◆重賞勝利種牡馬
●サウジアラビアロイヤルC ステラヴェローチェの父バゴは61位⇒
(1位)モーリス(2億1380万5000)(16勝)※新種牡馬
(2位)エピファネイア(1億4828万)(13勝)
(3位)ドゥラメンテ(1億4549万1000)(13勝)※新種牡馬
(4位)ディープインパクト(1億3262万1000)(11勝)
(5位)キズナ (1億3107万4000)(8勝)
(6位)リオンディーズ(1億1005万6000)(9勝)※新種牡馬
(8位)ロードカナロア(1億229万1000)(9勝)
(7位)マクフィ(1億26万2000)(8勝)※新種牡馬
(12位)ハービンジャー(9076万7000)(8勝)
(9位)ミッキーアイル(8949万3000)(6勝)※新種牡馬
(10位)ダイワメジャー(8905万8000)(7勝)
(11位)ゴールドシップ(8754万4000)(7勝)
(13位)マツリダゴッホ(8334万3000)(5勝)
(16位)ルーラーシップ(8316万)(6勝)
(14位)ハーツクライ(7584万6000)(4勝)
(17位)スクリーンヒーロー(7399万)(4勝)
(15位)リーチザクラウン(7328万1000)(6勝)
(18位)パイロ(6513万2000)(5勝)
(26位)キングカメハメハ(6478万2000)(6勝)
(19位)エイシンフラッシュ(6364万)(3勝)
(21位)カレンブラックヒル(6287万1000)(5勝)
(20位)ディスクリートキャット(6018万2000)(5勝)※新種牡馬
(22位)オルフェーヴル(5649万2000)(5勝)
(27位)マジェスティックウォリアー(5382万6000)(5勝)
(25位)ヴィクトワールピサ(4956万5000)(2勝)
(23位)サウスヴィグラス(4826万8000)(5勝)
(24位)クロフネ(4670万7000)(2勝)
(61位)バゴ(4624万1000円)(2勝)
(28位)ラブリーデイ(4374万3000)(4勝)※新種牡馬
(29位)アジアエクスプレス(4305万)(4勝)※新種牡馬
(30位)グレンイーグルズ(4138万5000)(2勝)※海外供用 サドラーズウェルズ系
(31位)スクワートルスクワート(4011万6000)(3勝)
(36位)ディープブリランテ(4060万)(4勝)
(33位)ダノンレジェンド(3783万)(4勝)※新種牡馬
(32位)ヘニーヒューズ(3735万)(2勝)
(35位)ジョーカプチーノ(3558万)(4勝)
(34位)キンシャサノキセキ(3467万)(1勝)
(37位)ブラックタイド(3331万)(2勝)
(38位)トゥザワールド(3243万7000)(3勝)
(39位)フランケル(2804万)(2勝)※海外供用 サドラーズウェルズ系
(40位)ワールドエース(2742万)(2勝)
(41位)ジャスタウェイ(2732万)(2勝)
(42位)ネオユニヴァース(2661万)(3勝)
(43位)ノヴェリスト(2658万)(2勝)
(44位)エイシンヒカリ(2638万)(2勝)※新種牡馬
(45位)ホッコータルマエ(2634万)(2勝)※新種牡馬
(46位)アグネスデジタル(2386万)(2勝)
(47位)トランセンド(2345万)(2勝)
(48位)スウェプトオーヴァーボード(2310万)(2勝)
(49位)シニスターミニスター(2270万)(2勝)
(50位)ストロングリターン(1977万2000)(1勝)
(65位)ローエングリン(1975万3000)(1勝)
(52位)メイショウボーラー(1914万)(2勝)
(51位)エスポワールシチー(1807万)(2勝)
(53位)エスケンデレヤ(1690万)(2勝)
(54位)アドマイヤムーン(1588万)(1勝)
(55位)アイルハヴアナザー(1537万)(1勝)
(56位)クリエイターⅡ(1461万)(2勝)※新種牡馬
(57位)ダノンシャンティ(1387万)(1勝)
