1位(1位)キズナ (2040万)(2勝)
2位(4位)マツリダゴッホ(1400万)(2勝)
2位(17位)カレンブラックヒル(1400万)(2勝)
4位(2位)モーリス(1040万)※新種牡馬
5位(3位)ドゥラメンテ(990万)(1勝)※新種牡馬
6位(4位)ダイワメジャー(980万)(1勝)
7位(17位)ゴールドシップ(700万)(1勝)
7位(-)スクワートルスクワート(700万)(1勝)
7位(4位)ディープインパクト(700万)(1勝)
7位(-)フランケル(700万)(1勝)※海外供用 サドラーズウェルズ系
11位(12位)ディスクリートキャット(500万)※新種牡馬
12位(9位)ストロングリターン(460万)
12位(-)ブラックタイド(460万)
14位(-)ネオユニヴァース(390万)
15位(15位)エピファネイア(360万)
16位(-)ヴィクトワールピサ(350万)
17位(-)キングカメハメハ(280万)
17位(17位)トランセンド(280万)
17位(-)メイショウボーラー(280万)
20位(17位)ルーラーシップ(250万)
21位(-)アイルハヴアナザー(180万)
21位(9位)エイシンフラッシュ(180万)
21位(7位)スクリーンヒーロー(180万)
21位(-)トーセンファントム(180万)
21位(9位)ホッコータルマエ(180万)※新種牡馬
21位(17位)ミッキーアイル(180万)※新種牡馬
27位(12位)トゥザワールド(110万)
27位(-)ミュゼスルタン(110万)※新種牡馬
27位(-)リオンディーズ(110万)※新種牡馬
27位(12位)ロードカナロア(110万)
31位(-)アドマイヤムーン(70万)
31位(-)シンボリクリスエス(70万)
31位(15位)パイロ(70万)
31位(-)バゴ(70万)
~先週の勝ち馬~
・リンゴアメ(牝 菊川)
マツリダゴッホ×マイネデセール(マイネルラヴ)
1回函館1日芝1000m 新馬 タイム:57秒6(良)
母マイネデセールは04年OPカンナSなど2勝。本馬は8番子で近親に08・09年G1中山大障害連覇など重賞4勝キングジョイ。3代母メイワキミコは77・78年スプリンターズS連覇など芝・ダートでレコード勝ち3回の快速牝馬。4代母ハワイアンドーンの産駒に80年皐月賞のハワイアンイメージ。
1番人気で出走したレースは最内枠から好スタートも2番枠から侵入してきたイーヴェイに前へ入られ一旦退かされる形に、これで道中3番手となったが前を行った2着クムシラコが4コーナーで膨らんだところの間を突いて抜け出し最後は2着に1馬身3/4差で勝利。序盤のフリで嫌になって止めてしまってもおかしくないところを跳ね返し本年の函館および北海道開催最初の新馬勝ち馬に。クビの高いところはあるがそれだけに短距離向きか、仕上がりの早さもあったのだろうがレースでの不利を苦にせず勝ち切った辺り中枠などで揉まれても大丈夫と見て置きたい。ローテ次第だが順調ならば函館2歳Sの有力候補だろう。
父マツリダゴッホは先週もウインアグライアが10頭立て8番人気の新馬戦で勝利し早くも世代2勝目、こちらは本年の東京競馬場および関東エリア2歳戦最初の勝ち馬。
2019年該当レース主な出走馬
1着ブルーパピヨン
・ヨカヨカ(牝 谷)
スクワートルスクワート×ハニーダンサー(デインヒルダンサー)
3回阪神3日芝1200m 新馬 タイム:1分10秒8(稍重)
母ハニーダンサーは中央・地方未勝利。本馬は9番子で20年ブリーズアップセール1122万円落札馬。
3代母Cocotteの産駒に96年バーデン大賞・BCターフ、97年英・愛チャンピオンS、エクリプスS、ジャパンCでG1レース6勝、96・97年凱旋門賞2着(96年1着エリシオ・97年1着パントルセレブル)のピルサドスキー(Pilsudski)、02年秋華賞・エリザベス女王杯でG1レース2勝、重賞通算3勝のファインモーション。近親に14年中山大障害のレッドキングダム。熊本県産九州産馬。
