●1位(1位)ディープインパクト(50億3834万4000円)(181勝)
前回色々書いたことが合っていたりそうではなかったりと毎回それの繰り返しですが得意のローズSで勝ち馬含めて入着馬複数、セントライト記念はサトノフラッグであんなもの、障害重賞は人気のフォイヤーヴェルクが来ずにもう1頭が連対など。3勝クラスのアニバーサリーSなどをダート戦ながら勝利といったところで獲得賞金50億円突破。ローズSでは3連覇しないというジンクスなども打破。
ここはあくまでも通過点で60億どころか70億円を超えて80億円がどうか、そして無理というのが昨年からの傾向で本年はここからのコントレイル次第ですが、昨年は4回阪神・中山開幕週の今年との比較では1週前時点で50億円突破でそこから昨年はこの時期の3日間開催で週間10勝して52億円まで乗せているので本年の方がペースとしては悪いです。本年は2歳戦が明らかに酷いのでそちらは2歳記事で、既に書いてもいますが。
今週は神戸新聞杯とオールカマーの重賞編
神戸新聞杯にはコントレイル、ディープキング、ファルコニア、レクセランスの4頭登録、ここは当然コントレイルで単勝1.1倍付くのかというところでしょう。1.2倍に寄るのではなくプラス10があるかそちらかと、いくらなんでもここは勝つでしょう。世代の相手というのがサリオスなわけで毎日王冠に回っていますし、日本ダービー3着ヴェルトライゼンデもいますが完全に決着していてこちらは熱発明けということで。
賞金加算面では他3頭も来るのか?といったところでレクセランスはリステッドレース勝利馬ですがクラシック2戦がいずれも2桁着順、これはダート馬やらもいた5頭立てのすみれSを勝っただけなので重賞入着のある他2頭。
ディープキングはG2セントライト記念も勝利したG3ラジオNIKKEI賞でバビットの3着これは離されていますが、そうなるとG2スプリングS4着、G2京都新聞杯3着ファルコニアが中では有力でしょうか。
レクセランスに戻りますと、OP(L)すみれS2着のアリストテレスが先週2勝クラス特別を勝ちましたのでこの辺りを持ち出せばある程度やれそうでもあるのですが。とにかくここはコントレイルがどのような勝ち方をするかということで現段階では良いと思います。
産駒は16年サトノダイヤモンド、18年ワグネリアンで隔年制覇ですしクラシック上位の断然人気馬が勝つようなレースですので、適当気味になってしまいましたが。達成済でもありますが05年勝ち馬で産駒勝利ならば父子制覇・・・そのような風潮でもないですけど。
オールカマーはカレンブーケドール、フィエールマン、センテュリオの3頭登録で実績からはワン・ツーでも。カレンはドバイ絡みの影響でしょうか京都記念以来、フィエールマンは宝塚記念行くということでしたが結局使い分けでここに回って19年G2アメリカジョッキークラブカップで中山芝2200m落としていたりと危なっかしいところも。10頭立てでいかにも足りない馬も数頭と普通は有力でしょうけど微妙でしょうか。京都芝2200mだったら2頭でスンナリ行きそうにも思えますが。勝利で15年ショウナンパンドラ以来の2勝目ですかね。
騎手でいうとルメール騎手が
15年リアファル(神戸新聞杯)
16年サトノダイヤモンド(神戸新聞杯)
17年レイデオロ(神戸新聞杯)
18年レイデオロ(オールカマー)
19年サートゥルナーリア(神戸新聞杯)
2015年からこのような状況で本年はオールカマーのフィエールマン想定。G3エルムSタイムフライヤーから重賞勝利がなく芝重賞に限るとG1ヴィクトリアマイルのアーモンドアイが最後とルメール騎手としては少し勝てていないとも言えるのですが今週はチャンスでしょう。
両重賞制覇も十分ありますし、そうなれば52億クリア、他の勝利や入着次第で53億に近い数値というのが次回の状況と想定して置きましょう。いずれにせよ51億は超えるはずです。
●2位(2位)ロードカナロア(27億1544万5000円)(117勝)
開幕週東西重賞制覇から先週は小休止といったところでしょうか、勝ち馬は出ていますけど。
昨年はサートゥルナーリアが勝利した神戸新聞杯で、本年は前述の通りコントレイルが断然人気となって連覇は非常に難しいと思われますがグランデマーレ、パンサラッサの2頭登録。
コントレイルも無敗ですがグランデマーレも無敗馬ですし万が一ひっくり返すならば、といっても骨折明けの年明け初戦がいきなりここで順調ならばコントレイル、サリオスに次ぐ3番手がヴェルトライゼンデやらガロアクリークではなくこの馬だったように思うのですが今回は無事にといったところですかね、この路線でともあまり思いませんが。
