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中央競馬総合リーディングサイアー(12月28日現在)※2021年終了時データ

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◆重賞勝利種牡馬

ホープフルS キラーアビリティの父ディープインパクトは1位⇒1位

 

 

1位(1位)ディープインパクト(68億1080万6000円)(213勝)

キラーアビリティ(G1・ホープフルS)で1勝

賞金68億円突破

最終日はG1ホープフルSで1勝

G1ホープフルステークスでは2番人気キラーアビリティが勝利、前走OP(L)萩S2着からの出走は道中3番手から進め直線抜け出し2着に1馬身半差を付ける正攻法で完勝。4番人気ジャスティンパレスは2着、新馬・1勝クラス特別連勝から挑み連対確保、過去2走は2番手からの競馬ともう少し前で立ち回れれば際どいところまで迫れただろうか。1番人気コマンドラインは12着、休み明けで煩いところが出てしまったのか立ち上ったところゲートを切られ出遅れ、テンに他馬と接触する場面もあって直線も伸びず本年の出走馬では唯一の重賞勝ち馬であったが全く力を発揮できなかった。

最終日は2歳G1ホープフルSで産駒・ワンツー、当日は1億45万円の賞金加算で獲得賞金68億円突破。昨年から11億円以上の減少で本年は獲得賞金70億円を割り込んでしまったが産駒デビュー3年目の2012年から10年連続リーディングサイアーを獲得し連続年リーディングサイアー獲得を2桁の10年に乗せた(父サンデーサイレンスは95年~08年の14年連続リーディングサイアー)。

2歳部門では出走頭数も減少しており最終日を迎える段階では4位と近年にない苦戦を強いられたがG1ホープフルSワン・ツーで大きく賞金加算し2016年から6年連続9度目の2歳リーディングサイアーを最終日・年度の2歳戦最終レースによる大逆転で獲得。2歳部門では産駒デビューの2012年~2015年、2016年~2021年と9度目のリーディングサイアー獲得、2015年のみ首位ダイワメジャーの2位。体調を崩しシーズン途中で種付けを休止した2019年7月に死亡しており最終世代となる2022年2歳世代は6頭が血統登録、これではさすがに来シーズンの2歳リーディング獲得は絶望的だが絶対王者ディープインパクトなら希少なラストクロップによって或いは・・・。

 

キラーアビリティがホープフルステークスを勝利

G1ジャパンカップ コントレイル以来の本年23勝、重賞通算271勝

キラーアビリティは重賞初出走で初制覇

産駒のホープフルステークス制覇は14年シャイニングレイ、15年ハートレー、19年コントレイル以来の4勝目、2017年以降のG1レース実施後は19年コントレイル以来の2勝目

大阪杯レイパパレ、天皇賞(春)ワールドプレミア、ヴィクトリアマイル グランアレグリア、日本ダービー シャフリヤール、安田記念ダノンキングリー、秋華賞アカイトリノムスメ、ジャパンカップ コントレイル以来の本年G1レース9勝目、G1レース通算68勝

 

 

2位(2位)ロードカナロア(36億1294万万5000円)(166勝)

レッドモンレーヴ(未)、レベレンシア(新)で2勝

賞金38億円突破

最終日は新馬、未勝利で2勝

阪神5レース新馬戦では2番人気レベレンシアが勝利。内で粘る6番人気ミロワールをゴール前で差し切ってロードカナロア産駒ワン・ツー。

中山4レース未勝利では1番人気に応えてレッドモンレーヴが2戦目で勝利。12月中京でデビューし新馬戦クビ差2着から勝ち上がり。来年で定年となる藤沢和雄調教師の1559勝目で2歳戦ではこれが最後の勝利となった。

最終日は阪神・中山で1勝ずつの2勝、2400万ほどの加算があり獲得賞金36億円突破。昨年記録した獲得賞金40億円には届かず産駒デビュー6年目にして初の獲得賞金・年間勝利回数前年度割れとなったが年間順位2位は変わらず2019年3位から3年連続の年間順位3位以内も継続。

