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中央競馬2歳リーディングサイアー(6月6日現在)

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1位エピファネイア(1勝)(880万)

2位アメリカンペイトリオット(770万)※新種牡馬

3位クロフネ(1勝)(700万)

3位ディープインパクト(1勝)(700万)

3位モーリス(1勝)(700万)

6位キングカメハメハ(460万)

7位アメリカンファラオ(280万)

7位ストロングリターン(280万)

7位ドゥラメンテ(280万)

7位ハーツクライ(280万)

 

11位ノヴェリスト(250万)

12位シルバーステート(220万)※新種牡馬

13位ダイワメジャー(180万)

13位ワールドエース(180万)

15位バゴ(110万)

15位ハービンジャー(110万)

15位マジェスティックウォリアー(110万)

18位オウケンブルースリ(70万)

18位ザファクター(70万)※新種牡馬、単年リース供用

18位ドゥラメンテ(70万)

 

~先週の勝ち馬~

・クラウンドマジック(牡 加用)

4回中京1日芝1600m 新馬 タイム:1分36秒0(良)

エピファネイア×クラウンドジャック(ヴィクトワールピサ)

母クラウンドジャックは2歳未勝利の1勝、本馬は2番子。祖母ゴールデンジャックは94年G2東西4歳牝馬特別(現・G2フィリーズレビュー・フローラS)で重賞2勝、G1オークス2着。おじに03年G3京都金杯など重賞3勝サイドワインダー、近親に地方ダートG1勝利のスターリングローズ、ミツバ、11年G3武蔵野S勝ち馬ナムラタイタン。

12頭立て7番人気で出走したレースはゲートを出ないような形で最後方から、行き脚ついて道中は後方2番手そのまま直線に向き馬場の外に持ち出されると前を捉えて最後は2着にクビ差の差し切り。豪快な勝ちぶりで19年産現2歳最初の中央新馬戦を勝利し世代勝ち馬第1号となったがゲートも悪く前が止まる差し決着になったことなどかなり恵まれただろうか。前日までの降雨もあり芝は稍重スタートの当日に勝ち上がったが前捌きから本来道悪は良くないと思われる、それでいてこの馬場でいきなり決め手を発揮した辺り実戦向きといった評価も出来るだろうか。

 

エピファネイア産駒初勝利で産駒デビューの19年から3世代連続勝利。20年2歳戦3億2604万9000円獲得(23勝)、5位。2019年新種牡馬2位。昨年の2歳戦からはG3共同通信杯1着、G1皐月賞1着、G1日本ダービー2着エフフォーリアなど。

 

・コマンドライン(牡 国枝)

3回東京1日芝1600m 新馬 タイム:1分35秒4(良)

ディープインパクト×コンドコマンド(ティズワンダフル)

母コンドコマンドは14年米G1スピナウェイS(2歳牝ダート7f)など重賞3勝の5勝馬、本馬は3番子で全兄に21年G2マイラーズCなど重賞2着3回の現1勝アルジャンナ。

単勝1.1倍の断然人気で出走したレースは、ややクビを上げるようなところはあったが絶好のスタートから控えて3列目の5番手、先頭からは2馬身程度といった位置取り。そのまま直線に向くと馬場の外に持ち出され最後は2着に3馬身差で勝利。結果からは評判通りの圧勝となったが直線で十分なスペースがあったにも関わらずそこを割れず外に持ち出され、逃げ馬が2着に残る展開を余裕十分に差し切り抜けてからは楽だったがムチを入れられての抜け出し、これだけの血統馬なのでノーステッキからスッと抜け出してほしかったが今回は無事に初戦を通過したということだけが収穫、テンにやや掛かるところも見られたがルメール騎手であっさり抑え込んだ模様、レース上り34秒6を34秒3で上ったがこれは自ら作ったようなところもある数字で何よりもまだ全く仕上げていない状態であろうことからこれで一息入れられて更に大きな上積みがあるものと思われる、馬体重はメンバー中唯一の500キロ台、512キロの出走だったがこの時期なので作っていない太目感や緩めというよりはもっと実が入って来る印象も(※厩舎コメントでは「絞れる」とのこと)。課題も多いが今後の成長込みで順調ならばクラシック戦線に乗ってくる大器だろう。

 

ディープインパクト産駒初勝利で産駒デビューの10年から12世代連続勝利。20年2歳戦4億8539万2000円獲得(34勝)、2010~2014、2016~2020年2歳首位種牡馬。昨年の2歳戦からはG3毎日杯、G1日本ダービーのシャフリヤール、他にレッドベルオーブ、アカイトリノムスメ、レッドジェネシスが現在重賞勝利。

 

・ブレスレスリー(牝 藤岡)

アメリカンペイトリオット×ハッシュ(コマンズ)

4回中京2日芝1400m 新馬 タイム:1分23秒1(良)

母ハッシュは1000万特別勝利の4勝。本馬は2番子。4代母Alydaressは89年G1愛オークスなど重賞2勝。

一族に98年英G1ロッキンジSなどの種牡馬Cape Cross。91年G1英1000ギニーのShadayid、93年G2京王杯スプリングCのドゥマーニきょうだいなど他海外G1勝ち馬。

5番人気で2番枠から出走したレースはゲートこそ早くなかったがダッシュを利かせやや促されるようにしてハナ、そのまま先頭で直線に向くと馬場の良い外目に持ち出され2着馬に1馬身1/4差で逃げ切り、仕上がり度などもあるだろうが枠順と行った分の勝利だろう。

