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週中競馬記事(2022年9月27日)~リーディングサイアー展望・回顧~

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●1位(1位)ディープインパクト(33億2867万9000円)(131勝)

先週はG2神戸新聞杯ジャスティンパレスの勝利などで獲得賞金33億円突破。もう1頭の勝ち馬ルージュスティリアも1勝クラスで存外の苦戦を強いられましたが休み明けで大幅な馬体重増の出走、ここから更に上がって来ると思われます。

 

神戸新聞杯は自身も勝利した得意レースで産駒4勝目。勝つのならG1日本ダービー5着プラダリアの方と見ていましたが休み明けは動かないようで、同じく日本ダービー9着からのジャスティンパレスが勝利。ただしレースはインを立ち回った馬が上位に来るだけのレース、ジャスティンパレスも抜けてからもかなり蛇行、それでいて3馬身半切ったのですから2歳G1ホープフルステークス2着馬が復調なったのか、2・3着馬も人気薄のインを立ち回っただけの馬でレースレベルが相当低いのか。

 

中京実施となった20年からの神戸新聞杯組はコントレイルがここから連勝で無敗の三冠達成。昨年は不良馬場でそのダメージも残ったか本番に直結せず、神戸新聞杯4着となったG1日本ダービー勝ち馬シャフリヤールもジャパンカップに回るなど。そして本年はこの結果ですからセントライト記念組か他路線が中心になると見ます。

本来は最重要TRの神戸新聞杯が中京芝2200m、本番菊花賞が阪神3000mとイレギュラー開催。距離なども嫌って春のクラシック出走馬が挙って回避など大荒れになるかと。出走すればセントライト記念の連対2頭ガイアフォース、アスクビクターモアが上位人気でかなり割れたオッズになりそうです。

 

今週も2場2日間開催で5回中京・4回中山最終週となってG1スプリンターズステークス、G3シリウスSの2重賞。海外G1凱旋門賞の実施週で日本調教馬も複数出走。

 

今週は産駒重賞登録なし。

20年にはグランアレグリアがスプリンターズステークスを圧勝ということもありましたが今週実施の2重賞は本来の得意カテではないのでこのような年度も珍しくはなく、押し並べて上位勢もそのような傾向に。

 

●2位(2位)ロードカナロア(28億6862万5000円)(138勝)

先週は未勝利、障害未勝利の2勝。母オーシュペールきょうだいによる週間2勝、これでは獲得賞金も伸びずディープインパクトにまたリードを広げられましたがG2重賞制覇週の割にディープインパクトも伸びておらずなんとか堪えている状況。しかしそれが続いたような状況でもありジリジリとリードを広げられ4億5000万以上の差なので逆転は難しい状況。ここから秋のG1レースも多数控えており想定は難しいのですが最終的にディープインパクト40億円超え、ロードカナロア40億円割れで決するペースの推移。

 

スプリンターズステークスには19年G2スワンS、20年G3函館スプリントS、22年G3阪急杯で重賞3勝、20年スプリンターズステークス13着、前走G1安田記念14着ダイアトニック。

21年CBC賞で重賞1勝、21年スプリンターズステークス15着、前走G2セントウルS2着ファストフォースの2頭が出走予定。

21年重賞葵S、G3キーンランドCで重賞2勝レイハリアは登録時出走馬決定順18位で非抽選馬対象。

 

本年から賞金が増額され1着賞金は1億3000万から1億7000万となり、ここでワン・ツーでもすれば一気に差は詰まりますが。

ダイアトニックは20年高松宮記念3着などもありますが、20年スプリンターズSは13着、本年高松宮記念14着、安田記念14着からの7歳で高齢馬苦戦のスプリントG1でもあり厳しいでしょう。7歳以上馬の勝利は06年テイクオーバーターゲット(騸7)、10年ウルトラファンタジー(騸8)の2頭で騸馬の外国調教馬のみ。

ファストフォースは前走G2セントウルS2着から。昨年はG3CBC賞1着、G3北九州記念2着から15着。サマースプリントシリーズのタイトルを獲りに行った後で余力がない出走と思われ本年は昨年の2走にセントウルSが加わった形。2桁着順2走から前走2着ですが、中山も合わない印象。本年のセントウルSはメイケイエールに周りが気を遣って勝たせたレース、そこを2番手に付け傾れ込んだものでさして価値もないでしょう。前走セントウルS組が強く中京実施のセントウルSでもその傾向は同様ですが。

 

シリウスSは産駒登録なし。

 

