●1位(1位)ディープインパクト(50億4079万8000円)(167勝)
先週は京都大賞典をマカヒキ、サウジアラビアロイヤルCをコマンドラインで2重賞制覇、毎日王冠で勝ち馬は出ませんでしたが2着ダノンキングリー、3着ポタジェで上位入着馬を出して獲得賞金50億円突破。
G1実施のない週間で2億円超えと勝利回数自体は少なかったのですが、さすがディープインパクトといったところでしょう。
昨年の獲得賞金50億円突破は本年と同じく3日間開催だったローズS・セントライト記念などの実施週でペースは悪く前回も記したようにスプリンターズステークス分がそっくり減って本年は先週2重賞制覇とカバーしましたが秋華賞は昨年2・3着馬を出し、2週前登録のあった菊花賞も昨年は二冠馬コントレイルが勝利も本年は日本ダービー馬シャフリヤールが神戸新聞杯のダメージもあったか登録なし。などと昨年同時と比較してもここ数週の重賞およびG1レースでは苦戦が見込まれます。
前回記事でマカヒキは全くノーマーク、毎日王冠はヴァンドギャルドに気があるような論調、サウジアラビアロイヤルCはステルナティーア本命とディープインパクトに関しては上手く見られず。東京開催も始まってもっと伸びるとも思ったのですが。2歳リーディングも序盤は出足が悪かったのですがコマンドラインの重賞勝利などで一気に2位まで浮上し1位ドゥラメンテには900万ほどの差まで迫っています。
マカヒキに関してはもうわからないというか、牝馬上位の現状でその強い牝馬がオールカマーの方に出走、その下のランクが府中牝馬Sに回るといったことで勝てただけでしょう。牡牝を問わずに1番強いのがクロノジェネシス、2番目がラヴズオンリーユーなんでしょうけどここらが海外G1出走の秋スタート、国内戦からだとしてもプレップのG2は使わなかったと思われますが。2着が弱い4歳の中ではマシなアリストテレス、3着が7歳キセキなので。マカヒキ・キセキともにクラシック勝ち馬で古馬になってから勝たなくなったような戦績で良く頑張っているのですが、頑張らないだけにこれだけ長く使えるとも。
毎日王冠の58キロダノンキングリーはゲートで失敗して騎手が道中デタラメに動いて、直線でも相変わらずスクワットというか重心を後方に掛けてデタラメな騎座で大暴れしてブレーキ掛けまくっていたのでシュネルマイスターが勝つブックだったのでしょう…ブックの真偽はともかくシュネルマイスターは秋になって更に強くなっていると感じました、ただダノンキングリーに2キロ貰ってクリストフが直線ギリギリまで待って外に持ち出されてスムーズに動いたのとダノンは騎手のそれなので。ポタジェは3着以内を外していない馬で距離もベストではないと思うのですがここでも好走、ヴァンドギャルドは総合記事でも書いたようにドバイターフは相手が軽かっただけのようですBC行っても無理でしょうけど相手が軽いのならドバイターフぐらいは?カデナは開幕週で早い決着の東京向きではないでしょうがゲートを出てダノンキングリーにぶつけられたのがカデナなので。
コマンドラインは時計も遅いですし大して強くないと思いますが弱くもないので、競馬が上手なタイプですかね。ここもクリストフと他の騎手で差が出たようですけど東京マイルで連勝も距離はあった方が良いとのことでホープフルSに向かうとか。
今週の重賞はG1秋華賞、G2府中牝馬S、G2東京ハイジャンプ
秋華賞には前走G3紫苑S3着で優先出走権を得たミスフィガロ。G3クイーンCで重賞1勝、G1桜花賞4着、前走G1オークス2着のアカイトリノムスメが出走予定。G3フラワーC2着、前走G2ローズS7着エンスージアズムは登録時3/4の抽選対象で最大3頭が出走予定。