 

 

3位(3位)ハーツクライ(27億7711万7000円)(120勝)

アクアテラリウム(新)、キングオブドラゴン(2勝クラス・フォーチュンC)、ポルタフォリオ(障・未)で3勝

勝利数120到達

最終日は2勝クラスフォーチュンC、新馬、障害未勝利で3勝。勝利回数120到達。

G1ホープフルステークスの7番人気フィデルは4着、序盤に1番人気コマンドラインと接触するような場面もあったが後方から良く伸ばして上位進出。10番人気ボーンディスウェイは5着、未勝利・1勝クラス葉牡丹賞を今回と同じく中山芝2000mで連勝し2番手からの進めた今回は5着、7着まで同タイムの5着であったが勝ち馬にも大きくは離されておらず良く走っているだろう。9番人気マテンロウレオは6着、10月阪神の新馬戦勝利から1戦1勝で出走とさすがに厳しいと思われたが後方から末脚を生かして入着まであと僅か、3着馬とは0秒1差に駆けている。

2勝クラスフォーチュンCでは3番人気キングオブドラゴンが勝利。昇級初戦の前走2勝クラス尾張特別2着から変則の連闘で2着に半馬身差の逃げ切り、特別戦は初勝利。

中山5レース新馬戦では3番人気アクアテラリウムが勝利。結果的にはスローペースのレースを逃げ切り、上位5番人気までが同タイムの1着~5着となるゴール前の大接戦を制してデビュー戦を勝ち上がり。半姉に16年G1エリザベス女王杯など重賞4勝、17年G1有馬記念2着クイーンズリング。2着2番人気ハーツアズワンで産駒ワン・ツー。

阪神5レース障害未勝利では9番人気の3歳牡馬ポルタフォリオが入障2戦目で勝利。平地では1勝しており通算2勝目、本年最後の障害戦を勝利してハーツクライ産駒は本年障害戦8勝目。ハーツクライ産駒の年間障害戦8勝は2019年の7勝を上回る自身の年間障害戦最多勝。

最終日は2勝クラス特別など3勝、G1ホープフルステークスでも4・5着馬を出すなどして5273万8000円の加算。終盤に一旦逆転を許すなど年間を通じて順位争いを繰り広げたキズナを突き放す形で順位3位を死守し勝利回数でもキズナを1勝だけ上回った。4年連続で到達していた年間獲得賞金30億円に本年は届かなかったが、産駒デビュー3年目の2012年から10年連続トップ10入り、18年から3位・2位・3位・3位と4年連続3位以内。通算勝利回数は1297となって来年度早々の1300勝到達は可能だろう。

 

 

4位(4位)キズナ(27億242万円)(119勝)

最終日は未勝利

賞金27億円突破

G1ホープフルステークスの5番人気アスクワイルドモアは10着。G3札幌2歳S2着以来4ヶ月ぶり12キロ増、15頭立て15番枠など本調子にもなかったようで2桁着順に敗れた。

最終日は2着馬3頭を出したが未勝利も1291万円の加算があり獲得賞金27億円を突破した。ハーツクライを追い詰めエリザベス女王杯アカイイトの勝利週には一旦3位に浮上、そこから再逆転を許し大きく離されかけたがG1有馬記念ディープボンドの2着など最終日に逆転の可能性を残したものの、4位で本年終了。ホープフルステークスのアスクワイルドモアが本年産駒最終出走馬で結果的にはホープフルステークスを勝利しても順位は4位のままだった。

ハーツクライとの順位争いに敗れ2019年から続くディープインパクト・ロードカナロア・ハーツクライで形成される3強の一角は崩せなかったが本年まだ産駒デビュー3年目であり年間獲得賞金、年間勝利回数、年間順位などキャリアハイ、産駒初のG1勝ち馬を出すなど素晴らしい成績のシーズンだったとして間違いない。