九州産馬ながら坂路で好時計を出していたこともあり1番人気のモントライゼと一騎打ちムードといった2番人気で出走。8頭立てのレースは特に無理もしなかったのかゲートをあまり出ていかない感じで4番手から直線に向いて人気のモントライゼが抜け出したところを直線捉え最後は相手も差し返すような素振りを見せたがアタマ差で抑え込みデビュー戦を勝利。ゲートが良くないのは気になるが大出遅れをしたわ訳でもなく一般馬相手にいきなりから勝利したのでさほど気にすることもなかろう、阪神の稍重馬場を追われてしぶといところを見せたのが逆にどうかともなるが、これならば九州産馬限定OPひまわり賞なら当然有力、それどころかOPフェニックス賞やG3小倉2歳Sでも有力な1頭となりそうで昨年の該当レースから勝ち馬トリプルエースがG3小倉2歳Sで2着となっている。
スクワートルスクワート産駒本年初勝利。産駒の中央勝利および2歳戦勝利は17年11月福島の2歳未勝利戦カシノクオーレ以来。2019年2歳戦160万獲得、リーディング171位(2頭出走でエクメディノツルギのみが2回入着)。
2019年該当レース主な出走馬
1着トリプルエース
G3小倉2歳S2着
2着レジェーロ
重賞葵S2着
・ノックオンウッド(牡 堀)
フランケル×トゥアーニー(カントリーリール)
3回東京3日芝1400m 新馬 タイム:1分26秒8(不良)
母トゥアーニーは15年仏G3カブール賞(芝1200m)など仏米2勝。本馬は初子で18年セレクトセール5400万円取引馬。近親に02年仏G2ジャンドショードネイ賞など2勝のCalifet。
1番人気で出走したレースは好スタートで外から来た馬に行かせて2番手。道中そのまま流れて逃げたレオテソーロを交わした先頭・2番手が入れ替わっただけの結果となったが、内を空けて外を回るタフな不良馬場をギリギリまで我慢して計ったようにゴール前で2着馬を捉えたというもの。それだけに外枠もプラスとなってレーン騎手の手腕も光ったが、パドックでイレ込み馬っ気を出していたとのことでまだ完全に仕上げてなく馬も子どもで初戦をアッサリ通過するのだから素質馬のデビュー戦としてはこれで良いのだろう。欧州のタフな馬場で勝ち続けた父の血も生きたのだろうが良馬場のスピード比べでも、この厩舎だけに待機して秋に再始動となりそうだがそこまでにどれだけ成長するか楽しみでもある。
フランケル産駒本年中央2歳戦初勝利。初年度産駒中央初出走の16年から5世代連続勝利。2019年2歳戦1270万獲得、リーディング92位(3頭の出走でオーロラフラッシュのみが勝利し昨年度中央2歳戦全ての賞金を獲得)。
2019年該当レース主な出走馬
1着グランチェイサー
・ラヴケリー(牝 高柳大)
カレンブラックヒル×ダームドゥラック(シンボリクリスエス)
1回函館1日芝1200m 新馬(牝) タイム:1分09秒6(良)
母ダームドゥラックは2歳新馬戦勝利、11年OPラベンダー賞など2勝。本馬は4番子で19年北海道サマーセール270万円取引馬。近親に96・97年ジャックルマロワ賞連覇、96年愛2000ギニー、97年ムーランドロンシャン賞・BCマイルでG1レース5勝のスピニングワールド、03年メトロポリタンHなどG1レース3勝、重賞通算5勝のアルデバランⅡ。
1番人気で出走したレースはゲートの出が良くなくというよりは、もう悪いというべきであったがダッシュ良くそこからハナ、そのまま2番手以下との差を広げ3コーナーで3馬身ほどリード、4コーナーでは2番手以下の手が動くのと対象的に持ったっきりとこの時点で勝負あり、そのままリードを保って2着に3馬身差の楽勝。かなり楽にダメージもないまま初戦を勝ったように見え同日芝1000mの新馬勝ち馬リンゴアメ同様にこちらも函館2歳Sの有力候補。芝1200m戦ということやレースぶりからもこちらの方がより有力だろう。
昨年ビアンフェがG3函館2歳Sを勝利したレースぶりが最内枠からこのように出遅れながらハナを切って押し切っており2着タイセイビジョン、3着プリンスリターンという相手にそのパフォーマンスで牡牝の違いもあり、そこまで出世するかは別として記憶に入れて置きたい。昨年該当レースの勝ち馬パフェムリは函館2歳Sで1着ビアンフェ、2着タイセイビジョン、3着プリンスリターンといったその後も重賞勝利および上位で活躍を見せる牡馬の4着に入ってはいるので、ここから出て来る牡馬の素質馬との力関係もジャッジして行きたいところ。