●3位(3位)ハーツクライ(24億318万4000円)(99勝)

先週は2歳戦を中心に好調で獲得賞金24億円突破。ドゥラメンテが年間で最も悪いような週間となるであろう成績だったことから獲得賞金差も広げました。2歳部門の様相などはそちらに回すとして、通算勝利回数や年間勝利回数の区切りも一気に近づき時間の問題でしょう。

 

スプリンターズステークスには22年G2阪神牝馬Sで重賞1勝メイショウミモザが出走予定。

 

本年に何度か書いているようにマイル重賞を勝ちましたが距離は1200mベスト。本来は平坦向きで中山も良くないでしょう。想定は丹内騎手継続で4回中山10勝は2位の横山武史騎手(8勝)を抑え先週まで開催リーディングと騎手は絶好調。

 

シリウスSは産駒登録なし。

 

今週は凱旋門賞ドゥデュースが注目となりそうですが前哨戦の結果から厳しい一戦になると見ます。

 

●4位(4位)ドゥラメンテ(23億4025万)(101勝)

先週は未勝利戦3着1頭の入着で加算は130万円のみと不振の週間。

 

今週の重賞登録馬はシリウスSのバーデンヴァイラー。

2勝クラスから3連勝でOP総武Sを勝利し重賞初出走となったアンタレスSは相手も強く馬体重14キロ減も響いたか直線全く伸びず15着。前走は12キロ増と馬体重も戻し盛岡のG3マーキュリーCで交流重賞制覇。中京は2戦して3・4着ですが本格化前で4着は芝の2勝クラス特別、しかも勝ち馬は本年の金鯱賞・札幌記念でG2レース勝利のジャックドール、2着はG3エプソムC勝ち馬ノースブリッジというレース(21年10月2勝クラス浜名湖特別)。左回り自体は前走の盛岡と1勝クラスを新潟で勝っておりよほど中京が合わないということでもなければ。厩舎は先週のオールカマー ジェラルディーナで本年重賞初勝利。

 

凱旋門賞にはタイトルホルダーが出走予定で4頭出走の日本馬で最上位人気も予想され、G1菊花賞・天皇賞(春)・宝塚記念勝ち馬、4頭の中では唯一の欧州競馬敗戦経験がないということですが中央競馬の馬場・コースでレコード勝ちしているようにパリロンシャンに対応しないのではないかと。基本的に日本調教馬軽視という考えのレースで本年は4頭とも中央競馬の騎手で挑むのも疑問です。

 

●5位(5位)キズナ(22億1273万5000円)(94勝)

先週は未勝利週でしたが入着は多く獲得賞金22億円突破。

 

G2神戸新聞杯の1番人気7着パラレルヴィジョン。このレースはインを突いたもの勝ちとなってしまい全く参考外のレースですが中京も合わず多頭数が良くなかったとのコメも。新馬は18頭で今回は17頭でしたがこのメンバーで多頭数も良くなかったのでしょう。

もう1頭のアスクワイルドモアは10着で見せ場がなかったというよりは騎手も復帰週だったからなのか、

全く競馬に参加せず終いだけ伸ばしたようなレースぶり。ダメージがかなり少ないと見れば次走で不気味な存在とも。穴党が狙ってやられるパターンだとは思いますが今回に関してはこちらも参考外。

 

今週の重賞登録馬はシリウスSのハピ、ホウオウルバン。

フルゲート16頭に22頭登録ですが産駒2頭はどちらも出走可能(ハンデ発表後も出走馬決定順17位以下からの繰り上がりなし)。

3歳ハピは3歳1月のデビューから3連勝。使うごとにゲートが悪くなる感じで、それでもOP(L)鳳雛Sまでは勝てましたがG1JDDでは4着、これは大井のナイターなども影響していそうですが極度の不良馬場で前が止まらず後方から追い上げ届かず。前走G3レパードS3着は4コーナーで勝ち馬に張られるようなところもあって3着。3歳リステッド勝ちまでということからハンデも53キロ、スムーズなレースさえ出来れば。中京はダート1800mで2戦2勝、そこから100m延長でそれ自体は問題ないと見ますがスタート後に坂超えが1つ増えるコース形状、ゲートが悪いだけに却ってプラスに出るような気もします。

川田将雅がフランス遠征でゲンパチルシファーに乗れず、直ぐ戻すためなのか今回はゲンパチルシファー藤岡佑介でハピは横山典想定。ありえないぐらい下げるか思いつきで逃げて止まるだけという怖れも、勝ちたい時は無難に乗るのでそれで6着ぐらいというパターンもあります。