(58位)ロードアルティマ(1380万)(1勝)
(60位)アポロキングダム(1370万)(1勝)
(59位)スピルバーグ(1301万)(1勝)
(62位)テイエムオペラオー(1261万4000)(1勝)
(63位)シンボリクリスエス(1261万)(1勝)
(64位)バトルプラン(1220万5000)
(69位)タピット(1080万)(1勝)※海外供用 シアトルスルー系
(66位)グラスワンダー(1070万)
(66位)スマートファルコン(1070万)
(68位)リアルインパクト(1047万)(1勝)
(81位)ダンカーク(1040万)
(95位)アンライバルド(991万)(1勝)
(70位)ロージズインメイ(960万)(1勝)
(71位)トゥザグローリー(946万)
(72位)ジャングルポケット(931万)(1勝)
(73位)キングマン(900万)(1勝)※海外供用 ダンチヒ系
(74位)トーセンファントム(895万)
(75位)ベルシャザール(882万)(1勝)
(76位)クリーンエコロジー(880万)(1勝)※新種牡馬
(77位)ノーネイネヴァー(820万)(1勝)※海外供用 ストームキャット系
(78位)スズカコーズウェイ(810万)(1勝)
(90位)フェノーメノ(799万)
(83位)ケープブランコ(787万)(1勝)
(79位)ディープスカイ(780万)(1勝)
(80位)ゴールドアリュール(770万)(1勝)
(89位)プリサイスエンド(761万)
(82位)トーセンジョーダン(741万)
(84位)アメリカンファラオ(700万)(1勝)※海外供用 ミスタープロスペクター系(ファピアノ系)
(84位)インヴィシブルスピリット(700万)(1勝)※海外供用 ダンチヒ系
(84位)シャラー(700万)(1勝)※海外供用 ダンチヒ系
(84位)スペイツタウン(700万)(1勝)※海外供用 ミスタープロスペクター系(ゴーンウェスト系)
(84位)ドリームジャーニー(700万)(1勝)
(91位)ドーンアプローチ(635万)(1勝)※海外供用 サドラーズウェルズ系
(93位)カーリン(631万)※海外供用 ミスタープロスペクター系(スマートストライク系)
(92位)サクラゼウス(561万)(1勝)
(94位)ヴァンセンヌ(550万)
(96位)エクシードアンドエクセル(410万)※海外供用 デインヒル系
(97位)ランアウェイアンドハイド(380万)※海外供用 ミスタープロスペクター系(カースンシティ系)
(98位)パドトロワ(361万)
(99位)ゼンノロブロイ(357万)
(100位)ゴールスキー(355万7000円)※新種牡馬
(101位)アーネストリー(317万)
(102位)キングズベスト(310万)
(103位)ローズキングダム(291万)
(104位)アンクルモー(280万)※海外供用 カロ系
(104位)イントゥミスチーフ(280万)※海外供用 ストームキャット系
(104位)グタイファン(280万)※海外供用 ノーザンダンサー系(トライマイベスト系)
(107位)トーセンラー(258万)
(108位)タニノギムレット(207万)
(109位)ダノンシャーク(181万)※新種牡馬
(110位)イフラージ(180万)※海外供用 ミスタープロスペクター系(ゴーンウェスト系)
(110位)コパノリチャード(180万)
(110位)キトゥンズジョイ(180万)※海外供用 サドラーズウェルズ系
(110位)ホーリーローマンエンペラー(180万)※海外供用 デインヒル系
(110位)メダリアドーロ(180万)※海外供用 サドラーズウェルズ系
(121位)フリオーソ(179万)
(115位)エアーフォースブルー(161万)※海外供用 ダンチヒ系
(116位)タートルボウル(147万)
(117位)ラブイズブーシェ(140万)
(118位)カリフォルニアクローム(130万)※海外供用 シアトルスルー系
(118位)ガルボ(130万)
