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週中競馬記事(2020年9月2日)~今週の2歳戦~

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◆札幌

●2回札幌7日ダート1700m 未勝利 

 

●2回札幌7日芝1500m 新馬 

・デルマアシュラ(牡 友道)

ディープインパクト×オンヴェラ(スマートストライク)

母オンヴェラは仏1勝、09年仏G1マルセルブサック賞2着(1着Rosanara)。本馬は6番子で2019年セレクトセール5400万円取引馬。祖母Karmifiraは99年G1仏1000ギニー2着(1着Valentine Waltz)。3代母Karmiskaは87年仏G3ノネット賞勝ち馬。

社台ファーム生産、浅沼廣幸氏所有。

 

(メモ)

デルマの浅沼氏所有馬が関西というイメージはあまりないのですが本馬は友道厩舎所属。セレクト購買馬ですが重賞勝ち馬はこれまで出ていないディープインパクト×スマートストライク配合でノーザンではなく社台F産と牝系はフランスの重賞戦線で活躍している馬で調教では動いているようですが、本年北海道地区で2歳勝ち馬が出ていないディープインパクト産駒が函館から始まった札幌最終週のここで勝てるかとなると。俗っぽい表現では「地雷臭がものすごくある」となるでしょうか。

 

●2回札幌7日芝1800m G3札幌2歳S

 

●2回札幌8日芝2000m 未勝利 

 

●2回札幌8日芝1200m 未勝利 

 

●2回札幌8日芝1200m OPすずらん賞 

 

◆小倉

●2回小倉7日ダート1700m 未勝利 

 

●2回小倉7日芝1800m 未勝利 

 

●2回小倉7日芝1200m 新馬

・ニシノガブリヨリ(牡 橋口)

リーチザクラウン×ニシノプレシャス(ディープスカイ)

母ニシノプレシャスは1勝。本馬は初子。祖母ニシノナースコールは09年G2エンプレス杯勝ち馬、05年G1秋華賞3着(1着エアメサイア)。 

ガーベラパークスタッド(浦河)生産、西山茂行氏所有。

 

(メモ)

本年2歳世代からOPダリア賞勝ち馬ブルーバードを出しているリーチザクラウン産駒。道悪で強いことから馬場が渋ればプラスという程度の見立てで。調教は動いているようですがいきなりから勝てるかはメンバー次第といったところでしょうか。

 

●2回小倉8日芝1200m 未勝利 

 

●2回小倉8日芝1800m 新馬 

・マイネルジャッカル(牡 西園)

トーホウジャッカル×リトルラブソング(マイネルラヴ)

母リトルラブソングは未勝利。本馬は9番子で2019年北海道サマーセール1026万円取引馬。

小野瀬龍馬氏(清水町)生産、サラブレッドクラブ・ラフィアン所有。

 

(メモ)

14年G1菊花賞をレコード勝ちした新種牡馬トーホウジャッカルの産駒。産駒はこれまで中央で4頭出走し全てトーホウ冠名の競走馬でこれまで入着なし。本馬はマイネル勢のラフィアン所有馬でセール出身馬であることからハウス配合的なこれまでの出走馬とは違う面もありそうで、父が見せた長距離戦でのスピードが産駒に伝わっていれば。初年度産駒は9頭が血統登録され確認できる範囲では7頭が中央馬として登録されている。

 

●2回小倉8日芝1200m G3小倉2歳S 

 

 

◆新潟

●3回新潟7日ダート1200m 新馬 

・オリヴィアン(牝 宮田)

ヘニーヒューズ×バラベルサイユ(アグネスデジタル)

母バラベルサイユは1勝。本馬は6番子で。3代母ミヤサンレディの産駒に91年G3ダービー卿チャレンジトロフィー(中山芝1200m)のナイスパーワー。フローリカップ一族。

木村牧場(日高)生産、TURFレーシング所有。

 

(メモ)

