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中央競馬総合リーディングサイアー(10月31日現在)

◆ランキングデータ

 

 

◆重賞勝利種牡馬

天皇賞(秋) エフフォーリアの父エピファネイアは8位⇒7位

スワンS ダノンファンタジーの父ディープインパクトは1位⇒1位

アルテミスS サークルオブライフの父エピファネイアは8位⇒7位

 

 

1位(1位)ディープインパクト(55億8225万8000円)(181勝)

イズンシーラブリー(1勝クラス)、エスコーラ(2勝クラス・国立特別)、サトノルーチェ(1勝クラス)、ダノンファンタジー(G2・スワンS)、ダノンマデイラ(1勝クラス)、ティズグロリアス(新)、ファルコニア(OP・LカシオペアS)で7勝

勝利数180突破

賞金53億・54億・55億円突破

先週はG2スワンS、OP(L)カシオペアS、2勝クラス国立特別、1勝クラス3勝、新馬の7勝。勝利回数180突破。

G1天皇賞(秋)では1番人気コントレイルが2着、G1大阪杯2着以来の出走は最内枠でゲートの出がもう一つ、道中やや退かされるようなところもあって直線良く伸びたが2着まで、昨年は無敗で三冠を達成しており要求も多くなるが、勝ち馬とは2キロの負担重量差もあり道悪競馬で離され3着となった大阪杯から見れば良く立て直したといえるだろうか。3番人気グランアレグリアは3着、G1安田記念2着以来のレースは2番手から進め結果としては3強決着となったが3歳牡馬と4歳牡馬に先着を許し3着まで、中間に喉の手術を施し決してベストとはいえない距離で良く走っているだろう、今回は相手が強かった。5番人気ポタジェは6着、前走G2毎日王冠3着から挑みこれまで3着を外したことはなかったがG1初出走は着外に、1着~3着を3強で占めることによるキャリア初の着外で力は出し切ったか。6番人気ワールドプレミアは11着、本年の天皇賞(春)勝ち馬で天皇賞春秋制覇なども懸かっていたが、その天皇賞(春)以来の出走で出来も本物ではなく中距離のスピード比べにも対応出来なかったか。4番人気カレンブーケドールは12着、外枠に入ったのも苦しかっただろうが直ぐに位置を取れた割に失速してしまい、これまで掲示板を外したことのなかった安定型が意外な大敗と現状ではこの距離も忙しかったか。15番人気カデナは16着、最後方から決め打ちをしたようだが強敵ぞろいの他馬も止まらなかった。

G2スワンSでは1番人気に応えてダノンファンタジーが勝利、前走G1ヴィクトリアマイル7着から5ヶ月半ぶりの出走となったが混戦を差し切って重賞勝利。5番人気サウンドキアラは2着、こちらもG1ヴィクトリアマイル10着以来で昨年のG2スワンS10着から不振に陥ってしまったようなところもあるが、牝馬限定重賞3連勝から挑んだ20年G1ヴィクトリアマイルでも2着したほどの実力馬が中間順調に乗り込まれ復調急。16番人気カツジは最下位18着、昨年は11番人気で逃げ切りと突然の好走を見せたが、その前後のレ-スはほぼ着外で阪神コースも良くなかったか前年から一変する結果に。

G3ファンタジーSでは3番人気ロムネヤが8着、9月中山マイルの新馬戦は内枠を利して逃げ切ったような結果と東京マイルも向かなかったか、人気では上回っていた同厩馬が勝利するレースで着外と明暗を分けた。

日曜阪神メインOP(L)カシオペアSでは2番人気ファルコニアが勝利、これまで重賞3着2度もOPクラスでは初勝利、通算5勝目となったが1800mで4勝と距離もベストだったか6着まで0秒2差というゴール前の接戦を制した。1番人気アドマイヤビルゴは3着、前走ケフェウスS2着から連続好走ではあるがセレクトセール超高額取引馬といった背景などから物足りない印象も。

2歳OP(L)萩Sでは1番人気キラーアビリティが2着。前走小倉の未勝利戦を2着に7馬身差でレコード勝ちし断然人気となり3着は5馬身離したが、同タイムの勝ち馬にゴール前でクビだけ差し切られてしまった。