(118位)トーセンブライト(130万)
(121位)トーホウジャッカル(128万)※新種牡馬
(121位)ナカヤマフェスタ(128万)
(121位)ベーカバド(128万)
(121位)リヤンドファミユ(128万)※新種牡馬
(126位)キャメロット(110万)※海外供用 サドラーズウェルズ系
(126位)グランプリボス(110万)
(126位)ニューアプローチ(110万)※海外供用 サドラーズウェルズ系
(126位)ミュゼスルタン(110万)※新種牡馬
(130位)ペルーサ(77万)※新種牡馬
(131位)ダークエンジェル(70万)※海外供用 ノーザンダンサー系(トライマイベスト系)
(131位)トーセンホマレボシ(70万)
(133位)サウンドボルケーノ(51万)
(133位)シビルウォー(51万)
(133位)ゾファニー(51万)※海外供用 ダンチヒ系
(133位)トウケイヘイロー(51万)
~先週の勝ち馬~
・マルモルーラー(牡 木原)
ルーラーシップ×マルモセーラ(クロフネ)
4回京都1日ダート1800m 未勝利 タイム:1分53秒2(不良)
母マルモセーラは10年G3ファンタジーSなど2勝。本馬は5番子。近親に06年G2阪神Cなど重賞4勝プリサイスマシーン。
中京芝2000mの新馬戦6着から5番人気で出走したレースは好スタートも特に無理をすることもなく控えてインの5番手といった位置取り、残り3ハロン辺りから行き出して直線に向くと前を捉えて最後は2着に1馬身差で勝利。
最内枠からでインの良い位置を取れて前も止まってはいるのだがこの馬が動いて潰してしまったようなレースぶり、初戦は芝で勝負どころから付いて行けずに終わってしまったように映ったがフットワークがまるで違うとでも言うべきかダート自体が合うのか、不良馬場のダートが良かったか。ダート中距離ならかなりやれそうにも思うが1勝クラスのメンバーや良馬場で今回のようなレースが出来るかとなるとまだ信頼は置けない。現段階では自分から動けるタイプの良い馬と言う評価で。
同日に半姉マルモマリアとマルモネオフォースも勝利して史上初となる記録「同開催日3きょうだい勝利」の一翼を担うことにもなった。
2019年該当レース(2019年4回京都2日ダート1800m 未勝利)
1着ダイメイコリーダ
OP(L)鳳雛S1着、G1ジャパンダートダービー2着
・タマダイヤモンド(牡 相沢)
アンライバルド×タママリア(キングヘイロー)
4回東京1日ダート1400m 未勝利 タイム:1分24秒5(不良)
母タママリアは3歳新馬戦勝利の1勝。本馬は6番子。一族に87年G3札幌記念(ダート2000m)のフォスタームサシ。
新潟ダート1800mの新馬戦で3着、前走は中山ダート1800mの未勝利で4秒8差10着と大敗、今回は3番人気で出走し好スタートから中位で控える競馬。3~4コーナー中間辺りから動き出しスムーズに外へ持ち出され直線先行して内で残ろうとする2頭を捉え最後は2着に1馬身1/4差で勝利。
初戦は勝ち馬があまりにも強かったものでその3着、前走は勝ち馬が早目に来て嫌になってしまったのか大敗したが初戦の結果からもスムーズに走ればこのぐらいはやれるのだろう。距離短縮が良かったのかも知れないがまだ少し行きたがるようにも見られ1200mの方が走るだろうか。4コーナーの挙動がスムーズだったのも脚があったからでここでは能力上位、しかし上のクラスで勝つにはまだ時間が掛かりそうにも思える。
・ロードエクレール(牡 斎藤誠)
ロードカナロア×タッチアス(マインシャフト)
4回新潟1日ダート1800m 未勝利 タイム:1分53秒5(良)
母タッチアスは未勝利。本馬は5番子。近親に04年米G2モリーピッチャーハンデキャップ(ダート9f)のラリーズン。
芝1600mのレースで2戦して5着、8着と敗れたものの今回は1番人気で出走し1頭内から行きそうだったが好スタートから押してハナ。3頭で後ろをやや離して逃げる形で3コーナー辺りで3番手が脱落し4コーナーでは2番手を進んだ馬との一騎打ちとなったが直線これを振り切って差し込んだ2着馬を2馬身抑えて勝利。