パンサラッサの方は2歳G1やら春のクラシック路線で通じませんでしたがラジオNIKKEI賞2着で、3歳牡馬の3番手ということならばバビットが浮上して来たような気配でその比較から、前走少し離されて定量56キロで何年かに1頭レベルの怪物がいる今回は試金石でしょうか。
オールカマーは登録なし、トップ10内種牡馬ではディープインパクト産駒しか登録なしなので。
個人的にはグランデマーレがどこまでやれるのか注目しています。
●3位(3位)ハーツクライ(22億1171万1000円)(100勝)
先週は1勝で年間100勝と、これも通過点でしかないでしょう9月段階でクリアですし。
2歳および春序盤の活躍馬が復調傾向にある3歳牝馬戦線ですがハーツ産駒はローズSで実績馬が敗れて厳しいというか無理でしょう。ウーマンズハートの方は完全に終わっていて、クラヴァシュドールも変わって来ないとは思います。
神戸新聞杯はマイラプソディが登録。日本ダービーは豊さん乗りませんでしたがオーナーサイドと凱旋門賞の絡みもあるでしょうしここは乗るようで。遠征後は菊花賞の週から中央でも乗れるでしょうし本番もこの馬かも知れませんが無理でしょう。豊さんも菊花賞勝つと連覇で6勝目となって武邦彦さんが3勝、幸四郎調教師が騎手当時に1勝で武一家10勝目になりますが、菊花賞の時にでもまた。
競走馬時代のハーツは2004年に神戸新聞杯3着、キングカメハメハが同世代で負けましたね菊花賞も1番人気で負けたのですが当時のハーツも豊さん騎乗で新馬戦も豊さんで勝っていますね。
オールカマーは産駒登録なし。
●4位(4位)オルフェーヴル(16億9285万6000円)(80勝)
先週は伸びを欠き未勝利のルーラーシップに差も詰められたのですが依然として4位争いではリード。
神戸新聞杯にはビターエンダーとアイアンバローズの2頭登録。ビターエンダーは日本ダービー10着以来、この程度走っていればコントレイル以外とならばといったところで日本ダービーの時計が3着ヴェルトライゼンデとは0秒3差なので、マイラプソディが同タイムの9着ですね。一応デビューから3着以下と連対を繰り返していて順番では今回「連対」なので・・・勝利ですか?G3共同通信杯2着・OP(L)プリンシパルS1着で賞金で菊花賞出走は問題ないですね。
アイアンバローズは京都で2勝していますが中京実施なので、角居厩舎最後の菊花賞TRといったことになるのでしょうけど。
●5位(5位)ルーラーシップ(16億2223万9000円)(93勝)
先週は未勝利でオルフェーヴルとの差を詰めたのですがG2ローズSで1番人気フアナが11着。一応重賞未勝利ですし1番人気はどうかとも思えますし騎手人気だったのでしょうけど、紫苑S2着は出しましたが連覇を逸してこちらは1番人気が大敗とオルフェーヴルも決めきれませんが追うルーラーシップも、もうひとつといった感じで。
神戸新聞杯にはロバートソンキーと万オブスピリットの2頭登録。ボトムラインにトウカイ冠名の牝馬が並び3代母がトウカイナチュラルということですが1勝馬ですしさすがにここは、テイオーも菊花賞路線は走っていないので。マンオブスピリットは日本ダービー16着以来でロバートソンキーではなくてフルーキーの下ですね。
●6位(6位)キングカメハメハ(15億2345万2000円)(69勝)
先週は2歳OP野路菊Sと2勝クラステイエムオペラオーCなどを勝利。なんだかよくわからない感じですが好調な週ではあったと言えそうです。15億円突破でダイワメジャーとの差を開き重賞登録馬はありませんのでいつものコーナーに行きましょう。
~ブルードメアサイアー~
1位キングカメハメハ 24億496万5000円
2位サンデーサイレンス 20億6568万2000円
前回から同じぐらい伸びていますが阪神ジャンプSタガノエスプレッソの母父がキングカメハメハで母父としての障害重賞制覇は初めてのようです。これを書くまで重賞制覇あったことに気付いていませんでしたが。
SSは先週重賞勝利ないのですがテイエムオペラオーCヴァンランディ、障害未勝利勝利のロスカボスでの母父勝利がありこの2頭は父がキングカメハメハ。相性が良いんですよねキングカメハメハとしては痛し痒しといったことですが。
神戸新聞杯ではマンオブスピリットが母父サンデーサイレンス
オールカマーではサンアップルトンが母父キングカメハメハ
どちらも勝つのは難しいと思われます、神戸新聞杯は母父アンブライドルズソングが勝つでしょうコントレイルですね。アンブライドルズソングは現在この部門で15位。
●7位(7位)ダイワメジャー(14億1791万1000円)(67勝)
特別戦勝ち馬は出ましたがキングカメハメハとの差がまた開いてしまいました。重賞登録馬もなく2週前登録のあったスプリンターズSにも登録馬はなく高松宮記念と違ってこちらは元々強くもないので。
●8位(8位)キズナ(11億9125万2000円)(76勝)