2勝クラス国立特別では単勝1.5倍の1番人気に応えてエスコーラが勝利。衝撃の小倉未勝利戦勝利から3連勝で特別戦は初勝利、2着とは2馬身差であったが余裕たっぷりの回って来ただけのような競馬、ここも通過点でしかないだろう。国立特別は20年テルツェットから産駒による2年連続制覇の2勝目、テルツェットは本年ダービー卿チャレンジトロフィー、クイーンSとG3重賞を2勝。

日曜新潟3レース1勝クラスでは11番人気の3歳牡馬ダノンマデイラが勝利。3歳未勝利戦を勝ち上がれず1勝クラスに出走、初ダートの一戦でもあったが後方から進めレース途中から動き早目先頭に立ち最後は5馬身差の押し切り。

日曜東京6レース1勝クラスでは4番人気の3歳牝馬イズンシーラブリーが勝利。G3クイーンC5着、G3フラワーC4着と3歳牝馬重賞でも入着経験があり、年ぶりに出走した前走を叩かれ、今回は大外17番枠からということもあったか後方からの競馬も直線だけで差し切るような勝ちぶり。

日曜新潟7レース1勝クラスでは3番人気の3歳牝馬サトノルーチェが勝利。良血馬が揃った20年9月中京芝1600mの牝馬限定新馬戦を快勝しクラシック戦線でも有力な存在になると思われたが、2勝目を中々上げられず3歳秋の新潟で芝1200m戦を勝ち上がり。

日曜東京5レース新馬戦では3番人気ディズグロリアスが勝利。レースは好位から進め3着まで同タイムのゴール前接戦となったがハナ・クビ差でこれを制してデビュー戦を勝利。

先週土曜は1勝だったがG2スワンSの勝利で産駒ワン・ツー。日曜は新潟2勝・東京3勝・阪神1勝と好調で、阪神の1勝はリステッドレース1・3着、G1天皇賞(秋)は勝ち馬こそ出せなかったが2・3着とG1ホースが力を見せ上位入着とこのレースのみで1億円し、G2スワンSで8400万、OP(L)カシオペアSで3200万と重賞・リステッドレースで2億円以上を獲得し週間では2億8800万ほどの加算。獲得賞金53億円を超えて55億円まで突破となった。

 

スワンSをダノンファンタジーが勝利

G1秋華賞アカイトリノムスメ以来の本年20勝、重賞通算268勝

ダノンファンタジーは18年G3ファンタジーS・G1阪神ジュベナイルフィリーズ、19年G2チューリップ賞・G2ローズS、20年G2阪神C以来の重賞6勝目、2歳時から4年連続重賞制覇

スワンSは14年ミッキーアイル、16年サトノアラジン、17年サングレーザー、20年カツジから2度目の産駒による連覇達成の5勝目

2着サウンドキアラで産駒重賞ワン・ツーはG3クイーンS1着テルツェット・マジックキャッスル以来

年間重賞20勝以上は18年から4年連続7回目(14年37勝・15年23勝・16年38勝・18年29勝・19年27勝・20年32勝)

 

 

2位(2位)ロードカナロア(31億1548万3000円)(145勝)

ダノンスコーピオン(OP・L萩S)で1勝

賞金31億円突破

先週はOP(L)萩Sで1勝。

G1天皇賞(秋)のカイザーミノルは14着。前走G2毎日王冠で5着ではあったが本来は1400mベストのようなタイプ、積極的にハナを切ったが押し切れる相手でもなかった。19・20年とアーモンドアイによる連覇中のレースではあったがさすがに本年の出走馬には荷が重く連勝記録はストップ。

G2スワンSでは6番人気ステルヴィオが5着。昨年は休み明けで2着したレースでもあり本年はG3京成杯オータムハンデキャップを7着と一叩きされ、昨年から着順こそ下げたが通常実施の京都から阪神となっても入着、G1勝ち馬の地力は見せた。