初戦では1番人気となったほどだが芝では勝ち切れず今回は初ブリンカーも効いたか行き振りが良く押し切ってしまったが母系の関係からダート向きだったとなるだろうか。ブリンカー効果も次走以降は薄れることも想定され終いは時計を要しており相手が上がればこれでは苦しいだろうか。
・デルマヤクシ(牡 友道)
オルフェーヴル×チリエージェ(サクラバクシンオー)
4回京都1日芝1400m 未勝利 タイム:1分23秒6(不良)
母チリエージェは1000万特別2勝の5勝。本馬は9番子で2018年セレクトセール2808万円取引馬。半兄に13年G2セントウルSなど重賞3勝、13年スプリンターズS2着など重賞2着6回のハクサンムーン。祖母メガミゲランは97年アンドロメダSなどOP特別2勝の通算7勝。一族に88年G1阪神3歳Sなど重賞3勝ラッキーゲラン、88年G1オークスのコスモドリーム、90年阪神大賞典などG2重賞2勝オースミシャダイなど。
中京芝1600mの新馬戦4着から2番人気で出走したレースはゲートこそ良くなかったがダッシュ良く2番手、ハナも切れそうだったが大外から来た同じくオルフェーヴル産駒に行かせるような形で追走、4コーナーでは先頭に並びかけ直線に入る頃には先頭に立ち最後は後続を突き放して2着に4馬身差で勝利。
今回の不良馬場が上手いのかも知れないというかこれだけの走りをするので上手いだろうが初戦は上位馬が強く3着からも離されたとはいえ4着確保で相手関係が一気に軽くなったことも勝因だろうか。距離短縮もプラスで気性的なことでオルフェーヴルの短距離とも思えるが、きょうだいや母の影響が強いのかこの馬も短距離向きだろう。今回の勝ちぶりからは1勝クラスレベルなら突破出来そうで、その内容次第ではOP・重賞でも。同じオルフェーヴル産駒でOPききょうSを勝ったポールネイロンよりも牡牝の違いがあるとはいえ本馬が上ではないだろうか。
・プラチナトレジャー(牡 国枝)
キングカメハメハ×ホワイトエレガンス(クロフネ)
4回東京1日芝1800m 未勝利 タイム:1分52秒5(不良)
母ホワイトエレガンスは2歳新馬戦勝利、1000万特別勝利の3勝、15年OP紫苑S2着(1着クインズミラーグロ)。本馬は2番子。93年G1マイルチャンピオンシップ勝ち馬の3代母シンコウラブリイなどが出るハッピートレイルズ一族。
札幌芝1800mの新馬戦4着から4番人気で出走したレースはそれなりにゲートは出ているが特に行く気もなかったようで後方寄り、そこから更に下げるような位置となり大きな集団の最後方で14頭立ての13番手から追走。そのまま流れて直線でもまだ後方だったが残り200m辺りから一気に伸びて最後はアタマ差で2着馬を捉え差し切り。
届かないような位置から差し切ったというよりは不良馬場の遅いペースを後ろからとなったが楽に追走出来て最後も偶々空いていたようなスペースに突っ込んだもの。とはいえこれだけ後方から動けるのも確か、初戦は勝ち馬でG3札幌2歳Sでも3着したバスラットレオンに押し切られたレース、7頭立てではあったが2着モリノカンナチャン、5着ミルウも既に勝ち上がっており同じレースから4頭目の勝ち馬に。少し間隔は空いたが現状の未勝利では力上位だったとなるか、初戦の位置取りからも本来はもっと行ける馬だろう。
・ギャラントウォリア(牡 平田)
スクリーンヒーロー×マルバイユ(マルジュ)
4回京都1日芝1800m 未勝利 タイム:1分50秒3(不良)
母マルバイユは04年仏G1アスタルテ賞、伊重賞2勝の重賞3勝、仏英伊通算10勝。本馬は7番子。半姉マルセリーナ(父ディープインパクト)は11年G1桜花賞など重賞2勝、その産駒に19年G3京成杯など現2勝ラストドラフト。。半兄グランデッツァ(父アグネスタキオン)は12年G2スプリングSなど重賞3勝。
