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週中競馬記事(2022年2月22日)~リーディングサイアー展望・回顧~

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●1位(2位)ディープインパクト(6億9496万7000円)(33勝)

先週は2勝クラスで1勝のみという割に獲得賞金は多く首位を奪回。4重賞実施の3場開催、G1はダートのフェブラリーSなので仕方ないものお他の重賞でも勝ち馬は出ず、それでも重賞連対馬などは出して伸びを欠いたロードカナロアを交わしたといった見方で良いでしょう。勝利回数ではロードカナロアをを下回っており前年同時期も7億7000万でトップ。昨年は獲得賞金キャリアハイとなった2020年から大きく落とした数値で本年はそれを更に下回るペース。

 

今週の重賞はG2中山記念とG3阪急杯の2重賞。

 

中山記念にはコントラチェックが登録。過去重賞3勝は全て中山で19年G3フラワーC・G3ターコイズS、21年オーシャンSで当初は中距離で実績も近走は短距離やマイルで好走し21年G3京成杯オータムハンデキャップ2着なども。ベストの距離はともかく中山コースはベストということで良いでしょう、気になるのはG3止まりでG2以上の実績はないのですがそれよりも解散厩舎の最終週ということで今週は全体の実施でもそれがテーマとなりそう。且つこの馬の場合は現役最多勝調教師の藤沢和厩舎所属なのでそこも大きなポイント。ノーザンの6歳牝馬でコントラチェックも最後でしょうしその辺りをどう捉えるか、先週も6歳牝馬が重賞で活躍していましたので。

 

阪急杯にはグレイイングリーンとコントラチェックの2頭登録。

グレイイングリーンは1400mベスト、距離も良いのでしょうけど内回りが向くディープインパクト産駒という気もします。想定騎手は岩田望来なので重賞で勝たないという作戦はもう使えませんが2週連続重賞制覇はないので。騎手よりも池江厩舎でこちらの重賞連敗は継続中とそちらが厩舎自体は本年好調で勝利数は多いのですが。

兼登録のコントラチェックは中山記念に出走と思われます。

 

●2位(1位)ロードカナロア(6億6629万2000円)(38勝)

先週は未勝利2勝ということで首位陥落。昨年同時期は6億7000万なので少し落ちていますが昨年はフェブラリーS実施週にレッドルゼルがフェブラリーS4着、京都牝馬S制覇、3勝クラス2勝など週間1億4000万ほどの獲得といった数値。先週の勝ち馬で注目したいのはバイオアート、遅生まれの晩生傾向と思われこれから更に強くなってくると見ます。

 

本年のフェブラリーステークスではレッドルゼルが1番人気に推されたものの着外、これも6着で入着には近かったのですが懸念された距離よりもソリストサンダーに蓋をされて動けなくなった分と思われます。昨年はイン有利の馬場で大外枠、本年は軽い馬場になって前が止まらず内枠になって捌けずとレース自体の相性といったものが悪いのでしょう。

 

中山記念にはアドマイヤハダル、パンサラッサ、レッドサイオンの3頭登録。

アドマイヤハダルは前走OP(L)白富士S2着から。前走は勝ち馬ジャックドールが強く4歳馬上位独占となったレースの2着。早くから素質を窺わせた馬で、2戦目に出走した2歳OP(L)アイビーSでは故障で長期離脱が報じられたオーソクレースが勝利、この4着だったのですがラーゴムによる不利の被害馬でなければ勝ち負けといったレース。皐月賞TRのOP(L)若葉Sを勝利しG1皐月賞でエフフォーリアには離されたものの4着、日本ダービーは大敗も中間の調整でミルコが失敗したもので休み明けを叩かれ復調ムード、想定も横山武が継続と有力でしょう。