ホウオウルバンは前走6月の三宮S9着から。これだけで中京がダメとはいえませんが全4勝は中山ダート1800m、輸送や回りも含めベストの条件ではないでしょう。

 

●6位(6位)キングカメハメハ(17億8654万9000円)(68勝)

先週は2勝クラスで1勝。出走頭数が少ない中から勝ち馬という近年のパターン。

勝ち馬タヒチアンダンスはデビュー戦の衝撃からは、まだ物足りず3勝クラスではどうか?といった内容。

結局は牝馬限定の中山ダート1800mでしか勝っていないのでここから苦しむと思います。

 

今週の重賞登録馬はシリウスSのジュンライトボルト。

5歳7月のOP(L)ジュライSでダート戦に初出走し2着、前走OP(L)BSN賞で勝利。芝でも走るような感じでダートなら能力で勝ったというようなレースぶり、近2走のリステッドレースはメンバーも軽く重賞になることもあってメンバーも一気に上がりハンデG3重賞にしては強い馬がかなり揃ったメンバー。ハンデ差はあまりないのですがこの相手で56キロを背負ってどの程度やれるか。

 

●7位(8位)モーリス(15億5862万6000円)(86勝)

先週はG2オールカマーをジェラルディーナが勝利。前回も書いたように2000mでも苦戦している1800mベストという実績で2200mでは苦しいと見ましたが騎手を替えたのも良かったのか重賞初制覇。元々重賞を勝てずとも崩れなければといったタイプできっかけさえ掴めばという面も。先週の神戸新聞杯はインを突いた馬が上位となりましたが、オールカマーは完全な内枠決着で3連単は2-1-3という目。多分にこれなので過大評価はしたくないのですが母ジェンティルドンナという血統的な魅力も含めここから充実してくれば。

前日の土曜メインOPながつきSではハコダテブショウがレコード勝ち。台風の影響でかなり降雨があった週中で馬場が速く中山ダート1200mを8枠から出て止まらないといったレースぶり。時計などはその馬場なのであまり評価できませんが短距離ダートならば、5勝中4勝は中山ダート1200mで今回の条件もベスト。G3カペラSなどが狙い目となるでしょうか。

これらの活躍もあって先週で獲得賞金15億円突破。産駒デビュー2年目の昨年記録した年間獲得賞金も超えて初の獲得賞金15億円を突破、このペースならば20億円も超えるでしょう。ルーラーシップを交わして順位も7位まで浮上。

 

スプリンターズステークスは昨年に初年度産駒ピクシーナイトが勝利も本年は産駒登録なし。

 

シリウスSにはOP青竜S勝ち馬で前走G3ユニコーンS8着ハセドンが登録。登録時は出走馬決定順17位の次点で非抽選馬対象。

 

●8位(7位)ルーラーシップ(15億4824万6000円)(67勝)

先週は未勝利。

G2オールカマーでは6番人気ロバートソンキーが2着も勝ち馬は順位を争うモーリス産駒ジェラルディーナだったこともあり、順位は前回7位から8位に後退。ロバートソンキーは最内枠からの発走も内枠決着で味方しましたがスローを後方から追い込んだもので、これまでは右回りの実績に乏しかったことから回りは関係なく左回りがより走るということなのでしょう。左回りしか勝利はないのですが右回りG1でも好走しており故障明けの馬なども多かった今回は実績馬よりも順調度でも上回ったのでしょう。

 

スプリンターズステークスには前走G3中京記念13着ワールドウインズが登録。登録時出走馬決定順20位で非抽選馬対象。ワールドウインズは同日の中京メインOP(L)ポートアイランドSにも登録。

 

ということで今週に出走ならばOP(L)ポートアイランドSになるかと。マイル超の距離でしか勝利はないので相手関係も含めスプリンターズステークスよりはポートアイランドSでしょう、こちらでもあと1ハロンほしいような実績ですが。

 

シリウスSには産駒登録なし。

 

●9位(10位)エピファネイア(13億7484万円)(72勝)

先週は2勝クラス特別勝ち馬が出て順位は9位に浮上。

神戸新聞杯は13年に勝利しており父子制覇も懸かっていましたが、5着ヴェローナシチーは直線で外を回す形になり今回これでは届かないレースに、収得賞金1500万で菊花賞は出走可能となりそうだが。