日曜阪神メインOP(L)カシオペアSでは5番人気レッドガランが4着。1800mや2000mでも好走歴はあるが

このところ1600m戦に出走しておりベストはそちらとなるか、昨年も4着となったレースで20年OP(L)大阪城Sの1勝を含むOPクラス8度目の入着と堅実ぶりを発揮。

2歳OP(L)萩Sでは2番人気ダノンスコーピオンが勝利。6月阪神の新馬戦以来4ヶ月ぶりの出走は1番人気馬との一騎打ちとなって3着以下を大きく離しクビだけ差し切りとデビューから連勝。7頭立ての少頭数で未勝利馬も含まれた一戦ではあったが3番人気タガノエスコート4着、5番人気メイショウイヌワシと勝ち馬を含む出走3頭が入着。

2歳リステッドレースで勝ち馬を含む複数頭入着もあったが、この1勝のみという週間。前回から5000万ほどの加算で獲得賞金31億円を突破も、19・20年と産駒アーモンドアイが連覇した天皇賞(秋)実施週だけに同時期該当週のパワーダウンは否めず。

 

 

3位(3位)ハーツクライ(22億6868万7000円)(99勝)

アンダープロット(1勝クラス)、エシカル(1勝クラス)、キングオブドラゴン(1勝クラス)、マテンロウレオ(新)で4勝

賞金22億円突破

G1天皇賞(春)の7番人気ヒシイグアスは5着。3月のG2中山記念以来、本年はG3中山金杯も勝利しており東京も走るが中山で更に走るといったタイプ、8枠15番からの出走とこの条件に加え上位人気3頭がキッチリ力を出し切るレースとなって、良く走ったという評価に。さすがは本年のG2重賞勝ち馬といったところか。

G2スワンSのマイスタイルは10着、19年に3着しているレースだったが阪神向きでもなく今回はハナも切れず2番手からのレースとなって2桁着順に敗れたが勝ち馬とは0秒5差で駆けている。11番人気タイムフライヤーは14着、芝重賞勝ち馬ではあるが17年12月の2歳重賞G2ホープフルS1着というもので昨年はダート重賞で勝利しているように近年はダートにシフト、芝レース出走は19年2月のG2京都記念以来、芝では初の距離1400mも忙しく馬体重も前走から10キロ減、さらに内回りで大外18番枠それでいて勝ち馬から0秒9差とこれならば着順は度外視で良く走っている方だろう、とはいえ現状で芝のスピード比べに対応するとも思えず、やはりダートが良いのだろう。

2歳OP(L)萩Sでは4番人気クラウンドマジックが3着、前走OP野路菊Sも8頭立てで勝ち馬に離された2着だったが今回も離れた最後方から進め直線だけ伸ばすようなレースぶり、連対2頭から離されながらも3着争いを制して2走連続のOP特別3着内。

土曜阪神7レース1勝クラスでは3番人気キングオブドラゴンが勝利。19年11月中山の2歳未勝利戦以来となる通算2勝目。

土曜東京8レース1勝クラスでは単勝1.7倍の1番人気に応えて3歳牡馬のアンダープロットが勝利。道中離しての逃げ、4コーナーでは一旦引き付け直線では一旦2着馬に出られたような場面もあったがゴール前で差し返すようにしてハナ差の勝利。

日曜新潟8レース1勝クラスでは5番人気の3歳牡馬エシカルが勝利。3歳未勝利戦を勝ち上がれず1勝クラスに出走し、2着となった同じく未勝利の3歳馬との争いを半馬身差で制し初勝利。

土曜阪神5レース新馬戦では2番人気のマテンロウレオが勝利。直線最内の狭いところから抜ける勝負強さを見せデビュー戦を勝利、2着に8番人気ロマンシングブルーでハーツクライ産駒ワン・ツー。この勝利でパーソロンを上回り歴代種牡馬通算勝利回数で単独10位に浮上。

先週は土曜に阪神2勝、東京1勝、日曜は新潟で1勝と3場で勝ち馬を出しG1天皇賞でもヒシイグアスが入着。前回40万円弱まで迫っていたこともあり6900万ほどの加算で獲得賞金22億円突破。通算勝利回数で歴代単独10位となった週間で年間勝利回数100にもあと1と迫った。