パンサラッサはG1有馬記念13着から。G3福島記念は大逃走劇の圧勝、そこから挑んだ前走は相手があまりにも強く距離も長かったでしょう。昨年の中山記念は7着、この馬も故障による長期休養などがあっただけで順調ならばもっと早く出世していたのでしょう。問題は解散厩舎勝利のブックがあった場合で非ノーザン馬なのでどのように出るか微妙ですが同じ厩舎の同オーナー馬が昨年のNHKマイルカップで騎手がいきなり飛び降りて、2着の牝馬がゴール前緩めて種牡馬にしたいようなノーザン馬が勝ったようなレースでやる時はやるので。社台SSにスタッドインすることが決まっていたコントレイルで散々勝たせてもらった厩舎なのでノーザンへのリターンもやぶさかでないといったところでしょう、さすがにここでまたいきなり騎手が飛び降りることはないと考えますが。BCもノーザンが買ってこの厩舎に2つ勝たせましたので近年の競馬はその辺りの読みが肝要かと。

レッドサイオンはOPでの実績がなく2走前はパンサラッサ勝利のOP(L)オクトーバーS2着、前走はアドマイヤハダル2着のOP(L)白富士S7着から。障害戦などにも走っていた馬で常識的には要らないと見ますが藤沢和厩舎所属馬なので。東サラ馬は藤沢和厩舎にも多く入っておりかなり良好な関係だったようにも思います。

 

阪急杯にはグルーヴィット、ダイアトニックの2頭登録。

グルーヴィットは8ヶ月ぶりの前走を叩かれての登録。前走は1200mのOP(L)淀短距離Sで距離も忙しかったはずですがゴチャ付いた競馬で4着と長期休養明けの割に走ったので上積みがあまりないような気も、重賞勝ち馬だけにそれぐらいはともなりますが重賞勝利も19年6月のG3中京記念とかなり前なので。

ダイアトニックは20年阪急杯3着でこちらも前走G3京都金杯を叩かれ4着から。20年阪急杯は3着ですが

2位入線の3位降着で7歳となって衰えがなければ。前走の感じから衰えもなくハンデ57.5から別定56キロ、どちらも高松宮記念よりはこちらが向きそうなのでここが勝負となるような気もします。両重賞に有力馬登録で、次回に首位奪回も。

 

●3位(3位)ハーツクライ(5億3247万5000円)(25勝)

連続週重賞勝利は止まりましたが先週も3勝と好調で獲得賞金5億円突破。

G1フェブラリーステークスのタイムフライヤーは5着でしたがマイルでは追い一手で前が止まらないレースとしては良く走っているでしょう、勝ったとはいいませんが良馬場ならもう少し際どいところまで来ていても。スワーヴアラミスの方は条件不適で仕方ないでしょう。同厩舎でゲートも隣になった3着ソダシの付け馬になってしまったような面も?ソダシがあれほど走るとも思いませんでしたが。

 

中山記念にはゴーフォザサミットが登録。また藤沢和厩舎所属馬で昨年は4着と好走、昨年は藤沢和厩舎を継ぐ蛯名騎手の最終騎乗だったこともあり急に走りましたが本年は厩舎関連でそれがあるのか。

昨年の勝ち馬はハーツクライ産駒ヒシイグアス。

 

阪急杯には産駒登録なし。

 

●4位(4位)キングカメハメハ(4億6800万5000円)(22勝)

先週は3勝クラスと2勝クラスで特別戦勝ち馬を出し、重賞入着馬も多く獲得賞金4億円突破。

総合記事の通算勝利回数のカウントをまたミスしており気付かなかったのですが先週で通算2100勝も突破。

G3ダイヤモンドS2着ランフォザローゼスなども驚きましたが1週早い藤沢和厩舎の激走といったところ。藤沢和厩舎自体かなり勝っていて本年ここなでは関東リーディングですが特別戦勝利なしといった面も。

 

今週は重賞に産駒登録なし。

 

・母父部門

~母父部門~(前回)

1位キングカメハメハ 5億7422万7000円

2位ディープインパクト 5億224万4000円

3位フレンチデピュティ 3億6492万4000円

4位クロフネ        3億185万1000円

5位サンデーサイレンス 2億7988万2000円

 

~母父部門~(今回)

1位キングカメハメハ 6億9494万円

2位ディープインパクト 5億7225万2000円

3位フレンチデピュティ 3億9921万3000円

4位クロフネ        3億3354万4000円

5位サンデーサイレンス 3億590万4000円

 