カレンブラックヒル産駒本年初勝利。産駒初出走の19年から2世代連続勝利。2019年2歳戦8849万3000円獲得、リーディング27位。2019年新種牡馬リーディング7位。
2019年該当レース主な出走馬(2019年1回函館3日芝1200m 新馬(牝))
1着パフェムリ
・リメス(牡 松永幹)
カレンブラックヒル×ケイティマイヒメ(コロナドズクエスト)
1回函館4日芝1200m 新馬 タイム:1分10秒2(良)
母ケイティマイヒメは未勝利1勝。本馬は5番子。母から大物は出ていないがきょうだい出走4頭中3頭が中央で勝利、うち2頭は2歳戦勝利と早い時期に強い血統でもある。カレンブラックヒル産駒は前日の牝馬限定芝1200m戦でも勝利しており函館の2歳戦で当週に2勝。
6番人気で出走したレースは好スタートから多少促されるようにしてハナ、内から1頭来たがここで退かずに先手を取り切って最内を取れたのが大きく4コーナーのコーナーワークでリードを広げ最後は2着フォルセティに詰め寄られたがゴール前クビの上げ下げとなってハナ差だけ凌いでデビュー戦を勝利。ゲートが良かったこともあるが行き切ったことが最大の勝因、メンバーが強くなってテンが激化した時にこれでは不安も残るが初戦としては上々の内容で最後は勝負強さも見せた。
2019年該当レース主な出走馬
1着オータムレッド
OPクローバー賞1着
2着ビアンフェ
G3函館2歳S1着、G2京王杯2歳S2着、重賞葵S1着
4着アイオライト
G1全日本2歳優駿2着
・フラーズダルム(牝 松永昌)
キズナ×クーデグレイス(ホワイトマズル)
3回阪神4日芝1600m 新馬 タイム:1分37秒1(稍重)
母クーデグレイスは1000万特別2勝の4勝、09年G2ローズS3着(1着ブロードストリート)、G1秋華賞4着(1着レッドディザイア)。本馬は5番子で半兄ブラックプラチナム(父ステイゴールド)は2歳新馬戦勝利、2勝クラス勝利の現4勝。近親に15年宝塚記念・天皇賞(秋)でG1レース2勝、重賞通算6勝、本年の新種牡馬ラブリーデイ。
4番人気で出走したレースは好スタートから2番手。3~4コーナー中間付近で動き出し4コーナーでは早くも先頭に立ち直線に向くと余裕を持って追い出され、アッサリ抜け出すとソラを使うのを防いだか左ムチを1発だけくれられると後続を突き離して2着に4馬身差の快勝。デビュー戦のレースぶりとしては文句がなく今後の相手関係だけ、レースセンスのある非常に良い馬といった評価で。本馬のきょうだい4頭のうち3頭が中央で勝利し、3歳新馬戦を含め勝ち上がったきょうだいは全てデビュー戦で勝利と新馬戦に強い血統。先週の阪神芝1600m新馬戦に続きここでもキズナ産駒が勝ち上がった。
2019年該当レース主な出走馬
1着ルーチェデラヴィタ
OPコスモス賞1着
・ユーバーレーベン(牝 手塚)
ゴールドシップ×マイネテレジア(ロージズインメイ)
3回東京4日芝1800m 新馬 タイム:1分52秒6(不良)
母マイネテレジアは2歳未勝利1勝。本馬は6番子で半兄に同日のG3エプソムCにも出走した19年G3函館記念2着(1着マイスタイル)の現4勝マイネルファンロン。祖母マイネヌーヴェルは03年G3フラワーC勝ち馬で他にG3重賞2着2回。
最内枠から4番人気で出走したレースはゲートが悪く後方から、不良馬場で内を空けるということもあってかそれでも早目に前へ取り付いて4~5番手辺りで追走。直線に向くと最内から2番人気グアドループが抜け出したが、馬場の三分どころへ持ち出された本馬がグングン迫り最後はゴール前ハナだけ捉えて初勝利。不良馬場でゴールドシップ産駒の良さが出たというところか、昨年の該当レースで勝利したワ-ケアは稍重で1分51秒0が勝ち時計とそれを考えれば、当日の不良馬場ならばマズマズの勝ち時計となるか。
2019年該当レース主な出走馬
1着ワ-ケア
OP(L)アイビーS1着、G1ホープフルS3着、G2弥生賞ディープインパクト記念2着
2着ウインカーネリアン
OP芙蓉S2着、G1皐月賞4着
7着ハーモニーマゼラン
OP(L)ジュニアC2着、OP(L)クロッカスS2着
◆今週の2歳戦
●阪神(新馬2)
●東京(新馬2 未勝利1)
●函館(新馬2)