Quantcast
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3862

週中競馬記事(2020年9月10日)~今週の2歳戦~

◆中京

●2回中京1日芝1400m 未勝利(牝) 

 

●2回中京1日ダート1400m 未勝利 

 

●2回中京1日芝2000m 未勝利 

 

●2回中京1日芝1600m 新馬(牝)

・ジェラルディーナ(牝 石坂正)

モーリス×ジェンティルドンナ(ディープインパクト)

母ジェンティルドンナは12年G3シンザン記念・G1桜花賞・G1オークス・G2ローズS・G1秋華賞・G1ジャパンカップ、13年G1ジャパンカップ、14年G1ドバイシーマクラシック・G1有馬記念で3歳牝馬3冠を含む国内外G1レース7勝、重賞9勝、通算10勝の歴史的名牝。本馬は3番子。おばドナウブルーは12年G3関屋記念など重賞2勝、12年G1ヴィクトリアマイル2着(1着ホエールキャプチャ)。祖母ドナブリーニは英G1チヴァリーパークS勝ち馬。

ノーザンファーム生産、サンデーレーシング所有。

 

(メモ)

この配合なので走るとは思うのですが半姉モアナアネラも初勝利は3歳5月でいきなりから走って来るかは?牝馬一族なので牝馬に出たのは良いと思います。SSクロス持ちのモーリスがどうかなどは、この組み合わせがとにかく多いので持っているから走る・走らないということでもないと思われます。2歳戦序盤の産駒が全く勝てなかった時期の考えは捨てて現段階ではそれで良いかと、7頭勝ち上がり(8勝)で6頭がSSクロス持ち母父SS系ではなくてもこの血を持っている、飽和状態のようなところもあって本馬も持つ4×3といったところが多く2×3などではないので気にしないで良いかと。そもそもクロスの有無が競走能力に影響するとは全く思わないので。

石坂正厩舎なので2月解散で、ここまでもこれを気にしてはいたのですがだからこそ勝負で阪神ジュベナイルフィリーズは獲ろうという考えもあるようなので最初から勝負ということも、やったらやったで失敗すれば引き継ぐところが大変でしょうけど、息子さんが引き継ぐのかわかりませんけど。

リンク先にもあるように代替の中京開催で大物が出るようなことも多いそうなのですが90年代のものを持ち出されても…しかも現行のコースと全く違いますし番組自体もかなり違うので。出ている馬名見ると相当なものですが。

 

 

・プリペアード(牝 宮)

ディープインパクト×サークリングⅡ(ガリレオ)

母サークリングⅡは愛・米2勝。本馬は2番子で2019年セレクトセール6400万円取引馬。3代母Golden Reefは89年米G2スカイラヴィルS(ダート6f)勝ち馬。

三嶋牧場(浦河)生産、サラブレッドクラブ・ラフィアン所有。

 

(メモ)

ディープインパクト産駒ですがダノンキングリーやメイショウテンゲンで3歳重賞をこのところ勝っている三嶋牧場生産馬でセレクト出身のラフィアン所有馬。三嶋牧場生産馬としては札幌2歳S3着のバスラットレオンが本年の2歳戦でも活躍中。調教で動いているということのラフィアンお抱え厩舎だとは思いますがクラシックとなるとどうでしょうか。相手次第で初戦は有力となりそうですしディープインパクト産駒も8月は新潟で1勝だけ、夏競馬の函館・札幌・小倉では勝ち馬が出なかったという状況ということから、単純に確率的なものでそろそろ勝ち馬が出ても。

 

●2回中京1日芝1400m 新馬 

 

●2回中京2日ダート1800m 未勝利 

 

●2回中京2日芝1600m 未勝利 

 

●2回中京2日ダート1400m 新馬 

 

●2回中京2日芝2000m 新馬 

・ボスコ(牡 奥村武)

ハーツクライ×ミスセレンディピティ(ノットフォーセール)

母ミスセレンディピティは13年亜G1CEディスタフ、14年米G1ゲイムリーS(芝9f)、米G2イエローリボンハンデキャップ(芝8.5f)で重賞3勝、通算亜米通算7勝。本馬は3番子。

ノーザンファーム生産、吉田和美氏所有。

 

(メモ)