首位キングカメハメハは3勝クラス特別2勝など3勝。G1フェブラリーステークスではソダシが3着、G3京都牝馬Sではスカイグルーヴが2着など。ソダシは芝G1実績を考えれば納得も出来ますが先行傾れ込みの展開でしょう、芝スタートのダート2走目、距離短縮などもあるかも知れませんが。

 

ディープインパクトは4勝でG3ダイヤモンドSランフォザローゼス2着など。伸びていますがキングカメハメハ好調でその差は1億円以上に、現状1億2200万ほど。

 

3位以下の5位までは変わらず僅差の6位にシンボリクリスエス。

 

重賞勝ち馬

フェブラリーSは父アメリカンファラオのカフェファラオが勝利。母父は15位モアザンレディ。

母父モアザンレディは本年重賞初勝利、通算5勝。

重賞勝利は21年G1フェブラリーステークス カフェファラオ以来。フェブラリーステークスはカフェファラオの連覇となってカフェファラオ以外の中央重賞勝ち馬は18年G3オーシャンSのナックビーナス。

 

ダイヤモンドSは父リオンディーズのテーオーロイヤルが勝利。母父は10位マンハッタンカフェ。

母父マンハッタンカフェは本年重賞初勝利、通算13勝。

重賞勝利は21年G3ターコイズSミスニューヨーク以来。テーオーケインズは重賞初勝利で半兄メイショウハリオは昨年のみやこSで重賞勝利。

 

小倉大賞典は父ドゥラメンテのアリーヴォが勝利。母父は30位ハーランズホリデイ。

本年重賞初勝利、通算2勝。

中央重賞勝利は20年G2日経新春杯モズベッロ以来。

アリーヴォは重賞初勝利。母エスメラルディーナは14年G2関東オークス勝ち馬、15年韓国でトゥクソムCを勝利。

 

京都牝馬Sは父ポイントオブエントリーのロータスランドが勝利。母父は49位スキャットダディ。

本年重賞初勝利、通算2勝。

中央重賞勝利は21年G3関屋記念ロータスランドで重賞勝ち馬はロータスランドのみ。

 

●5位(5位)キズナ(3億4978万3000円)(20勝)

先週は3勝。重賞勝ち馬などは出ませんでしたが勝ち馬の中では3歳1勝クラス勝利のアネゴハダに注目。2歳重賞実績もありましたがかなり強い勝ち方、ただ阪神芝1400mの勝利と、距離などよりも一瞬の脚が生きる内回りの形状などが合うのでしょう。なので桜花賞には向かないかと出走すればフィリーズレビュー向きでしょうか。

 

中山記念にはマルターズディオサが登録。こちらは1600m向きで1800mは合わない、というよりもゲートが悪くそれで終わっているようなところもあって、そこで終わるような近走から54キロになっても牡馬相手のG2重賞では。

 

阪急杯にはマリーナが登録。1200mベストの格上挑戦、オーナー関連などでも話題になりそうですが道悪巧者なので渋れば今週は良と思われますが。2回小倉最終日の3勝クラス芝1200m下関Sにも登録されていますのでそちらに出走すれば有力かと。

 

●6位(7位)ドゥラメンテ(3億3166万1000円)(17勝)

先週はG3小倉大賞典など2勝。重賞制覇週ということもあって獲得賞金3億円突破、順位も6位まで浮上。本年初の年間トップ10入りへ向け軌道に乗ったような推移で夭逝したことがあらためて残念に思われます。

 

アリーヴォは重賞初勝利で全5勝を小倉で記録するコース巧者。平坦向きといった感じでもなく小倉以外でも走るとは思われます。ただ、ここまで小倉で強いとどうなのかとも5走で小倉5勝なので。

 

今週の重賞は産駒登録なし。

中山記念は競走馬時代の16年に勝利し、結果的にはこれがドゥラメンテ最後の勝利に。

 

●7位(6位)オルフェーヴル(3億1512万8000円)(10勝)

先週はOP大和Sジャスティンの勝利などで獲得賞金3億円突破もドゥラメンテに交わされ順位は7位に。

先週は牝馬限定未勝利でも1頭勝ち上がり、このレースでは産駒ワン・ツー・スリー。

 