 

 

4位(4位)キズナ(21億8066万3000円)(100勝)

先週は未勝利

G3ファンタジーSの4番人気シンシアウィッシュは4着。8月新潟の新馬戦勝利から挑んだが相手も強化され入着まで。

未勝利週で土曜はG3アルテミスSで入着馬は出たが3着内なし。日曜は2着1頭3着4頭は出たが入着は全て平場戦によるもの。G1秋華賞2着、G2富士S勝ち馬が出るなど、このところ3歳牝馬による重賞での大幅な賞金加算が見られ3位ハーツクライに迫ったが未勝利週で差を広げられた。

 

 

5位(5位)ルーラーシップ(20億9116万7000円)(111勝)

オードゥメール(未)、ワイドエンペラー(2勝クラス・本栖湖特別)で2勝

勝利数110突破

先週は2勝クラス本栖湖特別、未勝利で2勝。勝利回数110突破。

G1天皇賞(秋)の16番人気ムイトオブリガードは10着。一叩きされたものの距離も忙しい上に相手があまりにも強く上がり目も薄いと思われる7歳秋としてはマズマズの結果か。

G2スワンSの8番人気リレーションシップは7着。今回と同じ舞台となる阪神芝1400mで前走は3勝クラス特別を勝利、勢いに乗っての重賞初挑戦は入着にこそ届かなかったが内回りコースの最内枠からの発走も生かして好走。

G3アルテミスSの10番人気ヴァンルーラーは9着。新潟芝1600mの新馬戦はG3サウジアラビアロイヤルCでも2着したステルナティーアの3着、2戦目の未勝利戦を阪神で勝利して挑み後方から進めたが末脚不発。

日曜阪神メインOP(L)カシオペアSでは10番人気ヴァンケドミンゴが2着。本年に入って2桁着順も多く、休み明けからといったタイプでもないことから苦戦も予想されが勝ち馬と同タイムのクビ差2着に好走、これならば次開催となる得意の福島コース、昨年も2着したG3福島記念の有力馬にも名を連ねるか。

2勝クラス本栖湖特別では2番人気の3歳牡馬ワイドエンペラーが勝利。8頭立ての少頭数ではあったがジックリ構えて先に動いた1番人気馬を東京芝2400m戦で差し切り、前走1勝クラス金山特別から特別戦を連勝。

土曜東京2レース未勝利では2番人気オードゥメールが2戦目で勝利。9月中山の新馬戦3着からの勝ち上がり。このレースで石川騎手が通算200勝達成。

先週は土日に東京で1勝ずつの2勝。OP(L)カシオペアS、3勝クラス古都Sなどで8頭が2着と2着数は多い週間となって賞金加算にも貢献。

 

 

6位(6位)キングカメハメハ(19億6080万9000円)(90勝)

アオイクレアトール(3勝クラス・紅葉S)、キングサーガ(1勝クラス)、バイシュラバナ(2勝クラス・伊勢佐木特別)で3勝

勝利数90到達

賞金19億円突破

先週は3勝クラス紅葉S、2勝クラス伊勢佐木特別、1勝クラスで3勝。勝利数90到達。

G1天皇賞(秋)の12番人気ユーキャンスマイルは9着。19年天皇賞(秋)4着からも着順を下げているがピークを過ぎたような近走で、馬体重を絞って出てきたようだがここまで。

G2スワンSでは3番人気の3歳牡馬ホウオウアマゾンが3着、G1NHKマイルC9着以来およそ半年ぶりで前走からは22キロ増もNHKマイルカップは輸送もあって10キロ減、休み明けの成長分も考えれば結果からは適正体重だったようで上位入着となる好走、ハナを切って踏ん張ったが切れ味鋭い年長のディープインパクト牝馬に連対は譲ったとなるか。14番人気ファーストフォリオは6着、重賞初挑戦で実績もなかった阪神コース、強敵相手に健闘し入着まであと一歩。