北米でも芝G1勝利のあるアルゼンチン血統ということで期待はされているのでしょうが産駒もまだ少なくきょうだいもそれほど走っていないといって良い成績。昨年の2歳戦ではノーザン系繁殖の例年ディープインパクトが付けられていた繁殖にハーツが付けられそれらが当たったのですが、本馬はキングカメハメハを2世代付けていたところにこの年はハーツが付いて次の2世代がキングカメハメハ系のドゥラメンテが付けられているというこのパターンが当たるのか。

母父ノットフォーセールの中央活躍馬としてはダノンファンタジーやサトノフラッグといった重賞勝ち馬が出ているのですがこの2頭はディープインパクト産駒でハーツの間に付けられたのがダノンファンタジーやサトノフラッグといった具合。

ダノンファンタジーの母ライフフォーセールに付けられているのがハーツ・キングカメハメハ・ディープインパクト(ダノンファンタジー)・ハーツクライ・キズナ・ハービンジャー・ハーツクライ。

サトノフラッグの母バラダセールに付けられているのがハーツ・ハーツ・ハーツ・ディープインパクト(サトノフラッグ)・ディープインパクト(現2歳1勝サトノレイナス)・ジャスタウェイ(ハーツ系)・ドゥラメンテ。

このようにハーツで当たらずディープインパクトで当たるといった傾向もあって(サリオスやワーケアのようにディープインパクト間のハーツで当たるパターンもあります)ディープインパクト産駒ではないので当たらないパターンにバッチリ嵌っているのではないかと。あくまでも傾向で本馬が強ければひっくり返せますが吉田ファミリー名義の所有馬でクラブ所属でもなく関東のトップとはいえない厩舎では。

※2回中京2日芝2000m 新馬戦に吉田隼人騎手で出馬確定

 

2019年該当レース(2019年4回阪神2日芝2000m)

1着アルジャンナ

G3東京スポーツ杯2着、G3きさらぎ賞3着、G3毎日杯2着

 

 

◆中山

●4回中山1日ダート1800m 未勝利 

 

●4回中山1日芝1200m 未勝利 

 

●4回中山1日ダート1200m 新馬

 

●4回中山1日芝2000m 新馬 

・マイネルヒッツェ(牡 高木)

ゴールドシップ×マイネイディール(アドマイヤマックス)

母マイネイディールは500万特別勝利の2勝。本馬は3番子。近親に18・19年G2中山記念連覇など中央重賞5勝、19年QE2C、香港Cで香港G1レース2勝のウインブライト。

ビッグレッドファーム(新冠)生産、サラブレッドクラブ・ラフィアン所有

 

(メモ)

世代好調のゴールドシップ産駒というラフィアン所有馬。開幕週の中山ですが週末雨予報も出ているので渋れば買い、この世代のゴールドシップ産駒を道悪ではノーマークにしない方が良いとは思います。

ウインブライトの近親、これは祖母が同じオールフォーゲランでウインブライトはステイゴールド産駒でアドマイヤコジーンが母父のノーザンテースト内包クロスなども良い方に出ていると感じますが本馬はアドマイヤマックスが母父で同じくノーザンテースト4×5のクロス、SS3×3も持ってしまっているのでこれが悪い方に出なければ。クロスの有無が競走能力に影響あるとはほぼ考えないのですが3×3などは強いですし、このような記事で取り上げる際の材料にするという程度で。

 

・ブラウシュバルツ(牡 黒岩)

ブラックタイド×マンドゥラ(デインヒルダンサー)

母マンドゥラは独1勝。本馬は6番子。近親に14年G2マイラーズCなど重賞2勝ワールドエース、19年G1菊花賞の現3勝ワールドプレミア、19年G1ホープフルS2着、20年G2スプリングS2着、G1日本ダービー3着のヴェルトライゼンデ。近親に07年ジャックルマロワ賞などG1レース3勝Manduro。

ノーザンファーム生産、キャロットファーム所有。

 

(メモ)

この系統も走るのですが、走っているのは本馬の祖母Mandellichtから出る本馬の半姉マンデラの方で半兄マンデュロも海外G1勝ち馬など非常に優秀ですがマンデラ、マンデュロと違い本馬の母マンドゥラはここまでイマイチ、馬名が似通っていてわかり難いのですが。本馬の半兄に2最新馬勝ちで現2勝のブーザー(父マンハッタンカフェ)などもいることはいるのですが。父もブラックタイドで悪くはないものの、この世代はここまでもう一つといった成績で。