この中ではアカイトリノムスメで4番人気か5番人気ぐらいでしょうか。桜花賞4着・オークス2着なので本年の牝馬クラシックでは1番安定していたとも言える成績。オークス以来ということよりもクリストフが捨てて横山武も乗らずに戸崎圭太とこれが。未勝利とG3クイーンCを戸崎でも勝っていて距離はオークス、阪神も桜花賞の結果で問題はないのでしょうし崩れなさそうですが勝ち切るイメージもないというか。
ミスフィガロは馬体重も気になりますが追い込み一辺倒なので内回りでそれが嵌るか、京都内回りはそのパターンもかつてあったレースといっても阪神なので。
アカイトリノムスメは東京向き、ミスフィガロは中京・新潟で勝利とどちらも左回り向きのような実績も。金子真人HDのノーザン生産馬なのでそこは怖いとも。
エンスージアズムは出走すればということですが3/4抽選なのでその可能性も高く、オークスは距離だったのか途中でバテて最下位ですが桜花賞とローズSはそれぞれ0秒9差8着、0秒8差7着なのでザックリやれば1600m~2000mの世代限定重賞でこの程度走るのでしょう、重賞未勝利の騎手ですしそれ以上となると厳しそうですが。
産駒が勝利すれば5勝目で京都以外では初実施。阪神自体は問題ないのですが内回りはあまり良くないかと。この条件で強いステゴ産駒でもいれば別ですが、そうでなければ阪神内回りをそれほど気にすることもないでしょうか。
府中牝馬Sはサトノダムゼル、デゼル、サンクテュエール、ドナアトラエンテ、マジックキャッスル、リアアメリア、レッドベルディエスの7頭が出走予定。これだけいれば何か勝ちそうということでマジックキャッスル、ところが勝たない2着キャラのこれまで重賞2着5回、かなり割れたオッズで1番人気も想定され非常に難解な一戦だと。昨年は8頭立てだったのですが産駒の結果は1番人気ラヴズオンリーユー5着、2番人気ダノンファンタジー6着も7番人気サラキア1着で結局ディープインパクト勝利の8頭立て7-6-8番人気決着。サラキアはその後G1エリザベス女王杯、有馬記念も2着。
次回想定として51億は超えそうですが、52億以上となると重賞次第。秋華賞1着で1億円、クラシックではないので付加賞はそれほどなく1億500万弱でしょうけど勝たないという想定、府中牝馬Sも含めて入着馬は出そうですが勝たなそうといった具合の51億円台後半程度という見立てで。
●2位(2位)ロードカナロア(28億7171万9000円)(135勝)
先週は2頭勝ち馬も出ましたがサウジアラビアロイヤルCのステルナティーアで、勝つと見ていたのですが騎手コメでもあったようにモタモタしていたら勝ち馬に行かれてドスローで散歩させて来ただけ。判断の差で負けたと言っているのですが道中も全く折り合わず相変わらず仕掛けてから推進させずにハミで遊んでいるだけなので(やることはやっているとアピールしているのだと思われれます)。大きいところも勝ちますし既に年間100勝もクリアしているので、エージェントが優秀というかノーザンの馬が強いだけでしょう。
秋華賞は産駒登録なし。
府中牝馬Sにはブランノワールが登録。阪神外回り向きの馬でどうかというところですが東京は初出走なので合うようならば、このところ東京は開幕週でも前残りオンリーの傾向でもないようなので脚質などから向いても。あとは力関係でしょう。
昨年はこの週に5勝し府中牝馬Sでも入着馬を出して30億円突破となりましたがOP特別でも入着馬を出していたので、本年も登録馬が見られるリステッドレースのオクトーバーSや信越Sで賞金加算があれば。
●3位(3位)ハーツクライ(20億4845万5000円)(90勝)