日曜阪神メインOP(L)カシオペアSでは3番人気エアロロノアが5着。前走OP(L)ポートアイランドSを叩かれての出走は直線突き抜けるかといったシーンもあったが最後は止まって入着まで、相手も違うのだろうが条件戦を3連勝で突破した頃の勢いも現状では希薄か。

3勝クラス紅葉Sでは2番人気アオイクレアトールが勝利。前走佐渡Sでは大敗を喫してしまったが全12走で着外2回は芝1800m戦、今回勝利した芝1600m戦では全4勝を記録し2着4回3着2回の全3着内を継続。紅葉Sは19年レッドヴェイロン以来の産駒2勝目、2020年は実施がなく実施機会では産駒による連覇達成。

2勝クラス伊勢佐木特別では4番人気バイシュラバナが勝利。前走も東京ダート2100mの2勝クラスで同タイムながら3着と敗れていたがここはキッチリ差し切って特別戦初勝利、騸馬となってからも初勝利。1番人気ダノンブレット2着で産駒ワン・ツー。

土曜新潟6レース1勝クラスでは1番人気に応えてキングサーガが勝利。前走札幌ダート2400m戦2着からの勝利は19年11月京都の2歳未勝利戦以来となる2勝目。騸馬となってからは初勝利、産駒通算勝利数は2000を超えるがダート2500m戦は今回で産駒2勝目。

先週土曜は出走回数も多く特別戦複数勝利を含む3勝。日曜は新潟で出走がなく阪神・東京で2頭ずつの出走3勝クラス特別で白毛のシロニイ、OP(L)カシオペアSで入着馬は出たが天皇賞(秋)のユーキャンスマイル着外も含め日曜は未勝利。週間では8500万ほどの加算で獲得賞金19億円突破。

 

 

7位(8位)エピファネイア(18億2162万6000円)(77勝)

エフフォーリア(G1・天皇賞(秋))、ギャラクシーエッジ(1勝クラス・聖籠特別)、サークルオブライフ(G3・アルテミスS)で3勝

賞金17億・18億円突破

先週はG1天皇賞(秋)、G3アルテミスS、1勝クラス聖籠特別で3勝。

G1天皇賞(秋)では3番人気の3歳牡馬エフフォーリアが勝利。G1日本ダービー2着以来の一戦は直線で前を行く5歳牝馬のマイル女王のグランアレグリアを捉え先頭に立ち最後は追い込ん出来た前年の三冠馬の4歳牡馬コントレイルを1馬身差で2着に抑え現役古馬のトップホースを撃破して3歳馬による古馬混合G1制覇。3歳馬による勝利はグレード制実施の1984年以降では1996年バブルガムフェロー、中山実施の2002年シンボリクリスエス(種牡馬エピファネイアの父)以来3頭目(他に出走8頭中5頭が3歳馬だった1937年の第1回ハツピーマイトが3歳で勝利、1939年~1986年は現行の方式による3歳馬の出走は不可)。

G3アルテミスSでは7番人気サークルオブライフが勝利、本年は全て1勝馬の重賞初出走というメンバーだったが前走中山の牝馬限定未勝利勝ちから、前を行く2頭をゴール前で捉える鮮やかな差し切り。8番人気シゲルイワイザケは3着、出走メンバーで唯一の1勝クラス特別出走経験馬でもあり前走の牝馬限定1勝クラスサフラン賞3着から、先行して上位に傾れ込み。1番人気フォラブリューテは5着、8月新潟の新馬戦では2着に4馬身差の勝利、ルメール騎手ということもあって人気を集めたが中位のまま伸びきれないような結果に、初戦こそ強烈な決め手を発揮したが基本的には古馬になってからの血統だろう。6番人気ミントは7着、8月新潟の新馬戦3馬身差の勝利から挑みここは世代のエピファネイア産駒既走馬が集結したような形となって好結果を残したがこちらは着外に、この馬もこれで終わることはないだろうが東京への輸送なども含め現状ではまだ課題を残すといえるか。昨年は後のG1勝ち馬で桜花賞馬ソダシ・オークス馬ユーバーレーベンも出走するレースで3着馬テンハッピーローズを出し、本年は4頭の出走で勝ち馬を含め3頭入着と前年を大きく上回る好結果、2歳リーディング部門では首位ドゥラメンテに次ぐ2位に浮上。

