフォン(7億5456万8000円)(48勝)
(7億1631万8000円)(46勝)
先週は平場の2勝でしたがG3平安S4着タイセイドレフォンなどの入着も効いたか、3歳ダートOP(L)鳳雛Sエクロジャイトなどを出した11位ヘニーヒューズとの差を前回から僅かに広げ10位をキープ。
今週の重賞に産駒登録なし。
・11位以下
日本ダービーでは新種牡馬の産駒で父サトノクラウンの皐月賞2着タスティエーラ、父サトノダイヤモンドのG2京都新聞杯勝ち馬サトノグランツなどが有力と見ますがリーディング上位ということでは14位シルバーステートからショウナンバシット、メタルスピードの2頭が登録。皐月賞・NHKマイルカップともに大きな賞金加算にはなりませんでしたがここでワン・ツーをするようなら獲得賞金10億円突破。あまり現実的とは思えませんが数字上の可能性ということでは次回7位までランクアップというケースも。
目黒記念は先週G3平安Sでグロリアムンディが勝利した13位キングカメハメハ産駒。21年目黒記念2着ヒートオンビート、22年目黒記念1着で連覇の懸かるボッケリーニ、3年以上未勝利ながら重賞3勝ユーキャンスマイルの3頭が登録。さすがの歴史的大種牡馬も4歳上のみ出走の年度で苦戦を強いられていますがここで上位独占するようならトップ10内に接近。
葵Sは未勝利からOP特別・リステッドを4連勝中のビッグアーサー産駒ビッグシーザー。ここまで全て芝1200m戦に出走のサクラバクシンオー系スプリンターでしょう。
・母の父部門
(前回)
1位ディープインパクト 15億9938万4000円
2位キングカメハメハ 13億5621万6000円
3位クロフネ 9億9729万8000円
4位シンボリクリスエス 8億7283万8000円
5位マンハッタンカフェ 8億726万8000円
(今回)
1位ディープインパクト 16億8959万8000円
2位キングカメハメハ 14億1792万5000円
3位クロフネ 10億7831万6000円
4位シンボリクリスエス 9億2049万1000円
5位マンハッタンカフェ 8億2746万8000円
首位ディープインパクトは日曜新潟メイン直線芝1000mのOP韋駄天Sなど4勝、OPメイS3着エピファニーなどで獲得賞金16億円突破。
2位キングカメハメハはOP(L)鳳雛Sエクロジャイトで1勝、G1オークス シンリョクカ5着などで獲得賞金14億円突破。
3位クロフネは2勝クラス特別など7勝。7勝中5勝は平場戦だったが勝利回数を重ねて獲得賞金10億円突破。
4位シンボリクリスエスはOPメイSサクラトゥジュールなど3勝で獲得賞金9億円突破。サクラトゥジュールの父ネオユニヴァースは本年産駒初勝利で産駒デビューの08年から16年連続中央勝利。
5位マンハッタンカフェは未勝利2勝。
G1オークスは父ドゥラメンテのリバティアイランドが勝利。母の父オールアメリカンは19位。
母の父オールアメリカンはG1桜花賞リバティアイランド以来の本年重賞2勝。
本年G1レース2勝目、G1レース通算3勝。
ここまでの中央重賞勝利は全てリバティアイランドによる22年阪神ジュベナイルフィリーズ、23年桜花賞・オークス。
中央産駒勝利も母ヤンキーローズのロムネヤとリバティアイランドきょうだいのみによる6勝。
平安Sは父キングカメハメハのグロリアムンディが勝利。母の父ブルエアフォースは130位。
母の父ブルエアフォースは中央重賞初制覇。
過去重賞最高着順は22年G3アンタレスS2着グロリアムンディ。
グロリアムンディは23年ダイオライト記念を勝利しており中央・地方重賞制覇。
母の父としてグロリアムンディを含め3頭の中央勝ち馬。
ブルエアフォースは競走馬時代に00年仏G3パレロワイヤル賞で重賞1勝、スリペカン経由ロベルト系種牡馬(父の父レッドランサム)。