3場開催になっても未勝利でこのところ元気がないですかね、先週も1500万円ほどの賞金加算でした。
秋華賞には1頭登録も非抽選馬対象。出走馬決定賞金順18位タイで例年ならばまだ可能性もあったのですが本年はフルゲート16頭なので。
府中牝馬Sにはシャドウディーヴァが出走予定クラヴァシュドールの登録もありますが、こちらも非抽選馬対象でオクトーバーSに兼登録。
シャドウディーヴァは重馬場になった8頭立てで昨年2着、勝ち馬は上記サラキアで3馬身離されましたが連対確保。昨年は上位人気馬と下位人気馬の着順が入れ替わるような決着でありフルゲートが見込まれる本年は馬場も含め全く違うレースになると思われますがシャドウディーヴァ自体は安定しており1600m~2000mまでは崩れないタイプ、このところ1走置きに入着と着外を繰り返す、連続好走しないというよりは相手関係などで結果的にそうなっているだけですが踏襲されれば今回は来る番なので。
●4位(4位)キズナ(19億3081万7000円)(92勝)
先週は1勝でハーツクライを追うよりも先週で4位キープが怪しい状況に。先週は重賞登録馬なしでしたが今週は重賞に有力な登録馬もいますので。
秋華賞にはG3フェアリーS、G3紫苑Sで重賞2勝、G1桜花賞3着、前走G3紫苑Sで優先出走権を得たファインルージュが出走予定。OP(L)忘れな草賞勝ち馬で前走G1オークス11着のステラリアは登録時3/4の
抽選対象で最大2頭が出走予定。
ステラリアは抽選でオークス13着以来、海外騎乗からの隔離期間が14日から10日になって豊さんが乗れるようにもなりましたが登録2頭の比較では当然ファインルージュの方でしょう。福永がアンドヴァラナウトになってクリストフが回って来たのもプラス、こちらはサトノレイナスがいるから乗らなかったようなことでしょうし未勝利・G3フェアリーSでは勝利して騎手成績[2-0-0-0]。オークスは距離だと思いますし2000mの紫苑Sは完勝としても良いレースぶりでこの距離なら。
府中牝馬Sにはアカイイト、アブレイズ、スマートリアン、マルターズディオサの4頭が登録。ディープインパクト項でも書きましたがどの馬も勝ちそうであり負けそうなメンバーといえそう、本年の府中牝馬S自体が確たる軸のないそのような登録状況とも。
●5位(5位)ルーラーシップ(19億2826万円)(104勝)
先週は3勝クラス勝利など5勝と前回未勝利週だった分をキッチリカバーしたでしょう、種牡馬成績におけるバウンスバックです。
京都大賞典のキセキも良く頑張ったと思うのですがマカヒキがもっと頑張ったというか上で書いたようにこのランクのベテラン勢が上位のレース、相手関係から昨年2着の方が価値もありそうですが。
そのようなことで、あと1勝から前回足踏みしてしまった年間100勝クリア。獲得賞金19億円突破でキズナに迫ってその差は250万円ほど。重賞登録状況から今週はキズナ優勢なのでどこまで堪えられるか、終わってみないことには週間の結果もわからないものですが。
秋華賞にはG3フラワーCで重賞1勝、前走G3紫苑S13着ホウオウイクセルが出走予定。桜花賞も9着で常識では無理ですがG3フェアリーSはファインルージュの2着。前走は最速上りを計時していますがゲートで立ち上がり大きく出遅れて最後方から付いて回って数頭交わしただけといったレースぶりなので、オークスをスキップした桜花賞以来で24キロ増なども動けなかった原因でしょうけどとにかくゲートが酷すぎ、これをまたやられてしまうとどうにもならないので先ずはゲートを普通に出て、それでどこまで。メジロの肌にルーラーシップと阪神の方が合いそうにも感じますがこれだったら秋華賞より本年は牝馬の登録も見られる菊花賞向きとも?