函館札幌の芝1800m戦で2戦して2着、3着から1番人気で出走し外枠からややクビを上げるようなスタート、それでも後方に置かれるといったこともなく他馬が牽制するようなところ4番手辺りの追走。3コーナーの下り手前辺りからポジションを上げ4コーナーでは2番手に、そこから直線に向き先手を取ったレイモンドバローズに押し切られそうだったが最後は相手も止まってゴール前で交わして最後は2着に2馬身半差で勝利。
北海道の2戦は7頭立て、6頭立てのレースでの上位でさほど評価も出来ないが新馬戦の勝ち馬は札幌2歳S勝ち馬のソダシ、今回5着したジュンブーケと2走して同じぐらい常に先着しており力を出し切った結果として今回の中京・阪神デビュー組よりは上だったとなるか。初戦だけ北海道デビュー馬全体でソダシの次位とは当然出来ないがこの血統だけに期待も。きょうだいはかなりの瞬発力もあったが道悪で地力を発揮しそうな欧州血統でもあり馬場も良かったのだろう、全体的にもう少しパワーアップしないと上では厳しいだろうが3歳春に掛けて成長しそうな血統で、ここから上積みがあれば。
・カラパタール(牝 池上)
カレンブラックヒル×ロッシェノワール(ブラックホーク)
4回東京1日芝1400m 未勝利 タイム:1分25秒6(不良)
母ロッシェノワールは500万勝利の2勝。本馬は5番子。半兄に18年G3東京スポーツ杯2歳S2着のアガラス。おじに04・05年マイルチャンピオンシップ南部杯などダートG1レース5勝、06年G2ゴドルフィンマイルで国内外重賞勝利のユートピア、97年G3函館記念など重賞2勝のアロハドリーム。近親に98年G2ステイヤーズSのインターフラッグ、99年G3京都牝馬特別のマルカコマチ、19年G2京王杯2歳Sなど重賞2勝、G1朝日杯フューチュリティステークス2着の現3勝タイセイビジョン。
牝馬限定の新潟芝1400m新馬戦で7着、2番人気で出走した今回は好スタートを切って内から行った馬を行かせて2番手、そのまま流れて直線に向き最後は前も止まって2着に4馬身差の勝利。
初戦は逃げて止まってしまったようなレースで勝ったタイガーリリーはG3新潟2歳Sで最下位、当時4着だたキョウエイロナも勝ち上がっているが限定戦だったこともあってかレベルが高いレースだったとは思えず。それでも今回これだけ離して勝ったが1200m戦からの逃げた2着エコロテッチャンが止まって、2番手を進んだニンジャゴーも1200m戦の好走からで最後は止まってこれが特に大きく直線スペースが出来ることになり抜ける結果に、4着の1番人気カモミールティーは後方からの競馬しか出来ず直線に入った際の位置取りの分もあるなど着差ほど強くはないだろう。ただし本馬も掛かり気味の追走でまだ距離が長く1200m向きにも思え、当日全体で言えるがレース中もかなりの降雨がある不良馬場でその巧拙も。強くはないと思われますが短距離向きでダートでもといったところか。
・ディオスクーロイ(牡 松下)
マジェスティックウォリアー×ナムラエン(アグネスタキオン)
4回京都1日ダート1200m 新馬 タイム:1分11秒6(不良)
母ナムラエンは3歳未勝利1勝。本馬は7番子。アンバーシャダイ、サクラバクシンオー、イブキマイカグラなどの出る4代母クリアアンバーの一族。
2番人気で出走したレースはゲートこそ良くなかったが押して2番手、4コーナーでは先頭に並びかけ直線に入る頃には先頭。最後は後続を離して2着に5馬身差の勝利。
今回は完勝でここでは力が違ったとなるが、テンに位置を取りに行った分なのか少し掛かるところもあって抜けてしまったからか上りも抜けて早いといったものでもなくクラスが上がって同型とやり合った際でも信頼が置けるというほどでは。
・ディールクルム(牡 田村)
キングカメハメハ×ミゼリコルデ(ファスリエフ)
4回東京1日ダート1600m 新馬 タイム:1分38秒5(不良)
母ミゼリコルデは2歳新馬戦勝利、1000万特別勝利の4勝。本馬は6番子。近親に00年G1カドラン賞などのSan Sebastian、99年英G3ランカシャーオークス勝ち馬で英オークス2着のNoushkey、05年サンクルー大賞、07年ジャパンカップで仏日G1レース勝利の種牡馬アルカセット。