問題はG2オールカマーの1番人気6着デアリングタクト。脚元に不安のある馬で仕方ないのですがスローの内枠決着にも嵌り伸び切れず。復帰後2戦のG1レースでの内容も非常に良く、54キロでもあったので負けるにしても、もう少し差を詰めてほしかったという思いも。今後も脚の状態次第で相手関係よりは自分との戦いといえるでしょうか。獲得賞金的にも非常に痛い着外で本年の重賞未勝利も継続してしまいました。

 

●10位(9位)ダイワメジャー(13億7035万4000円)(68勝)

未勝利週でOP特別入着馬は出ましたが順位は10位に後退。11位オルフェーヴルに差は詰められましたがまだ3600万ほどのリードを保って10位以内はキープ。

 

スプリンターズステークスには20年OP(L)春雷SなどOP特別3勝、21年スプリンターズステークス10着、前走G2セントウルS9着ラヴィングアンサーが出走予定。

前走G2セントウルS3着サンライズオネストは登録時出走馬決定順19位で非抽選馬対象

 

セントウルSの着順からもラヴィングアンサーよりはサンライズオネストといったように思えますが、1秒負けず10着ぐらい昨年が勝ち馬ピクシーナイトから0秒9差10着なのでその辺りには来るような気もします。

 

シリウスSは産駒登録なし。

 

●11位(11位)オルフェーヴル(13億3415万2000円)(52勝)

先週は3勝クラス特別勝ち馬が出て未勝利週で10位となったダイワメジャーとの差は詰めましたが順位は変わらず。

G2オールカマーは2番人気ソーヴァリアントが最下位。故障からの復帰戦で本年初出走でしたが心房細動発症とのこと。

 

今週の重賞登録馬はシリウスSのアルドーレ。21年アンタレスSから8連続入着で本年のOP(L)ブリリアントS勝利も近2走は6・19着。中京ダート1600mは4歳時の19年2月に1600万特別勝利、20年アンタレスS6着、21年平安S4着と悪くないのですが高齢馬の活躍も見られるダート戦とはいえ7歳10月を迎え下降気味。相手も強く重賞では足りずリステッドレース止まりという印象も。

 

 

・11位以下種牡馬注目産駒

スプリンターズSはこちらに有力馬が集中することも多く本年はミッキーアイル産駒のメイケイエールとナムラクレアが有力。メイケイエールは前走G2セントウルS1着で優先出走権を獲得し本年重賞3勝目。G1高松宮記念は5着、昨年のスプリンターズは4着ですがこの馬の場合は自身との戦い、矯正馬具でガッチガチに固めて前走のように他馬が競りに来なければ。アイドルホースなので色々と勘繰りたくなりますが何をするかわからない気性で腫れ物扱いになっており前走がまさにそれ、少しでも擦ってやれば大敗しそうですがやる方も危険でノーザン生産馬、鞍上は池添謙一継続。

ナムラクレアは本年の函館スプリントS勝ち馬で前走北九州記念3着から、夏場に2走して前走が人気薄の大駆けにあったりと不満も残りますが3歳牝馬の53キロ、初出走の中山も鍵でしょうか。3歳牝馬の勝利なら07年不良馬場を逃げ切ったアストンマーチャン以来。浜中俊継続の想定。

 

21年G1NHKマイルカップ勝ち馬で前走G1安田記念2着のキングマン産駒シュネルマイスター。新馬戦の札幌芝1500mが最短距離の出走で1200m戦初出走がスプリントG1。鞍上はルメール騎手の凱旋門賞遠征で横山武史の想定。横山武史騎乗時は新馬戦勝利、3歳時のG1安田記念ダノンキングリーの3着、G1マイルチャンピオンシップ グランアレグリアの2着。

 

タートルボウル産駒からは前走G3キーンランドC1着で優先出走権を得たヴェントヴォーチェ。想定は前走のルメール騎手から西村淳也。これは戻ったともいえ本年のOP(L)春雷Sで12年スプリンターズステークスにてロードカナロアが樹立のコースレコードに0秒1差まで迫った際も鞍上は西村淳也で新馬戦勝利時も騎乗。

もう1頭はOP(L)春雷S、G3CBC賞、G3北九州記念と現在3連続2着のタイセイビジョン。鞍上は川田将雅

が海外遠征で昨年ピクシーナイトで勝利の福永祐一想定。

 

他では本年のG3葵S勝ち馬で前走G3キーンランドC2着アイルハヴアナザー産駒ウインマーベル。3歳牡馬の勝利ばらば昨年ピクシーナイトから2年連続、ただしピクシーナイト以前は97年マイネルラヴまで遡ることに。想定は松山弘平。