府中牝馬Sには産駒登録なし
東京ハイジャンプにはキタノテイオウが登録
●6位(6位)キングカメハメハ(17億9654万5000円)(85勝)
先週は2勝クラス特別など3勝。
京都大賞典の2番人気ヒートオンビートは着外で、このランクが走らなかった今年のレースというだけでしょうが休み明けでかなりイレ込んでいたようにも見えました。
毎日王冠ではダイワキャグニーが4着、ベスト条件の東京芝1800mでは未だに強く良く頑張っていますが連対2頭だけ強かったような気も。
勝ち馬では2勝クラス特別勝利のククナ。牝馬限定戦で同じ3歳モリノカンナチャンとのマッチレースを制しましたがG3アルテミスSソダシの2着、G3シンザン記念4着、G3クイーンC3着、G1桜花賞6着、G1オークス7着からなので秋華賞に出走しても有力だったでしょう、アールドヴィーヴルとさほど変わらない実績なので。
秋華賞には前走G2ローズSで重賞1勝、G2ローズS1着で優先出走権を得たアンドヴァラナウト。前走G2ローズS3着で優先出走権を得たG1桜花賞5着、G1オークス5着のアールドヴィーヴルが出走予定。OP(L)エルフィンS勝ち馬で前走3勝クラス納屋橋S2着サルファーコスモス、OP(L)スイートピーS勝ち馬でG1オークス4着、前走G2ローズS12着タガノパッションの2頭は登録時3/4の抽選対象。登録時3頭出走確定、最大4頭が出走。
アンドヴァラナウトはローズS勝ち馬で最重要TR勝ち馬ですから有力でしょうけど、近年はオークス直行組か紫苑S組優勢。このローテでは阪神⇒京都が通常年で距離も違いますし、本年は距離こそ同じですが左回り中京から阪神内回り。阪神自体は未勝利勝ちをしていますが連勝中の近走は新潟・中京の左回り、強い馬というよりはゴーサインに即反応し非常にスムーズな加速をするタイプと見てコース適性にやや不安も。回りは微妙ですが反応の良さなどから内回り自体は合いそう?
アールドヴィーヴルはローズS3着から。G3クイーンCはアカイトリノムスメの2着、G1桜花賞5着、G1オークス5着と実績は上位。この馬の場合は馬体重で446⇒428⇒422⇒422⇒430と推移して、ここが問題となるでしょう。それで走っていますので大丈夫という気もしますし桜花賞⇒オークスのG1連戦で関東に持ってきても増減なし、前走も休み明けで増えていましたから今回更に増えていても。週の始めには増えているようなコメも出ていて今回は関西エリアの阪神。初戦は京都ですが内回り、この時には世代のトップになるとも思ったのですがそのようなことから内回り適性があっても。勝ったら勝ったでバレークイーンがどうとか後付けでやっとけば良いので、勝てば厩舎は重賞初勝利でG1制覇。
サルファーコスモスは抽選組。前走はOP(L)エルフィンS1着後の骨折休養明け、そのような状態で3勝クラス2着なのでかなり強い馬と見ていただけに些かガッカリしたところも。
タガノパッションも抽選組でOP(L)スイートピーS勝ち馬でG1オークス4着も前走G2ローズSが12着。前走はゲートでゴネて終わってしまいここが解消されていれば。3歳3月デビューでしかもこれが3月30日なのでほぼ4月のデビューから初戦を落として2戦目の未勝利勝ちからスイートピーSを勝ってオークス4着、オークス上位馬は連対2頭が直行し3着ハギノピリナも4着タガノパッションもTRで大敗してオークス3着以下の上位馬は後方からやっただけの展開が嵌ったようなところも。前走は休み明けでしたが煩いところを出したのも詰めたローテのダメージだとしたら巻き返しは疑問。
抽選は3/4ですが4頭中2頭がキングカメハメハ産駒なので、このまま出馬となってもどちらかは確実に出走。当然2頭とも出走というケースも。
府中牝馬S、東京ハイジャンプには産駒登録なし。
~母父部門~
1位キングカメハメハ 26億201万8000円
2位ディープインパクト 23億4240万2000円
3位クロフネ 18億4272万4000円
4位サンデーサイレンス 17億8316万円
5位シンボリクリスエス 15億4635万2000円