1勝クラス聖籠特別では3歳牡馬の3番人気ギャラクシーエッジが勝利。3歳未勝利戦で3走連続1番人気に推されたが勝ち上がれず格上挑戦の身ではあったが後方から鮮やかに差し切り、当日6勝と絶好調であった菅原明騎手の同日5勝目がこのレースとその勢いも駆ったか、ディープインパクトなど活躍馬が輩出する祖母ウインドインハーヘア経由Highclereの一族。

先週はG1天皇賞(秋)1着のみで1億5300万ほど、G3アルテミスSでは1-3-5着馬を出して4000万ほどの獲得があり前回からは2億1600万ほどの加算。獲得賞金17億円を超えて18億円も突破、オルフェーヴルを逆転し順位8位に浮上した。前回で年間獲得賞金キャリアハイの年度は確定したが年間獲得賞金17億円以上の突破は初めて。

 

サークルオブライフがアルテミスSを勝利

G1皐月賞エフフォーリア以来の本年重賞4勝、通算7勝

サークルオブライフは重賞初出走・初制覇(デビューからは3戦2勝)

産駒の2歳重賞およびアルテミスS制覇、産駒年間重賞4勝以上などは初めて

19年産・現2歳世代初勝利で産駒デビューの19年から3世代連続重賞勝利

 

エフフォーリアが天皇賞(秋)を勝利

G3アルテミスSサークルオブライフから土日連続重賞制覇の本年重賞5勝、通算8勝

エフフォーリアは21年G3共同通信杯、G1皐月賞以来の重賞3勝、G1通算2勝

産駒の天皇賞(秋)制覇は初めて

G1制覇は皐月賞エフフォーリア以来の本年2勝、通算5勝

週間複数重賞制覇は初めて

 

 

8位(7位)オルフェーヴル(17億1954万2000円)(87勝)

ショウナンナデシコ(3勝クラス・西脇S)、セウラサーリ(2勝クラス)、メロディーレーン(3勝クラス・古都S)

賞金17億円突破

先週は西脇S・古都Sで3勝クラス2勝、2勝クラスの3勝。

G2スワンSのギルデッドミラーは11着。着順ほど負けてはいないが折り合いに苦労したのか後方よりのインで厳しい位置取りとなって最後も捌くのに苦労したか伸びきれない結果に。

3勝クラス西脇Sでは3番人気ショウナンナデシコが勝利。直線馬群を割るように抜け出しての特別戦初勝利でOP入り、過去4勝は全てダート1800m戦で今回勝利した阪神ダート1800mでは3勝。

3勝クラス古都Sでは4番人気メロディーレーンが勝利。G1宝塚記念11着以来4ヶ月ぶりの出走で前走から10キロ増も太め感はなく当日馬体重は354キロ、レースに行くと最後の直線で前を行く馬を捉え差し切っての勝利。本年は阪神芝3000mで実施のG1菊花賞を半弟タイトルホルダーが勝利しており同じ舞台できょうだいが2週続けて勝利、19年菊花賞5着の実績もあり長丁場での強さを存分に発揮した。

土曜阪神8レース2勝クラスでは2番人気セウラサーリが勝利。前走の2勝クラス城崎特別2着以来4ヶ月ぶりの出走となったが平場戦に回ってキッチリ勝ち切った。

先週の3勝は全て阪神のレース、3勝クラス特別2勝と2勝クラスの勝利で前回から4900万ほどの加算で獲得賞金17億円突破。出走頭数も多くはない中で内容も濃かったがG1勝ち馬および2歳牝馬G3重賞勝ち馬などを出し、一気に伸ばしたエピファネイアに交わされ順位は8位に後退。

 

 

9位(9位)ダイワメジャー(15億3972万1000円)(72勝)

