◆札幌
●1回札幌5日ダート1700m 未勝利
●1回札幌5日芝1800m 未勝利
●1回札幌5日芝1200m 新馬
・テーオーメアリー(牝 梅田)
モーリス×リーグルメアリー(アフタヌーンディーライツ)
母リーグルメアリーは米2勝。本馬は8番子。半兄Aisvid(父オフィサー)は15・16年G3アリスタイディズSなど重賞3勝、米通算16勝、テーオーヘリオス(父フサイチペガサス)は18年G3北海道スプリントCで重賞1勝、他OP特別1勝の現6勝、テーオージーニアスは19年G3カペラSなど重賞2着2回の現4勝。祖母リアリーライジングの産駒に03年G1サンタアニタダービーなど重賞3勝Buddy Gill。
ヤナガワ牧場(日高)生産、小笹公也氏所有。
(メモ)
これまでデビューしたきょうだいは海外調教馬も含めて全て勝利している優秀な母で産駒は国内外の重賞制覇もアリ。ただし全てダートでの勝ち馬でこのきょうだいが芝レースに出走すること自体が今回初めて、父がモーリスになって芝に対応するか?どちらかといえばきょうだいは牡馬寄りで上が全て1勝はしているので性別はどちらでも走りそうですが牝馬産駒は1つ上のテーオーポシブルのみ。本馬のように母でSSの血を持たない方がモーリスは良さそうですが、先週まで延べ出走頭数32で勝利回数1なので全てが良くないというのが実情、SS持ちだろうがなんだろうが「走らない」ということも言えるかと。ここは芝の一戦ですがこうなったらダートで一発大物出現があっても、ダート戦は先週まで産駒出走なし。
●1回札幌6日芝1200m 未勝利(牝)
●1回札幌6日芝1800m 新馬
・オーソクレース(牡 久保田)
エピファネイア×マリアライト(ディープインパクト)
母マリアライトは15年エリザベス女王杯、16年宝塚記念でG1レース2勝の通算6勝。本馬は初子。おじに13年ジャパンダートダービー、16年コリアCで国内外G1制覇の重賞6勝クリソライト。15年G2神戸新聞杯で重賞1勝リアファル。19年ジャパンダートダービー・チャンピオンズC、20年帝王賞でG1レース3勝・重賞通算5勝の現7勝クリソベリル。近親にアロンダイト、ダンビュライト、ブラックスピネル、イブキニュースターなど活躍馬多数キャサリーンパーの一族。4代母Regal Exeptionは72年愛オークス勝ち馬。
ノーザンファーム生産、キャロットファーム所有。
(メモ)
この血統ならば関西に入らない時点で評価を下げたいが本馬の場合は母も在籍した関東の厩舎に。そこで母の実績があるとはいえ関東の有力とはいえない厩舎に入った時点でどうかだろう、実際にマリアライト引退の翌年となる17年から重賞ではG3重賞にしか出走がなく3着内なし(出走9回)。走るのは3代母キャサリーンパーや祖母クリソプレーズの産駒でありマリアライト産駒は初子でもあり未知数だが現状で過度の期待はし難いといった評価で。
・トーセンガーリー(牝 土田)
ダイワメジャー×トーセンインディ(アドマイヤコジーン)
母トーセンインディは中央1勝、地方2勝の通算3勝。本馬は4番子。4代母ワジドは仏G2重賞勝ち馬で91年ジャパンカップ6着(1着ゴールデンフェザント)。5代母Dahliaはキングジョージ連覇などG1レース10勝の歴史的名牝。
エスティファーム(日高)生産、島川隆哉氏所有。
(メモ)
遡れば相当な名馬も出てきますがきょうだいも地方で1勝や2勝といった程度で、この馬を積極的に狙うというのは。同日のエルムSで18年1着・19年2着のハイランドピークと同厩で生産者も同じということからそれで使うといった面も?ダート短距離の方が良さそうな血統にも思えますが。
◆新潟
●2回新潟5日芝1600m 未勝利
●2回新潟5日芝1600m 新馬
・コスモスケアヘッド(牡 鹿戸)
ワールドエース×アップルトウショウ(アンバーシャダイ)
母アップルトウショウは98年3歳新馬戦勝利(3戦目)の1勝。本馬は17番子で2019年北海道セプテンバーセール378万円取引馬。半姉に17年G3アルテミスS2着(1着ラッキーライラック)のサヤカチャン(父リーチザクラウン)。近親に91年G3朝日チャレンジカCなど重賞5勝ヌエボトウショウ。
棚川光男氏(新ひだか)生産、ビッグレッドファーム所有。
(メモ)
母の高齢時出産馬で22歳時出産ですかね、このような勝ち馬も今季出ていますし、これで下げて失敗したのですがピンクカメハメハですね。これでいうとキズナなども該当しますし影響がないと見れば押すべきでしょう。サヤカチャンにしても1勝馬ですし大きいところでとはあまり思えませんが。
・コンソレーション(牡 手塚)
モーリス×アイスドール(キャプテンスティーヴ)
母アイスドールは08年OPエニフSなど6勝。本馬は8番子で2019年セレクトセール3132万円取引馬。