キングカメハメハは3勝クラス勝ち馬など4勝。3勝クラス勝ち馬はハービンジャー産駒コトブキテティスで1勝クラスからは東京芝2400mで3勝、だからといってジャパンカップを勝つとも思えませんが、アルゼンチン共和国杯や目黒記念ともなりそうですが東京芝2400mと2500mでは求められるものも割と違うので、だからこそジャパンカップでしょうか?OP(L)グリーンチャンネルC1番人気のスマッシャー(父マジェスティックウォリアー)は意外な敗戦で本年G3ユニコーンSの勝ち馬が54キロで離された7着、ダート1400mの方が良さそうなタイプでもあり休み明けで動けなかったにしても負けすぎだと。今年の3歳ダートのレベルは相当低そうなのでユニコーンS自体は時計が優秀も重馬場で力負けだったでしょうか。
ディープインパクトは3勝で前記ククナなどが勝利。京都大賞典では2着アリストテレス、3着キセキが好走し2番人気ヒートオンビートは着外。
クロフネは3勝しG3サウジアラビアロイヤルCのスタニングローズが3着、父はキングカメハメハ。
SSは3勝クラスなど2勝。
秋華賞では母父キングカメハメハがアカイトリノムスメ、ソダシ、ミスフィガロ。母父ディープインパクトがアンドヴァラナウト、アールドヴィーヴル、スライリー。母父クロフネがスルーセブンシーズ。母父シンボリクリスエスがタガノパッション。有力馬も多くキングカメハメハ×ディープインパクトもしくはその逆もいて変動もありそうですが賞金差が現状は大きいことから順位変動はないのが現実的でしょう。
●7位(7位)オルフェーヴル(15億8656万6000円)(81勝)
先週はOP(L)グリーンチャンネルCと未勝利の2勝。グリーンチャンネルCはスマッシャーが負けた印象も強いのですが勝ち馬ヘリオスは東京ダート1400mのOP特別2勝目で単にこの馬が強く、コース適性も高かったといえそうです。
未勝利勝ち馬が出たということで10月になってやっと2歳戦でも勝ち馬が出ました。トップ10内種牡馬でも2歳部門では最下位ですし来年の3歳戦も心配になってしまいますが、この世代は登録数なども少なくなった世代で来年の2歳は更に激減、その次の世代で回復するといった登録数(種付数)なので一旦トップ10内から落ちるということも?
秋華賞にはG2フローラS2着、前走G3紫苑S15着スライリーが出走予定。G2フローラSだけ他馬の進路を塞ぎつつ2着しただけのような重賞実績で前走G3紫苑Sも15着と抽選の条件馬よりも真っ先に消せそうなのですが本年は阪神内回りのステイゴールド系ということならば、それならそれで違うステイゴールド系に有力馬もいますのでそちらが注目かと、ユーバーレーベンとスルーセブンシーズですね。
府中牝馬Sにはアンドラステ、セラピアが登録、ホウオウピースフルは非抽選馬対象。川田将雅がデゼル想定で誰が乗るか岩田望だと厳しいとか?
セラピアはOPクラスで全く実績がなく上位進出は難しいでしょう。
●8位(8位)ダイワメジャー(14億5253万6000円)(69勝)
先週は1勝だけでしたがOP(L)オパールSで勝ち馬を出すなどで8位をキープ。オパールSは過去も勝ち馬を出しており阪神実施になって向いたというよりは開幕週の馬場で内枠から先行したことやハンデ差などが本年1着サヴォワールエメの勝因と思われます。
秋華賞には産駒登録なし。
府中牝馬Sにはシゲルピンクダイヤが出走予定。昨年は8頭立て7着、これをどう解釈するかはここまで何度触れた通りでこの馬の場合は馬場でしょう。昨年の中京芝2000mの中日新聞杯で2着はありますが実際は距離も長く輸送でイレてしまいますから関東エリアのレースというのも良くないでしょう。東京でもG1ヴィクトリアマイルでは5着と好走も見られますが走ったり走らなかったり安定しないタイプなので。
東京ハイジャンプにはクラウンディバイダが登録。前走で未勝利勝ちした障害重賞初挑戦なのですが未知の魅力というよりは入障後10戦以上して、障害ではどちらかといえ前走勝利した中山向きの実績。
ここは重賞勝ち馬や重賞上位入着経験馬も揃いますし16・17年勝ち馬オジュウチョウサンの復帰戦なのでそこが注目でしょう。昨年勝ち馬で障害G1連勝中のメイショウダッサイが休養に入りましたので今後の障害戦線を占う上でも重要な一戦になるでしょう(本当かよ?)。