ビヨンドザタイム(未)で1勝

先週は未勝利で1勝。

G2スワンSでは17番人気ガゼボが12着。リステッドレースでの好走歴はあるが6歳秋の重賞初挑戦で後方から伸びずに終わってしまった。

G3ファンタジーSの9番人気トーセンシュシュは10着。11頭立ての10着と力を発揮できなかったが頭数の割に精鋭が揃った本年のメンバー、出走全馬に共通するがキャリアも浅く次走以降の巻き返しはまだまだ可能だろう。

OPオータムリーフSでは4番人気アヴァンティストが3着。G3重賞を含む4走連続ダートOPクラス入着。

土曜東京2レースでは5番人気ビヨンドザタイムが2戦目で勝利。4回東京開幕週の新馬戦4着からの出走で最後は前を行くワールドコネクターに並びかけ1着同着で初勝利。母は先月亡くなった99年G1オークス勝ち馬ウメノファイバー。

先週は2歳未勝利戦の1勝のみ、それも同着の1着と獲得賞金を大きく伸ばす週間にはならず。日曜東京は1頭の出走しかなかったが、週間唯一の勝ち馬ビヨンドザタイムでもあった。今回で7位となったエピファネイアとは今月半ばまで接戦を繰り広げていたが、ここ2週のG1菊花賞・天皇賞(秋)でエピファネイアに大幅な獲得賞金があり大きな差を付けられてしまった。

 

 

10位(10位)ヘニーヒューズ(13億8239万円)(82勝)

アドマイヤアルプス(2勝クラス・河口湖特別)で1勝

先週は2勝クラス河口湖特別で1勝。

OPオータムリーフSでは2番人気スマートダンディーが2着、直線先頭に立ち勝利したかと思われたところをゴール前で勝ち馬にクビだけ交わされ惜しくも連対まで、勝ち馬とはハンデ差3キロでこれも響いたか。3番人気スマッシングハーツは5着、前走3勝クラス夏至Sの勝利から4ヶ月半ぶりとなるOPクラス初挑戦で掲示板確保の好走。

日曜東京最終レース2勝クラスでは1番人気に応えてアドマイヤアルプスが勝利。大外枠からの出走馬が後続をやや離して逃げる展開となったが、3番手から進め直線あっさり抜け出し2着に3馬身半差の快勝。特別戦は初出走で初勝利。

先週は日曜東京で1勝。未勝利週に終わりそうだったところ週間最後の実施レースで勝ち馬を送り出した。

 

 

◆中央競馬歴代勝利数1000以上種牡馬 
1位サンデーサイレンス2749勝
2位ディープインパクト2482勝(7)
3位キングカメハメハ2063勝(3)
4位ノーザンテースト1757勝
5位ブライアンズタイム1711勝
6位フジキセキ1527勝
7位クロフネ1464勝(0)

8位サクラバクシンオー1435勝(0)
9位ライジングフレーム1379勝
10位ハーツクライ1276勝(4)

11位パーソロン1272勝

12位ヒンドスタン1258勝
13位マンハッタンカフェ1158勝(0)
14位ダイワメジャー1139勝(1)

15位トサミドリ1135勝

16位ステイゴールド1134勝(0)

17位ダンスインザダーク1110勝

18位シンボリクリスエス1076勝(1)

19位ネヴァービート1064勝

20位トニービン1054勝
21位ゴールドアリュール1044勝(0)

22位アフリート1040勝
23位チャイナロック1012勝


ネオユニヴァース922勝(0)
ロードカナロア622勝(1)

ルーラーシップ539勝(2)

ハービンジャー523勝(0)
キンシャサノキセキ441勝(1)

へニューヒューズ375勝(1)

オルフェーヴル374勝(3)

キズナ244勝(0)
エピファネイア174勝(3)

ドゥラメンテ107勝(3)

モーリス106勝(1)

※2021年10月31日現在

 

 

◆今週の重賞

●アルゼンチン共和国杯(G2 東京芝2500m)

●みやこS(G3 阪神ダート1800m)

●京王杯2歳S(G2 東京芝1400m)

●ファンタジーS(G3 阪神芝1400m)

 

 

◆他OP特別

●阪神

なし

●東京

なし

●福島

なし


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