 

・フレーゲル(牡 星野)

トゥザワールド×ハルトリーゲル(ファスリエフ)

母ハルトリーゲルは地方1勝。本馬は4番子で2019年北海道セプテンバーセール432万円取引馬。近親に07年G3札幌2歳Sのオリエンタルロック。

石田牧場(新冠)生産、内田玄祥氏所有。

 

(メモ)

走るとはあまり思えないのですがトゥザワールド産駒は世代好調で現3勝。阪神芝1400mもあるのですが函館芝1200mや新潟の直線競馬を未勝利戦で勝ったというもので、過去2世代で3歳世代まで見ても芝ではマイル超の勝利はなくスプリント寄りというところに芝2000m戦出走、且つ母父ファスリエフと常識ではまず無理でしょう。同日にダート1200mの新馬があってそちらの方が良いとは思うのですが、こちらでないと出馬頭数の関係で入らないなど何らかの事情もあるのでしょうか。

 

・クロパラントゥ(牡 鹿戸)

キズナ×マーガレットメドウ(ディストーテッドヒューマー)

母マーガレットメドウは未出走。本馬は初子。祖母Malibu prayerは10年米G1ラフィアンハンデキャップなど重賞2勝。

千代田牧場(新ひだか)生産、長谷川祐司氏所有。

 

(メモ)

日本ではあまり見ない血統と思うのですがミスプロ系にキズナ配合の重賞勝ち馬としてはマルターズディオサが該当、ただミスプロ系もかなり細分化しておりマルターズディオサはゴーンウェスト系、本馬はフォーティナイナー系、そもそもキズナ産駒これまでの重賞勝ち馬は母父で特定の系統が走るといったことでもなく系統でプラスになったりマイナスになるようなことはないと思います。要はイマイチ掴めない北米血統の一族で走って納得、走らずとも納得といったところでしょうか。

現2歳世代では新馬戦を圧勝したバニシングポイントのオーナーですがショベルヘッドは走っていないなど戦前の評価が難しいタイプと思われます。

 

●4回中山1日芝1600m 1勝クラスアスター賞 

 

2019年主な出走馬

1着サクセッション

OP(L)ジュニアC1着、G2スプリングS3着

2着ヴェスターヴァルト

G3ファルコンS3着、OP(L)橘S3着

 

●4回中山2日ダート1200m 未勝利 

 

●4回中山2日芝2000m 未勝利 

 

●4回中山2日ダート1800m 新馬 

 

●4回中山2日芝1600m 新馬

・クレールフォルム(牝 武藤)

エピファネイア×メジャーフォルム(ダイワメジャー)

母メジャーフォルムは1000万特別勝利の3勝。本馬は初子。近親に10年G1安田記念など重賞2勝のショウワモダン、07年G3新潟記念のユメノシルシきょうだい。82年NHK杯などの種牡馬アスワン、センリョウヤクシャ、トーセンシャナオー、シャドウスケイプといった重賞勝ち馬が出るリリーオブザナイルの一族。

社台ファーム生産、社台RH所有。 

 

(メモ)

ノーザンのサンデーR・キャロット・シルク馬ではなく社台Fの社台RHで少し古い血統というイメージですが、17年5月まで走っていた馬で現2歳は18年産ですからこの後に種付けするしかなく遅生まれの5月生まれなのでこの点が微妙でしょうか。生まれ月をチェックすることはこれまでほとんどなかったのですが現2歳エピファネイア産駒勝ち上がりの9頭でも5月生まれはなく、秋競馬になったとはいえまだこの時期で他馬との完成度で遅れを取ることにならなければ。

かといってここまで勝ち上がったエピファネイア産駒は1月生まれが多いといったことではなくて3月生まれが多く、2月生まれでも2月26日や2月28日がいたり世代勝ち馬第1号オレンジフィズは4月生まれで(ここまで唯一の世代4月生まれ勝ち馬)あまり気にする必要もないかと。全体の生まれ月別勝ち馬などもチェックしていないのでなんとも言えませんが良い材料ではないでしょう。母も5月生まれで2歳7月福島デビューで3着し3戦目の10月東京の2歳戦で勝ち上がってはいます。

※非当選馬で該当レースに出走なし

 

2019年該当レース

1着シャインガーネット

G3ファルコンS1着


Viewing all articles
Browse latest Browse all 3862

Trending Articles