●9位(9位)エピファネイア(14億2046万5000円)(68勝)
先週は3勝で獲得賞金14億円突破。新馬戦2勝などもありましたが京都大賞典アリストテレスの2着でしょう、このところ重賞でもう1つといった成績だったので良く戻したともいえますし高齢馬が上位のレースで勝ちきれなかったとも。ここからジャパンカップに向かうようですが東京実績もなく走るイメージもないので、続けて有馬記念に出ればそちらの方が走りそうにも思えますが。
今週の重賞は産駒登録なし。
昨年デアリングタクトが勝利して無敗の牝馬三冠を決めた秋華賞は本年産駒出走なし。
●10位(10位)ヘニーヒューズ(12億7112万5000円)(77勝)
前回モーリスに差を詰められ11位との獲得賞金差が1億円を割り込みましたが先週は3勝、モーリスも3勝したのですが入着数の差などで差を広げられ順位は変わらず。
総合記事でモーリスの通算勝利数に誤りがあったので修正しましたが先週で通算100勝突破の現在101勝。種牡馬同期のドゥラメンテも先週で100勝突破して現在通算101勝となっています。
今週の重賞は産駒登録なし。
・11位以下秋華賞産駒登録有力種牡馬
16位(16位)ゴールドシップ(7億3469万6000円)(25勝)
前走G1オークス1着ユーバーレーベンが出走予定。
あまりにも簡素なのでもう少し書きますとG3札幌2歳Sでソダシの同タイム2着、G1阪神ジュベナイルフィリーズでも1着ソダシ、2着サトノレイナスから0秒1差3着、G3フラワーC3着、G2フローラS3着からG1オークス1着で1度だけ3着を外したアルテミスS(9着)が柴田大、フラワーCが丹内と騎手で着順を落としているところもあるのですがオークスを勝ったミルコで阪神ジュベナイルフィリーズ3着、フローラS3着にもなっているので、オークスもそうなのですが基本的には後方からやって嵌るかどうかのタイプ。これが内回りになって届かない怖れもありますがこの条件で強いステゴ系、ただし強いのはステイゴールド直子であってゴールドシップでもそうなるかは別、ここはドリームジャーニー産駒のスルーセブンシーズも共通でしょう。
勝つのならばエイシンヒカリやクールキャットなどが行ってソダシがその後ろ辺りに付け前掛かりとなって先行勢壊滅ならオークスのようなパターン、スローになって上り勝負で台頭のどちらかでしょう。
想定騎手ミルコの場合はオールカマーのグローリーヴェイズのようなこともありそうですがG1の有力馬なので考え難く後方待機と見るのが妥当でしょう。枠は真ん中辺りがこれまでの傾向からは良いようです。
17位(20位)クロフネ(6億8196万6000円)(28勝)
20年G3札幌2歳S・G3アルテミスS・G1阪神ジュベナイルフィリーズ、21年G1桜花賞・前走G2札幌記念でG1レース2勝を含む重賞5勝の白毛馬ソダシが出走予定。前走OPケフェウスS3着マリアエレーナは登録時出走馬決定順18位で非抽選馬対象。
こちらはソダシで、おそらく1番人気。阪神も問題なく2000mも札幌記念で克服、このローテは異例ですが距離は問題ないでしょう。オークスは8着でしたが距離というよりは展開が合わず後方勢に利があったレースで阪神外回りマイルを凄まじい時計で勝っていますが本来はこのコースがベストとも思えます、晩年のクロフネ産駒なのでスピードがなく距離はあった方が良い、というのを基本線に考えますが桜花賞もあの時計ですし色々な要素を含めて良い意味で規格外の競走馬ですからクロフネの傾向には当て嵌めない方が良いでしょう。京都は下り適性が重要なのでなんともいえませんが京都芝2000mよりも阪神芝2000mがより良いタイプで、負けるとすればハイペースを潰しに行ったところを差し込まれるパターン。
ザックリやれば前目の桜花賞馬ソダシ、後方のオークス馬ユーバーレーベン、抜群の反応を見せるローズS勝ち馬アンドヴァラナウト、安定のクラシック2戦入着アカイトリノムスメ、アールドヴィーヴル、一発あればTR紫苑S好走組ファインルージュ、スルーセブンシーズ、ミスフィガロ。そのようなことからソダシ本命予定も自信はあまりないというのが個人評。
●今回は以上です
以上