https://www.g1tc.co.jp/catalog/pdf/18002.pdf
4番人気で出走したレースはゲートが悪く、芝からダートに入る部分でも更に遅れるような感じで中位からやや後方の10番手といった位置取り、そのまま直線に向いて2番手からタケルペガサスが抜け出して決まったかと思えたが外から一気に伸びて3/4馬身捉える差し切り。
これだけの脚が使える事から決め手がないとは出来ないが、不良馬場の中でも特に悪いような馬場でこの適正があったというか早目に抜けた2着馬が最後に止まったところを行けずに後方からとなった展開が見方したとも。弱いとは出来ないがこれではもう1戦見ないことにはなんとも評価し難く。
・ダノンドリーマー(牡 藤原英)
ルーラーシップ×ダノンジャンヌ(ディープインパクト)
4回新潟1日芝2000m 未勝利 タイム:2分1秒3(良)※レコード
母ダノンジャンヌは未勝利。本馬は初子。3代母エアデジャヴーは98年G3クイーンS勝ち馬、G1桜花賞3着・オークス2着・桜花賞3着。近親に08年G2アメリカジョッキークラブC勝ち馬で08・09年有馬記念3着のエアシェイディ、05年G1秋華賞などG1レース2勝、05年G1オークス2着、06年G1ヴィクトリアマイル2着のエアメサイア、00年G1皐月賞・菊花賞二冠馬でG1日本ダービー2着エアシャカール、17年G3京都金杯など重賞3勝、現4勝のエアスピネルなど重賞勝ち馬多数アイドリームドアドリームの一族。
中山芝1600mの新馬戦5着から1番人気で出走したレースは好スタートから3番手辺りの追走、4コーナーで2番手に並びかけ直線に向き内の先行馬が粘り込み差し返すようなところもあったが2着を1馬身1/4抑え込み初勝利。
2回中京開催と違い2歳戦でレコード連発ということでもなく、このレースが4回新潟開催最初の2歳芝レースながら従来のレコードを0秒5更新。ただし5着馬まで旧レコードを上回っているので時計自体はさほど価値がないと中京のレコードと同様に言えるでしょうか、内回りの芝2000mという実施数の関係などもありそうですが。
その内回りということもあってか、このレースはやりあった先行勢の中にはも上位で踏ん張った馬もいて結構乱暴なレースをして残ったという印象も。しかし秋の新潟開催でこの距離で勝っても良い評価をし難く上位3頭は前に行って踏ん張れるタイプという程度の評価を、あとは坂のあるコースで勝ち上がった組とのその適性や力関係でしょう。勝ち馬は中山マイルという特殊な形状およびそこからの距離延長もプラスとなったか。
・アールドヴィーヴル(牝 今野)
キングカメハメハ×イサベル(ディープインパクト)
4回京都1日芝1600m 新馬 タイム:1分36秒6(不良)
母イサベルは1000万特別勝利の4勝。本馬は2番子で半姉フアナは20年G2フローラS3着の現2勝。おじに17年G2青葉賞勝ち馬でG1日本ダービー3着のアドミラブル。フサイチコンコルド、アンライバルド、リンカーンなど活躍馬多数、本馬の4代母83年G1英オークス・ヨークシャーオークスなどの勝ち馬Sun Princess一族。本年の2歳戦では同じく4代母Sun Princessのレベランス、コウソクカレンが既に勝ち上がり。
2番人気で出走したレースはゲート自体悪くなかったように見えたが後方2番手辺りから、中間点辺りから動き出し直線に向いた際にもまだ後方で先行2頭が抜けきっており届くような位置ではなかったがムチが一発入ると一気に伸びて差を詰めて内からムチを入れられるともう一伸びして2着馬をクビ差で捉える差し切り。
着差は当然付かなかったが上がっていく際にもかなり外を回っており直線で内の先行馬が残りそうなレース上り35秒9を34秒9で差し切り。京都内回りのマイル戦なのでコースにあまりにも特化していたりすれば別ですがこれは相当な大物。今回の鞍上が松山騎手ということもありますが昨シーズンでいうところのデアリングタクトといえば言い過ぎでしょうが、かなりのところまで行くでしょう。厩舎がクラシックでといった感じではなく今更のキングカメハメハ牝馬ですがノーザン生産馬ですし、旧アドマイヤ系のオーナーということからも世代の上位でやれるでしょう。