本年ここまでヘニーヒューズ産駒は2歳戦で1勝、それが新潟ダート1200mで勝ち馬が出たレースでは産駒ワン・ツーとなっていますが、ここからは出来が良くない世代といえそうで本来は早期活躍型が多いヘニーヒューズ産駒をこの状況で狙うのは?1400m向きというコメも出ていて取りあえず1200mからスタートして距離を伸ばしつつといった向きもあるでしょうか。

 

●3回新潟7日芝1400m 新馬 

・アイアゲート(牝 田中博)

ダイワメジャー×レスペランス(キングカメハメハ)

母レスペランスは未勝利。本馬は2番子。ディープインパクト、ブラックタイドなど活躍馬多数、祖母ウインドインハーヘアのHighclere一族。

ノーザンファーム生産、シルクレーシング所有。

 

(メモ)

ウインドインハーヘア一族でダイワメジャー×キングカメハメハ配合ですが祖母ウインドインハーヘアの産駒はこのところさほど走ってなく今季好調のケイティーズ一族やエアグルーヴを経由するパロクサイド一族ほど走って来るということもなく、トップランクではない関東の厩舎ということでデビュー前からマークするというほどでは。

 

・レーヴモンド(牝 古賀慎)

キングカメハメハ×レーヴディソール(アグネスタキオン)

母レーヴディソールは10年G2デイリー杯2歳S・G1阪神ジュベナイルフィリーズ、11年G3チューリップ賞で重賞3勝、通算4勝。本馬は4番子。おじ・おばに07年G1阪神ジュベナイルフィリーズ2着(1着トールポピー)のレーヴダムール。09年G2青葉賞のアプレザンレーヴ。10年G3きさらぎ賞2着レーヴドリアン(1着ネオヴァンドーム)。10年G1阪神ジュベナイルフィリーズなど重賞3勝レーヴディソール。15年G2青葉賞など重賞2勝レーヴミストラル。祖母レーヴドスカーは00年仏G1サンタラリ賞勝ち馬で同年仏G1ヴェルメイユ賞・オペラ賞・伊G1ジョッキークラブ大賞2着、G1ジャパンカップ7着(1着テイエムオペラオー)。近親に10年G1愛1000ギニーのBethrah。

ノーザンファーム生産、サンデーレーシング所有。

 

(メモ)

母レーヴディソールの半妹レーヴデトワールの産駒、レーヴドゥラプレリが先週の新馬戦9着でこの時も書いたのですがそちらはモーリスが父でSSクロス持ちがどうかとしたのですが初戦は走らず。こちらは父キングカメハメハなので母父はアグネスタキオンでもSSクロスはありませんがSSクロス自体は問題なくモーリスの場合にどうか?というのが初年度産駒で探りたい要素。本馬は父がキングカメハメハになってレーヴミストラルなどがこの一族のキングカメハメハ産駒で走っていますが晩年のキングカメハメハ産駒で牝馬は特に走らなくなっているところに関東のこの厩舎では希み薄でしょう。良血なので走られるのは怖いのですがこの手合いはバッサリ切った方が良く、せめて関西に入らないと無理でしょう。

 

・エターナルピース(牝 和田正)

ディープブリランテ×ピースエンブレム(ウォーエンブレム)

母ピースエンブレムは1000万特別勝利の4勝。本馬は2番子。おばに09年G1秋華賞のブラックエンブレム、その産駒に14年G3札幌2歳Sのブライトエンブレム、19年G2フローラS勝ち馬ウィクトーリアきょうだい。近親に04年G2京都大賞典などG2重賞2勝、06年G1宝塚記念(京都芝2200m、1着ディープインパクト)のナリタセンチュリー。本馬の3代母プリンスデリーデは上記ニシノガブリヨリの4代母で同じ一族となる。

ノーザンファーム生産、キャロットファーム所有。

 

(メモ)

1400mや1800mが合いそうな配合で、おばブラックエンブレムの産駒が走ってはいますが他の産駒はどうでしょうか。なんとなくですが次開催の中山芝1800mの方が合いそうなイメージも。

 

●3回新潟8日芝1600m 未勝利 

 

●3回新潟8日芝2000m 未勝利 

 