 

 

5位(5位)キングカメハメハ(24億6576万2000円)(106勝)

最終日は未勝利

最終日は6頭の出走で350万の賞金加算。本年2歳が最終世代で阪神5レース新馬戦クラウンハヴィ16着が最後の2歳戦出走となってしまった。

最終日に大きな賞金加算は見られなかったが2020年、2021年と前年度から獲得賞金を上積みし本年も年間勝利回数100はクリア、順位は昨年と同じく5位。出走頭数が更に減るであろう来シーズン以降は苦戦も予想されるが各数値は激減もしておらず、どの程度踏ん張るかといったこれまでと違うステージでの戦いぶりに注目したい。

年間トップ10入りは産駒デビュー2年目の09年から13年連続13度目。

 

 

6位(6位)エピファネイア(24億2751万5000円)(90勝)

ノルカソルカ(3勝クラス・立志S)

勝利数90到達

最終日は3勝クラス立志Sで1勝。勝利回数90到達。

G1ホープフルステークスの3番人気サトノヘリオスは13着、未勝利戦と1勝クラス特別エリカ賞を連続レコード勝ちしての参戦も、その前走エリカ賞からは中1週というレコード勝ち激走後の詰まったローテも影響したか4コーナーで辺りで一気に捲くって出たが最後は失速。15番人気クラウンドマジックは14着、本年2歳戦勝ち馬第1号でOPクラス連続3着内、前走OP(L)萩Sは朝日杯フューチュリティステークス3着ダノンスコーピオンが勝利し今回の勝ち馬キラーアビリティが2着しその3着というレースだったが連対2頭からは離されたもので輸送なども応えたか大敗を喫してしまった。

中山最終レース3勝クラス立志Sでは1番人気ノルカソルカが勝利。本年度東日本地区最終レースにもなった一戦はハナを切って最後はクビ差ながら2着馬を凌いで逃げ切り。過去3勝は中京芝1600m戦で今回は初の中山出走となったが得意のマイル戦で勝利全4勝は芝1600m戦。鞍上横山武史は同じくエピファネイア産駒エフフォーリアでも日曜の有馬記念など本年G1レースを3勝、当日メインレースのホープフルステークス勝利から連勝となってこのレースで通算300勝を達成。

最終日は8頭出走で3勝クラス立志S勝利のノルカソルカのみ入着。G1ホープフルステークスに2頭出走があり勝ち馬を出すか、2・3着の2頭入着なら順位5位となったが共に着外で順位は6位のまま。

昨年はデアリングタクトの牝馬三冠などで産駒デビュー2年目のトップ10入り、本年は年間G1レース3勝のエフフォーリアなども活躍もあって各部門で大きく数値を伸ばし昨年の9位から6位まで順位上昇。

 

 

7位(7位)ルーラーシップ(24億1782万8000円)(128勝)

最終日は未勝利

最終日は12頭の出走で3着3頭、4着2頭と入着数は多かったが勝ち馬が出ず前回100万円ほどの差だった6位エピファネイアを逆転出来ずに7位のまま終了。時系列としては最終日に一旦エピファネイアを逆転したが中山最終ノルカソルカの勝利でエピファネイアが6位に再浮上している。

年間獲得賞金は2019年の24億1490万2000円を僅かに上回りキャリアハイ、本年産駒最終で2頭出走となった阪神10レース2勝クラスフォーチュンCのダノンドリーマー3着で上回った。

産駒デビュー3年目の2018年から4年連続4度目のトップ10入りで該当期間は8位・5位・6位・7位と全て異なる順位の年間トップ10入り。

 

 

8位(8位)オルフェーヴル(22億7945万2000円)(100勝)