・ディープリッチ(牡 小島)
ディープブリランテ×デビルズコーナー(ソングアンドプレイヤー)
4回東京1日芝1600m 新馬 タイム:1分40秒2(不良)
母デビルズコーナーは1000万特別勝利の3勝、特別戦の2勝は新潟芝1000mの直線競馬。本馬は7番子で2019年セレクトセール3132万円取引馬。4代母Peaceful Unionの産駒に81年米G1レムゼンS勝ち馬で82年米G1ケンタッキーダービー2着のLaser Light。
https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/cdn.jrha.or.jp/select/2019/pj187.pdf
16番人気で出走したレースはゲートで出遅れて行けずに馬群からも離された最後方から4コーナー辺りで多少前と差を1頭抜け出したところを直線大外から差し切って勝利。1頭早目に抜けて最後にソラを使ったのか2頭で差し切りというレースもこの人気で後方からになったのが偶々嵌ったかと。当日の時計はかなり掛かっていて2歳重賞の勝ち時計ともそれほどは変わらないのですが中間緩んで、終い1ハロンだけ特に掛かっておりやはりそこを差し込んだだけのものかと、東京芝マイルで1分40秒を超える勝ち時計なので再現性も低いでしょう。今回は道悪適性や通った馬場が良かったというか選択しもそこしかなかったでしょうし、良馬場で流れれば上のクラスでは勝てないように思います。
・ステラヴェローチェ(牡 須貝)
バゴ×オーマイベイビー(ディープインパクト)
4回東京1日芝1600m G3サウジアラビアロイヤルC タイム:1分39秒6(不良)
1着ステラヴェローチェ
7月阪神の新馬戦以来で14キロ増というのはこの勝ち方なので成長分なのでしょうがバゴ産駒で道悪適正が出たというか後方からになって馬場の良い外を通れたといったところでしょう。5レースの芝1600mの新馬戦と同じ様に道中かなり緩んでこれは馬場もあって仕方ないのでしょうが、ここも終い1ハロンが特に掛かっておりそれが着差になっただけかと。レース前に全く評価をしていなかったので評価も上げ難く、それが能力に直結はしないのでしょうけど同じ新馬戦に出走したメンバーから他に1頭も勝ち上がっておらず、そこを無理やり行かせて押し切ったようなもの。
昨年は勝ち馬がサリオスで勝ち時計は特に速い2歳レコードの1分32秒7と今日の馬場で比較するのもなんですがそこから7秒近く遅い決着で、ダノンプレミアムやグランアレグリアといったG1ホースが近年勝利しておりそれらとも比較する馬場ではないですが明らかに本年はレース自体がそのレベルではないでしょう。
2着インフィナイト
8月の新潟の新馬以来で不良馬場を勝って来たのですが今回は更に水を含んだような不良で、直線で進路を取る際に少しモタついたようにも見えましたが3着は離しており頑張ったでしょう。勝ち馬とは展開や通った馬場の差でこちらの方が強いとも。
3着以下
特にないのですが良馬場であったとしても2着インフィナイトが勝ったかも知れないという程度で、ここから勝ち馬が出たとは思えず。
出遅れて競馬にならなかった5着キングストンボーイがやや巻き返す程度で今回はとにかく馬場なのでしょうが、初戦もかなり難しいところを見せ今回もゲートでやったようにスムーズなレースが出来ない弱点がモロに出てしまったかと、気性面の煩さが解消されないと無理でしょう。
前走OP野路菊S2着ダディーズビビッドは5頭立ての行ったっきりというレースの2着。今回は最下位なのでそこまで負けたのは馬場でしょうけど良馬場東京の決め手比べでも勝ち負けにはならなかったように思います。