●3回新潟8日芝1800m 新馬 

・ダノンヴェロシティ(牡 萩原)

キングカメハメハ×マイグッドネス(ストームキャット)

母マイグッドネスは米1勝。本馬は6番子。半兄に16年G1JBCスプリントなど重賞9勝で本年の新種牡馬ダノンレジェンド(父マッチョウノ)。20年G2中山記念など重賞3勝、19年皐月賞3着・日本ダービー2着、20年大阪杯3着でG1レース3着内3度の現5勝ダノンキングリー(父ディープインパクト)。祖母Caressingは00年BCジュヴェナイルフィリーズなど重賞3勝、その産駒に17年G1トラヴァーズS、18年G1ペガサスワールドカップ2着、ドバイワールドカップ2着などのWest Coast。

三嶋牧場(浦河)生産、ダノックス所有。

 

(メモ)

きょうだいは重賞勝ち馬以外にもダノングッド6勝、ミッキーグッドネス3勝、ミッキーマインド2勝と全て中央で複数回勝利で新馬戦から走る産駒も。ディープインパクトとの配合で走る馬が多いもののダノンレジェンドのように海外供用種牡馬との組み合わせでも走る産駒は出ており、要は何を付けても走るといった感じで、これがキングカメハメハになってどうかというのが1つ勝つまでの評価で、勝ってからどこまで行くかという血統でしょう。

 

・クロンターフ(牡 木村)

ディープインパクト×チェリーコレクト(オラトリオ)

母チェリーコレクトは12年G2伊オークスなど伊重賞2勝、通算8勝、12年伊G1リディアテシオ2着(1着Sortilege)。本馬は4番子。半兄ワーケア(父ハーツクライ)は19年OP(L)アイビーSなど、19年G1ホープフルS3着、20年G2弥生賞ディープインパクト記念など現2勝で同日のG3新潟記念に出走予定。おばに18年愛・ヨークシャーオークスでG1レース2勝、18年凱旋門賞2着(1着Enable)のSea of Class、13年伊G1リディアテシオ賞のCharity Line、14年伊G1リディアテシオ賞のファイナルスコア。

ノーザンファーム生産、サンデーレーシング所有。

 

(メモ)

半兄ワーケア以外にも全姉ダノングレース現4勝、同じく全姉ダイアナブライト現3勝と産駒はこれまで中央で全て勝利し2勝以上。牡牝問わずに走るという配合で1つ上で本年の3歳牡馬戦線で活躍中のワーケアから父がディープインパクトに戻ったような産駒。昨年の2歳戦で大当たりしたハーツクライ産駒がこのようなディープインパクトに付け続けていた繁殖牝馬にハーツに付けたというもので現1歳の牝馬がまたハーツクライ産駒。他にこのパターンで成功したのが昨年のG1朝日杯フューチュリティステークス勝ち馬サリオス(父ハーツクライ)でサリオスの母サロミナも現2歳からディープインパクト・ディープインパクト・ハーツクライという種牡馬が付けられている。この成功パターンの配合できょうだいに失敗例がないことからも走ることは間違いないでしょう。ただし半兄ワーケアもそうであったようにオーナーサイドの使い分けでTRを勝って本番に出ないというのがザラでその典型ともいうべき厩舎に入っているのでG1で勝負というよりは前哨戦などで稼ぐだけに終わるという危惧も。

 

・トーセンニック(牡 田村)

トーセンファントム×トーセンアルニカ(メイショウサムソン)

母トーセンアルニカは1600万特別勝利の5勝、13年エリザベス女王杯4着(1着メイショウマンボ)。本馬は初子。おばに12年G2フィリーズレビューなど重賞4勝アイムユアーズ。4代母ダイナカールのパロクサイド一族。

エスティファーム(日高)生産、島川隆哉氏所有。

 

(メモ)

ダイナカール一族ではあるのですが父がトーセンファントムで母父メイショウサムソンとこの組合わせでクラシック戦線というのは厳しいでしょうか。使いつつ古馬になってローカルでソコソコ走りそうには思いますが。


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