紫苑SからローズSでも秋華賞TRを連勝とはいかなかったのですが2勝クラス特別勝ち馬なども出る好調週と8位で安定して来ました。
神戸新聞杯にはG2京都新聞杯勝ち馬で日本ダービー5着のディープボンドが登録。日本ダービーでも着順だけ見れば良く走っていますがマイラプやビターエンダーとは0秒2しか変わらないので3着以下は混戦ともいえそうなのは先に書いた通り。ヴァルコスやらがセントライト記念で走らなかったり特に参考にもならないというか秋競馬にそこらが繋がらない気もしますが。ディープボンドはコントレイルのガーディアン的役割もあるのでノースヒルズ勢としても重要な存在でしょう。
キズナは日本ダービー勝ち馬ですが凱旋門賞路線に進んだので競走馬として神戸新聞杯の出走なし、13年仏G2ニエル賞勝ち馬で凱旋門賞も4着、オルフェーヴルがこのレースで2着ですね。
●9位(9位)キンシャサノキセキ(10億8578万8000円)(51勝)
先週は1勝クラスで勝ち馬も出ていますがG2セントライト記念でガロアクリークが3着して菊花賞の優先出走権を獲得。賞金は足りているので今更で、当然距離も無理でしょうけど京都コースがいかにも合わなく中山向きで京都芝1800mや2000mでも負けるとは思います。未出走なのでわかりませんが京都の下りがいかにも合わない感じなので無理だろうと、なのでセントライト記念はキッチリ取って置きたかったと見ますが1ハロン長かったので止まりましたし勝ち馬が粘りましたね。
今週の重賞登録馬はありません。
●10位(12位)エピファネイア(10億3372万8000円)(51勝)
前回ムジカのことを適当に書いたら人気薄でローズS2着、その他にも2勝クラス特別勝ち馬などが出て4勝し一気にトップ10入りしました。デアリングタクトがローズS止めたり例のスカイグルーヴだったりで嫌な感じもありましたがマオノジーナスが頑張りました。
ということでムジカが上手くフォローする形になったと、2勝クラスも勝っていましたしどちらかといえばG2セントライト記念リスペクトの方があるかとも思ったのですが。マオノジーナスよりもアリストテレスが頑張りましたかね。一旦落ちる場面はあるかも知れませんがデアリングタクトもいますし2歳戦も好調なので年間トップ10入りも見えて来たでしょう、どちらも入らないという年頭予想でしたがキズナよりは上に行くと見ていたので。このままだとそれが全てハズレる訳ですが。
神戸新聞杯にはメイショウボサツが登録。重賞やリステッドレースで苦戦していますし大幅な成長がないと難しいとは思うのですが先週更新されましたが未勝利をレコード勝ちして、1勝クラス大寒桜賞も勝利した中京コースの神戸新聞杯で阪神だったら全く走らなそうですが、一発あるとすればこの点かと。青葉賞はゲート、前走は逃げ切られただけと敗因はハッキリしていますので、弥生賞は「弱い」と結局ここが問題ですが。
神戸新聞杯はトップ10内種牡馬に勝ち馬が多いので纏めてみますと
1位ディープインパクト 05年1着
2位ロードカナロア 不出走
3位ハーツクライ 04年3着
4位オルフェーヴル 11年1着
5位ルーラーシップ 不出走
6位キングカメハメハ 04年1着
7位ダイワメジャー 不出走
8位キズナ 不出走
9位キンシャサノキセキ 不出走
10位エピファネイア 13年1着
書いてみるとそうでもなかったのですが、出ていれば勝っていてハーツクライもキングカメハメハに負けたものだったり。登録されているヴェルトライゼンデの父ドリームジャーニーは13年勝ち馬。
これはあまり意味がなかったですね。
●11位以下
大体総合記事にある通りですが、ステイゴールド産駒がオールカマーにクレッシェンドラヴ、ステイフーリッシュの2頭登録。先週は久しぶりに勝ち馬も出ましたがもうなんでも勝って行かないと厳しいのでここもワン・ツーがほしくフィエールマンやら昨年2着ミッキースワローがどうこうと言っている状況でもなく。
12年ナカヤマナイト、19年スティッフェリオが勝利している得意レースでスティッフェリオのリタイアなどもあって逆転トップ10入りは非常に厳しく、このような時に勝つのがステゴでもありますので。
ステゴ産駒でスプリンターズSに出走予定だったインディチャンプは脚元に不安あり(ウソ)ということで登録がなくマイルチャンピオンシップに回るとしてもこれでは厳しいでしょうか。どうやっても種牡馬価値がないのでスプリントG1も獲りに来たのか、価値がないのでもう出さないのかわからないというか昨年もガチでやったらアーモンドアイなど全く勝負にもならないほど強いグランアレグリアを登録だけで引っ込めたりと、ノーザンやら社台のスプリンターズS戦略がどうにも読めないんですよね。
とにかくステゴ頑張れということで。
●今回は以上です
以上