札幌2歳S3番人気13着ピンクカメハメハの前走は新馬戦から20キロ増でそれが敗因、今回は8キロ絞れていましたが10頭立て9着と走っておらず暫く無理かと。今回は馬場なのでノーカウントにも出来そうなのですが。
2019年主な出走馬
1着サリオス
G1朝日杯フューチュリティステークス1着、G1皐月賞2着、G1日本ダービー2着
2着クラヴァシュドール
G1阪神ジュベナイルフィリーズ3着、G2チューリップ賞2着
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4回新潟2日芝1400m 未勝利(牝) タイム:()
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4回京都2日ダート1200m 未勝利 タイム:()
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4回東京2日ダート1600m 未勝利 タイム:()
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4回新潟2日ダート1200m 未勝利 タイム:()
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4回京都2日芝1600m 未勝利 タイム:()
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4回東京2日ダート1300m 未勝利 タイム:()
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4回京都2日ダート1800m 新馬 タイム:()
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4回東京2日芝1600m 未勝利 タイム:()
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4回京都2日芝1400m 新馬 タイム:()
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4回東京2日芝1400m 新馬 タイム:()
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4回新潟2日ダート1200m 新馬 タイム:()
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4回京都2日芝1800m 新馬 タイム:()
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4回東京2日芝2000m 新馬 タイム:()
2019年該当レース
1着サクラトゥジュール
OP(L)ジュニアC3着
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4回京都2日芝1400m 1勝クラス(牝)りんどう賞 タイム:()
2019年主な出走馬
1着ヤマカツマーメイド
G2フィリーズレビュー2着
7着カリオストロ
OP(L)橘S1着
◆今週の2歳戦
●京都(OP1 1勝クラス1 新馬4 未勝利6)
●東京(1勝クラス1 新馬4 未勝利6)
●新潟(新馬2 未勝利3)
◆特別戦
●もみじS(OP 京都芝1400m)
2019年主な出走馬
1着ラウダシオン
OP(L)クロッカスS1着、G3ファルコンS2着、G1NHKマイルカップ1着
●紫菊賞(1勝クラス 京都芝2000m)
2019年主な出走馬
1着ロールオブサンダー
G3京都2歳S3着、2勝クラス兵庫特別1着
●プラタナス賞(1勝クラス 東京ダート1600m)
1着タガノビューティー
OP(L)ヒヤシンスS2着、OP青竜S3着
2着セラン
首G3UAEオークス3着
6着ハーモニーマゼラン
OP(L)ジュニアC2着、OP(L)クロッカスS2着、2勝クラス木更津特別2着