最終日は未勝利

阪神メインレースOP(L)ベテルギウスSでは1番人気ショウナンナデシコが2着。3勝クラス特別、OPカノープスS連勝から出走し前走はハンデ52キロの勝利、今回はリステッドレースで別定55キロとなって連勝は止まったが際どい2着争いは凌ぎOPクラスで安定した成績を残している。

最終日は5頭出走でOP(L)ベテルギウスSショウナンナデシコ2着など4頭入着と非常に高い入着率ではあったが大きく伸ばせず、登録馬から順位8位は確定した状況で獲得賞金23億円に届かず年間8位。

産駒デビュー3年目の2019年から3年連続3度目のトップ10入り、年間勝利回数100もジャスト100勝でクリアしたが年間順位・獲得賞金・勝利回数は初の前年度割れとなった。

 

 

9位(9位)ダイワメジャー(17億7572万6000円)(79勝)

最終日は未勝利

最終日は9頭出走し2頭が未勝利戦2着、特別戦でも入着馬2頭を出したが獲得賞金17億円台のまま年間9位で終了。

産駒デビュー2年目の12年から10年連続10度目のトップ10入り。本年も10位以内を確保したが年間順位・獲得賞金・勝利回数は産駒デビュー2年目以降では全て最低の数値となっており来シーズンはトップ10陥落も有り得る厳しいシーズンが想定される。

 

 

10位(10位)ヘニーヒューズ(16億6368万2000円)(96勝)

最終日は未勝利

最終日は6頭出走で中山10レース2勝クラスベストウィッシュCモリノカワセミなど2頭2着入着。最終日は

4レースに出走があり出走全レースで勝ち馬を出せば年間100勝にも届いたが未勝利。G1有馬記念の結果次第でトップ10陥落の可能性もあったが最終的には11位ドゥラメンテに1億1100万ほどのリードを保って本邦供用後の産駒デビュー4年目となる20年から2年連続10位でトップ10入り。

年間獲得賞金・勝利回数はキャリアハイ、中央ダート部門では唯一の獲得賞金10億円をクリアする15億9000万円台の獲得で2位ロードカナロアを大きく上回り首位となっている。

 

トップ10内における順位変動は見られたが、本年も昨年と同じ10頭による1位~10位となった。

 

 

◆中央競馬歴代勝利数1000以上種牡馬 
1位サンデーサイレンス2749勝
2位ディープインパクト2519勝(1)
3位キングカメハメハ2079勝(0)
4位ノーザンテースト1757勝
5位ブライアンズタイム1711勝
6位フジキセキ1527勝
7位クロフネ1466勝(0)

8位サクラバクシンオー1435勝(0)
9位ライジングフレーム1379勝
10位ハーツクライ1297勝(3)

11位パーソロン1272勝

12位ヒンドスタン1258勝
13位マンハッタンカフェ1160勝(0)
14位ダイワメジャー1145勝(0)

15位トサミドリ1135勝

15位ステイゴールド1135勝(0)

17位ダンスインザダーク1110勝

18位シンボリクリスエス1077勝(0)

19位ネヴァービート1064勝

20位トニービン1054勝
21位ゴールドアリュール1045勝(0)

22位アフリート1040勝
23位チャイナロック1012勝


ネオユニヴァース923勝(0)
ロードカナロア643勝(2)

ルーラーシップ551勝(0)

ハービンジャー530勝(0)
キンシャサノキセキ447勝(0)

へニューヒューズ389勝(0)

オルフェーヴル386勝(0)

キズナ263勝(0)
エピファネイア187勝(1)

ドゥラメンテ128勝(0)

モーリス121勝(0)

※2021年12月28日現在

 

 

◆今週の重賞(2022年1月5日 1回中京1日・1回中山1日)

●京都金杯(G3 中京芝1600m)

●中山金杯(G3 中山芝2000m)

 

 

◆他OP特別

●中京

万葉S(芝3000m)

●中山

ジュニアC(L・芝1600m)


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