上位3頭で4着以下を大きく離す結果となったが2着スタニングローズはゲートの出も良くなく勝ち馬を含む内の馬に行かれて位置を取りに行ったところ掛かって最後も追い出されると騎手の騎座がバラバラになってブレーキを掛けられるような形で本来はこちらの方が強いと思われる。

勝ち馬とは0秒3差で4着馬を6馬身切った3着マイネルレノンも相手次第ではといったところか。

 

新種牡馬アメリカンペイトリオット産駒中央初勝利、ブレスレスリーが中央産駒初出走で初勝利、本年の新種牡馬では最初の産駒勝利。

競走馬時代は17年米G1メーカーズ46マイル(芝8f)など重賞2勝、ウォーフロント経由ダンジグ系種牡馬。

初年度血統登録数108。

 

 

・クレイドル(牝 黒岩)

クロフネ×オーマイベイビー(ディープインパクト)

3回東京2日芝1600m 新馬(牝) タイム:1分35秒4(良)

母オーマイベイビーは未勝利。本馬は3番子。半兄に20年G3サウジアラビアロイヤルCで重賞1勝、G1朝日杯フューチュリティステークス2着、21年G1皐月賞3着、G1日本ダービー3着のステラヴェローチェ(父バゴ)。おじに07年G1朝日杯フューチュリティステークスのゴスホークケン。

2番人気で出走したレースは好スタートも他の速いところを行かせて5~6番手の前目で追走、そのまま流れ直線に向くと迫る2着・3着馬にクビ・クビ差で勝利。着差は僅かだったが好スタートから2・3着馬よりも先に動けたレースセンスのようなもので勝利しそれを評価したいところ、ハミを取るのが遅いという騎手コメも出ているが大レースの勝負どころだろうと推進させるよりもとにかくハミを取らせようとする騎手なので特に気にすることもなく半兄と同様に2歳戦からの活躍も見込めるだろうか。関東のトップランクとはいえない厩舎所属のクロフネ産駒なので出世はしないと思うが、晩年のクロフネ産駒から昨年の2歳牝馬チャンピオンで本年の桜花賞馬ソダシが出ており、半兄ステラヴェロチェの2歳~3歳春クラシックで大活躍したという血統背景からは相応のマークも必要だろうか。

3番人気レディーナビゲーターは飛び上がるようなスタートで後手を踏み4コーナーでも大外を回らされた分でメンバー中唯一の33秒台で最速の上り33秒9を計時してクビ差2着。スケール感ではこちらだが、勝ち馬のレースセンスといったものを現状では着順通りに上位と見たい。

1番人気で3着リアグラシアは勝ち馬の通ったところを追い上げただけのような形で、現段階で上位3頭の中ではやや劣るだろうか。

 

クロフネ産駒本年初勝利で産駒デビューの2005年から17世代連続勝利。2020年2歳戦1億5941万3000円獲得(5勝)、順位18位。昨年の2歳戦ではG3札幌2歳S、G3アルテミスS、G1阪神ジュベナイルフィリーズを白毛馬のソダシが勝利し本年のG1桜花賞も勝利。2019年から種付けを中止しており2019年に種牡馬引退、2021年1月死亡。本年2歳が最終世代となる。

 

・ビーオンザマーチ(牝 林)

モーリス×ヴィクトリーマーチ(アグネスタキオン)

3回東京2日芝1400m 新馬 タイム:1分22秒6(良)

母ヴィクトリーマーチは3歳新馬戦勝利、500万特別勝利の2勝、10年OPエルフィンS2着。本馬は2番子。

祖母ヴィクトリーマーチは00年英G3ヴィシー大賞勝ち馬。3代母Verveineは93年仏G2オペラ賞など重賞2勝、92年G1仏オークス3着。5代母Virungaは73年仏G3マルレ賞勝ち馬、73年英G1ヨークシャーオークス2着、仏オークス3着(1着Allez France、2着Dahlia)。おばに03年加G1E.P.テイラーSなど重賞4勝Voga、03年G1香港ヴァーズなど重賞3勝Valee Enchantee。一族に03年仏G1ジャンプラ賞、パリ大賞のVesponeなど活躍馬多数。

2番人気で出走したレースはマズマズのスタートから中位10番手辺りの追走。直線で上手く外に持ち出されると前を捉え、やや内にササって手前を何度も替えているようにも映ったがそのまま押し切って勝利と切れるというよりは追われて長く良い脚を使うタイプだろうか。

1番人気で本年のG1NHKマイルカップ2着ソングラインの半妹ティーガーデンは後方から追い上げて5着、ソングラインは昨年の3回東京芝1400m戦でデビューしG2フローラS勝ち馬クールキャットの2着。このレースで勝利したのはソングラインが所属の林厩舎所属馬ビーオンザマーチ。

 

モーリス産駒本年初勝利で産駒デビューの20年から2世代連続勝利。20年2歳戦3億8458万2000円獲得(37勝)、順位3位、2020年新種牡馬2位。新種牡馬として昨年の2歳戦で大活躍も重賞勝ち馬は出なかったが本年に入ってG3シンザン記念ピクシーナイト、G2フィリーズレビュー シゲルピンクルビー、G3ファルコンSルークズネストと現在3頭が重賞勝利。


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