G3CBC賞を49キロ今村騎手で1分5秒8の日本レコードで逃げ切ったレッドスパーダ産駒テイエムスパーダ。鞍上は前走に続き国分恭介の想定。

G1高松宮記念8番人気勝利、前走G1安田記念9着以来のナランフレグ。勝利すれば18年ファインニードル以来の年間春秋スプリントG1制覇。想定は丸田恭介。

G1高松宮記念0秒1差4着以来のドリームジャーニー産駒トゥラヴェスーラなど多士済々。

 

 

・2歳部門

1位(1位)エピファネイア(1億7384万6000)(15勝)

2位(3位)ハーツクライ(1億3861万2000)(13勝)

3位(2位)ダノンバラード(1億1675万5000)(8勝)

4位(4位)ビッグアーサー(1億282万4000)(6勝)

5位(5位)ルーラーシップ(9822万6000)(9勝)

6位(6位)ドゥラメンテ(9199万)(6勝)

7位(10位)シルバーステート(8800万)(9勝)

8位(7位)ドレフォン(8660万4000)(8勝)

9位(8位)モーリス(8534万)(5勝)

10位(11位)マインドユアビスケッツ(8504万)(9勝)※新種牡馬

 

順位自体に大きな変化はありませんが4頭勝ち上がりで独走のエピファネイアに待ったを掛けるような状況に。先週は4頭中3頭が新馬戦勝利。先週8馬身差圧勝のハーツコンチェルト同様に芝2000mの新馬戦で2勝とこの条件での強さが圧倒的。2戦目の未勝利勝ち馬でグローリーヴェイズの下エゾダイモンも芝2000m戦の勝利。かと思えばダート1200mで新馬戦勝利ハクサンムーンの下ルクルスやG3函館2歳S2着クリダームなども。ここまで13頭で13勝中6勝は芝2000m戦、ダノントルネードやダノンザタイガーなどが勝利の芝1800m以上で括れば13頭中9頭がこの距離で勝ち上がり。馬名の出たところなどを見ても現在の獲得賞金差からハーツクライが優勢ともいえそうです。

 

先週はOP野路菊Sで1番人気カルロヴェローチェ勝利でクラシック路線に乗ると思いきや直線全く伸びず7頭立て7着。勝ち馬はハービンジャー産駒ファントムシーフ。ファントムシーフはデインヒル3×3、父父母と3代母が全きょうだいカヤージや4代母のクロスなどもあるようでこの血統面で注目にもなりそうです。

上記ナムラクレアなどと同じ谷川牧場の生産馬。

 

・母父部門

(前回)

1位キングカメハメハ 29億3746万円

2位ディープインパクト 23億148万万4000円

3位クロフネ       18億9873万円

4位シンボリクリスエス 16億5099万3000円

5位フレンチデピュティ 13億5172万5000円

 

(今回)

1位キングカメハメハ 29億6046万2000円

2位ディープインパクト 24億2224万2000円

3位クロフネ       19億1848万円

4位シンボリクリスエス 16億7422万7000円

5位フレンチデピュティ 13億7127万7000円

 

首位キングカメハメハは新馬で1勝。リアルスティール産駒の14番人気コウセイマリアが勝利。G2オールカマーの1番人気デアリングタクトは6着。

2位ディープインパクトはG2オールカマーをジェラルディーナが勝利、新馬でも1頭勝ち馬が出て2勝。G2神戸新聞杯では12番人気ヤマニンゼストが2着。前回から1億200万ほど加算し獲得賞金24億円突破。

4位シンボリクリスエスはOPカンナSをウメムスビが勝利。上記ヤマニンゼストはシンボリクリスエス産駒で産駒の重賞連対は20年G3きさらぎ賞1着コルテジア以来。

 

G2神戸新聞杯は父ディープインパクトのジャスティンパレスが勝利。母父ロイヤルアンセムは93位。

母父ロイヤルアンセムは中央重賞初制覇。

過去重賞最高着順は21年G1ホープフルステークス ジャスティンパレスなど2着3回(他に22年G2ステイヤーズSなどアイアンバローズが重賞2着2回)。

競走馬時代は99年英インターナショナルSなどG1レース3勝、シアトリカル経由ヌレイエフ系種牡馬。

 

G2オールカマーは父モーリスのジェラルディーナが勝利。母父ディープインパクトは2位。

母父ディープインパクトはG3北九州記念ボンボヤージ以来の本年重賞6勝、通算20勝。

オールカマーは初制覇。

年間重賞6勝は21年に並ぶ自己記録。


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