おばに18年G3クラスタCのオウケンビリーヴ。トゥザヴィクトリー、トゥザグローリーなど活躍馬が輩出フェアリードールの一族。
ノーザンファーム生産、伊藤純一氏所有。
(メモ)
活躍馬が本当に多い一族で昨年の2歳戦ではクラージュゲリエが京都2歳Sを勝利して近いところではリオンリオンが重賞勝ち馬になっているというおなじみの血統。2019年セレクトではモーリス産駒購買額8位、1歳セッション3位ということでフェアリードール一族であっても父モーリスをどう扱うかで、この血統だけに走らないと困るのでしょうけどSS4×3配合でモーリスに関してはこれが・・・というのを札幌の新馬戦出走馬にて書きましたので、モーリス産駒に関してはもう少し待つべきでしょうか。馬名からしてモーリスの現状を表していますが、とにかく待ちましょう。
・カキエモン(牡 伊藤伸)
モンテロッソ×マリーズケイ(アッミラーレ)
母マリーズケイは500万勝利の2勝。本馬は初子。5代母の産駒に79年G3京成杯3歳S(現・G2京王杯2歳S)、80年4歳牝馬特別(現・G2フィリーズレビュー)で重賞2勝、80年桜花賞3着(1着ハギノトップレディ)のノーザンハマナス。
ミルファーム(浦河)生産。ミルファーム所有。
(メモ)
血統背景などがあまり把握出来ないのですが3代母の産駒に1600万特別勝利で通算7勝のマヤノデンプシーということになると思われます。先週日曜新潟5レース芝1600m新馬戦ハヴァスが1着となったレースに出馬して除外になったということである程度出来ているとは思うのですが。
●2回新潟5日ダート1800m 新馬
・ダノンハーロック(牡 音無)
ルーラーシップ×ブラマンジェ(クロフネ)
母ブラマンジェは未勝利。本馬は3番子で2019年セレクトセール7128万円取引馬(同セール、ルーラーシップ産駒購買額3位、1歳セッション2位)。おばユキチャンは08年G2関東オークスなど重賞3勝。近親に19年G3レパードS勝ち馬の現3勝ハヤヤッコ。近親で同じく白毛のソダシは本年2歳新馬戦で勝利。
ノーザンファーム生産、ダノックス所有。
(メモ)
祖母シラユキヒメからの白毛一族で特徴的な馬体から命名された馬名とのことで話題先行とはいえ、近親に重賞活躍馬などもおり関西のトップランク厩舎に入っていることからは多少期待も。調教仮定のコメも歯切れの良いものではなく使われてどこまで良くなるかという程度でダートで使い出すことからも芝のクラシック向きということでもないのだろう。
●2回新潟5日芝1400m OPダリア賞
●2回新潟6日芝1800m 未勝利
●2回新潟6日芝2000m 新馬
・ランドオブリバティ(牡 鹿戸)
ディープインパクト×ドバウィハイツ(ドバウィ)
母ドバウィハイツは11年ゲイムリーS(芝9f)、イエローリボンS(芝10f、現・ロデオドライブS)で米G1レース2勝、重賞3勝、米英通算5勝。本馬は6番子。半姉に18年G2フィリーズレビュー勝ち馬で現2勝リバティハイツ(父キングカメハメハ)、全兄Satono Japanは英1勝。おじMake Believeは15年仏2000ギニー、フォレ賞でG1レース2勝、産駒に本年のG1仏ダービー勝ち馬Misuriff。
社台ファーム生産、吉田照哉氏所有。
(メモ)
きょうだいから重賞勝ち馬も出て、近親に本年の仏ダービー馬、サウジでフルフラットの2着していた馬ですがそのような馬も出て買い要素は多いとも思えますし、海外で1勝した馬がいるとはいえ父ディープインパクト産駒の牡馬で走ったきょうだいがいるかといえばそうでもなく照哉さん所有の社台F生産ということからクラシックを狙うということでは主力といえないでしょう、厩舎も関東ですし。社台F生産馬自体は昨年から復調の兆しもありますが本馬は?ディープインパクトが良くないと見たのかリバティハイツの重賞勝利を受けてか1つ下の半弟はキングカメハメハ産駒でもありここらで評価を下げても。
・ヴィルヘルム(牡 池江)
エピファネイア×カイゼリン(アドマイヤベガ)
母カイゼリンは3歳500万特別勝利の3勝。本馬は6番子。祖母ブロードアピールは中央・地方で芝ダート重賞6勝。近親に18年G1日本ダービーなど重賞3勝、現5勝のワグネリアン。
ノーザンファーム生産、キャロットファーム所有。
(メモ)
ブロードアピールやワグネリアンを持ち出されてしまうと消しに掛かるスタンスでは厳しくなってしまうのですが、ならば金子真人HD所有馬でないことから評価を下げるべきでしょうか、キャロット所有ですが。池江厩舎も落ちていてクラシックでどうかといった状況。走られたらこの血統だけに仕方ないということで。
・アームストロング(牡 堀井)
ベルシャザール×ユメノハコブネ(クロフネ)
母ユメノハコブネは中央・地方未勝利。本馬は10番子。
浜本幸雄氏(日高)生産、塩田清氏所有。
●2回新潟6日芝1600m 新馬(牝)