中山記念にはヒュミドールが登録。G3福島記念2着からで昨年はG3小倉記念2着も。中山は未勝利ですが芝やダート中距離から長距離まで勝ち切らないものの凡走もしないといったタイプで得意条件もなければ苦手な条件もないといったところでしょうか。強烈な決め手も届かないといったレースぶりでもあるので展開の扶助でもあり嵌れば突き抜けるような場面があっても。

 

阪急杯は登録馬なし。

同じく阪神芝1400mの京都牝馬Sでギルデッドミラーが本年は走りませんでしたが阪神内回り自体は合うと思われます。

 

●8位(8位)ヘニーヒューズ(2億9587万2000円)(13勝)

先週は3勝クラス特別など4勝。順位は変わりませんでしたが獲得賞金3億円にも迫りダート戦の多い冬場とはいえ安定した強さ、ダートG1フェブラリーステークスに出走馬がなくこの順位というのもヘニーヒューズらしさ。

 

フォトスフィアが3歳新馬戦を勝利して東日本エリアや東京競馬場実施となる世代最後の新馬戦勝ち馬が出て注釈付きになりますがフォトスフィアの勝った新馬戦が日曜東京3レース、日曜阪神4レースにも3歳新馬戦が編成されていたのでそのようなことに。来年以降3歳新馬戦が実施されないことからマジェスティックウォリアー産駒レオノーレが最後の3歳新馬戦勝ち馬になると思われます。

 

今週の重賞に産駒登録なし。

ダートOP(L)仁川Sは38頭登録もヘニーヒューズ産駒は登録なし。

 

●9位(9位)ダイワメジャー(2億6195万円)(12勝)

先週は障害未勝利で勝ち馬が出て未勝利は3週連続でストップ、順位は9位でなんとか耐えたような状況。未勝利週ストップも平地戦では勝ち馬が出なかったので今週勝ち馬が出ないと月間平地戦未勝利ということに。

 

中山記念は産駒登録なし。

 

阪急杯はサンライズオネストとモントライゼの2頭登録。

サンライズオネストは前走OPカーバンクルS勝利から、ハンデ54キロで勝った前走から2キロ増でレースレベルなどを考えてもここでは、実績も1600m向きのダイワメジャーといった感じなので。想定が豊さんなのでゲートを出せずそこで終わるか出たら出たで引っ掛けられて終わりというのが重賞で続いていますので。

モントライゼは2歳重賞G2京王杯2歳S勝利、G3ファルコンS3着はありましたが2歳時のパフォーマンスを考えると現状は。昨年のG3アイビスサマーダッシュ12着以来で1度使って高松宮記念というローテでしょうかここで勝たないと出られないでしょうけど。

 

●10位(12位)モーリス(2億6073万5000円)(16勝)

先週は3勝クラス勝ち馬などが出て止まったハービンジャーを僅かに交わしてトップ10復帰。10位近辺が接戦で今後もしばらくは順位変動が起きそうです。

 

3勝クラスアメジストS勝利のノースブリッジは芝2000m戦で強く、稍重馬場も向いたと思われます。ジャックドールの勝利した3勝クラスウェルカムSは大敗していますがこれはゲートでやってしまったもので、逃げれば強く2勝クラス特別勝利時の2着グランオフィシエが今回も2着と終わってみれば力通りだったのでしょう。

 

今週の重賞は産駒登録なし。

 

・11位以下

総合記事にある通りでルーラーシップの方は10位が近いものの中々浮上せず、エピファネイアはスカイグルーヴが京都牝馬Sで2着というよりもまた勝ち切れずエイシンフラッシュは交わしたもののゴールドシップに抜かれ14位のまま。オーソクレース離脱でエフフォーリア待ちと本当になってしまいそうですがサークルオブライフもいますしデアリングタクトもチャンピオンヒルズに入ったらしく、アリストテレスなどもいるにはいるでしょうから。

 

 

●今週は以上です

サウジCデーの週間で日本調教馬も多く出走予定で軒並み超高額賞金も中央獲得賞金に加算なしなので結果などだけを。

 

以上


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